JPH035438Y2 - - Google Patents

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JPH035438Y2
JPH035438Y2 JP2588585U JP2588585U JPH035438Y2 JP H035438 Y2 JPH035438 Y2 JP H035438Y2 JP 2588585 U JP2588585 U JP 2588585U JP 2588585 U JP2588585 U JP 2588585U JP H035438 Y2 JPH035438 Y2 JP H035438Y2
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upper arm
forearm
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arm
shoulder
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案はロボツト,マニピユレータ等の関節構
造に係り、特に肩部と肘部を駆動する関節構造に
関する。
B 考案の概要 ロボツト,マニピユレータ等において、上腕の
前後振りとねじり及び肘の折曲げの3自由度を駆
動する駆動モータ部を肩より上部に集中配置する
とともに、前記各3自由度の動きの中心となる軸
心を交差させかつ各駆動系は相互に干渉がない構
造とすることにより、 上腕部に関するバランスウエイトを必要としな
いとともに、人間の腕に近い作動形態とし、さら
に構造が簡潔でスムーズな動きを行なわせること
ができるものである。
C 従来の技術と問題点 ロボツト,マニピユレータ等において、肩部自
身の関節を駆動する機構及び肩部からの動力伝達
を受けて駆動する肘部関節の駆動機構は大きく分
けてアクチユエータの集中配置方式とアクチユエ
ータの分散方式とがあるが、いずれにもそれぞれ
問題があつた。
すなわち、アクチユエータ集中配置方式のマニ
ピユレータは肘部や肩部を動かす駆動部を一個所
に配置して、そこから各関節を経由して先端側の
関節を駆動するのであるが、前記肘部と肩部の動
きに3自由度程度の動きを与える場合は駆動系の
干渉を起していた。すなわち、一つの関節軸を駆
動すると機構上他の関節軸も動いてしまうか、又
は一つの関節軸を駆動するには他の関節軸も共調
して動かさなければならず、任意の一関節のみを
他と関係なく駆動することができなかつた。
これに対し、アクチユエータ分散方式は、関節
駆動モータなどを各関節毎にそれぞれ配置する方
式であるが、腕の自重バランスに対してモータ重
量が負荷となるという欠点があり、さらに、機械
的バランスウエイトも大きくなるなど全体の寸
法,自重が大となるという欠点があつた。
その他、肩関節に単に自由度のみを与えるよる
に機械的に作動軸を偏心させて構成することもあ
るが、特に遠隔操縦形のマニピユレータにおいて
は、肩関節における上腕部の軸線に沿つた回動と
前後方向の振りのときにおける支点が別の位置に
あり、力帰環制御など操縦桿の場合には人間が扱
いにくい。つまり、関節の構成は極力人間と同じ
ように作動することが望まれるが、これを肩関節
についてみれば、肘(つまり、腕)の旋回軸と肘
を伸したときの手先の位置が一直線上にあつて、
その軸と直交するような水平軸で肘部を前後に振
るような肩の関節が理想的であり、このような構
成がマニピユレータを扱う人間にとつても操作し
易いのであるが、従来の関節はそのような構造と
なつていなかつた。
本考案はマニピユレータの肩部に駆動部を配設
し、各関節部の動きは他の駆動系と独立していて
干渉せず、また人間の肩部関節に近した構成とす
ることによつて従来の欠点を解決したものであ
る。
D 問題点を解決するための手段 すなわち、本考案に係るマニピユレータ等の関
節構造は基台に固定してあり、上腕の横振り運動
の中心となる固定軸に、肩部枠を揺動自在に支持
するとともに、歯車機構を介して横振り駆動用モ
ータ部により前記中心軸を支点とする横振り運動
を与えられる中心軸を直角に固定し、肩部枠に上
腕をねじり回転自在に支持し、かつ該肩部枠の前
記中心軸を支点とする回転中心より上部に、上腕
の前後振り、上腕のねじり回転モータ部を設け前
腕の折り曲げ駆動用モータ部は上腕の上端に取付
け、その出力軸は上腕内を挿通して肘関節部まで
導き、前記出力軸に設けた傘歯車を介して前腕に
連動させてあり、バランスウエイトは、その回転
中心軸が肩部に設けた歯車と、該上腕ねじり駆動
用のモータ部の出力歯車とを噛合せたことを特徴
とする。
E 作用 上記構成において、前後方向に向けて水平に配
設した固定軸を支軸として上腕は肩部枠と一体に
揺動して左右に振られ、また固定軸と直角に設け
られ中心軸を支軸として上腕は肩部枠と一体に揺
動して前後に振られ、そして、上腕の左右,前後
振りの時、該腕部は肩部枠に設けたモータ部の自
重及びバランスウエイトとの関係で平衡を保つて
振られ、また上腕の左右の振りと、前後の振り
と、腕部の旋回の中心軸が直交していて共通の回
動中心を持つており、さらに肘関節を中心に前腕
を折曲げるときもバランスウエイトが連動して動
き、前腕はバランスされて動作する。
F 実施例 本考案を第1図〜第3図に示す実施例にもとづ
いて説明する。
第1図に示すマニピユレータにおいて、6は上
腕、7は前腕である。これら各腕とその関節の駆
