JPH063456U - 内部混合型高粘度用スプレーガンにおける空気ノズル - Google Patents

内部混合型高粘度用スプレーガンにおける空気ノズル

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JPH063456U
JPH063456U JP5075292U JP5075292U JPH063456U JP H063456 U JPH063456 U JP H063456U JP 5075292 U JP5075292 U JP 5075292U JP 5075292 U JP5075292 U JP 5075292U JP H063456 U JPH063456 U JP H063456U
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芳裕 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部混合型噴霧ガンで、塗材として高粘度か
らなる接着剤や高粘度からなる建築塗材を吹付する場
合、噴霧パターンの小となる欠点を解消するとともに、
吹付音の低減を図る。 【構成】 エアーノズルの先端を閉塞するとともに、エ
アーノズルの側面に塗材の流れと直角又は直角近い角度
で交差する複数の孔を構成することにより、口金から噴
出する空気のいきおいが小さくなり、パターンを大とす
ることができるとともに、吹付音の低減が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、接着剤やタイル材などの高粘度塗材を被塗物に向けて吹付塗装を行 う内部混合型高粘度用スプレーガンの空気ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、接着剤やタイル材などの高粘度塗材吹付用内部混合型高粘度スプレー ガンにおける圧縮空気と塗材の混合部、すなわち霧化部を示したもので、ノズル 基1に、ノズル基1の後方外周に位置する入口孔1aから斜め前方に中心軸孔1 bに向かって貫通する空気通路1cと、ノズル基1の後方中心に位置する中心孔 1dから斜め前方に向けて外周に貫通する塗材通路1eとを有する。中心軸孔1 fに向かって貫通する空気通路1cには、口金2の噴出口2aに向かって空気ノ ズル3が着脱自在にとりついている。さらに、ノズル基1を囲むようにカバー4 がとりつけられ、霧化部を形成している。この構成の内部混合型高粘度スプレー ガンにおいては、ノズル基1の塗材通路1eからカバー4内に放出された塗材は カバー4とノズル基1の間を、次に空気ノズル3とカバー4の間を通り口金2に 入ってくるが、同時に、空気ノズル3の先端開口孔3aより圧縮空気が口金2の 噴出口2aの方向に直線的にいきおいよく噴射されるため、口金2の噴出口2a から出た塗材の噴霧パターンはあまり広がらず、結果的に噴霧パターンは小とな る。
【0003】 又、被塗物に付いた塗材の膜厚は、噴霧パターンの中心付近が極めて厚くなっ てしまうという欠点をもっていた。そのため、広い場所を塗る場合は、塗り合せ 回数が多くなるとともに、膜厚を一定にすることが難しく、又、塗材と空気の量 のバランスによって噴霧パターンが割れたり、粒子の大きさのバラツキが多くで るので、作業性が劣るとともに、吹付の作業時に塗材と空気との混合音が大きな 騒音となって、吹付作業者本人の疲労および、近隣者への音の影響が大きかった 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
よって、本考案は、空気ノズルを内部に有する霧化部において、すなわち、塗 材と圧縮空気を混合して微粒化させ、口金から噴出させる内部混合型高粘度スプ レーガンにおいて、吹付パターンの広がりを向上させ、微粒化を良くし、粒子の 均一化を図るとともに、吹付時に発生する騒音の低減を図ることを目的とするも のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するため、本考案は、空気室の内部で、圧縮空気と塗材を 混合し、前記空気室の先端にとりつく口金の噴出口より、塗材を噴出してなる内 部混合型高粘度スプレーガンにおいて、前記口金の噴出口に向かってとりつけら れている空気ノズルの先端は、閉塞するように構成するとともに、この空気ノズ ルの軸方向中心にあけられている1本の空気通路に接続して同一外周線上の均等 位置に開口する複数の空気通路を形成し、この複数の空気通路は、噴出した圧縮 空気が、前記空気室内の塗材の流れと交差する方向に向けられるように開口して なる空気ノズルを考案したものである。
【0006】
【作用】
本考案は、内部混合型高粘度スプレーガンにおいて、霧化部に位置する空気ノ ズルの先端を閉塞するとともに、空気ノズルの側面に塗材の流れを交差する方向 にあけられた空気通路を形成しているので、霧化部における空気ノズルの側面か ら噴出する圧縮空気と塗材との衝突角が大きくなることによって、霧化部での圧 縮空気と塗材との混合を良くする。これによって、塗材の微粒化が良くなるとと もに、塗材の粒子の均一化が図れ、又、中割れ噴霧パターンも解消できる。
