JPH06347692A - 遠隔操作装置 - Google Patents
遠隔操作装置Info
- Publication number
- JPH06347692A JPH06347692A JP5140980A JP14098093A JPH06347692A JP H06347692 A JPH06347692 A JP H06347692A JP 5140980 A JP5140980 A JP 5140980A JP 14098093 A JP14098093 A JP 14098093A JP H06347692 A JPH06347692 A JP H06347692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- subject
- target object
- camera
- light receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 離れた位置からの操作によって被駆動物体を
所望の目標物体に対して駆動することが可能な遠隔操作
装置を提供する。 【構成】 所定操作に応じて目標物体51(52)を指
示するための検出光を照射する照射手段11を有する目
標物体指示器10と、目標物体で反射された検出光を受
光する複数の画素から成る受光素子21c、この受光素
子21cの受光位置から目標物体の位置を特定する特定
手段21e、およびこの特定手段21eの特定結果に基
づいて、所定の被駆動物体30を目標物体51(52)
に対して駆動するための駆動信号を出力する信号出力手
段21fを有する駆動装置20とを具備する。
所望の目標物体に対して駆動することが可能な遠隔操作
装置を提供する。 【構成】 所定操作に応じて目標物体51(52)を指
示するための検出光を照射する照射手段11を有する目
標物体指示器10と、目標物体で反射された検出光を受
光する複数の画素から成る受光素子21c、この受光素
子21cの受光位置から目標物体の位置を特定する特定
手段21e、およびこの特定手段21eの特定結果に基
づいて、所定の被駆動物体30を目標物体51(52)
に対して駆動するための駆動信号を出力する信号出力手
段21fを有する駆動装置20とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカメラなどを遠
隔操作するための遠隔操作装置に関する。
隔操作するための遠隔操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】近年のカメラは、マイクロ
コンピュ−タの導入や自動焦点調節技術,自動露出制御
技術などの発達によって自動化が進み、撮影者は構図を
決定してレリーズ釦を操作するだけで簡単に写真撮影が
行えるようになった。また、カメラから離れた位置でカ
メラをシャッタレリーズせしめるような遠隔操作装置も
知られており、例えばカメラブレ防止などに役立ってい
る。しかしながら、従来の遠隔操作装置は、シャッタレ
リーズ機能は有するものの、撮影レンズが所望の被写体
(目標物体)を向くようカメラを駆動するといった機能
はなく、このような機能を持った遠隔操作装置の実現が
望まれている。
コンピュ−タの導入や自動焦点調節技術,自動露出制御
技術などの発達によって自動化が進み、撮影者は構図を
決定してレリーズ釦を操作するだけで簡単に写真撮影が
行えるようになった。また、カメラから離れた位置でカ
メラをシャッタレリーズせしめるような遠隔操作装置も
知られており、例えばカメラブレ防止などに役立ってい
る。しかしながら、従来の遠隔操作装置は、シャッタレ
リーズ機能は有するものの、撮影レンズが所望の被写体
(目標物体)を向くようカメラを駆動するといった機能
はなく、このような機能を持った遠隔操作装置の実現が
望まれている。
【0003】本発明の目的は、離れた位置からの操作に
よって被駆動物体を所望の目標物体に対して駆動するこ
とが可能な遠隔操作装置を提供することにある。
よって被駆動物体を所望の目標物体に対して駆動するこ
とが可能な遠隔操作装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1〜図
4に対応付けて説明すると、本発明に係る遠隔操作装置
は、 目標物体指示器10と、この目標物体指示器10
とは別体の駆動装置20とを具備する。目標物体指示器
10は、所定操作に応じて目標物体51(52)を指示
するための検出光を照射する照射手段11を有し、また
駆動装置20は、目標物体で反射された検出光を受光す
