JP2010014840A - 撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の撮影システムにおいて視点を高くした固定撮影を行う場合、三脚を使用する場所の確保や、カメラと光束偏向体との相対位置の調整などが必要になってしまう。
【解決手段】 デジタルカメラ1は、底面5bが地面または机のような台の上に載置され、ミラー2は、ミラー支持部3によって台から所定の高さでデジタルカメラ1の筐体に支持される。被写体からの光Aは、ミラー2の反射面2aでレンズ部5の上面5aに向けて反射され、対物レンズ10Aに入射する。そして、デジタルカメラ1の光学系10により被写体像として結像されて、撮像素子13により撮像される。このため、デジタルカメラ1の底面5bを台の上に載置することで、三脚を用いずにデジタルカメラ1を安定した状態にして高い視点で画像撮影を行うことが可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被写体を撮影する撮影装置と、この撮影装置に被写体からの光を反射させる反射手段と、この反射手段を撮影装置に支持する支持手段とから構成される撮影システムに関するものである。
従来、カメラのような撮影装置を用いて、地面または机のような台の上から所定の高さだけ離れた視点で、被写体の撮影を行う場合、撮影装置を三脚に固定して支持する必要がある。しかしながら、三脚を用いた撮影は、三脚の設置場所が広く必要なうえ、撮影装置の重さによって三脚を含む撮影システムの重心が高くなり、不安定になりがちである。
下記の特許文献1には、三脚を用いないで固定された状態で、周囲の被写体を撮影する撮影システムが開示されている。カメラのレンズの前面には、直交ミラーやルーフプリズムなどの光束偏向体が設けられており、被写体からの光は、この光束偏向体における2回の反射を経て、反転のない正位像としてカメラのレンズに入射する。この撮影システムは、監視カメラなどに用いられるものであり、工場などの壁や天井等にカメラが設置されてレンズの視点方向が固定されている。しかし、光束偏向体の方位角や傾斜角を変えることが可能となっているため、カメラが固定されたままの状態であっても、カメラで直接撮影されない様々な視点から被写体の撮影を行える。
特開平9−61882号公報
特許文献1に開示される上記従来の撮影システムは、三脚を用いて視点を高くする従来の撮影システムのように、三脚の設置場所を広く必要としたり、撮影システムの重心が高くなることで不安定になってしまうといったことはない。しかしながら、特許文献1に開示される上記従来の撮影システムは、カメラと光束偏向体とが、それぞれ固定されて用いられるものであるため、所望の場所に移動させて使用することはできない。また、所望の場所に移動させて使用しようとすると、撮影の度にカメラと光束偏向体との相対位置を調整する必要があり、簡易に撮影することはできない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
被写体を撮像する撮像手段、
この撮像手段に被写体像を結像させる光学系、
並びに、この光学系に被写体からの光を入射させる開口部が形成された第1の面、および、開口部を臨む光学系を構成する入射レンズの光軸に直交する、第1の面とは反対側に設けられた第2の面を有する筐体を備えた撮影装置と、
被写体からの光を反射させて入射レンズに入射させる、入射レンズの光軸と交わる反射面を有する反射手段と、
この反射手段の反射面の中心が入射レンズの光軸上に位置するように反射手段を筐体に支持する支持手段と
を備えて撮影システムを構成した。
この構成によれば、撮影装置は、筐体の第2の面が地面または机のような台の上に載置され、反射手段は、支持手段によって地面または机のような台から所定の高さで撮影装置の筐体に支持される。被写体からの光は、反射手段の反射面で撮影装置の筐体の第1の面に向けて反射され、筐体の第1の面に形成された開口部を臨む入射レンズに入射する。そして、撮影装置内の光学系により被写体像として結像されて、撮像手段により撮像される。このため、三脚の設置場所がない場合であっても、撮影装置の第2の面を任意の場所に載置することで、三脚を用いずに撮影装置を安定した状態にして高い視点で画像撮影を行うことが可能になる。また、反射手段は支持手段によって撮影装置の筐体に支持されるため、特許文献1に開示された従来の撮影システムのように、撮影装置を任意の場所に移動させて撮影を行うたびに撮影装置と反射手段との相対位置を調整する手間もなく、簡易に撮影することができる。
また、本発明は、撮影装置が、
反射手段が支持手段によって筐体に支持されていることを検出する支持検出手段と、
反射手段が筐体に支持されていることが支持検出手段によって検出されると、撮影モードを、反射手段を用いた撮影を行う反射撮影モードに設定する撮影モード設定手段と、
この撮影モード設定手段によって反射撮影モードが設定されると、反射手段の反射面の大きさおよび反射面と入射レンズとの間の距離に応じて、撮像手段により取得される画像の画角の範囲を反射面内に全画角が収まるように調節する画像範囲調節手段と
