JPH0634612A - ダイヤフラム溶接部自動探傷装置およびその支持装置 - Google Patents

ダイヤフラム溶接部自動探傷装置およびその支持装置

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JPH0634612A
JPH0634612A JP4192256A JP19225692A JPH0634612A JP H0634612 A JPH0634612 A JP H0634612A JP 4192256 A JP4192256 A JP 4192256A JP 19225692 A JP19225692 A JP 19225692A JP H0634612 A JPH0634612 A JP H0634612A
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JP
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diaphragm
automatic
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box
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JP4192256A
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Mikio Kuge
幹雄 久下
Katsuhiko Furuya
克彦 古谷
Akio Shiba
彰男 芝
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ASUPEKUTO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ボックス柱のダイヤフラム溶接部の溶け込み幅
測定や溶接欠陥検査等をボックス柱を一定の姿勢に保持
したままで容易・高能率・高精度で行えるようにする。 【構成】ダイヤフラム9付きボックス柱2の外表面に転
動子7を介して移動可能に接触配置される可動台3と、
超音波探触子4をボックス柱2の外表面上で方形走査さ
せてダイヤフラム溶接部の垂直探傷を行なう自動走査機
構5とを備える。可動台3は、ボックス柱2の探触子走
査面と直交する側面に接触してその側面を基準とする停
止位置を定める位置決めローラ8と、ボックス柱2に接
離して当該可動台停止位置での吸着固定を行うマグネッ
ト式固定手段10とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用鋼材等として適
用されるボックス柱のダイヤフラム溶接部を超音波自動
探傷するためのダイヤフラム溶接部自動探傷装置および
その支持装置に係り、特にボックス柱を一定姿勢に保持
したままで全てのダイヤフラム溶接線に沿う探傷を行え
るダイヤフラム溶接部自動探傷装置およびその支持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築用鋼材等として適用されるボ
ックス柱のダイヤフラム溶接部につき、その溶け込み幅
の測定および溶接欠陥の検査等を超音波探傷法によって
行うことが知られている。
【0003】この場合、従来では被検体であるボックス
柱の表面に沿って超音波探触子を手動で走査させるのが
一般的であったが、手作業による走査には高度の熟練を
要するうえ、被検体の大形化に伴って作業能率の低下が
顕著となり、能率向上および検査精度の向上が望まれる
ようになってきた。
【0004】なお近年、超音波探触子を自動走査させる
自動超音波探傷技術が開発され、走査速度の高速化、走
査の緻密化等が図られつつある。しかし、これまでに開
発された超音波探傷技術では、被検体の上方や側方にレ
ールを敷設し、このレール上を走行する台車によって超
音波探触子の走査を行なう等、構造が大掛りで取扱いが
面倒であったり、作業能率的が必ずしも十分に向上でき
ないなどの問題があり、ダイヤフラム溶接部の自動探傷
には簡単に適用できないものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来ではダイヤフラム