る複数の画素から成る受光素子21c、この受光素子2
1cの受光位置から目標物体の位置を特定する特定手段
21e、およびこの特定手段21eの特定結果に基づい
て、所定の被駆動物体30を目標物体51(52)に対
して駆動するための駆動信号を出力する信号出力手段2
1fを有し、これにより上記問題点を解決する。
4に対応付けて説明すると、本発明に係る遠隔操作装置
は、 目標物体指示器10と、この目標物体指示器10
とは別体の駆動装置20とを具備する。目標物体指示器
10は、所定操作に応じて目標物体51(52)を指示
するための検出光を照射する照射手段11を有し、また
駆動装置20は、目標物体で反射された検出光を受光す
る複数の画素から成る受光素子21c、この受光素子2
1cの受光位置から目標物体の位置を特定する特定手段
21e、およびこの特定手段21eの特定結果に基づい
て、所定の被駆動物体30を目標物体51(52)に対
して駆動するための駆動信号を出力する信号出力手段2
1fを有し、これにより上記問題点を解決する。
【0005】
【作用】操作者が目標物体指示器10を操作して所望の
目標物体51に向けて上記検出光を照射せしめると、目
標物体51(52)で反射された検出光が駆動装置20
の受光素子21cに受光される。特定手段21eは、こ
の受光素子21cの受光位置から上記目標物体51の位
置を特定し、信号出力手段21fは、特定手段21eの
特定結果に基づいて、所定の被駆動物体30を目標物体
51(52)に対して駆動する。
目標物体51に向けて上記検出光を照射せしめると、目
標物体51(52)で反射された検出光が駆動装置20
の受光素子21cに受光される。特定手段21eは、こ
の受光素子21cの受光位置から上記目標物体51の位
置を特定し、信号出力手段21fは、特定手段21eの
特定結果に基づいて、所定の被駆動物体30を目標物体
51(52)に対して駆動する。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0007】
【実施例】図1〜図4により本発明をカメラの遠隔操作
装置に適用した場合の一実施例を説明する。本実施例に
おけるカメラの遠隔操作装置は、図1に示すように、被
写体指示器10と、この被写体指示器10とは別体のカ
メラ駆動装置20とから成る。以下、各々の構成につい
て詳述する。
装置に適用した場合の一実施例を説明する。本実施例に
おけるカメラの遠隔操作装置は、図1に示すように、被
写体指示器10と、この被写体指示器10とは別体のカ
メラ駆動装置20とから成る。以下、各々の構成につい
て詳述する。
【0008】《被写体指示器10の構成》被写体指示器
10は、図2に示すように、赤外光レーザビームを照射
する赤外光レーザ11と、可視光レーザビームを照射す
る可視光レーザ12と、ハーフミラー13とを有する。
赤外光レーザ11からの赤外光レーザビームはハーフミ
ラー13を透過して投光部14から被写体51あるいは
52(図1)に向けて照射される一方、可視光レーザ1
2からの可視光レーザビームはハーフミラー13で反射
されて上記赤外光レーザビームとほぼ同一の光路で被写
体51(52)に照射される。ここで、上記赤外光レー
ザビームが被写体の方向を検出するための検出光として
機能する。また可視光レーザビームは、被写体上に視認
可能なビームスポットを形成するためのものである。な
お図示はしないが、上記構成に加えて被写体指示器10
にレリーズ信号出力機構を設けてもよい。
10は、図2に示すように、赤外光レーザビームを照射
する赤外光レーザ11と、可視光レーザビームを照射す
る可視光レーザ12と、ハーフミラー13とを有する。
赤外光レーザ11からの赤外光レーザビームはハーフミ
ラー13を透過して投光部14から被写体51あるいは
52(図1)に向けて照射される一方、可視光レーザ1
2からの可視光レーザビームはハーフミラー13で反射
されて上記赤外光レーザビームとほぼ同一の光路で被写
体51(52)に照射される。ここで、上記赤外光レー
ザビームが被写体の方向を検出するための検出光として
機能する。また可視光レーザビームは、被写体上に視認
可能なビームスポットを形成するためのものである。な
お図示はしないが、上記構成に加えて被写体指示器10
にレリーズ信号出力機構を設けてもよい。
【0009】《カメラ駆動装置20の構成》一方、カメ
ラ駆動装置20は、図3に示すようにカメラ30が載置
固定される本体21と、この本体21、つまりカメラ3
0を横方向および縦方向に回転せしめる2軸ステージ2
2とから成る。本体21には、図4に示すように、魚眼
