JPH06348151A - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JPH06348151A
JPH06348151A JP13842993A JP13842993A JPH06348151A JP H06348151 A JPH06348151 A JP H06348151A JP 13842993 A JP13842993 A JP 13842993A JP 13842993 A JP13842993 A JP 13842993A JP H06348151 A JPH06348151 A JP H06348151A
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transfer paper
roller
photosensitive drum
paper
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Hiroshi Kubota
宏 久保田
Kenji Oda
研二 小田
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Mita Industrial Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/163Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap

Abstract

(57)【要約】 【目的】ガイド部材で転写紙を撓曲させなくても静電潜
像担持体に対する転写紙の密着性がよい転写装置を提供
する。 【構成】転写ローラ1を、感光体ドラム10から転写紙
Pの厚さよりも大きい間隔をあけて、感光体ドラム10
の上方に配置し、感光体ドラム10表面に形成されてい
るトナー像を、転写紙Pに転移させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写装置に関するもので
あり、更に詳しくは、電子複写機,プリンタ,ファクシ
ミリ等の画像形成装置に組み込まれ、該装置に内蔵の静
電潜像担持体の表面に形成されたトナー像を、転写ロー
ラで転写紙等のシート状物へ静電転写する転写装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】上記画像形成装置に用いられている転写
装置の代表的なものとしては、前記静電潜像担持体に電
荷を供給する電荷供給手段としてコロナ放電器を用いた
非接触型のコロナ転写方式を用いたもの,前記電荷供給
手段として導電ローラを用いた接触型のバイアスローラ
転写方式を用いたもの等が挙げられる。
【0003】前者のコロナ転写方式を用いた転写装置
は、コロナ放電器等から構成される。図3に模式的に示
すように、コロナ放電器22は、静電潜像担持体として
の感光体ドラム21と所要の間隔をおいて配設された状
態で用いられる。コロナ放電器22は、回転する感光体
ドラム21とコロナ放電器22との間に移送される転写
紙Pの背面側から、トナーとは逆極性のコロナチャージ
を付与することにより転写紙Pを帯電させる。これによ
り、転写紙Pを感光体ドラム21表面に部分的に吸着さ
せるとともに、クーロン力によって感光体ドラム21表
面の帯電トナーを転写紙Pに転移させる。
【0004】ところが、上記コロナ転写方式の転写装置
を用いた場合、静電気の作用によって感光体ドラム21
に吸着した転写紙Pは自然分離しにくいため、別に分離
手段を設ける必要がある。また、コロナ放電器22には
高電圧が印加されるため、人体に有害なオゾンや窒素酸
化物(NOx)等の放電生成物が相当量発生するという不
都合がある。
【0005】後者のバイアスローラ転写方式を用いた転
写装置は、炭素やアルカリ金属をウレタン樹脂に混入し
て導電性を持たせた転写ローラ等から構成される。図4
に模式的に示すように、転写ローラ23は、感光体ドラ
ム21に転接する位置に配設された状態で用いられる。
転写ローラ23は、感光体ドラム21と転写ローラ23