【0007】 さらに、上記塗材の流れに対して交差する方向に空気ノズルより圧縮する構成 となっているため、口金から噴出する塗材流のいきおいを和らげるので、口金か ら噴出される塗材の噴霧パターンは大きくなる。よって、塗り合せ回数が少なく なり、作業性が向上する。 又、空気ノズル先端から口金に向けて直進する圧縮空気の流れをなくすことに より、口金より塗材と圧縮空気が噴出するときに生じる噴出音の低減を図ること が出来る。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図1にもとづいて説明する。 図1は、本考案の内部混合型高粘度用スプレーガンの霧化部のみを表示したもの である。尚、ガン本体部は、公知の汎用スプレーガンの構造のため、図は省略す る。
【0009】 1は、ノズル基で、このノズル基1の後方外周に位置する空気通路の入口孔1 aは、ガン本体の霧化用空気通路の出口Aに接続され、出口Aの開度は図示しな い開度調整装置によって行われる。ノズル基1に、ノズル基1の後方外周に位置 する入口孔1aから斜め前方に中心軸孔1bに向かって貫通する空気通路1cに 入り、さらに、空気ノズル3に入って、空気ノズル3の外周にあけられた孔3a からカバー4内を口金2に向かって流れる塗材に向かって噴出される。 又、ノズル基1には、後方中心に位置する中心孔1dから斜め前方に向けて外 周に貫通する塗材通路1eを有している。高粘度からなる接着剤や高粘度からな る建築塗材は、ニードル弁5の先端がシートから離れて開となったときに、カバ ー4室に流出したのち、前記空気ノズル3の複数の空気通路3aからの圧縮空気 と交差する。この複数の空気通路3aは、空気ノズル3の軸方向中心にあけられ ている1本の空気通路3bに接続して、同一外周線上に2個以上が均等位置に配 設されている。 すなわち、一例として、空気の噴出を空気ノズル3の空気通路3aから軸方向 中心にあけられている1本の空気通路3bに対して直角又は直角に近い角度の方 向に噴出させ、塗材と大きな衝突角をもって当たるように形成したので、口金2 の噴出口2aより噴射するときの空気のいきおいは、小さくなり、直線的な空気 のいきおいは減じパターンを大とすることができる。 尚、口金2は、用途に応じて噴出口のサイズが相違するものが用意されており 、カバー4に着脱自在となっている。
【0010】 図2は、本考案の第2の実施例で塗料容器5を上方に、下方に口金2、空気ノ ズル3を含む空気室を設けたタイルガンを示したもので、このタイルガンの空気 ノズル3も、図示の如く、先端を閉塞するとともに、中心軸上にあけられた空気 通路1bに連絡して外周方向に、空気ノズル3と口金2との間に流れる塗材に向 かって交差する方向、望ましくは、直角方向に開口する空気通路3aを設けてい るので、図1の実施例と同じ効果を生み、大きなパターンを得ることができる。 さらに、吹付音の低減を図ることが出来る。
【0011】
【考案の効果】
内部混合型高粘度用のエアスプレーガンにおいて、霧化部の中心に配された空 気ノズルの先端を閉塞する構成とし、空気ノズルから塗材に向かう空気通路を塗 材流れと交差する方向に開口するように構成したことによって、霧化部内の内圧 が高まり、口金から噴出した後の膨張が大きくなるので、噴霧パターンを広げる ことが出来る。よって吹付の作業性が大巾に向上できるものである。 又、空気が塗材の流れと交差するので、塗材は、よく圧縮空気によって分散さ れるため、塗材の微粒化が良くなるとともに、口金の出口から噴出する際の空気 流が弱まることにより、排出音の減少の効果も生み出され、作業者の音による疲 労やまわりに騒音として及ぼす影響を少なくすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した縦断面図。
【図2】本考案の他の実施例を示した縦断面図。
【図3】本考案の従来の例を示した縦断面図。
【符号の説明】
3 空気ノズル 3a 空気通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気室の内部で、圧縮空気と塗材を混合
    し、前記空気室の先端にとりつく口金2の噴出口より、
    塗材を噴出してなる内部混合型高粘度スプレーガンにお
    いて、前記口金2の噴出口に向かってとりつけられてい
    る空気ノズル3の先端は、閉塞するように構成するとと
    もに、この空気ノズル3の軸方向中心にあけられている
    1本の空気通路に接続して同一外周線上の均等位置に開
    口する複数の空気通路3aを形成し、この複数の空気通
    路3aは、噴出した圧縮空気が、前記空気室内の塗材の
    流れと直角又は直角に近い角度で交差する方向に開口し
    てなることを特徴とする内部混合型高粘度用スプレーガ
    ンにおける空気ノズル。
JP5075292U 1992-06-10 1992-06-10 内部混合型高粘度用スプレーガンにおける空気ノズル Expired - Fee Related JP2558244Y2 (ja)

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JPH063456U true JPH063456U (ja) 1994-01-18
JP2558244Y2 JP2558244Y2 (ja) 1997-12-24

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