JPH0634390A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH0634390A
JPH0634390A JP18836492A JP18836492A JPH0634390A JP H0634390 A JPH0634390 A JP H0634390A JP 18836492 A JP18836492 A JP 18836492A JP 18836492 A JP18836492 A JP 18836492A JP H0634390 A JPH0634390 A JP H0634390A
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JP
Japan
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magnetic
sensor element
element group
group
position detection
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Application number
JP18836492A
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English (en)
Inventor
Shoichi Kawamata
昭一 川又
Tadashi Takahashi
正 高橋
Hideki Nihei
秀樹 二瓶
Fumio Tajima
文男 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】MR素子等の磁電変換素子を用いた位置検出装
置であって、簡単な構成で、高精度に磁極等の位置を検
出する装置を提供する。 【構成】最小記録単位(NSのピッチ)λを連続配置した
磁気信号の長さPおよびこの磁気信号の長さPと同じ長
さの無着磁部を有する磁気記憶媒体1と、磁気記録媒体
1に対向するMR素子をλ/2の間隔を設け配置した位
置決めセンサ素子グループを有して構成される磁気セン
サ2を有して構成される。 【効果】簡単な構成で高精度に磁極等の位置を検出で
き、装置の小型化、低コスト化が図れることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気抵抗効果素子
(「MR素子」とも称する)等を用いて、被計測対象物
の位置を検出する装置、特にリニアモータの磁極等の位
置検出の機能を有する位置検出装置ならびにその応用装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁極位置検出装置は、例えば、特
開昭58−155312号公報に記載のように、モータ
の相数に応じて、モータの軸方向、あるいは、径方向に
磁気信号「NS」を記録した磁気記録媒体と、磁気セン
サを用いて構成していた。すなわち、エンコーダ部に相
当する「インクリメンタルトラック」の磁気信号の記録
方向に対し、約90度の方向に磁気信号を記録し、これ
に対向して配置する磁気抵抗効果素子の方向も、インク
リメンタルトラックに対向するMR素子の方向に対し、
約90度の方向に配置する構成となっていた。
【0003】このため、MR素子の長さの影響が生じ、
モータの磁極(N極あるいはS極)の長さが短いものに
は、対応しにくく、また、モータの磁極(N極あるいは
S極)の長さに対応した、広幅の高精度な磁極信号を得
るのが困難であった。
【0004】また、高精度な広幅の信号を得るために
は、例えば、特開昭61−17002号公報記載のよう
に、出力信号のビット数に応じた磁気トラックと、磁気
センサを用いて信号検出を行なっていた。
【0005】例えば、モータの相数が2相の場合、磁気
トラックは2つ以上の磁気トラックおよび磁気センサ
が、必要であった。
【0006】このため、構成が複雑で位置検出装置の形
状が大きく小型化が困難であり、コストの低下も図れな
かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来技術
においては、広幅信号(信号の立上りから、立ち下がり
までの時間が長い信号を、以下この様に称する)の高精
度化、および、広幅信号の応用性、さらに構成を簡素化
し装置の小型化を図る点等について配慮がされておら
ず、位置検出装置の高精度化、および、小型化等の課題
が存在していた。
【0008】そこで、本発明では、モータの磁極位置信
号のような広幅信号を高精度で検出し、さらに小型で応
用性に富む磁極位置検出機能を有する位置検出装置を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、以下に示す手段が考えられる。
【0010】磁気信号を記録した磁気記録媒体と、磁気
抵抗効果素子(MR素子)をセンサ素子として含む磁気
センサとを有して構成され、前記磁気記録媒体と前記磁
気抵抗効果素子が相対移動した状態で、前記磁気記録媒
体の位置を前記磁気センサが検出する位置検出装置にお
いて、さらに、前記磁気記録媒体には、1トラック中に
最小記録単位λで、長さP(P=kλ、但しkは整数)
の連続した磁気信号群と、該磁気信号群と同じ長さPを
有する無着磁部とを交互に配置して記憶し、さらに、前
記磁気センサは、磁気信号群の記憶方向に、間隔λ/2
で配置した一対のMR素子を一つの位置決めセンサ素子
グループとし、少なくとも1個の位置決めセンサ素子グ
ループを有して構成した位置検出装置である。
【0011】また、上記位置検出装置において、位置決
めセンサ素子グループの間隔を(n+(1/m))×P(但
し、nは実数、mは出力信号の相数、Pはモータ磁極の
長さ)とした位置検出装置も考えられる。
【0012】さらに、インクリメンタルセンサ素子グル
ープと、該インクリメンタルセンサ素子グループに対応
する磁気信号からなる磁気信号群をさらに有しており、
前記インクリメンタルセンサ素子グループは、少なくと
も一対のMR素子を有して構成され、さらに前記磁気信
号群は、前記磁気記録媒体に記憶され、磁気信号が連続
して構成され、さらに、前記位置決めセンサ素子グルー
プと前記インクリメンタルセンサ素子グループとを所定
の間隔を設けて、一の基板上に配置した位置検出装置も
考えられる。
【0013】さらに、基準位置検出センサ素子グループ
と、該基準位置検出センサ素子グループに対応する磁気
信号からなる磁気信号群をさらに有しており、前記基準
位置検出センサ素子グループは、移動位置を計測するた
めに設けられた基準位置部を検出するため、少なくとも
一対のMR素子を有して構成され、さらに前記磁気信号
群は、前記磁気記録媒体に記憶され、少なくとも最小記
録単位の磁気信号を有して構成され、さらに、前記位置
決めセンサ素子グループと、前記基準位置検出センサ素
