JPH0634410Y2 - 斜 樋 - Google Patents

斜 樋

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JPH0634410Y2
JPH0634410Y2 JP215388U JP215388U JPH0634410Y2 JP H0634410 Y2 JPH0634410 Y2 JP H0634410Y2 JP 215388 U JP215388 U JP 215388U JP 215388 U JP215388 U JP 215388U JP H0634410 Y2 JPH0634410 Y2 JP H0634410Y2
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JP
Japan
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opening
shaft
closing
guide
closing plate
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Application number
JP215388U
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JPH01105638U (ja
Inventor
史直 谷冨
Original Assignee
開成工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は貯水池などに設置される斜樋に係り、法面の高
所と低所に設けられた取水口の開閉板を回転させること
により、各取水口を順次開閉するようにしたものであ
る。
(従来の技術) 本発明者は、先きに傾斜した法面に設けられた取水口を
開閉する手段を提案した(特開昭60−85110号公報)。
このものはシャフト(昇降杆)12を昇降させることによ
り、取水口9′の開閉板10を板体9に沿って横方向にス
ライドさせて、該取水口9′を開閉するようにしたもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこのものは、開閉板10を横方向にスライド
させて取水口9′を開閉するものであったため、開閉板
10に突設された突起10′とガイド用斜溝13、及び開閉板
10の上下両縁と板体9のガイドフレーム91,92の間の摺
接摩擦力が大きく、このためハンドル5の回転操作に大
きな力を要する問題点があった。また下側のガイドフレ
ーム92に土砂が溜りやすく、かくなると開閉板10の摺動
には更に大きな力を必要とし、あるいは摺動が不能にな
りやすい問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本考案は傾斜した法面の
高所と低所に少くとも2ケ所設けられた取水口12,13を
それぞれ別個に開閉する複数の開閉板10,10と、上記法
面に沿って昇降自在に配設されたシャフト21とから斜樋
を構成し、該シャフト21に曲線部23aを備えたガイド部2
3が形成されたガイド体22を装着し、該ガイド部23に上
記各開閉板10,10に設けられた係合部16,16を係合させ
て、上記シャフト21の昇降により係合部16,16をガイド
部23に沿って摺動させ、各開閉板10,10をその軸支部15,
15を中心に順次回転させて上記各取水口12,13を時間差
をおいて順次開閉するようにしたものである。
(作用効果) 上記構成によれば、シャフト21を昇降させると、係合部
16はガイド部23の曲線部23aに沿って摺動し、その際各
開閉板10は軸支部15を中心に回転して各取水口12,13を
順次開閉するが、この場合係合部16,16は曲線部23aに沿
って回動しながら摺動するので、両者16,23aの間の摺動
摩擦力は小さく、したがって小さな力で開閉板10,10を
開閉させることができる。
(実施例) 以下、図面に沿って本考案の実施例の説明を行う。
第1図は貯水池の概略断面図であって、1は傾斜した法
面の上方に斜設された本考案に係る斜樋、2は法面の下
方に設置された周知斜樋である。斜樋1は法面の高所と
低所の2ケ所に設けられた取水部3,4を備えており、後
述するように上方の昇降操作用ハンドル5を回転操作す
ることにより、各取水部3,4の取水口は順次開口されて
ウワ水は後部の各導水管6,7に流入し、更に下方の排水
管8へ流下して農業用水路等へ流出するようになってい
る。
第2図は取水部3,4の側面図、第3図は取水部3,4を構成
する開閉板10の斜視図、第4図はガイド体11の平面図で
あり、また第5図(a),(b),(c)は動作を説明
するための取水部3,4の正面図である。なお取水部3,4は
同一構造である。
開閉板10は取水部3,4の取水口12,13を開閉するものであ
って、その上部一側には取水口12,13の基板14に回転自
在に軸支される軸支部としてのピン15が、また他側には
ピンにローラを軸着して成る係合部16が突設されてい
る。
21は上記ハンドル5の回転操作により法面に沿って昇降
するシャフトであり、2個のガイド体22,22が装着され
ている。ガイド体22は長板体から成り、その下面にはガ
イド部23が溝状に形成されている。ガイド部23は中央の
曲線部23aと、その上部と下部に連設された垂直部23b,2
3cから成っており、上記開閉板10の係合部16はこのガイ
ド部23に係合し、これに沿って摺動する。24はシャフト
21のガイドローラである。
上方の取水部3と下方の取水部4の構造は同一である
が、上方の取水部3の取水口12を下方の取水部4の取水
口13よりも先きに開口させるために、取水部3の係合部
16と取水部4の係合部16は位相をずらしてガイド部23,2
3に係合している(例えば第5図(a)に示す状態にお
いては、上方の開閉板10の係合部16は垂直部23bと曲線
部23aの境界に位置しているが、下方の開閉板10の係合
部16は垂直部23bの上部に位置している)。
