JPH06347673A - 光ケーブル及び光ケーブルを製造する方法並びに光ケーブルを製造する装置 - Google Patents
光ケーブル及び光ケーブルを製造する方法並びに光ケーブルを製造する装置Info
- Publication number
- JPH06347673A JPH06347673A JP6121318A JP12131894A JPH06347673A JP H06347673 A JPH06347673 A JP H06347673A JP 6121318 A JP6121318 A JP 6121318A JP 12131894 A JP12131894 A JP 12131894A JP H06347673 A JPH06347673 A JP H06347673A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- upn
- foreskin
- elements
- optical cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4479—Manufacturing methods of optical cables
- G02B6/449—Twisting
- G02B6/4491—Twisting in a lobe structure
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4403—Optical cables with ribbon structure
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4407—Optical cables with internal fluted support member
- G02B6/4408—Groove structures in support members to decrease or harmonise transmission losses in ribbon cables
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光導波体が、ストランド状の室エレメントに
おけるその所定の場所を、簡単かつ確実に占めることが
できるような光ケーブルを提供する。 【構成】 ストランド状の室エレメントUP1〜UPn
を備えた光ケーブルOC1であって、該室エレメントU
P1〜UPnが、少なくとも1つの撚り層VL1に配置
されていて、該室エレメントUP1〜UPnの開放した
室(KA1〜KAnが、光導波体LW1〜LWnを収容
するために働く形式の光ケーブルOC1において、光導
波体LW1〜LWnを挿入された室エレメントUP1〜
UPnがそれぞれ、該室エレメントUP1〜UPnの上
に押出し成形された包皮体HA1〜HAnによって回り
を被覆されている。
おけるその所定の場所を、簡単かつ確実に占めることが
できるような光ケーブルを提供する。 【構成】 ストランド状の室エレメントUP1〜UPn
を備えた光ケーブルOC1であって、該室エレメントU
P1〜UPnが、少なくとも1つの撚り層VL1に配置
されていて、該室エレメントUP1〜UPnの開放した
室(KA1〜KAnが、光導波体LW1〜LWnを収容
するために働く形式の光ケーブルOC1において、光導
波体LW1〜LWnを挿入された室エレメントUP1〜
UPnがそれぞれ、該室エレメントUP1〜UPnの上
に押出し成形された包皮体HA1〜HAnによって回り
を被覆されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストランド状の室エレ
メントを備えた光ケーブルであって、該室エレメント
が、少なくとも1つの撚り層に配置されていて、該室エ
レメントの開放した室が、光導波体を収容するために働
く形式のものに関する。
メントを備えた光ケーブルであって、該室エレメント
が、少なくとも1つの撚り層に配置されていて、該室エ
レメントの開放した室が、光導波体を収容するために働
く形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】IWCS(International Wire and Cab
le Symposium)の会議テキスト1991の第8頁〜第1
0頁に掲載された論文「Preliminary Research into Ul
tra-High Density and High-Count Optical Fiber Cabl
es」に基づいて、U字形成形エレメントを備えた光通信
ケーブルが公知であり、この場合U字形成形エレメント
は、セントラルエレメントの回りに、リング状の撚り層
において、決定されたもしくは固定された撚りポジショ
ンにおいて、半径方向外側に向けられて室開口をもって
配置されている。そしてこれらのU字形成形エレメント
にはそれぞれ、互いにルーズに上下に位置している複数
の光導波体テープを備えた光導波体テープ積層体が挿入
されている。例えば組立て時又は修理時に光通信ケーブ
ルが開放された場合に、テープ積層体の光導波体テープ
が、U字形成形エレメントの外方に向かって開放してい
る室から脱落して互いにごちゃごちゃになるおそれがあ
り、このことは光通信ケーブルの取扱いを困難にしてい
る。
le Symposium)の会議テキスト1991の第8頁〜第1
0頁に掲載された論文「Preliminary Research into Ul
tra-High Density and High-Count Optical Fiber Cabl
es」に基づいて、U字形成形エレメントを備えた光通信
ケーブルが公知であり、この場合U字形成形エレメント
は、セントラルエレメントの回りに、リング状の撚り層
において、決定されたもしくは固定された撚りポジショ
ンにおいて、半径方向外側に向けられて室開口をもって
配置されている。そしてこれらのU字形成形エレメント
にはそれぞれ、互いにルーズに上下に位置している複数
の光導波体テープを備えた光導波体テープ積層体が挿入
されている。例えば組立て時又は修理時に光通信ケーブ
ルが開放された場合に、テープ積層体の光導波体テープ
が、U字形成形エレメントの外方に向かって開放してい
る室から脱落して互いにごちゃごちゃになるおそれがあ
り、このことは光通信ケーブルの取扱いを困難にしてい
る。
【0003】脱落した光導波体テープは、例えば互いに
対応させることが困難であり、かつ組立て範囲において
は保護されていないので、これらの光導波体テープは損
傷してしまうことがある。光通信ケーブル内において、
半径方向外側に向かって開放した室内における光導波体
テープは、周方向におけるよりも半径方向において、許
容不能な負荷に対してあまり保護されていない。したが
ってこれによって、光導波体テープがそれぞれのテープ
積層体におけるその決定された場所もしくは状態位置か
らずれて、許容不能なポジションに達してしまうおそれ
が生じる。
対応させることが困難であり、かつ組立て範囲において
は保護されていないので、これらの光導波体テープは損
傷してしまうことがある。光通信ケーブル内において、
半径方向外側に向かって開放した室内における光導波体
テープは、周方向におけるよりも半径方向において、許
容不能な負荷に対してあまり保護されていない。したが
ってこれによって、光導波体テープがそれぞれのテープ
積層体におけるその決定された場所もしくは状態位置か
らずれて、許容不能なポジションに達してしまうおそれ
が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光ケーブルにおいて光
導波体が、ストランド状の室エレメントにおけるその所
定の場所を、簡単かつ確実に占めることができるように
することである。
導波体が、ストランド状の室エレメントにおけるその所
定の場所を、簡単かつ確実に占めることができるように
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、光導波体を挿入された室エレメン
トがそれぞれ、該室エレメントの上に押出し成形された
包皮体によって回りを被覆されているようにした。
に本発明の構成では、光導波体を挿入された室エレメン
トがそれぞれ、該室エレメントの上に押出し成形された
包皮体によって回りを被覆されているようにした。
【0006】
【発明の効果】室エレメントが内部に挿入された光導波
体、特にテープ積層体にまとめられた光導波体テープの
形の光導波体と共に、外側を、押出し成形された包皮体
(HuelleもしくはHaeutchen)によって取り囲まれてい
ることによって、光導波体もしくは光導波体テープは、
室エレメントの外方に向かって開放した室内におけるそ
の決定された場所において位置を確保されている。そし
てこのことによって、例えば光ケーブルの開放時に、外
方に向かって開放した室からの光導波体もしくは光導波
体テープの無秩序な脱落が回避される。このようにして
光導波体又は光導波体テープは、その室エレメント内に
おいて規定されているようにまとめられ、かつ機械的な
負荷に対して保護されている。これによって、包皮体に
よって取り囲まれた室エレメントは、光ケーブルにおけ
る独立した、つまり独自に保護されている下位成分を形
成し、したがって、例えば組立て時又は修理時に簡単に
取り扱うことができる。この場合室エレメントを取り囲
む包皮体は、その形態を維持したまま、それぞれ個々に
除去することが可能である。押出し成形された包皮体
は、連続的な滑らかな被覆体、例えば一種のダイヤフラ
ムを形成していて、突き合わせ箇所又はオーバラップ箇
所を有することなしに、それぞれの室エレメントを取り
囲んでいるので、このような包皮体は完全なシール性を
有している。したがって包皮体は、水蒸気又は湿気をも
短時間遮断することができる。包皮体の滑らかな表面
は、さらにまた、室内における最上位に位置している光
導波体もしくは光導波体テープの緩衝増大(Daempfungs
zunahme)を、場合によって生じる微小屈曲(Mikrobieg
ungen)時に、減じることができる。さらに、押出し成
形された包皮体には次のような利点もある。すなわち包
皮体は、機械的な負荷が発生した場合に、折り目を生ぜ
しめることなしに、弾性的に変形可能であり、したがっ
て包皮体はそれぞれ室開口を規定された状態で緊張させ
ることが可能である。したがって光導波体又は光導波体
テープが、例えばそれぞれの室エレメントとその包皮体
との間のような許容できないポジションに達すること
を、確実に回避することができる。また、場合によって
は生じる半径方向力は、それぞれ、室開口の上に張設さ
れた包皮体によって、該包皮体の弾性度に基づいて、あ
る程度の範囲で吸収されることができ、その結果各室エ
レメントは、十分に形状忠実なままであり、かつ光導波
体又は光導波体テープは、押圧負荷に対して十分に保護
されることができる。押出し成形された包皮体によって
被覆された室エレメントは、包皮体によって取り囲まれ
ていない本来開放した室エレメントと、ほぼ同じ特性及
び形状を有しているので、光ケーブルの製造過程におい
ては極めて若干の変更しか必要でない。
体、特にテープ積層体にまとめられた光導波体テープの
形の光導波体と共に、外側を、押出し成形された包皮体
(HuelleもしくはHaeutchen)によって取り囲まれてい
ることによって、光導波体もしくは光導波体テープは、
室エレメントの外方に向かって開放した室内におけるそ
の決定された場所において位置を確保されている。そし
てこのことによって、例えば光ケーブルの開放時に、外
方に向かって開放した室からの光導波体もしくは光導波
体テープの無秩序な脱落が回避される。このようにして
光導波体又は光導波体テープは、その室エレメント内に
おいて規定されているようにまとめられ、かつ機械的な
負荷に対して保護されている。これによって、包皮体に
よって取り囲まれた室エレメントは、光ケーブルにおけ
る独立した、つまり独自に保護されている下位成分を形
成し、したがって、例えば組立て時又は修理時に簡単に
取り扱うことができる。この場合室エレメントを取り囲
む包皮体は、その形態を維持したまま、それぞれ個々に
除去することが可能である。押出し成形された包皮体
は、連続的な滑らかな被覆体、例えば一種のダイヤフラ
ムを形成していて、突き合わせ箇所又はオーバラップ箇
所を有することなしに、それぞれの室エレメントを取り
囲んでいるので、このような包皮体は完全なシール性を
有している。したがって包皮体は、水蒸気又は湿気をも
短時間遮断することができる。包皮体の滑らかな表面
は、さらにまた、室内における最上位に位置している光
導波体もしくは光導波体テープの緩衝増大(Daempfungs
zunahme)を、場合によって生じる微小屈曲(Mikrobieg
ungen)時に、減じることができる。さらに、押出し成
形された包皮体には次のような利点もある。すなわち包
皮体は、機械的な負荷が発生した場合に、折り目を生ぜ
しめることなしに、弾性的に変形可能であり、したがっ
て包皮体はそれぞれ室開口を規定された状態で緊張させ
ることが可能である。したがって光導波体又は光導波体
テープが、例えばそれぞれの室エレメントとその包皮体
との間のような許容できないポジションに達すること
を、確実に回避することができる。また、場合によって
は生じる半径方向力は、それぞれ、室開口の上に張設さ
れた包皮体によって、該包皮体の弾性度に基づいて、あ
る程度の範囲で吸収されることができ、その結果各室エ
レメントは、十分に形状忠実なままであり、かつ光導波
体又は光導波体テープは、押圧負荷に対して十分に保護
されることができる。押出し成形された包皮体によって
被覆された室エレメントは、包皮体によって取り囲まれ
ていない本来開放した室エレメントと、ほぼ同じ特性及
び形状を有しているので、光ケーブルの製造過程におい
ては極めて若干の変更しか必要でない。
【0007】本発明はまた、光ケーブルを製造する方法
にも関する。そして本発明による光ケーブルの製造方法
では、ストランド状の室エレメントを少なくとも1つの
リング状の撚り層に撚り合わせ、室エレメントの室にそ
れぞれ光導波体を挿入する形式の方法において、光導波
体を挿入された室エレメントを、その撚り動作の前に、
押出し成形によりそれぞれ包皮体によって被覆するよう
にした。
にも関する。そして本発明による光ケーブルの製造方法
では、ストランド状の室エレメントを少なくとも1つの
リング状の撚り層に撚り合わせ、室エレメントの室にそ
れぞれ光導波体を挿入する形式の方法において、光導波
体を挿入された室エレメントを、その撚り動作の前に、
押出し成形によりそれぞれ包皮体によって被覆するよう
にした。
【0008】本発明はさらにまた、光ケーブルを製造す
る装置にも関する。そして本発明による光ケーブルの製
造装置では、光導波体を挿入された室エレメントを撚る
前に、該室エレメントの回りに包皮体を装着するために
働く少なくとも1つの押出し装置が、設けられている。
る装置にも関する。そして本発明による光ケーブルの製
造装置では、光導波体を挿入された室エレメントを撚る
前に、該室エレメントの回りに包皮体を装着するために
働く少なくとも1つの押出し装置が、設けられている。
【0009】
【実施例】次に図面につき本発明の実施例を説明する。
【0010】図1には光通信ケーブルOC1(以下にお
いては単に光ケーブルOC1と呼ぶ)が拡大された横断
面図で示されている。この光ケーブルOC1の中心に
は、抗張及び抗圧性のエレメントKEがコアとして設け
られており、これによって光ケーブルOC1は特に引張
り負荷、曲げ負荷及びトーション負荷に対して鈍感にな
る。抗張性のエレメントKEは、例えば有利には複数の
鋼繊維又はアラミド繊維から構成されている。このエレ
メントKEには肉厚被覆層ASが被着されており、これ
によってセントラルエレメントZEが形成されている。
肉厚被覆層ASは有利には次のように寸法設定されてい
る。すなわち肉厚被覆層ASは、セントラルエレメント
ZEの直径が、所望の数の室エレメントUP1〜UPn
を、特に、外方に向かって開放したほぼ方形のつまりU
字形の室KA1〜KAnを備えた所望の数の非円形のU
字形成形エレメントを、リング状に、単数又は場合によ
っては複数の撚り層で、肉厚被覆層ASの回りに配置す
るのに、十分であるように、寸法設定されている。図1
には図面を分かり易くするために、第1の撚り層VL1
のU字形成形エレメントとして構成された室エレメント
(以下においては図示の実施例におけるU字形成形エレ
メントを単に室エレメントと呼ぶ)UP1,UP2,U
Pnだけが符号を付けられている。肉厚被覆層ASのた
めには有利には、室エレメントUP1〜UPnのための
材料よりも軟質の材料、例えば有利にはMDPE、LL
DPE又はLDPEのような材料が使用され、これによ
ってケーブルの曲げ特性に有利な影響を与えることがで
きる。
いては単に光ケーブルOC1と呼ぶ)が拡大された横断
面図で示されている。この光ケーブルOC1の中心に
は、抗張及び抗圧性のエレメントKEがコアとして設け
られており、これによって光ケーブルOC1は特に引張
り負荷、曲げ負荷及びトーション負荷に対して鈍感にな
る。抗張性のエレメントKEは、例えば有利には複数の
鋼繊維又はアラミド繊維から構成されている。このエレ
メントKEには肉厚被覆層ASが被着されており、これ
によってセントラルエレメントZEが形成されている。
肉厚被覆層ASは有利には次のように寸法設定されてい
る。すなわち肉厚被覆層ASは、セントラルエレメント
ZEの直径が、所望の数の室エレメントUP1〜UPn
を、特に、外方に向かって開放したほぼ方形のつまりU
字形の室KA1〜KAnを備えた所望の数の非円形のU
字形成形エレメントを、リング状に、単数又は場合によ
っては複数の撚り層で、肉厚被覆層ASの回りに配置す
るのに、十分であるように、寸法設定されている。図1
には図面を分かり易くするために、第1の撚り層VL1
のU字形成形エレメントとして構成された室エレメント
(以下においては図示の実施例におけるU字形成形エレ
メントを単に室エレメントと呼ぶ)UP1,UP2,U
Pnだけが符号を付けられている。肉厚被覆層ASのた
めには有利には、室エレメントUP1〜UPnのための
材料よりも軟質の材料、例えば有利にはMDPE、LL
DPE又はLDPEのような材料が使用され、これによ
ってケーブルの曲げ特性に有利な影響を与えることがで
きる。
【0011】非円形の室エレメントは、例えば円形の撚
りエレメントよりも高い収容密度を有している。つまり
非円形の室エレメントにおいては、円形の外形を有する
エレメントにおけるよりも多くのファイバ数/mm2が
ケーブルにおいて可能である。このことは特に高ファイ
バのケーブルにおいて有利である。それというのはこの
場合、小さなケーブル横断面と等しいファイバ数におい
て、ケーブル重量が軽くなるからである。さらに、必要
なファイバ数を備えているにもかかわらず、ケーブル横
断面が小さな場合には、ケーブルをケーブル通路に容易
に引き込むことが可能だからである。
りエレメントよりも高い収容密度を有している。つまり
非円形の室エレメントにおいては、円形の外形を有する
エレメントにおけるよりも多くのファイバ数/mm2が
ケーブルにおいて可能である。このことは特に高ファイ
バのケーブルにおいて有利である。それというのはこの
場合、小さなケーブル横断面と等しいファイバ数におい
て、ケーブル重量が軽くなるからである。さらに、必要
なファイバ数を備えているにもかかわらず、ケーブル横
断面が小さな場合には、ケーブルをケーブル通路に容易
に引き込むことが可能だからである。
【0012】室エレメントUP1〜UPnは有利にはS
Z撚りによって、リング状の撚り層VL1において、セ
ントラルエレメントZEに可能な限り密につまり直接的
に接触配置されている。室エレメントUP1〜UPnは
それぞれ、戻り捩れ(Rueckdrehung)なしに、つまり横
断面ほぼU字形もしくは方形の室開口に対して対称的に
(つまりここでは半径方向外側に向かって)方向付けら
れて、セントラルエレメントZEに巻き付けられてい
る。室エレメントUP1〜UPnはその室底部KB1〜
KBnで、可能な限り大きな面積でセントラルエレメン
トZEの外周面に接触している。図1の横断面図におい
て室エレメントUP1〜UPnはその室底部で、それぞ
れ接触ラインに沿って一区分でセントラルエレメントZ
Eの外周面に接触している。場合によっては室底部KB
1〜KBnはそこにおいて全面的につまり幾分湾曲され
て載設されていてもよい。有利には室底部KB1〜KB
nはそれぞれセントラルエレメントZEの外周面に0.
1〜5mmの幅で接触している。
Z撚りによって、リング状の撚り層VL1において、セ
ントラルエレメントZEに可能な限り密につまり直接的
に接触配置されている。室エレメントUP1〜UPnは
それぞれ、戻り捩れ(Rueckdrehung)なしに、つまり横
断面ほぼU字形もしくは方形の室開口に対して対称的に
(つまりここでは半径方向外側に向かって)方向付けら
れて、セントラルエレメントZEに巻き付けられてい
る。室エレメントUP1〜UPnはその室底部KB1〜
KBnで、可能な限り大きな面積でセントラルエレメン
トZEの外周面に接触している。図1の横断面図におい
て室エレメントUP1〜UPnはその室底部で、それぞ
れ接触ラインに沿って一区分でセントラルエレメントZ
Eの外周面に接触している。場合によっては室底部KB
1〜KBnはそこにおいて全面的につまり幾分湾曲され
て載設されていてもよい。有利には室底部KB1〜KB
nはそれぞれセントラルエレメントZEの外周面に0.
1〜5mmの幅で接触している。
【0013】室エレメントUP1〜UPnのほぼU字形
もしくは方形の室KA1〜KAnには、方形のテープ積
層体(光導波体テープ積層体)BS1〜BSnが、挿入
されている。これらのテープ積層体BS1〜BSnに
は、それぞれ複数の光導波体テープがルーズに互いに上
下に積層されてまとめられている。図1には例えば室エ
レメントUP1の中に10本の光導波体テープBL1〜
BL10が、ほぼ方形のテープBS1に互いに上下に積
層されている。室エレメントUP1〜UPnの室幅は、
全体的に見て有利にはそれぞれ次のように、すなわち、
挿入されたテープ積層体BS1〜BSnのために、外側
において、各室エレメントUP1〜UPnの両室壁もし
くは両脚に対して、狭い側部間隙だけが残されるよう
に、選択されている。つまり室エレメントUP1〜UP
nの側壁は、テープ積層体BS1〜BSnを箱状に取り
囲んでおり、その結果テープ積層体BS1〜BSnのル
ーズに互いに上下に積層されている光導波体テープは、
周方向で見て位置固定されている。つまりこの場合テー
プ積層体BS1〜BSnの横断面形状が方形の室KA1
〜KAnの横断面形状にほぼ適合していることによっ
て、各テープ積層体のルーズに互いに上下に位置してい
る光導波体テープは、それぞれ確実にその側部における
位置を固定され、かつ側部において保持されている。
もしくは方形の室KA1〜KAnには、方形のテープ積
層体(光導波体テープ積層体)BS1〜BSnが、挿入
されている。これらのテープ積層体BS1〜BSnに
は、それぞれ複数の光導波体テープがルーズに互いに上
下に積層されてまとめられている。図1には例えば室エ
レメントUP1の中に10本の光導波体テープBL1〜
BL10が、ほぼ方形のテープBS1に互いに上下に積
層されている。室エレメントUP1〜UPnの室幅は、
全体的に見て有利にはそれぞれ次のように、すなわち、
挿入されたテープ積層体BS1〜BSnのために、外側
において、各室エレメントUP1〜UPnの両室壁もし
くは両脚に対して、狭い側部間隙だけが残されるよう
に、選択されている。つまり室エレメントUP1〜UP
nの側壁は、テープ積層体BS1〜BSnを箱状に取り
囲んでおり、その結果テープ積層体BS1〜BSnのル
ーズに互いに上下に積層されている光導波体テープは、
周方向で見て位置固定されている。つまりこの場合テー
プ積層体BS1〜BSnの横断面形状が方形の室KA1
〜KAnの横断面形状にほぼ適合していることによっ
て、各テープ積層体のルーズに互いに上下に位置してい
る光導波体テープは、それぞれ確実にその側部における
位置を固定され、かつ側部において保持されている。
【0014】有利には、図1において室エレメントUP
1〜UPnの側壁もしくは脚は、方形のテープ積層体B
S1〜BSnを幾分越えて突出しており、その結果付加
的な自由空間は、場合によっては生じる半径方向におけ
る横方向押圧力に際して、圧縮ゾーンとして利用される
ことができる。室エレメントの側面はこれによって外装
を有利に支持することになる。室エレメントのウェブの
形状は有利には次のように、すなわち、ケーブル直径を
変化させることなしに、このウェブの保持能力が所望の
横方向押圧力を受け止めることができるように、最適化
され得る。
1〜UPnの側壁もしくは脚は、方形のテープ積層体B
S1〜BSnを幾分越えて突出しており、その結果付加
的な自由空間は、場合によっては生じる半径方向におけ
る横方向押圧力に際して、圧縮ゾーンとして利用される
ことができる。室エレメントの側面はこれによって外装
を有利に支持することになる。室エレメントのウェブの
形状は有利には次のように、すなわち、ケーブル直径を
変化させることなしに、このウェブの保持能力が所望の
横方向押圧力を受け止めることができるように、最適化
され得る。
【0015】さらに、半径方向外側に方向付けられた室
開口を備えたこのようなケーブル横断面では、1つの室
エレメントのウェブが別の室エレメントの室空間に向か
うことは、有利に回避されている。そして、たとえそれ
ぞれの室においてテープが隆起した場合でも、テープは
無力なままである。
開口を備えたこのようなケーブル横断面では、1つの室
エレメントのウェブが別の室エレメントの室空間に向か
うことは、有利に回避されている。そして、たとえそれ
ぞれの室においてテープが隆起した場合でも、テープは
無力なままである。
【0016】有利には室エレメントUP1〜UPnの脚
内側高さは、テープ積層体BS1〜BSnの高さよりも
30〜70%だけ大きく寸法設定されている。特に、各
自由空間高さは、テープ積層体のためのテープ型式に応
じて0.8〜1.6mmの間で生ぜしめられる。室エレ
メントの脚内側高さはそれぞれ、有利には、テープ積層
体の高さよりも0.6〜1.6mmだけ大きく選択され
ている。
内側高さは、テープ積層体BS1〜BSnの高さよりも
30〜70%だけ大きく寸法設定されている。特に、各
自由空間高さは、テープ積層体のためのテープ型式に応
じて0.8〜1.6mmの間で生ぜしめられる。室エレ
メントの脚内側高さはそれぞれ、有利には、テープ積層
体の高さよりも0.6〜1.6mmだけ大きく選択され
ている。
【0017】例えば、それぞれ16本の光導波体を備え
た10本の光導波体テープが、方形のテープ積層体にま
とめられていると、特に、2.0〜3.0mmの間のテ
ープ積層体高さが生ぜしめられる。室エレメントUP1
〜UPnはこの場合有利には、3.0〜4.6mmの間
の室深さを有している。このような実施例の場合、テー
プ幅がほぼ2.6〜3.4mmの間の場合には、室幅は
有利には3.4〜3.8mmの間で選択されている。室
エレメント自体は有利には底部において、ほぼ4.4m
mの外幅を有している。
た10本の光導波体テープが、方形のテープ積層体にま
とめられていると、特に、2.0〜3.0mmの間のテ
ープ積層体高さが生ぜしめられる。室エレメントUP1
〜UPnはこの場合有利には、3.0〜4.6mmの間
の室深さを有している。このような実施例の場合、テー
プ幅がほぼ2.6〜3.4mmの間の場合には、室幅は
有利には3.4〜3.8mmの間で選択されている。室
エレメント自体は有利には底部において、ほぼ4.4m
mの外幅を有している。
【0018】場合によっては室KA1〜KAnにはそれ
ぞれ充填物質が装入されていてもよく、このような充填
物質は、個々のテープの間及び/又はテープと室壁との
間における摩擦を減じるために役立つ。同時にこのよう
な処置を用いて、室エレメントUP1〜UPnのある程
度の長手方向水密性をも達成することが可能である。場
合によっては、光導波体テープは例えば溶融接着剤のよ
うな接着剤を用いて、それぞれ互いに接着されてテープ
積層体にまとめられること及び/又は該テープ積層体が
それぞれの室エレメントにおいて接着されることが可能
である。
ぞれ充填物質が装入されていてもよく、このような充填
物質は、個々のテープの間及び/又はテープと室壁との
間における摩擦を減じるために役立つ。同時にこのよう
な処置を用いて、室エレメントUP1〜UPnのある程
度の長手方向水密性をも達成することが可能である。場
合によっては、光導波体テープは例えば溶融接着剤のよ
うな接着剤を用いて、それぞれ互いに接着されてテープ
積層体にまとめられること及び/又は該テープ積層体が
それぞれの室エレメントにおいて接着されることが可能
である。
【0019】光導波体テープ積層体BS1〜BSnを装
入された室エレメントUP1〜UPnには、その外側を
取り囲むように、プラスチック製の外皮もしくは包皮体
HA1〜HAnが押出し成形され、これによって、外側
に向かって開放した室開口KA1〜KAnが閉鎖され
る。押出し成形された包皮体HA1〜HAnによって被
覆された室エレメントUP1〜UPnは、図1において
符号UP1′〜UPn′で示されている。この場合図面
を分かりやすくするために、室エレメントUP1′、U
P2′及びUPn′だけが符号を付けられている。押出