レンズ21aと、魚眼レンズ21aの裏面に固着された
赤外光透過フィルタ21bと、赤外光を受光して光電変
換する赤外光用受光素子21cと、マイクロコンピュ−
タ(以下、マイコンと呼ぶ)21dとが設けられてい
る。マイコン21dは被写体特定部21eと駆動部13
fとを有し、上記受光素子21cの光電変換出力は被写
体特定部21eに入力される。
ラ駆動装置20は、図3に示すようにカメラ30が載置
固定される本体21と、この本体21、つまりカメラ3
0を横方向および縦方向に回転せしめる2軸ステージ2
2とから成る。本体21には、図4に示すように、魚眼
レンズ21aと、魚眼レンズ21aの裏面に固着された
赤外光透過フィルタ21bと、赤外光を受光して光電変
換する赤外光用受光素子21cと、マイクロコンピュ−
タ(以下、マイコンと呼ぶ)21dとが設けられてい
る。マイコン21dは被写体特定部21eと駆動部13
fとを有し、上記受光素子21cの光電変換出力は被写
体特定部21eに入力される。
【0010】魚眼レンズ21aは、被写体51(52)
で反射された上記赤外光レーザビームを、その入射角度
に応じた位置(受光素子21cの受光面上における位
置)に導くためのものである。また赤外光透過フィルタ
21bは、上記可視光レーザビームや外乱光などの不要
な光束を吸収し赤外光レーザビームのみを受光素子21
cの受光面上に導く。受光素子21cは、複数の画素を
二次元的に配列したものであり、例えば近年開発が進ん
でいる赤外光用のCCDなどが用いられる。
で反射された上記赤外光レーザビームを、その入射角度
に応じた位置(受光素子21cの受光面上における位
置)に導くためのものである。また赤外光透過フィルタ
21bは、上記可視光レーザビームや外乱光などの不要
な光束を吸収し赤外光レーザビームのみを受光素子21
cの受光面上に導く。受光素子21cは、複数の画素を
二次元的に配列したものであり、例えば近年開発が進ん
でいる赤外光用のCCDなどが用いられる。
【0011】ここで、上記魚眼レンズ21a作用によ
り、受光素子21c上における赤外光の受光位置は、上
述した被写体指示器10からのレーザビームを受けた被
写体の位置に依存することになる。したがって受光素子
21cの受光面上における受光光束の中心位置を検出す
ることにより被写体が存在する方向を正確に割り出すこ
とができる。そこでマイコン21dの被写体特定部21
eは、例えば上記受光面上において受光光量が所定値以
上の領域とそれ以外の領域との境界部分に相当する円を
検出し、その円の中心座標を受光光束の中心として認識
する。そして、その中心座標から被写体の位置を特定す
る。本実施例では、受光素子21cの各画素が2次元的
に配列されているので、横方向および縦方向の双方に関
して被写体位置を特定することができる。なお、受光面
上の光像はピントの合っていないぼけた像となるが、こ
こでは受光光束の中心が認識できればよいので問題はな
い。
り、受光素子21c上における赤外光の受光位置は、上
述した被写体指示器10からのレーザビームを受けた被
写体の位置に依存することになる。したがって受光素子
21cの受光面上における受光光束の中心位置を検出す
ることにより被写体が存在する方向を正確に割り出すこ
とができる。そこでマイコン21dの被写体特定部21
eは、例えば上記受光面上において受光光量が所定値以
上の領域とそれ以外の領域との境界部分に相当する円を
検出し、その円の中心座標を受光光束の中心として認識
する。そして、その中心座標から被写体の位置を特定す
る。本実施例では、受光素子21cの各画素が2次元的
に配列されているので、横方向および縦方向の双方に関
して被写体位置を特定することができる。なお、受光面
上の光像はピントの合っていないぼけた像となるが、こ
こでは受光光束の中心が認識できればよいので問題はな
い。
【0012】一方、2軸ステージ22は、周知の回転ス
テージと傾斜ステージとを組み合わせたもので、例えば
回転ステージの上部に傾斜ステージを取付けて構成され
る。不図示の回転ステージ駆動用モータにより上記回転
ステージを回転駆動すると、本体21、すなわちカメラ
30が水平面内で横方向に回転し、また傾斜ステージ駆
動用モータにより傾斜ステージを駆動すると、カメラ3
0が垂直面内で縦方向に回転する。上記各モータは、マ
イコン21dの駆動部21fからの駆動信号により駆動
される。なお、上述とは逆に傾斜ステージの上部に回転
ステージを取付けて構成してもよい。
テージと傾斜ステージとを組み合わせたもので、例えば
回転ステージの上部に傾斜ステージを取付けて構成され
