JPH0634782U - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH0634782U
JPH0634782U JP7805792U JP7805792U JPH0634782U JP H0634782 U JPH0634782 U JP H0634782U JP 7805792 U JP7805792 U JP 7805792U JP 7805792 U JP7805792 U JP 7805792U JP H0634782 U JPH0634782 U JP H0634782U
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JP
Japan
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cleaning
cleaning liquid
liquid
upper opening
vapor
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JP7805792U
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English (en)
Inventor
光治 宇野
照夫 服部
英司 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kimura Chemical Plants Co Ltd
Original Assignee
Kimura Chemical Plants Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に複雑な構造を必要としたり、作業性を低
下させたりすることなく、防火性能に優れ、信頼性の高
い洗浄装置を提供する。 【構成】 洗浄液2の液面2aから上部開口10までの
高さが、該上部開口10の径または最大幅Wよりも大き
くなるように構成された洗浄槽1と、洗浄液2の温度を
その引火点以下の温度に冷却するための洗浄液冷却手段
3と、洗浄槽1内に配設され、洗浄工程などにおいて発
生する洗浄液蒸気を冷却して凝縮させる蒸気冷却手段4
と、蒸気冷却手段4において凝縮されない蒸気が洗浄槽
1から外部に漏れ出さないように、該蒸気を所定の位置
にまで導いて排気する排気手段13とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、電子部品、機械部品など、種々の部品や製品の洗浄に用いられる 洗浄装置に関し、詳しくは、炭化水素系洗浄液などの可燃性の洗浄液を用いて洗 浄対象物を安全に洗浄することができる洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、電子部品や機械部品などを洗浄するための工業用洗浄液としては、フロ ン系洗浄液や、トリクロロエタンなどの塩素系溶剤が用いられてきた。しかし、 これらの工業用洗浄液には、オゾン層の破壊や地下水の汚染、あるいは作業環境 の悪化などを引き起こすという問題点があり、その使用が規制されつつある。
【0003】 そのため、フロン系洗浄液や、トリクロロエタンなどの塩素系溶剤以外の可燃 性の洗浄液(例えば、炭化水素系洗浄液)を用いる方法及び洗浄装置が提案され ている。
【0004】 しかし、これらの方法及び装置においては、使用される洗浄液が可燃性である ことから、運転管理を厳重に行わないと火災を引き起こすおそれがある。
【0005】 そのため、炭化水素系洗浄液などの可燃性洗浄液を用いる洗浄方法及び洗浄装 置は、不燃性の洗浄剤を用いる従来の方法及び装置と比べて安全性に対する信頼 性が低いという問題点がある。また、このような問題点を解決するために、厳重 な運転管理を行ったり、大掛かりな防火設備を施したりすると、作業性が低下す るとともに、コストが増大するという問題点がある。
【0006】 本願考案は、上記問題点を解決するものであり、特に複雑な構造を必要とした り、作業性を低下させたりすることなく、防火性能に優れ、信頼性の高い洗浄装 置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願考案の洗浄装置は、可燃性の洗浄液を入れた 洗浄槽に洗浄対象物を浸漬して洗浄を行う洗浄装置において、洗浄液の液面から 上部開口までの高さが、該上部開口の径または最大幅よりも大きくなるように構 成された洗浄槽と、洗浄液の温度をその引火点以下の温度に冷却するための洗浄 液冷却手段と、洗浄槽内に配設され、洗浄作業などにおいて発生する洗浄液蒸気 を冷却して凝縮させる蒸気冷却手段と、前記蒸気冷却手段において凝縮されない 洗浄液蒸気が洗浄槽から外部に漏れ出さないように、該洗浄液蒸気を所定の位置 にまで導いて排気する排気手段とを具備することを特徴とする。