子グループとを所定の間隔を設けて、一の基板上に配置
した位置検出装置も考えられる。
【0014】さらに、新たに基準位置検出に使用する磁
気信号群を同一の基板に設け、該磁気信号群の全長Lrz
を変位ストロークLmより小さくした構成でもよく、基
準位置検出に使用する磁気信号として、前記位置決めセ
ンサ素子グループに対応して設けられた、無着磁部を有
するトラックを使用した構成でも良い。
【0015】さらに、インクリメンタルセンサ素子グル
ープと、該インクリメンタルセンサ素子グループに対応
する磁気信号からなる第一の磁気信号群と、基準位置検
出センサ素子グループと、該基準位置検出センサ素子グ
ループに対応する磁気信号からなる第二の磁気信号群を
さらに有しており、前記インクリメンタルセンサ素子グ
ループは、少なくとも一対のMR素子を有して構成さ
れ、さらに前記第一の磁気信号群は、前記磁気記録媒体
に記憶され、磁気信号が連続して構成され、また、前記
基準位置検出センサ素子グループは、移動位置を計測す
るために設けられた基準位置部を検出するため、少なく
とも一対のMR素子を有して構成され、さらに前記第二
の磁気信号群は、前記磁気記録媒体に記憶され、少なく
とも最小記録単位の磁気信号を有して構成され、さら
に、前記位置決めセンサ素子グループと前記インクリメ
ンタルセンサ素子グループと前記基準位置検出センサ素
子グループとを所定の間隔を設けて、一の基板上に配置
した位置検出装置も考えられる。 この場合、前記位置
決めセンサ素子グループと、前記インクリメンタルセン
サ素子グループ、および、前記基準位置検出センサ素子
グループの2グループとを、移動方向に所定の間隔Ld
1を設けて配置し、該間隔Ld1は、変位ストロークLm
より大きくした位置検出装置も考えられる。
【0016】次に、磁気記憶媒体に特徴を持たせた手段
として、以下の手段が考えられる。
【0017】まず、位置決めセンサ素子グループととも
に構成されるインクリメンタルセンサ素子グループに対
応する磁気信号群を前記磁気記憶媒体に設け、該磁気信
号群の全長Lr1を変位ストロークLmより大きくした
位置検出装置、さらに、前記位置決めセンサ素子グルー
プとともに構成されるインクリメンタルセンサ素子グル
ープに対応する磁気信号群を前記磁気記憶媒体に設け、
該磁気信号群の全長Lr1は、変位ストロークLmとイ
ンクリメンタルセンサ素子グループの全幅Lw1を加え
た長さ以上とした位置検出装置も考えられる。
【0018】さらに、前記位置決めセンサ素子グループ
に対応し、無着磁部と磁気信号群が交互に配置された部
分の全長Lr2を、移動体の移動距離Lmより大きくし
た位置検出装置も考えられる。
【0019】さらに、位置決めセンサ素子グループの大
きさを考慮し、前記位置決めセンサ素子グループに対応
し、無着磁部と磁気信号群が交互に配置された部分の全
長Lr2は、変位ストロークLmと、前記位置決めセン
サ素子グループの全幅Lw2を加えた長さ以上とした位
置検出装置も考えられる。
【0020】さらに、前記位置決めセンサ素子グループ
に対応し、無着磁部と磁気信号群が交互に配置された部
分の全長Lr2は、前記位置決めセンサ素子グループと
ともに構成されるインクリメンタルセンサ素子グループ
に対応して、前記磁気記憶媒体に設けた磁気信号群の全
長Lr1以上とした位置検出装置も考えられる。
【0021】さらに、相互干渉を回避するため、以下の
手段も考えられる。
【0022】さらに、前記位置決めセンサ素子グループ
に対応し、無着磁部と磁気信号群が交互に配置された部
分と、前記インクリメンタルセンサ素子グループ、およ
び、基準位置検出センサ素子グループの2つのセンサ素
子グループに対応して、前記磁気記憶媒体に設けられた
磁気信号群との間に、所定の幅Ld2の無着磁部を設け
た位置検出装置も考えられる。
【0023】この場合、前記位置決めセンサ素子グルー
プと他のセンサ素子グループ(インクリメンタルセンサ
素子グループ、基準位置検出センサ素子グループ等)と
の所定間隔Ld1を、前記無着磁部Ld2より大きくした
位置検出装置も考えられる。さらに、基準位置検出セン
サ素子グループに対応して、磁気記憶媒体に磁気信号群
を設けた手段として、以下のものが考えられる。
【0024】すなわち、前記位置決めセンサ素子グルー
プと、前記インクリメンタルセンサ素子グループ、およ
び、前記基準位置検出センサ素子グループとを所定の間
隔を設けて、一の基板上に配置し、該基準位置検出セン
サ素子グループに対応し、磁気記憶媒体に設けられた磁
気信号群の磁気記録(NSあるいはSN)の位相を、イン
クリメンタルセンサ素子グループに対応し、磁気記憶媒
体に設けられた磁気信号である単位磁極(NSあるいは
SN)に合わせた位置検出装置である。
【0025】さらに、インクリメンタルセンサ素子グル
ープを備えて、該インクリメンタルセンサ素子グループ
に対応して磁気記憶媒体に設けられた磁気信号群と、前
記位置決めセンサ素子グループに対応して磁気記憶媒体
に設けられた無着磁部とを移動方向に配置し、1つのト
ラック内に構成した位置検出装置も考えられる。
【0026】また、位置決めセンサ素子グループ、イン
クリメンタルセンサ素子グループ、および、基準位置検
出センサ素子グループの配置の仕方により、以下の手段
が考えられる。
【0027】まず、前記位置決めセンサ素子グループ
と、前記インクリメンタルセンサ素子グループ、およ
び、前記基準位置検出センサ素子グループとを所定の間
隔を設けて一の基板上に配置する際に、前記位置決めセ
ンサ素子グループを、前記インクリメンタルセンサ素子
グループ、および、前記基準位置検出センサ素子グルー
プとの中間部に配置した位置検出装置である。
【0028】次に、前記位置決めセンサ素子グループ
と、前記インクリメンタルセンサ素子グループ、およ
び、前記基準位置検出センサ素子グループとを所定の間
隔を設けて一の基板上に配置する際に、前記位置決めセ
ンサー素子グループを、前記インクリメンタルセンサ素
子グループ側に配置した位置検出装置である。
【0029】さらに、前記位置決めセンサ素子グループ
と、前記インクリメンタルセンサ素子グループ、およ
び、前記基準位置検出センサ素子グループとを所定の間
隔を設けて一の基板上に配置する際に、前記位置決めセ
ンサ素子グループを、前記基準位置検出センサ素子グル
ープ側に配置した位置検出装置である。
【0030】また、前記位置決めセンサ素子グループ、
前記インクリメンタルセンサ素子グループ、および、前
記基準位置検出センサ素子グループの3グループを、移
動体の移動方向と垂直な方向に配置した位置検出装置も
考えられる。
【0031】以下、位置検出装置の応用例として、以下
に示す手段が考えられる。
【0032】まず、モータと該モータの磁極位置を検出
する磁極位置検出装置を有して構成される磁極位置検出
装置付きモータにおいて、前記磁極位置検出装置とし
