JPH06344010A - 圧延機の振動防止方法 - Google Patents

圧延機の振動防止方法

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JPH06344010A
JPH06344010A JP13213393A JP13213393A JPH06344010A JP H06344010 A JPH06344010 A JP H06344010A JP 13213393 A JP13213393 A JP 13213393A JP 13213393 A JP13213393 A JP 13213393A JP H06344010 A JPH06344010 A JP H06344010A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラウン制御能力を低下させることなく、高
クラウン制御能力を維持しながら、CRSロールでのミ
ルビビリ振動の発生しない圧延機の振動防止方法を提供
すること。 【構成】 上ロールと下ロール各々に略同一形状の凹凸
のクラウンが互いに点対称となるべく付与され、該クラ
ウンが点対称にロールセンター及び左右ロール端部で、
ロール軸に平行で原点を通る直線と交叉すると共に、互
いに軸方向に移動自在に設けた圧延機において、バック
アップロール,中間ロール若しくはワークロールの後面
のいずれか又は両方に粘度の高い圧延油を噴射してバッ
クアップロールとワークロール間摩擦係数を低減させる
圧延機の振動防止方法。 【効果】 クラウン制御能力を低下させることなく、高
クラウン制御能力を維持しながら、CRSロールでのミ
ルビビリ振動の発生が全くなくなり、しかも幅方向均一
厚さの低クラウン形状が全鋼種に適用可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高クラウン制御圧延機の
振動防止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車燃費節減のための車体重量
軽減策として、車体の小型化と併せ、高強度鋼板の採用
による材料変更等が試みられている。なかでも、自動車
用鋼板に使用される冷延鋼板の薄肉化による軽量化は燃
費節減に極めて有効とされている。しかし、鋼板の薄肉
化を進めようとすると、強度が低下し、高い耐デント性
が要求されるため、ホィールリムやデイスク等に対する
高強度熱延鋼板の適用が鋭意検討されている。それによ
り薄手ハイテン化が進められ、益々薄手ハイテンの必要
性が高まって来た。
【0003】一方、ホィールリムやデイスク等に対する
高強度熱延鋼板の適用に当たって、例えばホィールリム
は所定の幅及び長さに切断された鋼板をリング状に成形
するものであるが、その成形加工精度向上及び成形不良
防止目的から幅方向均一厚さのものが要求される。この
事例のようにハイテン化された薄板の高強度熱延鋼板の
クラウン低減化が要求されている。
【0004】このように、熱延鋼板及び冷延鋼板製品の
板厚精度及び平坦度に対する需要家の要求は、一層厳し
いものになって来ている。とりわけ、ハイテン鋼板にお
いて、その最終使用用途の製品の性能を満足するため、
あるいは自動化の進んだ加工プロセスラインでのスムー
ズな作業性を満足させるために、厳しい板厚精度が求め
られているのが実状である。
【0005】これらの背景のもとに、ハイテン鋼の低ク
ラウンの製造コスト低減を図るための薄板鋼板の圧延機
として、クラウン制御能力を大きく出来るCVC(Co
ntinuosly Variable Crown)
ロールによる圧延機が提案されている。例えば、特公昭
63−62283号公報には、上下作業ロールに略同一
形状のイニシャルクラウンをお互いに点対称となるべく
付与し、これを上下作業ロールを軸方向に相対称移動さ
せて、ロール間隙を点対称に変化するよう構成し、少な
いロール本数を持って圧延機のクラウン及び平坦度に対
して大きな範囲に渡って容易に制御を行うことが提案さ
れている。
【0006】また、特開昭58−187208号公報
は、補強ロールと作業ロールがそのロール軸において、
互いに適合し合うように彎曲された輪郭を備えており、
かつこれらのロール対のロールが相互方向及び/又は他
方のロール対のロールに対して軸方向で摺動可能である
ロールスタンドが開示されている。更に、特開平1−2
66902号公報においては、軸方向に摺動不能な一対
の支持された二つのワークロールを備えており、この場
合これらのワークロールが互いに軸方向に摺動可能であ
り、ワークロールの各々がロール胴全長にわたって彎曲
されている輪郭に従って形成されており、かつ両ワーク
ロールの彎曲された輪郭が互いに補完し合うように形成
されている圧延機において、ワークロールを支持するロ
