JPH0634846A - 光コネクタ用フェルール構造およびその端面処理方法 - Google Patents

光コネクタ用フェルール構造およびその端面処理方法

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Publication number
JPH0634846A
JPH0634846A JP19056392A JP19056392A JPH0634846A JP H0634846 A JPH0634846 A JP H0634846A JP 19056392 A JP19056392 A JP 19056392A JP 19056392 A JP19056392 A JP 19056392A JP H0634846 A JPH0634846 A JP H0634846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrule
optical fiber
cutting
blade
length
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19056392A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Ueda
哲司 植田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0634846A publication Critical patent/JPH0634846A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光通信用コネクタ用において、端面処理をブレ
ードによるフェルール切断の一工程で行えるようにす
る。 【構成】脆性材料をフェルール1に用い、フェルール先
端部の面取り部2の長さに、フェルール切断用のブレー
ド幅αと削り落し部幅βの分を予め加えておき、ブレー
ド7で切断することにより、所要の面取り部2aの長さ
γがフェルール1に残る構造とする。 【効果】光コネクタ組立時に、接着剤をフェルール端面
部に塗布してフェルール端面部の光ファイバ素線を保護
する必要が無くなり、また研磨による接着剤除去を行わ
ないため、端面の接着剤の量に関係せず処理が一定時間
で行える。更に、ブレードの設定位置でフェルールの長
さが管理できるため、フェルールの長さの管理が容易と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバを相互に接続
する光コネクタ用フェルールに関し、特に光コネクタ用
フェルールの端末構造および端面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光コネクタ用のフェルール構造
は、図4(a)に示す様にフェルール11の先端部の側
面に設けた面取り部12の長さは1mm程度であった。
従来の光コネクタの組み立ては図4(b)に示す様に、
フェルール11に光ファイバ素線15を接着剤16と共
に内テーパー部13より挿入し、端面部の光ファイバ素
線15の根元を保護するため、更に端面に接着剤16a
を塗布してから硬化させていた。また、従来の光ファイ
バ素線固定後の端面処理は図5に示す様に、端面で硬化
した保護用の接着剤16aより突出した余剰の光ファイ
バ素線15aをファイバカッター8等で切断した後、端
面より突出した光ファイバ素線15を保護用の接着剤1
6aと共に研磨盤9で研磨することにより除去してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光コネ
クタ用のフェルール構造は、先端部に設けた面取り部が
1mm程度しかなかった。そのため、面取り部を光軸に
対して垂直に切断した場合、フェルール切断用のブレー
ドによる切断加工に必要な幅が数百ミクロン以上なの
で、面取り部のほとんどを切断加工により除去してしま
い、面取り部が無くなってしまう構造となっていた。ま
た、この種の従来の光コネクタ用のフェルールはセラミ
ック等の高強度部材により形成されていたため、ブレー
ド等により容易に切断することができなかった。
【0004】この従来のフェルール構造での光コネクタ
組み立てでは、端面の処理を行う過程で、フェルール端
面より突出した余剰の光ファイバ素線をファイバカッタ
ー等で切断する工程と、次に接着剤を除去する工程の二
工程が必要であった。また、フェルールの先端部から突
出した光ファイバ素線を接着剤等で保護しておかない
と、光ファイバの切断時に光ファイバ素線の切断部に欠
け等を起こす恐れがある。そのため、フェルールの端面
に接着材を塗布して光ファイバ素線を保護しなくてはな
らない問題があった。更に、接着剤の除去は研磨により
行っていたため、各サンプルでの端面部の接着剤の量が
違う場合、研磨時間を一定にした時、処理後のフェルー
ルの長さがばらつくという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光コネクタ用フ
ェルール構造は、円筒状をなし光ファイバ素線を中心軸
上に保持固定できるよう該光ファイバ素線の外径より大
きい小径穴を中心軸上に有する光コネクタ用のフェルー
ルにおいて、フェルール部材にガラスまたはプラスチッ
ク等の脆性材料を用い、且つ前記フェルールの先端部に
設けた面取り部の長さが、端面側の削り落し部として少
なくとも数百ミクロンの長さと、フェルール切断用のブ
レードの幅の厚みの長さと、切断加工後に前記フェルー
ルに残る必要量の面取り部の長さとを予め加えた長さと
なっている。
【0006】また本発明の光コネクタ用フェルールの端
面処理方法は、円筒状をなし光ファイバ素線を中心軸上
に保持固定できるよう該光ファイバ素線の外径より大き
い小径穴を中心軸上に有するフェルールを用いた光コネ
クタの組み立て時において、前記光ファイバ素線を接着
固定した前記フェルールの先端部に設けた面取り部の中
程において、少なくとも必要量の面取り部を残して前記
フェルールを前記光ファイバ素線と共に光軸に垂直な面
で切断するようになっている。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1(a)は本発明の一実施例のフェルー
ル構造を示す断面図であり、図1(b)は光ファイバ素
線の接着固定時の状態であり、図2は本実施例のブレー
ド切断の過程を示す。また、図3に本発明のフェルール
の端面処理の工程を示す。
【0008】本実施例は図1に示す様に、円筒状をなし
光ファイバ素線5を中心軸上に保持できるよう、その光
ファイバ素線5の外径より大きい小径穴を有する光コネ
クタ用のフェルール1において、フェルール1の先端部
に設けた面取り部2の長さは、図2に示すフェルール切
断用のブレード7の幅の厚みαと、端面側の削り落し部
の幅βと、切断加工後に残る本来必要な面取り部2aの
長さγとを合計した長さとなっている。そのため端面処
理時に面取り部2の中程の所定位置をブレード7で切断
することにより、所要の面取り部2aの長さγがフェル