を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、反射手段が支持手段によって撮影装置の筐体に支持されたことが支持検出手段によって検出されると、撮影モード設定手段により、撮影モードが、反射手段を用いた撮影を行う反射撮影モードに設定される。撮影モードが反射撮影モードに設定されると、反射手段の反射面の大きさおよび反射面と入射レンズとの間の距離に応じて、画像範囲調節手段によって、例えば、光学系の焦点距離が変化させられ、または撮像手段により取得される画像の一部が切り取られることで、光学的または電子的に、撮像手段により取得される画像の画角の範囲が反射面内に全画角が収まるように調節される。このため、反射撮影モードでは、反射手段の反射面の大きさおよび反射面と入射レンズとの間の距離に応じて、撮影装置が自動的に画角調整を行うため、撮影者の画角調整をする手間を要することなく、より簡易に高い視点での画像撮影を行えるようになる。
また、本発明は、
反射手段が、撮像手段により取得される画像において認識される位置基準を反射面に備えており、
画像範囲調節手段が、位置基準に基づいて、撮像手段により取得される画像の画角の範囲を調節することを特徴とする。
この構成によれば、撮像手段により取得される画像において認識される、反射面に備えられた位置基準に基づいて、画像範囲調節手段により、撮像手段により取得される画像の画角の範囲が調節される。このため、撮像手段により取得される画像の全画角を反射手段の反射面内に収める調節は、位置基準に基づいて反射面の内側の領域に画角を合わせることで、正確かつ確実に行われるようになる。
また、本発明は、
反射手段の反射面は被写体に対して突出する凸の曲率を有しており、
撮影装置が、この反射面で反射して撮像手段により取得される画像に生じる歪みを補正する歪み補正手段を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、反射面で反射して撮像手段により取得される画像の範囲は、反射面が平面状に形成されている場合に比べて、反射面の凸の曲率に応じた分だけ広くなる。また、被写体に対して突出した反射面で反射することによって撮像手段により取得される画像に生じる歪みは、撮影装置内の歪み補正手段によって補正される。このため、被写体に対して突出する凸の曲率を有する反射面を有する反射手段を用いて撮影を行うことにより、より広い範囲を対象とした被写体の画像を歪みなく得ることができる。
また、本発明は、撮影装置が、入射レンズの光軸方向に指向方向が向けられた集音手段を第1の面に備えていることを特徴とする。
この構成によれば、被写体の位置する方向から伝わる音は反射手段の反射面で入射レンズの光軸方向に反射され、入射レンズの光軸方向に指向方向が向けられた集音手段によって集音される。このため、被写体の位置する方向から伝わる音は、集音手段によって効率良く集音されるようになる。
また、本発明は、
反射手段が被写体方向に指向方向が向けられた集音手段を有し、
この集音手段で集音された音を撮影装置に伝達する伝達手段を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、被写体の位置する方向から伝わる音は、反射手段に設けられた集音手段によって直接集音され、集音された音が伝達手段によって撮影装置に伝達される。このため、撮影装置の筐体に設けられた集音手段により、反射手段の反射面で反射した音を集音する場合に比べて、より原音に近い状態でより効率的に集音されるようになる。また、集音手段は、撮影装置の筐体から離れて設けられているため、筐体の振動による振動音や筐体付近で生じる雑音が集音されてしまうことが防止されるようになる。
また、本発明は、
撮影装置が、
被写体に向けて光を発する発光手段と、
撮像手段によって被写体を撮像するときに発光手段による発光を禁止する制御を行う発光制御手段と
を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、撮像手段によって被写体を撮像する際、発光手段による発光は発光制御手段によって禁止される。このため、撮影者は、発光制御手段による発光手段の発光禁止制御により、プレゼンテーション会場といった場所で発表者に迷惑がかからないように発光を控える必要があるときであっても、被写体を照明する照明光やセルフランプ、オートフォーカス補助光などの光が発光手段によって発光させられてしまうことを心配することなく、安心して撮影を行える。
また、本発明は、
撮影装置が、反射手段の反射面で反射して撮像手段により取得される画像を、反射面で反射することによって反転した像を反転する前の元の像に戻す反転補正処理を行う反転補正手段を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、反射手段の反射面で反射して撮像手段により取得される画像は、反転補正手段により、反射面での反射により反転する前の元の像に補正される。このため、反射手段を用いて撮影を行っても、被写体像を反転のない正位像として得ることができる。
本発明による撮影装置によれば、上記のように、撮影装置の第2の面を任意の場所に載置することで、三脚を用いずに撮影装置を安定した状態にして高い視点で画像撮影を行うことが可能になる。また、反射手段は支持手段によって撮影装置の筐体に支持されるため、撮影装置を任意の場所に移動させて撮影を行うたびに撮影装置と反射手段との相対位置を調整する手間もなく、簡易に撮影することができる。
次に、本発明による撮影システムを実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施形態による撮影システムの外観を示す斜視図である。