し成形された包皮体HA1〜HAnはそれぞれ有利に
は、半径方向外側に向かって軽く湾曲して、室開口KA
1〜KAnにわたって張設されている。包皮体HA1〜
HAnはそれぞれ次のように薄くもしくは華奢に(fili
gran)構成されている。すなわち包皮体HA1〜HAn
は、該包皮体によって被覆された室エレメントUP1′
〜UPn′が、本来の室エレメントUP1〜UPnとほ
ぼ同じU字形の横断面形状を有するように、つまり形状
忠実にそのU字形を維持するように、薄くもしくは精巧
に構成されている。そしてこのような包皮体HA1〜H
Anが設けられていることによって、ルーズにテープ積
層体BS1〜BSnにまとめられている光導波体テープ
が、例えば修理又は組立てに際して光ケーブルが開放さ
れた場合に、不都合にその室開口HA1〜HAnから脱
落して互いに混ざり合うことは、回避される。このよう
に包皮体HA1〜HAnによって被覆されている室エレ
メントUP1′〜UPn′は、これによって、光ケーブ
ルOC1において独自に保護されているアンダコンポー
ネントを形成しており、そして例えば組立て又は修理に
際しての取扱いが極めて容易である。同時にテープは、
光ケーブルOC1におけるそれぞれに室エレメントにお
いて積層体形状でまとめられており、かつ機械的な負荷
に対して保護されている。光導波体テープは、それぞれ
のテープ積層体BS1〜BSn及びそれぞれの室KA1
〜KAnにおけるその決定された場所において、位置固
定されて保持されている。テープ積層体BS1〜BSn
の光導波体テープが、室エレメントUP1〜UPnの側
壁によってそれぞれ側部を支持され、かつこれによって
テープ積層体BS1〜BSnの転向が回避されているの
に対して、光導波体テープは、室エレメントUP1〜U
Pnを取り囲む包皮体HA1〜HAnによって、半径方
向外側に向かってのずれを防止されている。
入された室エレメントUP1〜UPnには、その外側を
取り囲むように、プラスチック製の外皮もしくは包皮体
HA1〜HAnが押出し成形され、これによって、外側
に向かって開放した室開口KA1〜KAnが閉鎖され
る。押出し成形された包皮体HA1〜HAnによって被
覆された室エレメントUP1〜UPnは、図1において
符号UP1′〜UPn′で示されている。この場合図面
を分かりやすくするために、室エレメントUP1′、U
P2′及びUPn′だけが符号を付けられている。押出
し成形された包皮体HA1〜HAnはそれぞれ有利に
は、半径方向外側に向かって軽く湾曲して、室開口KA
1〜KAnにわたって張設されている。包皮体HA1〜
HAnはそれぞれ次のように薄くもしくは華奢に(fili
gran)構成されている。すなわち包皮体HA1〜HAn
は、該包皮体によって被覆された室エレメントUP1′
〜UPn′が、本来の室エレメントUP1〜UPnとほ
ぼ同じU字形の横断面形状を有するように、つまり形状
忠実にそのU字形を維持するように、薄くもしくは精巧
に構成されている。そしてこのような包皮体HA1〜H
Anが設けられていることによって、ルーズにテープ積
層体BS1〜BSnにまとめられている光導波体テープ
が、例えば修理又は組立てに際して光ケーブルが開放さ
れた場合に、不都合にその室開口HA1〜HAnから脱
落して互いに混ざり合うことは、回避される。このよう
に包皮体HA1〜HAnによって被覆されている室エレ
メントUP1′〜UPn′は、これによって、光ケーブ
ルOC1において独自に保護されているアンダコンポー
ネントを形成しており、そして例えば組立て又は修理に
際しての取扱いが極めて容易である。同時にテープは、
光ケーブルOC1におけるそれぞれに室エレメントにお
いて積層体形状でまとめられており、かつ機械的な負荷
に対して保護されている。光導波体テープは、それぞれ
のテープ積層体BS1〜BSn及びそれぞれの室KA1
〜KAnにおけるその決定された場所において、位置固
定されて保持されている。テープ積層体BS1〜BSn
の光導波体テープが、室エレメントUP1〜UPnの側
壁によってそれぞれ側部を支持され、かつこれによって
テープ積層体BS1〜BSnの転向が回避されているの
に対して、光導波体テープは、室エレメントUP1〜U
Pnを取り囲む包皮体HA1〜HAnによって、半径方
向外側に向かってのずれを防止されている。
【0020】それぞれの包皮体HA1〜HAnは、各室
エレメントUP1〜UPnの周囲を取り囲む連続的な滑
らかな被覆体、つまり一種のダイヤフラムを形成してい
るので、つまりこの場合、例えば紡績品又は螺条に形成
されたテープにおけるような継ぎ合わせ箇所又はオーバ
ラップ箇所を有していないので、完全に密な包皮体が得
られる。したがって包皮体HA1〜HAnは、ある程度
の範囲において短期間なら、湿気や水をも遮断すること
ができる。
エレメントUP1〜UPnの周囲を取り囲む連続的な滑
らかな被覆体、つまり一種のダイヤフラムを形成してい
るので、つまりこの場合、例えば紡績品又は螺条に形成
されたテープにおけるような継ぎ合わせ箇所又はオーバ
ラップ箇所を有していないので、完全に密な包皮体が得
られる。したがって包皮体HA1〜HAnは、ある程度
の範囲において短期間なら、湿気や水をも遮断すること
ができる。
【0021】包皮体HA1〜HAnの滑らかで弾性的な
表面は、特に各室開口KA1〜KAnの上におけるその
内側の表面は、最上位のテープ例えばBL10と押出し
形成された包皮体HA1〜HAnとの間における、微小
屈曲(Mikrobiegungen)の発生時に生じる摩擦を減じる
ことができ、その結果、この極めて小さな屈曲に基づく
緩衝作用増大を、このテープの光導波体のために、有利
な形で小さく保つことができる。押出し成形された包皮
体は弾性変形可能であり、その結果包皮体は、例えばケ
ーブルの屈曲時におけるような機械的な負荷が発生した
場合に、折れ目を生ぜしめることはなく、それぞれ規定
されて室開口KA1〜KAnの上において緊張する。つ
まり包皮体HA1〜HAnはそれぞれの室エレメントU
P1〜UPnをぴったりと被覆しており、したがってテ
ープが、例えば室エレメントUP1〜UPnの外壁と包
皮体HA1〜HAnとの間のような許され得ないポジシ
ョンに達することは、確実に回避されている。
表面は、特に各室開口KA1〜KAnの上におけるその
内側の表面は、最上位のテープ例えばBL10と押出し
形成された包皮体HA1〜HAnとの間における、微小
屈曲(Mikrobiegungen)の発生時に生じる摩擦を減じる
ことができ、その結果、この極めて小さな屈曲に基づく
緩衝作用増大を、このテープの光導波体のために、有利
な形で小さく保つことができる。押出し成形された包皮
体は弾性変形可能であり、その結果包皮体は、例えばケ
ーブルの屈曲時におけるような機械的な負荷が発生した
場合に、折れ目を生ぜしめることはなく、それぞれ規定
されて室開口KA1〜KAnの上において緊張する。つ
まり包皮体HA1〜HAnはそれぞれの室エレメントU
P1〜UPnをぴったりと被覆しており、したがってテ
ープが、例えば室エレメントUP1〜UPnの外壁と包
皮体HA1〜HAnとの間のような許され得ないポジシ
ョンに達することは、確実に回避されている。
【0022】室エレメントUP1〜UPnの上に押出し
成形された包皮体HA1〜HAnの緊張作用に基づい
て、室エレメントUP1〜UPnの華奢な(filigran)
脚もしくは側面の拡開(押圧されてプレート状に拡がる
こと)、ひいては本来方形の室開口KA1〜KAnの拡
大は、外から十分に阻止されることができる。このこと
は特に、例えば外装の装着時におけるように外から横方
向押圧力や押圧負荷が作用する場合には、少なからず大
きな意味をもつ。
成形された包皮体HA1〜HAnの緊張作用に基づい
て、室エレメントUP1〜UPnの華奢な(filigran)
脚もしくは側面の拡開(押圧されてプレート状に拡がる
こと)、ひいては本来方形の室開口KA1〜KAnの拡
大は、外から十分に阻止されることができる。このこと
は特に、例えば外装の装着時におけるように外から横方
向押圧力や押圧負荷が作用する場合には、少なからず大
きな意味をもつ。
【0023】室エレメントの側面もしくはウェブが内方
に向かって圧縮されて、テープのための自由空間幅が小
さくなること、ひいては場合によっては敏感な光導波体
テープが圧縮されたり、損傷されたりすることを、特に
確実に回避するために、室エレメントは有利にはあらか
じめ次のように、すなわちその室が外方に向かって拡大
するように、成形されている。図1において、外方に向
かって拡大された側面を備えたこのような室エレメント
は、図面下半部に符号ASKで示されている。この室エ
レメントASKには、室エレメントUP1,UP2,U
Pnとまったく同じように、押出し成形された包皮体が
被着されている。室エレメントUP1〜UPnのほぼ方
形の室KA1〜KAnとは異なり、室エレメントASK
は、その室開口の範囲において有利には0.1〜1mm
の間の拡大部を有している。場合によってはこの室エレ
メントASK又は室エレメントUP1〜UPnにも、側
面の補強によって付加的な機械的な安定性が与えられて
いると有利である。このことは例えば、半径方向外側に
向かって側面を拡大することによってか、又は圧縮及び
横方向の押圧に対して強い支持体を側面に設けることに
よっても実現することができる。包皮体は有利にはそれ
ぞれ次のように、すなわち、本来湾曲させられているウ
ェブがそれぞれ再び押し曲げられて、ほぼ方形の室が生
ぜしめられるように、室エレメントの上に押出し成形さ
れてもよい。この場合ウェブは、外方に向かって作用す
るプレロード(Vorspannung)を有している。
に向かって圧縮されて、テープのための自由空間幅が小
さくなること、ひいては場合によっては敏感な光導波体
テープが圧縮されたり、損傷されたりすることを、特に
確実に回避するために、室エレメントは有利にはあらか
じめ次のように、すなわちその室が外方に向かって拡大
するように、成形されている。図1において、外方に向
かって拡大された側面を備えたこのような室エレメント
は、図面下半部に符号ASKで示されている。この室エ
レメントASKには、室エレメントUP1,UP2,U
Pnとまったく同じように、押出し成形された包皮体が
被着されている。室エレメントUP1〜UPnのほぼ方
形の室KA1〜KAnとは異なり、室エレメントASK
は、その室開口の範囲において有利には0.1〜1mm
の間の拡大部を有している。場合によってはこの室エレ
メントASK又は室エレメントUP1〜UPnにも、側
面の補強によって付加的な機械的な安定性が与えられて
いると有利である。このことは例えば、半径方向外側に
向かって側面を拡大することによってか、又は圧縮及び
横方向の押圧に対して強い支持体を側面に設けることに
よっても実現することができる。包皮体は有利にはそれ
ぞれ次のように、すなわち、本来湾曲させられているウ
ェブがそれぞれ再び押し曲げられて、ほぼ方形の室が生
ぜしめられるように、室エレメントの上に押出し成形さ
れてもよい。この場合ウェブは、外方に向かって作用す
るプレロード(Vorspannung)を有している。
【0024】場合によっては半径方向に作用する力は、
それぞれ、室KA1〜KAnの室開口の上に張設された
弾性的な包皮体HA1〜HAnによって、ある程度は吸
収され、それによってテープ積層体BS1〜BSnに作
用して該テープ積層体BS1〜BSnを室KA1〜KA
n内に押し込もうとする力は、著しく小さくなる。室エ
レメントUP1〜UPnの室開口の上における包皮体H
A1〜HAnの緊張力によって、例えば半径方向力は著
しく小さくなり、それどころか敏感なテープ積層体BS
1〜BSnにまったく作用せずに、室エレメントUP1
〜UPnの、支持エレメントとして作用する機械的によ
り安定性の脚へと導かれることができる。
それぞれ、室KA1〜KAnの室開口の上に張設された
弾性的な包皮体HA1〜HAnによって、ある程度は吸
収され、それによってテープ積層体BS1〜BSnに作
用して該テープ積層体BS1〜BSnを室KA1〜KA
n内に押し込もうとする力は、著しく小さくなる。室エ
レメントUP1〜UPnの室開口の上における包皮体H
A1〜HAnの緊張力によって、例えば半径方向力は著
しく小さくなり、それどころか敏感なテープ積層体BS
1〜BSnにまったく作用せずに、室エレメントUP1
〜UPnの、支持エレメントとして作用する機械的によ
り安定性の脚へと導かれることができる。
【0025】この結果、包皮体HA1〜HAnにより室
エレメントUP1〜UPnを被覆することによって、該
室エレメントUP1〜UPnには、例えば半径方向押圧
力及び/又は横方向押圧力に対するより大きな形状安定
性が与えられる。室エレメントUP1〜UPnの上に押
出し成形される包皮体によって、つまり、各室エレメン
トは、捩れもしくは回動又は変位傾倒時における変形に
対して、著しく鈍感になる。各包皮体HA1〜HAnは
各室KA1〜KAnを間隙(自由空間)をもって被覆す
ると有利であり、この場合この間隙もしくは自由空間
は、各テープ積層体BS1〜BSnの最上位に位置して
いるテープのための圧縮ゾーンもしくは緩衝ゾーンとし
て働く。自由空間の高さは、有利には、各テープ積層体
BS1〜BSnの高さの30%〜70%の間で選択され
ている。自由空間は有利には、0.8〜1.6mmの高
さを有している。各室開口の上に張設された包皮体に、
例えば半径方向内側に向けられた押圧力が作用すると、
該包皮体は、この押圧力に対して弾性的に撓んで、幾分
内側に向かって室開口内に湾曲することができるが、し
かしながらこの場合、光導波体テープが機械的に負荷さ
れたり、又は損傷を受けることはない。包皮体によって
被覆された室エレメントUP1′〜UPn′はこれによ
って、例えばケーブル外装の装着時における圧力負荷に
対して、十分に保護されており、この場合室エレメント
UP1′〜UPn′はその弾性度に基づいて形状中実な
ままであり、つまりその本来の形状を維持する。
エレメントUP1〜UPnを被覆することによって、該
室エレメントUP1〜UPnには、例えば半径方向押圧
力及び/又は横方向押圧力に対するより大きな形状安定
性が与えられる。室エレメントUP1〜UPnの上に押
出し成形される包皮体によって、つまり、各室エレメン
トは、捩れもしくは回動又は変位傾倒時における変形に
対して、著しく鈍感になる。各包皮体HA1〜HAnは
各室KA1〜KAnを間隙(自由空間)をもって被覆す
ると有利であり、この場合この間隙もしくは自由空間
は、各テープ積層体BS1〜BSnの最上位に位置して
いるテープのための圧縮ゾーンもしくは緩衝ゾーンとし
て働く。自由空間の高さは、有利には、各テープ積層体
BS1〜BSnの高さの30%〜70%の間で選択され
ている。自由空間は有利には、0.8〜1.6mmの高
さを有している。各室開口の上に張設された包皮体に、
例えば半径方向内側に向けられた押圧力が作用すると、
該包皮体は、この押圧力に対して弾性的に撓んで、幾分
内側に向かって室開口内に湾曲することができるが、し
かしながらこの場合、光導波体テープが機械的に負荷さ
れたり、又は損傷を受けることはない。包皮体によって
被覆された室エレメントUP1′〜UPn′はこれによ
って、例えばケーブル外装の装着時における圧力負荷に
対して、十分に保護されており、この場合室エレメント
UP1′〜UPn′はその弾性度に基づいて形状中実な
ままであり、つまりその本来の形状を維持する。
【0026】有利には、室エレメントの上に押出し成形
される包皮体HA1〜HAnのためには、それぞれ、所
属の室エレメントUP1〜UPnのためのプラスチック
よりも、軟質のもしくは弾性的なプラスチックが選択さ
れている。横断面U字形の室エレメントUP1〜UPn
のためには、有利には例えば次のようなプラスチックが
適している。すなわち: a)PC、PEI、PBS、PA、PEEK、PBT、
PSU及びこれらの材料から成る混合物、 b)例えばPMP、HDPE、PP又は有核PPのよう
な特殊なポリオレフィン、 c)例えばPVCのようなハロゲン含有のポリマ、又は
例えば「Tefzell」及び「Halar」という商標名をもつプ
ラスチック、 d)例えばグラスファイバによって補強されている又は
鉱物を充填されている補強されたポリマ。
される包皮体HA1〜HAnのためには、それぞれ、所
属の室エレメントUP1〜UPnのためのプラスチック
よりも、軟質のもしくは弾性的なプラスチックが選択さ
れている。横断面U字形の室エレメントUP1〜UPn
のためには、有利には例えば次のようなプラスチックが
適している。すなわち: a)PC、PEI、PBS、PA、PEEK、PBT、
PSU及びこれらの材料から成る混合物、 b)例えばPMP、HDPE、PP又は有核PPのよう
な特殊なポリオレフィン、 c)例えばPVCのようなハロゲン含有のポリマ、又は
例えば「Tefzell」及び「Halar」という商標名をもつプ
ラスチック、 d)例えばグラスファイバによって補強されている又は
鉱物を充填されている補強されたポリマ。
【0027】室エレメントの上に押出し成形される包皮
体HA1〜HAnのためには、有利には、次のようなプ
ラスチック、つまり、各室エレメントの処理温度よりも
低い処理温度をもつプラスチックが選択される。このよ
うなプラスチックを使用することによって、包皮体を押
出し成形後においても、横断面U字形の室エレメントの
形状忠実さを保証することができる。室エレメントの上
に押出し成形される包皮体のためには例えば次のような
材料が適している。すなわち: a)145℃未満の包皮体処理温度のための材料として
は、 LLDPE:処理温度TV=135℃で(低温押出し成
形可能) LDPE :処理温度TV=130℃で(低温押出し成
形可能) b)210℃以下の包皮体処理温度のための材料として
は、LLDPE、LDPE、MDPE、PP、高EVA
ポリマ成分をもつポリオレフィン、熱可塑性のエラスト
マ、軟質PVC。
体HA1〜HAnのためには、有利には、次のようなプ
ラスチック、つまり、各室エレメントの処理温度よりも
低い処理温度をもつプラスチックが選択される。このよ
うなプラスチックを使用することによって、包皮体を押
出し成形後においても、横断面U字形の室エレメントの
形状忠実さを保証することができる。室エレメントの上
に押出し成形される包皮体のためには例えば次のような
材料が適している。すなわち: a)145℃未満の包皮体処理温度のための材料として
は、 LLDPE:処理温度TV=135℃で(低温押出し成
形可能) LDPE :処理温度TV=130℃で(低温押出し成
形可能) b)210℃以下の包皮体処理温度のための材料として
は、LLDPE、LDPE、MDPE、PP、高EVA
ポリマ成分をもつポリオレフィン、熱可塑性のエラスト
マ、軟質PVC。
【0028】押出し成形される包皮体のためには、低温
押出し成形可能なプラスチックであるLLDPE及びL
DPEが特に適している。このようなプラスチックを使
用すると、押出し成形された包皮体を備えた室エレメン
トの屈曲時に、包皮体に折り目が形成されることは、確
実に回避される。これらの2つの材料の低い押出し成形
温度は、特に、U字形成形エレメントである室エレメン
トのためのPCを使用した場合に、次のような利点、す
なわち、室エレメントの上に包皮体を押出し成形するこ
とによって、室エレメント内におけるテープが過剰に延
びるような現象を回避することができるという利点をも
たらす。さらにLLDPE及びLDPEの別の利点とし
ては次のことが挙げられる。すなわちLLDPE及びL
DPEは、滑らかな表面を有していて、亀裂に対して鈍
感であり、しかも単純かつ安価に加工することができ
る。
押出し成形可能なプラスチックであるLLDPE及びL
DPEが特に適している。このようなプラスチックを使
用すると、押出し成形された包皮体を備えた室エレメン
トの屈曲時に、包皮体に折り目が形成されることは、確
実に回避される。これらの2つの材料の低い押出し成形
温度は、特に、U字形成形エレメントである室エレメン
トのためのPCを使用した場合に、次のような利点、す
なわち、室エレメントの上に包皮体を押出し成形するこ
とによって、室エレメント内におけるテープが過剰に延
びるような現象を回避することができるという利点をも
たらす。さらにLLDPE及びLDPEの別の利点とし
ては次のことが挙げられる。すなわちLLDPE及びL
DPEは、滑らかな表面を有していて、亀裂に対して鈍
感であり、しかも単純かつ安価に加工することができ
る。
【0029】室エレメントのための特に有利な材料とし
ては、PC、PEI及びHDPEのような押出し成形さ
れるプラスチックが挙げられる。PCの利点としては、
高い温度耐性、耐性形状安定性、滑らかな表面、高いE
モジュール、小さな後収縮、小さな熱膨張係数、非極性
の充填物又はオイルとの相互作用の欠如、高い剛性及び
高い機械的な強度並びに比較的安価なコストを挙げるこ
とができる。
ては、PC、PEI及びHDPEのような押出し成形さ
れるプラスチックが挙げられる。PCの利点としては、
高い温度耐性、耐性形状安定性、滑らかな表面、高いE
モジュール、小さな後収縮、小さな熱膨張係数、非極性
の充填物又はオイルとの相互作用の欠如、高い剛性及び
高い機械的な強度並びに比較的安価なコストを挙げるこ
とができる。
【0030】U字形成形エレメントである室エレメント
及び包皮体のためには、以下に記載の3つの材料組合わ
せが、特に適している。すなわち: 第1のバリエーション: a)PCから成る室エレメント b)LLDPEから成る包皮体 このような材料組合わせの場合には包皮体の処理温度
は、室エレメントの軟化温度よりも低いので、包皮体押
出し成形時に室エレメント内におけるテープが過剰に伸
びること(Ueberlaenge)は回避される。さらに両方の
材料は化合しないので、したがって、包皮体は有利な形
式で、U字形成形エレメントである室エレメントの底部
又は側壁に沿って切り開くことができ、かついわば「バ
ナナ」のように皮を剥くことができる。
及び包皮体のためには、以下に記載の3つの材料組合わ
せが、特に適している。すなわち: 第1のバリエーション: a)PCから成る室エレメント b)LLDPEから成る包皮体 このような材料組合わせの場合には包皮体の処理温度
は、室エレメントの軟化温度よりも低いので、包皮体押
出し成形時に室エレメント内におけるテープが過剰に伸
びること(Ueberlaenge)は回避される。さらに両方の
材料は化合しないので、したがって、包皮体は有利な形
式で、U字形成形エレメントである室エレメントの底部
又は側壁に沿って切り開くことができ、かついわば「バ
ナナ」のように皮を剥くことができる。
【0031】第2のバリエーション: a)軟化温度TG≧212℃のPEI(商標名「Ulte
m」)から成る室エレメント b)LDPE、LLDPE、MDPE、PP、熱可塑性
のエラストマから成る包皮体 この第2のバリエーションにおいては、第1のバリエー
ションにおける利点に加えて、室エレメントはPCより
も高い温度耐性を有しており、その結果、軟化温度TG
≦210℃までのプラスチック材料を包皮体のために使
用することが可能である。
m」)から成る室エレメント b)LDPE、LLDPE、MDPE、PP、熱可塑性
のエラストマから成る包皮体 この第2のバリエーションにおいては、第1のバリエー
ションにおける利点に加えて、室エレメントはPCより
も高い温度耐性を有しており、その結果、軟化温度TG
≦210℃までのプラスチック材料を包皮体のために使
用することが可能である。
【0032】第3のバリエーション: a)約−100℃の軟化温度TGを有し、しかしながら
この軟化温度TGを上回る形状安定性を有しているHD
PEから成る室エレメント。そしてこの場合HDPEの
形状安定性は有利にはほぼその結晶溶融ポイントに達す
るまで与えられている。
この軟化温度TGを上回る形状安定性を有しているHD
PEから成る室エレメント。そしてこの場合HDPEの
形状安定性は有利にはほぼその結晶溶融ポイントに達す
るまで与えられている。
【0033】b)低温押出し成形可能なLDPE、LL
DPEから成る包皮体 この場合包皮体のための処理温度は約130℃であるの
で、LLDPEとHDPEとの部分的な結合(接着)の
生ぜしめられることがある。HDPE製のU字形成形エ
レメントである室エレメントの振動は、テープのプレロ
ードを相応に選択することによって回避することができ
る。
DPEから成る包皮体 この場合包皮体のための処理温度は約130℃であるの
で、LLDPEとHDPEとの部分的な結合(接着)の
生ぜしめられることがある。HDPE製のU字形成形エ
レメントである室エレメントの振動は、テープのプレロ
ードを相応に選択することによって回避することができ
る。
【0034】第4のバリエーション: a)PEI(商標名「Ultem」)、ポリソルフォンから
成る室エレメント b)例えば商標名「Craton」と呼ばれる190〜200
℃の間の処理温度を有する熱可塑性のエラストマから成
る包皮体 場合によっては、U字形成形エレメントである室エレメ
ントはCu又はALから予備成形されることも可能であ
る。
成る室エレメント b)例えば商標名「Craton」と呼ばれる190〜200
℃の間の処理温度を有する熱可塑性のエラストマから成
る包皮体 場合によっては、U字形成形エレメントである室エレメ
ントはCu又はALから予備成形されることも可能であ
る。
【0035】テープ積層体BS1〜BSnを、組立て時
又は修理時に、U字形成形エレメントである室エレメン
トUP1〜UPnから容易に取り出すことを可能ならし
めるために、上に述べたそれぞれの材料組合わせは、室
エレメント及び包皮体のために有利であり、この場合押
出し成形された包皮体を室エレメントから指で引き出す
ことが可能である。
又は修理時に、U字形成形エレメントである室エレメン
トUP1〜UPnから容易に取り出すことを可能ならし
めるために、上に述べたそれぞれの材料組合わせは、室
エレメント及び包皮体のために有利であり、この場合押
出し成形された包皮体を室エレメントから指で引き出す
ことが可能である。
【0036】それぞれの包皮体HA1〜HAnは有利に
は、所属の室エレメントUP1〜UPnの壁厚の10〜
80%の間の壁厚、特に40〜60%の間の壁厚を有し
ている。包皮体HA1〜HAnのためには、有利には、
0.2〜0.4mmの間の層厚が選択されている。
は、所属の室エレメントUP1〜UPnの壁厚の10〜
80%の間の壁厚、特に40〜60%の間の壁厚を有し
ている。包皮体HA1〜HAnのためには、有利には、
0.2〜0.4mmの間の層厚が選択されている。
【0037】半径方向内側に向かって作用する押圧力に
対する付加的な保護として、各1つのカバーフリースA
V1〜AVnが、各テープ積層体BS1〜BSnにおけ
る最上位に位置している光導波体テープに、カバーエレ
メントとして装着されていてもよい。このカバーエレメ
ントは付加的に膨張テープ(Quellband)として構成さ
れていてもよく、このように構成されていると、取り囲
まれているU字形成形エレメントもしくはセグメントU
P1′〜UPn′の長手方向水密性を保証することがで
きる。
対する付加的な保護として、各1つのカバーフリースA
V1〜AVnが、各テープ積層体BS1〜BSnにおけ
る最上位に位置している光導波体テープに、カバーエレ
メントとして装着されていてもよい。このカバーエレメ
ントは付加的に膨張テープ(Quellband)として構成さ
れていてもよく、このように構成されていると、取り囲
まれているU字形成形エレメントもしくはセグメントU
P1′〜UPn′の長手方向水密性を保証することがで
きる。
【0038】カバーエレメントは有利にはカバープレー
トとして構成されている。プレートのためには、有利に
は、膨張フリースによって内張り及び外張りされたP
C、PE又はPBTが選択される。図1においてはカバ
ーフリースAV1〜AVnはそれぞれ、U字形成形室の
内幅全体にわたって延在しており、したがって、U字形
成形エレメントの華奢な側面もしくはウェブをその外端
部においてそれぞれ内方に向かって支持している。これ
によって、U字形成形エレメントである室エレメントの
華奢な脚が内方に向かって圧縮されることを、阻止する
ことが可能である。
トとして構成されている。プレートのためには、有利に
は、膨張フリースによって内張り及び外張りされたP
C、PE又はPBTが選択される。図1においてはカバ
ーフリースAV1〜AVnはそれぞれ、U字形成形室の
内幅全体にわたって延在しており、したがって、U字形
成形エレメントの華奢な側面もしくはウェブをその外端
部においてそれぞれ内方に向かって支持している。これ
によって、U字形成形エレメントである室エレメントの
華奢な脚が内方に向かって圧縮されることを、阻止する
ことが可能である。
【0039】カバーフリースの代わりに又はカバーフリ
ースに加えて、それぞれテープ積層体の最上位に、ファ
イバのないテープをカバーエレメントとして設けると、
特に有利である。この「ダミー」テープはこの場合、各
テープ積層体と室開口の上に張設された包皮体との間に
おける中間緩衝体として作用する。「ダミー」テープ
は、有利には、ファイバを備えたテープつまりファイバ
テープと一緒にまとめられて、それぞれテープ積層体を
形成している。この場合「ダミー」テープは有利には、
ファイバテープとほぼ同じ大きさを有している。そして
「ダミー」テープの厚さは、有利には、0.2〜0.5
mm強の間に選択されている。華奢な室エレメント側面
の圧縮を回避するために、「ダミー」テープが、U字形