ール1に残る構造となっている。なお、本実施例におけ
るフェルール1は、ガラスおよびプラスチック等の脆性
材料を用い、ブレード等により容易に切断できるように
なっている。
【0009】光コネクタの組み立ては、まず図1(b)
に示す様に光ファイバ素線5を接着剤6と共にフェルー
ル1の内テーパー部3より挿入した後、接着剤6を硬化
させる。接着剤6は基本的に種類を選ばないが、ガラス
部材の様な光透過性の良い部材をフェルール1に用いた
場合は、光硬化接着剤を使用することにより、より組み
立て時間の短縮が図れる。次に、図2(a)に示す様に
フェルール1の先端部に設けた面取り部2がフェルール
1側に必要な面取り部2aの長さγだけ残るように、ブ
レード7の位置を合わせ、光軸に対して垂直な面で、光
ファイバ素線5ごとフェルール1の面取り部2の中程を
一工程で切断する。図2(b)に切断後のフェルール形
状を示す。この時、必要な面取り部2aの長さγがフェ
ルール1に残っている。
【0010】実際、2.5mmφの硼珪酸ガラスのフェ
ルールを0.5mm厚のブレードで切断した場合、削り
落し部を0.5mm程度取って切断した結果、一本当た
りの所要時間は1分程度であった。なお、ブレード7に
よる切断はバッチ処理で複数のフェルールを一括して処
理することも可能である。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフェルール
は、脆性材料をフェルールに用い、切断による除去分を
面取り部に予め加えた長さとしたため、光コネクタを組
み立てる際、フェルールの面取り部をブレード切断によ
り、フェルール内に接着固定した光ファイバ素線ごと切
断することが可能になる効果を有する。その結果、従
来、余剰の光ファイバ素線の切断工程と接着剤の研磨除
去工程の二工程で行っていた端面の処理工程を、ブレー
ドによるフェルール切断の一工程で行える効果を有す
る。
【0012】また、削り落し部の幅を数百ミクロン取る
ことにより、ブレードの曲がりを防ぎ、かつチッピング
を発生させないで、安定な切断面を得ることができる効
果を有する。それに伴って、接着剤をフェルール端面部
に塗布してフェルール端面から突出した光ファイバ素線
を保護する必要が無くなる効果を有する。また、研磨に
よるフェルール端面の接着剤除去を行わないため、端面
の接着剤の量に関係せず処理が一定の時間で行える効果
を有する。更に、処理後のフェルールの長さはブレード
の設定位置で管理できるため、フェルールの長さの管理
が容易となる効果を有する。従って、本発明のフェルー
ルおよび端面処理の方法は、光コネクタの自動組み立て
に適した一括処理を可能にして構造および工法を提示す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)はフェルール
構造の断面図、(b)は光ファイバ素線の接着固定状態
の断面図である。
【図2】本発明の一実施例によるブレード切断の過程を
(a),(b)にて示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例によるフェルール端面処理の
工程を(a),(b)にて示す正面図である。
【図4】従来例の光コネクタを示し、(a)はフェルー
ル構造、(b)は光ファイバ素線接着固定状態をそれぞ
れ示す断面図である。
【図5】従来の光コネクタのフェルール端面処理工程を
(a),(b),(c)にて示す正面図である。
【符号の説明】
1,11 フェルール 2,2a,12 面取り部 3,13 内テーパー部 4,14 小径穴 5,15 光ファイバ素線 6,16 接着剤 7 ブレード 8 ファイバカッター 9 研磨盤 15a 余剰光ファイバ素線 16a 保護用接着剤 α ブレード切断幅 β 削り落し部幅 γ 必要な面取り部の長さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状をなし光ファイバ素線を中心軸上
    に保持固定できるよう該光ファイバ素線の外径より大き
    い小径穴を中心軸上に有する光コネクタ用のフェルール
    において、フェルール部材にガラスまたはプラスチック
    等の脆性材料を用い、且つ前記フェルールの先端部に設
    けた面取り部の長さが、端面側の削り落し部として少な
    くとも数百ミクロンの長さと、フェルール切断用のブレ
    ードの幅の厚みの長さと、切断加工後に前記フェルール
    に残る必要量の面取り部の長さとを予め加えた長さとな
    っていることを特徴とする光コネクタ用フェルール構
    造。
  2. 【請求項2】 円筒状をなし光ファイバ素線を中心軸上
    に保持固定できるよう該光ファイバ素線の外径より大き
    い小径穴を中心軸上に有するフェルールを用いた光コネ
    クタの組み立て時において、前記光ファイバ素線を接着
    固定した前記フェルールの先端部に設けた面取り部の中
    程において、少なくとも必要量の面取り部を残して前記
    フェルールを前記光ファイバ素線と共に光軸に垂直な面
    で切断することを特徴とする光コネクタ用フェルールの
    端面処理方法。
JP19056392A 1992-07-17 1992-07-17 光コネクタ用フェルール構造およびその端面処理方法 Withdrawn JPH0634846A (ja)

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JPH0634846A true JPH0634846A (ja) 1994-02-10

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JP19056392A Withdrawn JPH0634846A (ja) 1992-07-17 1992-07-17 光コネクタ用フェルール構造およびその端面処理方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000055659A1 (fr) * 1999-03-12 2000-09-21 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Dispositif de correction de la temperature pour communication optique

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000055659A1 (fr) * 1999-03-12 2000-09-21 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Dispositif de correction de la temperature pour communication optique

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Effective date: 19991005