JPH06348848A - 画像信号の動き検出装置 - Google Patents

画像信号の動き検出装置

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JPH06348848A
JPH06348848A JP5137282A JP13728293A JPH06348848A JP H06348848 A JPH06348848 A JP H06348848A JP 5137282 A JP5137282 A JP 5137282A JP 13728293 A JP13728293 A JP 13728293A JP H06348848 A JPH06348848 A JP H06348848A
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JP
Japan
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signal
block
motion
circuit
detection
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JP5137282A
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Yoichi Hirose
洋一 広瀬
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出漏れのない正確な動き検出を可能にした
動き検出装置を提供する。 【構成】 動き検出回路1は両画面の差分信号を基にし
た差分動き信号を生成する。ブロック存在検出回路2は
検出の対象画素を含むブロックと同一のブロックの、現
画面と同位置を除く前画面の任意位置での存在を検出
し、ブロック存在信号を生成する。動き信号修正回路3
は、差分動き信号入力が”静止”でブロック存在信号入
力が”存在する”の組合せの時のみ差分動き信号を”動
き”に修正出力し、他の入力組合せの時は、差分動き信
号と同じ信号を出力する。これにより、動き検出漏れの
発生を防止でき、正確な動き検出が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル化した画像
信号にて、動き適応型信号処理回路を制御するための動
き検出信号を、画面間の差分信号と検出対象画素を含む
水平画素・垂直y画素ブロックと同じブロックの前画面
での存在検出信号で修正することにより生成する、画像
信号の動き検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、画像信号から画像の動きを検
出し、この検出された動き信号の制御により動き画像と
静止画像で信号処理を切替える動き適応処理を行なうこ
とにより、画質を向上させることができる。主な動き適
応処理には、動き適応YC分離と動き適応走査線補間が
あり、両者共、画質改善に効果がある。
【0003】ここで、動き適応YC分離とは、画像の動
きが小さい場合はY信号をフレーム間の和をとることで
分離し、C信号をフレーム間の差をとり分離を行なうこ
とで完全にYとC成分を分離して、クロスカラーやクロ
スルミナンス等の成分を取り除くことができる処理であ
る。また、画像の動きの大きい場合はフィールド内処理
でYC分離を行なう適応処理をしている。
【0004】動き適応走査線補間とは、画像の動きの小
さい場合はフィールド間で補間を行ない、画像の動きの
大きい場合はフィールド内で補間を行う処理のことであ
る。
【0005】このような信号処理を行うための動き信号
を検出する有効な手段として、現画面と前画面の差分信
号を基に検出する技術があった。しかし、差分信号を基
にした画像の動き検出では、検出漏れが生じる。
【0006】図5は、差分信号を基にした動き検出の説
明図であり、一部に横縞模様aを有する車bが静止して
いる背景の前面を左方向に移動しているもので、図5
(A)は前画面を示し、図5(B)は現画面を示し、図
5(C)は前画面と現画面の差分信号を基に動き検出の
結果を示している。
【0007】図5(C)において、斜線を施した部分は
差分信号を基にした動き検出により動きと判断された領
域であり、この動き判定領域内の白地部分cは静止と判
断された領域である。この例で示されるように、この差
分信号を基にした動き検出では、図5(C)に示すよう
に、本来、動きと判定されるべき車の一部が静止と判定
される、いわゆる動き検出漏れ領域が発生する。
【0008】そこで、この動き検出漏れを防ぐ動き検出
回路が提案されてきた。従来の検出漏れを防止した動き
検出の技術としては、特開平3−216088号公報に
開示されているように、画像信号より物体領域を抽出
し、この物体領域単位で動き信号をそれぞれ生成する回
路を備える構成の動き検出回路が知られている。以下、
