JPH06347167A - 布はくの熱風乾燥機 - Google Patents

布はくの熱風乾燥機

Info

Publication number
JPH06347167A
JPH06347167A JP16423593A JP16423593A JPH06347167A JP H06347167 A JPH06347167 A JP H06347167A JP 16423593 A JP16423593 A JP 16423593A JP 16423593 A JP16423593 A JP 16423593A JP H06347167 A JPH06347167 A JP H06347167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot air
net conveyor
hot
air guide
net
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16423593A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Nose
勝彦 能勢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinsei Industries Co Ltd
Shinsei Kogyo KK
Original Assignee
Shinsei Industries Co Ltd
Shinsei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinsei Industries Co Ltd, Shinsei Kogyo KK filed Critical Shinsei Industries Co Ltd
Priority to JP16423593A priority Critical patent/JPH06347167A/ja
Publication of JPH06347167A publication Critical patent/JPH06347167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 布はくを蛇行変形や垂れ下がりの伸び変形の
ない状態で、均一に効率的に乾燥することができる熱風
乾燥機を提供する。 【構成】 ネットコンベアー11の両側方部に、ネット
コンベアー11に沿って延在する熱風供給ダクト13、
14を設け、両熱風供給ダクト13、14を、延在方向
に間隔をおいて、ネットコンベアー11の幅方向に延び
る中央減縮形の熱風誘導管15を介して接続し、かつ各
熱風誘導管15に、ネットコンベアー11の全幅に臨む
板状の熱風ガイド17付きスリット形熱風放出ノズル1
6を設け、さらに熱風誘導管15の背後部に、ネットコ
ンベアー11に沿って延在する熱風回収ダクト18を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は布はく、例えばプリン
ト工程を出た布はくを、ネットコンベアーで搬送しなが
ら熱風を作用させて乾燥する熱風乾燥機の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の熱風乾燥機としては、熱風炉な
どの熱風室内に、ネットコンベアーの表面に対向して延
在する熱風供給ダクトを設け、該熱風供給ダクトに、そ
の延在方向に間隔をおいて、ネットコンベアーに正対す
るとともに先端に板状のネットコンベアー延在方向の熱
風ガイドを付設したスリット形またはパンチングホール
形熱風放出(吹き出し)ノズルを設置し、かつ熱風供給
ダクトの両側方部に熱風回収ダクトを設けたものが慣用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この慣用の熱風乾燥機
においては、各熱風放出ノズルから放出される熱風は大
半が、ネットコンベアーの表面に支持した布はくに接触
しながら、各熱風放出ノズルの前後に流動し、隣接する
熱風放出ノズルと熱風供給ダクトで形成される空間を通
して、側方の熱風回収ダクトに流入していくが、隣接す
る熱風放出ノズルと熱風供給ダクトで形成される各空間
の中央部には、熱風の溜りが生じ易いことから、布はく
に乾燥斑が生じるほか、ネットコンベアーの側方に位置
する熱風回収管への熱風の流動の方向性のため、熱風放
出ノズルから放出された熱風の相当量は、ネットコンベ
アーの幅方向に流動して、特にネットコンベアーに偏心
状態で支持される布はくに対してはこれを幅方向に移動
(横流れ)させるので、乾燥に斑ができるという問題が
ある。
【0004】また慣用の熱風乾燥機では、隣接する熱風
放出ノズルと熱風供給ダクトによって形成される空間部
は実質上常に熱風が流動していることから、正(プラ
ス)の静圧状態にあり、このため布はくは熱風放出ノズ
ル間においても、熱風放出ノズル対向部と同じように、
ネットコンベアーに押し付けられて、ネットコンベアー
に密着した状態で搬送されるが、ニットのように伸びや
すい布はくを、転向ローラーを介して上下に延在させた
ネットコンベアーにより搬送しながら熱風乾燥する場合
には、布はくがネットコンベアーの表面の上から下への
転向部で、その自重で垂れ下がって伸びる状態が生じて
も、上記のようなネットコンベアーに対する密着搬送の
点から、この垂れ下がりの伸びを吸収するには布はく変
形させるような強い張力を付与するという不適切な方策
以外は方策がないため、この垂れ下がりの伸びを吸収す
ることができず、従って乾燥が不均一になるとともに、
乾燥操作を停止しなければならなくなるという問題があ
る。
【0005】この発明は上記のような問題に鑑み、布は
くを伸びやすいものも含めて、幅方向の移動による蛇行
変形や垂れ下がりの伸び変形の生じない状態で、均一に
かつ高効率、高能率で乾燥することができる熱風乾燥機
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば上記の
目的を達成するために、基本的には、ネットコンベアー
の両側方部に、ネットコンベアーに沿って延在する熱風
供給ダクトを設け、両熱風供給ダクトを、延在方向に間
隔をおいて、ネットコンベアーの表面対向部をネットコ
ンベアーの幅方向に延びる熱風誘導管を介して接続する
とともに、各熱風誘導管にネットコンベアーの表面の実
質上全幅に臨むネットコンベアーの延在方向の熱風ガイ
ド付き熱風放出ノズルを設け、かつ熱風誘導管の背後部