成形体の内幅と同じか又は該内幅よりも幾分大きなテー
プ幅を有していると、特に有利である。「ダミー」テー
プの幅は、U字形成形体の内幅よりも約0.1mmだけ
幅広に選択されていると、有利である。図1には、付加
的に示された室エレメントUPi′において、このよう
な「ダミー」テープが、4つのテープ導体によって形成
されたテープ積層体の上に設けられている。この付加的
な「ダミー」テープはファイバを有しておらず、室開口
を外方に向かって覆っており、そしてこの場合同時に、
U字形成形エレメントである室エレメントUPi′の両
脚は、内方に向かって支持されている。つまり「ダミ
ー」テープは、一種の横木として働き、内方に向かって
の脚の圧縮を阻止している。この「ダミー」テープのた
めには、次のような材料組合わせが適している:すなわ
ち、膨張フリースによって内張り及び外張りされたPB
T、PC、「Uretan」、アラミド糸によって補強された
アクリラート、PBT等。
ースに加えて、それぞれテープ積層体の最上位に、ファ
イバのないテープをカバーエレメントとして設けると、
特に有利である。この「ダミー」テープはこの場合、各
テープ積層体と室開口の上に張設された包皮体との間に
おける中間緩衝体として作用する。「ダミー」テープ
は、有利には、ファイバを備えたテープつまりファイバ
テープと一緒にまとめられて、それぞれテープ積層体を
形成している。この場合「ダミー」テープは有利には、
ファイバテープとほぼ同じ大きさを有している。そして
「ダミー」テープの厚さは、有利には、0.2〜0.5
mm強の間に選択されている。華奢な室エレメント側面
の圧縮を回避するために、「ダミー」テープが、U字形
成形体の内幅と同じか又は該内幅よりも幾分大きなテー
プ幅を有していると、特に有利である。「ダミー」テー
プの幅は、U字形成形体の内幅よりも約0.1mmだけ
幅広に選択されていると、有利である。図1には、付加
的に示された室エレメントUPi′において、このよう
な「ダミー」テープが、4つのテープ導体によって形成
されたテープ積層体の上に設けられている。この付加的
な「ダミー」テープはファイバを有しておらず、室開口
を外方に向かって覆っており、そしてこの場合同時に、
U字形成形エレメントである室エレメントUPi′の両
脚は、内方に向かって支持されている。つまり「ダミ
ー」テープは、一種の横木として働き、内方に向かって
の脚の圧縮を阻止している。この「ダミー」テープのた
めには、次のような材料組合わせが適している:すなわ
ち、膨張フリースによって内張り及び外張りされたPB
T、PC、「Uretan」、アラミド糸によって補強された
アクリラート、PBT等。
【0040】場合によっては室エレメントに、膨張特性
を有している心線充填物質が満たされていてもよく、こ
のようになっていると、室エレメントUP1′〜UP
n′の間における三角空間もしくは中間室を、「きれい
に」つまり充填物質なしに保つことができ、これによっ
て組立て又は修理時における取扱いが容易になる。
を有している心線充填物質が満たされていてもよく、こ
のようになっていると、室エレメントUP1′〜UP
n′の間における三角空間もしくは中間室を、「きれい
に」つまり充填物質なしに保つことができ、これによっ
て組立て又は修理時における取扱いが容易になる。
【0041】また逆に、室エレメントUP1〜UPnの
間における三角空間に充填物質を装入することも有利で
あり、このようにすると、光ケーブルOC1を全体的に
長手方向水密にすることができる。そしてこの場合室エ
レメントUP1〜UPnの室KA1〜KAnは、充填物
質なしに包皮体HA1〜HAnによって取り囲まれてい
る。このようになっていると、テープの「掃除」を組立
て時に有利に省くことができる。
間における三角空間に充填物質を装入することも有利で
あり、このようにすると、光ケーブルOC1を全体的に
長手方向水密にすることができる。そしてこの場合室エ
レメントUP1〜UPnの室KA1〜KAnは、充填物
質なしに包皮体HA1〜HAnによって取り囲まれてい
る。このようになっていると、テープの「掃除」を組立
て時に有利に省くことができる。
【0042】包皮体HA1〜HAnによって被覆された
室エレメントUP1〜UPnは、保持螺条HWを用い
て、リング状の撚り層VL1におけるそれぞれの決定さ
れた撚りポジションにおいて、固定される。同時にこれ
によって、テープ積層体BS1〜BSnは外側からの機
械的な負荷に対して付加的な保護を得ることができる。
保持螺条HWのための材料としては、有利には、例えば
PBTフォイル又は補強されたPPフォイルを使用する
ことができる。
室エレメントUP1〜UPnは、保持螺条HWを用い
て、リング状の撚り層VL1におけるそれぞれの決定さ
れた撚りポジションにおいて、固定される。同時にこれ
によって、テープ積層体BS1〜BSnは外側からの機
械的な負荷に対して付加的な保護を得ることができる。
保持螺条HWのための材料としては、有利には、例えば
PBTフォイル又は補強されたPPフォイルを使用する
ことができる。
【0043】保持螺条HWには、付加的に膨張テープQ
Bが装着されていてもよく、これによって光ケーブルO
C1の長手方向水密性がさらに改善される。さらにまた
このケーブル心線には外側に、プラスチック製の保護体
及び/又は外装AMが装着されており、この結果光ケー
ブルOC1が形成されている。この外装AMは、有利に
は単層又は複層に構成されている。外装AMは例えば、
テープ積層体BS1〜BSnを備えた室エレメントUP
1′〜UPn′のクッションとして働く軟質の内側の外
装層と、外部負荷に対する保護として働く硬質の外側の
外装層とを有していてもよい。
Bが装着されていてもよく、これによって光ケーブルO
C1の長手方向水密性がさらに改善される。さらにまた
このケーブル心線には外側に、プラスチック製の保護体
及び/又は外装AMが装着されており、この結果光ケー
ブルOC1が形成されている。この外装AMは、有利に
は単層又は複層に構成されている。外装AMは例えば、
テープ積層体BS1〜BSnを備えた室エレメントUP
1′〜UPn′のクッションとして働く軟質の内側の外
装層と、外部負荷に対する保護として働く硬質の外側の
外装層とを有していてもよい。
【0044】多層のケーブル構造では、室エレメントが
取り囲まれていることによって、内側の撚り層はより良
好に保護される。すなわち付加的な中間壁を省くことが
可能である。
取り囲まれていることによって、内側の撚り層はより良
好に保護される。すなわち付加的な中間壁を省くことが
可能である。
【0045】図2には、光導波体LW1〜LWn(n=
16)を備えた光導波体テープBLが拡大されて横断面
図で示されている。光導波体LW1〜LWnは、仮想の
結合直線もしくは結合ラインに沿って互いに並べられて
配列されていて、外皮AHによって取り囲まれており、
この外皮AHは、扁平な方形の横断面形状を有してい
る。外皮AHのためには有利にはフレキシブルなプラス
チックが選択されており、この場合特に、ウレタンアク
リラート、エポキシアクリラート又は両者の混合物をベ
ースにした硬化されたUV樹脂が有利であり、このUV
樹脂は光透過性である。そしてこれらの光導波体テープ
が互いに上下に積み重ねられると、図1に示されている
ようなほぼ方形のテープ積層体BS1が生ぜしめられ
る。
16)を備えた光導波体テープBLが拡大されて横断面
図で示されている。光導波体LW1〜LWnは、仮想の
結合直線もしくは結合ラインに沿って互いに並べられて
配列されていて、外皮AHによって取り囲まれており、
この外皮AHは、扁平な方形の横断面形状を有してい
る。外皮AHのためには有利にはフレキシブルなプラス
チックが選択されており、この場合特に、ウレタンアク
リラート、エポキシアクリラート又は両者の混合物をベ
ースにした硬化されたUV樹脂が有利であり、このUV
樹脂は光透過性である。そしてこれらの光導波体テープ
が互いに上下に積み重ねられると、図1に示されている
ようなほぼ方形のテープ積層体BS1が生ぜしめられ
る。
【0046】図3には、図1に示された光ケーブルOC
1を製造するための製造ラインとしてSZ撚りラインS
ZLが示されている。このSZ撚りラインSZLは、図
3において全体を概観的に示されている。このSZ撚り
ラインSZLの個々の構成成分については、図4〜図1
2を参照しながら説明する。この場合同一の構成部材に
は同一符号が付けられている。
1を製造するための製造ラインとしてSZ撚りラインS
ZLが示されている。このSZ撚りラインSZLは、図
3において全体を概観的に示されている。このSZ撚り
ラインSZLの個々の構成成分については、図4〜図1
2を参照しながら説明する。この場合同一の構成部材に
は同一符号が付けられている。
【0047】例えば2つの撚り層を備えたケーブルで
は、第1の撚り層は10の室エレメントを有していて、
第2の撚り層は16の室エレメントを有しており、この
ようなケーブルは、例えば次のような寸法を有すること
ができる:すなわち、 ファイバの直径(単位μ) 180 200 テープの幅/高さ 2.95mm/0.22mm 3.3mm/0.25mm 包皮体なしの室エレメント 高さ=4.3mm 高さ=4.6mm (室エレメント底部の幅) 幅 =4.4mm 幅 =4.8mm 例えば包皮体壁厚=0.3mmの 高さ=4.9mm 高さ=5.2mm 包皮体を備えた室エレメント 幅 =5.0mm 幅 =5.4mm セントラルエレメントの直径 15.5mm 16.7mm 膨張フリースなしの心線直径 25.3mm 27.1mm 膨張フリースを備えた心線直径 26.5mm 28.3mm 膨張フリースなしの2層心線の直径 36.3mm 38.7mm 膨張フリースを備えた2層心線の直径 37.5mm 39.9mm ケーブル(壁厚=2.5mm) 42.5mm 45mm ファイバ数(/mm2) 2.93 2.62 包皮体の壁厚を材料に関連して0.3mmよりも薄く選
択すると、1mm2当たりのファイバ数をより多くする
ことが可能である。特に、このような寸法設定によっ
て、4160までのファイバを備えたケーブルを有利に
実現することが可能である。
は、第1の撚り層は10の室エレメントを有していて、
第2の撚り層は16の室エレメントを有しており、この
ようなケーブルは、例えば次のような寸法を有すること
ができる:すなわち、 ファイバの直径(単位μ) 180 200 テープの幅/高さ 2.95mm/0.22mm 3.3mm/0.25mm 包皮体なしの室エレメント 高さ=4.3mm 高さ=4.6mm (室エレメント底部の幅) 幅 =4.4mm 幅 =4.8mm 例えば包皮体壁厚=0.3mmの 高さ=4.9mm 高さ=5.2mm 包皮体を備えた室エレメント 幅 =5.0mm 幅 =5.4mm セントラルエレメントの直径 15.5mm 16.7mm 膨張フリースなしの心線直径 25.3mm 27.1mm 膨張フリースを備えた心線直径 26.5mm 28.3mm 膨張フリースなしの2層心線の直径 36.3mm 38.7mm 膨張フリースを備えた2層心線の直径 37.5mm 39.9mm ケーブル(壁厚=2.5mm) 42.5mm 45mm ファイバ数(/mm2) 2.93 2.62 包皮体の壁厚を材料に関連して0.3mmよりも薄く選
択すると、1mm2当たりのファイバ数をより多くする
ことが可能である。特に、このような寸法設定によっ
て、4160までのファイバを備えたケーブルを有利に
実現することが可能である。
【0048】図3には、回転可能に支承されている貯え
ドラムTR1からは、例えば鋼ストランド又はアラミド
繊維ストランドのような長く延ばされた有利には円筒形
のセントラルエレメントZEが、引出し装置AZ1を用
いて搬送方向もしくは引出し方向ARに引き出されて搬
送される。貯えドラムTR1に後置されているダンス装
置TAは、貯えドラムTR1からのセントラルエレメン
トZEの確実な走出を行うために働く。この場合引出し
装置AZ1が引張り緊張を調整できるようになっている
と、有利であり、このようになっていると、セントラル
エレメントZEを、可能な限り規定された引張り緊張で
引き出して搬送することが可能になる。これによってセ
ントラルエレメントZEのために、規定のプレロード
(Vorspannung)と緊張(Straffheit)とが保証され
る。引出し装置AZ1としては、有利には、例えばテー
プ円板引出し装置又は無限軌道引出し装置が使用され
る。次いでセントラルエレメントZEは、第1のトーシ
ョン装置に、特にツイスタTW1に供給される。このツ
イスタTW1は、セントラルエレメントZEを摩擦接続
的に把持し、セントラルエレメントZEの長手方向軸線
を中心にして、交番する巻付け方向で、つまり振動しな
がら回転させる。この結果セントラルエレメントZEに
は、交番する巻付け方向で固有のトーション運動が加え
られ、つまり時計回り方向の回転時にはS撚りが、かつ
逆時計回り方向の回転時にはZ撚りが加えられる。ツイ
スタTW1のこのような交番する回転運動は、二重矢印
RR1によって示されている。
ドラムTR1からは、例えば鋼ストランド又はアラミド
繊維ストランドのような長く延ばされた有利には円筒形
のセントラルエレメントZEが、引出し装置AZ1を用
いて搬送方向もしくは引出し方向ARに引き出されて搬
送される。貯えドラムTR1に後置されているダンス装
置TAは、貯えドラムTR1からのセントラルエレメン
トZEの確実な走出を行うために働く。この場合引出し
装置AZ1が引張り緊張を調整できるようになっている
と、有利であり、このようになっていると、セントラル
エレメントZEを、可能な限り規定された引張り緊張で
引き出して搬送することが可能になる。これによってセ
ントラルエレメントZEのために、規定のプレロード
(Vorspannung)と緊張(Straffheit)とが保証され
る。引出し装置AZ1としては、有利には、例えばテー
プ円板引出し装置又は無限軌道引出し装置が使用され
る。次いでセントラルエレメントZEは、第1のトーシ
ョン装置に、特にツイスタTW1に供給される。このツ
イスタTW1は、セントラルエレメントZEを摩擦接続
的に把持し、セントラルエレメントZEの長手方向軸線
を中心にして、交番する巻付け方向で、つまり振動しな
がら回転させる。この結果セントラルエレメントZEに
は、交番する巻付け方向で固有のトーション運動が加え
られ、つまり時計回り方向の回転時にはS撚りが、かつ
逆時計回り方向の回転時にはZ撚りが加えられる。ツイ
スタTW1のこのような交番する回転運動は、二重矢印
RR1によって示されている。
【0049】次にライングループLGを用いて、室エレ
メント繰出し装置PAVの繰出しボビンから繰り出され
かつ引き出される例えばU字形成形エレメントのような
室エレメントUP1〜UPnが、セントラルエレメント
ZEの外周面の回りに、図1に示されているようなリン
グ状の撚り層VL1において、SZ撚りされる。
メント繰出し装置PAVの繰出しボビンから繰り出され
かつ引き出される例えばU字形成形エレメントのような
室エレメントUP1〜UPnが、セントラルエレメント
ZEの外周面の回りに、図1に示されているようなリン
グ状の撚り層VL1において、SZ撚りされる。
【0050】ライングループLGは、室エレメントUP
1〜UPnのための方向付け兼挿入装置AEVを有して
いる。この方向付け兼挿入装置AEVを用いて室エレメ
ントUP1〜UPnは、それぞれ個々に、所定可能な走
入位置に方向付けられる。そして同時にこの走入位置に
は、テープ繰出し装置BAVからもたらされた光導波体
テープが、それぞれグループ毎に方形のテープ積層体B
S1〜BSnにまとめられて挿入され、そしてこの場
合、それぞれの積層体の中で各テープのために規定され
た前調節されたプレロードをもって可能限り直線的に、
挿入される。次いでライングループLGにおいては、そ
れぞれ1つのテープ積層体BS1〜BSnを挿入された
室エレメントUP1〜UPnが、押出し装置EX1の押
出し機ヘッドEXKを通して案内され、それぞれプラス
チック製の包皮体HA1〜HAn(図1参照)によって
回りを被覆される。
1〜UPnのための方向付け兼挿入装置AEVを有して
いる。この方向付け兼挿入装置AEVを用いて室エレメ
ントUP1〜UPnは、それぞれ個々に、所定可能な走
入位置に方向付けられる。そして同時にこの走入位置に
は、テープ繰出し装置BAVからもたらされた光導波体
テープが、それぞれグループ毎に方形のテープ積層体B
S1〜BSnにまとめられて挿入され、そしてこの場
合、それぞれの積層体の中で各テープのために規定され
た前調節されたプレロードをもって可能限り直線的に、
挿入される。次いでライングループLGにおいては、そ
れぞれ1つのテープ積層体BS1〜BSnを挿入された
室エレメントUP1〜UPnが、押出し装置EX1の押
出し機ヘッドEXKを通して案内され、それぞれプラス
チック製の包皮体HA1〜HAn(図1参照)によって
回りを被覆される。
【0051】後続の冷却装置CBを用いて、特に吹出し
ノズルを後置された冷却槽を用いて、包皮体HA1〜H
Anによって被覆された室エレメントUP1′〜UP
n′は冷却される。これによって、包皮体の押出し成形
時における加熱に基づく室エレメントUP1〜UPnの
変形、特に脚の内方に向かって変形が、回避される。押
出し成形された包皮体HA1〜HAnによって取り囲ま
れた室エレメントUP1′〜UPn′を直接的に冷却す
ることによって、つまり、該室エレメントの形状安定性
が、本来の撚り動作中において十分に保証され、すなわ
ち被覆された室エレメントUP1′〜UPn′は形状中
実なままであり、かつ、本来のU字形の室エレメントU
P1〜UPnとほぼ同じ成形横断面形状を有している。
ライングループLGにおいて最後に、押出し成形された
包皮体HA1〜HAnによって被覆された室エレメント
UP1′〜UPn′は、撚り装置VVを用いて状態位置
正確にかつポジション正確に、その仮想の撚りポイント
VPにおいてセントラルエレメントZEの回りにSZ撚
りされる。室エレメントUP1′〜UPn′はそこでそ
の仮想の撚りポイントVPにおいてそれぞれ決定された
撚りポジションを、規定された状態位置をもって占め
る。ライングループLGの個々の成分については、その
構造及びその作用形式に関して、図4〜図12を参照し
ながら詳しく述べる。
ノズルを後置された冷却槽を用いて、包皮体HA1〜H
Anによって被覆された室エレメントUP1′〜UP
n′は冷却される。これによって、包皮体の押出し成形
時における加熱に基づく室エレメントUP1〜UPnの
変形、特に脚の内方に向かって変形が、回避される。押
出し成形された包皮体HA1〜HAnによって取り囲ま
れた室エレメントUP1′〜UPn′を直接的に冷却す
ることによって、つまり、該室エレメントの形状安定性
が、本来の撚り動作中において十分に保証され、すなわ
ち被覆された室エレメントUP1′〜UPn′は形状中
実なままであり、かつ、本来のU字形の室エレメントU
P1〜UPnとほぼ同じ成形横断面形状を有している。
ライングループLGにおいて最後に、押出し成形された
包皮体HA1〜HAnによって被覆された室エレメント
UP1′〜UPn′は、撚り装置VVを用いて状態位置
正確にかつポジション正確に、その仮想の撚りポイント
VPにおいてセントラルエレメントZEの回りにSZ撚
りされる。室エレメントUP1′〜UPn′はそこでそ
の仮想の撚りポイントVPにおいてそれぞれ決定された
撚りポジションを、規定された状態位置をもって占め
る。ライングループLGの個々の成分については、その
構造及びその作用形式に関して、図4〜図12を参照し
ながら詳しく述べる。
【0052】ライングループLGの撚り装置VVの直後
に配置されている結合装置BV、特に保持螺条ワインダ
は、次いで、セントラルエレメントZEに装着された室
エレメントUP1′〜UPn′を固定してケーブル心線
CS1を形成する。第2のトーション装置、特に第2の
ツイスタTW2は、次いで、このようにして固定された
撚り複合体つまりケーブル心線CS1を摩擦接続的に把
持し、この場合ツイスタTW2は交番する巻付け方向
で、ケーブル心線CS1の長手方向軸線を中心にして、
第1のツイスタTW1に相応して回転する。ツイスタT
W2の振動運動は二重矢印RR2によって示されてい
る。このようにして両方のツイスタTW1,TW2は、
セントラルエレメントZEもしくはケーブル心線CS1
をSZ撚り区間VSに沿って緊張させる2つの固定ポイ
ントのように働く。両方のツイスタTW1,TW2がそ
れぞれその巻付け方向を十分に同期的に互いに交番する
ことによって、包皮体によって取り囲まれた室エレメン
トUP1′〜UPn′にはそれぞれ、所定可能な撚り巻
付け数がS撚り及びZ撚りで、セントラルエレメントZ
Eの回転に相応して加えられる。両方のツイスタTW
1,TW2の間で振動しながらその長手方向軸線を中心
にして回転させられるセントラルエレメントZEのスト
ランドは、この場合交互に回転する軸のように作用し、
そしてこの軸は包皮体によって取り囲まれた室エレメン
トUP1′〜UPn′をそれぞれS方向又はZ方向で摩
擦接続的に連行する。
に配置されている結合装置BV、特に保持螺条ワインダ
は、次いで、セントラルエレメントZEに装着された室
エレメントUP1′〜UPn′を固定してケーブル心線
CS1を形成する。第2のトーション装置、特に第2の
ツイスタTW2は、次いで、このようにして固定された
撚り複合体つまりケーブル心線CS1を摩擦接続的に把
持し、この場合ツイスタTW2は交番する巻付け方向
で、ケーブル心線CS1の長手方向軸線を中心にして、
第1のツイスタTW1に相応して回転する。ツイスタT
W2の振動運動は二重矢印RR2によって示されてい
る。このようにして両方のツイスタTW1,TW2は、
セントラルエレメントZEもしくはケーブル心線CS1
をSZ撚り区間VSに沿って緊張させる2つの固定ポイ
ントのように働く。両方のツイスタTW1,TW2がそ
れぞれその巻付け方向を十分に同期的に互いに交番する
ことによって、包皮体によって取り囲まれた室エレメン
トUP1′〜UPn′にはそれぞれ、所定可能な撚り巻
付け数がS撚り及びZ撚りで、セントラルエレメントZ
Eの回転に相応して加えられる。両方のツイスタTW
1,TW2の間で振動しながらその長手方向軸線を中心
にして回転させられるセントラルエレメントZEのスト
ランドは、この場合交互に回転する軸のように作用し、
そしてこの軸は包皮体によって取り囲まれた室エレメン
トUP1′〜UPn′をそれぞれS方向又はZ方向で摩
擦接続的に連行する。
【0053】このようにして製造されたケーブル心線C
S1は、最後に、引出し装置AZ2によって、特にテー
プ円板引出し装置又は引出し無限軌道によって、摩擦接
続的に把持されて、該ケーブル心線CS1を収容するた
めの巻上げドラムもしくは巻上げボビンTR2に、供給
される。
S1は、最後に、引出し装置AZ2によって、特にテー
プ円板引出し装置又は引出し無限軌道によって、摩擦接
続的に把持されて、該ケーブル心線CS1を収容するた
めの巻上げドラムもしくは巻上げボビンTR2に、供給
される。
【0054】場合によっては同じ作業過程において、引
出し装置AZ2に後置された一点鎖線で示された装置Q
BV、特に螺条ワインダ(Wendelwickler)を用いて、
付加的に膨張テープQBを、ケーブル心線CS1に装着
することも可能である。そしてこれによってケーブル心
線CS1を長手方向水密にすることができる。さらにま
た、図3においては図面を見易くするために図示されて
いない補強装置を用いて、ケーブル心線CS1を付加的
な補強体によって取り囲むことも可能である。また、ケ
ーブル心線CS1は、図3に一点鎖線で示されている押
出し機EX2を用いて、外側を単層又は複層の外皮によ
って取り囲まれてもよい。
出し装置AZ2に後置された一点鎖線で示された装置Q
BV、特に螺条ワインダ(Wendelwickler)を用いて、
付加的に膨張テープQBを、ケーブル心線CS1に装着
することも可能である。そしてこれによってケーブル心
線CS1を長手方向水密にすることができる。さらにま
た、図3においては図面を見易くするために図示されて
いない補強装置を用いて、ケーブル心線CS1を付加的
な補強体によって取り囲むことも可能である。また、ケ
ーブル心線CS1は、図3に一点鎖線で示されている押
出し機EX2を用いて、外側を単層又は複層の外皮によ
って取り囲まれてもよい。
【0055】図4には、図1に示されたライングループ
LGの方向付け兼挿入装置AEVが部分的に破断して示
されている。この方向付け兼挿入装置AEVの構造及び
作用形式を示すために、図4にはU字形の室エレメント
UP1と該室エレメントUP1に所属のテープ積層体B
S1とだけが示されている。残りの室エレメントUP2
〜UPn及び所属のテープ積層体BS2〜BSnは、図
面を見易くするために省かれている。方向付け兼挿入装
置AEVは、ほぼ円形の中空シリンダFK1を案内体も
しくは成形体として有しており、この中空シリンダであ
る案内体FK1は、該中空シリンダを引出し方向ARで
貫通案内されるセントラルエレメントZEの長手方向軸
線(撚り軸線RA)に対してほぼ同心的にかつ位置固定
に取り付けられている。案内体FK1は、撚り軸線RA
に対して回転対称的に構成されている。案内体FK1の
中空シリンダの外壁には、室エレメントUP1〜UPn
を予備案内するために、案内通路SP1〜SPnが互い
にほぼ等しい間隔で設けられており、これらの案内通路
SP1〜SPnは、セントラルエレメントZEの長手方
向軸線である撚り軸線RAに対してほぼ平行に延びてい
る。図4には、室エレメントUP1の横断面が、案内通
路SP1の右側の延長上に拡大して示されている。図4
の横断面図には、上側の案内通路SP1だけが示されて
いる。しかしながらまた、さらに分かり易くするため
に、図4の図平面の後ろの平面において延びている案内
通路SPnが下側の図半部において案内体FK1の外周
壁に破線で示されている。案内体FK1の外周壁に設け
られている溝(フライス加工部)SLNは、重量節減の
ために働く。室エレメントUP1を予備案内しかつ方向
付けるために、案内体FK1の外周壁における案内通路
SP1は、それぞれ、室エレメントUP1のU字形の成
形横断面に合わせられた横断面形状を有している。案内
通路SP1は半径方向外側に向かって開放されており、
これによって室エレメントUP1に光導波体テープを、
特にテープ積層体BS1の形で挿入することができる。
LGの方向付け兼挿入装置AEVが部分的に破断して示
されている。この方向付け兼挿入装置AEVの構造及び
作用形式を示すために、図4にはU字形の室エレメント
UP1と該室エレメントUP1に所属のテープ積層体B
S1とだけが示されている。残りの室エレメントUP2
〜UPn及び所属のテープ積層体BS2〜BSnは、図
面を見易くするために省かれている。方向付け兼挿入装
置AEVは、ほぼ円形の中空シリンダFK1を案内体も
しくは成形体として有しており、この中空シリンダであ
る案内体FK1は、該中空シリンダを引出し方向ARで
貫通案内されるセントラルエレメントZEの長手方向軸
線(撚り軸線RA)に対してほぼ同心的にかつ位置固定
に取り付けられている。案内体FK1は、撚り軸線RA
に対して回転対称的に構成されている。案内体FK1の
中空シリンダの外壁には、室エレメントUP1〜UPn
を予備案内するために、案内通路SP1〜SPnが互い
にほぼ等しい間隔で設けられており、これらの案内通路
SP1〜SPnは、セントラルエレメントZEの長手方
向軸線である撚り軸線RAに対してほぼ平行に延びてい
る。図4には、室エレメントUP1の横断面が、案内通
路SP1の右側の延長上に拡大して示されている。図4
の横断面図には、上側の案内通路SP1だけが示されて
いる。しかしながらまた、さらに分かり易くするため
に、図4の図平面の後ろの平面において延びている案内
通路SPnが下側の図半部において案内体FK1の外周
壁に破線で示されている。案内体FK1の外周壁に設け
られている溝(フライス加工部)SLNは、重量節減の
ために働く。室エレメントUP1を予備案内しかつ方向
付けるために、案内体FK1の外周壁における案内通路
SP1は、それぞれ、室エレメントUP1のU字形の成
形横断面に合わせられた横断面形状を有している。案内
通路SP1は半径方向外側に向かって開放されており、
これによって室エレメントUP1に光導波体テープを、
特にテープ積層体BS1の形で挿入することができる。
【0056】この室エレメントUP1に案内通路SP1
の走入範囲において特に確実に、固有に所定された、つ
まり個々に所属の走入位置もしくは状態位置を与えるた
めに、半径方向外側に向かって開放した案内通路SP1
は、その走入区分においてカバープレートAP11によ
って、方向付け区間ASに沿って半径方向外側に向かっ
て覆われる。この案内通路SP1からの室エレメントU
P1の飛び出しは、したがって、このような強制的な予
備案内によって十分に回避される。カバープレートAP
11は嵌合ピンPS11〜PS1kを有しており、これ
らの嵌合ピンPS11〜PS1kは、室エレメントUP
1のU字形の室開口に嵌合正確につまり形状接続的に係
合する。カバープレートAP11における嵌合ピンPS
11〜PS1kは、したがって、U字形の横断面形状に
合わせられた案内通路SP1と一緒に、一種の閉鎖され
た案内母型(Fuehrungsmatrize)FM11を形成してい
る。次に図5を参照しながら、案内母型FM11を用い
た室エレメントUP1の方向付けについて説明する。
の走入範囲において特に確実に、固有に所定された、つ