本斜樋は上記のような構成より成り、次に第5図を参照
しながらその取り扱い動作の説明を行う。
ハンドル5を操作してシャフト21を上昇させ、第5図
(a)の位置にある各ガイド体22,22を引上げる。する
とまず上方の取水部3の開閉板10の係合部16が曲線部23
aに沿って摺動し、これとともに開閉板10はピン15を中
心に時計方向に回転して第5図(b)に示すように上方
の取水口12がまず開き、暖かいウワ水は導水管6から排
水管8へと流下する。この時、下方の取水部4の開閉板
10の係合部16は未だ垂直部23bと曲線部23aの境界付近に
あるため、該開閉板10は回転せずに静止したままであ
り、従ってその取水口13は閉じられたままである。
次に更にウワ水が必要となったときは、ハンドル5を操
作してシャフト21を更に引上げる。すると上方の開閉板
10の係合部16はすでに垂直部23cに入っているため、該
開閉部10は静止状態に保ち、取水口12は開いたままであ
るが、下方の開閉板10の係合部16は垂直部23bから曲線
部23aへ入り、該開閉板10は時計方向に回転して下方の
取水口13も開き、ウワ水は導水管7から排水管8へ流下
することとなる(同図(c)参照)。このようにハンド
ル5を操作してシャフト21を上昇させると、各開閉板1
0,10は時間差をおいて順次回転して取水口12,13は開か
れる。次に各取水口12,13を閉じるときは、ハンドル5
を逆方向に操作してシャフト21を下降させる。するとま
ず下方の開閉板10の係合部16が曲線部23aに沿って摺動
して該開閉板10は反時計方向に回転し、取水口13は閉鎖
される。さらにシャフト21を下降させると、同様にして
開閉板10は回転して取水口12も閉鎖される。
このように本装置によれば、シャフト21の昇降により各
開閉板10,10を回転させて、高所と低所の取水口12,13を
時間差をおいて順次開閉することができるものであり、
この場合取水口12,13の開閉は、開閉板10,10の係合部1
6,16を曲線部23aに沿って摺動させて開閉板10,10を回転
させることにより行われるので、係合部16,16とガイド
部23の摺接摩擦力は比較的小さく、したがって小さな力
にて取水口12,13を開閉することができる。なお上記実
施例は取水部3,4が2ケ所の場合を例にとって説明した
が、取水部は3ケ所以上あってもよいものである。
【図面の簡単な説明】 図は本考案の実施例を示すものであって、第1図は側面
図、第2図は要部の側面図、第3図は開閉板の斜視図、
第4図はガイド体の平面図、第5図(a),(b),
(c)は要部の正面図である。 10……開閉板 15……軸支部としてのピン 16……係合部 21……シャフト 22……ガイド体 23……ガイド部 23a……曲線部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜した法面の高所と低所に少くとも2ケ
    所設けられた取水口をそれぞれ別個に開閉する複数の開
    閉板と、上記法面に沿って昇降自在に配設されたシャフ
    トとから成り、該シャフトに曲線部を備えたガイド部が
    形成されたガイド体を装着し、該ガイド部に上記各開閉
    板に設けられた係合部を係合させて、上記シャフトの昇
    降により該係合部を該ガイド部に沿って摺動させ、各開
    閉板をその軸支部を中心に順次回転させて上記各取水口
    を時間差をおいて順次開閉するようにしたことを特徴と
    する斜樋。
JP215388U 1988-01-11 1988-01-11 斜 樋 Expired - Lifetime JPH0634410Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP215388U JPH0634410Y2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11 斜 樋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP215388U JPH0634410Y2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11 斜 樋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01105638U JPH01105638U (ja) 1989-07-17
JPH0634410Y2 true JPH0634410Y2 (ja) 1994-09-07

Family

ID=31202676

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP215388U Expired - Lifetime JPH0634410Y2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11 斜 樋

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JP (1) JPH0634410Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014058853A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Maezawa Ind Inc 可動堰

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014058853A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Maezawa Ind Inc 可動堰

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01105638U (ja) 1989-07-17

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