本実施形態による撮影システムは、撮影装置を構成するデジタルカメラ1、被写体からの光を反射させるミラー2、および、ミラー2をデジタルカメラ1の筐体に支持するミラー支持部3とを備えて構成される。ミラー2は軽量な材質で形成されている。
デジタルカメラ1の筐体は、本体部4にレンズ部5が軸支されて構成されており、レンズ部5は、矢示するように本体部4に対して回転可能となっている。レンズ部5は標準状態では被写体の方を向いていて、撮影画像を表示する液晶モニタ8はレンズ部5の入射面と反対方向(撮影者側)を向いている。同図に示す例では、レンズ部5が本体部4に対して180度回転した状態となっており、レンズ部5は、本体部4の液晶モニタ8と同じ方向を向かせることができる。
本体部4の手前側側面には、撮影時に操作されるシャッターボタン6、および、図示しないリモコンからの信号を受光する受光部7が設けられている。リモコンは、シャッターボタン6を操作する代わりに、遠隔操作によりシャッター操作を行う際に用いられる。また、本体部4の上面には、撮影に関する種々の情報や撮影画像を表示する液晶モニタ8が設けられており、液晶モニタ8の左側には、環状に形成されたマルチセレクタ9が設けられている。
レンズ部5の奥側側面には、ミラー支持部3の端部が着脱自在に装着される図示しない装着部が形成されている。また、レンズ部5の上面5aには、開口部14が形成されており、この開口部14の内側には、同図に実線で示す被写体からの光Aが光軸方向に沿って入射される対物レンズ10Aが入射レンズとして設けられている。また、開口部14の右側には、AF(オートフォーカス)機能の作動時にAF補助光を発するAF補助光発光部11が設けられている。また、開口部14の手前側には、音声等を集音する本体マイク12が、対物レンズ10Aと同じようにミラー2を見込むように設けられている。本体マイク12は、同図に破線で示す音Bを集音するように、対物レンズ10Aの光軸方向に指向方向が向けられた集音手段を構成している。本実施形態では、本体マイク12は、対物レンズ10Aを含む光学系により得られる画角よりも狭い範囲での指向性を有する。
レンズ部5の上面5aは、光学系に被写体からの光を入射させる開口部14が形成された第1の面をデジタルカメラ1の筐体に構成している。また、レンズ部5の底面5bは、開口部14を臨む光学系を構成する対物レンズ10Aの光軸に直交する、第1の面とは反対側に設けられた第2の面をデジタルカメラ1の筐体に構成している。
ミラー2は、同図に示すように、矩形状でかつ平面状に形成された反射面2aを有しており、被写体からの光を反射させて対物レンズ10Aに入射させる、対物レンズ10Aの光軸と交わる反射面2aを有する反射手段を構成している。また、ミラー支持部3は、短軸部分3aおよび長軸部分3bからなるL字状に形成されており、ミラー2の反射面2aの中心が対物レンズ10Aの光軸上に位置するようにミラー2をレンズ部5に支持する支持手段を構成している。長軸部分3bは伸縮自在に構成されており、その長さの調節は、撮影者の手動操作により行われる。同図に示す例では、長軸部分3bは約30[cm]に調節されている。また、短軸部分3aの端部は、レンズ部5の上述した装着部に着脱自在に装着されている。また、長軸部分3bの端部にはミラー回転軸21が支持されており、ミラー2は、長軸部分3bを回動中心とする水平方向およびミラー回転軸21を中心とする仰角方向(垂直方向)に、それぞれ矢示するように回動自在に取り付けられている。ミラー2の水平方向および仰角方向への回動は、撮影者の手動操作により行われる。
図2は、図1に示す撮影システムをデジタルカメラ1のレンズ部5側からみた一部透視側面図である。なお、同図において、図1と同一部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
上述した対物レンズ10Aの背後のレンズ部5の内部には、偏向プリズム10Bおよびレンズ群10Cが配置されている。また、レンズ群10Cの背後には、撮像素子13が設けられている。撮像素子13は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などからなり、被写体を撮像する撮像手段を構成している。また、対物レンズ10A,偏向プリズム10Bおよびレンズ群10Cは、撮像素子13に被写体像を結像させる光学系10を構成している。
図3は、図1に示すデジタルカメラ1の内部構成の概略を示すブロック図である。
カメラ制御回路41はCPU(Central Processing Unit)を含んで構成され、カメラ内部の各回路を制御する。カメラ制御回路41には、光学系10のレンズ群10Cを構成するレンズを光軸上で移動させるズームモータ43、ズームモータ43によるレンズの移動量に応じた数のパルス信号を出力するズームエンコーダ44、および、撮像素子13に生じる電荷から被写体像を撮像する撮像回路45が接続されている。
カメラ制御回路41は、ズームエンコーダ44から出力されるパルス信号数に基づいてレンズ群10Cを構成するレンズの移動位置を確認しながらズームモータ43を駆動制御し、撮像素子13に結像させる被写体像の拡大倍率を変える。また、撮影者によりシャッターボタン6が操作されると、または、リモコンからの赤外線信号が受光部7に受光されると、カメラ制御回路41は、撮像回路45を駆動制御し、撮像素子13に結像される被写体像を取得する。