との周面間に進入してきた転写紙Pを、感光体ドラム2
1表面に付着しているトナーに圧接させるとともに、転
写ローラ23の軸心に印加された転写電圧(トナーと逆
極性の電圧)で、感光体ドラム21上のトナー像を転写
紙Pに転写する。この方式の転写装置は、用いる電流が
微弱であるため、前者のコロナ転写方式のものと比べ
て、オゾンやNOx等の放電生成物の発生がかなり少な
く(現状のコロナ転写の1/20〜1/30)、転写紙分
離手段も不必要である等の利点がある。
【0006】上記バイアスローラ転写方式の転写装置を
用いた場合、感光体ドラム21に転写紙Pを密着させる
ために、感光体ドラム21表面に対し転写紙Pを転写ロ
ーラ23表面で圧接させるようになっている。そのた
め、感光体ドラム21の中央部付近のトナーが転写紙P
に転移されない、いわゆる中抜け現象や、転写紙P上に
転写された画像の周辺部にトナーが飛散して付着する、
いわゆる画像塵現象が発生しやすいといった問題があ
る。
【0007】このようなバイアスローラ転写方式の問題
点を改善するために、本出願人は、図5に模式的に示す
ように、転写ローラ23が感光体ドラム21及び転写紙
Pと非接触状態を保つように、感光体ドラム21から転
写紙Pの厚さよりも大きい間隔をおいて転写ローラ23
を配設し、これによって転写紙Pに転写された画像の中
抜け現象や画像塵現象の発生を防止するようにしたもの
を先に提案した(特願平4−284120号)。
【0008】尚、図5において、24は転写紙搬送用の
一対のレジストローラ、25a及び25bは転写紙Pを
感光体ドラム21表面へ案内するガイド部材、26は転
写済み転写紙Pを定着手段(図示せず)へ案内する支持
台である。
【0009】この先行技術においては、レジストローラ
24が感光体ドラム21の回転に対応して転写紙Pを感
光体ドラム21表面の周速度と等速で送り出すことによ
り、転写紙Pがガイド部材25a、25bに沿って感光
体ドラム21側へ案内される。転写紙Pの先端が下側ガ
イド部材25bの端部から迫り出して感光体ドラム21
の表面に当接した後、転写紙Pは感光体ドラム21の表
面に接して感光体ドラム21表面の周速度と等速で移動
し、その間に感光体ドラム21表面のトナー像が転写さ
れる。
【0010】転写ローラ23が感光体ドラム21の表面
と離間して位置しているにも拘らず、感光体ドラム21
表面のトナー像が転写紙Pに過不足なく良好に転写され
るのは、転写ローラ23から転写紙Pの裏面側に向けて
微小コロナ放電が生成されているためと考えられてお
り、実際、トナー像の転写性能に関しては良好な試験結
果が得られている。
【0011】転写紙Pは感光体ドラム21の表面から離
れて支持台26の上面に達した後、レジストローラ24
から離れ、その後は感光体ドラム21の回転に従って支
持台26上に沿って移送される。このように転写紙Pは
感光体ドラム21の表面に当接する直前部分及び支持台
26との沿接始端部において撓曲し、これらの撓曲によ
って生じる転写紙P自体の弾力が、転写紙Pの感光体ド
ラム21表面に接する部分に押圧力として作用する。
【0012】転写紙Pの送り速度やガイド部材25a,
25bの案内面Sa,Sbの角度等は、転写紙Pを感光
体ドラム21表面に等速で密接させる条件に適合するよ
うに設定されている。例えば、転写紙Pを感光体ドラム
21に密着させるために、ガイド部材25a,25bは
感光体ドラム21に近接するように配置されている。
【0013】また、ガイド部材25a,25bの案内面
Sa,Sbの角度に関しては、転写紙P先端が感光体ド
ラム21表面に当接する位置での接平面(図5中、破線
で示す)に対する転写紙Pの角度θを大きくとることに
よって、前述した転写紙P自体の弾力で、転写紙Pを感
光体ドラム21表面に押し付け、密着させるとともに転
写ローラ23から逃げるように調整されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
角度調整されたガイド部材25a,25bを設けると、
ガイド部材25a,25bが転写紙Pの移動に対して抵