まり個々に所属の走入位置もしくは状態位置を与えるた
めに、半径方向外側に向かって開放した案内通路SP1
は、その走入区分においてカバープレートAP11によ
って、方向付け区間ASに沿って半径方向外側に向かっ
て覆われる。この案内通路SP1からの室エレメントU
P1の飛び出しは、したがって、このような強制的な予
備案内によって十分に回避される。カバープレートAP
11は嵌合ピンPS11〜PS1kを有しており、これ
らの嵌合ピンPS11〜PS1kは、室エレメントUP
1のU字形の室開口に嵌合正確につまり形状接続的に係
合する。カバープレートAP11における嵌合ピンPS
11〜PS1kは、したがって、U字形の横断面形状に
合わせられた案内通路SP1と一緒に、一種の閉鎖され
た案内母型(Fuehrungsmatrize)FM11を形成してい
る。次に図5を参照しながら、案内母型FM11を用い
た室エレメントUP1の方向付けについて説明する。
【0057】図5には、図4の図平面に対して垂直な横
断平面で、案内通路SP1の嵌合ピンPS11の範囲
が、矢印ARの方向から見た図で示されている。この場
合図4に示された部材と同じ部材には、同一符号が付け
られている。案内通路SP1は、案内体FK1の外周壁
に半径方向外側に向かって開放されて設けられており、
予備案内される室エレメントUP1のほぼU字形もしく
は方形の横断面に相当する横断面を備えた凹設部を有し
ている。この案内通路SP1には室エレメントUP1
が、U字形の室KA1を半径方向外側に向けて挿入され
ており、その結果室エレメントUP1の脚S1,S2は
半径方向外側に向かって延びている。この場合有利に
は、室エレメントUP1は、案内通路SP1のほぼ方形
の案内窓の凹設部に十分に完全に受容されており、その
結果外部からの機械的な損傷のおそれは、確実に回避さ
れている。室エレメントUP1を、案内通路SP1を通
してのその引出し運動中にその走入位置において確実に
保持するために、嵌合ピンPS1が室エレメントUP1
のU字形の室に突入している。この場合嵌合ピンPS1
の横断面形状は、室エレメントUP1の両脚S1,S2
の間における半径方向外側に向かって開放したU字形の
室KA1の横断面形状に、ほぼ相当している。これによ
って嵌合ピンPS1は、室エレメントUP1の両脚S
1,S2を内方に向かって十分に形状接続的に支持し、
これに対して案内通路SP1はその側壁SW1,SW2
で、室エレメントUP1の脚S1,S2に対して、半径
方向外側に向かって側部の保持を与える。
断平面で、案内通路SP1の嵌合ピンPS11の範囲
が、矢印ARの方向から見た図で示されている。この場
合図4に示された部材と同じ部材には、同一符号が付け
られている。案内通路SP1は、案内体FK1の外周壁
に半径方向外側に向かって開放されて設けられており、
予備案内される室エレメントUP1のほぼU字形もしく
は方形の横断面に相当する横断面を備えた凹設部を有し
ている。この案内通路SP1には室エレメントUP1
が、U字形の室KA1を半径方向外側に向けて挿入され
ており、その結果室エレメントUP1の脚S1,S2は
半径方向外側に向かって延びている。この場合有利に
は、室エレメントUP1は、案内通路SP1のほぼ方形
の案内窓の凹設部に十分に完全に受容されており、その
結果外部からの機械的な損傷のおそれは、確実に回避さ
れている。室エレメントUP1を、案内通路SP1を通
してのその引出し運動中にその走入位置において確実に
保持するために、嵌合ピンPS1が室エレメントUP1
のU字形の室に突入している。この場合嵌合ピンPS1
の横断面形状は、室エレメントUP1の両脚S1,S2
の間における半径方向外側に向かって開放したU字形の
室KA1の横断面形状に、ほぼ相当している。これによ
って嵌合ピンPS1は、室エレメントUP1の両脚S
1,S2を内方に向かって十分に形状接続的に支持し、
これに対して案内通路SP1はその側壁SW1,SW2
で、室エレメントUP1の脚S1,S2に対して、半径
方向外側に向かって側部の保持を与える。
【0058】つまり案内母型FM11は、室エレメント
UP1に、個々に所定可能な規定された走入状態もしく
は基準位置を与える。室エレメントUP1の変形つまり
捩れもしくは回動又は変位傾倒は、案内通路SP1にお
ける予備案内によって、十分に回避されている。このこ
とは特に、特に軟質にもしくはフレキシブルに又は華奢
に構成されている室エレメントにおいては、大きな意味
がある。それというのはこのような室エレメントでは、
変形又は回動もしくは変位傾倒のおそれが特に大きいか
らである。
UP1に、個々に所定可能な規定された走入状態もしく
は基準位置を与える。室エレメントUP1の変形つまり
捩れもしくは回動又は変位傾倒は、案内通路SP1にお
ける予備案内によって、十分に回避されている。このこ
とは特に、特に軟質にもしくはフレキシブルに又は華奢
に構成されている室エレメントにおいては、大きな意味
がある。それというのはこのような室エレメントでは、
変形又は回動もしくは変位傾倒のおそれが特に大きいか
らである。
【0059】有利には、嵌合ピンPS1は室エレメント
UP1の両脚S1,S2をその引出し運動中に横方向で
内側に向かって、全脚長さの10〜95%間の長さにわ
たって支持しており、このように支持すると、室エレメ
ントUP1をその走入位置において確実に保持すること
ができる。それぞれ16本の光導波体をもつ10本の光
導波体テープを備えたテープ積層体のために室エレメン
トでは、嵌合ピンPS1は室エレメントUP1の脚S
1,S2を、有利には1.0〜2.9mmの間の長さ
で、それ自体と案内通路SP1の外壁SW1,SW2と
の間において閉鎖しており、そしてこの場合有利には室
深さは3.0〜3.8mmである。さらに案内通路SP
1の溝深さは、有利には、室エレメントUP1のU字形
成形体の全高の5〜25%に選択される。特に、上に述
べた形式の室エレメントが3.5〜4.6mmのU字形
成形体全高を有している場合には、案内通路SP1の溝
深さは4.0〜5.0mmである。
UP1の両脚S1,S2をその引出し運動中に横方向で
内側に向かって、全脚長さの10〜95%間の長さにわ
たって支持しており、このように支持すると、室エレメ
ントUP1をその走入位置において確実に保持すること
ができる。それぞれ16本の光導波体をもつ10本の光
導波体テープを備えたテープ積層体のために室エレメン
トでは、嵌合ピンPS1は室エレメントUP1の脚S
1,S2を、有利には1.0〜2.9mmの間の長さ
で、それ自体と案内通路SP1の外壁SW1,SW2と
の間において閉鎖しており、そしてこの場合有利には室
深さは3.0〜3.8mmである。さらに案内通路SP
1の溝深さは、有利には、室エレメントUP1のU字形
成形体の全高の5〜25%に選択される。特に、上に述
べた形式の室エレメントが3.5〜4.6mmのU字形
成形体全高を有している場合には、案内通路SP1の溝
深さは4.0〜5.0mmである。
【0060】残りの室エレメントUP2〜UPnは、案
内通路SP2〜SPnを用いてそれぞれ、室エレメント
UP1とまったく同じように、決定された走入ポジショ
ンにおいて、セントラルエレメントZEの回りに同心的
に配置されており、そしてそれぞれ固有に所定可能な、
つまり個々に所属の走入位置に方向付けられている。
内通路SP2〜SPnを用いてそれぞれ、室エレメント
UP1とまったく同じように、決定された走入ポジショ
ンにおいて、セントラルエレメントZEの回りに同心的
に配置されており、そしてそれぞれ固有に所定可能な、
つまり個々に所属の走入位置に方向付けられている。
【0061】このために有利にはカバープレートAP1
1はカバーリングとして構成されており、このカバーリ
ングは、円筒形の案内体FK1の外周面の回りを延びて
いて、それぞれ個々の案内通路SP1〜SPnを方向付
け区間ASに沿って覆っている。このように構成されて
いることによって、案内通路SP1〜SPnを通して行
われる引出し運動中における室エレメントUP1〜UP
nの飛び出しは有利に回避される。この場合また別の有
利な構成では、例えば、方向付け区間ASに沿って設け
られている案内母型FM11の個々の嵌合ピンPS11
〜PS1kの代わりに、案内溝SP1にほぼ形状接続的
に適合する中実な案内レールを使用することも可能であ
る。
1はカバーリングとして構成されており、このカバーリ
ングは、円筒形の案内体FK1の外周面の回りを延びて
いて、それぞれ個々の案内通路SP1〜SPnを方向付
け区間ASに沿って覆っている。このように構成されて
いることによって、案内通路SP1〜SPnを通して行
われる引出し運動中における室エレメントUP1〜UP
nの飛び出しは有利に回避される。この場合また別の有
利な構成では、例えば、方向付け区間ASに沿って設け
られている案内母型FM11の個々の嵌合ピンPS11
〜PS1kの代わりに、案内溝SP1にほぼ形状接続的
に適合する中実な案内レールを使用することも可能であ
る。
【0062】図3に示されたライングループLGの可能
な限り密に押し縮められた構成、つまり可能な限り短い
ライン区間を得るために、室エレメントUP1〜UPn
のためにはセントラルエレメントZEの回りに同心的に
配置された案内通路SP1〜SPnにおいて、撚り軸線
RAに対してそれぞれ150〜500mmの間の間隔D
RA1が選択されている。この場合有利には方向付け兼
挿入装置AEVは、撚り軸線RAに沿って仮想の撚りポ
イントVPに対して2500〜5000mmの間の間隔
を有している。
な限り密に押し縮められた構成、つまり可能な限り短い
ライン区間を得るために、室エレメントUP1〜UPn
のためにはセントラルエレメントZEの回りに同心的に
配置された案内通路SP1〜SPnにおいて、撚り軸線
RAに対してそれぞれ150〜500mmの間の間隔D
RA1が選択されている。この場合有利には方向付け兼
挿入装置AEVは、撚り軸線RAに沿って仮想の撚りポ
イントVPに対して2500〜5000mmの間の間隔
を有している。
【0063】図6には、図5に示された室エレメントU
P1のための走入位置の変化実施例が示されている。図
5との比較において、図6における室エレメントUP1
は逆さまに位置している。図6に示された室エレメント
UP1の脚S1′,S2′の間におけるU字形の室は、
いまや半径方向内側に向けられている。この走入位置を
方向付け区間に沿って室エレメントUP1に対して確実
に与えることを可能ならしめるために、その案内通路S
P1′の底部の真ん中には、少なくとも1つの案内ピン
FZ11が設けられており、この案内ピンFZ11は、
図4もしくは図5の嵌合ピンPS11に相応して、室エ
レメントを内方に向かって側部において支持し、ひいて
は室エレメントの脚S1′,S2′の内方に向かっての
変形を阻止する。図5との比較において逆さまになって
いる室エレメントの脚S1′,S2′は、したがって、
案内溝FN1,FN2内において、この案内ピンFZ1
1と案内通路SP1′の側壁SW1′,SW2′の間を
貫いて延びている。案内溝FN1,FN2の案内幅は、
それぞれ室エレメントの両脚S1′,S2′に合わせら
れており、その結果側壁SW1′,SW2′は室エレメ
ントの脚S1′,S2′に、確実な予備案内のための外
側に向かっての側部における保持を与えている。案内溝
FN1,FN2の案内幅は、有利には、脚S1,S2の
幅よりもほぼ10〜50%だけ大きく選択されている。
そして案内溝FN1,FN2の溝深さは、有利には、少
なくとも脚高さと同じ大きさに選択されている。
P1のための走入位置の変化実施例が示されている。図
5との比較において、図6における室エレメントUP1
は逆さまに位置している。図6に示された室エレメント
UP1の脚S1′,S2′の間におけるU字形の室は、
いまや半径方向内側に向けられている。この走入位置を
方向付け区間に沿って室エレメントUP1に対して確実
に与えることを可能ならしめるために、その案内通路S
P1′の底部の真ん中には、少なくとも1つの案内ピン
FZ11が設けられており、この案内ピンFZ11は、
図4もしくは図5の嵌合ピンPS11に相応して、室エ
レメントを内方に向かって側部において支持し、ひいて
は室エレメントの脚S1′,S2′の内方に向かっての
変形を阻止する。図5との比較において逆さまになって
いる室エレメントの脚S1′,S2′は、したがって、
案内溝FN1,FN2内において、この案内ピンFZ1
1と案内通路SP1′の側壁SW1′,SW2′の間を
貫いて延びている。案内溝FN1,FN2の案内幅は、
それぞれ室エレメントの両脚S1′,S2′に合わせら
れており、その結果側壁SW1′,SW2′は室エレメ
ントの脚S1′,S2′に、確実な予備案内のための外
側に向かっての側部における保持を与えている。案内溝
FN1,FN2の案内幅は、有利には、脚S1,S2の
幅よりもほぼ10〜50%だけ大きく選択されている。
そして案内溝FN1,FN2の溝深さは、有利には、少
なくとも脚高さと同じ大きさに選択されている。
【0064】このように構成されていると、非円形の室
エレメントを、逆立ち状態においても、半径方向内側に
向けられた室開口をもってセントラルエレメントZEに
巻き付けて撚ることが可能になる。このために有利に
は、付加的にそれぞれのテープ積層体を、例えば「ダミ
ー」テープもしくは緩衝テープのようなカバーエレメン
トを用いて内方にセントラルエレメントに向かって覆う
ことが可能であり、このようにすると、テープ積層体を
さらに良好に機械的に保護することが可能である。
エレメントを、逆立ち状態においても、半径方向内側に
向けられた室開口をもってセントラルエレメントZEに
巻き付けて撚ることが可能になる。このために有利に
は、付加的にそれぞれのテープ積層体を、例えば「ダミ
ー」テープもしくは緩衝テープのようなカバーエレメン
トを用いて内方にセントラルエレメントに向かって覆う
ことが可能であり、このようにすると、テープ積層体を
さらに良好に機械的に保護することが可能である。
【0065】同時に、方向付け兼挿入装置AEVを用い
て、それぞれ繰出し装置BAV(図3参照)から引き出
された光導波体テープから、グループにまとめられてテ
ープ積層体BS1〜BSnが形成され、そしてこれらの
テープ積層体BS1〜BSnには室エレメントUP1〜
UPnが配属され、これらの室エレメントUP1〜UP
nには、テープ積層体BS1〜BSnがそれぞれ個々に
所定可能なテープ緊張をもって規定された形式で挿入さ
れる。室エレメントUP1〜UPnへのテープ積層体B
S1〜BSnの挿入動作については、図4において室エ
レメントUP1のためのテープ積層体BS1を参照しな
がら詳しく説明される。残りの室エレメントUP2〜U
Pnへの残りのテープ積層体BS2〜BSnの挿入動作
は、同様に行われる。光導波体テープBL11〜BL1
mは、グループとしてその繰出し装置BAV(図3参
照)からもたらされて、変向ローラULR11〜ULR
1mを用いて次のような軌道にもたらされる。すなわち
この軌道では、光導波体テープBL11〜BL1mが所
属の案内通路SP1の上で扇状に走入し、案内体FK1
の出口範囲において次々と進入し、最終的に1つのテー
プ積層体BS1にまとめられて、室エレメントUP1に
挿入される。つまり光導波体テープBL11は次のよう
に予備案内される。すなわちこの場合、光導波体テープ
BL11は可能な限り鋭角的な走入角度をもって、特に
1〜15゜の間の走入角度をもって、案内体FK1の端
部区分における走入範囲に進入し、そこで室エレメント
UP1の走路に対してほぼ平行に該室エレメントUP1
の中に挿入される。
て、それぞれ繰出し装置BAV(図3参照)から引き出
された光導波体テープから、グループにまとめられてテ
ープ積層体BS1〜BSnが形成され、そしてこれらの
テープ積層体BS1〜BSnには室エレメントUP1〜
UPnが配属され、これらの室エレメントUP1〜UP
nには、テープ積層体BS1〜BSnがそれぞれ個々に
所定可能なテープ緊張をもって規定された形式で挿入さ
れる。室エレメントUP1〜UPnへのテープ積層体B
S1〜BSnの挿入動作については、図4において室エ
レメントUP1のためのテープ積層体BS1を参照しな
がら詳しく説明される。残りの室エレメントUP2〜U
Pnへの残りのテープ積層体BS2〜BSnの挿入動作
は、同様に行われる。光導波体テープBL11〜BL1
mは、グループとしてその繰出し装置BAV(図3参
照)からもたらされて、変向ローラULR11〜ULR
1mを用いて次のような軌道にもたらされる。すなわち
この軌道では、光導波体テープBL11〜BL1mが所
属の案内通路SP1の上で扇状に走入し、案内体FK1
の出口範囲において次々と進入し、最終的に1つのテー
プ積層体BS1にまとめられて、室エレメントUP1に
挿入される。つまり光導波体テープBL11は次のよう
に予備案内される。すなわちこの場合、光導波体テープ
BL11は可能な限り鋭角的な走入角度をもって、特に
1〜15゜の間の走入角度をもって、案内体FK1の端
部区分における走入範囲に進入し、そこで室エレメント
UP1の走路に対してほぼ平行に該室エレメントUP1
の中に挿入される。
【0066】室エレメントUP1にほぼ方形のテープ積
層体BS1を装着させるために、案内通路SP1にはそ
の端部区分にカバープレートAP21が取り付けられて
いる。カバープレートAP21は有利には旋削部品とし
て、つまり走入溝をフライス加工された管として構成さ
れている。カバープレートAP21は、半径方向外側に
向かって延びた固定ウェブもしくはフランジBSに位置
固定に取り付けられており、このフランジBSは、案内
体FK1の出口側における側壁つまり右側の側壁に取り
付けられている。カバープレートAP21は案内部分と
して構成されており、この案内部分であるカバープレー
トAP21は、案内体FK1の案内通路SP1の端部区
分と一緒に、走入する光導波体テープBL11〜BL1
mのための一種の成形シューFSを形成している。この
案内体FK1は、その第1の部分半部に案内溝を有して
おり、この案内溝は溝深さを連続的に減じていて、最後
には第2の部分半部において、そのウェブ高さを連続的
に増大させる案内ウェブに移行している。案内ウェブは
有利には、テープ幅+10%とほぼ等しくかつ室エレメ
ントUP1の室内幅とほぼ等しく選択されている横断面
幅が選択されている。成形シューFSの走入高さは、つ
まり引出し方向においてほぼその中央部分に至るまで連
続的に減じられている。有利にはウェブの経過は次のよ
うに、すなわち、ウェブが最終的にはテープを室エレメ
ント内に押圧するように、設計されている。ウェブ底部
と室エレメント底部との間におけるテープ積層体の自由
空間は、有利には0.2mm以上に選択されている。
層体BS1を装着させるために、案内通路SP1にはそ
の端部区分にカバープレートAP21が取り付けられて
いる。カバープレートAP21は有利には旋削部品とし
て、つまり走入溝をフライス加工された管として構成さ
れている。カバープレートAP21は、半径方向外側に
向かって延びた固定ウェブもしくはフランジBSに位置
固定に取り付けられており、このフランジBSは、案内
体FK1の出口側における側壁つまり右側の側壁に取り
付けられている。カバープレートAP21は案内部分と
して構成されており、この案内部分であるカバープレー
トAP21は、案内体FK1の案内通路SP1の端部区
分と一緒に、走入する光導波体テープBL11〜BL1
mのための一種の成形シューFSを形成している。この
案内体FK1は、その第1の部分半部に案内溝を有して
おり、この案内溝は溝深さを連続的に減じていて、最後
には第2の部分半部において、そのウェブ高さを連続的
に増大させる案内ウェブに移行している。案内ウェブは
有利には、テープ幅+10%とほぼ等しくかつ室エレメ
ントUP1の室内幅とほぼ等しく選択されている横断面
幅が選択されている。成形シューFSの走入高さは、つ
まり引出し方向においてほぼその中央部分に至るまで連
続的に減じられている。有利にはウェブの経過は次のよ
うに、すなわち、ウェブが最終的にはテープを室エレメ
ント内に押圧するように、設計されている。ウェブ底部
と室エレメント底部との間におけるテープ積層体の自由
空間は、有利には0.2mm以上に選択されている。
【0067】このようにして、互いに上下に積み重ねら
れて扇状に走入する光導波体テープBL11〜BL1m
は、まず初め案内部分の走入区分において、成形シュー
FSの斜めに面取りされた一種のランプを介して連続的
に供給され、方形のテープ積層体BS1にまとめられ、
そして最終的には成形シューFSの終端区分において、
増大するウェブ高さに基づいて室エレメントUP1内に
押し込まれる。テープ積層体BS1のほぼ方形の横断面
形状を分かりやすくするために、テープ積層体BS1
は、図4の図平面に対して垂直な90゜だけ旋回させら
れた断面図平面において、付加的に拡大されて、所属の
室エレメントUP1の開放した側の上に示されている。
れて扇状に走入する光導波体テープBL11〜BL1m
は、まず初め案内部分の走入区分において、成形シュー
FSの斜めに面取りされた一種のランプを介して連続的
に供給され、方形のテープ積層体BS1にまとめられ、
そして最終的には成形シューFSの終端区分において、
増大するウェブ高さに基づいて室エレメントUP1内に
押し込まれる。テープ積層体BS1のほぼ方形の横断面
形状を分かりやすくするために、テープ積層体BS1
は、図4の図平面に対して垂直な90゜だけ旋回させら
れた断面図平面において、付加的に拡大されて、所属の
室エレメントUP1の開放した側の上に示されている。
【0068】成形シューFSの走入区分における走入溝
の高さは、有利には2.5〜5mmの間に選択されてい
る。成形シューFSの走入範囲における斜めに面取りさ
れたランプ形状は、有利には、テープの走入角度よりも
ほぼ1゜大きく選択されている走入角度を有している。
の高さは、有利には2.5〜5mmの間に選択されてい
る。成形シューFSの走入範囲における斜めに面取りさ
れたランプ形状は、有利には、テープの走入角度よりも
ほぼ1゜大きく選択されている走入角度を有している。
【0069】この成形シューFSによってさらに次のこ
とが十分に保証されている。すなわちこの場合、テープ
積層体BS1は規定された形式で室エレメントUP1内
に、つまり規定された緊張をもって規定された挿入ポジ
ションに挿入され得るようになっている。成形シューF
Sの案内溝及び案内ウェブは、一緒に、次のような幾何
学形状をもった案内トンネルを形成しており、すなわち
この場合、互いにルーズに積層された光導波体テープB
L11〜BL1mを備えたテープ積層体BS1は、側部
において案内され、かつ、捩れもしくは回動又は変位傾
倒なしに、室エレメントUP1における所定可能な走入
位置において直立して位置するようになる。この場合テ
ープ積層体は可能な限りそれぞれの室エレメント内に押
し込まれる。
とが十分に保証されている。すなわちこの場合、テープ
積層体BS1は規定された形式で室エレメントUP1内
に、つまり規定された緊張をもって規定された挿入ポジ
ションに挿入され得るようになっている。成形シューF
Sの案内溝及び案内ウェブは、一緒に、次のような幾何
学形状をもった案内トンネルを形成しており、すなわち
この場合、互いにルーズに積層された光導波体テープB
L11〜BL1mを備えたテープ積層体BS1は、側部
において案内され、かつ、捩れもしくは回動又は変位傾
倒なしに、室エレメントUP1における所定可能な走入
位置において直立して位置するようになる。この場合テ
ープ積層体は可能な限りそれぞれの室エレメント内に押
し込まれる。
【0070】場合によっては、各テープ積層体のさらに
外側に位置する光導波体テープを、さらに内側に位置し
ている光導波体テープよりも小さな緊張をもって、それ
ぞれ所属の室エレメント内に挿入することが可能であ
る。その理由は、さらに内側に位置している光導波体テ
ープは、例えば−30℃において、さらに外側に位置し
ている光導波体テープよりも強く隆起することがあるか
らである。
外側に位置する光導波体テープを、さらに内側に位置し
ている光導波体テープよりも小さな緊張をもって、それ
ぞれ所属の室エレメント内に挿入することが可能であ
る。その理由は、さらに内側に位置している光導波体テ
ープは、例えば−30℃において、さらに外側に位置し
ている光導波体テープよりも強く隆起することがあるか
らである。
【0071】この場合有利には、各テープ積層体の光導
波体テープは室温においてセントラルエレメントの直ぐ
近くに位置している。このようになっていると、テープ
積層体は例えば−30℃において比較的大きな部分円に
隆起することができる(このことは、図1に示された光
ケーブルにおいて約0.13%〜0.2%のケーブル圧
縮によって生ぜしめられる)。このようにして、例えば
−30℃において緩衝の高まり(Daempfungserhoehun
g)に抗した有利な作用が生ぜしめられる。室温から例
えば60℃の過剰温度への温度変化に際しては、緩衝の
高まりはあまり問題にならない。それというのは、使用
されるPE材料(外装もしくはセントラルエレメント)
はより軟らかくかつ弾性的になり、つまり弾性係数はよ
り小さくなるからである。
波体テープは室温においてセントラルエレメントの直ぐ
近くに位置している。このようになっていると、テープ
積層体は例えば−30℃において比較的大きな部分円に
隆起することができる(このことは、図1に示された光
ケーブルにおいて約0.13%〜0.2%のケーブル圧
縮によって生ぜしめられる)。このようにして、例えば
−30℃において緩衝の高まり(Daempfungserhoehun
g)に抗した有利な作用が生ぜしめられる。室温から例
えば60℃の過剰温度への温度変化に際しては、緩衝の
高まりはあまり問題にならない。それというのは、使用
されるPE材料(外装もしくはセントラルエレメント)
はより軟らかくかつ弾性的になり、つまり弾性係数はよ
り小さくなるからである。
【0072】敷設されたケーブルにおいて室温(約+2
3℃)の場合に残っているテープ膨張は、セントラルエ
レメントの直ぐ近くに位置しているテープのためには
0.01%以下(ε≦0.01%)であり、かつ、室エ
レメント内において半径方向で最も外側に位置している
テープのためには−0.02%<ε<0.005%であ
る。
3℃)の場合に残っているテープ膨張は、セントラルエ
レメントの直ぐ近くに位置しているテープのためには
0.01%以下(ε≦0.01%)であり、かつ、室エ
レメント内において半径方向で最も外側に位置している
テープのためには−0.02%<ε<0.005%であ
る。
【0073】場合によっては付加的に又はそれとは無関
係に、各テープ積層体の最も外側のテープと最も内側の
テープとを、ほぼ等しい引張り力で負荷することも可能
である。これによって、各テープ積層体の最内位のテー
プと最外位のテープとの間に位置している残りのテープ
は、あらかじめ規定された場所において確実に保持され
ることができる。この場合、最内位のテープと最外位の
テープとの間におけるテープは、外側に向かって小さく
なる緊張を有することができる。
係に、各テープ積層体の最も外側のテープと最も内側の
テープとを、ほぼ等しい引張り力で負荷することも可能
である。これによって、各テープ積層体の最内位のテー
プと最外位のテープとの間に位置している残りのテープ
は、あらかじめ規定された場所において確実に保持され
ることができる。この場合、最内位のテープと最外位の
テープとの間におけるテープは、外側に向かって小さく
なる緊張を有することができる。
【0074】図7には、図3に示されたライングループ
LGの押出し装置EX1の押出し機ヘッドEXKが断面
図で示されている。この押出し機ヘッドEXKは、セン
トラルエレメントZEの長手方向軸線である撚り軸線R
Aに対して回転対称的に構成されており、この場合セン
トラルエレメントZEは、押出し機ヘッドEXKの中心
を通って引出し方向ARにおいて貫通案内されている。
テープ積層体BS1〜BSnを挿入されている室エレメ
ントUP1〜UPnは、長手方向軸線もしくは撚り軸線
RAに対してほぼ平行に、分配パトローネVP1〜VP
nに供給され、これらの分配パトローネVP1〜VPn
は、射出ヘッド外側部分SKAにセントラルエレメント
ZEに対して同心的に配置されている。またこれらの分
配パトローネVP1〜VPnには、接続管片ASを介し
て、有利には図1に対する記載におけるようなプラスチ
ックである押出し成形物質EMが送り込まれ、そして回
転対称的な射出ヘッド内側部分SPIを介してそれぞれ
個々に供給される。分配パトローネVP1〜VPnはそ
れぞれホースニプル(Schlauchnippel)を有していて、
その出口には所属のマウスピースを有しており、そして
これらのホースニプル及びマウスピースを貫いて、各室
エレメントが案内される。
LGの押出し装置EX1の押出し機ヘッドEXKが断面
図で示されている。この押出し機ヘッドEXKは、セン
トラルエレメントZEの長手方向軸線である撚り軸線R
Aに対して回転対称的に構成されており、この場合セン
トラルエレメントZEは、押出し機ヘッドEXKの中心
を通って引出し方向ARにおいて貫通案内されている。
テープ積層体BS1〜BSnを挿入されている室エレメ
ントUP1〜UPnは、長手方向軸線もしくは撚り軸線
RAに対してほぼ平行に、分配パトローネVP1〜VP
nに供給され、これらの分配パトローネVP1〜VPn
は、射出ヘッド外側部分SKAにセントラルエレメント
ZEに対して同心的に配置されている。またこれらの分