図6を参照して説明する。
【0009】図6において、11は画像パターン抽出回
路であり、画像信号より水平パターン信号と垂直パター
ン信号を生成する。12は物体領域検出回路であり、水
平垂直パターンから物体領域信号が生成される。マッチ
ング回路7には、現画面の物体領域信号と1画面遅延回
路4で1画面遅延された前画面の物体領域信号が入力さ
れ、パターンマッチング処理を行ない動き速度信号を生
成する。そして、マッチング回路7が内蔵する動き情報
発生回路13(図8参照)により、動き速度信号より各
物体毎に動き信号を生成する。
【0010】図7は、図6に示す画像パターン抽出回路
11の内部構成図である。このような構成の画像パター
ン抽出回路11では、1ライン遅延回路14を1画素遅
延回路15により、それぞれ1ライン、1画素遅延させ
た画像信号を生成し、減算回路6a、6bで現画像信号
とこれら遅延させた画像信号との差分信号を生成し、閥
値比較回路5a、5bでk個の閥値と比較することによ
りk+1段階で信号を生成して垂直パターン信号と水平
パターン信号を抽出する、いわゆるエッジ検出処理を行
なう。
【0011】図8は、図6に示す物体領域検出回路12
の内部構成図である。このような構成の物体領域検出回
路12では、垂直パターンと水平パターンからエッジと
エッジの間を1つの物体とみなす物体領域信号を生成す
る。入力される垂直パターン信号と水平パターン信号に
は、画像の輪郭成分の他にノイズ成分も含まれている。
そこで、平滑化回路16a、16bによりフィルタリン
グ処理を行ないノイズ成分を除去し、このそれぞれの信
号を入力した領域検出回路17a、17bでは、垂直方
向のエッジとエッジの間を示す物体領域信号と水平方向
のエッジとエッジの間を示す物体領域信号を生成し、こ
の2つの信号の和の演算をOR回路10で行なうことに
より物体領域信号を生成する。
【0012】図9は、図6に示すマッチング回路7の内
部構成を示すブロック図である。このような構成のマッ
チング回路7に対する入力は、図6に示す物体領域検出
回路12の出力信号である現画面の物体領域信号と、そ
の現画面の物体領域信号を1画面遅延回路4により1画
面遅延された前画面の物体領域信号である。前画面の物
体領域信号はブロック信号発生回路82に入力される。
物体領域発生回路82では、前画面を水平x画素・垂直
y画素のブロックでN個に分割し、N個の前画面の各ブ
ロック内の物体領域信号、すなわちN個の水平x画素・
垂直y画素の物体領域信号を出力する。ブロック信号発
生回路81は、現画面の物体領域信号が入力され、現画
面を水平x画素・垂直y画素のブロックでN個に分割
し、そのN個のブロックのうちで動き検出対象画素が含
まれる1個のブロックのブロック内の物体領域信号、す
なわち水平x画素・垂直y画素の物体領域信号を出力す
る。
【0013】ブロック一致判定回路9は、水平x画素・
垂直y画素の分割ブロック数に相当するN個有し、この
各ブロック一致判定回路9には、ブロック信号発生回路
81および82から出力される2つの物体領域信号が入
力される。すなわち、この入力のうち1つは、各ブロッ
ク一致判定回路9に対し共通に入力される、現画面の動
き検出対象画素を含む1個のブロック内の物体領域信号
であり、もう1つは、各ブロック一致判定回路9に対
し、前画面のN個あるブロック内の物体領域信号の中の
1つが別々に入力されるところの物体領域信号である。
【0014】各ブロック一致判定回路9では、入力され
た前画面のブロック内物体領域信号と、現画面のブロッ
ク内物体領域信号との一致を検出しブロック一致判定信
号を出力する。これらの各ブロック一致判定信号は、動
き信号発生回路13に入力され、現画面のブロック内物
体領域信号が前画面のどのブロック内物体領域信号と一
致したのか判定し、現画面のブロックの画面中の位置と
一致した前画面のブロックの画面中の位置から設定され
た段階の動き信号を生成する。
【0015】以上のように、上記動き検出洩れを防ぐ従
来技術では、図5(C)に示すような画面間の差分信号
を基にした動き検出では動き検出漏れとなる領域も、物
体領域毎に動き検出を行なうことにより、動きと判定す
ることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記検
出漏れを防ぐ従来技術では、物体領域の検出を行なうの
に画像パターンの抽出、つまりエッジ検出を行なってい
るので、物体領域のエッジの変化がゆるやかな画像では
物体領域の検出ができず、依然として動き検出漏れ領域
が発生するという問題があった。
【0017】本発明の目的は、上記従来技術では動き検
出漏れとなってしまう画像に対しても、検出漏れとなら
ない正確な動き検出を行なうことができる画像信号の動
き検出回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、画面間の差分信号を基にした差分