抗になるため、感光体ドラム21の上流側に設けられて
いるレジストローラ24から転写紙Pが離れた瞬間に、
転写紙Pが一瞬感光体ドラム21の移動速度に遅れてし
まい、転写ズレが生じてしまうといった問題がある。ま
た、転写紙Pとガイド部材25a,25bとの摩擦によ
って紙粉が生じることがあり、その紙粉が画像形成装置
各部の故障や転写不良の原因になるといった問題もあ
る。
【0015】また、上記のように、転写ローラ23は転
写紙Pと接触していないため、転写紙Pが自重で感光体
ドラム21から離れるように転写紙に重力が作用し、そ
れによって転写紙Pと感光体ドラム21との密着性が悪
くなる(つまり、浮きが生じる)おそれがある。また、転
写紙Pの質や厚みによっても、転写紙Pと感光体ドラム
21との密着性が悪くなるおそれがある。転写紙Pと感
光体ドラム21との密着性が悪いと、転写不良が発生し
たり、転写紙Pが転写ローラ23に接して転写ローラ2
3の汚れを拾ったりするという問題がある。
【0016】本発明は、上記のような問題点を解決する
もので、転写ローラが静電潜像担持体から転写紙の厚さ
よりも大きい間隔をあけて配置される転写装置おいて、
ガイド部材で転写紙を撓曲させなくても静電潜像担持体
に対する転写紙の密着性がよい転写装置を提供すること
を目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、静電潜像担持体から転写紙の厚さよりも
大きい間隔をあけて配置され、該静電潜像担持体の表面
に形成されているトナー像を、前記静電潜像担持体との
間に搬送された転写紙に転移させる転写ローラを備えた
転写装置おいて、前記転写ローラを前記静電潜像担持体
の上方に配置し転写紙が前記静電潜像担持体の上方で画
像転写を受けるようにしたことを特徴としている。
【0018】
【作用】上記構成によると、転写ローラが静電潜像担持
体の上方に配置されているので、転写ローラと静電潜像
担持体との間に搬送されてきた転写紙は、自重で静電潜
像担持体上に載ってその表面に密着する。従って、転写
紙をガイド部材で撓曲させることにより静電潜像担持体
に押し付ける必要がないため、ガイド部材が転写紙の移
動に対して抵抗となることがなく、例えば静電潜像担持
体の上流側に設けられているレジストローラから転写紙
が離れても、転写紙の移動は影響を受けない。
【0019】また、転写ローラは静電潜像担持体から転
写紙の厚さよりも大きい間隔をあけて配置されているの
で、転写紙が上記のように自重で静電潜像担持体上に載
ってその表面に密着すれば、静電潜像担持体の表面に接
することもない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しつつ
説明する。図1は、本発明を適用した転写装置がディジ
タル方式の電子複写機に用いられた状態を模式的に示し
ている。
【0021】同図中、10は静電潜像担持体としての感
光体ドラムであって、アルミニウム等の金属製素管の表
面にアモルファスシリコン(a-Si)系、 その他の感
光体材料から成る感光層を形成したものである。この感
光体ドラム10は、複写機本体11内においてほぼ水平
に配置され、本体11内に設けられた駆動系(不図示)に
よって、矢印Aで示す反時計回り方向へ回転駆動され
る。この回転方向は、後述する転写ローラ1の時計回り
方向(矢印B方向)への回転駆動と同様、転写紙Pの搬送
方向と順方向となるように設定されている。
【0022】この感光体ドラム10の周囲には帯電手段
6,現像手段4,非接触型の転写ローラ1及び除電・ク
リーニング手段7が、その順序で感光体ドラム10の回
転方向に沿って配設されている。また、帯電手段6の下
方には露光手段5が配設されており、帯電手段6と現像
手段4との間において、感光体ドラム10は露光手段5
からのレーザ光Lで露光を受けるようになっている。
【0023】上記のような構成を備えた電子複写機にお
いて、まず、帯電手段6でコロナ放電等が行われること
によって、感光体ドラム10の表面感光層が帯電され
る。帯電された感光体ドラム10表面に、原稿(不図示)