動機構は基台1を中心としてその左右側に対称的
に、あたかも人間の両腕の配置と相似の関係に設
けられている。図ではその片側を切断してその機
構を示すので、以下ではこの切断された部分につ
いて説明する。
本実施例に係るマニピユレータの腕は4つの自
由度を有する。すなわち、第1図に示す固定軸2
2を中心とする上腕6の左右A−A′方向の横振
りと、中心軸24を中心とする上腕6の前後方向
B−B′の振りと、肘部回動軸72を中心とする
前腕7のC−C′方向の動きと、上腕6と前腕7の
それぞれの軸線を中心とするD−D′方向の旋回
である。前記A−A′方向と、B−B′方向と、C
−C′方向の4つの動きを行なわせる手段としてそ
れぞれモータ及び減速機などから構成される駆動
部2,3,4,5が基台1と肩部枠9にそれぞれ
配置され、さらにバランスウエイト8が肩部枠9
の側方に配設される。
以下順に各部の構造と動きを説明する。駆動部
2は上腕6にA−A′方向の動きを行なわせるた
めのものであり、基台1上に取付けてある。駆動
部2の出力軸に固着した傘歯車21が、前後方向
に水平に設けた固定軸22に取付けた傘歯車23
と噛合している。前記固定軸22には水平横方向
に設けた中心軸24の先端が固着してある。中心
軸24は、軸受26,26を介して肩部枠9に取
付けられる。したがつて、駆動部2の出力は、傘
歯車21を駆動し、第1図では紙面と垂直に立つ
ている固定軸22に設けられた傘歯車23を駆動
することによつて、固定軸22に固定した中心軸
24,この中心軸24に支持する肩部枠9と、こ
の肩部枠9に支持される駆動部3,4,5と、上
腕6、前腕7とを、前記固定軸22を中心に回動
し、腕部をA−A′方向に横振り動作させること
ができる。
つぎに、駆動部3は上腕5にB−B′方向の動
き、つまり前後方向の振り動作を行なわせるため
のものであり、肩部枠9上に取付けてある。駆動
部3の出力軸に固着した傘歯車31は前記中心軸
24に取付けた傘歯車25と噛合している。した
がつて、駆動部3の出力は、傘車31を駆動し、
傘歯車31は傘歯車25の周囲を周回し、肩部枠
9も中心軸24を中心に回動する。この結果、上
腕6は前後方向(第2図B−B′方向)に振れる。
駆動部4も肩部枠9上部に固定されていて、そ
の出力歯車41は、上腕6の腕枠に取付けた歯車
51と噛合している。したがつて、駆動部4の出
力は、歯車41を介して上腕6をその軸線に沿つ
てD−D′方向に回動させる。これによつて、前
腕7が真直ぐな状態で、または上腕6に対し所定
の角度曲つた状態で肘を旋回することができる。
なお、この上腕6の回動は上部軸受52,53に
より受けられている。つまり、この軸受52,5
3は、歯車51と駆動部5とを肩部枠9に対して
一体に設けているものである。
駆動部5は歯車51の上側において上腕6の腕
枠と一体に設けられているが、その出力軸54は
歯車51の中央穴を貫通しているだけで、該歯車
51と上腕6に対してはフリーである。この出力
軸54は、上腕6の中空部を貫通し、先端に設け
た傘歯車55が、肘部回動軸72に設けた傘歯車
71と噛合つている。したがつて、駆動部5の出
力は、出力軸54、傘歯車55,71を介して肘
部回動軸72を中心に前腕7を第2図C−C′方向
に振り動かす。
つぎに、前腕7を第2図のように振り上げると、
腕の自重によつてC′方向に下げるモーメントが発
生するが、力制御されたマニピユレータでは、自
重力はバランスさせておくことが望ましい。その
ために、駆動部5の出力軸54に傘歯車56が固
定されており、この傘歯車56には肘部回動軸7
2と平行に設けた軸82に固定してある傘歯車8
1が噛合している。軸82は上腕6から側方に突
出した軸受枠84に軸受61を介して支持されて
おり、かつ軸82の端部にはウエイト棒83が設
けてあつて、このウエイト棒83が取付けられて
いる。
これによつてバランスウエイト8のウエイト棒
83の作動角は常に前腕7と第2図に示すように
平行状態を保つて動くため、前腕7の姿勢如何に
かかわらず、前腕の自重分については、常にバラ
ンスウエイト8で平衡される。第3図は上腕6は
垂直なままで約45゜E方向にねじつた場合を示す
が、当然ながらこのような作動を組合せて前腕7
を作動させてもバランスウエイト8の効果は適切
な状態に保たれる。
また、上腕6に関する自重分の平衡は、中心軸
24の回りについての平衡をとることであり、駆
動部3,4,5及び肩部枠9の重量によつてほと
んどが平衡するように計画,配置することができ
る。
さらに、腕を1図A−A′方向に振る場合の平
衡についても、その回動中心となる固定軸22が
腕の前後振りの中心軸24の中心線上にあつて、
上腕6と前腕7の自重分と、反対側にある駆動部
3やその他、肩部枠9、歯車31,25などが衡
り合う位置にあり、他にわずかの調整を肩部枠の
一端部91に追加することで平衡しやすい配置構
造となつていることは第1図に示すとおりであ
る。さらに、前述のように腕部のA−A′方向の
振りの中心となる固定軸22を中心軸24の中心
線上に置いてあるだけでなく、その延長上にバラ
ンスウエイトの支軸82と肘関節駆動用の出力軸
54の中心線の交点もある。
上記の構成によつて、肩と肘関節は全く人間と
同等の作動自由度を構成し、かつ各作動形態も人
間の腕の振りと極力似たものとすることができ
る。すなわち、 腕の横振り 図中A−A′方向 腕の前後振り 図中B−B′方向 肘の旋回(上腕のねじり) 図中D−D′方向 肘の曲げ 図中C−C′方向 の4自由度である。なお、厳密には固定軸22の