る。不図示の回転ステージ駆動用モータにより上記回転
ステージを回転駆動すると、本体21、すなわちカメラ
30が水平面内で横方向に回転し、また傾斜ステージ駆
動用モータにより傾斜ステージを駆動すると、カメラ3
0が垂直面内で縦方向に回転する。上記各モータは、マ
イコン21dの駆動部21fからの駆動信号により駆動
される。なお、上述とは逆に傾斜ステージの上部に回転
ステージを取付けて構成してもよい。
【0013】《動作の説明》次に、実施例の動作を説明
する。この動作は、カメラ30の撮影画面の略中心部が
上記被写体に形成されたビームスポットの中心と略一致
するようカメラ30を駆動制御するものである。まず、
図3に示すようにカメラ駆動装置20を三脚41に取付
け、駆動装置本体21の上部にカメラ30を横姿勢で載
置固定する。操作者は、カメラ30から離れた位置で被
写体指示器10の投光部14を例えば被写体51(図
1)に向け、不図示の検出光照射スイッチをオンする。
これにより、赤外光レーザ11と可視光レーザ12とが
駆動され、上述したように赤外光レーザビームと可視光
レーザビームとがほぼ同一の光路で被写体に向けて照射
される。このとき、可視光レーザ12によって被写体上
にビームスポットが形成されるから、操作者は所望の被
写体の所望の箇所に赤外光レーザビームが照射されてい
るか否かが容易に確認できる。
する。この動作は、カメラ30の撮影画面の略中心部が
上記被写体に形成されたビームスポットの中心と略一致
するようカメラ30を駆動制御するものである。まず、
図3に示すようにカメラ駆動装置20を三脚41に取付
け、駆動装置本体21の上部にカメラ30を横姿勢で載
置固定する。操作者は、カメラ30から離れた位置で被
写体指示器10の投光部14を例えば被写体51(図
1)に向け、不図示の検出光照射スイッチをオンする。
これにより、赤外光レーザ11と可視光レーザ12とが
駆動され、上述したように赤外光レーザビームと可視光
レーザビームとがほぼ同一の光路で被写体に向けて照射
される。このとき、可視光レーザ12によって被写体上
にビームスポットが形成されるから、操作者は所望の被
写体の所望の箇所に赤外光レーザビームが照射されてい
るか否かが容易に確認できる。
【0014】各レーザビームは被写体51で反射され、
その反射光の一部が駆動装置本体21に設けられた魚眼
レンズ21aに入射される。その入射光は魚眼レンズ2
1aを透過して赤外光透過フィルタ21bに導かれ、赤
外光レーザビームのみが赤外光透過フィルタ21bを透
過して受光素子21cの所定位置に照射される。受光素
子21cの出力はマイコン21dの被写体特定部21e
に入力され、被写体特定部21eは、上述した要領で受
光光束の中心座標を求め、その座標から被写体の位置
(横方向および縦方向の各位置)を特定する。被写体位
置が特定されると,マイコン21dの駆動部21fは、
その特定結果に基づいて、カメラ30の撮影レンズ31
を被写体51に向けるべく2軸ステージ22を構成する
各ステージ駆動用モータに駆動信号を出力する。詳しく
は、上記特定された横方向位置に基づいて回転ステージ
駆動用の第1の駆動信号を出力するとともに、縦方向位
置に基づいて傾斜ステージ駆動用の第2の駆動信号を出
力する。
その反射光の一部が駆動装置本体21に設けられた魚眼
レンズ21aに入射される。その入射光は魚眼レンズ2
1aを透過して赤外光透過フィルタ21bに導かれ、赤
外光レーザビームのみが赤外光透過フィルタ21bを透
過して受光素子21cの所定位置に照射される。受光素
子21cの出力はマイコン21dの被写体特定部21e
に入力され、被写体特定部21eは、上述した要領で受
光光束の中心座標を求め、その座標から被写体の位置
(横方向および縦方向の各位置)を特定する。被写体位
置が特定されると,マイコン21dの駆動部21fは、
その特定結果に基づいて、カメラ30の撮影レンズ31
を被写体51に向けるべく2軸ステージ22を構成する
各ステージ駆動用モータに駆動信号を出力する。詳しく
は、上記特定された横方向位置に基づいて回転ステージ
駆動用の第1の駆動信号を出力するとともに、縦方向位
置に基づいて傾斜ステージ駆動用の第2の駆動信号を出
力する。
【0015】上記第1の駆動信号により回転ステージ駆
動モータが駆動されて駆動装置本体21、すなわちカメ
ラ30が水平面内で回転駆動され、撮影レンズ31が横
方向において被写体の方向に向けられる。一方、第2の
駆動信号により傾斜ステージ駆動モータが駆動されて駆
動装置本体21、すなわちカメラ30が垂直面内で回転
駆動され、撮影レンズ31が縦方向において被写体の方