て、本発明にかかる位置検出装置を用いた磁極位置検出
装置付きモータである。
【0033】次に、記憶再生ディスクを駆動する駆動部
と、該駆動部に出力トルクを与えるモータと、該モータ
の位置および磁極位置を検出する位置検出装置を有して
構成される記憶再生ディスク装置において、前記位置検
出装置として本発明にかかる位置検出装置を用いた記憶
再生ディスク装置である。
【0034】さらに、産業機器であって、該機器内の駆
動部を駆動するためモータと、該モータの位置および速
度を検出する位置検出装置を備えたものにおいて、位置
および速度を検出する前記位置検出装置として、本発明
にかかる位置検出装置を用いた産業機器も考えられる。
【0035】さらに、以下に示す応用手段も考えられ
る。
【0036】機器を駆動する制御用モータと、位置を検
出する位置検出装置を備え、前記位置検出装置の信号と
位置指令信号を比較することにより、位置制御を行うモ
ータ位置制御装置において、前記位置検出装置として、
本発明にかかる位置検出装置を用いたモータ位置制御装
置、あるいは、機器を駆動する制御用モータと、位置を
検出する位置検出装置を備え、前記位置検出装置の信号
と速度指令信号を比較することにより、速度制御を行う
モータ速度制御装置において、前記位置検出装置とし
て、本発明にかかる位置検出装置を用いたモータ速度制
御装置も考えられる。
【0037】また、用いる素子は、MR素子に限られ
ず、上記MR素子の替わりに、他の磁電変換素子を用い
た位置検出装置も考えられる。
【0038】
【作用】本発明は、移動体(固定体でもよい)に取り付け
た磁気記録媒体には、1トラック上に最小記録単位λ
(NSのピッチ)を連続配置し、モータの磁極(N極ある
いはS極)の長さに応じて設けられた、磁気信号の長さ
Pと、該磁気信号の長さPと同じ長さの無着磁部を有す
る磁気信号グループを、移動体の移動距離に相当する数
だけ備え、さらに、この磁気記録媒体に対向するMR素
子をλ/2の間隔で配置した複数のMR素子の固まり
(以後「位置決めセンサ素子グループ」とも称する)を
移動体の移動方向に(n+(1/m))・P(但し、nは実
数、mはモータの相数、Pはモータの磁極の長さ)の間
隔で配置させる。
【0039】これにより、MR素子は、λ/2の配置の
グループで最小記録単位λごとのリプルを除去するよう
に動作し、さらに、(n+(1/m))の間隔で設けられた
位置決めセンサ素子グループで、最小記録単位λを連続
配置した磁気信号Pと、Pと同じ長さの無着磁部の間
で、相補的に動作し、高精度な磁極信号を得るものであ
る。
【0040】また、この磁極信号部の検出に用いるセン
サ素子グループと、その他のセンサ素子グループ、例え
ば、いわゆるエンコーダに相当する「インクリメンタル
センサ素子グループ」(例えば、モータ等の移動速度、
回転数等を計測し、連続信号を出力する部分である)、
あるいは、例えば1ストロークに1個、1回転に1個存
在する基準位置検出部を検出するために設けられた「基
準位置検出センサ素子グループ」等と、組み合わせ構成
することにより、例えば小形(薄型)で、高精度なモータ
用位置検出装置が提供できることになる。
【0041】なお、用いる素子はMR素子には限られ
ず、磁気変化に対応して、例えば抵抗値が変化する素子
なら何でも良い。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は、多極2相モータ用の磁極位置の検出の一例
を示したものである。磁気記録媒体1は、例えば、アル
ミニウムなどの非磁性体の表面に磁性材料等を塗布して
製造される。磁気記録媒体1の表面には、1つの磁気ト
ラックTP0を設けている。さらに、磁気トラックTP0
は、モータの磁極(N極あるいはS極)の長さに対応し
て、最小記録単位(NSのピッチ)λの磁気信号11が、
連続配置(本実施例では、磁気信号11の最小記録単位
が6個分配置されている)された磁気信号郡Pと、前記
磁気信号郡Pと同じ長さの無着磁部12(本実施例で
は、磁気信号11の最小記録単位が6個分配置されてい
る)を有して構成されている。
【0043】また、この磁気記録媒体1に対向して、磁
気センサ2を配置している。
【0044】磁気センサ2は、MR素子を2個を1グル
ープとして4グループ配置している。第1のグループ
は、MR素子R1とR2、第2のグループは、MR素子R
3とR4、第3のグループは、MR素子R5とR6、第4の
グループは、MR素子R7とR8で構成されており、それ
ぞれ最小記録単位λに対して、λ/2の間隔で配置し、
さらに、各グループ間を、nを実数、mをモータの相数
として、(n+(1/m)×P)の関係に基づいて配置して
いる(図1では、n=0.0、m=2)。このような配置に
し、磁気センサ2を構成することによって、1トラック
だけでも、図2に示す従来技術(例えば、特開昭61−
17002号公報参照)を適用した場合と同様に、高精
度な出力波形を得ることができる。
【0045】この出力波形の出力動作原理について、図
2、3、4を参照して説明する。図2は、前述のよう
に、従来技術(例えば、特開昭61−17002号公報
記載)を適用した磁極位置の検出センサの一例を示した
ものである。磁気記録媒体1は、モータの相数(図2に
おいては、2相の例を示している)に対応して、4つの
磁気トラックTP0〜TP4(出力信号の高振幅、高精度化
のためには、通常、モータ相数1相につき、2つの磁気
トラック群が必要となる)で構成されている。無着磁部
12を有する磁気トラックTP0〜TP4の、各々の磁気信
号の配置構成は、図1で示したものと同様であるが、第
1の磁気トラック群の磁気トラックTP0とTP1は、互い
に、移動方向にPだけ距離(「位相」に相当する)をず
らし、相補的な配置構成としている。また、第2の磁気
トラック群を構成する磁気トラックTP2と、TP3の配置
構成も、第1の磁気トラック群を構成する磁気トラック
TP0と、TP1と同じであるが、第1の磁気トラック群
(TP0、TP1)と、第2の磁気トラック群(TP2、TP3)と
は、モータの相数、すなわち、本例のように2相のもの
では、お互い電気角で90度位相が異なる出力が得られ
ような配置にしている。
【0046】一方、この磁気記録媒体1に対向する磁気
センサ2のMR素子R1からR8も、各磁気トラックTP0
からTP4に、対応するように配置させている。
【0047】すなわち、磁気トラックTP0に対してMR
素子R1とR2、磁気トラックTP1に対してMR素子R3
とR4、同様にTP2に対してR5とR6、TP3に対してR7
とR8を、最小記録単位をλとしてλ/2の間隔を設け配
置し、それぞれをMR素子の素線方向(移動方向に垂直
な方向)に一直線状に配置した構成としている(図2参
照)。
【0048】図3は、前記MR素子R1からR8の接続回
路であり、それぞれR1とR3、R4とR2、R7とR5、R