から読み込まれた画像に基づくレーザ光Lの照射が露光
手段5で行われることにより、静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像手段4でトナー現像されてトナー
像となる。
【0024】一方、転写紙Pは、給紙カセット9から給
紙ローラ3で取り出され、対向する上側ガイド部材15
aと下側ガイド部材15bとで構成された転写紙搬送経
路に沿って、一対のレジストローラ2により感光体ドラ
ム10の回転(矢印A)に対応して感光体ドラム10表面
の周速度と等しい周速度で、感光体ドラム10と転写ロ
ーラ1との間に搬送される。
【0025】搬送されてきた転写紙Pが感光体ドラム1
0表面と接触している間、転写ローラ1には感光体ドラ
ム10表面のトナー像とは逆極性の電圧が印加されてお
り、これによって発生するクーロン力により、感光体ド
ラム10表面に付着している帯電トナーが転写紙Pの表
面に転移する。転写紙Pは自重で感光体ドラム10と安
定した接触力で密着しているので、転写紙P上の転写画
像に画像むらが生じることは防止される。
【0026】トナー像が転写された転写紙Pは、感光体
ドラム10表面から離れ、定着手段8でローラ対間を通
過する間に加熱,加圧されることによって、転写紙P上
にトナー像が定着される。また、転写紙Pの先端部が定
着手段8に達すると転写紙Pは定着手段8とレジストロ
ーラ2の双方によって搬送される。その後、後端部はレ
ジストローラ9から離れ、感光体ドラム10及び定着手
段8を構成するローラの回転に従って転写紙Pが排紙ト
レイ13上に排出される。感光体ドラム10から離れて
定着手段8に進む転写紙Pの下面にはトナー像が転写さ
れているが、転写ローラ1と定着手段8との距離は短い
ので、転写後の転写紙Pの下面がガイド部材16に当接
することはない。従って、定着前のトナー像が損傷する
ことはない。
【0027】一方、転写後、除電・クリーニング手段7
で、感光体ドラム10表面の残存トナーの除去及び除電
が行われ、前回の帯電時から感光体ドラム10が丁度1
回転したところで次の帯電に備えられる。
【0028】このような構成を有する電子複写機におい
て、本実施例の転写装置は、感光体ドラム10から転写
紙Pの厚さよりも大きい間隔をあけて配置され、感光体
ドラム10表面に形成されているトナー像を感光体ドラ
ム10との間に搬送された転写紙Pに転移させる転写ロ
ーラ1を備えるものであって、その特徴は転写ローラ1
を感光体ドラム10の上方に配置したことにある。
【0029】図2は、転写ローラ1と感光体ドラム10
との配置関係を示す要部側面図である。同図に示すよう
に、転写ローラ1は、感光体ドラム10の表面と転写紙
P(図1)の厚さよりも大きい間隔dを存して近接対向す
る位置に、感光体ドラム10の軸(不図示)と平行に配設
されている。
【0030】図2に示すように、転写ローラ1は、導電
性ゴムから成るローラ本体(体積電気抵抗率:ρv=10
6〜107Ω・cm)1a,金属製の回転軸1b及び絶縁性
のコロ1cから成っている。ローラ本体1aは、少なく
とも感光体ドラム10表面のトナー像形成領域10Aの
軸方向長さ以上の長さを有し、回転軸1b周りに長軸ロ
ーラ状に固着されている。また、ローラ本体1aとして
は、例えば炭素やアルカリ金属を混入したポリスチレン
樹脂やウレタン樹脂のような導電性樹脂材料や導電性ゴ
ム材料等により形成されたものを用いることができる。
このローラ本体1aと回転軸1bは電気的につながって
いる。
【0031】回転軸1bには、転写時に接触端子(不図
示)を介して、感光体ドラム10表面に付着した帯電ト
ナーとは逆極性の電圧が、電源12から回転軸1bに印
加される。電圧の印加によって感光体ドラム10に向け
て放電が行われると、前述したように転写紙Pが帯電
し、感光体ドラム10表面に付着した帯電トナーが感光
体ドラム10表面から離れて転写紙P上に転移する。
【0032】また、感光体ドラム10表面と転写ローラ
1表面との間隔d(=0.5mm)を規制するために、ロ