また、カメラ制御回路41には、操作部材46,ミラー検出センサ47,および通信I/F回路48が接続されている。操作部材46は、上述したシャッターボタン6やマルチセレクタ12といった各ボタンなどで構成される。ミラー検出センサ47は、ミラー支持部3の短軸部分3aの端部がレンズ部5の装着部に装着されたことを、例えば、短軸部分3aの端部がレンズ部5の装着部に装着されることによって電気接点が閉じて発生する信号などによって検出する。また、通信I/F回路48は、カメラ制御回路41と外部機器との間で通信を行うためのインターフェース回路である。本実施形態では、ミラー支持部3の短軸部分3aの端部が装着部に装着されると、ミラー2を用いた撮影モードが開始され、ミラー2の反射面2aで反射した被写体像が撮像素子13で取得される。カメラ制御回路41およびミラー検出センサ47は、ミラー2がミラー支持部3によってレンズ部4に支持されていることを検出する支持検出手段を構成している。また、カメラ制御回路41は、ミラー2がレンズ部4に支持されていることが支持検出手段によって検出されると、撮影モードを、ミラー2を用いた撮影を行う反射撮影モードに設定する撮影モード設定手段を構成している。また、カメラ制御回路41は、ミラー2の反射面2aで反射して撮像素子13により取得される画像を、反射面2aで反射することによって反転した像を反転する前の元の像に戻す反転補正処理を行う反転補正手段を構成している。本実施形態では、ミラー2の反射面2aで被写体像の上下関係が反転するため、反転補正手段は、撮像素子13で得られる被写体像の上下関係を反転させて元の反転のない正位像に戻す処理を行う。
また、カメラ制御回路41には、上述した本体マイク12,閃光部49およびAF補助光発光部11も接続されている。本体マイク12は、撮影者により音声を記録する設定がなされたときに、集音動作を開始する。また、閃光部49は、撮影時にカメラ制御回路41により発光制御されて、被写体を照明する照明光を発する。また、AF補助光発光部11は、オートフォーカス機能の作動時に、カメラ制御回路41によって発光制御される。これら閃光部49、AF補助光発光部11、および、セルフタイマ撮影の際に点滅により撮影タイミングを報知する図示しないセルフランプは、被写体に向けて光を発する発光手段を構成している。また、カメラ制御回路41は、撮像素子13によって被写体を撮像するときに発光手段による発光を禁止する制御を行う発光制御手段を構成している。
図4は、ミラー2の反射面2aを示す正面図である。
ミラー2の反射面2aの周囲には、撮像素子13において取得される画像において認識される位置基準を構成するマーカ22,23が描かれている。マーカ22,23は、撮像素子13において取得される画像において容易に認識されるように、デジタルカメラ1が予め認知している特定色や特定パターンの塗装で描かれる。マーカ22,23の位置は任意であるが、同図(a)に示す例では反射面2aの4隅に正方形状のマーカ22が、同図(b)に示す例では各辺の略中央に長方形状のマーカ23が、それぞれ描かれている。
図5は、ミラー2の反射面2aに写る被写体像を撮像素子13で撮像する際に、カメラ制御回路41により行われる画角調整を説明する図である。なお、同図において、図1と同一部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
ミラー2の大きさと角度、および配置される位置が固定されている場合、光学系10の焦点位置およびミラー2間の距離の最大値Dと、ミラー2の大きさおよび角度により決定される、光学系10の光軸に直交する方向のミラー2の大きさLは、既知の値をとる。これらD,Lの値より、ミラー2の反射面2aの全面を写し込む画角θが得られる。ズームエンコーダ44で検出される光学系10の焦点距離(画角)がミラー2の反射面2aの全面を写し込む画角θより小さく調整されると、撮像素子13の全画面がミラー2の反射面2a内に映り込む全画像を写せることになる。
また、ミラー支持部3の長軸部分3bの長さやミラー2の角度が撮影者により調節されて、上記D,Lの値が変化した場合には、ミラー2の反射面2aにおいてマーカ22,23内に映り込む全画像が撮像素子13によって取得されるように、カメラ制御回路41によって画角θが後述するように自動的に制御される。
カメラ制御回路41は、撮影モード設定手段によって反射撮影モードが設定されると、ミラー2の反射面2aの大きさおよび反射面2aと対物レンズ10Aとの間の距離に応じて、撮像素子13により取得される画像の画角の範囲を反射面2a内に全画角が収まるように調節する画像範囲調節手段を構成している。本実施形態では、画像範囲調節手段は、マーカ22,23に基づいて、光学系10の焦点距離を変化させることにより、または、撮像素子13により取得される画像の一部を切り取ることにより、光学的または電子的に、撮像素子13により取得される画像の画角の範囲を調節する。
図6は、レンズ部5にミラー支持部3が装着されたことがミラー検出センサ47によって検出されたときに、デジタルカメラ1のカメラ制御回路41によって行われる反射撮影処理の概略を示すフローチャートである。