6とR8を電源Eとアース間に、直列に接続し、該直列に
接続されたMR素子の接続点ea、ea’、eb、および
eb’より出力信号をとりだし、その出力eaとea’、
および、出力ebとeb’でブリッジを構成し出力信号を
得る回路構成としている。
【0049】図4では、図2および図3で示した、位置
検出装置および回路構成における動作波形を示したもの
である。例えば、図2に示した磁気記録媒体1が図示矢
印の方向に移動したとする。
【0050】本実施例で使用しているMR素子は、その
素子の素線方向(移動方向に垂直な方向)に直角に、磁界
が印加されると、その抵抗値が下がる特性を有してお
り、かかる特性を利用している。そのため、MR素子R
1の抵抗値は、図のように磁気トラックTP0の最小記録
単位λの磁気信号11の部分でのみ、大きくリプル状に
抵抗値が変化する。また、MR素子R3の抵抗値は、磁
気信号群P、すなわち最小記録単位λの6個分だけずれ
た位置から、同様の変化を示す。
【0051】さらに、MR素子R2とR4も、MR素子R
1とR3の関係と同様の抵抗変化を示し、位相だけが最小
記録単位λに対しλ/2ずれている。従って、MR素子
R1とR3の接続点から得られる出力ea、および、MR
素子R4とR2出力の接続点から得られる出力ea’は、
それぞれ図4に示すような電圧波形となり、その差動出
力(ea−ea’)は、大きなリプルのない、シャープな
立ち上がりを有する波形が得られる。一方、MR素子R
5、R6、R7およびR8で得られるブリッジ出力(eb−
eb’)は、差動出力(ea−ea’)に対し、P/2だけ
位相がずれただけの、同様の波形となる。
【0052】ここで、前述した図1の本発明の実施例に
戻って、磁気センサ2を構成するMR素子R1からR8
と、磁気記録媒体1の磁気信号との配置関係を見ると、
図2の配置関係と全く同じものとなっていることがわか
る。
【0053】従って、図1のMR素子を図3に示したよ
うに接続すれば、図4に示した波形が得られることにな
る。このように、本発明によれば、1トラックの磁気記
録媒体1と、移動方向にMR素子を配置した磁気センサ
2により、小形かつ薄型の装置で、高出力かつ高精度
な、幅広の磁極位置信号を得られることになる。また、
磁気センサが小形に製造できるので、歩留まり(1枚の
基板から取れる磁気センサの数が増えることによる)が
向上し、コストの低減が図れる効果も得られることにな
る。さらには、1トラックの磁気信号を検出するため、
出力信号の位相合わせる等の微細な磁気センサの調整が
不要であり、量産性が飛躍的に向上することにもなる。
【0054】図5は、本発明の他の実施例であり、3相
モータへの適用例を示したものであり、図1と異なると
ころは、MR素子R9、R10、R11およびR12を新たに
追加し、出力信号として3相(電気角で120度の位相
差)の出力を得る配置構成としている点にある。
【0055】すなわち、本実施例では、MR素子R1と
R2、R5とR6、R9とR10、R3とR4、R7とR8、およ
びR11とR12をλ/2離して配置した素子グループと
し、各素子グループ間を、さらにP/3なる間隔を有し
た配置としている。
【0056】これらのMR素子R1〜R12を図6に示す
ように接続を行うと、図7に示すような抵抗変化(図
2、3、4で示した動作と、同様な動作が行なわれるの
で、ここでは詳細な説明を省略する)を示し、結局、こ
れらのMR素子の接続点eaとea’、ebとeb’、およ
び、ecとec’の差動出力は、図7に示すようになる。
【0057】このように、計測対象物、例えばモータ等
の出力相数mに応じて、位置決めセンサ素子グループ
(λ/2の間隔で配置された一対のMR素子の組)を、合
計2m組配置し、さらに、グループごと間隔をP/mと
することにより、高精度かつ広幅の出力信号を得ること
が可能となる。なお、グループ間の間隔は、P/mに拘
束されることはなく、nを実数として(n+(1/m))×
Pなる式を満足する間隔で位置決めセンサ素子グループ
を配置すればよい。
【0058】したがって、目的用途に応じた配置が選択
でき、設計の自由度が大きいと言える。
【0059】一方、モータ等の位置および速度制御で
は、例えば、1556879号公報、特開昭59−59
14号公報等に記載されている、モータ等の移動速度、
回転数等を検出する、いわゆるエンコーダ部に相当する
「インクリメンタルセンサ素子グループ」や、1ストー
ローク(例えば1回転)に1個(例えば、直線運動するも
ので、全ストロークの両端に設けられている等の場合に
は、複数個設けられることもある)の信号を出力する基
準位置を検出するために設けられた「基準位置検出セン
サ素子グループ」等が、不可欠な構成となっており、こ
れらのセンサ素子グループにも本発明を利用することに
よって、例えば最適なモータ制御が行えることになる。
【0060】次に、前述したインクリメンタルセンサ素
子グループ、および、基準位置検出センサ素子グループ
を本発明を利用して構成した場合の動作例について、図
8から図13を参照して説明する。なお、詳細な動作に
ついては図1での説明と重複記載となるため省略する。
【0061】図8、9、10は、インクリメンタルセン
サ素子グループの説明図であり、図1等と同符号の部品
は同じ動作をするものとする。図8は、磁気記録媒体1
と磁気センサ2の関係を示しており、磁気記録媒体1に
は、無着磁部の存在しない最小記録単位λの磁気信号1
1が、連続して記録されており、磁気トラックTINCを
構成している。この磁気記録媒体1に対向して配置され
る磁気センサ2は、最小記録単位λの磁気信号11に対
して、例えば、λ/4間隔で配置された磁気抵抗効果素
子RI1〜RI8を有して構成されている。これらのMR素
子RI1〜RI8は、図9に示す接続回路にて接続され、電
源Eとアースの間に直列に接続された、磁気抵抗効果素
子RI1とRI7、RI3とRI5、RI2とRI8および、RI4と
RI6の各々の接続点から得られる、出力eAとeA’、お
よび、eBとeB’の差動出力は、図10(イ)に示すよう
な波形となる。また、用途によっては図10(ロ)に示す
ような正弦波状の出力を得て、分解能を高める(すなわ
ちアナログ信号を精度良く得られる)構成にすることも
可能である。もちろん、その出力波形の形状、MR素子
の配置構成等については本例に限られないことはいうま
でもない。
【0062】図11から図13は、基準位置検出センサ
素子グループの構成および出力波形の一例の説明図であ
り、図1等と同符号の部品は、同じ動作をする。図11
は、磁気記録媒体1と磁気センサ2の関係を示してお
り、磁気記録媒体1は、図8で示した磁気トラックTIN
Cの他に、磁気トラックTZを有している。磁気トラック
TZには、例えば磁気トラックTINCの最小記録単位λで
ある磁気信号11の「SN」と位相を合わせ、磁気信号
