JP2681487B2 - 斜 樋 - Google Patents

斜 樋

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JP2681487B2
JP2681487B2 JP14084388A JP14084388A JP2681487B2 JP 2681487 B2 JP2681487 B2 JP 2681487B2 JP 14084388 A JP14084388 A JP 14084388A JP 14084388 A JP14084388 A JP 14084388A JP 2681487 B2 JP2681487 B2 JP 2681487B2
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史直 谷冨
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開成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は貯水池などに設置される斜樋に係り、殊に法
面に高所と低所に設けられた複数の取水口の各開閉板を
回転させて、各取水口を開閉するように構成するにあた
り、何れか一つの開閉板の開閉が不能になったときに
は、その開閉機構を破壊するようにしたものである。
(従来の技術) 本発明者は、先きに、傾斜した法面に設けられた取水
口を開閉する手段を提案した(特開昭60−85110号公
報)。このものはシャフト(昇降杆)を昇降させること
により、法面の高所と低所に複数個設けられた各取水口
の開閉板を板体に沿って横方向にスライドさせて、各取
水口を開閉するようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) 上記の斜樋は、横方向のスライド動作により開閉板を
開閉するようにしているが、回転動作により開閉板を開
閉するようにすれば、より小さな力で取水口を開閉する
ことが可能となる。しかしながら回転動作により開閉板
を開閉するようにすると、例えば浮遊材木などが何れか
の取水口に狭まってその開閉板の回転動作が不能になっ
たような場合、その開閉板の開閉だけでなく、シャフト
を介してこの開閉板に連結された他の取水口の開閉板の
回転も不能となり、結局何れか一つの開閉板のトラブル
により、全ての開閉板の開閉が不能となる問題を生じ
る。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明は、傾斜した法面の
高所と低所に少くとも2ケ所設けられた取水口12,13を
それぞれ別個に開閉する複数の開閉板10と、上記法面に
沿って昇降自在に配設されたシャフト21とから成り、該
シャフト21にガイド部23が形成されたガイド体を装着
し、該ガイド部23に上記各開閉板10側に設けられた係合
体31を係合させて、上記シャフト21の昇降により該係合
体31を該ガイド部23に沿って摺動させることにより、各
開閉板10を開閉して上記各取水口12,13を開閉するよう
にした斜樋において、上記開閉板をヒンジ部15により基
体14に回転自在に軸着して、該開閉板10の回転動作によ
り上記取水口12,13を開閉するようにするとともに、上
記係合体31を回動部材30に設け、この回動部材30と上記
開閉板10を、ヒンジ部15と、所定以上の外力が作用する
と結合状態が解除される連結部材32とにより結合したも
のである。
(作用) 上記構成によれば、シャフト21を昇降させると、係合
体31はガイド部23に沿って摺動し、これにともない各開
閉板10はヒンジ部15を中心に回転して各取水口12,13を
開閉する。
ところで、例えば浮遊材木などが何れかの取水口に挟
まってシャフト21の昇降によるその開閉板10の回転が不
能になったような場合、シャフト21を所定以上の力で昇
降させれば、連結部材32による開閉板10と回動部材30の
結合状態に解除され、両者10,30はヒンジ部15の一点だ
けで互いに回転自在に軸着された状態となるので、開閉
板10の回転動作は不能になるが、回動部材30はヒンジ部
15を中心に自由に回転できるようになるので、シャフト
21の昇降操作は何等阻害されることはなく、シャフト21
を自由に昇降させて他の開閉板10を支障なく回転させて
取水口を開閉することができる。
(実施例) 以下、図面に沿って本発明の実施例の説明を行う。
第1図は貯水池の概略断面図であって、1は傾斜した
法面2に斜設された斜樋である。斜樋1は法面の高所と
低所の2ケ所に設けられた取水部3,4を備えており、後
述するように上方の昇降操作装置5のハンドル5aを回転
操作することにより、各取水部3,4の取水口は順次開口
されて、池水の各々の導水管6,7に流入し、更に下方の
排水管8へ流下して農業用水路等へ流出する。
第2図,第3図は取水部3,4の正面図および側面図、
第4図は取水部3,4の開閉動作を示す正面図である。10
は開閉板であって、取水部3,4の取水口12,13を開閉する
ものであり、その一側部はヒンジ部15により取水口12,1
3の基体14に回転自在に軸着されている。なお取水部3,4
は同一構造である。このヒンジ部15は上方に突出し、こ
れに回動部材30の一端部が共通の回転軸として軸着され
ている。31は回動部材30の他端部に配設されたロールか
ら成る係合体である。32は回動部材30と開閉板10の連結
部材としてのピンであり、該ピン32と上記ヒンジ部15の
2点により両者10,30は結合されているが、ピン32が破