向に向けられる。その結果、撮影画面の中心部が被写体
51に形成されたビームスポットと一致する。この状態
で例えば被写体指示器10に設けられたレリーズ釦を操
作すると、レリーズ用の光信号が照射され、これを受け
たカメラ30がシャッタレリーズを行う。
動モータが駆動されて駆動装置本体21、すなわちカメ
ラ30が水平面内で回転駆動され、撮影レンズ31が横
方向において被写体の方向に向けられる。一方、第2の
駆動信号により傾斜ステージ駆動モータが駆動されて駆
動装置本体21、すなわちカメラ30が垂直面内で回転
駆動され、撮影レンズ31が縦方向において被写体の方
向に向けられる。その結果、撮影画面の中心部が被写体
51に形成されたビームスポットと一致する。この状態
で例えば被写体指示器10に設けられたレリーズ釦を操
作すると、レリーズ用の光信号が照射され、これを受け
たカメラ30がシャッタレリーズを行う。
【0016】引き続いて他の被写体52を撮影するに
は、被写体指示器10の投光部14を被写体52に向け
て検出光照射スイッチをオンすればよい。これにより上
述と同様の動作で撮影画面の中心部が被写体52に形成
されたビームスポットと一致するようカメラ30を駆動
することができ、レリーズ釦の操作により撮影を行うこ
とができる。
は、被写体指示器10の投光部14を被写体52に向け
て検出光照射スイッチをオンすればよい。これにより上
述と同様の動作で撮影画面の中心部が被写体52に形成
されたビームスポットと一致するようカメラ30を駆動
することができ、レリーズ釦の操作により撮影を行うこ
とができる。
【0017】以上のように本実施例では、操作者が被写
体指示器10を所望の被写体に向けてスイッチ操作を行
うだけで、離れた位置にあるカメラ30の撮影レンズ3
1を所望の被写体に向けさせ、その状態で撮影を行うこ
とができる。特に本実施例では、上記魚眼レンズ21a
を用いているので、カメラの前方であれば被写体がいず
れに位置していてもその被写体に撮影レンズ31を向け
させることができる。また、被写体は操作者自身であっ
てもよい。この場合には、被写体指示器10の投光部1
4を直接魚眼レンズ21aに向けて検出光照射スイッチ
をオンすればよい。
体指示器10を所望の被写体に向けてスイッチ操作を行
うだけで、離れた位置にあるカメラ30の撮影レンズ3
1を所望の被写体に向けさせ、その状態で撮影を行うこ
とができる。特に本実施例では、上記魚眼レンズ21a
を用いているので、カメラの前方であれば被写体がいず
れに位置していてもその被写体に撮影レンズ31を向け
させることができる。また、被写体は操作者自身であっ
てもよい。この場合には、被写体指示器10の投光部1
4を直接魚眼レンズ21aに向けて検出光照射スイッチ
をオンすればよい。
【0018】ところで、図3の例では、魚眼レンズ21
aや受光素子21cから成る受光部と、撮影レンズ31
との上下位置が一致しておらず、遠距離の被写体に対し
ては問題はないが、近距離の被写体を狙う場合には両者
の位置ずれが問題となる。例えば、受光部と撮影レンズ
31との中心間距離が5cmと仮定し、人物の顔をアッ
プで撮影する場合を考える。このとき、人物の鼻を画面
の中心に配置すべく被写体指示器10で被写体の鼻にビ
ームスポットを形成させても、撮影された写真では画面
中心に額が写っていた、といった不都合が起こり得る。
このような不都合を防止するには、上記駆動装置20に
昇降機構を設け、シャッタレリーズに先立ってカメラ3
0を5cmだけ下降させるような構成とすればよい。
aや受光素子21cから成る受光部と、撮影レンズ31
との上下位置が一致しておらず、遠距離の被写体に対し
ては問題はないが、近距離の被写体を狙う場合には両者
の位置ずれが問題となる。例えば、受光部と撮影レンズ
31との中心間距離が5cmと仮定し、人物の顔をアッ
プで撮影する場合を考える。このとき、人物の鼻を画面
の中心に配置すべく被写体指示器10で被写体の鼻にビ
ームスポットを形成させても、撮影された写真では画面
中心に額が写っていた、といった不都合が起こり得る。
このような不都合を防止するには、上記駆動装置20に
昇降機構を設け、シャッタレリーズに先立ってカメラ3
0を5cmだけ下降させるような構成とすればよい。
【0019】以上の実施例の構成において、被写体指示
器10が目標物体指示器を、赤外光レーザ11が照射手
段を、被写体特定部21eが特定手段を、駆動部21f
が信号出力手段を、被写体51,52が目標物体を、カ
メラ30が被駆動物体をそれぞれ構成する。
器10が目標物体指示器を、赤外光レーザ11が照射手