13が記録されている。しかし、磁気トラックTZと磁
気トラックTINCが所定間隔以上(例えば、少なくとも
最小記録単位λ以上離すことが考えられる)に離れてい
たり、お互いの磁気干渉の影響等が無視できる場合に
は、必ずしもこのように磁気信号を記録する必要はな
い。 磁気記録媒体1に対向して配置される磁気センサ
2は、MR素子RZ1、RZ2、RZ3、およびRZ4を有して
おり、MR素子RZ1とRZ2は、磁気トラックTZに対向
し、また、MR素子RZ3とRZ4は、磁気トラックTINC
に対向して配置された構成となっている。これらのMR
素子RZ1からRZ4は、図12に示すような接続回路にて
接続され、電源Eとアース間に直列に接続された、MR
素子RZ1とRZ4、および、RZ3とRZ2の各々の接続点か
ら得られる出力eZとeZ’の差動出力は、図13(イ)に
示すような波形となる。そこで、図2、図8および図1
1の機能を同一基板にまとめ構成した位置検出装置の従
来技術の一例を図14に示す。磁気記録媒体1には、磁
極位置検出用の磁気トラックTP0、TP1、TP2、TP3
と、基準位置検出用の磁気トラックTZ、およびインク
リメンタル検出用の磁気トラックTINCが記録されてい
る。この磁気記録媒体1に対向して配置される磁気セン
サ2は、MR素子R1〜R8、RZ1〜RZ2、および、RI1
〜RI8を有して構成され、各々のMR素子は、それぞれ
対応する磁気トラックに対向して配置される構成となっ
ている。なお、磁気トラックTZに対向する基準位置検
出用の磁気抵抗効果素子RZ3およびRZ4については、図
面および説明の分かりやすさのため省略している。この
ように構成された位置検出装置は、磁気記録媒体1およ
び磁気センサ2の長さ(LX)が高くなり、モータ等に組
み込む場合にはレイアウト上の制約を受ける。図15お
よび図16に、実際に位置検出装置等を組み込んだ場合
の一例を示す。 図15および図16は、永久磁石型リ
ニアパルスモータM(以下、「PM型LPM」とも称す
る)の一例であり、移動方向の縦断面図を示したもので
ある。
【0063】PM型LPMは、例えば磁気記録媒体1、
磁気センサ2、移動台3、永久磁石4、固定子5、固定
子に巻かれたコイル6、ガイドローラ7、ガイドレール
8、ベース9、磁気センサ取付台10を有して構成され
る。一般に、この種のモ−タは、きわめて高い「推力/
体格比」(すなわち、モータの体積容量に対する推進力
の比)が得られるものの、位置検出用のセンサ等を無装
着で駆動すると、単なるパルスモータとしての動作しか
せず、例えば、光ディスク、磁気ディスク装置のような
高精度位置決めサーボ等の機能が実現できない。そのた
め、図15に示すように位置検出のための装置が必要と
なる。しかしながら、図14に示すように位置検出装置
を装着すると、PM型LPMの表面積が大きくなり、小
型化が図れない。また、図16に示すように位置検出装
置を縦置きにし装着すると、表面積は小さく抑えられる
が、PM型LPMの高さが高くなり、薄型化が図れな
い。そこで、磁極位置検出部と他のセンサ素子グループ
とを、移動体の移動方向に配置する構成を創作したので
以下説明する。図17に、基準位置検出部と、インクリ
メンタル検出部と、磁極位置検出部とを、移動体の移動
方向に配置した一実施例を示す。すなわち、磁気センサ
2には、基準位置検出部およびインクリメンタル検出部
の各々に対応するセンサー素子グループRZ1、RZ2、お
よび、RI1〜RI8と、磁極位置検出部に対応するセンサ
素子グループR1〜R8を、所定の間隔Ld1だけ離して配
置している。この間隔Ld1は、インクリメンタルセンサ
素子グループの幅LW1を考慮し、インクリメンタルセン
サ素子グループと、磁極位置検出部に対応するセンサ素
子グループ間の最小距離となっている。また、間隔Ld1
は、移動体の移動距離Lmより長くとっており、インク
リメンタルセンサ素子グループで磁極位置検出部の磁気
トラックTP0を検出しないよう、また、磁極位置検出セ
ンサ素子グループでインクリメンタル検出部の磁気トラ
ックTINCを検出しないようにしている。一方、この磁
気センサ2と対向する磁気記録媒体1には、前記基準位
置検出部と、インクリメンタル検出部のグループと、磁
極位置検出部の各々に対応するように、図17に示すよ
うに磁気トラックTZ、TINCおよびTP0を配置してお
り、磁気トラックTINCとTP0とは所定の間隔Ld2だけ
離し、磁気トラックTP0を磁気トラックTZとTINCのほ
ぼ中間に配置する構成としている。なお、磁気トラック
TZ、TINCおよびTP0の配置関係には、これらに限られ
たものではない。また、磁気トラックTINCおよびTP0
の磁気記録の長さLr1およびLr2は、移動体の移動距離
Lmより長く、移動体の移動距離Lmに、各々の磁気セン
サの幅LW1およびLW2を加えたものと等しいか、それ以
上の長さに設定している。すなわち、インクリメンタル
部の磁気記録の長さLr1は、Lr1≧Lm+LW1となり、
磁極位置検出部の磁気記録の長さLr2は、Lr2≧Lm+
LW2と設定される。 また、本実施例では、磁気トラッ
クTP0を、磁気トラックTZとTINCのほぼ中間に配置す
る構成としたが、図18に示すように、磁気トラックT
INCと、同一トラック方向に並ぶ配置にしても良い。こ
のような配置にすることにより、磁気信号の記録時に記
録ヘッドをトラックにあわせて移動しなくても良く、記
録信号の切り替えだけで良い。このため、記録に要する
時間を短縮できる効果が得られる。さらに、図19に示
すように、磁気トラックTP0を磁気トラックTZと同一
トラック方向に並ぶ配置にしても良い。このような配置
にすれば、上記効果の他に、磁気トラックTZとTP0と
の間の磁気干渉がないため、間隔Ld2を小さくでき位置
検出装置の一層の小型化が図れることになる。
【0064】従って、図17から図19の位置検出装置
PSを使用すれば、図20から図29に示すような小
形、薄型のPM型LPMを提供できることになる。図2
0に、図15、16と同様に、PM型LPMの移動方向
の縦断面図を示す。 本実施例は、位置検出装置PS
(「磁気記録媒体1および磁気センサ2」のことを称す
る)を、PM型LPMの端部(「外側配置」と称する)
に、移動方向とほぼ直角方向に取り付けて、位置検出を
行なうものであり、図16に示す構成に比べ、PM型L
PMの高さを低くでき、装置の薄型化が可能となる。ま
た、位置検出装置PSは、図21に示すように、ガイド
ローラ7およびガイドレール8と、永久磁石4および固
定子5との間に配置(「内側配置」と称する)しても良
い。このような構成にすれば、外部からの塵などの進入
を防止でき、位置検出装置PSの耐久性、耐環境性を向
上できる効果が得られる。
【0065】さらに、位置検出装置PSは、図22およ
び図23に示すように、移動方向と平行に配置しても良
