JPH06348320A - Cncの異常監視方式 - Google Patents
Cncの異常監視方式Info
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- JPH06348320A JPH06348320A JP13437993A JP13437993A JPH06348320A JP H06348320 A JPH06348320 A JP H06348320A JP 13437993 A JP13437993 A JP 13437993A JP 13437993 A JP13437993 A JP 13437993A JP H06348320 A JPH06348320 A JP H06348320A
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- Japan
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- circuit
- signal
- abnormality
- processor
- bus cycle
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 CNC(数値制御装置)の各回路の異常を監
視するCNCの異常監視方式において、ハングアップを
防止し、異常のある回路をオペレータに知らせることが
できるようにする。 【構成】 バスサイクルの開始時、プロセッサ1からは
ステイタス信号と、今回のバスサイクルの制御対照であ
る回路を指定するアドレスが出力される。これにより選
択指令手段2は、指定された回路に対してチップセレク
ト信号(CS)を出力する。異常判定手段3は、バスサ
イクルが開始されるとカウントを開始し、そのカウント
値が所定値になるとプロセッサ1に対してレディ信号
(RS)および割込み信号(IS)を出力する。一方、
指定回路保持手段4は、プロセッサ1により指定された
回路を記憶保持する。そして、異常判定手段3からレデ
ィ信号および割込み信号が出力されると、アラーム制御
手段5は、指定回路保持手段4に保持された回路に異常
があることをLEDの点灯等によってオペレータに知ら
せる。
視するCNCの異常監視方式において、ハングアップを
防止し、異常のある回路をオペレータに知らせることが
できるようにする。 【構成】 バスサイクルの開始時、プロセッサ1からは
ステイタス信号と、今回のバスサイクルの制御対照であ
る回路を指定するアドレスが出力される。これにより選
択指令手段2は、指定された回路に対してチップセレク
ト信号(CS)を出力する。異常判定手段3は、バスサ
イクルが開始されるとカウントを開始し、そのカウント
値が所定値になるとプロセッサ1に対してレディ信号
(RS)および割込み信号(IS)を出力する。一方、
指定回路保持手段4は、プロセッサ1により指定された
回路を記憶保持する。そして、異常判定手段3からレデ
ィ信号および割込み信号が出力されると、アラーム制御
手段5は、指定回路保持手段4に保持された回路に異常
があることをLEDの点灯等によってオペレータに知ら
せる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCNC(数値制御装置)
の各回路の異常を監視するCNCの異常監視方式に関
し、特に制御対照の回路からのレディ信号を検知するC
NCの異常監視方式に関する。
の各回路の異常を監視するCNCの異常監視方式に関
し、特に制御対照の回路からのレディ信号を検知するC
NCの異常監視方式に関する。
【0002】
【従来の技術】CNCでは、一般のコンピュータと同様
にプロセッサによって全体が制御されている。このプロ
セッサは、メモリやI/O制御回路等とデータの授受を
行う場合、バスサイクルの開始時にステイタス信号を出
力し、そのステイタス信号により指定された回路に対し
てチップセレクト信号やアドレス等が供給される。この
チップセレクト信号等を受け取った回路は、データの授
受が可能な状態になるとレディ信号をプロセッサ側に送
り返す。プロセッサはこのレディ信号の入力を確認して
からその回路に対してデータの読み込みや書き込み等を
行う。
にプロセッサによって全体が制御されている。このプロ
セッサは、メモリやI/O制御回路等とデータの授受を
行う場合、バスサイクルの開始時にステイタス信号を出
力し、そのステイタス信号により指定された回路に対し
てチップセレクト信号やアドレス等が供給される。この
チップセレクト信号等を受け取った回路は、データの授