溶接部の自動探傷に低能率、要熟練等の問題があり、ま
た、これまでに開発された自動超音波探傷技術では装置
規模が大掛りで取扱いが面倒であったり、作業能率的が
必ずしも十分に向上できないなどの問題があり、ダイヤ
フラム溶接部の自動探傷に簡単には適用できなかった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、ボックス柱のダイヤフラム溶接部
の溶け込み幅測定や溶接欠陥検査等を容易・高能率・高
精度で行えるダイヤフラム溶接部自動探傷装置を提供す
ること、およびボックス柱を一定の姿勢に保持したまま
で前記操作がダイヤフラム溶接部の全周に亘って能率よ
く行え、大幅な作業手間の軽減および作業能率の向上が
図れる前記装置を取扱うための装置、すなわちダイヤフ
ラム溶接部自動探傷装置の支持装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係るダイヤフラム溶接部自動探
傷装置は、ダイヤフラム付きボックス柱の外表面に転動
子を介して移動可能に接触配置される可動台と、この可
動台に取付けられ、超音波探触子を前記ボックス柱の外
表面上で方形走査させてダイヤフラム溶接部の垂直探傷
を行なう自動走査機構とを備え、前記可動台は、前記ボ
ックス柱の探触子走査面と直交する側面に接触してその
側面を基準とする停止位置を定める位置決めローラと、
前記ボックス柱に接離して当該可動台停止位置での吸着
固定を行うマグネット式固定手段とを有し、前記自動走
査機構は、前記可動台に当該停止位置でダイヤフラム溶
接線と平行となる配置で設けられた案内手段と、この案
内手段に係合し前記ダイヤフラムの溶接線に沿って往復
移動可能な移動体と、この移動体に支持されて前記ダイ
ヤフラムの溶接線と直交する方向に進退移動する超音波
探触子支持用の動作ロッドと、前記案内手段および前記
動作ロッドの移動を行なわせる駆動手段とを有すること
を特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明に係るダイヤフラム
溶接部自動探傷装置の支持装置は、横置されたダイヤフ
ラム付きボックス柱の上面に移動可能に載置される支持
台と、この支持台に設けられ、請求項1に記載のダイヤ
フラム溶接部自動探傷装置を一対、それぞれ前記ボック
ス柱の両側外面に沿う配置で略垂直に吊下げ支持する連
結具とを備えたことを特徴とする。
【0009】さらに請求項3の発明に係るダイヤフラム
溶接部自動探傷装置の支持装置は、横置されたダイヤフ
ラム付きボックス柱の上面に移動可能に載置される支持
台と、この支持台から前記ボックス柱の両側外面を介し
て垂下され請求項1に記載のダイヤフラム溶接部自動探
傷装置を裏向きとして前記ボックス柱の下面に接触支持
させる吊具とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
(1)上面探傷 ダイヤフラム付きボックス柱を横置きし、その走査面と
なる上面に請求項1のダイヤフラム溶接部自動探傷装置
を搭載する。同装置の可動台を転動子を介してボックス
柱の上面に沿って移動させ、ダイヤフラム溶接位置付近
で停止させ、可動台の位置決めローラをボックス柱の側
面に当接させる。これにより、可動台に設けた案内手段
がダイヤフラム溶接線と平行な配置で位置決めされる。
【0011】そこで、可動台のマグネット式固定手段を
ボックス柱に接合させ、磁力によって可動台をボックス
柱に吸着固定させる。
【0012】この状態で自動走査機構の駆動手段を起動
させれば、案内手段の回転によって移動体がダイヤフラ
ム溶接線に沿って移動するとともに、動作ロッドがダイ
ヤフラム溶接線と直交する方向に移動して、超音波探触
子による方形走査が行われる。これにより、ダイヤフラ
ム溶接部の垂直探傷、すなわち溶接溶込み幅の測定およ
び溶接欠陥検査が行われる。
【0013】一のダイヤフラム溶接部の探傷が終了した
ら、自動走査機構の原点復帰および停止等を行なわせる
とともに、マグネット式固定手段をボックス柱から離間
する方向に移動させて磁力による可動台のボックス柱へ
の吸着固定を解除する。
【0014】そして、可動台を次のダイヤフラム溶接部
まで移動して、前記同様に可動台の位置決めおよび固定