く、この場合PM型LPMの、より一層の薄型化が図れ
ることになる。また、位置検出装置PSの配置は、図2
0および図21と同様に、外側配置あるいは内側配置の
いずれでも良く、いずれの配置によっても同様の効果が
得られる。図24に、インクリメンタル検出部と磁極位
置検出部とを移動体の移動方向に配置した一実施例を示
す。本実施例では、基準位置検出のみを他の方式、例え
ば、ギャプセンサ(磁気式ピックアップセンサ等のギャ
ップを計測できるセンサ等)やホール素子等により行な
い、かかる基準位置検出手段を別置で行う場合等に適し
ており、位置検出装置PSの一層の薄型化が図れる。そ
のため、磁気センサ2の製造歩留まりが向上し、磁気セ
ンサ2の製造コストの低減が図れる効果も得られる。
【0066】図25は、基準位置検出部と磁極位置検出
部とを移動体の移動方向に配置した一実施例を示したも
のである。
【0067】なお、図25にて若干インクリメンタル検
出用の磁気信号部を設けているが、これは基準位置の検
出を精度良く行なうものであり、前述のインクリメンタ
ル検出用のトラックとは、その性質を異にし、通常この
ような構成により基準位置の検出が精度良く行なわれ
る。
【0068】本実施例では、インクリメンタル検出部の
みを他の方式、例えば、光学式エンコーダ、ホール素子
等の別の手段により行う場合等、あるいは、PM型LP
Mを単なるパルスモータとして使用する場合等に適した
構成であり、前述のように基準位置検出用の磁気トラッ
クTINCの記録長さLrzも最小記録単位λの数個分で良
く、間隔Ld2を充分に確保できる。このため、磁気トラ
ックTINCとTP0の間における磁気干渉もなく、高精度
な位置検出が可能となる。
【0069】また、図26は、図25における他の実施
例を示したものであり、基準位置検出用に用いるインク
リメンタル部の磁気トラック(図25のTINC)として磁
極位置トラックTP0の一部を使用したものであり、磁気
センサ2および磁気記録媒体1の移動方向の長さを短く
できる効果が得られる。また、磁気センサ2も小型化で
きるため、磁気センサ2の製造歩留まりが向上し、磁気
センサ2の製造コストの低減が図れる効果も得られる。
この実施例における出力波形例を図13(ロ)に示す。こ
の出力波形は、磁極位置検出部の磁気トラックTP0の磁
気信号群Pでのみ最小記録単位λに対応した変化を示
し、無着磁部12では変化しない波形となるが、基準位
置検出部のみに着目すれば、図11〜図13に示した動
作波形と全く同じであり、何等問題は生じない。
【0070】図27は、図5にて示した3相出力の磁極
位置検出センサと他のセンサ素子グループとを組み合わ
せた実施例を示したものであり、前述した2相出力のも
のに対し、磁極位置検出の相数が異なるだけで、その他
の組み合わせおよび効果については、全く同じであるの
で、ここでは説明を省略する。
【0071】図28は、磁気センサ2内において磁極位
置検出部をMR素子の素線方向(移動方向に対して垂直
方向)に配置した実施例を示したものであり、このよう
な構成としても図14にて示した位置検出装置に比べ、
磁気トラックを3トラック分減らすことができる。ま
た、磁極位置検出部を素線方向に配置したため、磁気セ
ンサ2および磁気記録媒体1の移動方向の長さを短くで
きるとともに、それぞれの磁気トラックTP0、TZ、お
よびTINCが、単独で構成されるため、磁気記録信号の
切り替え無しに磁気記録が行え、磁気記録ミスを低減で
きる効果が得られる。また、この位置検出装置PSを使
用したPM型LPMも、図29および図30に示すよう
に、図16で示したPM型LPMに比べ、その高さを低
くして、小型化を図ることができる。
【0072】図31に、PM型LPMの制御回路図の一
例を示す。本制御回路は、カウンタ101、ROM10
2、103、D/A変換器104、105、アンプ10
6、107、信号処理回路110、位置検出装置PS、
PM型LPMを有して構成される。
【0073】また、カウンタ101、ROM102、1
03、D/A変換器104、105、アンプ106、1
07等は、例えばC−MOS、抵抗、オペレーションア
ンプ、半導体素子等の電子デバイスによって実現され
る。
【0074】また、PM型LPMには、位置検出装置P
Sが装着されており、その出力信号として、例えば、磁
極位置信号P、インクリメンタル信号INC:Aおよび
INC:B、基準位置信号Zがある。
【0075】P信号は、カウンタ101に、INC:A
およびINC:B信号は、信号処理回路110を介して
カウンタ101に入力される。また、Z信号は、外部回
路に入力される。
【0076】ここに外部回路としては、例えばオーバラ
ン防止等のため、モータ電源を切断するための回路等が
考えられる。
【0077】信号処理回路110は、PM型LPMの移
動方向、すなわち位置検出装置PSの移動方向をIN
C:AおよびINC:B信号により判別し、UP信号、
DOWN信号を出力し、該信号はカウンタ101に入力
される。さらにカウンタ101の出力信号は、A相用の
ROM102およびB相用ROM103のアドレス信号
として用いられる。また、磁極位置信号Pは、カウンタ
101のリセット信号として用いており、PM型LPM
の磁極位置(NおよびS)ごとに、カウンタ101をリセ
ットし、ROM102およびROM103に格納されて
いる、磁極位置に対応した1サイクルのデータを繰り返
し使う構成としている。
【0078】A相用のROM102およびB相用ROM
103の正弦波データは、それぞれD/A変換器104
およびD/A変換器105に入力される。D/A変換器1
04およびD/A変換器105は、電流指令に応じた出
力振幅(例えば、電流指令が零の時は、出力振幅を零と
する)を出力し、アンプ106および107を介してP
M型LPMのコイル108および109に接続され、モ
ータ電流を通電し、PM型LPMを精度良く制御してい
る。
【0079】以上の説明では、リニアモータを例にとり
説明したが、図32に示す回転型の制御モータに適用し
ても良い。制御モータ202は固定されており、モータ
軸203には磁気ドラム201を装着している。磁気ド
ラム201は、3つのトラックTP0、TZおよびTINCを
有し、トラックに対向するように磁気センサ2を、支持
台204を用いて固定している。磁気センサ2には、M
R素子(図中「R」で示した部分)が、各々の磁気トラ
ックに対向して配置されている。上記構成により、図2
8に示す位置検出装置と全く同じ動作が行なわれ、制御
モータ202を高精度で制御できることとなる。なお、
以上の説明に用いた磁気記録媒体は、非磁性体に磁性塗
料を塗布したものであったが、樹脂等と磁性材をバイン
ドした、プラスチックマグネット等を使用しても良い。
この場合、磁気記録媒体表面の研磨、切削加工等が容易
になり、作業効率が向上する効果が得られる。さらに、
MR素子は、強磁性体磁気抵抗効果素子あるいは半導体