段を、被写体特定部21eが特定手段を、駆動部21f
が信号出力手段を、被写体51,52が目標物体を、カ
メラ30が被駆動物体をそれぞれ構成する。
【0020】なお以上では、被写体指示器10に赤外光
レーザ11と可視光レーザ12とを設けた例を示した
が、赤外光レーザ11に二次高調波発生器を導入すれ
ば、赤外光レーザビームと可視光レーザビームの双方を
同一光路で照射することができるので、可視光レーザ1
2は不要となる。また、被写体上に可視光レーザビーム
スポットを形成せず、これに代えて照準器を用いるよう
にしてもよい。あるいは両者を併用することもできる。
レーザ11と可視光レーザ12とを設けた例を示した
が、赤外光レーザ11に二次高調波発生器を導入すれ
ば、赤外光レーザビームと可視光レーザビームの双方を
同一光路で照射することができるので、可視光レーザ1
2は不要となる。また、被写体上に可視光レーザビーム
スポットを形成せず、これに代えて照準器を用いるよう
にしてもよい。あるいは両者を併用することもできる。
【0021】さらに、レーザに代えて赤外光の一般光
源、例えば赤外線発光ダイオードなどを用いることもで
きる。ただし、この場合には光の拡散を抑えるために、
例えばカメラの自動焦点レンズ機構などを導入し、被写
体上にスポットが形成されるような工夫が必要である。
また、自然光中の赤外光と検出光としての赤外光とを区
別するには、指示器側において赤外光を交流点灯し、受
光部側でその周波数の赤外光のみを検出するようにすれ
ばよい。さらに、上記検出光は赤外光に限定されず、可
視光を用いることもできる。この場合には、光強度の高
い可視光を用い、フィルタで減光させて受光素子に導く
よう構成すれば、外乱光を除去して検出光としての可視
光のみを受光素子上に導くことができる。
源、例えば赤外線発光ダイオードなどを用いることもで
きる。ただし、この場合には光の拡散を抑えるために、
例えばカメラの自動焦点レンズ機構などを導入し、被写
体上にスポットが形成されるような工夫が必要である。
また、自然光中の赤外光と検出光としての赤外光とを区
別するには、指示器側において赤外光を交流点灯し、受
光部側でその周波数の赤外光のみを検出するようにすれ
ばよい。さらに、上記検出光は赤外光に限定されず、可
視光を用いることもできる。この場合には、光強度の高
い可視光を用い、フィルタで減光させて受光素子に導く
よう構成すれば、外乱光を除去して検出光としての可視
光のみを受光素子上に導くことができる。
【0022】また、受光素子として赤外光用のCCDを
用いたが、赤外光に感度を持つものであればCCD以外
のものでもよく、例えば赤外光用二次元位置検出器を用
いることもできる。さらに検出光として可視光を用いる
場合には、通常のCCDや二次元検出器を用いてもよ
い。さらにまた、上記受光部の配置位置も実施例に限定
されない。例えば受光部をカメラの上下あるいは左右に
それぞれ設け、2つの情報からカメラの向くべき方向を
決定してもよい。あるいは例えば図5に示すように、カ
メラ30の上部に略三角錐上の取付部23を配置し、こ
の取付部23の底面を除く3面に受光部23A,23
B,23Cをそれぞれ配置すれば、カメラ30の周囲の
いずれの方向に被写体が存在してもその方向に撮影レン
ズ31を向けることができる。
用いたが、赤外光に感度を持つものであればCCD以外
のものでもよく、例えば赤外光用二次元位置検出器を用
いることもできる。さらに検出光として可視光を用いる
場合には、通常のCCDや二次元検出器を用いてもよ
い。さらにまた、上記受光部の配置位置も実施例に限定
されない。例えば受光部をカメラの上下あるいは左右に
それぞれ設け、2つの情報からカメラの向くべき方向を
決定してもよい。あるいは例えば図5に示すように、カ
メラ30の上部に略三角錐上の取付部23を配置し、こ
の取付部23の底面を除く3面に受光部23A,23
B,23Cをそれぞれ配置すれば、カメラ30の周囲の
いずれの方向に被写体が存在してもその方向に撮影レン
ズ31を向けることができる。
【0023】また以上では、撮影レンズが被写体に向い
た後にレリーズ操作を行うことにより撮影を行う例を示
したが、撮影レンズが被写体に向いたらその直後に自動
的に撮影を行うようにしてもよいし、ある程度の時間だ
け待ってから撮影を行うようにしてもよい。あるいは、
上記方式のいずれかを選択可能なようにマイコンをプロ
グラミングしておき、被写体指示器10からの光信号に
応じて選択動作を行うようにしてもよい。さらに、撮影
レンズがいったん被写体に向いたらその時点でカメラ駆