反射撮影処理では、まず、カメラ制御回路41は、AF補助光発光部11を点灯させる(図6,S1参照)。続いて、カメラ制御回路41は、AF補助光の反射光に基づき、撮像素子13により取得される画像の中のマーカ22,23に光学系10の焦点距離を合わせ、マーカ22,23をパターン認識により検出する処理を行う(S2)。マーカ22,23が検出されると、カメラ制御回路41は、画角調整処理を行う(S3)。すなわち、カメラ制御回路41は、ズームモータ43を駆動して光学系10の焦点距離を広角側に設定して、反射面2a全体を含む広い領域を撮像素子13により取得する。そして、取得した画像の中から、反射面2aのマーカ22,23をパターン認識の手法により認識する。その後、光学ズームで調整する場合には、撮像素子13により取得される画像からマーカ22,23が認識されなくなる状態、つまり、マーカ22,23が撮影画像の領域外に位置する状態となるようにズームモータ43を駆動制御して、光学系10の焦点距離を長くする。また、電子ズームで調整する場合には、マーカ22,23が認識された画像からマーカ22,23より内側の部分を切り取る画像処理を行う。この調整の結果、撮像素子13により取得される画像の画角の範囲は、反射面2a内に全画角が収まるように調節されることになり、マーカ22,23よりも外側の撮影者の意図しない領域における不要な被写体は、撮影画像には含まれないようになる。続いて、カメラ制御回路41は、発光禁止処理を行う(S4)。この処理により、閃光部49、AF補助光発光部およびセルフランプなどの発光手段の発光が禁止される。
次に、カメラ制御回路41は、撮像素子13による撮影(本撮影)処理を撮像回路45によって行う(S5)。この撮影処理では、ミラー2の反射面2aで反射された被写体からの光Aが、対物レンズ10Aを介して光学系10に入射され、光学系10により結像されて撮像素子13に被写体像が投影される。撮像回路45は、この被写体像から画像データを生成し、メモリに格納する。このとき、プレゼンテーション会場のように撮影環境が暗くて光量が足りない場合には、適切な画像が得られるようにシャッタースピードを遅らせる制御が行われる。また、シャッタースピードを遅くしても適切な画像が得られない場合には、撮像素子13から出力される撮像信号の出力を増幅する処理も併せて行われる。また、ミラー2の反射面2aで反射された被写体の方から伝わる音Bは、対物レンズ10Aの光軸に平行な方向に沿って本体マイク12に伝わり、本体マイク12により集音される。
続いて、カメラ制御回路41は、取得された画像を反転する処理を行う(S6)。上述したように、本実施形態では、ミラー2で反射して得られる画像は被写体の上下が反転したものとなっており、S6の処理では、上下を反転させて元の反転していない正位像に補正する処理が行われる。続いて、カメラ制御回路41は、反転補正した画像の輪郭を強調する輪郭強調処理を行う(S7)。輪郭強調処理では、被写体の種類に応じた輪郭補正が行われる。このS7の処理により、プレゼンテーション会場でOHP(オーバ・ヘッド・プロジェクタ)によってスクリーンに映し出される文字を含む画像は、文字の輪郭が明瞭になって読みやすくなる。
このような本実施形態による撮影システムによれば、上述したように、デジタルカメラ1は、筐体の最も広い面である底面5bが地面または机のような台の上に載置され、軽量なミラー2は、ミラー支持部3によって地面または机のような台から所定の高さでデジタルカメラ1の筐体に支持される。被写体からの光Aは、ミラー2の反射面2aでレンズ部5の上面5aに向けて反射され、レンズ部5の上面5aに形成された開口部14を臨む対物レンズ10Aに入射する(図1,図2参照)。そして、デジタルカメラ1の光学系10により被写体像として結像されて、撮像素子13により撮像される(図6,S5参照)。このため、三脚の設置場所がない場合であっても、デジタルカメラ1の筐体の底面5bを任意の場所に載置することで、ミラー2が軽量であることから、三脚を用いずにデジタルカメラ1を安定した状態にして高い視点で画像撮影を行うことが可能になる。また、ミラー2はミラー支持部3によってデジタルカメラ1の筐体に支持されるため、特許文献1に開示された従来の撮影システムのように、デジタルカメラ1を任意の場所に移動させて撮影を行うたびにデジタルカメラ1とミラー2との相対位置を調整する手間もなく、簡易に撮影することができる。
また、液晶モニタ8を備えた本体部4に対してレンズ部5が180度回転した状態で、反射撮影処理が行われるため(図1,図2参照)、撮影者は、撮像素子13に取得される画像を液晶モニタ8で確認しながら、撮影を行うことができる。
また、本実施形態では、ミラー2がミラー支持部3によってデジタルカメラ1の筐体に支持されたことがミラー検出センサ47によって検出されると、撮影モード設定手段により、撮影モードが、ミラー2を用いた撮影を行う反射撮影モードに設定される。撮影モードが反射撮影モードに設定されると、ミラー2の反射面2aの大きさおよび反射面2aと対物レンズ10Aとの間の距離に応じて、画像範囲調節手段によって、例えば、光学系10の焦点距離が変化させられ、または撮像素子13により取得される画像の一部が切り取られることで、光学的または電子的に、撮像素子13により取得される画像の画角θの範囲が反射面2a内に全画角が収まるように調節される(図5、図6,S3参照)。このため、反射撮影モードでは、ミラー2の反射面2aの大きさおよび反射面2aと対物レンズ10Aとの間の距離に応じて、デジタルカメラ1が自動的に画角調整を行うため、撮影者の画角調整をする手間を要することなく、より簡易に高い視点での画像撮影を行えるようになる。