磁気抵抗効果素子のいずれでも同様の動作をするので、
いずれを使用しても同じ効果が得られることになる。ま
た、前記MR素子と同様な動作をする磁電変換素子を使
用しても、同じ効果が得られる。
【0080】すなわち、磁気信号の変化に対応して、例
えば抵抗変化を生ずる素子であれば、MR素子に限られ
ない。本発明では、将来のデバイス技術の成熟に対応し
て、MR素子より低価格、高精度の素子が発明された場
合、その素子を用いても実現できる構成となっている。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で、磁気記
録媒体の磁気トラックの磁極位置等の検出が可能とな
る。また、検出誤差の少ない小型の位置検出装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す磁気記録媒体と磁気セ
ンサの展開図である。
【図2】従来技術を適用した磁気記録媒体と磁気センサ
の展開図である。
【図3】磁気抵抗効果素子の接続回路例の説明図であ
る。
【図4】動作波形例の説明図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す磁気記録媒体と磁気
センサの展開図である。
【図6】磁気抵抗効果素子の接続回路例の説明図であ
る。
【図7】本発明の動作波形による説明図である。
【図8】インクリメンタルセンサ部の磁気記録媒体と磁
気センサの展開図例である。
【図9】磁気抵抗効果素子の接続回路例の説明図であ
る。
【図10】本発明の動作波形による説明図である。
【図11】基準位置検出部の磁気記録媒体と磁気センサ
の展開図である。
【図12】磁気抵抗効果素子の接続回路例の説明図であ
る。
【図13】本発明の動作波形による説明図である。
【図14】従来技術による位置検出装置の磁気記録媒体
と磁気センサの展開図である。
【図15】位置検出装置を適用したPM型LPMの移動
方向縦断面図である。
【図16】位置検出装置を適用したPM型LPMの移動
方向縦断面図である。
【図17】本発明の一実施例を示す位置検出装置の磁気
記録媒体と磁気センサの展開図である。
【図18】他の実施例を示す位置検出装置の磁気記録媒
体と磁気センサの展開図である。
【図19】他の実施例を示す位置検出装置の磁気記録媒
体と磁気センサの展開図である。
【図20】位置検出装置を適用したPM型LPMの移動
方向縦断面図例である。
【図21】位置検出装置を適用したPM型LPMの移動
方向縦断面図例である。
【図22】位置検出装置を適用したPM型LPMの移動
方向縦断面図例である。
【図23】位置検出装置を適用したPM型LPMの移動
方向縦断面図例である。
【図24】インクリメンタル検出部と磁極位置検出部で
構成した位置検出装置の磁気記録媒体と磁気センサの展
開図である。
【図25】基準位置検出部と磁極位置検出部で構成した
位置検出装置の磁気記録媒体と磁気センサの展開図であ
る。
【図26】他の実施例における磁気記録媒体と磁気セン
サの展開図である。
【図27】他の実施例を示す位置検出装置の磁気記録媒
体と磁気センサの展開図である。
【図28】他の実施例を示す位置検出装置の磁気記録媒
体と磁気センサの展開図である。
【図29】位置検出装置を適用したPM型LPMの移動
方向縦断面図例である。
【図30】位置検出装置を適用したPM型LPMの移動
方向縦断面図例である。
【図31】本発明を適用したPM型LPMの制御回路図
例である。
【図32】本発明を回転型モータに適用した場合の構造
図例である。
【符号の説明】
1…磁気記録媒体、2…磁気センサ、3…移動台、4…
永久磁石、5…固定子、6…コイル、7…ガイドロー
ラ、8…ガイドレール、9…ベース、10…磁気センサ
取付台、11…磁気信号、12…無着磁部、101…カ
ウンタ、102…A相用のROM、103…B相用のR
OM、104…A相用のD/A変換器、105…B相用
のD/A変換器、106…A相用のアンプ、107…B
相用のアンプ、108…A相用のコイル、109…B相
用のコイル、110…信号処理回路、201…磁気ドラ
ム、202…制御用モータ、203…モータ軸、204
…磁気センサ支持台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 文男 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気信号を記録した磁気記録媒体と、磁気
    抵抗効果素子(MR素子)をセンサ素子として含む磁気
    センサとを有して構成され、前記磁気記録媒体と前記磁
    気抵抗効果素子が相対移動した状態で、前記磁気記録媒
    体の位置を前記磁気センサが検出する位置検出装置にお
    いて、 さらに、前記磁気記録媒体には、1トラック中に最小記
    録単位λで、長さP(P=kλ、但しkは整数)の連続
    した磁気信号群と、該磁気信号群と同じ長さPを有する
    無着磁部とを交互に配置して記憶し、さらに、前記磁気
    センサは、磁気信号群の記憶方向に、間隔λ/2で配置
    した一対のMR素子を一つの位置決めセンサ素子グルー
    プとし、少なくとも1個の位置決めセンサ素子グループ
    を有して構成したことを特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、位置決めセンサ素
    子グループの間隔を(n+(1/m))×P(但し、nは実
    数、mは出力信号の相数、Pはモータ磁極の長さ)とし
    たことを特徴とする位置検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載において、インクリメンタル
    センサ素子グループと、該インクリメンタルセンサ素子
    グループに対応する磁気信号からなる磁気信号群をさら
    に有しており、 前記インクリメンタルセンサ素子グループは、少なくと
    も一対のMR素子を有して構成され、さらに前記磁気信
    号群は、前記磁気記録媒体に記憶され、磁気信号が連続
    して構成され、 さらに、前記位置決めセンサ素子グループと前記インク
    リメンタルセンサ素子グループとを所定の間隔を設け
    て、一の基板上に配置したことを特徴とする位置検出装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載において、基準位置検出セン
    サ素子グループと、該基準位置検出センサ素子グループ
    に対応する磁気信号からなる磁気信号群をさらに有して
    おり、 前記基準位置検出センサ素子グループは、移動
    位置を計測するために設けられた基準位置部を検出する
    ため、少なくとも一対のMR素子を有して構成され、さ
    らに前記磁気信号群は、前記磁気記録媒体に記憶され、