【0008】 また、前記洗浄装置に、さらに、遠隔操作により洗浄液を系外の所定の位置に 排出する洗浄液系外排出手段を設けたことを特徴とする。 さらに、前記の各洗浄装置に、洗浄槽の上部開口を閉じるための蓋を設けたこ とを特徴とする。
【0009】
【作用】
洗浄槽は、洗浄液の液面から上部開口までの高さが、上部開口の径または最大 幅よりも大きくなるように構成されており、洗浄液の液面からの距離と上部開口 の大きさが所定の割合になるように規定されているため、洗浄槽内に洗浄液から 蒸発した蒸気(洗浄液蒸気)をある程度保持することが可能な空間(保持空間) が確保されるとともに、洗浄液冷却手段により洗浄液の温度がその引火点以下の 温度に冷却される。また、洗浄工程などにおいて発生する洗浄液蒸気は蒸気冷却 手段により冷却、凝縮され、さらに、蒸気冷却手段において凝縮されない洗浄液 蒸気は洗浄槽から外部に漏れ出さないように所定の位置にまで導かれて排気され る。
【0010】 したがって、洗浄液自体が引火点以下の温度に保持され、かつ、洗浄液蒸気は 冷却されて凝縮し、さらに、凝縮しない洗浄液蒸気は所定の位置にまで導かれて 排気されるとともに、洗浄槽内の保持空間が、洗浄液蒸気が急激に発生した場合 などにおけるバッファーとして機能することから、これらの各要素を一体として 備えることにより、特に作業性を犠牲にしたりすることなく火災の発生を防止し て優れた信頼性を実現することができる。
【0011】 また、前記洗浄装置に、さらに、遠隔操作により洗浄液を系外の所定の位置に 排出する洗浄液系外排出手段を設けることにより、必要が生じた場合(例えば、 洗浄液冷却手段の故障などにより洗浄液の温度が引火点以上に上昇した場合など )に、洗浄液を系外の安全な場所に排出することが可能になり、さらに防火上の 信頼性を向上させることが可能になる。
【0012】 また、前記の各洗浄装置に、さらに、洗浄槽の上部開口を閉じるための蓋を設 けることにより、必要に応じて洗浄槽を閉じることが可能になり、緊急時などに 洗浄槽内部を外部から速やかに遮断することができるようになる。なお、蓋は、 容易に開閉できるものであることが好ましく、また、特に気密封止を行うことが できるようなものであることまでは必要としない。
【0013】
【実施例】
以下、本願考案の実施例を図に基づいて説明する。図1は、本願考案の一実施 例にかかる洗浄装置を示す図である。
【0014】 この実施例の洗浄装置において、洗浄槽1は、角型の容器であり、その上部に は同じく角型(正方形)の上部開口10が形成されている。この洗浄槽1内には 、例えば炭化水素系洗浄液などの可燃性の洗浄液2が所定量張り込まれる。そし て、上記の上部開口10は、その幅(一辺の長さ)Wが、洗浄液2の液面2aか らの距離Hよりも小さくなるように形成されている。さらに、上部開口10には 開閉可能(取外し可能)な蓋11が施されている。
【0015】 また、洗浄槽1の下部には、内周に沿って、洗浄液2を引火点以下の温度に冷 却するための洗浄液冷却手段(冷却コイル)3が配設されており、さらに、洗浄 液2の液面2aより上の位置には、内周に沿って、洗浄液蒸気を冷却して凝縮さ せるための蒸気冷却手段(冷却コイル)4が配設されている。
【0016】 また、蒸気冷却手段4の上方の内周には、蒸気冷却手段4において凝縮されな かった洗浄液蒸気を所定の位置に導いて排気するための吸引口5が形成されてお り、洗浄槽1の外周側には、吸引口5から吸引される洗浄液蒸気をまとめて排気 ライン6に送るためのジャケット8が形成されている。また、排気ライン6はブ ロア7に接続されている。そして、上記の吸引口5、ジャケット8、排気ライン 6及びブロア7が排気手段13を構成している。
【0017】 また、洗浄槽1の下部には、排液ライン14及び遠隔操作を行うことが可能な 電磁弁15を備えてなる洗浄液系外排出手段16が接続されている。
【0018】 そして、上記洗浄装置を用いて洗浄対象物を洗浄する場合、例えば、複数の洗 浄対象物を洗浄治具(金網などからなる容器)9に入れ、これを洗浄槽1内の洗 浄液2に浸漬し、必要に応じて洗浄治具9を揺動させたり、洗浄液2を攪拌流動 させたりすることにより洗浄対象物を洗浄する。
【0019】 この洗浄工程において、洗浄槽1は、洗浄液2の液面2aから上部開口10ま での高さが、上部開口10の幅Wよりも大きくなるように構成されており、洗浄 液2の液面2aから上部開口10までの距離と上部開口10の大きさが所定の割 合になるように規定されているため、洗浄槽1内に洗浄液2の洗浄液蒸気をある 程度保持することが可能な空間(保持空間)12が確保されるとともに、洗浄液 冷却手段3により洗浄液2の温度が引火点以下の温度に冷却される。また、洗浄 工程などにおいて発生する洗浄液蒸気は蒸気冷却手段4により冷却されて凝縮し 、さらに、蒸気冷却手段4において凝縮しなかった洗浄液蒸気は洗浄槽1から外 部に漏れ出さないように、吸引口5、ジャケット8、排気ライン6及びブロア7 を経て所定の位置にまで導かれて排気される。