受が可能な状態になるとレディ信号をプロセッサ側に送
り返す。プロセッサはこのレディ信号の入力を確認して
からその回路に対してデータの読み込みや書き込み等を
行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回路側に異
常が生じると、チップセレクト信号等を受け取ってもレ
ディ信号を送り返すことができなくなる。この場合に
は、プロセッサ側はいつまでもレディ信号を待ち続ける
ことになり、ハングアップしてしまう。
常が生じると、チップセレクト信号等を受け取ってもレ
ディ信号を送り返すことができなくなる。この場合に
は、プロセッサ側はいつまでもレディ信号を待ち続ける
ことになり、ハングアップしてしまう。
【0004】このような場合、従来は、オペレータには
ハングアップの原因が分からないため、ハードウェアを
部分的に徐々に交換して異常のある回路を特定したり、
場合によってはコントロールユニット全体を交換したり
していた。このため、コスト高や作業効率の低下を招い
ていた。
ハングアップの原因が分からないため、ハードウェアを
部分的に徐々に交換して異常のある回路を特定したり、
場合によってはコントロールユニット全体を交換したり
していた。このため、コスト高や作業効率の低下を招い
ていた。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ハングアップを防止し、異常のある回路をオ
ペレータに知らせることのできるCNCの異常監視方式
を提供することを目的とする。
のであり、ハングアップを防止し、異常のある回路をオ
ペレータに知らせることのできるCNCの異常監視方式
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、CNC(数値制御装置)の各回路の異常
を監視するCNCの異常監視方式において、バスサイク
ルの開始時、プロセッサにより指定された回路に対して
チップセレクト信号を出力する選択指令手段と、バスサ
イクルが開始するとカウントを開始し、バスサイクル終
了でリセットされるカウンタを有し、前記カウント値が
所定値になると前記プロセッサに対してレディ(Ready)
信号および割込み信号を出力する異常判定手段と、前記
プロセッサにより指定された回路を記憶保持する指定回
路保持手段と、前記異常判定手段から前記レディ信号お
よび前記割込み信号が出力されると、前記指定回路保持
手段に保持された回路に異常があることをオペレータに
知らせるアラーム制御手段と、を有することを特徴とす
るCNCの異常監視方式が提供される。
決するために、CNC(数値制御装置)の各回路の異常
を監視するCNCの異常監視方式において、バスサイク
ルの開始時、プロセッサにより指定された回路に対して
チップセレクト信号を出力する選択指令手段と、バスサ
イクルが開始するとカウントを開始し、バスサイクル終
了でリセットされるカウンタを有し、前記カウント値が
所定値になると前記プロセッサに対してレディ(Ready)
信号および割込み信号を出力する異常判定手段と、前記
プロセッサにより指定された回路を記憶保持する指定回
路保持手段と、前記異常判定手段から前記レディ信号お
よび前記割込み信号が出力されると、前記指定回路保持
手段に保持された回路に異常があることをオペレータに
知らせるアラーム制御手段と、を有することを特徴とす
るCNCの異常監視方式が提供される。
【0007】
【作用】バスサイクルの開始時プロセッサにより指定さ
れた回路に対して選択指令手段がチップセレクト信号を
出力し、異常判定手段は、バスサイクルが開始するとカ
ウントを開始し、バスサイクル終了でリセットされるカ
ウンタを有し、カウント値が所定値になるとプロセッサ
に対してレディ信号および割込み信号を出力する。一
方、プロセッサにより指定された回路を指定回路保持手
段が記憶保持する。そして、異常判定手段からレディ信
号および割込み信号が出力されると、アラーム制御手段
は、指定回路保持手段に保持された回路に異常があるこ
とをオペレータに知らせる。
れた回路に対して選択指令手段がチップセレクト信号を
出力し、異常判定手段は、バスサイクルが開始するとカ
ウントを開始し、バスサイクル終了でリセットされるカ
ウンタを有し、カウント値が所定値になるとプロセッサ
に対してレディ信号および割込み信号を出力する。一
方、プロセッサにより指定された回路を指定回路保持手
段が記憶保持する。そして、異常判定手段からレディ信
号および割込み信号が出力されると、アラーム制御手段
は、指定回路保持手段に保持された回路に異常があるこ