動動作を終了するか、あるいは連続して追尾をつづける
かなども選択可能に構成してもよい。さらに以上では、
カメラを横方向および縦方向の双方に駆動可能な例を示
したが、簡易的な装置としてはいずれか一方のみ駆動可
能なものでもよい。
た後にレリーズ操作を行うことにより撮影を行う例を示
したが、撮影レンズが被写体に向いたらその直後に自動
的に撮影を行うようにしてもよいし、ある程度の時間だ
け待ってから撮影を行うようにしてもよい。あるいは、
上記方式のいずれかを選択可能なようにマイコンをプロ
グラミングしておき、被写体指示器10からの光信号に
応じて選択動作を行うようにしてもよい。さらに、撮影
レンズがいったん被写体に向いたらその時点でカメラ駆
動動作を終了するか、あるいは連続して追尾をつづける
かなども選択可能に構成してもよい。さらに以上では、
カメラを横方向および縦方向の双方に駆動可能な例を示
したが、簡易的な装置としてはいずれか一方のみ駆動可
能なものでもよい。
【0024】また本発明は、静止画撮影用のカメラ以外
に動画撮影用のカメラ、例えばビデオカメラやテレビカ
メラ、あるいは映画撮影用のカメラの遠隔操作装置にも
適用できるし、カメラ以外にも例えば自動車や自走式ロ
ボットの遠隔操作装置にも適用できる。すなわち、受光
部および駆動信号発生部を例えば自動車に設け、指示器
で所望の位置を指示することにより、自動車が自動的に
その位置まで走行するよう構成することもできる。これ
によれば、従来の無線器を用いての遠隔操縦で必要だっ
た高度な技術が不要となる。さらに、自走式ロボットに
適用することにより、ロボットを所望の方向に向けた
り、所望の位置に駆動させることもできる。
に動画撮影用のカメラ、例えばビデオカメラやテレビカ
メラ、あるいは映画撮影用のカメラの遠隔操作装置にも
適用できるし、カメラ以外にも例えば自動車や自走式ロ
ボットの遠隔操作装置にも適用できる。すなわち、受光
部および駆動信号発生部を例えば自動車に設け、指示器
で所望の位置を指示することにより、自動車が自動的に
その位置まで走行するよう構成することもできる。これ
によれば、従来の無線器を用いての遠隔操縦で必要だっ
た高度な技術が不要となる。さらに、自走式ロボットに
適用することにより、ロボットを所望の方向に向けた
り、所望の位置に駆動させることもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る遠隔操作装置は、所定操作
に応じて目標物体を指示するための検出光を照射する目
標物体指示器と、上記目標物体で反射された検出光を受
光を受光し、その受光位置から目標物体の位置を特定し
て被駆動物体駆動信号を出力する駆動装置とを備えてい
るので、離れた位置での操作によって被駆動物体を所望
の目標物体に対して駆動することが可能となる。
に応じて目標物体を指示するための検出光を照射する目
標物体指示器と、上記目標物体で反射された検出光を受
光を受光し、その受光位置から目標物体の位置を特定し
て被駆動物体駆動信号を出力する駆動装置とを備えてい
るので、離れた位置での操作によって被駆動物体を所望
の目標物体に対して駆動することが可能となる。
【図1】本発明の一実施例に係るカメラの遠隔操作装置
を示す全体構成図。
を示す全体構成図。
【図2】被写体指示器の構成を示す図。
【図3】カメラを駆動装置に取付た状態を示す正面図。
【図4】駆動装置の詳細を示す図。
【図5】受光部の別実施例を示す図であり、(a)がカ
メラの正面図、(b)が(a)のb−b線矢視図。
メラの正面図、(b)が(a)のb−b線矢視図。
10 被写体指示器 11 赤外光レーザ 12 可視光レーザ 13 ハーフミラー 14 投光部 20 駆動装置 21 本体 21a 魚眼レンズ 21b 赤外光透過フィルタ 21c 受光素子 21d マイクロコンピュ−タ(マイコン) 21e 被写体特定部 21f 駆動部 22 2軸ステージ 30 カメラ 31 撮影レンズ 41 三脚 51,52 被写体
Claims (1)
- 【請求項1】 所定操作に応じて目標物体を指示するた
めの検出光を照射する照射手段を有する目標物体指示器
と、 この目標物体指示器とは別体の駆動装置であって、前記
目標物体で反射された前記検出光を受光する複数の画素
から成る受光素子;この受光素子の受光位置から前記目
標物体の位置を特定する特定手段;およびこの特定手段
の特定結果に基づいて、所定の被駆動物体を前記目標物
体に対して駆動するための駆動信号を出力する信号出力
手段を有する駆動装置と、を具備することを特徴とする