ーラ本体1aの両端部には、絶縁性樹脂から成るコロ1
cが設けられている。この間隔dは、コロ1cが感光体
ドラム10表面と接することで保たれるため、径の異な
るコロ1cと交換すれば適宜調整可能である。
【0033】上記間隔dは転写紙Pの厚さよりも大きけ
ればよく、図5に示すように転写ローラ1を感光体ドラ
ム10の下方に配置した場合と同じであってもよいが、
図1及び図2に示すように転写ローラ1を感光体ドラム
10の上方に位置させると、転写紙Pは自重で感光体ド
ラム10に密着するため、間隔dを図5のものよりも更
に小さくすることが可能である。
【0034】これは、次のような理由による。図5に基
づいて既に説明したように、転写ローラ23を感光体ド
ラム21の下方に位置させると、転写紙Pは自重で感光
体ドラム21から離れる方向に転写紙Pに重力が作用す
るので、転写ローラ23に近づくようになる。転写紙P
が転写ローラ23に当接すると、転写ローラ23の汚れ
を受けることになるので、実際には転写ローラ23と感
光体ドラム21の間隔は比較的充分とらなければならな
い。これに対し、本実施例では転写紙Pは自重で転写ロ
ーラ1から離れるようになるので、感光体ドラム10と
転写ローラ1の間隔dは可及的に小さくできるのであ
る。
【0035】上記間隔dを小さくすることができれば、
転写の効率が向上するので、転写に必要な電流を更に小
さくすることができる。電流が小さくなれば、それだけ
人体に有害なオゾンや感光体に悪い影響を与えるNOx
等の放電生成物の発生が少なくなるといった効果があ
る。また、転写ローラ1は感光体ドラム10から転写紙
Pの厚さよりも大きい間隔dをあけて配置されているの
で、転写紙Pが上記のように自重で感光体ドラム10上
に載ってその表面に密着すれば、転写ローラ1の表面に
接することがなくなる。そのため、転写ローラ1の汚れ
を転写紙Pが拾わないようにすることができる。
【0036】また、図5の従来例では感光体ドラム10
に対する転写紙Pの密着性は悪くなる。そして、転写紙
Pの質,厚さによっても、感光体ドラム10に対する転
写紙Pの密着性が悪くなる。このように密着性が悪くな
ると、転写不良が発生する。
【0037】これに対し、上記のように転写ローラ1を
感光体ドラム10の上方に位置させると、転写紙Pは自
重で感光体ドラム21に接触する方向に転写紙Pに重力
が作用するので、感光体ドラム10に対する転写紙Pの
密着性は良くなる。密着性が良くなれば、転写不良の発
生を防止できる。
【0038】また、図5に示すように転写ローラ1を感
光体ドラム10の下方に配置した場合、転写紙Pを撓曲
させるために角度調整されたガイド部材25a,25b
が必要であったが、本実施例の構成によれば転写紙Pを
撓曲させるためのガイド部材は不要である。つまり、先
に述べたように転写ローラ1を感光体ドラム10の上部
に位置させると、転写紙Pが自重で感光体ドラム10に
密着するように転写紙Pに重力が作用するので、特別に
角度調整したガイド部材を用いなくても、感光体ドラム
10に転写紙Pを密着させることができるのである。
【0039】尚、図1に示すガイド部材15a,15b
には、図5に示すガイド部材25a,25bのような転
写紙Pを密着させるための角度調整は施されていない。
つまり、図5に示すガイド部材25a,25bは、転写
紙Pの搬送路を構成するだけでなく、転写紙Pを感光体
ドラム21に近づけて、かつ、立てるように角度をもた
せ、それによって、転写紙Pを転写ローラ23と接触し
ないように、かつ、転写紙Pの先端を所定位置に導いて
感光体ドラム21表面に密着させるようにするものであ
る。それに対し、図1に示されているガイド部材15
a,15bは、単に転写紙Pの搬送路を構成するための
ものにすぎない。
【0040】また、上記のように転写ローラ1を感光体
ドラム10の上方に配置すると、転写ローラ1と感光体
ドラム10との間に搬送されてきた転写紙Pは、自重で
感光体ドラム10上に載ってその表面に密着するので、
転写紙Pをガイド部材で撓曲させることにより感光体ド
ラム10に押し付ける必要がない。従って、転写紙の移