とをオペレータに知らせる。
【0008】これにより、バスサイクル制御中の回路に
異常が生じた場合でも、プロセッサに対してレディ信号
が送られるのでハングアップすることがなく、割込み信
号の入力とともにアラーム制御手段が実行されるので、
異常の発生とその回路をオペレータに対して知らせるこ
とができる。
異常が生じた場合でも、プロセッサに対してレディ信号
が送られるのでハングアップすることがなく、割込み信
号の入力とともにアラーム制御手段が実行されるので、
異常の発生とその回路をオペレータに対して知らせるこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本実施例の異常監視方式の機能の概念図
である。バスサイクルの開始時、プロセッサ1からはス
テイタス信号と、今回のバスサイクルの制御対照である
回路を指定するアドレスが出力される。これにより選択
指令手段2は、指定された回路に対してチップセレクト
信号(CS)を出力する。異常判定手段3は、バスサイ
クルが開始するとカウントを開始し、バスサイクル終了
でリセットされるカウンタを有し、そのカウント値が所
定値になるとプロセッサ1に対してレディ信号(RS)
および割込み信号(IS)を出力する。一方、指定回路
保持手段4は、プロセッサ1により指定された回路を記
憶保持する。そして、異常判定手段3からレディ信号お
よび割込み信号が出力されると、アラーム制御手段5
は、指定回路保持手段4に保持された回路に異常がある
ことをLEDの点灯等によってオペレータに知らせる。
明する。図1は本実施例の異常監視方式の機能の概念図
である。バスサイクルの開始時、プロセッサ1からはス
テイタス信号と、今回のバスサイクルの制御対照である
回路を指定するアドレスが出力される。これにより選択
指令手段2は、指定された回路に対してチップセレクト
信号(CS)を出力する。異常判定手段3は、バスサイ
クルが開始するとカウントを開始し、バスサイクル終了
でリセットされるカウンタを有し、そのカウント値が所
定値になるとプロセッサ1に対してレディ信号(RS)
および割込み信号(IS)を出力する。一方、指定回路
保持手段4は、プロセッサ1により指定された回路を記
憶保持する。そして、異常判定手段3からレディ信号お
よび割込み信号が出力されると、アラーム制御手段5
は、指定回路保持手段4に保持された回路に異常がある
ことをLEDの点灯等によってオペレータに知らせる。
【0010】図2は、本発明を実施するための数値制御
装置のハードウェアの概略構成図である。プロセッサ
(CPU)11は、ROM12に格納されたシステムプ
ログラムに従って数値制御装置全体を制御する。またR
OM12には、後述するNMI制御ルーチン等のプログ
ラムも格納されている。RAM13にはSRAM等が使
用され、各種のデータあるいは入出力信号が格納され
る。不揮発性メモリ14には図示されていないバッテリ
によってバックアップされたCMOSが使用され、電源
切断後も保持すべきパラメータ、ピッチ誤差補正量及び
工具補正量等が格納されている。
装置のハードウェアの概略構成図である。プロセッサ
(CPU)11は、ROM12に格納されたシステムプ
ログラムに従って数値制御装置全体を制御する。またR
OM12には、後述するNMI制御ルーチン等のプログ
ラムも格納されている。RAM13にはSRAM等が使
用され、各種のデータあるいは入出力信号が格納され
る。不揮発性メモリ14には図示されていないバッテリ
によってバックアップされたCMOSが使用され、電源
切断後も保持すべきパラメータ、ピッチ誤差補正量及び
工具補正量等が格納されている。
【0011】CRT/MDIユニット25内のグラフィ
ック制御回路15は、ディジタル信号を表示用の信号に
変換し、表示装置16に与える。表示装置16には、C
RTあるいは液晶表示装置が使用される。この表示装置
16の画面には、その画面で受けられる作業又はデータ
がメニュー形式で表示される。メニューのうちどの項目
を選択するかは、メニューの下のソフトウェアキー23
を押すことにより行うことができる。また、表示装置1
6には、アラーム等も表示される。
ック制御回路15は、ディジタル信号を表示用の信号に
変換し、表示装置16に与える。表示装置16には、C
RTあるいは液晶表示装置が使用される。この表示装置
16の画面には、その画面で受けられる作業又はデータ
がメニュー形式で表示される。メニューのうちどの項目
を選択するかは、メニューの下のソフトウェアキー23
を押すことにより行うことができる。また、表示装置1
6には、アラーム等も表示される。