配パトローネVP1〜VPnには、接続管片ASを介し
て、有利には図1に対する記載におけるようなプラスチ
ックである押出し成形物質EMが送り込まれ、そして回
転対称的な射出ヘッド内側部分SPIを介してそれぞれ
個々に供給される。分配パトローネVP1〜VPnはそ
れぞれホースニプル(Schlauchnippel)を有していて、
その出口には所属のマウスピースを有しており、そして
これらのホースニプル及びマウスピースを貫いて、各室
エレメントが案内される。
【0075】分配パトローネVP1〜VPnにおいて、
貫通走行する室エレメントUP1〜UPnは、押出し成
形材料EMによって取り囲まれる。この押出し成形材料
EMは、室エレメントUP1〜UPnの搬送運動によっ
てその引出し方向ARにおいて部分的に連行され、ノズ
ル状に先細になるそれぞれの分配パトローネVP1〜V
Pnの出口において、包皮体HA1〜HAnの形で室エ
レメントUP1〜UPnの上に押出し成形されて該室エ
レメントに装着される。図7には、分かりやすくするた
めに室エレメントUP1のための押出し成形だけが示さ
れている。走入範囲には、テープ積層体BS1を挿入さ
れた室エレメントUP1が、拡大された横断面図で付加
的に示されている。包皮体HA1によってしっかりと被
覆された室エレメントUP1は、押出し成形過程の後
で、図7の図平面に対して垂直に90゜だけ旋回させら
れた形で、出口範囲に示されており、この室エレメント
には符号UP1′が付けられている。図7においては残
りの室エレメントUP2〜UPnは、図面を見やすくす
るために省かれているが、これらの室エレメントUP2
〜UPnも、室エレメントUP1〜UPnと同じよう
に、包皮体HA2〜HAnによって被覆されている。包
皮体HA1〜HAnによって被覆された室エレメントU
P1′〜UPn′は、したがってそれぞれ、本来の室エ
レメントUP1〜UPnとほぼ同じ方形の成形横断面形
状を有している。室エレメントUP1〜UPnの変形又
は損傷を十分に回避するために、包皮体HA1〜HAn
の押出し成形温度は、有利には、各室エレメントUP1
〜UPnの処理温度よりも低く選択されており、このよ
うにすることによって、室エレメントUP1〜UPnの
形状安定性を保証することができる。
貫通走行する室エレメントUP1〜UPnは、押出し成
形材料EMによって取り囲まれる。この押出し成形材料
EMは、室エレメントUP1〜UPnの搬送運動によっ
てその引出し方向ARにおいて部分的に連行され、ノズ
ル状に先細になるそれぞれの分配パトローネVP1〜V
Pnの出口において、包皮体HA1〜HAnの形で室エ
レメントUP1〜UPnの上に押出し成形されて該室エ
レメントに装着される。図7には、分かりやすくするた
めに室エレメントUP1のための押出し成形だけが示さ
れている。走入範囲には、テープ積層体BS1を挿入さ
れた室エレメントUP1が、拡大された横断面図で付加
的に示されている。包皮体HA1によってしっかりと被
覆された室エレメントUP1は、押出し成形過程の後
で、図7の図平面に対して垂直に90゜だけ旋回させら
れた形で、出口範囲に示されており、この室エレメント
には符号UP1′が付けられている。図7においては残
りの室エレメントUP2〜UPnは、図面を見やすくす
るために省かれているが、これらの室エレメントUP2
〜UPnも、室エレメントUP1〜UPnと同じよう
に、包皮体HA2〜HAnによって被覆されている。包
皮体HA1〜HAnによって被覆された室エレメントU
P1′〜UPn′は、したがってそれぞれ、本来の室エ
レメントUP1〜UPnとほぼ同じ方形の成形横断面形
状を有している。室エレメントUP1〜UPnの変形又
は損傷を十分に回避するために、包皮体HA1〜HAn
の押出し成形温度は、有利には、各室エレメントUP1
〜UPnの処理温度よりも低く選択されており、このよ
うにすることによって、室エレメントUP1〜UPnの
形状安定性を保証することができる。
【0076】例えば押出し成形材料EMとしては、有利
には、145℃未満の押出し成形温度をもつPEプラス
チックが適している。特に、商品名「BPD414」又
は「NESTE−NCPE4445」で呼ばれているP
E材料は、140℃を下回る押出し成形温度を有してい
る。145℃の温度までで変形可能な別の材料として
は、図1に対する記載において述べたようなその他の低
温押出し可能なポリオレフィン/ポリマも適している。
には、145℃未満の押出し成形温度をもつPEプラス
チックが適している。特に、商品名「BPD414」又
は「NESTE−NCPE4445」で呼ばれているP
E材料は、140℃を下回る押出し成形温度を有してい
る。145℃の温度までで変形可能な別の材料として
は、図1に対する記載において述べたようなその他の低
温押出し可能なポリオレフィン/ポリマも適している。
【0077】有利には、ホース射出による包皮体HA1
〜HAnの押出し成形は、2を上回る引き抜き率(Reck
grad)をもって行われ、この場合押出し成形される包皮
体HA1〜HAnは0.4mmを下回る壁厚を有してい
る。
〜HAnの押出し成形は、2を上回る引き抜き率(Reck
grad)をもって行われ、この場合押出し成形される包皮
体HA1〜HAnは0.4mmを下回る壁厚を有してい
る。
【0078】テープ積層体BS1〜BSnを挿入された
室エレメントUP1〜UPnは、方向付け兼挿入装置A
EVの後ろにおける空間においてはそのポジションを実
質的に維持するので、押出し装置EX1の押出し機ヘッ
ドEXKは、有利には空間的に位置固定に取り付けられ
ることができる。
室エレメントUP1〜UPnは、方向付け兼挿入装置A
EVの後ろにおける空間においてはそのポジションを実
質的に維持するので、押出し装置EX1の押出し機ヘッ
ドEXKは、有利には空間的に位置固定に取り付けられ
ることができる。
【0079】図8には、射出ヘッド外側部分SKAが、
図7の図平面に対して垂直に90゜だけ旋回させられた
位置で示されている。射出ヘッド外側部分SKAは、円
形の横断面を備えた中空円筒体として構成されており、
射出ヘッド外側部分SKAの外周壁には、分配パトロー
ネVP1〜VPnのための円形の貫通孔DU1〜DUn
が、セントラルエレメントZEに対して同心的にかつ回
転対称的に配置されている。図7においては貫通孔DU
1、DU2及びDUnだけが符号を付けられている。分
配パトローネVP1〜VPnのための貫通孔DU1〜D
Unの中心は、有利には、方向付け兼挿入装置AEVの
案内体FK1のピッチ円(Teilkreis)に相当するピッ
チ円上に設けられており、したがって室エレメントUP
1〜UPnはセントラルエレメントZEに対して実質的
に平行に引き出される。貫通孔DU1〜DUnにおける
分配パトローネVP1〜VPnには、供給通路ZK1〜
ZKnを介して内側から押出し成形材料EMが供給され
る。分配パトローネVP1のために、図8においては例
えば供給通路ZK1が示されている。供給通路は供給管
(図示せず)を介して射出ヘッド内側部分SPIと堅く
結合されている。射出ヘッド内側部分は、押出し成形材
料を均一に分配パトローネに搬送するという課題を担っ
ている。
図7の図平面に対して垂直に90゜だけ旋回させられた
位置で示されている。射出ヘッド外側部分SKAは、円
形の横断面を備えた中空円筒体として構成されており、
射出ヘッド外側部分SKAの外周壁には、分配パトロー
ネVP1〜VPnのための円形の貫通孔DU1〜DUn
が、セントラルエレメントZEに対して同心的にかつ回
転対称的に配置されている。図7においては貫通孔DU
1、DU2及びDUnだけが符号を付けられている。分
配パトローネVP1〜VPnのための貫通孔DU1〜D
Unの中心は、有利には、方向付け兼挿入装置AEVの
案内体FK1のピッチ円(Teilkreis)に相当するピッ
チ円上に設けられており、したがって室エレメントUP
1〜UPnはセントラルエレメントZEに対して実質的
に平行に引き出される。貫通孔DU1〜DUnにおける
分配パトローネVP1〜VPnには、供給通路ZK1〜
ZKnを介して内側から押出し成形材料EMが供給され
る。分配パトローネVP1のために、図8においては例
えば供給通路ZK1が示されている。供給通路は供給管
(図示せず)を介して射出ヘッド内側部分SPIと堅く
結合されている。射出ヘッド内側部分は、押出し成形材
料を均一に分配パトローネに搬送するという課題を担っ
ている。
【0080】射出ヘッド外側部分SKAのリング状の外
周壁には、付加的に加熱エレメントがそれぞれ隣接した
2つの分配パトローネの間に設けられており、このよう
になっていることによって、すべての分配パトローネV
P1〜VPnのために均一な押出し成形温度が十分に保
証されている。図8には、例えば2つの加熱エレメント
の貫通孔が、射出ヘッド外側部分SKAの外周壁におい
て分配パトローネVP1〜VPnの互いに隣接した2つ
の貫通孔DU1〜DUnの間に設けられており、符号H
EB1とHEB2とで示されている。
周壁には、付加的に加熱エレメントがそれぞれ隣接した
2つの分配パトローネの間に設けられており、このよう
になっていることによって、すべての分配パトローネV
P1〜VPnのために均一な押出し成形温度が十分に保
証されている。図8には、例えば2つの加熱エレメント
の貫通孔が、射出ヘッド外側部分SKAの外周壁におい
て分配パトローネVP1〜VPnの互いに隣接した2つ
の貫通孔DU1〜DUnの間に設けられており、符号H
EB1とHEB2とで示されている。
【0081】押出し機射出ヘッドが回転対称的に構成さ
れていることによって、すべての分配パトローネVP1
〜VPnに等しく押出し成形材料を供給することが、保
証されている。
れていることによって、すべての分配パトローネVP1
〜VPnに等しく押出し成形材料を供給することが、保
証されている。
【0082】図9には、図3に示されたライングループ
LBの冷却装置CBが示されている。包皮体HA1〜H
Anの押出し成形によって加熱されかつそれによって場
合によっては軟化される、包皮体によって取り囲まれた
室エレメントUP1′〜UPn′は、押出し装置EX1
の直後で少なくとも1つの冷却槽KBを貫通案内され
る。この冷却槽KBの冷却媒体、特に水によって、室エ
レメントUP1′〜UPn′は十分に冷却され、そして
その形状忠実さもしくは形状安定性は、後続の本来の撚
り過程のために十分に保証されており、かつ/又は、押
出し成形された包皮体の接着性が著しく減じられる。
LBの冷却装置CBが示されている。包皮体HA1〜H
Anの押出し成形によって加熱されかつそれによって場
合によっては軟化される、包皮体によって取り囲まれた
室エレメントUP1′〜UPn′は、押出し装置EX1
の直後で少なくとも1つの冷却槽KBを貫通案内され
る。この冷却槽KBの冷却媒体、特に水によって、室エ
レメントUP1′〜UPn′は十分に冷却され、そして
その形状忠実さもしくは形状安定性は、後続の本来の撚
り過程のために十分に保証されており、かつ/又は、押
出し成形された包皮体の接着性が著しく減じられる。
【0083】したがって、本来ほぼ方形の室エレメント
UP1〜UPnは、その包皮体HA1〜HAnの押出し
成形後においてもなお、横断面方形の室を有している。
場合によっては、包皮体HA1〜HAnの押出し成形
は、もともとあらかじめ拡張された室エレメント(例え
ば図1における室エレメントASK)においても実施さ
れることができる。この場合、各包皮体は押出し成形時
における収縮によって、各室エレメントの脚を圧縮さ
せ、その結果押出し成形後に、側部保持を与える方形の
収容室が形成される。
UP1〜UPnは、その包皮体HA1〜HAnの押出し
成形後においてもなお、横断面方形の室を有している。
場合によっては、包皮体HA1〜HAnの押出し成形
は、もともとあらかじめ拡張された室エレメント(例え
ば図1における室エレメントASK)においても実施さ
れることができる。この場合、各包皮体は押出し成形時
における収縮によって、各室エレメントの脚を圧縮さ
せ、その結果押出し成形後に、側部保持を与える方形の
収容室が形成される。
【0084】図9においてセントラルエレメントZE
は、該セントラルエレメントの回りに同心的に配置され
ていて包皮体によって取り囲まれている室エレメントU
P1′〜UPn′と一緒に、引出し方向ARにおいて、
例えば走入ニプルENを用いて冷却槽KBに導入され、
そして該冷却槽KBを通して搬送される。この際に、そ
の包皮体HA1〜HAnの押出し成形によって加熱され
た室エレメントUP1〜UPnは、それぞれ個々に又は
一緒に再び冷却され、その結果特に、例えば後で行われ
る撚り過程中に生ぜしめられる撚り力によって、内方に
向かって室エレメントの側面が変形せしめられることも
しくは押し込まれることは、十分に回避される。このよ
うに冷却された、包皮体HA1〜HAnによって取り囲
まれた室エレメントUP1′〜UPn′は、冷却槽KB
から出た直ぐ後に、所属の吹出しノズルAD1〜ADn
を用いて乾燥させられ、冷却槽KBの冷却媒体を可能な
限り完全に除去される。
は、該セントラルエレメントの回りに同心的に配置され
ていて包皮体によって取り囲まれている室エレメントU
P1′〜UPn′と一緒に、引出し方向ARにおいて、
例えば走入ニプルENを用いて冷却槽KBに導入され、
そして該冷却槽KBを通して搬送される。この際に、そ
の包皮体HA1〜HAnの押出し成形によって加熱され
た室エレメントUP1〜UPnは、それぞれ個々に又は
一緒に再び冷却され、その結果特に、例えば後で行われ
る撚り過程中に生ぜしめられる撚り力によって、内方に
向かって室エレメントの側面が変形せしめられることも
しくは押し込まれることは、十分に回避される。このよ
うに冷却された、包皮体HA1〜HAnによって取り囲
まれた室エレメントUP1′〜UPn′は、冷却槽KB
から出た直ぐ後に、所属の吹出しノズルAD1〜ADn
を用いて乾燥させられ、冷却槽KBの冷却媒体を可能な
限り完全に除去される。
【0085】冷却槽KB又は吹出しノズルAD1〜AD
nが引出し方向ARに沿ってシフト可能に取り付けられ
ていると、有利である。特に冷却槽KBは、0.5m〜
1.5mの間の長さを有している。個々の吹出しノズル
AD1〜ADnの代わりに、すべての室エレメントUP
1′〜UPn′のために共通の吹出し装置が、冷却槽K
Bの後ろに配置されていてもよい。
nが引出し方向ARに沿ってシフト可能に取り付けられ
ていると、有利である。特に冷却槽KBは、0.5m〜
1.5mの間の長さを有している。個々の吹出しノズル
AD1〜ADnの代わりに、すべての室エレメントUP
1′〜UPn′のために共通の吹出し装置が、冷却槽K
Bの後ろに配置されていてもよい。
【0086】吹出しノズルAD1〜ADnは有利には次
のように、すなわち、包皮体HA1〜HAnによって取
り囲まれた室エレメントUP1′〜UPn′とセントラ
ルエレメントZEとが完全に乾燥させられ、ひいては冷
却媒体特に水が、製造されるべき光ケーブルOC1内に
進入しないように、働く。
のように、すなわち、包皮体HA1〜HAnによって取
り囲まれた室エレメントUP1′〜UPn′とセントラ
ルエレメントZEとが完全に乾燥させられ、ひいては冷
却媒体特に水が、製造されるべき光ケーブルOC1内に
進入しないように、働く。
【0087】場合によっては、(包皮体のための)押出
し成形材料が相応に低い押出し成形温度を有している場
合には、冷却装置CBを省くことも可能である。このよ
うな場合には、空気によって取り囲むこと(Lufthuellu
ng)だけで十分な場合もある。
し成形材料が相応に低い押出し成形温度を有している場
合には、冷却装置CBを省くことも可能である。このよ
うな場合には、空気によって取り囲むこと(Lufthuellu
ng)だけで十分な場合もある。
【0088】冷却装置CBは有利には、図4に示された
方向付け兼挿入装置AEVのような構成及び形状に相応
した、水通路を備えた成形体として、構成されていても
よい。
方向付け兼挿入装置AEVのような構成及び形状に相応
した、水通路を備えた成形体として、構成されていても
よい。
【0089】図10〜図12には、図3に示されたライ
ングループLGの撚り装置VVの一部が詳しく示されて
いる。図10の断面図では、図3に示された撚り装置V
Vの第1の部分として、包皮体HA1〜HAnによって
被覆された室エレメントUP1′〜UPn′のための変
向装置VV1が示されている。この変向装置VV1は、
セントラルエレメントZEの長手方向軸線である撚り軸
線RAに対して同心的に配置されている案内体FK2を
有しており、この案内体FK2の左側の部分半部TH1
は、ほぼ方形の中空円筒体によって形成され、かつ案内
体FK2の右側の部分半部TH2は、円錐形に先細に延
びる中空円筒体によって形成されている。この案内体F
K2は位置固定にセントラルエレメントZEの回りにお
いて、保持部分TT1に、撚り軸線RAに対して同心的
にかつ回転対称的に懸吊されている。ほぼ円錐形に先細
に延びる案内体FK2の外周壁には、セントラルエレメ
ントZEの長手方向軸線つまり撚り軸線RAに関連し
て、案内通路FSP1〜FSPnが形成されており、こ
れらの案内通路FSP1〜FSPnは、図4に示された
案内通路SP1〜SPnに相応した働きを有し、かつ同
様に構成されている。これらの案内通路FSP1〜FS
Pnは、案内体FK2の左側の第1の部分半部TH1に
おいて、セントラルエレメントZEの長手方向軸線(撚
り軸線RA)に対して平行に延びており、かつ案内体F
K2の第2の部分半部TH2においてはほぼ円錐形に収
斂している。すなわち案内通路FSP1〜FSPnは、
その仮想の延長線上において、円錐先端である撚りポイ
ントVPにおいて終わっている。第2の部分半部TH2
の範囲において案内体FK2が円錐形の経過を有してい
ることによって、室エレメントUP1′〜UPn′は案
内通路FSP1〜FSPnにおいて、セントラルエレメ
ントZEに向かって変向させられる。案内通路FSP1
〜FSPnはそれぞれ、図4に示された方向付け兼挿入
装置AEVの案内通路SP1〜SPnに似た横断面形状
を有しており、つまり、包皮体HA1〜HAnによって
被覆された室エレメントUP1′〜UPn′の横断面形
状に合わせられた横断面形状を有している。
ングループLGの撚り装置VVの一部が詳しく示されて
いる。図10の断面図では、図3に示された撚り装置V
Vの第1の部分として、包皮体HA1〜HAnによって
被覆された室エレメントUP1′〜UPn′のための変
向装置VV1が示されている。この変向装置VV1は、
セントラルエレメントZEの長手方向軸線である撚り軸
線RAに対して同心的に配置されている案内体FK2を
有しており、この案内体FK2の左側の部分半部TH1
は、ほぼ方形の中空円筒体によって形成され、かつ案内
体FK2の右側の部分半部TH2は、円錐形に先細に延
びる中空円筒体によって形成されている。この案内体F
K2は位置固定にセントラルエレメントZEの回りにお
いて、保持部分TT1に、撚り軸線RAに対して同心的
にかつ回転対称的に懸吊されている。ほぼ円錐形に先細
に延びる案内体FK2の外周壁には、セントラルエレメ
ントZEの長手方向軸線つまり撚り軸線RAに関連し
て、案内通路FSP1〜FSPnが形成されており、こ
れらの案内通路FSP1〜FSPnは、図4に示された
案内通路SP1〜SPnに相応した働きを有し、かつ同
様に構成されている。これらの案内通路FSP1〜FS
Pnは、案内体FK2の左側の第1の部分半部TH1に
おいて、セントラルエレメントZEの長手方向軸線(撚
り軸線RA)に対して平行に延びており、かつ案内体F
K2の第2の部分半部TH2においてはほぼ円錐形に収
斂している。すなわち案内通路FSP1〜FSPnは、
その仮想の延長線上において、円錐先端である撚りポイ
ントVPにおいて終わっている。第2の部分半部TH2
の範囲において案内体FK2が円錐形の経過を有してい
ることによって、室エレメントUP1′〜UPn′は案
内通路FSP1〜FSPnにおいて、セントラルエレメ
ントZEに向かって変向させられる。案内通路FSP1
〜FSPnはそれぞれ、図4に示された方向付け兼挿入
装置AEVの案内通路SP1〜SPnに似た横断面形状
を有しており、つまり、包皮体HA1〜HAnによって
被覆された室エレメントUP1′〜UPn′の横断面形
状に合わせられた横断面形状を有している。
【0090】変向装置VV1の構造及び作用形式につい
ては、以下において室エレメントUP1′を参照しなが
ら詳しく述べる。図面を分かりやすくするために図10
においては、残りの室エレメントUP2′〜UPn′は
省かれている。図10に示された断面図には、上側の案
内通路FSP1だけが示されている。しかしながら分か
りやすくするために、図2の図平面の後ろにおける平面
内において延びている案内通路FSPnもまた、案内体
FK2の外周壁における下側の図半部に破線で示されて
いる。案内体FK1の外周壁における溝(フライス加工
部)FFは、重量を軽減するために働く。
ては、以下において室エレメントUP1′を参照しなが
ら詳しく述べる。図面を分かりやすくするために図10
においては、残りの室エレメントUP2′〜UPn′は
省かれている。図10に示された断面図には、上側の案
内通路FSP1だけが示されている。しかしながら分か
りやすくするために、図2の図平面の後ろにおける平面
内において延びている案内通路FSPnもまた、案内体
FK2の外周壁における下側の図半部に破線で示されて
いる。案内体FK1の外周壁における溝(フライス加工
部)FFは、重量を軽減するために働く。
【0091】室エレメントUP1′が案内通路FSP1
内においてその個々にもしくは固有に与えられた走入位
置を維持しながら、仮想の撚りポイントVPに向かって
変向させられることを、可能ならしめるために、案内通
路FSP1は図10の断面図において、まず初めにセン
トラルエレメントZEの長手方向軸線である撚り軸線R
Aに対してほぼ平行に延び、次いで、案内体FK2の両
部分半部TH1,TH2の間における移行範囲において
幾分湾曲され、かつ最終的に、案内体FK2の円錐形に
先細に延びている右側の部分半部TH2において、負の
勾配を備えた直線の形で延在している。有利にはこの場
合案内通路FSP1の曲率は次のように、すなわち、室
エレメントUP1′が例えば座屈又は過度の伸長のよう
な機械的な負荷なしに案内されるように、選択されてい
る。撚り軸線RAに対してほぼ平行に延びている軌道か
ら円錐形に先細に延びている軌道への変向時に、室エレ
メントUP1′が飛び出すことを確実に回避するため
に、室エレメントUP1′は案内通路FSP1の走入区
分においては案内型FM21によって、かつ案内通路F
SP1の終端区分においては案内型FM31によって、
外方に向かって覆われており、かつこれによって案内通
路FSP1内に保持されるようになっている。両案内型
FM21,FM31は、方向付け兼挿入装置AEVの案
内型FM11に相応して構成されており、この場合、今
や閉鎖されている室エレメントUP1′を強制的に予備
案内するためには、案内型FM11において設けられて
いたような嵌合ピンPS11〜PS1kは省かれてい
る。案内型FM21,FM31はそれぞれ有利には、母
型リングの形で案内体FK2の回りに構成されており、
その結果、半径方向外側に向かって開放しているその他
の案内通路FSP2〜FSPnも覆われている。したが
って変向装置VV1は、既に図4の方向付け兼挿入装置
AEVにおいて与えられている、室エレメントUP1′
〜UPn′の走入位置を安定化させ、すなわちこの場合
室エレメントUP1′〜UPn′は、案内通路FSP1
〜FSPnを用いて安定的な側部案内を得ることがで
き、かつ同時に、その仮想の撚りポイントVPに向かっ
て確実に変向させられる。テープ積層体BS1を挿入さ
れていて包皮体HA1によって被覆されている室エレメ
ントUP1′の構成を分かりやすくするために、室エレ
メントUP1′は付加的に、案内通路FSP1の延長線
上において、図10の図平面に対して垂直に90゜だけ
旋回させられた位置で示されている。
内においてその個々にもしくは固有に与えられた走入位
置を維持しながら、仮想の撚りポイントVPに向かって
変向させられることを、可能ならしめるために、案内通
路FSP1は図10の断面図において、まず初めにセン
トラルエレメントZEの長手方向軸線である撚り軸線R
Aに対してほぼ平行に延び、次いで、案内体FK2の両
部分半部TH1,TH2の間における移行範囲において
幾分湾曲され、かつ最終的に、案内体FK2の円錐形に
先細に延びている右側の部分半部TH2において、負の
勾配を備えた直線の形で延在している。有利にはこの場
合案内通路FSP1の曲率は次のように、すなわち、室
エレメントUP1′が例えば座屈又は過度の伸長のよう
な機械的な負荷なしに案内されるように、選択されてい
る。撚り軸線RAに対してほぼ平行に延びている軌道か
ら円錐形に先細に延びている軌道への変向時に、室エレ
メントUP1′が飛び出すことを確実に回避するため
に、室エレメントUP1′は案内通路FSP1の走入区
分においては案内型FM21によって、かつ案内通路F
SP1の終端区分においては案内型FM31によって、
外方に向かって覆われており、かつこれによって案内通
路FSP1内に保持されるようになっている。両案内型
FM21,FM31は、方向付け兼挿入装置AEVの案
内型FM11に相応して構成されており、この場合、今
や閉鎖されている室エレメントUP1′を強制的に予備
案内するためには、案内型FM11において設けられて
いたような嵌合ピンPS11〜PS1kは省かれてい
る。案内型FM21,FM31はそれぞれ有利には、母
型リングの形で案内体FK2の回りに構成されており、
その結果、半径方向外側に向かって開放しているその他
の案内通路FSP2〜FSPnも覆われている。したが
って変向装置VV1は、既に図4の方向付け兼挿入装置
AEVにおいて与えられている、室エレメントUP1′
〜UPn′の走入位置を安定化させ、すなわちこの場合
室エレメントUP1′〜UPn′は、案内通路FSP1
〜FSPnを用いて安定的な側部案内を得ることがで
き、かつ同時に、その仮想の撚りポイントVPに向かっ
て確実に変向させられる。テープ積層体BS1を挿入さ
れていて包皮体HA1によって被覆されている室エレメ
ントUP1′の構成を分かりやすくするために、室エレ
メントUP1′は付加的に、案内通路FSP1の延長線
上において、図10の図平面に対して垂直に90゜だけ
旋回させられた位置で示されている。
【0092】図11には、図3に示された撚り装置VV
の第2の部分VV2が断面図で示されている。この第2
の部分VV2は、図10の右側の図半部における切断線
10−10′に沿って第1の部分VV1と共に、図3に
示された撚り装置VVを形成している。撚り装置VVの
この第2の部分VV2において、室エレメントUP1′
〜UPn′は、撚りスターVS1の回転可能に懸吊され
た案内装置FV1〜FVnと撚りニプルVN1の圧着装
置ADVとによって助成されて、それぞれ固有に所定さ
れた走入位置を維持しながら、その共通の撚りポイント
VPにおいて、決定された撚りポジションでセントラル
エレメントZEに、状態位置正確にSZ撚りされる。撚
り装置VVの第2の部分VV2のこれらの個々の撚り成
分の構造及び作用形式については、以下において室エレ
メントUP1′を参照しながら詳しく述べる。図11の
断面図においては、図面を分かり易くするために、室エ
レメントUP1′と室エレメントUPn′とだけが示さ
れている。残りの室エレメントUP2′〜UPn−1′
は、図11においては図面を見易くするために省略され
ている。これらの室エレメントの案内及び撚りは、撚り
装置VVが回転対称的な構造を有していることに基づい
て、相応な形式で行われる。
の第2の部分VV2が断面図で示されている。この第2
の部分VV2は、図10の右側の図半部における切断線
10−10′に沿って第1の部分VV1と共に、図3に
示された撚り装置VVを形成している。撚り装置VVの
この第2の部分VV2において、室エレメントUP1′
〜UPn′は、撚りスターVS1の回転可能に懸吊され
た案内装置FV1〜FVnと撚りニプルVN1の圧着装
置ADVとによって助成されて、それぞれ固有に所定さ
れた走入位置を維持しながら、その共通の撚りポイント
VPにおいて、決定された撚りポジションでセントラル
エレメントZEに、状態位置正確にSZ撚りされる。撚
り装置VVの第2の部分VV2のこれらの個々の撚り成
分の構造及び作用形式については、以下において室エレ
メントUP1′を参照しながら詳しく述べる。図11の
断面図においては、図面を分かり易くするために、室エ
レメントUP1′と室エレメントUPn′とだけが示さ
れている。残りの室エレメントUP2′〜UPn−1′
は、図11においては図面を見易くするために省略され
ている。これらの室エレメントの案内及び撚りは、撚り
装置VVが回転対称的な構造を有していることに基づい
て、相応な形式で行われる。
【0093】室エレメントUP1′〜UPn′のために
回転可能に懸吊された案内装置FV1〜FVnを備えた
撚りスターVS1は、図10に示された変向装置VV1
と、前置された圧着装置ADVを備えた撚りニプルVN
1との間に位置決めされている。この場合変向装置VV
1は、共通の撚りポイントVPに向かっての室エレメン
トUP1′〜UPn′の走入路の開始に際して、室エレ
メントUP1′〜UPn′の第1の横方向における状態
位置確保を行う。これに対して撚りニプルVN1は所属