【0020】 そして、例えば、洗浄液冷却手段3の故障などにより洗浄液2の温度が引火点 以上にまで上昇した場合には、洗浄液系外排出手段16により洗浄液2が系外の 安全な場所に排出される。
【0021】 また、引火のおそれがあるような状態であるにもかかわらず、洗浄液を系外に 抜き出すことができないような場合には、蓋11を施すことにより、洗浄槽1の 内部を外部から速やかに遮断することができる。
【0022】 なお、定常状態においては、蓋11を施すことなく、洗浄が行われるため、洗 浄治具9の出し入れなどが妨げられることはなく、洗浄工程における作業性が低 下するようなことがない。なお、蓋11は容易に開閉できるものであることが好 ましい。
【0023】 なお、本願考案は上記実施例に限られるものではなく、洗浄槽やその上部開口 の構造、蒸気排出手段や洗浄液系外排出手段の構成などに関し、本願考案の要旨 の範囲内において種々の変形、応用を加えることが可能である。
【0024】
【考案の効果】
上述のように、本願考案の洗浄装置は、洗浄液の液面から上部開口までの高さ が、上部開口の径または最大幅よりも大きくなるように構成された洗浄槽と、洗 浄液冷却手段と、洗浄液蒸気を冷却して凝縮させる蒸気冷却手段と、蒸気冷却手 段において凝縮されない洗浄液蒸気を所定の位置にまで導いて排気する排気手段 とを備えて構成されているので、特に複雑な構造を必要としたり、作業性を低下 させたりすることなく、防火性能を向上させ、信頼性を高めることができる。
【0025】 また、遠隔操作により洗浄液を系外の所定の位置に排出する洗浄液系外排出手 段を設けることにより、例えば、洗浄液冷却手段の故障などにより洗浄液の温度 が引火点以上の温度にまで上昇した場合などに、洗浄液を系外の安全な場所に排 出することが可能になり、さらに防火上の信頼性を向上させることが可能になる 。
【0026】 さらに、洗浄槽の上部開口を閉じるための蓋を設けることにより、必要に応じ て洗浄槽を閉じることが可能になり、緊急時などに洗浄槽内部を外部から速やか に遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の一実施例にかかる洗浄装置を示す図
である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 洗浄液 2a 洗浄液の液面 3 洗浄液冷却手段(冷却コイル) 4 蒸気冷却手段(冷却コイル) 5 吸引口 6 排気ライン 7 ブロア 8 ジャケット 9 洗浄治具 10 上部開口 11 蓋 13 排気手段 14 排液ライン 15 電磁弁 16 洗浄液系外排出手段

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃性の洗浄液を入れた洗浄槽に洗浄対
    象物を浸漬して洗浄を行う洗浄装置において、 洗浄液の液面から上部開口までの高さが、該上部開口の
    径または最大幅よりも大きくなるように構成された洗浄
    槽と、 洗浄液の温度をその引火点以下の温度に冷却するための
    洗浄液冷却手段と、 洗浄槽内に配設され、洗浄作業などにおいて発生する洗
    浄液蒸気を冷却して凝縮させる蒸気冷却手段と、 前記蒸気冷却手段において凝縮されない洗浄液蒸気が洗
    浄槽から外部に漏れ出さないように、該洗浄液蒸気を所
    定の位置にまで導いて排気する排気手段とを具備するこ
    とを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗浄装置に、さらに、遠
    隔操作により洗浄液を系外の所定の位置に排出する洗浄
    液系外排出手段を設けたことを特徴とする洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の洗浄装置に、さ
    らに、洗浄槽の上部開口を閉じるための蓋を設けたこと
    を特徴とする洗浄装置。
JP7805792U 1992-10-14 1992-10-14 洗浄装置 Pending JPH0634782U (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5925518U (ja) * 1982-08-10 1984-02-17 川上 潤 エア−カ−テンカメラ
JPH02268878A (ja) * 1989-04-10 1990-11-02 Dan Clean Purodakuto:Kk 洗浄装置
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JPH04110083A (ja) * 1990-08-30 1992-04-10 Japan Field Kk アルコールを用いた洗浄方法および装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970128