中心が出力軸54の中心線と交差していないが、
そのずれは極めて僅かであつて、したがつて指先
のそのためのずれもわずかである。したがつて、
本実施例において、4自由度にあつて、いずれの
動きもその中心線が交差し、これは人間の肩部に
おける動きと非常に近い配置である。すなわち、
人間の腕は、肩部を中心に前後に動かし、または
腕を回わすときのいずれにあつても、その可動支
点が1個所であり、これが理想的なであるが、ロ
ボツト,マニピユレータにおいては、このような
複数の動きの支点を1個所にするのはむずかしか
つたのであるが、本実施例では最大限その条件に
近づけている。
G 考案の効果 本考案に係るマニピユレータの肩及び肘の関節
構造によるとその駆動部を、作業に支障がなく特
に操縦形マニピユレータに最適の肩部に集中した
方式にできるとともに、両腕部を対称的に配設す
るときは、人間と近い作動形態が可能となる。
また、上腕の左右,前後振りと,肘部の旋回と
曲げの合計4自由度が人の作動形態と同じため、
マニピユレータの操縦が直感的に、自然に、特に
制約のない作動が自由にでき、作業性が極めて良
いマニピユレータである。駆動部の重量を腕自身
のバランスウエイトと兼用できるので軽量化が可
能となる。さらに前腕用のバランスウエイトは、
上腕をねじり操作しても影響を受けず(平衡がく
るわない)、しかも作業に支障の少ない肩部に設
けられている。
さらに、腕部の4自由度の駆動には全く干渉が
なく、それぞれの駆動制御が容易であるため、円
滑な作動を各自由度共独立した簡潔な制御で容易
にしかも低いコストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るマニピユレータの一部切
断して示す正面図、第2図は第1図右側面図、第
3図は第1図イ矢視図である。 1…基台、2,3,4,5…モータ駆動部、6
…上腕、7…前腕、8…バランスウエイト、22
…固定軸、24…中心軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台に固定してあり上腕の横振り運動の中心と
    なる固定軸に、肩部枠を揺動自在に支持するとと
    もに、歯車機構を介して横振り駆動用モータ部に
    より前記固定軸を支点とする横振り運動を与えら
    れる中心軸を直角に固定し、肩部枠に上腕をねじ
    り回転自在に支持し、かつ該肩部枠の前記中心軸
    を支点とする回転中心より上部に上腕の前後振
    り、上腕のねじり回転用モータ部を設け前腕の折
    曲げ駆動用モータ部は上腕の上端に取り付け、そ
    の出力軸は上腕内を挿通して肘関節部まで導き、
    前記出力軸に設けた傘歯車を介して前腕に連動さ
    せてあり、バランスウエイトは、その回転中心軸
    が、肩部枠の中心軸と同一線上にあるとともに、
    前腕折曲げ駆動用出力軸と連動させて設け、かつ
    配置位置は、肩部枠の中心軸より上部とし、上腕
    の外周に設けた歯車と、該上腕ねじり駆動用のモ
    ータ部の出力歯車とを噛合せたことを特徴とする
    マニピユレータ等の関節構造。
JP2588585U 1985-02-25 1985-02-25 Expired JPH035438Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2588585U JPH035438Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25
US06/832,270 US4717303A (en) 1985-02-25 1986-02-21 Joint mechanism for manipulators
EP86102353A EP0193149B1 (en) 1985-02-25 1986-02-24 Joint mechanism for manipulators
DE8686102353T DE3666925D1 (en) 1985-02-25 1986-02-24 Joint mechanism for manipulators

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JPS61141089U JPS61141089U (ja) 1986-09-01
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062770Y2 (ja) * 1988-05-30 1994-01-26 トリニティ工業株式会社 自動塗装装置
FR3139021A1 (fr) * 2022-08-31 2024-03-01 E-Cobot Robot mobile comprenant un bras de manipulation et des moyens de reprise d’effort du poids supporté par ledit bras, et bras de manipulation correspondant

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JPS61141089U (ja) 1986-09-01

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