の圧着装置ADVと共に、仮想の撚りポイントVPの直
前において、室エレメントUP1′〜UPn′の第2の
横方向の状態位置確保を生ぜしめる。言い換えれば、撚
りスターVS1はその回転可能に懸吊された案内装置F
V1〜FVnと共に、包皮体によって取り囲まれた室エ
レメントUP1′〜UPn′をその走入路の始端におい
てそれぞれの走入位置のために固定する第1の固定ゾー
ンもしくは固定区分と、室エレメントUP1′〜UP
n′の終端範囲における第2の固定ゾーンもしくは固定
区分(=圧着装置ADVを備えた撚りニプルVN1)と
の間に、配置されている。室エレメントUP1′〜UP
n′のそれぞれの進入路の残りの区分においては、包皮
体によって取り囲まれたもしくは被覆された室エレメン
トUP1′〜UPn′は、案内手段なしに、つまり自由
な空間において、しかしながらそれぞれ個々に捩れもし
くは回動を防止されて、その仮想の撚りポイントVPに
向かって引き出されるもしくは搬送される。回転可能に
懸吊された案内装置FV1〜FVnを備えた撚りスター
VS1は、つまり、変向装置AV1と撚りニプルVN1
との間において自由に案内される包皮体によって取り囲
まれた室エレメントUP1′〜UPn′のための一種の
支持箇所を形成している。撚りスターVS1は、セント
ラルエレメントZEの長手方向軸線である撚り軸線RA
に対して同心的に設けられていて、この撚り軸線RAに
対して回転対称的に構成されている。撚り軸線RAは、
撚りスターVS1の中心点を貫いて延びており、かつほ
ぼ円板形状のベースホルダGHに垂直に位置している。
このベースホルダGHは、セントラルエレメントZEの
回りにおける管状の保持部分TR2に取り付けられてい
る。この管状の保持部分TR2は、少なくとも1つのほ
ぼリング状のもしくは円筒形状のボールベアリングを用
いて、管状の保持部分TR1に、セントラルエレメント
ZEを中心にして回転可能に支承されており、この場合
保持部分TR1は、図9に示されている変向装置VV1
の位置固定の保持部分TT1と堅く結合されている。こ
のように構成されていることによって、撚りスターVS
1のベースホルダGHは、全体として、撚り軸線RAを
中心にして自由回転可能に支承されており、その結果ベ
ースホルダGHは例えば、撚り軸線RAを中心にした振
動回転運動(SZ撚り)に、材料を傷付けることなく、
追従することができる。これによってSZ撚りの場合に
は、ベースホルダGHは巻付け方向の交番時に交互にも
しくは振動しながら、その都度のS撚りもしくはZ撚り
に追従することができ、このことは図11において二重
矢印RRで示されている。
回転可能に懸吊された案内装置FV1〜FVnを備えた
撚りスターVS1は、図10に示された変向装置VV1
と、前置された圧着装置ADVを備えた撚りニプルVN
1との間に位置決めされている。この場合変向装置VV
1は、共通の撚りポイントVPに向かっての室エレメン
トUP1′〜UPn′の走入路の開始に際して、室エレ
メントUP1′〜UPn′の第1の横方向における状態
位置確保を行う。これに対して撚りニプルVN1は所属
の圧着装置ADVと共に、仮想の撚りポイントVPの直
前において、室エレメントUP1′〜UPn′の第2の
横方向の状態位置確保を生ぜしめる。言い換えれば、撚
りスターVS1はその回転可能に懸吊された案内装置F
V1〜FVnと共に、包皮体によって取り囲まれた室エ
レメントUP1′〜UPn′をその走入路の始端におい
てそれぞれの走入位置のために固定する第1の固定ゾー
ンもしくは固定区分と、室エレメントUP1′〜UP
n′の終端範囲における第2の固定ゾーンもしくは固定
区分(=圧着装置ADVを備えた撚りニプルVN1)と
の間に、配置されている。室エレメントUP1′〜UP
n′のそれぞれの進入路の残りの区分においては、包皮
体によって取り囲まれたもしくは被覆された室エレメン
トUP1′〜UPn′は、案内手段なしに、つまり自由
な空間において、しかしながらそれぞれ個々に捩れもし
くは回動を防止されて、その仮想の撚りポイントVPに
向かって引き出されるもしくは搬送される。回転可能に
懸吊された案内装置FV1〜FVnを備えた撚りスター
VS1は、つまり、変向装置AV1と撚りニプルVN1
との間において自由に案内される包皮体によって取り囲
まれた室エレメントUP1′〜UPn′のための一種の
支持箇所を形成している。撚りスターVS1は、セント
ラルエレメントZEの長手方向軸線である撚り軸線RA
に対して同心的に設けられていて、この撚り軸線RAに
対して回転対称的に構成されている。撚り軸線RAは、
撚りスターVS1の中心点を貫いて延びており、かつほ
ぼ円板形状のベースホルダGHに垂直に位置している。
このベースホルダGHは、セントラルエレメントZEの
回りにおける管状の保持部分TR2に取り付けられてい
る。この管状の保持部分TR2は、少なくとも1つのほ
ぼリング状のもしくは円筒形状のボールベアリングを用
いて、管状の保持部分TR1に、セントラルエレメント
ZEを中心にして回転可能に支承されており、この場合
保持部分TR1は、図9に示されている変向装置VV1
の位置固定の保持部分TT1と堅く結合されている。こ
のように構成されていることによって、撚りスターVS
1のベースホルダGHは、全体として、撚り軸線RAを
中心にして自由回転可能に支承されており、その結果ベ
ースホルダGHは例えば、撚り軸線RAを中心にした振
動回転運動(SZ撚り)に、材料を傷付けることなく、
追従することができる。これによってSZ撚りの場合に
は、ベースホルダGHは巻付け方向の交番時に交互にも
しくは振動しながら、その都度のS撚りもしくはZ撚り
に追従することができ、このことは図11において二重
矢印RRで示されている。
【0094】このような追従動作は、事実上無力に楽に
行われ、つまりこの場合、包皮体によって取り囲まれた
室エレメントUP1′〜UPn′には、許容不能なほど
の機械的な負荷が加えられることはない。場合によって
は、撚りスターVS1の制限された回転可能性は、その
都度の巻付け長さによって規定された角度になる。ベー
スホルダGHの外周部の回りには、案内装置FV1〜F
Vnが星形に取り付けられており、これによって撚りス
ターVS1が生ぜしめられる。この場合包皮体によって
取り囲まれた室エレメントUP1′〜UPn′にはそれ
ぞれ、各1つの固有の案内装置FV1〜FVnが配属さ
れている。撚りスターVS1のベースホルダGHは有利
には、50〜22mmの間の直径を有している。案内装
置FV1〜FVnは60〜260mmの間の直径をもつ
円上に、撚り軸線RAに対して回転対称的に配置されて
いる。
行われ、つまりこの場合、包皮体によって取り囲まれた
室エレメントUP1′〜UPn′には、許容不能なほど
の機械的な負荷が加えられることはない。場合によって
は、撚りスターVS1の制限された回転可能性は、その
都度の巻付け長さによって規定された角度になる。ベー
スホルダGHの外周部の回りには、案内装置FV1〜F
Vnが星形に取り付けられており、これによって撚りス
ターVS1が生ぜしめられる。この場合包皮体によって
取り囲まれた室エレメントUP1′〜UPn′にはそれ
ぞれ、各1つの固有の案内装置FV1〜FVnが配属さ
れている。撚りスターVS1のベースホルダGHは有利
には、50〜22mmの間の直径を有している。案内装
置FV1〜FVnは60〜260mmの間の直径をもつ
円上に、撚り軸線RAに対して回転対称的に配置されて
いる。
【0095】図12には、案内装置FV1の1実施例が
ベースホルダGHの一部と一緒に、図5の図平面に対し
て垂直な、かつ室エレメントUP1′の長手方向軸線に
対して垂直に90°だけ旋回させられた平面において、
示されている。ベースホルダGHの外周部には、このベ
ースホルダGHの回転平面に、案内装置FV1のための
受容ホルダAH1が設けられている。撚り軸線RAを中
心にしたベースホルダGHの回転運動は、二重矢印DR
Aで示されている。有利にはベースホルダGHは、撚り
過程中に、−45°と+45°との間の角度だけ回動さ
せられる。受容ホルダAH1は、2つのサイドフランジ
もしくはウェブSL1,SL2を有しており、これらの
サイドフランジもしくはウェブSL1,SL2は、両者
の間に、案内装置FV1を受容するための半径方向外側
に向かって開放していて実質的に方形の受容室AKを備
えている。案内装置FV1は、第1の外側の回転フレー
ムAR1と第2の内側の回転フレームIR1とによって
形成されている。両回転フレームAR1,IR1は、受
容ホルダAH1の受容室において、2つの回転軸線R
B,RCを中心にして回転可能に懸吊されている。回転
軸線RCは有利には、ほぼ半径方向に延びており、かつ
回転軸線RBは有利には、回転軸線RCに対してほぼ垂
直に延びていて、周方向(DRA)において接線を形成
している。外側の回転フレームAR1は、ほぼ方形窓の
形を有しており、この方形窓の横断面幅は、周方向にお
ける受容室AKの幅に相当している。外側の回転フレー
ムAR1は、2つのピンST1,ST2を用いて2つの
側及び中心において、受容室AK内で、回転軸線RBを
中心にして回転可能に懸吊されており、この場合回転運
動は二重矢印DRBによって示されている。内側の回転
フレームIR1は、外側の回転フレームAR1のほぼ方
形の案内窓FF1内において、回転軸線RCを中心にし
て回転可能に懸吊されている。内側の回転フレームIR
1は、2つのピンST3,ST4を用いて外側の回転フ
レームAR1に両側で支承されており、この結果内側の
回転フレームIR1は、そのほぼ方形の案内窓FF1に
おいて、真ん中で回転可能に懸吊されている。図12の
断面図において、両ピンST3,ST4は上下において
外側の回転フレームAR1に、その外側に突出している
ねじ体DR3,DR4でねじ込まれている。これによっ
て両ピンST3,ST4は、回転軸線RCに相当する結
合ライン上に位置することになる。下側のピンST4が
その半径方向内側に向かって位置している回転ヘッドD
R4で、受容室AKの底部に衝突することを回避するた
めに、受容室AKには、半径方向内側に向かって、横断
面幅を小さくされたほぼ方形の押込み成形部SEが続い
ている。内側の回転フレームIR1は、実際の巻付け撚
りの際には、回転軸線RCを中心にして、−15°と+
15°との間の角度で(SZ撚りの場合)回転させられ
る。外側の回転フレームAR1は、有利には、+/−5
°と+/−25°との間の角度だけ回転させられる。回
転軸線RCを中心にした内側の回転フレームIR1の回
転可能性は、二重矢印DRCによって示されている。
ベースホルダGHの一部と一緒に、図5の図平面に対し
て垂直な、かつ室エレメントUP1′の長手方向軸線に
対して垂直に90°だけ旋回させられた平面において、
示されている。ベースホルダGHの外周部には、このベ
ースホルダGHの回転平面に、案内装置FV1のための
受容ホルダAH1が設けられている。撚り軸線RAを中
心にしたベースホルダGHの回転運動は、二重矢印DR
Aで示されている。有利にはベースホルダGHは、撚り
過程中に、−45°と+45°との間の角度だけ回動さ
せられる。受容ホルダAH1は、2つのサイドフランジ
もしくはウェブSL1,SL2を有しており、これらの
サイドフランジもしくはウェブSL1,SL2は、両者
の間に、案内装置FV1を受容するための半径方向外側
に向かって開放していて実質的に方形の受容室AKを備
えている。案内装置FV1は、第1の外側の回転フレー
ムAR1と第2の内側の回転フレームIR1とによって
形成されている。両回転フレームAR1,IR1は、受
容ホルダAH1の受容室において、2つの回転軸線R
B,RCを中心にして回転可能に懸吊されている。回転
軸線RCは有利には、ほぼ半径方向に延びており、かつ
回転軸線RBは有利には、回転軸線RCに対してほぼ垂
直に延びていて、周方向(DRA)において接線を形成
している。外側の回転フレームAR1は、ほぼ方形窓の
形を有しており、この方形窓の横断面幅は、周方向にお
ける受容室AKの幅に相当している。外側の回転フレー
ムAR1は、2つのピンST1,ST2を用いて2つの
側及び中心において、受容室AK内で、回転軸線RBを
中心にして回転可能に懸吊されており、この場合回転運
動は二重矢印DRBによって示されている。内側の回転
フレームIR1は、外側の回転フレームAR1のほぼ方
形の案内窓FF1内において、回転軸線RCを中心にし
て回転可能に懸吊されている。内側の回転フレームIR
1は、2つのピンST3,ST4を用いて外側の回転フ
レームAR1に両側で支承されており、この結果内側の
回転フレームIR1は、そのほぼ方形の案内窓FF1に
おいて、真ん中で回転可能に懸吊されている。図12の
断面図において、両ピンST3,ST4は上下において
外側の回転フレームAR1に、その外側に突出している
ねじ体DR3,DR4でねじ込まれている。これによっ
て両ピンST3,ST4は、回転軸線RCに相当する結
合ライン上に位置することになる。下側のピンST4が
その半径方向内側に向かって位置している回転ヘッドD
R4で、受容室AKの底部に衝突することを回避するた
めに、受容室AKには、半径方向内側に向かって、横断
面幅を小さくされたほぼ方形の押込み成形部SEが続い
ている。内側の回転フレームIR1は、実際の巻付け撚
りの際には、回転軸線RCを中心にして、−15°と+
15°との間の角度で(SZ撚りの場合)回転させられ
る。外側の回転フレームAR1は、有利には、+/−5
°と+/−25°との間の角度だけ回転させられる。回
転軸線RCを中心にした内側の回転フレームIR1の回
転可能性は、二重矢印DRCによって示されている。
【0096】内側の回転フレームIR1は、ほぼU字形
のもしくは方形の案内窓FF2を有しており、この案内
窓FF2の窓開口は、包皮体によって取り囲まれた室エ
レメントUP1′の横断面形状に合わせられている。案
内窓FF2の案内幅は、有利には次のように、すなわ
ち、室エレメントUP1′が小さな遊びをもって、つま
り十分に形状接続的な側部案内で、案内窓FF2の窓開
口を貫いて案内され得るように、選択されている。この
場合有利には室エレメントUP1′は、貫通方向におい
て6〜20mmの間の案内区間にわたって、側部を支持
されかつ保持される。
のもしくは方形の案内窓FF2を有しており、この案内
窓FF2の窓開口は、包皮体によって取り囲まれた室エ
レメントUP1′の横断面形状に合わせられている。案
内窓FF2の案内幅は、有利には次のように、すなわ
ち、室エレメントUP1′が小さな遊びをもって、つま
り十分に形状接続的な側部案内で、案内窓FF2の窓開
口を貫いて案内され得るように、選択されている。この
場合有利には室エレメントUP1′は、貫通方向におい
て6〜20mmの間の案内区間にわたって、側部を支持
されかつ保持される。
【0097】包皮体によって取り囲まれた室エレメント
UP1′が、内側の回転フレームIR1の案内窓FF2
を、撚り張力をもって貫通走行する場合、室エレメント
UP1′には以下に記載のような運動形式が可能であ
る。すなわち: a)案内窓FF2を通して行われる撚りスターVSに向
かって引張り運動 b)ベースホルダGHと共に行われる、撚り軸線RAを
中心にした撚りスターV全体の回転運動 c)外側の回転フレームAR1と内側の回転フレームI
R1とを用いて行われる、互いに直交する2つの回転軸
線RB,RCを中心にした回転運動(この場合回転軸線
RA,RB,RCは一緒に有利にはデカルトの回転軸系
を形成している)。
UP1′が、内側の回転フレームIR1の案内窓FF2
を、撚り張力をもって貫通走行する場合、室エレメント
UP1′には以下に記載のような運動形式が可能であ
る。すなわち: a)案内窓FF2を通して行われる撚りスターVSに向
かって引張り運動 b)ベースホルダGHと共に行われる、撚り軸線RAを
中心にした撚りスターV全体の回転運動 c)外側の回転フレームAR1と内側の回転フレームI
R1とを用いて行われる、互いに直交する2つの回転軸
線RB,RCを中心にした回転運動(この場合回転軸線
RA,RB,RCは一緒に有利にはデカルトの回転軸系
を形成している)。
【0098】互いに内外に位置している両回転フレーム
AR1,IR1は、つまり、(ダブルの)カルダン状に
懸吊されている案内装置FV1のように作用し、その結
果ベースホルダGHの回転運動と一緒に、全面的に回転
可能な配置形式が生ぜしめられる。このことは、包皮体
によって取り囲まれた室エレメントUP1′のために
は、次のことを意味する。すなわちこの場合室エレメン
トUP1′は、撚りによって所定されるその都度の貫通
走行方向を、負荷なしに占めることができ、かつこの貫
通走行方向を維持することができる。このようにして室
エレメントUP1′は補償運動もしくは方向変化によっ
て、撚り引張り力によって規定されたその固有に所定さ
れた走入位置に対して反応することができる。そして場
合によっては生じる、引出し方向に対して横方向に作用
する力は、室エレメントUP1′においては著しくわす
かしか作用することができなくなる。これによって室エ
レメントUP1′の、強力なもしくは強制的な又はコン
トロールされない捩れもしくは回動又は変位傾倒は、十
分に回避される。カルダン状に懸吊された案内装置FV
1と、撚り軸線RAを中心にして回転可能に支承されて
いるベースホルダGHとによって、緊張状態にある室エ
レメントUP1′には、規定された走入位置を維持しな
がら、大きな運動自由度が与えられ、室エレメントUP
1′は、撚りのために必要な方向変化に追従することが
できる。しかもこの場合、ケーブル心線の所望の撚りポ
ジションからの室エレメントUP1′の飛び出し傾倒
(例えば逆さまになったり又は引っ掛かったりするこ
と)は、回避される。この場合ベースホルダGHが撚り
軸線RAである回転軸線に対する室エレメントUP1′
〜UPn′の複合体の回動を可能にするのに対して、案
内装置FV1〜FVnはそれぞれ、回転軸線RB,RC
に対する個々の室エレメントの互いに無関係な回動を保
証する。室エレメントUP1′がこのように回転支承さ
れて懸吊されていることによって、室エレメントUP
1′は、その走入路においてそれぞれ次のように調節さ
れる。すなわちこの場合室エレメントUP1′は、その
所望の走入位置を維持しながら、仮想の撚りポイントV
Pの範囲において、決定された撚りポジションでセント
ラルエレメントZEに巻き付けられる。このようにして
室エレメントUP1′は、撚りポイントVPに向かって
の引出し運動中にその規定された状態位置を維持する。
この結果室エレメントUP1′は撚りポイントVPにお
いて状態位置正確にもしくはポジション正確に巻付け撚
りされる。
AR1,IR1は、つまり、(ダブルの)カルダン状に
懸吊されている案内装置FV1のように作用し、その結
果ベースホルダGHの回転運動と一緒に、全面的に回転
可能な配置形式が生ぜしめられる。このことは、包皮体
によって取り囲まれた室エレメントUP1′のために
は、次のことを意味する。すなわちこの場合室エレメン
トUP1′は、撚りによって所定されるその都度の貫通
走行方向を、負荷なしに占めることができ、かつこの貫
通走行方向を維持することができる。このようにして室
エレメントUP1′は補償運動もしくは方向変化によっ
て、撚り引張り力によって規定されたその固有に所定さ
れた走入位置に対して反応することができる。そして場
合によっては生じる、引出し方向に対して横方向に作用
する力は、室エレメントUP1′においては著しくわす
かしか作用することができなくなる。これによって室エ
レメントUP1′の、強力なもしくは強制的な又はコン
トロールされない捩れもしくは回動又は変位傾倒は、十
分に回避される。カルダン状に懸吊された案内装置FV
1と、撚り軸線RAを中心にして回転可能に支承されて
いるベースホルダGHとによって、緊張状態にある室エ
レメントUP1′には、規定された走入位置を維持しな
がら、大きな運動自由度が与えられ、室エレメントUP
1′は、撚りのために必要な方向変化に追従することが
できる。しかもこの場合、ケーブル心線の所望の撚りポ
ジションからの室エレメントUP1′の飛び出し傾倒
(例えば逆さまになったり又は引っ掛かったりするこ
と)は、回避される。この場合ベースホルダGHが撚り
軸線RAである回転軸線に対する室エレメントUP1′
〜UPn′の複合体の回動を可能にするのに対して、案
内装置FV1〜FVnはそれぞれ、回転軸線RB,RC
に対する個々の室エレメントの互いに無関係な回動を保
証する。室エレメントUP1′がこのように回転支承さ
れて懸吊されていることによって、室エレメントUP
1′は、その走入路においてそれぞれ次のように調節さ
れる。すなわちこの場合室エレメントUP1′は、その
所望の走入位置を維持しながら、仮想の撚りポイントV
Pの範囲において、決定された撚りポジションでセント
ラルエレメントZEに巻き付けられる。このようにして
室エレメントUP1′は、撚りポイントVPに向かって
の引出し運動中にその規定された状態位置を維持する。
この結果室エレメントUP1′は撚りポイントVPにお
いて状態位置正確にもしくはポジション正確に巻付け撚
りされる。
【0099】例えばSZ撚りの場合に巻付け方向がS撚
り方向に向かって変化すると、室エレメントUP1′は
矢印Sの方向に運動させられ、この矢印Sの方向に運動
させられる室エレメントUP1′には、図12におい
て、ベースホルダGHがこの撚り運動時に同様に時計回
り方向における回転で追従する。同時に、室エレメント
UP1′は自動的に、カルダン状に懸吊された案内装置
FV1によって、回転軸線RA,RB,RCに対して変
えられた走入角度をもって、変えられた空間ポジション
へと移動し、これによって室エレメントUP1′はS撚
りのために所定された走入位置を占める。この場合しか
しながら、引出し軸線に対する傾倒又は引っ掛かりは回
避される。この場合場合によっては室エレメントUP
1′を撚りスターVS1によって幾分規定された値だけ
あらかじめ捩っておくと、室エレメントUP1′の変位
傾倒、つまり引出し軸線を中心にした室エレメントUP
1′の回動もしくは捩れを確実に制限することが可能で
ある。このことは特に、S撚りとZ撚りとの間における
方向転換範囲において大きな意味がある。
り方向に向かって変化すると、室エレメントUP1′は
矢印Sの方向に運動させられ、この矢印Sの方向に運動
させられる室エレメントUP1′には、図12におい
て、ベースホルダGHがこの撚り運動時に同様に時計回
り方向における回転で追従する。同時に、室エレメント
UP1′は自動的に、カルダン状に懸吊された案内装置
FV1によって、回転軸線RA,RB,RCに対して変
えられた走入角度をもって、変えられた空間ポジション
へと移動し、これによって室エレメントUP1′はS撚
りのために所定された走入位置を占める。この場合しか
しながら、引出し軸線に対する傾倒又は引っ掛かりは回
避される。この場合場合によっては室エレメントUP
1′を撚りスターVS1によって幾分規定された値だけ
あらかじめ捩っておくと、室エレメントUP1′の変位
傾倒、つまり引出し軸線を中心にした室エレメントUP
1′の回動もしくは捩れを確実に制限することが可能で
ある。このことは特に、S撚りとZ撚りとの間における
方向転換範囲において大きな意味がある。
【0100】例えば(SZ撚りにおいて)S撚りからZ
撚りへの巻付け方向の変化時に、室エレメントUP1′
は捩れ(Drall)によって逆時計回り方向に負荷され
る。包皮体によって取り囲まれている室エレメントUP
1′の傾倒もしくは回動は、この場合特に方向転換箇所
の範囲において、次のことによって、つまりベースホル
ダGHが回転軸線(撚り軸線RA)を中心にして逆時計
回り方向に回動させられることによって(この回動は矢
印Zによって示されている)、回避される。カルダン状
に懸吊された案内装置FV1はこの場合自動的に次のよ
うに、すなわち、室エレメントUP1′が残りの室エレ
メントUP2′〜UPn′との複合体において、Z撚り
のために所定された所望の走入位置を占めるように、調
節される。
撚りへの巻付け方向の変化時に、室エレメントUP1′
は捩れ(Drall)によって逆時計回り方向に負荷され
る。包皮体によって取り囲まれている室エレメントUP
1′の傾倒もしくは回動は、この場合特に方向転換箇所
の範囲において、次のことによって、つまりベースホル
ダGHが回転軸線(撚り軸線RA)を中心にして逆時計
回り方向に回動させられることによって(この回動は矢
印Zによって示されている)、回避される。カルダン状
に懸吊された案内装置FV1はこの場合自動的に次のよ
うに、すなわち、室エレメントUP1′が残りの室エレ
メントUP2′〜UPn′との複合体において、Z撚り
のために所定された所望の走入位置を占めるように、調
節される。
【0101】例えば巻付け長さが変化すると、系は自動
的に回転軸線RA,RB,RCを中心にした回動によっ
て反応し、そしてこの反応動作は、系が再び、室エレメ
ントUP1′〜UPn′のために負荷のない状態を有す
るまで、続く。
的に回転軸線RA,RB,RCを中心にした回動によっ
て反応し、そしてこの反応動作は、系が再び、室エレメ
ントUP1′〜UPn′のために負荷のない状態を有す
るまで、続く。
【0102】室エレメントUP1′は、図11の断面図
において、その引出し軸線と撚り軸線RAとの間におい
て測定された約25゜の走入角度EW1をもって、走入
する。同様なことは、回転対称的に配置された残りの室
エレメントUP2′〜UPn′に対しても言える。
において、その引出し軸線と撚り軸線RAとの間におい
て測定された約25゜の走入角度EW1をもって、走入
する。同様なことは、回転対称的に配置された残りの室
エレメントUP2′〜UPn′に対しても言える。
【0103】全体的に見て、撚りスターVS1は、図1
0に示された変向装置VV1と図11に示された撚りニ
プルVN1との間において、主として2つの機能を有し
ている:すなわち、 1.案内装置FV1〜FVnを備えた撚りスターVS1
は、自由走行する室エレメントUP1′〜UPn′のた
めに、予備案内装置VV1と撚りニプルVN1との間に
おける支持箇所(中間支持)として働く。この走入路に
おいて撚りスターVS1は、著しく正確な案内として働
き、特に各室エレメントのために回動又は変位傾倒を防
止する形状接続的な側部案内として働く。
0に示された変向装置VV1と図11に示された撚りニ
プルVN1との間において、主として2つの機能を有し
ている:すなわち、 1.案内装置FV1〜FVnを備えた撚りスターVS1
は、自由走行する室エレメントUP1′〜UPn′のた
めに、予備案内装置VV1と撚りニプルVN1との間に
おける支持箇所(中間支持)として働く。この走入路に
おいて撚りスターVS1は、著しく正確な案内として働
き、特に各室エレメントのために回動又は変位傾倒を防
止する形状接続的な側部案内として働く。
【0104】2.撚りスターVS1は特に、室エレメン
トUP1′〜UPn′のカルダン状に回転可能な懸吊と
案内とを生ぜしめ、これによって室エレメントUP1′
〜UPn′は、その都度の走入状態に関連して、撚りに
よって所定された方向変化に追従することができる。そ
して室エレメントUP1′〜UPn′は、空間的に所望
のポジションを正確に占めることができ、つまりこの場
合室エレメントUP1′〜UPn′はセントラルエレメ
ントZEの状態位置正確にもしくはポジション正確に巻
き付けられて撚られる。カルダン状に懸吊された案内装
置FV1は、包皮体によって取り囲まれた室エレメント
UP1′〜UPn′のために、変向装置VV1から撚り
スターVS1までのストランド部分と撚りスターVS1
から撚りニプルVN1までのストランド部分とに沿っ
て、次のことを確実に防止する。すなわちこの場合、こ
れらのストランド部分が、所望の走入位置からコントロ
ールされずに、変位傾倒又は回動することは、確実に防
止される。
トUP1′〜UPn′のカルダン状に回転可能な懸吊と
案内とを生ぜしめ、これによって室エレメントUP1′
〜UPn′は、その都度の走入状態に関連して、撚りに
よって所定された方向変化に追従することができる。そ
して室エレメントUP1′〜UPn′は、空間的に所望
のポジションを正確に占めることができ、つまりこの場
合室エレメントUP1′〜UPn′はセントラルエレメ
ントZEの状態位置正確にもしくはポジション正確に巻
き付けられて撚られる。カルダン状に懸吊された案内装
置FV1は、包皮体によって取り囲まれた室エレメント
UP1′〜UPn′のために、変向装置VV1から撚り
スターVS1までのストランド部分と撚りスターVS1
から撚りニプルVN1までのストランド部分とに沿っ
て、次のことを確実に防止する。すなわちこの場合、こ
れらのストランド部分が、所望の走入位置からコントロ
ールされずに、変位傾倒又は回動することは、確実に防
止される。
【0105】図示の実施例では、SZ撚りの複雑化され
た場合が記載されている。そして相応に、全部で3つの
回転軸線(RA,RB,RC)が選択されている。しか
しながら要求のレベルがもっと低い場合には、より少な
い数の回転軸線で作業を行うことが可能である。
た場合が記載されている。そして相応に、全部で3つの
回転軸線(RA,RB,RC)が選択されている。しか
しながら要求のレベルがもっと低い場合には、より少な
い数の回転軸線で作業を行うことが可能である。
【0106】例えば同一巻付け方向によって撚りが行わ
れる場合には、場合によっては、撚り軸線RAである回
転軸線を中心にした撚りスターVS1の回転可能性が保
証されていて、かつ付加的に、接線方向に延びる回転軸
線RBを中心にした外側の回転フレームAR1の回転が