(反ネットコンベアー側部)に、ネットコンベアーに沿
って延在するとともに各熱風回収管間対応部に熱風回収
口を有する熱風回収ノズルを設ける。
【0007】この発明における熱風誘導管は、ネットコ
ンベアーの幅方向の中央部に向かって断面が縮小する中
央漸縮形に形成することができる。
【0008】またこの発明によれば、変形構成として、
ネットコンベアーが転向ローラーを介して上下に延びる
場合には、ネットコンベアーの表面に上方から臨む熱風
放出ノズルは実質上ネットコンベアーに正対し、ネット
コンベアーの表面に下方から臨む熱風放出ノズルはネッ
トコンベアーの進行方向を向く(進行方向に傾斜する)
ように設置する。
【0009】
【作用】この発明の基本的な構成においては、ネットコ
ンベアーの表面対向部に位置する熱風回収管への熱風の
流動の方向性のために、熱風供給ダクト、各熱風誘導管
を介して各熱風放出ノズルからネットコンベアーの表面
に向けて放出される熱風の大部分は、ネットコンベアー
の表面に支持されて搬送される布はくに接触しながら、
各熱風放出ノズルの前後に流れた後、隣接する熱風放出
ノズル及び熱風誘導管の間の各空間から各熱風回収口を
通して、熱風回収ダクトに流入するという形態で、ネッ
トコンベアーの表面及びその対向部に滞留することなく
流動し、布はくを蛇行させることがない僅少量の熱風だ
けがネットコンベアーの幅方向に流れる。
【0010】熱風誘導管を中央漸縮形に形成すると、熱
風放出ノズルから放出される熱風量がその全長にわたっ
て均等化される。
【0011】またこの発明においては、熱風放出ダクト
に対向する部分は熱風の放出により正圧の状態で、この
部分では布はくはネットコンベアーの表面に付着するの
に対し、隣接する熱風放出ノズルの間の空間は、熱風回
収ダクトによる熱風の回収により負圧の状態で、このた
めこの部分では布はくはネットコンベアーの表面に軽く
タッチしたまたはネットコンベアーの表面から僅かに離
れた不付着状態になり、このような付着と不付着の二つ
の状態が布はくの各部について繰り返される。従ってこ
の発明の変形構成により、布はくに常に進行方向に向か
う熱風が作用するようにすると、布はくがネットコンベ
アーの表面の上から下への転向部で、その自重で垂れ下
がって伸びても、進行方向に向かう熱風によって不付着
部が前方へ送られるという形で、この伸びが無理なく吸
収される。
【0012】
【実施例】図面はこの発明の一実施例の構成概要を示し
たもので、熱風乾燥室20内に、転向ローラー12を介
して上下に転向して段状に延びるネットコンベアー11
の表面対向部の両側に、ネットコンベアー11と平行に
延びる一対の熱風供給ダクト13、14を設ける一方、
両熱風供給ダクト13、14の間のネットコンベアー1
1の表面対向部に、ネットコンベアー11の延在方向に
間隔をおいて、両熱風供給ダクト13、14間をネット
コンベアー11の幅方向の中央部に向かって高さが低下
(従って断面が減少)するように延びる中央漸縮勾配の
熱風誘導管15を介して、ネットコンベアー11の表面
に臨む板状の熱風ガイド17付きスリット形熱風放出ノ
ズル16を、ネットコンベアー11がその下方を延びる
部分ではネットコンベアー11に正対し、ネットコンベ
アー11がその上方を延びる部分ではネットコンベアー
11の進行方向に向く(傾斜する)ように設置し、さら
に熱風誘導管15の背後のネットコンベアー11の表面
対向部をネットコンベアー11に沿って延びるとともに
両熱風供給ダクト13、14の側壁部と各熱風誘導管1
5の背壁部を周壁部として共用しかつ隣接する各熱風誘
導管15間部を熱風回収口19とする熱風回収ダクト1
8を設けた構造からなっている。
【0013】この図示例では、特に熱風供給ダクト1
3、14と熱風回収ダクト18の配置関係及び熱風誘導
管15の中央漸縮勾配形状の点から、両熱風供給ダクト
13、14から各熱風誘導管15及び熱風ガイド17付
きの各熱風放出ノズル16を通してネットコンベアー1
1の表面に向けて放出される熱風は、ネットコンベアー
11の幅方向の全体にわたって実質上均等で、その実質
部はネットコンベアー11で搬送される布はく20に接
触してこれを乾燥しながら、各熱風放出ノズル16の前
後に流れた後、隣接する熱風放出ノズル16及び熱風誘
導管15の間の各空間部から各熱風回収口19を通し
て、熱風回収ダクト18内に流入し、ネットコンベアー
11の幅方向に流れる熱風量は僅かである。
【0014】また既述のように、熱風放出ノズル16に
対向する部分では正圧状態のために、布はく21はネッ
トコンベアー11の表面に付着し、また隣接する熱風放
出ノズル16の間の空間では負圧状態のために、布はく
21はネットコンベアー11の表面に軽くタッチした不
付着状態またはネットコンベアー11の表面から僅かに
離れた不付着状態なるが、このように布はく21の各部
がネットコンベアー11の表面に対して付着状態と不付
着状態を繰り返しながら搬送される過程において、ネッ
トコンベアー11の表面に下方から臨む熱風放出ノズル
16からはネットコンベアー11の進行方向に熱風が放
出されるので、ネットコンベアー11の表面の上から下
への転向部において生じる布はく21の垂れ下がりの伸
びは、その搬送過程における布はく21の不付着部の送
りという無理な張力がかからない状態で吸収される。
【0015】この発明はこのほか、熱風放出ノズルとし
てパンチングホール形を用いたり、熱風ガイドとして板
状以外の形状のものを用いたり、熱風誘導管の中央漸縮
形として、高さとともに幅も減少する形を用いるなど、
種々の形態で実施することができるもので、図示例に限
定されるものではない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、この発明の熱風乾燥機によれば、その構成上、実質
上布はくに蛇行変形や垂れ下がりの伸び変形を生じさせ
ることなく、均一にかつ高効率、高能率で乾燥すること
ができるという実用上有用な効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る熱風乾燥機の一実施例の要部の
側面図である。
【図2】図1に示す実施例の一部の拡大側断面図であ
る。
【図3】図1に示す実施例の一部の拡大正断面図であ
る。
【符号の説明】
11 ネットコンベアー 12 転向ローラー 13 熱風供給ダクト 14 熱風供給ダクト 15 熱風誘導管 16 熱風放出ノズル 17 熱風ガイド 18 熱風回収ダクト 19 熱風回収口 20 熱風乾燥室 21 布はく