ールが円筒形である圧延機が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したCVCミルに
よる板クラウン制御は比較的小さなロールシフト量で大
きな板クラウン制御効果を得ることが出来る点で極めて
優れているものであるが、しかし、クラウン制御能力を
高めるためにCVCロールカーブの直径差を大きく付け
ると、バックアップロールとワークロール間周速差が大
きくなり、このために、圧延ロール及びハウジングに特
有のミルビビリ振動が起こり、CVC特有のクラウン制
御能力を高めることが出来ないという問題がある。
【0008】上記した問題を解消するべく、発明者らは
鋭意開発を進めた結果、このクラウン制御能力を低下さ
せることなく、圧延ロールへの圧延油噴射位置及び圧延
油粘度の最適条件を定め、特にCRS(Curbed
Roll Shift)に用いた圧延機の振動防止方法
を提供することにある。その発明の要旨とするところ
は、上ロールと下ロール各々に略同一形状の凹凸のクラ
ウンが互いに点対称となるべく付与され、該クラウンが
点対称にロールセンター及び左右ロール端部で、ロール
軸に平行で原点を通る直線と交叉すると共に、互いに軸
方向に移動自在に設けた圧延機において、バックアップ
ロール若しくはワークロールの後面のいずれか又は両方
に粘度の高い圧延油を噴射してバックアップロールとワ
ークロール間摩擦係数を低減させることをを特徴とする
圧延機の振動防止方法にある。
【0009】以下本発明について図面に従って詳細に説
明する。図1は本発明に係る4重式圧延機の断面図であ
る。図1に示すように、ロールスタンド1内にはバック
アップロール2、2´の両バックアップロール2、2´
がチョック3、3´により案内されている。バックアッ
プロール2、2´間にはワークロール対4、4´が設け
られており、このワークロール対は鋼板5のためのロー
ル間隙6を形成する。このロール間隙6の幅を決定する
ためのワークロール4、4´の圧下はバックアップロー
ル2、2´のチョック3、3´に設けられた圧下装置7
によって行われる。
【0010】このような構成のもとにバックアップロー
ル対2、2´のバックアップロール2と2´はそのロー
ルネックを介して軸方向にシフト可能にチョック3、3
´内に保持されており、この4重式圧延機の場合、両ワ
ークロール4、4´ロール胴がその全長にわたって彎曲
した輪郭を有している。この場合、ワークロール4のロ
ール胴の左半分が凸状の彎曲輪郭を備えており、他方そ
の右半分は凹状の彎曲輪郭を備えている。これとは反対
に下のワークロール4´のロール胴の左半分は凹状の彎
曲輪郭を有しており、他方その右半分は凸状に彎曲され
た輪郭を有している。この際両ロール胴部分は等しい曲
線率によって決定される。
【0011】図1からわかるように、バックアップロー
ル2、2´のバックアップロール2が円筒形の形状を有
しているが、ワークロール対4、4´はそのロール胴で
それぞれバックアップロール2、2´の円筒形のロール
胴に支持されているので、これらのロール変形され、こ
の変形によりロール間隙6方向へのそのロール胴輪郭に
著しい彎曲が生じる。この理由からワークロール4、4
´のロール胴の反り曲がった輪郭が比較的大きな曲率半
径を持った曲線率によって区画される。また、ワークロ
ール4、4´のロール胴のロール間隙6方向への相対的
にS字形の彎曲は鋼板5によって決まる。ロール間隙6
の形成を変更するためにワークロール4、4´の一つ或
いは両方の軸方向のシフトが行われる。
【0012】図2は本発明に係る4重式圧延機の他の実
施例を示す概略断面図である。図1と同様の4重式圧延
機であって、バックアップロール2、2´ロール胴がそ
の全長に渡って彎曲した輪郭を有している。この場合バ
ックアップロール2のロール胴の左半分が凸状の彎曲輪
郭を備えており、他方その右半分は凹状の彎曲輪郭を備
えている。これとは反対に下のバックアップロール2´
のロール胴の左半分は凹状の彎曲輪郭を有しており、他
方その右半分は凸状に彎曲された輪郭を有している。こ
の際両ロール胴部分は等しい曲線率によって決定され
る。図2からわかるように、ワークロール4と4´のク
ラウン自体円筒形の形状を有しているが、バックアップ
ロールの圧下により、必然的にS字形の曲がりを強いら
れる。
【0013】図3は本発明に係る4重式圧延機の更に他
の実施例を示す概略断面図である。図3に示すように、
ワークロール及びバックアップロール共に凹凸状の彎曲
された輪郭を有するCRSロールを使用する場合に彎曲
を有する上下ワークロールを軸方向にシフトを行い、バ
ックアップロールは固定又はシフトする形態のものを示
している。
【0014】図4は本発明に係る6段式圧延機の実施例
を示す断面図である。この圧延機8にあっては、ロール
スタンド1内にバックアップロール2、2´の両バック