また、本実施形態では、撮像素子13により取得される画像において認識される、反射面2aに備えられたマーカ22,23に基づいて、画像範囲調節手段により、撮像素子13により取得される画像の画角θの範囲が調節される(図6,S1〜S3参照)。このため、撮像素子13により取得される画像の全画角をミラー2の反射面2a内に収める調節は、マーカ22,23に基づいて反射面2aの内側の領域に画角を合わせることで、正確かつ確実に行われるようになる。
また、本実施形態では、被写体の位置する方向から伝わる音Bはミラー2の反射面2aで対物レンズ10Aの光軸方向に反射され、対物レンズ10Aの光軸方向に指向方向が向けられた本体マイク12によって集音される(図1,図2参照)。このため、被写体の位置する方向から伝わる音Bは、本体マイク12によって効率良く集音されるようになる。
また、本実施形態では、撮像素子13によって被写体を撮像する際、閃光部49やAF補助光発光部11などの発光手段による発光は発光制御手段によって禁止される(図6,S4参照)。このため、撮影者は、発光制御手段による発光手段の発光禁止制御により、プレゼンテーション会場といった場所で発表者に迷惑がかからないように発光を控える必要があるときであっても、被写体を照明する照明光やセルフランプ光、AF補助光などの光が発光手段によって発光させられてしまうことを心配することなく、安心して撮影を行える。
また、本実施形態では、ミラー2の反射面2aで反射して撮像素子13により取得される画像は、反転補正手段により、反射面2aでの反射により反転する前の元の像に補正される(図6,S6参照)。このため、ミラー2を用いて撮影を行っても、被写体像を反転のない正位像として得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、マーカ22,23より内側の部分が撮像素子13により撮像されることになるため、原理的に、対物レンズ10Aを含む光学系により得られる画角をある程度狭くする必要がある。この結果、平面状に形成された反射面2aを有するミラー2を用いて、広い範囲を撮影するために広い画角に対応しようとすると、ミラー2が著しく大型化してしまうこととなり、使い勝手が悪くなってしまう。そこで、本実施形態では、ミラーを大型化することなく広い範囲を撮影できる撮影システムについて、以下に説明する。
本実施形態における撮影システムは、ミラー2の反射面が被写体に対して凸の曲率を有している点以外は、上記第1の実施形態と同一の構成となっている。
図7は、本実施形態による撮影システムをデジタルカメラ1のレンズ部5側からみた一部透視側面図である。なお、同図において、図2と同一または相当する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
ミラー2は、反射面2bが被写体に対して突出する凸の曲率を有する曲面に形成された凸面鏡を構成している。同図に示すように、被写体からの光Aは、ミラー2の反射面2bの全面で反射されて、光学系10で結像され、撮像素子13により撮像される。同様に、被写体側からの図示しない音Bも、ミラー2の反射面2bの全面で反射されて、本体マイク12によって集音される。
撮像素子13によって取得される画像は、曲面状をした反射面2bで反射したものであって、歪曲が生じたものとなる。このため、本実施形態における動画撮影処理(図6参照)では、カメラ制御回路41により、S6の反転処理の後に、撮像素子13により取得される画像に生じる歪曲を補正する歪み補正処理が行われる。カメラ制御回路41は、反射面2bで反射して撮像素子13により取得される画像に生じる歪みを補正する歪み補正手段を構成している。歪み補正手段による歪みの補正は、既知の画像処理手法によって処理される。なお、撮像素子13により取得される画像の歪曲が少ない場合や歪曲があっても構わない場合には、歪み補正手段による補正が行われないようにすることも可能である。
本実施形態による撮影システムにおいても、上記第1の実施形態と同様の作用効果が奏される。また、反射面2bで反射して撮像素子13により取得される画像の範囲は、第1の実施形態のように反射面2aが平面状に形成されている場合に比べて、反射面2bの凸の曲率に応じた分だけ広くなる。また、被写体に対して突出した反射面2bで反射することによって撮像素子13により取得される画像に生じる歪みは、デジタルカメラ1内の歪み補正手段によって補正される。このため、被写体に対して突出する凸の曲率を有する反射面2bを有するミラー2を用いて撮影を行うことにより、より広い範囲を対象とした被写体の画像を歪みなく得ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、音Bは本体に内蔵された本体マイク12によって集音されるため、デジタルカメラ1を操作するときの音や、デジタルカメラ1を載置した台を伝わってくる振動による振動音、デジタルカメラ1の筐体の振動による振動音、筐体付近で生じる雑音などが集音されてしまう可能性がある。そこで、本実施形態では、このような雑音が集音されてしまうことを防止する撮影システムについて、以下に説明する。
本実施形態における撮影システムは、ミラー2にミラー側マイク24が設けられている点、デジタルカメラ1にミラー検出センサ47が備えられていない点以外は、上記第1の実施形態と同一の構成となっている。