動に対して抵抗となるガイド部材を設ける必要がなく、
例えば感光体ドラム10の上流側に設けられているレジ
ストローラ2から転写紙Pが離れる際、転写紙Pの移動
は影響を受けない。つまり、転写紙Pがレジストローラ
2から離れた瞬間に感光体ドラム21の移動速度に遅れ
てしまうことにより、転写ズレが生じてしまうといった
問題は生じない。また、転写紙Pとガイド部材15a,
15bとの摩擦によって紙粉が生じることもないので、
紙粉に起因する画像形成装置各部の故障や転写不良の発
生も生じない。
【0041】図1では静電潜像担持体として回転する感
光体ドラム10を使用したものを示したが、本発明の構
成はその他、無端ベルト状感光体を巡回回転させる方式
のもの等に対応させることができる。また、電荷供給手
段としては転写ローラ1のような回転ローラ体でなく、
感光体ドラム10との対向位置で固定したものも使用す
ることができる。
【0042】転写ローラ1を感光体ドラム10の上方に
配した場合、光源となる露光手段5を感光体ドラム10
の上方に配することが難しいため、原稿画像の読み取り
と感光体ドラム10への露光を同一光で行うアナログP
PC(Plain Paper Copier)においてこの転写装置を採用
するのは容易とはいえない。しかし、図1に示すような
ディジタルPPCは原稿読み取りと露光の光が独立して
いるため露光位置の自由度が大きいので、本実施例を容
易に適用することができる。従って、本実施例の転写装
置は、ファックス,プリンタ,ディジタルPPCのよう
にレーザ光学系,LED(light emitting diode)光学系
を露光手段とする装置に好適である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の転写装置で
は、転写ローラを静電潜像担持体の上方に配置し転写紙
が静電潜像担持体の上方で画像転写を受ける構成として
いるので、転写紙が自重で静電潜像担持体上に載ってそ
の表面に密着する。従って、ガイド部材で転写紙を撓曲
させなくても静電潜像担持体に対する転写紙の密着性が
よい転写装置を実現することができる。静電潜像担持体
に対する転写紙の密着性がよいので、転写不良の発生が
防止され、しかも転写ローラが静電潜像担持体から転写
紙の厚さよりも大きい間隔をあけて配置されているた
め、転写紙が転写ローラから確実に離れ、転写紙が転写
ローラの汚れを拾うといったことも防止される。また、
転写紙を撓曲させるガイド部材を用いる必要がないの
で、転写紙の移動に対する抵抗がなく、それに起因する
転写ズレの発生が防止される。それとともに、ガイド部
材との擦れに起因する紙粉が生じにくいので、画像形成
装置各部の故障や転写不良の発生も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の転写装置を備えた電子複写
機を模式的に示す正面図。
【図2】本発明の一実施例の転写装置が感光体ドラム上
に配置された状態を模式的に示す要部側面図。
【図3】コロナ転写方式を用いた従来例を模式的に示す
正面図。
【図4】バイアスローラ転写方式を用いた従来例を模式
的に示す正面図。
【図5】非接触型の転写ローラを備えた先行技術の要部
を模式的に示す正面図。
【符号の説明】
1 …転写ローラ 1a …ローラ本体 1b …回転軸 1c …コロ 10 …感光体ドラム P …転写紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像担持体から転写紙の厚さよりも大
    きい間隔をあけて配置され、該静電潜像担持体の表面に
    形成されているトナー像を、前記静電潜像担持体との間
    に搬送された転写紙に転移させる転写ローラを備えた転
    写装置おいて、 前記転写ローラを前記静電潜像担持体の上方に配置し転
    写紙が前記静電潜像担持体の上方で画像転写を受けるよ
    うにしたことを特徴とする転写装置。
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