遠隔操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5140980A JPH06347692A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 遠隔操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5140980A JPH06347692A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 遠隔操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06347692A true JPH06347692A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15281333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5140980A Pending JPH06347692A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 遠隔操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06347692A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002082369A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-22 | Akira Nakano | 二元操作型視認支援装置 |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP5140980A patent/JPH06347692A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002082369A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-22 | Akira Nakano | 二元操作型視認支援装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001290198A (ja) | カメラの投射型ファインダ | |
KR0137861B1 (ko) | 레이저 빔을 이용한 촬영 영역 표시 회로 | |
US5838370A (en) | Image pickup apparatus | |
JP2586557B2 (ja) | カメラのズーミング制御装置および撮影制御装置 | |
EP1094349B1 (en) | Focusing apparatus for image recording system | |
JPH05137039A (ja) | 電子カメラ | |
JP3235809B2 (ja) | 光学機器の立体リンク機構 | |
JPH04295837A (ja) | リモートコントロール機能付きアクティブ測距装置 | |
US5530512A (en) | Autofocus camera | |
JPH06347692A (ja) | 遠隔操作装置 | |
JP2006350253A (ja) | 一眼レフ型デジタルカメラ | |
JPS63214726A (ja) | オ−トフオ−カスカメラ | |
JP2006106388A (ja) | 撮影範囲投影表示装置及び電子機器 | |
JPH05158126A (ja) | カメラ | |
JP6584130B2 (ja) | 照明装置、撮像装置、撮像システム及びその制御方法 | |
KR100618160B1 (ko) | 초점거리 그리드 송출이 가능한 촬상장치 | |
JP2002072301A (ja) | ストロボ装置およびストロボ撮影システム | |
JP2007057553A (ja) | 撮像装置 | |
JPH07284003A (ja) | 撮像装置 | |
JP2007036436A (ja) | 撮像装置、及びプログラム | |
JP2016109824A (ja) | 撮像システム、照明装置および撮像装置とその制御方法 | |
JPH07253529A (ja) | マクロ撮影可能なレンズを有する自動焦点式カメラ | |
JP2005175897A (ja) | 撮像装置 | |
JPH02146024A (ja) | カメラの露出制御装置 | |
JPS60225139A (ja) | 赤外線映像照準装置 |