アップロール2、2´とワークロール対4、4´の両ワ
ークロール4と4´以外になお、中間ロール対9、9´
の二つの中間ロール9と9´が設けられている。バック
アップロール対2、2´のバックアップロール2と2´
はチョック3と3´によりロールスタンド1内を案内さ
れている。一方中間ロール9、9´の中間ロール9と9
´もチョック10と10´内に支承されており、これら
のチョックはバックアップロール2と2´のためのチョ
ック3と3´内に案内されている。
【0015】この6段式圧延機の場合、中間ロール9と
9´のみが軸方向にシフト可能に設けられている。一方
バックアップロール対2、2´のバックアップロール2
と2´とワークロール対4、4´のワークロール4と4
´とはシフト不能に支承されている。この場合中間ロー
ルが凹凸状の彎曲輪郭を有しているが、これに制限され
るものではなく、バックアップロールについても凹凸状
の彎曲輪郭を設けても良い。また、中間ロール9、9´
を支承するチョック10と10´はバックアップロール
2と2´のためのチョック3と3´内に案内されてい
る。
【0016】図5は本発明に係る6段式圧延機の他の実
施例を示す概略断面図である。図5に示すように、ワー
クロールに凹凸状の彎曲された輪郭を有する形状ロール
を使用してシフトさせると同時に中間ロールには円筒形
の形状ないしは凹凸状に彎曲された輪郭を有するロール
を使用することも可能であり、また、固定ないしはシフ
トのいずれでも良い。更には、バックアップロールも中
間ロールと同様に円筒形の形状ないしは凹凸状に彎曲さ
れた輪郭を有するロールのいずれでも良く、かつ固定な
いしはシフト可能のいずれにも制限されるものではな
い。以上のような、圧延機構成の基に、これら圧延機の
全てをCRSと定義し、これら全てのCRSに本発明を
適用するものである。
【0017】図6は凹凸状に彎曲された輪郭を備えたロ
ールでのミルビビリ振動発生メカニズムを示す図であ
る。従来は彎曲されたロールでの凸状部の最大径Dと凹
状部の最小径dとの直径差dDを小さくしてクラウン制
御能力を制限していることから、例えば凹凸状に彎曲さ
れた輪郭を備えたロールであっても、ミルビビリ振動の
発生は起こらなかったが、強力なクラウン制御能力を確
保するために、CRSロールカーブの直径差dDを大き
くしたために、ロール間周速差が増大し、ロール表層部
の剪断変形が周期的に繰り返すことによって振動が発生
する。
【0018】このようなCRSロールによる振動はバッ
クアップロール振動に伝達し、それがハウジングの振動
となり、圧延方向に振動し、強いては電動機器の振動ま
で伝動することになる。このロール振動について、剪断
変形モデルによって示す。すなわち、図6に示すワーク
ロールとバックアップロール間を剪断変形モデルで示す
ように、両ロール間には剪断変形量Sは,式S∝μ√P
で示すことが出来る。このロール表層部の剪断変形(K
μ√P)が周期的に繰り返すことによって、X=Ae
KCt sin(βt)+Kμ√Pで表わされる振動が発生
する。ただし、X:振動幅(スリップ幅)すなわち、周
速差から来るスリップ幅を意味する。A:定数、e:対
数、K:圧力反力と圧延材質から求めた定数、t:時
間、C:粘性減衰係数、β:ロール材質から求めた定
数、μ:摩擦係数、P:圧延荷重である。
【0019】この式からわかるように、振動幅(スリッ
プ幅)Xを低減させてロール振動を防止するためには、
剪断変形量(Kμ√P)を下げ、かつ粘性減衰係数を負
にすれば良い。従って、先ず剪断変形量(Kμ√P)を
低減するためにはロール間に圧延油を噴射して、ワーク
ロールとバックアップロール間摩擦係数を低下させるこ
と、更に粘性減衰係数Cを負にするためには、粘性減衰
係数Cを負にするような圧延油を選択するば良い。これ
によってロール振動を防止するものである。
【0020】図7は圧延油粘度と粘性減衰係数との関係
を示す図である。図7で示すように、圧延油粘度が2×
104 〜6×105 cp(センチポアズ)の範囲の圧延
油を使用すると粘性減衰係数が負に変わることを示して
いる。すなわち、圧延油粘度が2×104 cp未満であ
ると粘性減衰係数が正になり、前述の式Xの振動幅が大
きくなり、振動が発生するので好ましくない。また粘度
6×105 cpを超えると粘性減衰係数は負であるがロ
ールに噴射する取扱い上好ましくないので最適範囲とし
て2×104 〜6×105 cpとした。この範囲を選定
することによって、粘性減衰係数を負とし振動幅(スリ
ップ幅)Xを低下させ、ミルビビリ振動を防止するもの
である。
【0021】また、本発明に使用する基油としては、ス
ピンドル油、マシン油、ダイナモ油、モーター油、シリ
ンダー油等の中質および重質鉱油、牛脂、ラード、鯨
油、パーム油、ヤシ油、ナタネ油、米ヌカ油、大豆油等