    少なくとも最小記録単位の磁気信号を有して構成され、 さらに、前記位置決めセンサ素子グループと、前記基準
    位置検出センサ素子グループとを所定の間隔を設けて、
    一の基板上に配置したことを特徴とする位置検出装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載において、新たに基準位置検
    出に使用する磁気信号群を前記磁気記録媒体に設け、該
    磁気信号群の全長Lrzを変位ストロークより小さくした
    ことを特徴とする位置検出装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載において、基準位置検出に使
    用する磁気信号として、前記位置決めセンサ素子グルー
    プに対応して前記磁気記録媒体に設けられた無着磁部を
    有するトラックを使用することを特徴とする位置検出装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1記載において、インクリメンタル
    センサ素子グループと、該インクリメンタルセンサ素子
    グループに対応する磁気信号からなる第一の磁気信号群
    と、基準位置検出センサ素子グループと、該基準位置検
    出センサ素子グループに対応する磁気信号からなる第二
    の磁気信号群をさらに有しており、 前記インクリメンタルセンサ素子グループは、少なくと
    も一対のMR素子を有して構成され、さらに前記第一の
    磁気信号群は、前記磁気記録媒体に記憶され、磁気信号
    が連続して構成され、 また、前記基準位置検出センサ素子グループは、移動位
    置を計測するために設けられた基準位置部を検出するた
    め、少なくとも一対のMR素子を有して構成され、さら
    に前記第二の磁気信号群は、前記磁気記録媒体に記憶さ
    れ、少なくとも最小記録単位の磁気信号を有して構成さ
    れ、 さらに、前記位置決めセンサ素子グループと前記インク
    リメンタルセンサ素子グループと前記基準位置検出セン
    サ素子グループとを所定の間隔を設けて、一の基板上に
    配置したことを特徴とする位置検出装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載において、前記位置決めセン
    サ素子グループと、前記インクリメンタルセンサ素子グ
    ループ、および、前記基準位置検出センサ素子グループ
    の2グループとを、移動方向に所定の間隔Ld1を設け
    て配置し、該間隔Ld1は、変位ストロークLmより大
    きくしたことを特徴とする位置検出装置。
  9. 【請求項9】請求項3記載において、前記位置決めセン
    サ素子グループとともに構成されるインクリメンタルセ
    ンサ素子グループに対応する磁気信号群を前記磁気記憶
    媒体に設け、該磁気信号群の全長Lr1を変位ストロー
    クLmより大きくしたことを特徴とする位置検出装置。
  10. 【請求項10】請求項3記載において、前記位置決めセ
    ンサ素子グループとともに構成されるインクリメンタル
    センサ素子グループに対応する磁気信号群を前記磁気記
    憶媒体に設け、該磁気信号群の全長Lr1は、変位スト
    ロークLmと、インクリメンタルセンサ素子グループの
    全幅Lw1を加えた長さ以上としたことを特徴とする位
    置検出装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載において、前記位置決めセ
    ンサ素子グループに対応し、無着磁部と磁気信号群が交
    互に配置された記憶部分の全長Lr2を、変位ストロー
    クLmより大きくしたことを特徴とする位置検出装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載において、前記位置決めセ
    ンサ素子グループに対応し、無着磁部と磁気信号群が交
    互に配置された部分の全長Lr2は、変位ストロークL
    mと、前記位置決めセンサ素子グループの全幅Lw2を
    加えた長さ以上としたことを特徴とする位置検出装置。
  13. 【請求項13】請求項3記載において、前記位置決めセ
    ンサ素子グループに対応し、無着磁部と磁気信号群が交
    互に配置された部分の全長Lr2は、前記位置決めセン
    サ素子グループとともに構成されるインクリメンタルセ
    ンサ素子グループに対応して、前記磁気記憶媒体に設け
    た磁気信号群の全長Lr1以上としたことを特徴とする
    位置検出装置。
  14. 【請求項14】請求項7記載において、前記位置決めセ
    ンサ素子グループに対応し、無着磁部と磁気信号群が交
    互に配置された部分と、前記インクリメンタルセンサ素
    子グループ、および、基準位置検出センサ素子グループ
    の2つのセンサ素子グループに対応して、前記磁気記憶
    媒体に設けられた磁気信号群との間に、所定の幅Ld2
    の無着磁部を設けたことを特徴とする位置検出装置。
  15. 【請求項15】請求項7記載において、前記位置決めセ
    ンサ素子グループ、前記インクリメンタルセンサ素子グ
    ループ、および、前記基準位置検出センサ素子グループ
    の3グループを、移動方向と垂直な方向に配置したこと
    を特徴とする位置検出装置。
  16. 【請求項16】モータと該モータの磁極位置を検出する
    磁極位置検出装置を有して構成される磁極位置検出装置
    付きモータにおいて、前記磁極位置検出装置として請求
    項7記載の位置検出装置を用いたことを特徴とする磁極
    位置検出装置付きモータ。
  17. 【請求項17】記憶再生ディスクを駆動する駆動部と、
    該駆動部に出力トルクを与えるモータと、該モータの位
    置および磁極位置を検出する位置検出装置を有して構成
    される記憶再生ディスク装置において、前記位置検出装
    置として請求項7記載の位置検出装置を用いたことを特
    徴とする記憶再生ディスク装置。
  18. 【請求項18】産業機器であって、該機器内の駆動部を
    駆動するためモータと、該モータの位置および速度を検
    出する位置検出装置を備えたものにおいて、位置および
    速度を検出する前記位置検出装置として、請求項7記載
    の位置検出装置を用いたことを特徴とする産業機器。
  19. 【請求項19】請求項1記載において、MR素子の替わ
    りに、他の磁電変換素子を用いたことを特徴とする位置
    検出装置。
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