図8は、本実施形態による撮影システムをデジタルカメラ1のレンズ部5側からみた一部透視側面図である。また、図9は、図8に示す撮影システムの構成の概略を示すブロック図である。なお、図8において図2と同一または相当する部分、および図9において図3と同一または相当する部分には、それぞれ同一の符号を付し、その説明は省略する。
図8に示すように、ミラー2のミラー回転軸21の近傍には、被写体方向からの音Bに指向方向を有するように、ミラー側マイク24が設けられており、ミラー支持部3の軸内部には、ミラー側マイク24から出力される音信号を伝送する図示しない信号線が設けられている。また、レンズ部5におけるミラー支持部3の装着部には、通信I/F回路48に接続されたUSBコネクタ48aが設けられており、ミラー支持部3の短軸部分3aの端部には、このUSBコネクタ48aに脱着されるUSBコネクタ3cが設けられている。
本実施形態では、ミラー支持部3のUSBコネクタ3cがレンズ部5のUSBコネクタ48aに装着されると、ミラー支持部3内の信号線、各USBコネクタ3c,48aおよび通信I/F回路48を介して、ミラー側マイク24が図9に示すようにカメラ制御回路41と電気的に接続され、レンズ部5の本体マイク12の代わりに、ミラー側マイク24による集音が開始される。従って、本実施形態では、ミラー支持部3のUSBコネクタ3cがレンズ部5のUSBコネクタ48aに装着されたことがミラー検出センサ47を用いることなくカメラ制御回路41によって検出されるため、上述した実施形態のミラー検出センサ47は不要になっている。ミラー側マイク24は、被写体方向に指向方向が向けられた集音手段を構成している。また、ミラー支持部3内の信号線、および各USBコネクタ3c,48aは、ミラー側マイク24で集音された音をデジタルカメラ1に伝達する伝達手段を構成している。
本実施形態における撮影システムにおいても、上記第1の実施形態と同様の作用効果が奏される。また、被写体の位置する方向から伝わる音Bは、ミラー2に設けられたミラー側マイク24によって直接集音され、集音された音が、ミラー支持部3内の信号線、および各USBコネクタ3c,48aによってデジタルカメラ1に伝達される。このため、レンズ部5に設けられた本体マイク12により、ミラー2の反射面2aで反射した音を集音する場合に比べて、より原音に近い状態でより効率的に集音されるようになる。また、ミラー側マイク24は、デジタルカメラ1の筐体から離れて設けられているため、本体マイク12では集音されてしまう可能性のある、デジタルカメラ1を操作するときの音や、デジタルカメラ1を載置した台を伝わってくる振動による振動音、デジタルカメラ1の筐体の振動による振動音、筐体付近で生じる雑音などが集音されてしまうことが防止されるようになる。
なお、上記各実施形態では、マーカ22,23は、反射面2aにおいて特定色や特定パターンの塗装により描かれる場合を説明したが(図4参照)、本発明はこれに限られるものではない。例えば、小型のLED(発光ダイオード)などを用いてマーカ22,23を形成することも可能である。この構成によれば、画角調整処理(図6,S3参照)の際、非常に暗い撮影環境であっても、パターン認識によるマーカ22,23の認識が正確に行われるようになる。
また、上記各実施形態では、デジタルカメラ1が本体部4およびレンズ部5から構成され、レンズ部5が本体部4に対して回動可能となっている場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。レンズ部5は本体部4に対して回転しない構成であってもよい。この構成においても、被写体からの光が入射する対物レンズ10Aが上面に位置するように載置されて反射撮影処理(図6参照)が行われることにより、上記各実施形態と同様の作用効果が奏される。
また、上記各実施形態では、L字状の軸31,32を有するミラー支持部3がレンズ部5の側面に設けられる場合を説明したが(図1,図2参照)、本発明はこれに限られるものではない。ミラー支持部3は、ミラー2の反射面2aが対物レンズ10Aの光軸上に一致するように支持されるものであれば本体部4によって支持されるものであってもよく、ミラー支持部3の形状や装着部の位置は適宜変更可能である。
また、上記各実施形態では、ミラー2の角度やミラー支持部3の長さが撮影者の手動操作により調節される場合を説明したが、ミラー2の角度やミラー支持部3の長さの調節は、モータなどにより自動で行われる構成とすることも可能である。
また、上記第3の実施形態では、伝達手段が信号線を含む有線によって構成されている場合を説明したが、伝達手段は、無線により行われる構成であってもよい。
上記各実施形態においては、本発明による撮影システムを、静止画を撮影するデジタルカメラを撮影装置として用いて構成した場合を説明したが、レンズ交換可能な一眼レフ方式のデジタルカメラや動画像を撮影するビデオカメラといった、他の撮影装置を用いて撮影システムを構成することも可能である。このような撮影装置を用いた撮影システムにおいても、上記各実施形態と同様の作用効果が奏される。