【0012】キーボード17はシンボリックキー、数値
キー等からなり、必要な図形、データをこれらのキーを
使用して入力する。また、CRT/MDIユニット25
には、複数のLED24が設けられている。このLED
24は、図示されていないドライブ回路を介してバス2
1と接続されており、後述のアラーム発生時に点灯し、
オペレータにその旨を知らせる。
キー等からなり、必要な図形、データをこれらのキーを
使用して入力する。また、CRT/MDIユニット25
には、複数のLED24が設けられている。このLED
24は、図示されていないドライブ回路を介してバス2
1と接続されており、後述のアラーム発生時に点灯し、
オペレータにその旨を知らせる。
【0013】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)22はバス21経由でM機能信号等を受けて、
シーケンス・プログラムで処理して、出力信号を出力
し、工作機械20を制御する。また、機械側からの入力
信号を受けて、シーケンス・プログラムで処理を行い、
バス21を経由して、プロセッサ11に必要な入力信号
を転送する。
ローラ)22はバス21経由でM機能信号等を受けて、
シーケンス・プログラムで処理して、出力信号を出力
し、工作機械20を制御する。また、機械側からの入力
信号を受けて、シーケンス・プログラムで処理を行い、
バス21を経由して、プロセッサ11に必要な入力信号
を転送する。
【0014】軸制御回路18はプロセッサ11からの軸
の移動指令を受けて、軸の指令をサーボアンプ19に出
力する。サーボアンプ19はこの移動指令を受けて、工
作機械20のサーボモータを駆動する。これらの構成要
素はバス21によって互いに結合されている。
の移動指令を受けて、軸の指令をサーボアンプ19に出
力する。サーボアンプ19はこの移動指令を受けて、工
作機械20のサーボモータを駆動する。これらの構成要
素はバス21によって互いに結合されている。
【0015】また、バス21には、異常監視回路30が
接続されている。この異常監視回路30は、ROM1
2、RAM13、グラフィック制御回路15、および軸
制御回路18等、プロセッサ11とデータの授受を行う
各装置の異常を検知する回路である。
接続されている。この異常監視回路30は、ROM1
2、RAM13、グラフィック制御回路15、および軸
制御回路18等、プロセッサ11とデータの授受を行う
各装置の異常を検知する回路である。
【0016】図3は異常監視回路30および周辺の回路
の構成を示すブロック図である。プロセッサ(CPU)
11には、図2では図示されていないNMI(Nonmaskab
le Interrupt) 制御回路41および選択指令回路42が
接続されている。プロセッサ11は、バスサイクルの開
始時にステイタス信号(SS)を選択指令回路42に送
ると同時に、ROM12、RAM13、グラフィック制
御回路15、および軸制御回路18等のうち今回のバス
サイクルでデータの授受を行う回路を指定するアドレス
と、読み込みまたは書き込み用のアドレスをアドレスバ
ス21b上に同時に出力する。
の構成を示すブロック図である。プロセッサ(CPU)
11には、図2では図示されていないNMI(Nonmaskab
le Interrupt) 制御回路41および選択指令回路42が
接続されている。プロセッサ11は、バスサイクルの開
始時にステイタス信号(SS)を選択指令回路42に送
ると同時に、ROM12、RAM13、グラフィック制
御回路15、および軸制御回路18等のうち今回のバス
サイクルでデータの授受を行う回路を指定するアドレス
と、読み込みまたは書き込み用のアドレスをアドレスバ
ス21b上に同時に出力する。
【0017】ステイタス信号を受け取った選択指令回路
42は、アドレスバス21b上の回路指定用のアドレス
を読み、その指定された回路に対してチップセレクト信
号(CS)を出力する。また、選択指令回路42は、異
常監視回路30のタイマ回路31に、バスサイクル中を
知らせるバスサイクル中信号(BS)を出力する。
42は、アドレスバス21b上の回路指定用のアドレス
を読み、その指定された回路に対してチップセレクト信
号(CS)を出力する。また、選択指令回路42は、異
常監視回路30のタイマ回路31に、バスサイクル中を
知らせるバスサイクル中信号(BS)を出力する。
【0018】異常監視回路30は、タイマ回路31に加
え、OR回路32、ラッチ回路33,34、および保持
回路35から構成されている。なお、タイマ回路31、
OR回路32、およびラッチ回路33によって図1の異