動き検出により差分動き信号を生成する差分動き検出回
路と、動き検出の対象画素の周辺水平x画素・垂直y画
素のブロックと一致する水平x画素・垂直y画素のブロ
ックが、現画面と同位置を除く前画面の任意位置での存
在を検出しブロック存在信号を生成するブロック存在検
出回路と、差分動き信号をブロック存在信号により修正
する差分動き信号修正回路を備え、差分動き信号が”静
止”でブロック存在信号が”存在する”である時のみ差
分動き信号を”動き”に修正して真の動き信号として出
力し、その他の差分動き信号入力とブロック存在信号入
力の組合わせのときは差分動き信号入力と同じ信号を真
の動き信号として出力するようにしたものである。
【0019】
【作用】本発明は、上記の構成により、差分動き検出回
路では、現画面の画像信号と前画面の画像信号との差分
を基に差分動き信号を生成し、ブロック存在検出回路で
は、現画面の画像信号と前画面の画像信号の入力より現
画面の動き検出の対象画素を含む水平x画素・垂直y画
素のブロックと一致するブロックが現画面と同位置を除
く前画面の任意位置での存在を検出してブロック存在信
号を生成する。差分動き信号修正回路では、検出対象画
素の差分動き検出が”静止”であっても検出対象画素を
含むブロックと一致するブロックが前画面に”存在”し
たならば、検出対象画素を”動き”と判定し出力する。
これにより、エッジのゆるやかな画像に対しても動き検
出洩れとならない正確な動き検出が可能になる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0021】図1は、本発明による画像信号の動き検出
装置の一実施例を示す構成図である。
【0022】本実施例における動き検出装置は、画面間
の各画素の差分信号から差分動き信号を生成する差分動
き検出回路1と、現画面内の動き検出対象画素を含む水
平x画素・垂直y画素のブロックと一致する水平x画素
・垂直y画素のブロックが、現画面中の場所を除く前画
面中の任意の場所に存在するのを検出してブロック存在
信号を生成するブロック存在検出回路2と、差分動き信
号をブロック存在信号により修正し真の動き信号を出力
する差分動き信号修正回路3を備える。
【0023】前記差分動き検出回路1は、1画面遅延回
路4、減算器6および閥値比較回路5とから構成され、
また、前記ブロック存在検出回路2は、1画面遅延回路
4とマッチング回路7とから構成される。
【0024】上記の構成において、差分動き検出回路1
では、入力される現画面の画像信号を1画面遅延回路4
で遅延した前画面の画像信号と入力された現画面の画像
信号との差分信号を減算回路6で生成し、閥値比較回路
5でその差分信号とk個の閥値を比較することによりk
+1段階の差分動き信号を生成する。
【0025】ブロック存在検出回路2では、入力される
現画面の画像信号から1画面遅延回路4で遅延した前画
面の画像信号を生成し、この前画面の画像信号と、入力
された現画面の画像信号との2信号をマッチング回路7
に入力してブロック存在信号を生成する。
【0026】図2は、前記マッチング回路7の内部構成
を詳細に表わしたブロック存在検出回路2のブロック図
である。
【0027】この図2に示すマッチング回路7は、従来
と同様なブロック信号発生回路81、82、複数のブロ
ック一致判定回路9およびOR回路10を備えるが、従
来のマッチング回路と異なる第1の特徴とする点は、ブ
ロック一致判定回路9を従来方式より1個少ないN−1
個で済む構成にしたところにある。ブロック一致判定回
路9を1個削減できたのは、ブロック信号発生回路82
で現画面の検出対象画素を含むブロックと同位置のブロ
ックの信号を出力しないためである。
【0028】従って、このように構成されたマッチング
回路7において、マッチング回路7には、現画面の画像
信号と、その現画面の画像信号を1画面遅延回路4で1
画面遅延した前画面の画像信号が入力される。前画面の
画像信号は、ブロック信号発生回路82に入力されて前
画面を、水平x画素・垂直y画素のブロックでN個に分
割される。ブロック信号発生回路82では、N個に分割
したブロックのうちで現画面での検出対象画素を含むブ
ロックと同じ位置のブロックを除くN−1個の各ブロッ
ク内画像信号をブロック信号として出力する。
【0029】図3(A)にブロック信号発生回路82で
出力するN−1個のブロック内画像信号を示す。すなわ
ち、ブロック信号発生回路82では、入力された前画面
を水平x画素・垂直y画素のブロックにN分割し、その
ブロック内のx*y個の画素の画像信号を1ブロック信
号として、現画面の検出対象画素を含むブロックと同じ
位置のブロックを除くN−1個のブロック信号を出力す
る。
【0030】一方、現画面の画像信号は、ブロック信号
発生回路81に入力される。ブロック信号発生回路81