可能であるだけで、既に十分である。つまり内側の回転
フレームIR1は、外側の回転フレームAR1内におい
て堅く保持されていてよい。巻付け長さが固定の場合に
は走入角度、つまり回転軸線RBを中心にして回転可能
な装置を去る際に時に室エレメントが成す角度は、例え
ば固定の傾斜位置の形で相応に前調節されることができ
る。
れる場合には、場合によっては、撚り軸線RAである回
転軸線を中心にした撚りスターVS1の回転可能性が保
証されていて、かつ付加的に、接線方向に延びる回転軸
線RBを中心にした外側の回転フレームAR1の回転が
可能であるだけで、既に十分である。つまり内側の回転
フレームIR1は、外側の回転フレームAR1内におい
て堅く保持されていてよい。巻付け長さが固定の場合に
は走入角度、つまり回転軸線RBを中心にして回転可能
な装置を去る際に時に室エレメントが成す角度は、例え
ば固定の傾斜位置の形で相応に前調節されることができ
る。
【0107】同一方向巻付け(Gleichschlag)において
は、相前後して異なった層が撚られるので、層の数が増
大するに連れて、撚りのための走入角度の勾配は小さく
なる。このような方向変化には、回転軸線RBを中心に
した回動によって追従することが可能であり、この場合
室エレメントUP1′に不都合な機械的な負荷が加えら
れることはない。
は、相前後して異なった層が撚られるので、層の数が増
大するに連れて、撚りのための走入角度の勾配は小さく
なる。このような方向変化には、回転軸線RBを中心に
した回動によって追従することが可能であり、この場合
室エレメントUP1′に不都合な機械的な負荷が加えら
れることはない。
【0108】また要求に応じて、接線方向の回転軸線R
Bを中心にした回転を省いて、半径方向の回転軸線RC
を中心にした回転と撚り軸線RAを中心にした回転だけ
を行うことも可能である。このようなことは特に次のよ
うな場合、すなわち、固定の巻付け長さをもってSZ撚
りで作業が行われ、複数の撚り層において生じるような
高さ補償が不必要である場合(例えば単層撚りの場合)
に、十分に可能である。同一方向巻付けによる撚りの場
合には、回転によって、半径方向に延びる回転軸線RC
が室エレメントUP1′を所望の回転方向に調節するこ
とができるので、この場合においても例えば異なった巻
付け長さを実現することが可能であり、しかもこの場合
室エレメントUP1′に不都合な機械的な負荷が加えら
れることはない。撚りスターVS1が撚り軸線RAを中
心にして回転可能に支承されていない場合、つまり位置
固定に構成されている場合には、周方向に延びる回転軸
線RBを中心にした回転によって、例えば複数層におけ
る同一方向巻付けによる撚りの場合に、高さ補償を実施
することが可能である。半径方向に延びる回転軸線RC
を中心にした回転の場合には、種々様々な巻付け長さも
しくは勾配角度に対する追従が可能である。課せられる
要求が小さい場合、特に巻付け長さが大きい場合には、
つまり、位置固定の撚りスターVS1において2つの回
転軸線RB,RCをこのように配置することによって、
SZ撚りを、室エレメントUP1′に対する比較的小さ
な機械的負荷でもって、実施することが可能である。
Bを中心にした回転を省いて、半径方向の回転軸線RC
を中心にした回転と撚り軸線RAを中心にした回転だけ
を行うことも可能である。このようなことは特に次のよ
うな場合、すなわち、固定の巻付け長さをもってSZ撚
りで作業が行われ、複数の撚り層において生じるような
高さ補償が不必要である場合(例えば単層撚りの場合)
に、十分に可能である。同一方向巻付けによる撚りの場
合には、回転によって、半径方向に延びる回転軸線RC
が室エレメントUP1′を所望の回転方向に調節するこ
とができるので、この場合においても例えば異なった巻
付け長さを実現することが可能であり、しかもこの場合
室エレメントUP1′に不都合な機械的な負荷が加えら
れることはない。撚りスターVS1が撚り軸線RAを中
心にして回転可能に支承されていない場合、つまり位置
固定に構成されている場合には、周方向に延びる回転軸
線RBを中心にした回転によって、例えば複数層におけ
る同一方向巻付けによる撚りの場合に、高さ補償を実施
することが可能である。半径方向に延びる回転軸線RC
を中心にした回転の場合には、種々様々な巻付け長さも
しくは勾配角度に対する追従が可能である。課せられる
要求が小さい場合、特に巻付け長さが大きい場合には、
つまり、位置固定の撚りスターVS1において2つの回
転軸線RB,RCをこのように配置することによって、
SZ撚りを、室エレメントUP1′に対する比較的小さ
な機械的負荷でもって、実施することが可能である。
【0109】室エレメントUP1′に対しては回転力も
しくは傾倒力が著しくわずかしか作用し得ないので、室
エレメントUP1′のテープ積層体BS1における各光
導波体テープは、室エレメントUP1′の引出し運動中
においても撚り動作中においても、その決定されたポジ
ションを維持することができ、つまりこの場合光導波体
テープが、テープ積層体BS1におけるその決定された
ポジションからずれて、許容不能なポジションに達する
ことはない。このことは特に、SZ撚りにおける方向転
換箇所の範囲において大きな意味がある。それというの
はこの場合、各室エレメントが起立して、セントラルエ
レメントZEにおいて斜めになったり、又は弾性的に曲
げられたりするおそれが、特に大きいからである。しか
しながら、カルダン状に懸吊された案内装置FV1〜F
VnとベースホルダGHとによって、室エレメントUP
1′〜UPn′が変形するようなことは確実に回避され
る。
しくは傾倒力が著しくわずかしか作用し得ないので、室
エレメントUP1′のテープ積層体BS1における各光
導波体テープは、室エレメントUP1′の引出し運動中
においても撚り動作中においても、その決定されたポジ
ションを維持することができ、つまりこの場合光導波体
テープが、テープ積層体BS1におけるその決定された
ポジションからずれて、許容不能なポジションに達する
ことはない。このことは特に、SZ撚りにおける方向転
換箇所の範囲において大きな意味がある。それというの
はこの場合、各室エレメントが起立して、セントラルエ
レメントZEにおいて斜めになったり、又は弾性的に曲
げられたりするおそれが、特に大きいからである。しか
しながら、カルダン状に懸吊された案内装置FV1〜F
VnとベースホルダGHとによって、室エレメントUP
1′〜UPn′が変形するようなことは確実に回避され
る。
【0110】各室エレメントUP1′〜UPn′のため
の案内装置FV1〜FVnをダブルにカルダン状に懸吊
することの代わりに、各1つの揺動ボールベアリング
(Pendelkugellager)又はボールジョイントを設けるこ
とも可能である。このような揺動ボールベアリング又は
ボールジョイントは、回転軸線RB,RCに対して角度
調節可能であり、かつ有利には、撚り軸線RAに対して
平行に延びる回転軸線に対して回転を制限されており、
これによって室エレメントの変位傾倒が回避されてい
る。撚り軸線RAに対するベースホルダGHの回転可能
性は、この場合場合によっては省くことが可能であり、
つまりこの場合ベースホルダGHは位置固定である。そ
してこのように懸吊された案内装置によって、したがっ
て、個々に配属されたデカルトの回転軸線系(回転軸線
RBとRCと、撚り軸線RAに対して平行に延びる回転
軸線とから成る回転軸線系)を中心にした回転運動を、
各室エレメントのために実施することが、可能である。
の案内装置FV1〜FVnをダブルにカルダン状に懸吊
することの代わりに、各1つの揺動ボールベアリング
(Pendelkugellager)又はボールジョイントを設けるこ
とも可能である。このような揺動ボールベアリング又は
ボールジョイントは、回転軸線RB,RCに対して角度
調節可能であり、かつ有利には、撚り軸線RAに対して
平行に延びる回転軸線に対して回転を制限されており、
これによって室エレメントの変位傾倒が回避されてい
る。撚り軸線RAに対するベースホルダGHの回転可能
性は、この場合場合によっては省くことが可能であり、
つまりこの場合ベースホルダGHは位置固定である。そ
してこのように懸吊された案内装置によって、したがっ
て、個々に配属されたデカルトの回転軸線系(回転軸線
RBとRCと、撚り軸線RAに対して平行に延びる回転
軸線とから成る回転軸線系)を中心にした回転運動を、
各室エレメントのために実施することが、可能である。
【0111】包皮体によって取り囲まれた室エレメント
UP1′〜UPn′をそれぞれその決定された撚りポジ
ションにおいてセントラルエレメントZEに装着するた
めに、図11に示されている撚りニプルVN1と、該撚
りニプルVN1に前置された圧着装置ADVとが設けら
れている。撚りニプルVN1は貫通管を有しており、こ
の貫通管は、その走入範囲にほぼ円錐形に先細に延びる
走入管EOを有している。この走入管EOは、撚りポイ
ントVPに向かって先細に延びており、かつ最終的には
ほぼ円筒形の走出管AOに移行している。この円筒形の
走出管AOは次のような直径を、すなわち、室エレメン
トUP1′〜UPn′を巻き付けられたセントラルエレ
メントZEをほぼ遊びなしにしかしながらまた機械的な
負荷なしに、貫通案内することができるような直径を、
有している。それぞれの室エレメント例えばUP1′
は、撚りニプルVN1への走入時に、円錐形に先細に延
びる走入管EO及び円筒形の走出管AOの内周壁AAS
に接触する。これによって、0゜以下の走入角度、特に
5゜〜20゜の間の走入角度で到着する室エレメント例
えばUP1′のための「ソフトな」連続的な移行部とし
て、セントラルエレメントZEの長手方向軸線(撚り軸
線RA)に対して平行な配置形式が可能になる。撚りニ
プルVN1の前における室エレメントUP1′の本来の
走入角度EW1は、撚りニプルVN1によって連続的に
0゜に減じられる。円錐形の走出管AOの円錐周壁は内
部において曲率半径R2を有しており、これによって、
室エレメントUP1′の座屈又は過剰な伸びが十分に回
避されるようになっている。この曲率半径R2は有利に
は、例えばU字形横断面を備えたPC製の室エレメント
UP1′のために、170〜500mmの間に選択され
ている。このようになっていると、室エレメントUP
1′は撚りニプルVN1の貫通管の内周壁AASに、外
側に向かって支持される。
UP1′〜UPn′をそれぞれその決定された撚りポジ
ションにおいてセントラルエレメントZEに装着するた
めに、図11に示されている撚りニプルVN1と、該撚
りニプルVN1に前置された圧着装置ADVとが設けら
れている。撚りニプルVN1は貫通管を有しており、こ
の貫通管は、その走入範囲にほぼ円錐形に先細に延びる
走入管EOを有している。この走入管EOは、撚りポイ
ントVPに向かって先細に延びており、かつ最終的には
ほぼ円筒形の走出管AOに移行している。この円筒形の
走出管AOは次のような直径を、すなわち、室エレメン
トUP1′〜UPn′を巻き付けられたセントラルエレ
メントZEをほぼ遊びなしにしかしながらまた機械的な
負荷なしに、貫通案内することができるような直径を、
有している。それぞれの室エレメント例えばUP1′
は、撚りニプルVN1への走入時に、円錐形に先細に延
びる走入管EO及び円筒形の走出管AOの内周壁AAS
に接触する。これによって、0゜以下の走入角度、特に
5゜〜20゜の間の走入角度で到着する室エレメント例
えばUP1′のための「ソフトな」連続的な移行部とし
て、セントラルエレメントZEの長手方向軸線(撚り軸
線RA)に対して平行な配置形式が可能になる。撚りニ
プルVN1の前における室エレメントUP1′の本来の
走入角度EW1は、撚りニプルVN1によって連続的に
0゜に減じられる。円錐形の走出管AOの円錐周壁は内
部において曲率半径R2を有しており、これによって、
室エレメントUP1′の座屈又は過剰な伸びが十分に回
避されるようになっている。この曲率半径R2は有利に
は、例えばU字形横断面を備えたPC製の室エレメント
UP1′のために、170〜500mmの間に選択され
ている。このようになっていると、室エレメントUP
1′は撚りニプルVN1の貫通管の内周壁AASに、外
側に向かって支持される。
【0112】室エレメントUP1′は内方に向かって
は、撚りニプルVN1への走入管EOの範囲において圧
着装置ADVを用いて支持されている。このために圧着
装置ADVは、ほぼ円錐形で引出し方向ARにおいて先
細に延びる支持管ASRを有している。この場合支持管
ASRは、円錐形に先細に延びる端部において次のよう
に、すなわち、支持管ASRが撚りニプルVN1の円錐
形の走入管EOの内周壁に対する対応部材として作用す
るように、構成されている。このように構成されている
ことによって、走入する室エレメントUP1′のために
内外に向かってほぼ平らな支持面が生ぜしめられる。有
利には室エレメントUP1′は、外方に向かっては2〜
100mmの間でかつ内方に向かっては0.1〜10m
mの間で支持されている。このために支持管ASRは走
入管EOの開口において、周方向で見てリング状のエア
クッション間隙をもって不動に位置しており、そしてこ
の場合自動的に、室エレメントUP1′のためにリング
状の最適な案内スロットもしくは案内間隙が、支持管A
SRと走入管EOとの間に生ぜしめられるようになって
おり、しかもこの場合当該箇所において室エレメントU
P1′の押し潰しや圧縮が生じないようになっている。
有利には案内間隙は、室エレメントUP1′の高さにほ
ぼ相当する案内高さ、特に3〜4.5mmの間の案内高
さを有している。このように構成されていると、室エレ
メントUP1′は撚りニプルVN1への走入時に、走入
管EOの内周壁AASと支持管ASRの外周壁IASと
の間のおいて、傾倒や捩れもしくは回動なしに保持され
る。すなわちこの場合室エレメントUP1′の走入位置
は、圧着装置ADVと撚りニプルVN1とによって安定
化されて位置状態が保証されることになる。
は、撚りニプルVN1への走入管EOの範囲において圧
着装置ADVを用いて支持されている。このために圧着
装置ADVは、ほぼ円錐形で引出し方向ARにおいて先
細に延びる支持管ASRを有している。この場合支持管
ASRは、円錐形に先細に延びる端部において次のよう
に、すなわち、支持管ASRが撚りニプルVN1の円錐
形の走入管EOの内周壁に対する対応部材として作用す
るように、構成されている。このように構成されている
ことによって、走入する室エレメントUP1′のために
内外に向かってほぼ平らな支持面が生ぜしめられる。有
利には室エレメントUP1′は、外方に向かっては2〜
100mmの間でかつ内方に向かっては0.1〜10m
mの間で支持されている。このために支持管ASRは走
入管EOの開口において、周方向で見てリング状のエア
クッション間隙をもって不動に位置しており、そしてこ
の場合自動的に、室エレメントUP1′のためにリング
状の最適な案内スロットもしくは案内間隙が、支持管A
SRと走入管EOとの間に生ぜしめられるようになって
おり、しかもこの場合当該箇所において室エレメントU
P1′の押し潰しや圧縮が生じないようになっている。
有利には案内間隙は、室エレメントUP1′の高さにほ
ぼ相当する案内高さ、特に3〜4.5mmの間の案内高
さを有している。このように構成されていると、室エレ
メントUP1′は撚りニプルVN1への走入時に、走入
管EOの内周壁AASと支持管ASRの外周壁IASと
の間のおいて、傾倒や捩れもしくは回動なしに保持され
る。すなわちこの場合室エレメントUP1′の走入位置
は、圧着装置ADVと撚りニプルVN1とによって安定
化されて位置状態が保証されることになる。
【0113】圧着装置ADVの支持管ASRは、有利に
は回転可能であり、かつこれによって、セントラルエレ
メントZEへの巻付け時において室エレメントUP1′
に追従することが可能である。特にSZ撚りの場合に
は、支持管ASRはS方向とZ方向との巻付け方向の交
番に相応して振動する。そしてこれによって、各室エレ
メントUP1′の引っ掛かり及びこれによる許容不能な
機械的な負荷又は裂断は、確実に回避される。支持管A
SRの回転運動は、有利には、作業ポジションにおける
撚り装置VVの調整のための評価基準として利用するこ
とができる。特にこれによって、撚りニプルVN1に対
する間隔を簡単かつ確実に規定することができる。つま
り支持管ASRを容易に回転させることによって、間隔
は最適に調節される。
は回転可能であり、かつこれによって、セントラルエレ
メントZEへの巻付け時において室エレメントUP1′
に追従することが可能である。特にSZ撚りの場合に
は、支持管ASRはS方向とZ方向との巻付け方向の交
番に相応して振動する。そしてこれによって、各室エレ
メントUP1′の引っ掛かり及びこれによる許容不能な
機械的な負荷又は裂断は、確実に回避される。支持管A
SRの回転運動は、有利には、作業ポジションにおける
撚り装置VVの調整のための評価基準として利用するこ
とができる。特にこれによって、撚りニプルVN1に対
する間隔を簡単かつ確実に規定することができる。つま
り支持管ASRを容易に回転させることによって、間隔
は最適に調節される。
【0114】支持管ASRは、リング状のボールベアリ
ングRKL2を用いて、撚りポイントVPとは反対側の
位置固定の保持部分TT2に回転可能に支承されてい
る。この保持部分TT2は、保持管TR3を介して保持
管TR2に位置固定に取り付けられている。
ングRKL2を用いて、撚りポイントVPとは反対側の
位置固定の保持部分TT2に回転可能に支承されてい
る。この保持部分TT2は、保持管TR3を介して保持
管TR2に位置固定に取り付けられている。
【0115】場合によっては、圧着装置ADVの自由回
転可能な支持管ASRと位置固定の保持部分TT2との
間に、ばねエレメントFE1が設けられていると有利で
ある。この場合ばねエレメントFE1は、引出し方向A
Rに抗して支持管ASRに作用する力(例えば反力)を
吸収し、その結果室エレメント例えばUP1′が、圧着
装置ADVの支持管ASRと撚りニプルVN1の走入管
EOとの間において、押し潰されたり圧縮されたりする
ことはなくなる。圧着装置ADVが引出し方向ARにお
いて可撓性にもしくは移動調節可能に配置されているこ
とによって、圧着装置ADVと撚りニプルVN1との間
における案内間隙における室エレメントUP1′の過負
荷を、有利に回避することが可能である。
転可能な支持管ASRと位置固定の保持部分TT2との
間に、ばねエレメントFE1が設けられていると有利で
ある。この場合ばねエレメントFE1は、引出し方向A
Rに抗して支持管ASRに作用する力(例えば反力)を
吸収し、その結果室エレメント例えばUP1′が、圧着
装置ADVの支持管ASRと撚りニプルVN1の走入管
EOとの間において、押し潰されたり圧縮されたりする
ことはなくなる。圧着装置ADVが引出し方向ARにお
いて可撓性にもしくは移動調節可能に配置されているこ
とによって、圧着装置ADVと撚りニプルVN1との間
における案内間隙における室エレメントUP1′の過負
荷を、有利に回避することが可能である。
【0116】別の有利な構成では、ばねエレメントFE
1に加えて又は該ばねエレメントFE1とは無関係に、
ばねエレメントFE2が、有利には、撚りニプルVN1
の円筒形の部分AOの外周部と位置固定の保持部分TT
3との間に、設けられている。このように構成されてい
ると、引出し方向ARとは逆向きに作用する力が、撚り
ニプルVN1に直接作用すること及びこの撚りニプルV
N1を圧着装置ADVに押し付けることは、確実に回避
される。このような付加的な安全措置によって、支持管
ASRと走入管EOとの間の案内部における室エレメン
トUP1′の過負荷は、十分かつ確実に回避される。し
たがってばねエレメントFE1,FE2は、撚り過程中
における反力に対する一種の緩衝作用を果たすことがで
き、これによって、セントラルエレメントZE、室エレ
メントUP1′、圧着装置ADV、撚りニプルVN1及
び撚り装置のその他の所与性における回避不能な製作誤
差を、補償することが可能である。
1に加えて又は該ばねエレメントFE1とは無関係に、
ばねエレメントFE2が、有利には、撚りニプルVN1
の円筒形の部分AOの外周部と位置固定の保持部分TT
3との間に、設けられている。このように構成されてい
ると、引出し方向ARとは逆向きに作用する力が、撚り
ニプルVN1に直接作用すること及びこの撚りニプルV
N1を圧着装置ADVに押し付けることは、確実に回避
される。このような付加的な安全措置によって、支持管
ASRと走入管EOとの間の案内部における室エレメン
トUP1′の過負荷は、十分かつ確実に回避される。し
たがってばねエレメントFE1,FE2は、撚り過程中
における反力に対する一種の緩衝作用を果たすことがで
き、これによって、セントラルエレメントZE、室エレ
メントUP1′、圧着装置ADV、撚りニプルVN1及
び撚り装置のその他の所与性における回避不能な製作誤
差を、補償することが可能である。
【0117】包皮体によって取り囲まれた室エレメント
UP1′〜UPn′は、最後に、決定された撚りポジシ
ョンにおいて所定かつ所望の状態位置において、結合装
置BVの保持螺条HWによって取り巻かれ、これによっ
て最終的に完成したケーブル心線CS1が形成される。
UP1′〜UPn′は、最後に、決定された撚りポジシ
ョンにおいて所定かつ所望の状態位置において、結合装
置BVの保持螺条HWによって取り巻かれ、これによっ
て最終的に完成したケーブル心線CS1が形成される。
【0118】図1〜図12の実施例においては、室エレ
メントとしてそれぞれU字形横断面を有する室エレメン
トを例にとって説明したが、しかしながら本発明による
方法及び本発明による装置は、扇形、6角形、台形、楕
円形等の横断面形状を備えた非円形の室エレメントのた
めに普遍的に使用することが可能である。同様にまた円
形横断面を有する室エレメントを巻き付けて撚ることも
可能である。製造ラインSZLの案内はこの場合、室エ
レメントの横断面形状に相応して合わせられる。
メントとしてそれぞれU字形横断面を有する室エレメン
トを例にとって説明したが、しかしながら本発明による
方法及び本発明による装置は、扇形、6角形、台形、楕
円形等の横断面形状を備えた非円形の室エレメントのた
めに普遍的に使用することが可能である。同様にまた円
形横断面を有する室エレメントを巻き付けて撚ることも
可能である。製造ラインSZLの案内はこの場合、室エ
レメントの横断面形状に相応して合わせられる。
【0119】非円形の室エレメントは、本発明による撚
り装置によって、有利には100mm〜10mの間の巻
付け長さをもって撚ることが可能である。特にSZ撚り
の場合には、200〜800mmの間の巻付け長さが選
択される。SZ撚りのためには、有利には2〜5の間の
巻付け数、特に2〜4の間の巻付け数が選択される。各
撚り方向毎に、1〜10の間で、有利には2〜8の間
で、特に4〜8の間でS撚りとZ撚りとが実施される。
SZ撚りラインの反転箇所ファクタ(Wendestellenfakt
or)は有利には次のように、すなわち、S撚りからZ撚
りへの反転箇所長さが少なくとも製品巻付け長さと同じ
長さに相当するように、しかしながら製品巻付け長さの
2倍よりは短くなるように、選択される。図3に示され
たSZ撚りラインは、1〜40m/minの間の通過走
行速度もしくは処理速度を達成することができる。そし
てこの場合非円形の室エレメントは、その撚りポイント
VPに向かって5〜40Nの間の引張り力で供給され
る。
り装置によって、有利には100mm〜10mの間の巻
付け長さをもって撚ることが可能である。特にSZ撚り
の場合には、200〜800mmの間の巻付け長さが選
択される。SZ撚りのためには、有利には2〜5の間の
巻付け数、特に2〜4の間の巻付け数が選択される。各
撚り方向毎に、1〜10の間で、有利には2〜8の間
で、特に4〜8の間でS撚りとZ撚りとが実施される。
SZ撚りラインの反転箇所ファクタ(Wendestellenfakt
or)は有利には次のように、すなわち、S撚りからZ撚
りへの反転箇所長さが少なくとも製品巻付け長さと同じ
長さに相当するように、しかしながら製品巻付け長さの
2倍よりは短くなるように、選択される。図3に示され
たSZ撚りラインは、1〜40m/minの間の通過走
行速度もしくは処理速度を達成することができる。そし
てこの場合非円形の室エレメントは、その撚りポイント
VPに向かって5〜40Nの間の引張り力で供給され
る。
【0120】SZ撚りされた製品の他に、場合によって
は、図3に示された撚りラインSZLを用いて同一方向
巻付けによって撚られた製品を製造することも可能であ
り、この場合には図3に示された撚りラインSZLの構
成成分は、同一方向巻付け撚りのために設計変更され
る。つまりこの場合図3に示された撚りラインにおい
て、例えば2つのツイスタTW1,TW2が省かれる。
そしてこれに対して貯えドラムTR1は、例えば回転す
る繰出し装置として構成され、この場合引出し装置AZ
1,AZ2は同期的に一緒に回転する。この場合同一方
向巻付けラインのためにも、図3に示されたSZ撚りラ
インにおけるとほぼ同様なライン特性が生ぜしめられ
る。
は、図3に示された撚りラインSZLを用いて同一方向
巻付けによって撚られた製品を製造することも可能であ
り、この場合には図3に示された撚りラインSZLの構
成成分は、同一方向巻付け撚りのために設計変更され
る。つまりこの場合図3に示された撚りラインにおい
て、例えば2つのツイスタTW1,TW2が省かれる。
そしてこれに対して貯えドラムTR1は、例えば回転す
る繰出し装置として構成され、この場合引出し装置AZ
1,AZ2は同期的に一緒に回転する。この場合同一方
向巻付けラインのためにも、図3に示されたSZ撚りラ
インにおけるとほぼ同様なライン特性が生ぜしめられ
る。
【0121】全体的に見て本発明による方法は、その製
造ラインによって、撚り技術における多種多様でかつ普
遍的な要求を満たすことができる。例えば非円形の室エ
レメントは、SZ撚り技術においても同一方向巻付けに
おいても、ポジション正確にかつ状態位置正確に撚り動
作を行うことができる。SZ撚りラインにおいて上に述
べた実施例は、特に、ストランド状の室エレメントを戻
り回動もしくは戻り捩れなしに確実に撚ることを可能に
する。また様々な多数の又は種々異なった室エレメント
を備えた撚り製品を、同一の撚りラインを用いてあまり
大きな組み換え処置なしに実施することが可能である。
SZ撚りラインのモジュラー構造によって、SZ撚りラ
インの構成成分、例えば撚りスター、方向付け兼予備案
内装置、変向装置、撚りニプルなどのような構成成分
は、自由に接近可能であり、かつ簡単に交換することが
可能である。このようなことは特に、有利には通信ケー
ブルのための電気及び/又は光ケーブルを製造する場合
におけるケーブル技術において、かなり大きな意味をも
つ。それというのはこのようなケーブル技術において
は、同一の撚りラインを用いて、種々様々な構造をもつ
ケーブルが製造されるからである。したがって、撚りラ
インを異なったケーブルタイプに変更することは、短い
ライン交換時間によって実現することができる。そし
て、種々様々な撚り構成成分に対する設置要求(Ausrue
stungsbedarf)のレベルが低いことに基づいて、在庫管
理に関する需要も提言することになる。
造ラインによって、撚り技術における多種多様でかつ普
遍的な要求を満たすことができる。例えば非円形の室エ
レメントは、SZ撚り技術においても同一方向巻付けに
おいても、ポジション正確にかつ状態位置正確に撚り動
作を行うことができる。SZ撚りラインにおいて上に述
べた実施例は、特に、ストランド状の室エレメントを戻
り回動もしくは戻り捩れなしに確実に撚ることを可能に
する。また様々な多数の又は種々異なった室エレメント
を備えた撚り製品を、同一の撚りラインを用いてあまり
大きな組み換え処置なしに実施することが可能である。
SZ撚りラインのモジュラー構造によって、SZ撚りラ
インの構成成分、例えば撚りスター、方向付け兼予備案
内装置、変向装置、撚りニプルなどのような構成成分
は、自由に接近可能であり、かつ簡単に交換することが
可能である。このようなことは特に、有利には通信ケー
ブルのための電気及び/又は光ケーブルを製造する場合
におけるケーブル技術において、かなり大きな意味をも
つ。それというのはこのようなケーブル技術において
は、同一の撚りラインを用いて、種々様々な構造をもつ
ケーブルが製造されるからである。したがって、撚りラ
インを異なったケーブルタイプに変更することは、短い
ライン交換時間によって実現することができる。そし
て、種々様々な撚り構成成分に対する設置要求(Ausrue
stungsbedarf)のレベルが低いことに基づいて、在庫管
理に関する需要も提言することになる。
【0122】図3に示されたSZ撚りラインSZLの構
成成分に対しては、例えば以下に記載のような間隔特性
が与えられる: 方向付け兼挿入装置AEVと押出し射出ヘッドEXKと
の間の間隔:500〜700mmの間 押出し射出ヘッドEXKと冷却装置CBの入口との間の
間隔:約100mm 冷却装置CBの長さ:約1000mm 冷却装置CBの出口と撚り装置VVとの間の間隔:約2
00mm 撚り装置VVの長さ:約750mm 撚り装置VVの出口と撚りニプルVN1との間の間隔:
50mm 方向付け兼挿入装置AEVから仮想の撚りポイントVP
までのSZ撚りラインの全長:3100mm 場合によっては、あらかじめ別個の作業工程において室