の動植物油脂、8〜22個の炭素原子を有する脂肪酸と
1価および多価アルコールとのエステル、α−オレフィ
ン、ポリブテン、シリコーン油、フッ素油等の合成油お
よびこれらの混合油が挙げられる。更に、固体潤滑剤と
して、黒鉛、二硫化モリブデン、雲母、フッ化黒鉛、窒
化ホウ素、軟質金属、滑石等の無機系固体潤滑剤および
四フッ化エチレン等の有機系固体潤滑剤のいずれでも使
用可能であるが、耐熱性及び高温での酸化安定性に優
れ、かつ被圧延材への影響の少ない黒鉛、雲母、窒化ホ
ウ素、滑石等がより好ましい。固体潤滑剤の添加量は5
〜40重量%であり、より好ましくは10〜30重量%
である。この固体潤滑剤によって粘度を調整することが
出来る。これらに更に、極圧添加剤として、硫黄系化合
物、りん系化合物、塩素系化合物、有機金属化合物等が
挙げられる。
【0022】図8は本発明に係る圧延油の使用有無によ
るロール振動状況を示した図である。図8に示すよう
に、圧延油を使用しない場合の振動チャートはワークロ
ールまたはバックアップロールの両者において大きな振
動があらわれていることがわかる。その後上下振動が比
較的中太になっているのはハウジングへの振動に変わっ
ていることを示している。更にその後は圧延ロールから
板が抜かれた状態を示している。次に本発明に係る圧延
油を使用した場合を示す。最初圧延油を使用していない
状態から圧延油を噴射開始すると、その時点から、急激
に振動がなくなり、引続き継続して圧延油をバックアッ
プロール若しくはワークロールのいずれか/又は両方に
噴射することにより、振動は全く見られなかった。
【0023】このように、CRSカーブを大きくするこ
とにより、ロール周速差(△V)が大きくなり、これに
伴いロール表面が圧延方向に周期的に剪断変形が繰り返
され、その結果振動を生ずるものである。しかも、この
剪断変形量はμ√Pに比例し、振動は前述した式によっ
て表されることから、剪断変形量の低減を図るために
は、摩擦係数μを低減すると共に粘性減衰係数Cを負に
するような圧延油、つまり、粘度2×104 pc以上の
圧延油をバックアップロール若しくはワークロール後面
に噴射することによって、バックアップロールとワーク
ロール間の摩擦係数を低減して、CRSロールのミルビ
ビリ振動を防止することが出来る。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によって、ク
ラウン制御能力を低下させることなく、クラウン制御能
力を高い位置に維持しながらも、ミルビビリ振動の発生
が全くなくなり、しかも幅方向均一厚さの低クラウン形
状が全鋼種に適用可能となり、また、高クラウン制御能
力が可能なことから、ロールカーブの等一、プロフィル
制御による幅逆転の拡大等によるSFR(Schedu
le Free Rolling)を向上させ、併せて
燃料原単位を大幅に低減しコスト低減を図ることが出来
る極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る4重式圧延機の断面図、
【図2】本発明に係る4重式圧延機の他の実施例を示す
概略断面図、
【図3】本発明に係る4重式圧延機の更に他の実施例を
示す概略断面図、
【図4】本発明に係る6段式圧延機の実施例を示す断面
図、
【図5】本発明に係る6段式圧延機の他の実施例を示す
概略断面図、
【図6】凹凸状に彎曲された輪郭を備えたロールでのミ
ルビビリ振動発生メカニズムを示す図、
【図7】圧延油粘度と粘性減衰係数との関係を示す図、
【図8】本発明に係る圧延油の使用有無によるロール振
動状況を示した図である。
【符号の説明】
1 ロールスタンド 2、2´ バックアップロール 3、3´ チョック 4、4´ ワークロール 5 鋼板 6 ロール間隙 7 圧下装置 8 圧延機 9、9´ 中間ロール 10、10´ 中間ロールを支承するチョック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ロールと下ロール各々に略同一形状の
    凹凸のクラウンが互いに点対称となるべく付与され、該
    クラウンが点対称にロールセンター及び左右ロール端部
    で、ロール軸に平行で原点を通る直線と交叉すると共
    に、互いに軸方向に移動自在に設けた圧延機において、
    バックアップロール、中間ロール若しくはワークロール
    の後面のいずれか又は両方に粘度の高い圧延油を噴射し
    てバックアップロールとワークロール間摩擦係数を低減
    させることをを特徴とする圧延機の振動防止方法。
  2. 【請求項2】 粘度の高い圧延油として、粘度2×10
    4 〜6×105 cpである請求項1記載の圧延機の振動
    防止方法。
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