常判定手段3が構成され、さらに、ラッチ回路34およ
び保持回路35によって指定回路保持手段4が構成され
ている。
え、OR回路32、ラッチ回路33,34、および保持
回路35から構成されている。なお、タイマ回路31、
OR回路32、およびラッチ回路33によって図1の異
常判定手段3が構成され、さらに、ラッチ回路34およ
び保持回路35によって指定回路保持手段4が構成され
ている。
【0019】タイマ回路31は、選択指令回路42から
のバスサイクル中信号を読み、バスサイクルの終了時
に、一度リセットされ、バスサイクルの開始とともに新
たに時間のカウントを開始する。そして、このカウント
値が所定値に達するとパルス信号を出力する。このパル
ス信号は即座にOR回路32に送られる。このOR回路
32には、タイマ回路31からのパルス信号の他に、プ
ロセッサ11とデータの授受を行う各回路からのレディ
信号(RS)が入力される。OR回路32は、これらの
信号のうち一つが入力されると、プロセッサ11にレデ
ィ信号を供給する。
のバスサイクル中信号を読み、バスサイクルの終了時
に、一度リセットされ、バスサイクルの開始とともに新
たに時間のカウントを開始する。そして、このカウント
値が所定値に達するとパルス信号を出力する。このパル
ス信号は即座にOR回路32に送られる。このOR回路
32には、タイマ回路31からのパルス信号の他に、プ
ロセッサ11とデータの授受を行う各回路からのレディ
信号(RS)が入力される。OR回路32は、これらの
信号のうち一つが入力されると、プロセッサ11にレデ
ィ信号を供給する。
【0020】タイマ回路31のパルス信号は、2個のラ
ッチ回路33,34にも送られ、そのパルスの状態がラ
ッチされる。一方のラッチ回路33はそのラッチ信号を
NMI制御回路41に供給する。他方のラッチ回路34
は、そのラッチ信号を保持回路35に供給する。保持回
路35は、ラッチ信号が入力されると、アドレスバス2
1b上の回路指定用のアドレスを読み取ってそのデータ
を保持する。
ッチ回路33,34にも送られ、そのパルスの状態がラ
ッチされる。一方のラッチ回路33はそのラッチ信号を
NMI制御回路41に供給する。他方のラッチ回路34
は、そのラッチ信号を保持回路35に供給する。保持回
路35は、ラッチ信号が入力されると、アドレスバス2
1b上の回路指定用のアドレスを読み取ってそのデータ
を保持する。
【0021】NMI制御回路41は、プロセッサ11へ
のNMI信号の入力を制御する回路であり、ラッチ回路
33または図示されていない他の回路から割込み信号が
入力されると、プロセッサ11に対してNMI信号を出
力する。このとき、NMI制御回路41は、NMI信号
を出力した回路を内部のメモリに記憶しておく。
のNMI信号の入力を制御する回路であり、ラッチ回路
33または図示されていない他の回路から割込み信号が
入力されると、プロセッサ11に対してNMI信号を出
力する。このとき、NMI制御回路41は、NMI信号
を出力した回路を内部のメモリに記憶しておく。
【0022】レディ信号とNMI信号の2つの信号を受
け取ったプロセッサ11は、ROM12に格納されたN
MI制御ルーチンを実行する。このNMI制御ルーチン
では、まず、NMI信号が何れの回路から出力されたの
かをNMI制御回路41に読みにいく。もしNMI信号
が異常監視回路30からのものであれば、プロセッサ1
1は、保持回路35に保持されたアドレスを読みにい
き、バスサイクル制御中の相手の回路を確認する。この
確認が終わると、プロセッサ11は、その回路に異常が
生じていると判断し、オペレータに分かるように表示装
置16による表示またはLED24の点灯によってアラ
ームを発生させる。LED24の点灯を使用すれば、グ
ラフィック制御回路15に異常がある場合でもオペレー
タにアラームを知らせることができる。
け取ったプロセッサ11は、ROM12に格納されたN
MI制御ルーチンを実行する。このNMI制御ルーチン
では、まず、NMI信号が何れの回路から出力されたの
かをNMI制御回路41に読みにいく。もしNMI信号
が異常監視回路30からのものであれば、プロセッサ1
1は、保持回路35に保持されたアドレスを読みにい
き、バスサイクル制御中の相手の回路を確認する。この
確認が終わると、プロセッサ11は、その回路に異常が
生じていると判断し、オペレータに分かるように表示装
置16による表示またはLED24の点灯によってアラ
ームを発生させる。LED24の点灯を使用すれば、グ
ラフィック制御回路15に異常がある場合でもオペレー
タにアラームを知らせることができる。