エレメントにテープ積層体を挿入し、次いでテープ積層
体を挿入された室エレメントをプラスチック包皮体によ
って取り囲むことも、有利である。もちろん図11に示
された本発明による撚り装置VV2は、このように前処
理された室エレメントのためにも適している。
成成分に対しては、例えば以下に記載のような間隔特性
が与えられる: 方向付け兼挿入装置AEVと押出し射出ヘッドEXKと
の間の間隔:500〜700mmの間 押出し射出ヘッドEXKと冷却装置CBの入口との間の
間隔:約100mm 冷却装置CBの長さ:約1000mm 冷却装置CBの出口と撚り装置VVとの間の間隔:約2
00mm 撚り装置VVの長さ:約750mm 撚り装置VVの出口と撚りニプルVN1との間の間隔:
50mm 方向付け兼挿入装置AEVから仮想の撚りポイントVP
までのSZ撚りラインの全長:3100mm 場合によっては、あらかじめ別個の作業工程において室
エレメントにテープ積層体を挿入し、次いでテープ積層
体を挿入された室エレメントをプラスチック包皮体によ
って取り囲むことも、有利である。もちろん図11に示
された本発明による撚り装置VV2は、このように前処
理された室エレメントのためにも適している。
【図1】本発明による光ケーブルを拡大して示す横断面
図である。
図である。
【図2】図1に示された光ケーブルにおける光導波体テ
ープを拡大して示す横断面図である。
ープを拡大して示す横断面図である。
【図3】図1に示された光ケーブルを製造するためのラ
イングループを備えたSZ撚りラインを概略的に示す全
体図である。
イングループを備えたSZ撚りラインを概略的に示す全
体図である。
【図4】図3に示されたライングループの部分であっ
て、U字形成形エレメントである室エレメントを方向付
けかつ光導波体テープに挿入するために働く部分を示す
図である。
て、U字形成形エレメントである室エレメントを方向付
けかつ光導波体テープに挿入するために働く部分を示す
図である。
【図5】図4に示された室エレメントのための方向付け
の様子を示す横断面図である。
の様子を示す横断面図である。
【図6】室エレメントの方向付けの別の実施例を示す図
である。
である。
【図7】図3に示されたライングループの第2の部分で
ある押出し装置を示す図である。
ある押出し装置を示す図である。
【図8】図7に示された押出し装置を図7に対して垂直
に90゜だけ旋回させて示す図である。
に90゜だけ旋回させて示す図である。
【図9】図3に示されたライングループの第3の部分で
ある冷却装置を示す図である。
ある冷却装置を示す図である。
【図10】図3に示されたライングループの第4の部分
である、室エレメントのための変向装置を示す断面図で
ある。
である、室エレメントのための変向装置を示す断面図で
ある。
【図11】図3に示されたライングループの別の部分で
あって、カルダン状に懸吊された案内装置を備えた撚り
スターと、所属の圧着装置を備えた撚りニプルとを示す
図である。
あって、カルダン状に懸吊された案内装置を備えた撚り
スターと、所属の圧着装置を備えた撚りニプルとを示す
図である。
【図12】図11に示された撚りスターのカルダン状に
懸吊された案内装置を示す図である。
懸吊された案内装置を示す図である。
OC1 光ケーブル、 UP1〜UPn,UP1′〜U
Pn′,ASK 室エレメント、 VL1 撚り層、
LW1〜LWn 光導波体、 HA1〜HAn包皮体、
BL1〜BL10 光導波体テープ、 BS1〜BS
n テープ積層体、 AV1〜AVn カバーエレメン
ト、 DUM ダミーテープ、 VP撚りポイント、
RA 撚り軸線、 EX1 押出し装置、 AEG 方
向付け兼挿入装置、 CB 冷却装置、 VV1 変向
装置、 FV1〜FVn 案内装置、 VS1 撚りス
ター、 VN1 撚りニプル、 ADV 圧着装置
Pn′,ASK 室エレメント、 VL1 撚り層、
LW1〜LWn 光導波体、 HA1〜HAn包皮体、
BL1〜BL10 光導波体テープ、 BS1〜BS
n テープ積層体、 AV1〜AVn カバーエレメン
ト、 DUM ダミーテープ、 VP撚りポイント、
RA 撚り軸線、 EX1 押出し装置、 AEG 方
向付け兼挿入装置、 CB 冷却装置、 VV1 変向
装置、 FV1〜FVn 案内装置、 VS1 撚りス
ター、 VN1 撚りニプル、 ADV 圧着装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴァルデマール シュテックライン ドイツ連邦共和国 コブルク アム シー スシュタント 13アー (72)発明者 クレメンス ウンガー ドイツ連邦共和国 レーデンタール シュ ロスガルテン 3
Claims (58)
- 【請求項1】 ストランド状の室エレメント(UP1〜
UPn)を備えた光ケーブル(OC1)であって、該室
エレメント(UP1〜UPn)が、少なくとも1つの撚
り層(VL1)に配置されていて、該室エレメント(U
P1〜UPn)の開放した室(KA1〜KAn)が、光
導波体(LW1〜LWn)を収容するために働く形式の
ものにおいて、光導波体(LW1〜LWn)を挿入され
た室エレメント(UP1〜UPn)がそれぞれ、該室エ
レメント(UP1〜UPn)の上に押出し成形された包
皮体(HA1〜HAn)によって回りを被覆されている
ことを特徴とする光ケーブル。 - 【請求項2】 各包皮体(HA1〜HAn)が、引出し
可能に、室エレメントの上に押出し成形されている、請
求項1記載の光ケーブル。 - 【請求項3】 各包皮体(HA1〜HAn)が次のよう
に、すなわち該包皮体によって被覆されている室エレメ
ント(UP1′)がそれぞれ、本来の室エレメント(U
P1)とほぼ同じ成形横断面形状を有するように、室エ
レメントの上に押出し成形されている、請求項1又は2
記載の光ケーブル。 - 【請求項4】 押出し成形される包皮体(HA1)のた
めに弾性的なプラスチックが選択されている、請求項1
から3までのいずれか1項記載の光ケーブル。 - 【請求項5】 押出し成形される包皮体(HA1)のた
めにLLDPE又はLDPEが選択されている、請求項
4記載の光ケーブル。 - 【請求項6】 押出し成形された包皮体(HA1)が次
のように、すなわち各室エレメント(UP1)に対して
独立した押出し成形層が形成されるように、室エレメン
トの上に押出し成形されている、請求項1から第5項ま
でのいずれか1項記載の光ケーブル。 - 【請求項7】 押出し成形される包皮体(HA1)のた
めにそれぞれ、所属の室エレメント(UP1)よりも軟
質のプラスチックが選択されている、請求項1から6ま
でのいずれか1項記載の光ケーブル。 - 【請求項8】 各室エレメント(UP1)のために、高
い機械的な強度を備えた剛性のプラスチックが選択され
ている、請求項1から7までのいずれか1項記載の光ケ
ーブル。 - 【請求項9】 プラスチックとしてPC又はPEI
(「Ultem」)が選択されている、請求項8記載の光ケ
ーブル。 - 【請求項10】 それぞれ押出し成形される包皮体(H
A1)の処理温度が、所属の室エレメント(UP1)の
処理温度よりも低く選択されている、請求項1から9ま
でのいずれか1項記載の光ケーブル。 - 【請求項11】 各包皮体(HA1)が、所属の室エレ
メント(UP1)の壁厚の10〜80%、特に20〜6
0%の間の壁厚を有している、請求項1から10までの
いずれか1項記載の光ケーブル。 - 【請求項12】 各包皮体(HA1)のために0.1〜
0.5mmの間の壁厚が選択されている、請求項11記
載の光ケーブル。 - 【請求項13】 室エレメント(UP1〜UPn)に、
少なくとも1つの光導波体テープ(BL1〜BL10)
が挿入されている、請求項1から12までのいずれか1
項記載の光ケーブル。 - 【請求項14】 光導波体テープ(BL1〜BL10)
が室エレメント(UP1〜UPn)内においてそれぞ
れ、テープ積層体(BS1〜BSn)にまとめられてい
る、請求項13記載の光ケーブル。 - 【請求項15】 室エレメント(UP1〜UPn)が非
円形に構成されている、請求項1から14までのいずれ
か1項記載の光ケーブル。 - 【請求項16】 非円形の室エレメント(UP1〜UP
n)が、U字形の成形横断面を有している、請求項15
記載の光ケーブル。 - 【請求項17】 室エレメント(ASK)の側面がそれ
ぞれ、室開口に向かって互いに離れる方向に、外方に向
かって拡開されている、請求項1から16までのいずれ
か1項記載の光ケーブル。 - 【請求項18】 室エレメント(ASK)の側面が補強
されている、請求項1から17までのいずれか1項記載
の光ケーブル。 - 【請求項19】 室エレメント(UP1〜UPn)がほ
ぼ方形の室(KA1〜KAn)を有している、請求項1
から18までのいずれか1項記載の光ケーブル。 - 【請求項20】 室(KA1〜KAn)の開口がそれぞ
れ半径方向外側に向かって方向付けられている、請求項
1から19までのいずれか1項記載の光ケーブル。 - 【請求項21】 室開口がそれぞれ半径方向内側に向か
って方向付けられている、請求項1から19までのいず
れか1項記載の光ケーブル。 - 【請求項22】 各包皮体(HA1)が室エレメント
(UP1)の室開口(KA1)を、外方に向かってシェ
ル状に湾曲されて覆っている、請求項1から21までの
いずれか1項記載の光ケーブル。 - 【請求項23】 包皮体(HA1〜HAn)がそれぞれ
室(KA1〜KAn)を、該室に挿入された光導波体
(LW1〜LWn)に対して自由空間をもって、取り囲
んでいる、請求項1から22までのいずれか1項記載の
光ケーブル。 - 【請求項24】 各1つのカバーエレメント(AV1)
が、各室(KA1)に挿入された光導波体(LW1〜L
Wn)に該室の室開口の範囲において装着されている、
請求項1から23までのいずれか1項記載の光ケーブ
ル。 - 【請求項25】 カバーエレメントとして各1つのカバ
ーフリース(AV1)が設けられている、請求項24記
載の光ケーブル。 - 【請求項26】 カバーエレメントとして、ファイバを
有していない各1つのテープ(「ダミー」テープ)(D
UM)が設けられている、請求項25記載の光ケーブ
ル。 - 【請求項27】 光ケーブル(OC1)を製造する方法
であって、ストランド状の室エレメント(UP1〜UP
n)を少なくとも1つのリング状の撚り層(VL1)に
撚り合わせ、室エレメント(UP1〜UPn)の室(K
A1〜KAn)にそれぞれ光導波体(LW1〜LWn)
を挿入する形式の方法において、光導波体(LW1〜L
Wn)を挿入された室エレメント(UP1〜UPn)
を、その撚り動作の前に、押出し成形によりそれぞれ包
皮体(HA1〜HAn)によって被覆することを特徴と
する、光ケーブルを製造する方法。 - 【請求項28】 各包皮体(HA1)を次のように、す
なわち該包皮体(HA1)がそれぞれ所属の室エレメン
ト(UP1)から容易に除去可能であるように、該室エ
レメントの上に押出し成形する、請求項27記載の方
法。 - 【請求項29】 各包皮体(HA1)を次のように、す
なわち、該包皮体(HA1)によって被覆された室エレ
メント(UP1′)が、本来の室エレメント(UP1)
をほぼ等しい成形横断面を維持するように、それぞれ所
属の室エレメント(UP1)の上に押出し成形する、請
求項27又は28記載の方法。 - 【請求項30】 室エレメント(UP1〜UPn)をリ
ング状に、セントラルエレメント(ZE)の上に巻き付
けて撚る、請求項27から29までのいずれか1項記載
の方法。 - 【請求項31】 室エレメント(UP1〜UPn)をそ
の撚りポイント(VP)への走入路において、それぞれ
個々に、所定可能な走入位置へと方向付ける、請求項2
7から30までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項32】 室エレメント(UP1〜UPn)をそ
の撚りポイント(VP)への走入路において、該室エレ
メントの室開口が半径方向外側を向くように又は半径方
向内側を向くように、方向付ける、請求項31項記載の
方法。 - 【請求項33】 室エレメント(UP1〜UPn)をそ
の共通の撚りポイント(VP)への走入路の始めにおい
て、それぞれ、共通の撚り軸線(RA)の回りに同心的
に分配配置させる、請求項27から32までのいずれか
1項記載の方法。 - 【請求項34】 室エレメント(UP1〜UPn)の室
(KA1〜KAn)内に、該室エレメント(UP1〜U
Pn)のための包皮体(HA1〜HAn)を押出し成形
する前に、光導波体(LW1〜LWn)又は光導波体テ
ープ(BL1〜BL10)を挿入する、請求項27から
33までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項35】 それぞれ複数の光導波体テープ(BL
1〜BL10)をほぼ方形の1つのテープ積層体(BS
1〜BSn)にまとめ、該テープ積層体(BS1〜BS
n)をそれぞれ室(KA1〜KAn)に挿入する、請求
項34記載の方法。 - 【請求項36】 室エレメント(UP1〜UPn)内にお
ける光導波体(LW1〜LWn)の上に、該室エレメン
ト(UP1〜UPn)のための包皮体(HA1〜HA
n)を押出し成形する前に、それぞれ1つのカバーエレ
メント(AV1〜AVn)を載設する、請求項27から
35までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項37】 室エレメントとして、非円形の撚りエ
レメントを選択する、請求項27から36までのいずれ
か1項記載の方法。 - 【請求項38】 室エレメントとして、セクタ状の、特
に台形又は楕円形の成形エレメントを選択する、請求項
27から37までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項39】 室エレメントとして、ストランド状の
U字形成形エレメント(UP1〜UPn)を選択する、
請求項27から37までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項40】 室エレメント(ASK)を側面補強す
る、請求項27から39までのいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項41】 室エレメント(ASK)の側面をそれ
ぞれ、室開口に向かって互いに外方に向かって離れるよ
うに拡開させる、請求項27から40までのいずれか1
項記載の方法。 - 【請求項42】 包皮体(HA1〜HAn)によって取
り囲まれた室エレメント(UP1′〜UPn′)を同一
巻付け方向で撚る、請求項27から41までのいずれか
1項記載の方法。 - 【請求項43】 包皮体(HA1〜HAn)によって取
り囲まれた室エレメント(UP1′〜UPn′)を、少
なくとも1つの撚り層においてSZ撚りする、請求項2
7から41までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項44】 包皮体(HA1〜HAn)によって取
り囲まれた室エレメント(UP1′〜UPn′)をそれぞ
れ、100〜1000mmの間の巻付け長さ、特に30
0〜700mmの間の巻付け長さで撚る、請求項43記
載の方法。 - 【請求項45】 包皮体(HA1〜HAn)によって取
り囲まれた室エレメント(UP1′〜UPn′)をそれ
ぞれ、撚り方向(S撚りもしくはZ撚り)毎に1〜10
の間の巻付け数で、互いに撚り合わせる、請求項43又
は44記載の方法。 - 【請求項46】 包皮体(HA1〜HAn)によって取
り囲まれた室エレメント(UP1′〜UPn′)をそれ
ぞれ、少なくともほぼその製品巻付け長さに相当する、
S撚りからZ撚りへの反転箇所長さをもって、互いに撚
り合わせる、請求項43から45までのいずれか1項記
載の方法。 - 【請求項47】 包皮体(HA1〜HAn)を押出し成
形した後で、該包皮体(HA1〜HAn)によって取り
囲まれた室エレメント(UP1′〜UPn′)を冷却す
る、請求項27から46までのいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項48】 包皮体(HA1〜HAn)を押出し成
形した後で、該包皮体(HA1〜HAn)によって取り
囲まれた室エレメント(UP1′〜UPn′)を次のよ
うに、すなわち、該室エレメント(UP1′〜UP
n′)がそれぞれ所定の走入位置でその共通の撚りポイ
ント(VP)に向かって導かれるように、予備案内しか
つ変向させる、請求項27から47までのいずれか1項
記載の方法。 - 【請求項49】 包皮体(HA1〜HAn)によって取
り囲まれた室エレメント(UP1′〜UPn′)を撚り
ポイント(VP)へのそれぞれの走入路においてそれぞ
れ次のように、すなわち、包皮体(HA1〜HAn)に
よって取り囲まれたこれらの室エレメント(UP1′〜
UPn′)に対して、その撚りポイント(VP)の前に
おいてそれぞれ個々に、それぞれ所望の走入位置への方
向付けが可能になるように、懸吊しかつ案内する、請求
項27から48までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項50】 包皮体(HA1〜HAn)によって取
り囲まれた室エレメント(UP1′〜UPn′)を、少
なくとも1つの支持箇所において、撚りポイント(V
P)への走入路に沿って、カルダン状に懸吊しかつ案内
する、請求項27から49までのいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項51】 請求項1記載の光ケーブルを製造する
装置であって、光導波体(LW1〜LWn)を挿入され
た室エレメント(UP1〜UPn)を撚る前に、該室エ
レメント(UP1〜UPn)の回りに包皮体(HA1〜
HAn)を装着するために働く少なくとも1つの押出し
装置(EX1)が、設けられていることを特徴とする、
光ケーブルを製造する装置。 - 【請求項52】 押出し装置(EX1)に方向付け兼挿
入装置(AEG)が前置されており、この場合それぞれ
室エレメント(UP1〜UPn)が、所定可能な挿入位
置へと方向付け可能であり、かつ光導波体が該挿入位置
に規定された形式で挿入可能である、請求項51記載の
装置。 - 【請求項53】 包皮体(HA1〜HAn)によって取
り囲まれた室エレメント(UP1′〜UPn′)を冷却
するための冷却装置(CB)が、押出し装置(EX1)
に後置されている、請求項51又は52記載の装置。 - 【請求項54】 光導波体(LW1〜LWn)を挿入さ
れかつ包皮体(HA1〜HAn)によって取り囲まれた
室エレメント(UP1′〜UPn′)を変向するための
変向装置(VV1)が、該室エレメント(UP1′〜U
Pn′)がその撚りポイント(VP)に向かってそれぞ
れ個々に変向可能であるように、設けられている、請求
項51から53までのいずれか1項記載の装置。 - 【請求項55】 包皮体(HA1〜HAn)によって取
り囲まれた室エレメント(UP1′〜UPn′)のため
に、撚りポイント(VP)への該室エレメント(UP
1′〜UPn′)の走入路に、それぞれ個々に回転支承
された案内装置(FV1〜FVn)が設けられており、
該案内装置(FV1〜FVn)が、室エレメント(UP
1′〜UPn′)に対してその撚りポイント(VP)の
前でそれぞれ個々に、所望の走入位置への方向付けを可
能にしている、請求項51から54までのいずれか1項
記載の装置。 - 【請求項56】 案内装置(FV1〜FVn)が、回転
支承された撚りスター(VS1)にカルダン状に懸吊さ
れている、請求項55記載の装置。 - 【請求項57】 室エレメント(UP1′〜UPn′)
を撚るために、所属の圧着装置(ADV)を備えた撚り
ニプル(VN1)が設けられている、請求項51から5
6までのいずれか1項記載の装置。 - 【請求項58】 光導波体がそれぞれ、光導波体テープ
積層体(BS1〜BSn)の形で室エレメント(UP1
〜UPn)に挿入可能である、請求項51〜57までの
いずれか1項記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4318304A DE4318304A1 (de) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | Optisches Kabel, Verfahren zu dessen Herstellung und Einrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
DE4318304.2 | 1993-06-02 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06347673A true JPH06347673A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=6489446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6121318A Pending JPH06347673A (ja) | 1993-06-02 | 1994-06-02 | 光ケーブル及び光ケーブルを製造する方法並びに光ケーブルを製造する装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06347673A (ja) |
DE (1) | DE4318304A1 (ja) |
FR (1) | FR2706046B1 (ja) |
IT (1) | IT1269863B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19940820A1 (de) * | 1999-08-27 | 2001-03-29 | Siemens Ag | Lichtwellenleiter-Kabel mit hinsichtlich ihrer Oberfläche optimierten LWL-Kammern |
US8074596B2 (en) | 2007-04-30 | 2011-12-13 | Corning Cable Systems Llc | Apparatus for forming a sheath over an elongate member, extruder system and method of manufacturing a fiber optic cable |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8531673D0 (en) * | 1985-12-23 | 1986-02-05 | Telephone Cables Ltd | Optical fibre units |
US5210813A (en) * | 1991-01-17 | 1993-05-11 | Siemens Aktiengesellschaft | Optical cable and method for manufacturing the optical cable |
FR2681149B1 (fr) * | 1991-09-09 | 1993-11-12 | Alcatel Cable | Dispositif d'insertion de rubans a fibres optiques dans les rainures helicouidales d'un jonc rainure. |
DE4200488A1 (de) * | 1992-01-10 | 1993-07-15 | Siemens Ag | Optisches kabel mit mehreren kammerelementen |
ATE139628T1 (de) * | 1992-03-03 | 1996-07-15 | Siemens Ag | Optisches kabel und verfahren zu dessen herstellung |
DE4211489A1 (de) * | 1992-04-06 | 1993-10-07 | Siemens Ag | Optisches Übertragungselement |
-
1993
- 1993-06-02 DE DE4318304A patent/DE4318304A1/de not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-05-27 FR FR9406465A patent/FR2706046B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1994-05-30 IT ITMI941113A patent/IT1269863B/it active IP Right Grant
- 1994-06-02 JP JP6121318A patent/JPH06347673A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
IT1269863B (it) | 1997-04-15 |
ITMI941113A1 (it) | 1995-11-30 |
ITMI941113A0 (it) | 1994-05-30 |
FR2706046B1 (fr) | 1997-07-04 |
DE4318304A1 (de) | 1994-12-08 |
FR2706046A1 (fr) | 1994-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5751879A (en) | Wound optical fiber cable including robust component cable(s) and a system for manufacture of the cable | |
US6841729B2 (en) | Self-supporting cable and manufacturing method therefor | |
US9256043B2 (en) | Strength member system for fiber optic cable | |
US20040076386A1 (en) | Non-round filler rods and tubes with superabsorbent water swellable material for large cables | |
GB2310294A (en) | Producing a reinforced optical cable by extrusion | |
WO2020095958A1 (ja) | 光ファイバケーブル | |
KR100526506B1 (ko) | 공기압 포설을 위한 광섬유 케이블 | |
JP2002006186A (ja) | フレックスチューブユニットのソリッド撚り方法および装置 | |
WO1996015466A1 (en) | Optical fibre cable | |
EP1376181B1 (en) | Buffered optical fibers and methods of making same | |
US6973245B2 (en) | Optical fiber cables | |
JP2003329905A (ja) | 光ファイバケーブル | |
US5487126A (en) | Optical cable and process for producing the same | |
US20040050580A1 (en) | Low cost, high performance flexible reinforcement for communications cable | |
US11194108B2 (en) | Slot-type optical cable | |
JPH06347673A (ja) | 光ケーブル及び光ケーブルを製造する方法並びに光ケーブルを製造する装置 | |
CN115616723B (zh) | 一种气吹光缆及其制造方法 | |
JP3795864B2 (ja) | S−z方式で撚られた抗張力体を備える屋内用光ケーブル | |
US6500365B1 (en) | Process for the manufacture of an optical core for a telecommunications cable | |
JP3924426B2 (ja) | 光ファイバケーブル用スペーサの製造方法 | |
US9079370B2 (en) | Method for extruding a drop cable | |
EP1550890A1 (en) | Optical fibre cables | |
US11454775B1 (en) | Methods for forming cables with shapeable strength members | |
US20230258895A1 (en) | Sz strand retention of assymetrical optical fiber ribbon units by a conforming tensioned elastomer shell | |
US6554938B1 (en) | Over-coated optical fiber and manufacturing method thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040303 |