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットコンベアーの両側方部に、ネット
    コンベアーに沿って延在する熱風供給ダクトを設け、両
    熱風供給ダクトを、延在方向に間隔をおいて、ネットコ
    ンベアーの表面対向部をネットコンベアーの幅方向に延
    びる熱風誘導管を介して接続するとともに、各熱風誘導
    管にネットコンベアーの表面の実質上全幅に臨むネット
    コンベアー延在方向の熱風ガイド付き熱風放出ノズルを
    設け、かつ熱風誘導管の背後部に、ネットコンベアーに
    沿って延在するとともに各熱風誘導管間対応部に熱風回
    収口を有する熱風回収ダクトを設けてなる、布はくの熱
    風乾燥機。
  2. 【請求項2】 熱風誘導管が、ネットコンベアーの幅方
    向の中央部に向かって断面が縮小する中央漸縮形であ
    る、請求項1記載の布はくの熱風乾燥機。
  3. 【請求項3】 ネットコンベアーが転向ローラーを介し
    て上下に転向して延び、該ネットコンベアーの表面に上
    方から臨む熱風放出ノズルが実質上ネットコンベアーに
    正対し、ネットコンベアーの表面に下方から臨む熱風放
    出ノズルがネットコンベアーの進行方向に傾斜してな
    る、請求項1または請求項2記載の布はくの熱風乾燥
    機。
JP16423593A 1993-06-07 1993-06-07 布はくの熱風乾燥機 Pending JPH06347167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16423593A JPH06347167A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 布はくの熱風乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16423593A JPH06347167A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 布はくの熱風乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06347167A true JPH06347167A (ja) 1994-12-20