を行った後、探傷走査を行わせる。以下、同一面上の複
数のダイヤフラム溶接部について同様の走査を繰返す。
【0015】(2)側面探傷 この場合は請求項1のダイヤフラム溶接部自動探傷装置
一対と、請求項2の支持装置とを使用する。
【0016】すなわち、横置き状態のボックス柱の上面
に請求項2の支持装置の支持台を搭載し、その支持台に
連結具を介して請求項1のダイヤフラム溶接部自動探傷
装置を一対、それぞれボックス柱の両側外面に沿う配置
で略垂直に吊下げる。
【0017】そして、支持台をダイヤフラム溶接位置ま
で移動させ、支持台に連結した各ダイヤフラム溶接部自
動探傷装置の可動台の底部をボックス柱の各側面にそれ
ぞれ接触させ、上記(1)と同様の位置決め、固定およ
び自動走査を行わせ、ボックス柱の両側縦面のダイヤフ
ラム溶接線を同時に探傷するものである。
【0018】(3)底面探傷 この場合は請求項1のダイヤフラム溶接部自動探傷装置
と請求項3の支持装置とを使用する。
【0019】すなわち、横置き状態のボックス柱の上面
に支持台を搭載し、その支持台にボックス柱の両側外面
を介して吊具により請求項1のダイヤフラム溶接部自動
探傷装置を裏向きで吊り、ボックス柱の下面に接触支持
させる。
【0020】そして、支持台をダイヤフラム溶接位置ま
で移動させ、上記(2)と同様の位置決め、固定および
自動走査を行わせ、ボックス柱の下面のダイヤフラム溶
接線を探傷するものである。
【0021】以上の(1)〜(3)の操作により、本発
明ではボックス柱を横置き状態に保持したまま、特に姿
勢を変更することなく、フランジ面およびウェブ面の各
表面側からダイヤフラム溶接部を全て探傷することがで
き、ダイヤフラム溶接部の溶け込み幅測定や溶接欠陥検
査等を容易・高能率・高精度で行える。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0023】図1はダイヤフラム溶接部自動探傷装置の
構成、図2はその組立て状態を示す。また、図3はダイ
ヤフラム溶接部自動探傷装置の側面探傷用支持装置を示
し、図4は底面探傷用支持装置を示す。
【0024】図1および図2に示すように、本実施例の
ダイヤフラム溶接部自動探傷装置1は基本的に、ボック
ス柱2の外面(図1の上向きフランジ面2a)に接触支
持(搭載)される可動台3と、この可動台3に設けられ
超音波探触子4を操作する自動操作機構5とを有する構
成とされている。
【0025】可動台3は、細長なケース体6の底部に転
動子としての複数のボールキャスタ7を設けることによ
り、フランジ面2a上で自在に移動できる構成とされて
いる。ケース体6の側部には、フランジ側縁2bに横方
向から転接する位置決めローラ8が一定の間隔で例えば
前後方向(x方向)に一対設けられ、この各位置決めロ
ーラ8をフランジ側縁2bに同時に転接させた場合にケ
ース体6の長手方向(y方向)に沿う軸心Aがボックス
柱2内に溶接したダイヤフラム9の溶接線Bと平行とな
るように設定されている。
【0026】また、ケース体6には可動台3を停止させ
るためのマグネット式固定手段10が設けられている。
この固定手段10は図2に示すように、ケース体6の背
面側(自動操作機構5が設けられる側の反対側)に配設
されフランジ面2aに接離する昇降可能な複数の磁石1
1と、これらの磁石11をリンク等の伝動機構を介して
操作する回動ハンドル12とを有する構成とされてい
る。この回動ハンドル12を操作して磁石11をボック
ス柱2のフランジ面2aに接触させることにより可動台
3が吸着力で停止固定され、逆に離間させることにより
吸着力が解除されてフランジ面2a上での移動が行える
ようになっている。
【0027】自動操作機構5は、可動台3にx方向に沿
って設けられた案内手段としてのガイドロッド13およ
びボールねじ14と、このガイドロッド13に支持され
るとともにボールねじ14に係合するナット式移動体1
5と、この移動体15に支持されてy方向に移動する動
作ロッド16と、移動体15を動作させるためにボール
ねじ14を回転駆動するx方向駆動手段としてのX軸駆
動モータ17と、動作ロッド16の移動を行なわせるy
方向駆動手段としてのY軸駆動モータ18とを有する構
成とされている。X軸駆動モータ17は例えばボールね