【0023】なお、バスサイクル制御中の回路から正常
なタイミングでレディ信号が送られたときには、タイマ
回路31は、次のバスサイクル発生時のチップセレクト
信号の入力によりリセットされ、改めてカウントを開始
する。
なタイミングでレディ信号が送られたときには、タイマ
回路31は、次のバスサイクル発生時のチップセレクト
信号の入力によりリセットされ、改めてカウントを開始
する。
【0024】図4は上記の各要素の信号の変化タイミン
グを示すタイムチャートである。なお、ここでは、全て
の信号をアクティブ・オン信号として示す。まず時刻t
1にて前回のバスサイクルのチップセレクト信号の送り
先の回路からレディ信号が返ってくると、それに応じて
OR回路32からプロセッサ11にレディ信号が供給さ
れる。このOR回路32からレディ信号の立ち上がり時
刻t2とともに今回のバスサイクルが開始され、プロセ
ッサ11からアドレスおよびステイタス信号が出力さ
れ、それに応じて選択指令回路42から所望の回路にチ
ップセレクト信号が出力される。
グを示すタイムチャートである。なお、ここでは、全て
の信号をアクティブ・オン信号として示す。まず時刻t
1にて前回のバスサイクルのチップセレクト信号の送り
先の回路からレディ信号が返ってくると、それに応じて
OR回路32からプロセッサ11にレディ信号が供給さ
れる。このOR回路32からレディ信号の立ち上がり時
刻t2とともに今回のバスサイクルが開始され、プロセ
ッサ11からアドレスおよびステイタス信号が出力さ
れ、それに応じて選択指令回路42から所望の回路にチ
ップセレクト信号が出力される。
【0025】タイマ回路31は、バスサイクルの開始の
検知時刻t3からカウントを開始する。チップセレクト
信号の送られた回路側からレディ信号が返らずにカウン
ト開始から所定時間が経過すると、タイマ回路31はパ
ルス信号を出力する(時刻t4)。これによりラッチ回
路33,34がオンになり、NMI信号の出力およびア
ラーム処理等が行われる。
検知時刻t3からカウントを開始する。チップセレクト
信号の送られた回路側からレディ信号が返らずにカウン
ト開始から所定時間が経過すると、タイマ回路31はパ
ルス信号を出力する(時刻t4)。これによりラッチ回
路33,34がオンになり、NMI信号の出力およびア
ラーム処理等が行われる。
【0026】このように、本実施例では、バスサイクル
制御中の相手の回路に異常が生じ、レディ信号が返って
こない場合には、タイマ回路31およびOR回路32に
よって代わりのレディ信号を出力することによりプロセ
ッサ11の動作を継続させ、さらに異常のある回路を判
別してアラームを発生するようにしたので、プロセッサ
11のハングアップを防止し、異常のある部分をオペレ
ータに容易に知らせることができる。
制御中の相手の回路に異常が生じ、レディ信号が返って
こない場合には、タイマ回路31およびOR回路32に
よって代わりのレディ信号を出力することによりプロセ
ッサ11の動作を継続させ、さらに異常のある回路を判
別してアラームを発生するようにしたので、プロセッサ
11のハングアップを防止し、異常のある部分をオペレ
ータに容易に知らせることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、バスサ
イクルが開始されてから所定時間経過後にレディ信号お
よび割込み信号をプロセッサに供給するとともに、これ
らレディ信号および割込み信号が供給されると、今回の
バスサイクルで指定された回路に異常があるものと判断
してアラームを出力するようにしたので、プロセッサの
ハングアップを防止することができ、異常のある部分を
オペレータに容易に知らせることができる。
イクルが開始されてから所定時間経過後にレディ信号お
よび割込み信号をプロセッサに供給するとともに、これ
らレディ信号および割込み信号が供給されると、今回の
バスサイクルで指定された回路に異常があるものと判断
してアラームを出力するようにしたので、プロセッサの
ハングアップを防止することができ、異常のある部分を
オペレータに容易に知らせることができる。
【0028】このため、異常のある回路の交換等、迅速
にかつ適切な処置を行うことが可能となる。
にかつ適切な処置を行うことが可能となる。
【図1】本実施例の異常監視方式の機能の概念図であ
る。
る。
【図2】本発明を実施するための数値制御装置のハード
ウェアの概略構成図である。
ウェアの概略構成図である。
【図3】異常監視回路および周辺の回路の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】各要素の信号の変化タイミングを示すタイムチ