本発明の第1の実施形態による撮影システムの外観を示す斜視図である。 図1に示す撮影システムをデジタルカメラのレンズ部側からみた一部透視側面図である。 図1に示すデジタルカメラの内部構成の概略を示すブロック図である。 図1に示す撮影システムのミラーの反射面を示す正面図である。 図1に示す撮影システムの反射面に写る被写体像を撮像素子で撮像する際にカメラ制御回路により行われる画角調整を説明する図である。 図1に示すデジタルカメラのカメラ制御回路で行われる反射撮影処理の概略を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による撮影システムをデジタルカメラのレンズ部側からみた一部透視側面図である。 本発明の第3の実施形態による撮影システムをデジタルカメラのレンズ部側からみた一部透視側面図である。 図8に示す撮影システムの構成の概略を示すブロック図である。
符号の説明
1…デジタルカメラ
2…ミラー
2a,2b…反射面
3…ミラー支持部
3a…短軸部分
3b…長軸部分
3c,48a…USBコネクタ
4…本体部
5…レンズ部
5a…レンズ部上面
5b…レンズ部底面
10…光学系
10A…対物レンズ
10B…偏向プリズム
10C…レンズ群
11…AF補助光発光部
12…本体マイク
13…撮像素子
14…開口部
22,23…マーカ
24…ミラー側マイク
41…カメラ制御回路
43…ズームモータ
44…ズームエンコーダ
47…ミラー検出センサ
48…通信I/F回路
49…閃光部

Claims (10)

  1. 被写体を撮像する撮像手段、
    この撮像手段に被写体像を結像させる光学系、
    並びに、この光学系に被写体からの光を入射させる開口部が形成された第1の面、および、前記開口部を臨む前記光学系を構成する入射レンズの光軸に直交する、前記第1の面とは反対側に設けられた第2の面を有する筐体
    を備えた撮影装置と、
    被写体からの光を反射させて前記入射レンズに入射させる、前記入射レンズの光軸と交わる反射面を有する反射手段と、
    この反射手段の前記反射面の中心が前記入射レンズの光軸上に位置するように前記反射手段を前記筐体に支持する支持手段と
    から構成されることを特徴とする撮影システム。
  2. 前記撮影装置は、
    前記反射手段が前記支持手段によって前記筐体に支持されていることを検出する支持検出手段と、
    前記反射手段が前記筐体に支持されていることが前記支持検出手段によって検出されると、撮影モードを、前記反射手段を用いた撮影を行う反射撮影モードに設定する撮影モード設定手段と、
    この撮影モード設定手段によって前記反射撮影モードが設定されると、前記反射手段の前記反射面の大きさおよび前記反射面と前記入射レンズとの間の距離に応じて、前記撮像手段により取得される画像の画角の範囲を前記反射面内に全画角が収まるように調節する画像範囲調節手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の撮影システム。
  3. 前記画像範囲調節手段は、前記光学系の焦点距離を変化させることにより、前記光学系を介して前記撮像手段により取得される画像の画角の範囲を光学的に調節することを特徴とする請求項2に記載の撮影システム。
  4. 前記画像範囲調節手段は、前記撮像手段により取得される画像の一部を切り取ることにより、前記撮像手段により取得される画像の画角の範囲を電子的に調節することを特徴とする請求項2に記載の撮影システム。
  5. 前記反射手段は、前記撮像手段により取得される画像において認識される位置基準を前記反射面に備えており、
    前記画像範囲調節手段は、前記位置基準に基づいて、前記撮像手段により取得される画像の画角の範囲を調節することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の撮影システム。
  6. 前記反射手段の前記反射面は被写体に対して突出する凸の曲率を有しており、
    前記撮影装置は、この反射面で反射して前記撮像手段により取得される画像に生じる歪みを補正する歪み補正手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮影システム。
  7. 前記撮影装置は、前記入射レンズの光軸方向に指向方向が向けられた集音手段を前記第1の面に備えていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の撮影システム。
  8. 前記反射手段は被写体方向に指向方向が向けられた集音手段を有し、
    この集音手段で集音された音を前記撮影装置に伝達する伝達手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の撮影システム。
  9. 前記撮影装置は、
    被写体に向けて光を発する発光手段と、
    前記撮像手段によって被写体を撮像するときに前記発光手段による発光を禁止する制御を行う発光制御手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の撮影システム。
  10. 前記撮影装置は、前記反射手段の前記反射面で反射して前記撮像手段により取得される画像を、前記反射面で反射することによって反転した像を反転する前の元の像に戻す反転補正処理を行う反転補正手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の撮影システム。
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