じ14に直結され、またY軸駆動モータ18は例えば動
作ロッド16のラック19に噛合するギアに連結されて
いる。
【0028】なお、可動台6には移動体15のx方向移
動距離を計測するX軸エンコーダ20が設けられるとと
もに、移動体15にはx方向移動限を設定するX軸リミ
ットスイッチ21が、またガイドロッド13にはX軸リ
ミットスイッチ21と係合するストッパ22がそれぞれ
設けられている。また、移動体15には動作ロッド16
のy方向移動距離を計測するY軸エンコーダが設けられ
るとともに、移動体15および動作ロッド16には同様
にy方向移動限を設定するY軸リミットスイッチ24お
よびストッパ25a,25bがそれぞれ設けられてい
る。
【0029】超音波探触子4は、いわゆるジンバル機構
26によって三次元的な動作が可能な状態で動作ロッド
16に支持されている。すなわち、動作ロッド16に取
付板27が支持されており、この取付板27に上下追従
軸(Z軸)28を介して基台29がフランジ面2aに直
交する方向(z方向)に移動可能に支持されるととも
に、スプリング30によってフランジ面2aに向って付
勢されている。この基台29にX軸31が設けられ、こ
のX軸31に支持された枠体32にY軸33が設けら
れ、このY軸に超音波探触子4が回動可能に支持されて
いる。これにより、超音波探触子4がx,y,z方向に
首振り可能とされて、探傷面のうねり等に対し、安定し
た走査と面追従が行われる。
【0030】なお、超音波探触子4は例えば探傷面から
0.2〜0.5mm程度の隙間を確保できるよう設定され
る。この隙間には、図示しないが超音波探触子4の先端
ノズルから接触媒体が自動的に侵入され探傷面に塗布さ
れるようになっている。
【0031】また、超音波探触子4および駆動手段5は
信号ケーブル34によって図示しない超音波探傷器およ
び制御手段にそれぞれ接続されている。
【0032】しかして、探傷時においては、図1に示す
ように、ダイヤフラム9付きのボックス柱2を横置き
し、その走査面となるフランジ面2aのボックス端側に
ダイヤフラム溶接部自動探傷装置1を搭載する。そし
て、ダイヤフラム溶接部自動探傷装置1の可動台3を転
動子7を介してボックス柱2のフランジ面2aに沿って
移動させ、探傷すべき第1番目のダイヤフラム溶接部付
近で停止させる。停止位置は、ダイヤフラム溶接予定線
としての捨線または突起等を目印として設定する。この
停止位置で、可動台3の位置決めローラ8をボックス柱
3のフランジ側縁2bに当接させる。これにより、可動
台3に設けたガイドロッド13およびボールねじ14は
ダイヤフラム溶接線Bと平行な配置で位置決めされる。
【0033】そこで、可動台3の磁石11を回動ハンド
ル12の操作によってフランジ面2a側に移動して接触
させ、磁力によって可動台3をボックス柱2に吸着固定
させる。この状態で自動走査機構5のX軸駆動モータ1
7を起動させ、これによりボールねじ14の回転によっ
て移動体15をダイヤフラム溶接線Bに沿って移動させ
るとともに、Y軸駆動モータ18を軌道させ、動作ロッ
ド16をダイヤフラム溶接線Bと直交する方向に往復動
作させ、これにより図1に走査線aで示すように、超音
波探触子4による方形走査を行わせる。以上の操作は制
御装置により遠隔的に行い、超音波探傷器ではダイヤフ
ラム溶接部の溶接溶込み幅の測定、および溶接欠陥検査
を同時に行うものである。
【0034】しかして、一のダイヤフラム溶接部の探傷
が終了したら、自動走査機構5の原点復帰および停止等
を行なわせるとともに、磁石11をフランジ面2aから
離間する方向に移動させて磁力による可動台3のボック
ス柱2への吸着固定を解除する。
【0035】そして、可動台3を次のダイヤフラム溶接
部まで移動して、前記同様に可動台3の位置決めおよび
固定を行った後、探傷操作を行わせる。以下、複数のダ
イヤフラム溶接部について同様の走査を繰返す。
【0036】このような本実施例のダイヤフラム溶接部
自動探傷装置1によると、可動台3を必要位置に移動す
るだけの操作で、ボックス柱2のダイヤフラム溶接部の
溶け込み幅測定や溶接欠陥検査等を容易・高能率・高精
度で行えるものである。しかも、構成はコンパクトで取
扱い易く、高度の熟練も要しない。