ャートである。
ャートである。
1 プロセッサ 2 選択指令手段 3 異常判定手段 4 指定回路保持手段 5 アラーム制御手段 11 プロセッサ 12 ROM 13 RAM 14 不揮発性メモリ 15 グラフィック制御回路 16 表示装置 18 軸制御回路 21 バス 22 PMC 24 LED 30 異常監視回路 31 タイマ回路 32 OR回路 33,34 ラッチ回路 35 保持回路 41 NMI制御回路 42 選択指令回路
Claims (4)
- 【請求項1】 CNC(数値制御装置)の各回路の異常
を監視するCNCの異常監視方式において、 バスサイクルの開始時、プロセッサにより指定された回
路に対してチップセレクト信号を出力する選択指令手段
と、 バスサイクルが開始するとカウントを開始し、バスサイ
クル終了でリセットされるカウンタを有し、前記カウン
ト値が所定値になると前記プロセッサに対してレディ
(Ready)信号および割込み信号を出力する異常判定手段
と、 前記プロセッサにより指定された回路を記憶保持する指
定回路保持手段と、 前記異常判定手段から前記レディ信号および前記割込み
信号が出力されると、前記指定回路保持手段に保持され
た回路に異常があることをオペレータに知らせるアラー
ム制御手段と、 を有することを特徴とするCNCの異常監視方式。 - 【請求項2】 前記アラーム制御手段は、表示装置によ
ってアラーム表示するように構成されていることを特徴
とする請求項1記載のCNCの異常監視方式。 - 【請求項3】 前記アラーム制御手段は、LEDの点灯
によってアラーム表示するように構成されていることを
特徴とする請求項1記載のCNCの異常監視方式。 - 【請求項4】 前記割込み信号はNMI(Nonmaskable I
nterrupt) 信号であることを特徴とする請求項1記載の
CNCの異常監視方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13437993A JPH06348320A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | Cncの異常監視方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13437993A JPH06348320A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | Cncの異常監視方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06348320A true JPH06348320A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15127021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13437993A Pending JPH06348320A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | Cncの異常監視方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06348320A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015172816A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
JP2018097702A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP13437993A patent/JPH06348320A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015172816A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
JP2018097702A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
US10481583B2 (en) | 2016-12-15 | 2019-11-19 | Fanuc Corporation | Numerical control apparatus |
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