Family

ID=15789245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16423593A Pending JPH06347167A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 布はくの熱風乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06347167A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100438250B1 (ko) * 2002-06-19 2004-07-02 주식회사 경호엔지니어링 종합건축사사무소 평면 이동식 열풍 건조로
KR100540634B1 (ko) * 1999-05-06 2006-01-10 츠다코마 고교 가부시키가이샤 날실 풀칠기의 열풍건조장치
KR20180077456A (ko) * 2016-12-29 2018-07-09 한국에너지기술연구원 섬유 건조장치 및 이의 제어방법
WO2022000396A1 (zh) * 2020-07-01 2022-01-06 赵文娟 一种碳纤维自除湿去氧装置及使用其的低温炭化炉

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100540634B1 (ko) * 1999-05-06 2006-01-10 츠다코마 고교 가부시키가이샤 날실 풀칠기의 열풍건조장치
KR100438250B1 (ko) * 2002-06-19 2004-07-02 주식회사 경호엔지니어링 종합건축사사무소 평면 이동식 열풍 건조로
KR20180077456A (ko) * 2016-12-29 2018-07-09 한국에너지기술연구원 섬유 건조장치 및 이의 제어방법
WO2022000396A1 (zh) * 2020-07-01 2022-01-06 赵文娟 一种碳纤维自除湿去氧装置及使用其的低温炭化炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2724682B2 (ja) 印刷機の乾燥装置
US3958586A (en) Combined washer and dryer unit
JP2649180B2 (ja) 平行噴射流を用いた正圧浮動ウェブ乾燥装置
JPS5844945B2 (ja) 連続状の運動する帯状物を浮動支持する空気柱装置
JPH10505276A (ja) 相対的に可動の材料ウエブからのほこり粒子の取り除き
US3319354A (en) Air blowing nozzle
GB1340360A (en) Web stabilizer
JP4782773B2 (ja) エアフォイル及びこれを備えたウェブ乾燥機
CN104128303B (zh) 用于印刷及涂布设备的干燥箱
JPH06347167A (ja) 布はくの熱風乾燥機
US4716660A (en) Unifelt air suction system
JP2003082573A (ja) ウエブの熱処理装置
CA1316668C (en) Pocket ventilator
CN212171662U (zh) 一种印刷烘干装置
TW200902421A (en) Step air foil web stabilizer
JP2002137362A (ja) 枚葉紙を印刷する機械において枚葉紙を案内するための装置
JP3314338B2 (ja) 塗工装置
JPS61266693A (ja) 高速紙乾燥機用真空移送装置
CN211012292U (zh) 一种接装纸干燥装置
US3939575A (en) Dryer unit for printing plates
KR20010049334A (ko) 날실 풀칠기의 열풍건조 장치
CN109605918A (zh) 一种丝印机的循环烘干装置
CN214449346U (zh) 一种干燥型丝网印刷机
JP3546254B2 (ja) ウエブの熱処理装置
JPS5848641A (ja) 連続加熱処理炉