【0037】次に、ダイヤフラム溶接部自動探傷装置の
支持装置について説明する。
【0038】図3は側面探傷用の支持装置40を示して
いる。この支持装置40は、横置されたダイヤフラム9
付きボックス柱2のフランジ面2aに移動可能に載置さ
れる支持台41と、この支持台41の両側部に設けら
れ、前記のダイヤフラム溶接部自動探傷装置1を一対、
それぞれボックス柱2の縦状態の両側面、つまり両ウェ
ブ面2cに沿う配置で略垂直に吊下げ支持する連結具4
2とを備えた構成とされている。
【0039】支持台41は左右一対の支持台エレメント
41a,41bから構成され、これらの支持台エレメン
ト41a,41bが連結部材43によって左右方向に幅
調整可能に連結され、係止部材44によって所定幅位置
で係止されるようになっている。そして、各支持台エレ
メント41a,41bには、走行用ローラ45aと、フ
ランジ側縁2bに当接する側面支持ローラ45bとが設
けられ、これによりy方向姿勢を一定に保持したままx
方向に移動するようになっている。なお、図示しない
が、支持台41にはマグネットローラおよびその駆動装
置を設け、遠隔操作装置によって自動走行および停止可
能としてもよい。
【0040】また、支持装置40の左右の各連結具42
は、互いに対向する縦板状の支持板42aと、これに設
けられた締着具46とにより構成され、ダイヤフラム溶
接部自動探傷装置1の移動台3をそれぞれ支持板42a
に当接し、締着具46て着脱可能に締着するようになっ
ている。
【0041】このような構成によれば、横置き状態のボ
ックス柱2のフランジ面2aに支持台40を搭載し、そ
の支持台40をダイヤフラム溶接位置まで移動させ、各
ダイヤフラム溶接部自動探傷装置1の可動台3の底部を
それぞれボックス柱2の各ウェブ面2cに接触させ、位
置決め、固定および自動走査を行わせることにより、ボ
ックス柱2の両ウェブ面2cのダイヤフラム溶接線を同
時に探傷することができる。
【0042】図4は底面探傷用支持装置50を示してい
る。この支持装置50は、横置されたダイヤフラム9付
きボックス柱2のフランジ面2aに移動可能に載置され
る支持台51と、この支持台51からボックス柱2の両
ウェブ面2cを介して下側フランジ面2dにダイヤフラ
ム溶接部自動探傷装置1を接触支持させる吊具52とを
備えた構成とされている。
【0043】支持台51は、左右一対の支持台エレメン
ト51a,51bから構成され、これらの支持台エレメ
ント51a,51bが連結部材53によって左右方向に
幅調整可能に連結され、係止部材54によって所定幅位
置で係止されるようになっている。そして、各支持台エ
レメント51a,51bには、フランジ面2a上に転接
する走行ローラ55が設けられ、これによりx方向に移
動するようになっている。
【0044】吊具52は、固定用バックル56およびベ
ルト57を有する構成とされ、可動台3のケース体6に
形成した孔58にベルト57を挿通して、その可動台3
を裏向きで吊るようになっている。
【0045】このような構成によれば、横置き状態のボ
ックス柱2のフランジ面2aに支持台50を搭載し、そ
の支持台50をダイヤフラム溶接位置まで移動させ、ダ
イヤフラム溶接部自動探傷装置1の可動台3の底部をボ
ックス柱2の下側フランジ面2dに接触させ、位置決
め、固定および自動走査を行わせることにより、ボック
ス柱2の下側フランジ面2cのダイヤフラム溶接線を探
傷することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るダイヤフラ
ム溶接部自動探傷装置によれば、ボックス柱のダイヤフ
ラム溶接部の溶け込み幅測定や溶接欠陥検査等を容易・
高能率・高精度で行うことができる。また、本発明に係
るダイヤフラム溶接部自動探傷装置の支持装置によれ
ば、ボックス柱を一定の姿勢に保持したままで前記操作
がダイヤフラム溶接部の全周に亘って能率よく行え、大
幅な作業手間軽減および能率向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイヤフラム溶接部自動探傷装置
の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の組立て状態を示す図。