壊されると、両者10,30はヒンジ部15の一点だけで結合
されることとなり、その状態で回動部材30はヒンジ部15
を中心に開閉板10に対して回転自在となる。
21は上記操作装置5のハンドル5aの回転操作により法
面2に沿って昇降するシャフトであり、第2図に示すよ
うに2個のガイド体22,22が装着されている。ガイド体2
2は長板体から成り、その下面にはガイド部23が溝状に
形成されている。ガイド部23は中央の円弧状の曲線部23
aと、その上部と下部に連設された垂直部23b,23cから成
っている。上記開閉板10の係合体31はこのガイド部23に
係合し、これに沿って摺動することにより、回動部材30
はヒンジ部15を中心に回転し、これにヒンジ部15とピン
32の2点にて結合された開閉板10もヒンジ部15を中心に
回転して、取水口12,13を開閉する。第5図は垂直部23c
を示すものであって、係合体31のガイド壁体40はボルト
41を介して前進後退自在に配設されており、その位置調
節を行うことにより、開閉板10の回転量を調整すること
ができる。第2図において、24はシャフト21のガイドロ
ーラである。
第4図において、35は基体14の上部に突設されたフラ
ンジ、36はこのフランジ35に装着されたボルトから成る
開閉板10のストッパーであり、回動部材30がこのストッ
パー36に当ることにより、開閉板10がそれ以上上方へ回
転するのは阻止される。37は基体14の法面側への取付具
である。
本斜樋は上記のような構成より成り、次に動作の説明
を行う。
操作装置5のハンドル5aを操作してシャフト21を上昇
させと、まず上方の取水部3の開閉板10の係合体31がガ
イド部23の曲線部23aに沿って摺動し、これとともに開
閉板10はヒンジ部15を中心に回転して取水口12がまず開
き、池水は導水管6から排水管8へと流下する。更にハ
ンドル5aを操作してシャフト21を引上げると、下方の開
閉板10の係合体31も垂直部23bから曲線部23aへ入り、該
開閉板10は回転して下方の取水口13も開き、池水は導水
管7から排水管8へ流下することとなる。このようにハ
ンドル5aを操作してシャフト21を上昇させると、各開閉
板10,10は順次回転して取水口12,13は開かれる。
ところで、第6図に示すように例えば浮遊材木Pなど
が何れかの取水口(例えば上方の取水口12)に挟まって
シャフト21の昇降によるその開閉板10の回転が不能にな
ったような場合には、ハンドル5aを強く回してシャフト
21を所定以上の力で昇降させれば、連結部材32はその力
により破壊され(第3図破断線参照)、したがって連結
部材32とヒンジ部15の2点による開閉板10と回動部材30
の結合状態は解除され、両者10,30はヒンジ部15の一点
だけで互いに回転自在に軸着された状態となるので、開
閉板10の回転動作は不能になるが、回動部材30はヒンジ
部を中心に自由に回転できるようになるので(第6図鎖
線参照)、シャフト21の昇降操作は何等阻害されること
はなく、シャフト21を自由に昇降させて他の開閉板10を
支障なく開閉することができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、この種斜樋において、
開閉板10をヒンジ部15により基体14に回転自在に軸着し
て、開閉板10の回転動作により取水口12,13を開閉する
ように構成するにあたり、開閉板10の回転を案内する係
合体31を回動部材30に設け、この回動部材30と開閉板10
を、ヒンジ部15と所定以上の外力により結合状態が解除
される連結部材32とにより結合しているので、複数の開
閉板10のうちの何れかが開閉不能となっても、シャフト
21を介してこの開閉板10に連結された他の開閉板10の回
転操作が不能になることはなく、所定以上の外力を加え
て連結部材32による結合状態を解除することにより、残
りの開閉板10を開閉することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すものであって、第1図は貯水
池の断面図、第2図は取水部の正面図、第3図は断面
図、第4図は要部の正面図、第5図はガイド体の部分背
面図、第6図は取水部の正面図である。 2……法面 10……開閉板 12,13……取水口 14……基体 15……ヒンジ部 16……係合部 21……シャフト 22……ガイド体 23……ガイド部 30……回動部材 31……係合体 32……連結部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜した法面の高所と低所に少くとも2ケ
    所設けられた取水口をそれぞれ別個に開閉する複数の開
    閉板と、上記法面に沿って昇降自在に配設されたシャフ
    トとから成り、該シャフトにガイド部が形成されたガイ
    ド体を装着し、このガイド部に上記各開閉板側に設けら
    れた係合体を係合させて、上記シャフトの昇降により該
    係合体を該ガイド部に沿って摺動させることにより、各
    開閉板を開閉して上記各取水口を開閉するようにした斜
    樋において、上記開閉板をヒンジ部により基体に回転自
    在に軸着して、該開閉板の回転動作により上記取水口を
    開閉するようにするとともに、上記係合体を回動部材に
    設け、この回動部材と上記開閉板を、ヒンジ部と所定以
    上の外力が作用すると結合状態が解除される連結部材と
    により結合したことを特徴とする斜樋。
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