では図3(A)に示すように現画面を水平x画素・垂直
y画素のブロックでN分割して、そのN個のブロックの
うちで1個の検出対象画素が含まれるブロックのブロッ
ク信号を出力する。
【0031】ブロック一致判定回路9はN−1個あり、
全てのブロック一致判定回路9の入力は2信号である。
1つは現画面の1個のブロック信号であり、もう一つ
は、前画面のN−1個のブロックのうち1個のブロック
信号である。N−1個の各ブロック一致判定回路9に入
力される前画面ブロック信号は、各ブロック一致判定回
路9毎に別々のものである。
【0032】各ブロック一致判定回路9では、入力され
た前画面のブロック信号と現画面ブロック信号で各画素
毎に差分をとり、その各差分の総和と閥値を比較するこ
とにより、ブロックの一致を検出しブロック一致判定信
号を出力する。OR10回路では、これらN−1個の各
ブロック一致判定信号が入力され、OR演算を行ないブ
ロック存在信号を生成する。
【0033】次に、本実施例におけるマッチング回路7
の第2の特徴部分について説明する。
【0034】この実施例において、マッチング回路7の
主要構成部は図2と同じであるが、上記第1の特徴部分
の異なる点は、出力する信号のブロック位置を数画素づ
つずらしてN個のブロック信号を数回出力し、ブロック
存在検出精度を向上させることにある。ここで、2回目
以降の出力は、現画面の検出対象画素を含むブロックと
同じ位置にあるブロックは存在しないので、N個の出力
となる。
【0035】以下、詳しく動作を説明する。まず1回目
の出力では、上記実施例と同等なN−1個のブロック信
号を出力する。2回目の出力では、1回目出力ブロック
位置から水平α画素・垂直β画素ずらした水平x画素・
垂直y画素ブロックのブロック信号をンN個出力する。
ここで、αはx未満、βはy未満とする。3回目の出力
も同様に、2回目出力ブロック位置から水平α画素・垂
直β画素ずらした水平x画素・垂直y画素ブロックをN
個出力する。この動作を総水平ずらし量がx未満、総垂
直ずらし量がy未満の間繰り返す。なお、この実施例の
場合、上記実施例より処理速度は繰り返す分だけ遅れる
が、ブロック存在検出精度は向上する。
【0036】次に、本実施例におけるマッチング回路7
の第3の特徴部分につて説明する。上記第1の特徴を有
するマッチング回路の実施例では、現画面の画像信号を
入力するブロック信号発生回路81の出力が、あらかじ
め現画面をN個のブロックに分割し、そのN個のブロッ
クの中から検出対象画素を含むブロックの画像信号を出
力した。つまり、検出対称画素がブロックの端にありブ
ロック内の大部分の画素が検出対象画素との相関が低い
場合にも、そのブロックを用いブロック存在検出を行な
い、その結果に基づき対象画素の差分動き信号を修正を
行なっており、誤って修正される可能性がある。そこ
で、第3の特徴を発揮させるための実施例では、最初に
画面をN分割してブロックを決めておくのではなく、対
象画素を中心とするブロックをその都度作成し出力する
ものである。図3(B)は、この実施例における現画像
のブロック信号発生回路81によるブロック信号生成の
説明図である。以下、その詳細について説明する。
【0037】上記第1の特徴を有するマッチング回路7
では、図3(B)に示すように常に検出対象画素が中心
になるブロックを作成し、そのブロック信号を出力す
る。この実施例により、ブロック内の画素の対象画素と
の相関が高く、よりブロック存在検出にふさわしいブロ
ック信号が生成され、よって精度の高いブロック存在信
号が生成できる。
【0038】次に図1に示した差分動き信号修正回路3
の動作原理のついて、図4を参照して説明する。
【0039】差分動き修正回路3は、差分動き信号とブ
ロック存在信号が入力され、ブロック存在信号により差
分動き信号を修正して真の動き信号が出力するものであ
る。
【0040】以下修正方法を詳しく述べる。まず、差分
動き信号の入力が”動き”でブロック存在信号の入力
が”存在する”の場合は、両信号とも検出対象画素が動
いていることを意味するので、”動き”の信号を出力す
る。次に差分動き信号が”動き”でブロック存在信号入
力が”存在しない”の場合は、ブロック存在信号は検出
対象画素が静止を意味するが、差分動き検出回路1です
でにノイズ等の影響による誤検出は閥値と比較すること
により除去してあるものとしてブロック存在検出の検出
ミスと判断し、”動き”信号を出力する。
【0041】次に差分信号の入力が”静止”判定でブロ
ック存在信号の入力が”存在する”の場合は、検出対象
画素の動き判定を”動き”とみなす。つまりこの場合
は、差分動き検出では検出漏れで差分動き信号は誤り判
定とみなし、修正後の動き信号を差分動き信号と違う”
動き”と修正して出力する。
【0042】最後に差分動き信号が”静止”でブロック
存在信号が”存在しない”の場合は、両信号とも検出対