【図3】本発明に係るダイヤフラム溶接部自動探傷装置
の側面探傷用支持装置の一実施例を示す斜視図。
【図4】本発明に係るダイヤフラム溶接部自動探傷装置
の底面探傷用支持装置の一実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ダイヤフラム溶接部自動探傷装置 2 ボックス柱 2a,2c,2d 外表面(フランジ表面、ウェブ表
面) 3 可動台 4 超音波探触子 5 自動走査機構 7 転動子 8 位置決めローラ 9 ダイヤフラム 10 マグネット式固定手段 13 案内手段(ガイドロッド) 14 案内手段(ボールねじ) 15 移動体 16 動作ロッド 17,18 駆動手段(X軸駆動モータ、Y軸駆動モー
タ) 40 支持装置 41 支持台 42 連結具 50 支持装置 51 支持台 52 吊具 a ダイヤフラム溶接線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤフラム付きボックス柱の外表面に
    転動子を介して移動可能に接触配置される可動台と、こ
    の可動台に取付けられ、超音波探触子を前記ボックス柱
    の外表面上で方形走査させてダイヤフラム溶接部の垂直
    探傷を行なう自動走査機構とを備え、前記可動台は、前
    記ボックス柱の探触子走査面と直交する側面に接触して
    その側面を基準とする停止位置を定める位置決めローラ
    と、前記ボックス柱に接離して当該可動台停止位置での
    吸着固定を行うマグネット式固定手段とを有し、前記自
    動走査機構は、前記可動台に当該停止位置でダイヤフラ
    ム溶接線と平行となる配置で設けられた案内手段と、こ
    の案内手段に係合し前記ダイヤフラムの溶接線に沿って
    往復移動可能な移動体と、この移動体に支持されて前記
    ダイヤフラムの溶接線と直交する方向に進退移動する超
    音波探触子支持用の動作ロッドと、前記案内手段および
    前記動作ロッドの移動を行なわせる駆動手段とを有する
    ことを特徴とするダイヤフラム溶接部自動探傷装置。
  2. 【請求項2】 横置されたダイヤフラム付きボックス柱
    の上面に移動可能に載置される支持台と、この支持台に
    設けられ、請求項1に記載のダイヤフラム溶接部自動探
    傷装置を一対、それぞれ前記ボックス柱の両側外面に沿
    う配置で略垂直に吊下げ支持する連結具とを備えたこと
    を特徴とするダイヤフラム溶接部自動探傷装置の支持装
    置。
  3. 【請求項3】 横置されたダイヤフラム付きボックス柱
    の上面に移動可能に載置される支持台と、この支持台か
    ら前記ボックス柱の両側外面を介して垂下され請求項1
    に記載のダイヤフラム溶接部自動探傷装置を裏向きとし
    て前記ボックス柱の下面に接触支持させる吊具とを備え
    たことを特徴とするダイヤフラム溶接部自動探傷装置の
    支持装置。
JP4192256A 1992-07-20 1992-07-20 ダイヤフラム溶接部自動探傷装置およびその支持装置 Pending JPH0634612A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040001600A (ko) * 2002-06-28 2004-01-07 주식회사 포스코 초음파탐상기의 결함확인 및 정도측정장치
JP2016206141A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 東京パワーテクノロジー株式会社 検査装置および検査方法
CN111474240A (zh) * 2020-06-02 2020-07-31 中车唐山机车车辆有限公司 一种无损检测导向装置以及扫查方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20040001600A (ko) * 2002-06-28 2004-01-07 주식회사 포스코 초음파탐상기의 결함확인 및 정도측정장치
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