象画素が静止を示すので、”静止”信号を出力する。
【0043】すなわち、図1の差分動き信号修正回路3
は、差分動き信号が”静止”でブロック存在信号入力
が”存在する”場合のみ差分動き信号を修正し出力する
が、他の差分動き信号入力とブロック存在入力の組み合
わせの場合には差分動き信号と同じ信号を出力する。
【0044】このように、上記実施例によれば、画面間
の差分信号を基にした差分動き検出信号を動き検出対象
画素を含む水平x画素・垂直y画素のブロックと同一の
ブロックの、現画面と同位置を除く前画面の任意位置で
の存在の検出結果で修正することで動き検出漏れの防止
ができる。
【0045】また、この実施例では、エッジ検出を基に
した処理は行わないため、物体領域のエッジ変化の緩急
に関係なく動き検出漏れを防ぐことが出来る。
【0046】
【発明の効果】本発明は、上記実施例より明らかなよう
に、両画面の差分信号を基にした動き検出により、差分
動き信号を生成し、動き検出対象画素の周辺水平x画素
・垂直y画素のブロックと一致する水平x画素・垂直y
画素のブロックの、現画面と同じ位置を除く前画面の任
意位置での存在の検出を行なうことによりブロック存在
信号を生成し、通常は差分信号と同じ信号を動き信号と
して出力しているが、差分動き信号が”静止”で、ブロ
ック存在信号が”存在する”の時は、差分動き信号と違
う”動き”と修正した動き信号を出力する構成にしたの
で、従来技術では検出漏れとなった物体領域のエッジ変
化のゆるやかな画像でも検出漏れをなくした精度の高い
動き検出を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像信号の動き検出装置の一実施
例を示すブロック図
【図2】本実施例のブロック存在検出回路におけるマッ
チング回路の内部構成を示すブロック図
【図3】本実施例におけるマッチング回路のブロック信
号の生成状態を示す説明図
【図4】本実施例における差分動き信号修正回路の動作
原理を説明するための説明図
【図5】差分信号を基にした動き検出のための説明図
【図6】従来の検出漏れを防止した動き検出回路のブロ
ック図
【図7】従来における画像パターン抽出回路のブロック
【図8】従来における物体領域検出回路のブロック図
【図9】従来におけるマッチング回路のブロック図
【符号の説明】
1 差分動き検出回路 2 ブロック存在検出回路 3 差分動き信号修正回路 4 1画面遅延回路 5 閥値比較回路 6 減算回路 7 マッチング回路 81、82、 ブロック信号発生回路 9 ブロック一致判定回路 10 OR回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現画面と時間的に異なる画面の画面間の
    比較情報を基に、現画面の対象画素の動きを検出する動
    き検出回路と、上記動き検出の対象画素を含むブロック
    が時間的に異なる画面での存在を検出するブロック存在
    検出回路と、上記動き検出回路の出力を上記ブロック存
    在検出回路の出力により修正し、修正後の信号を真の動
    き信号として出力する修正回路を有することを特徴とす
    る画像信号の動き検出装置。
  2. 【請求項2】 上記動き検出回路の出力を上記ブロック
    存在検出回路の出力で修正して真の動き信号を出力する
    上記修正回路が、入力される動き検出回路出力が”静
    止”で同時に入力される上記存在検出回路出力が”存在
    する”である時のみ動き検出回路出力を”動き”に修正
    して真の動き信号として出力し、その他の上記動き検出
    回路の出力である入力と上記ブロック存在検出回路の出
    力である入力との組み合わせの時は、入力される上記動
    き検出回路の出力と同じ信号を真の動き信号として出力
    することをことを特徴とする請求項1記載の画像信号の
    動き検出装置。
JP5137282A 1993-06-08 1993-06-08 画像信号の動き検出装置 Pending JPH06348848A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007189441A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Fujifilm Corp 動き検出方法及びその装置
US9185431B2 (en) 2011-02-16 2015-11-10 Mitsubishi Electric Corporation Motion detection device and method, video signal processing device and method and video display device

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