JPH0618279A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH0618279A
JPH0618279A JP17256792A JP17256792A JPH0618279A JP H0618279 A JPH0618279 A JP H0618279A JP 17256792 A JP17256792 A JP 17256792A JP 17256792 A JP17256792 A JP 17256792A JP H0618279 A JPH0618279 A JP H0618279A
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JP
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magnetic
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detecting device
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Application number
JP17256792A
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English (en)
Inventor
Shoichi Kawamata
昭一 川又
Tadashi Takahashi
正 高橋
Hideki Nihei
秀樹 二瓶
Fumio Tajima
文男 田島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インクリメンタルトラックに対向する基準位置
センサグループの磁気抵抗効果素子(MR素子)の影響
により生ずるセンサ出力の第2高調波を打ち消す。 【構成】基準位置検出等の他のMR素子グループは、基
準位置トラックとインクリメンタルトラックに対向して
配置され、インクリメンタルトラックに対向する基準位
置センサグループのMR素子に対し、n±(λ/2)の位
置にダミーのMR素子を配置する。 【効果】前記ダミー素子により、インクリメンタルセン
サグループの各MR素子は磁気的にバランスし、高精度
な出力が得られる。また、ダミー素子を電源に接続すれ
ば、外来ノイズに強い高信頼性が得られる。更に、ダミ
ー素子を電源に対し直列に接続すれば、インクリメンタ
ルセンサグループの各MR素子は温度的にバランスし、
温度に対するオフセットが無くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気抵抗効果素子を用
いた位置検出装置ならびにその応用に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の連続磁気信号トラックと他の磁気
信号トラックに配置された他の磁気抵抗効果素子(以
下、MR素子と呼ぶ)グループによる他の位置検出機能
を持った位置検出装置は、特開昭59−5914号公報
に記載のように、1回転に1個の信号を得る基準位置検
出付き磁気回転センサがある。この技術は、基準位置検
出用のMR素子を基準位置用磁気信号トラックと連続磁
気信号トラックに配置し、基準位置検出信号の幅を十分
狭くすると共に、出力電圧を大きくし、外来ノイズに強
い、基準位置検出付きの磁気回転センサを提供すること
を目的としており、連続磁気信号トラックの磁気信号を
検出する複数のMR素子グループと基準位置検出のため
の連続磁気信号トラックの磁気信号を検出するMR素子
グループの関係については、開示していない。
【0003】また、連続磁気信号トラックの磁気信号を
検出する複数のMR素子グループと連続磁気信号トラッ
クの磁気信号を検出する基準位置検出用のMR素子グル
ープを配置したものについては、「Proceedings of THE
4th Sensor Symposium、1984.pp.281〜284」に論じら
れているが、基準位置検出のための連続磁気信号トラッ
クの磁気信号を検出するMR素子グループは、連続磁気
信号トラックの磁気信号を検出する複数のMR素子グル
ープの各MR素子に磁気的な影響を与えないように、連
続磁気信号トラックの磁気信号を検出する複数のMR素
子グループの両側に所定の間隔をもって配置する構成と
しており、お互いの磁気的な影響については、論じてい
ない。
【0004】そのため、磁気センサの小型化等から連続
磁気信号トラックの磁気信号を検出する複数のMR素子
グループの中に基準位置検出のための連続磁気信号トラ
ックの磁気信号を検出するMR素子グループを配置する
場合等、お互いのMR素子の磁気干渉や温度に対する影
響等の諸問題が発生した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、連続
磁気信号トラックの磁気信号を検出する複数のMR素子
グループと連続磁気信号トラックの磁気信号を検出する
基準位置検出用のMR素子グループの配置に対する配
慮、特に、お互いの磁気的バランスあるいは温度バラン
スの影響については配慮がされておらず、連続磁気信号
トラックの磁気信号を検出する複数のMR素子グループ
で得られる出力信号に含まれる偶数高調波が大きくな
り、波形整形した出力のデュティ(ON−OFFの間隔)
が悪くなり、高精度な位置検出装置を提供できなかっ
た。
【0006】また、連続磁気信号トラックの磁気信号を
検出する基準位置検出用のMR素子グループの通電によ
る温度変化が、連続磁気信号トラックの磁気信号を検出
する複数のMR素子グループのMR素子に影響し、温度
によるオフセットの変化が生じ、信頼性が低下する問題
があった。
【0007】本発明は、連続磁気信号トラックの磁気信
号を検出する複数のMR素子グループの中に基準位置検
出のための連続磁気信号トラックの磁気信号を検出する
MR素子グループを配置させたものであっても、お互い
の磁気的バランス及び温度バランスを配慮した構成とす
ることで、出力波形の偶数高調波、特に第2高調波を低
減させ、高精度な位置検出装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、連続磁気信号を配置した磁気信号トラックに対向す
る他のMR素子グループのMR素子に対し、nを整数と
して、n±(λ/2)の位置にダミーのMR素子を配置さ
せ、お互いの磁気的バランス及び温度バランスを補償す
るようにしたものである。
【0009】
【作用】連続磁気信号トラックの磁気信号を検出する複
数のMR素子グループの中に連続磁気信号トラックの磁
気信号NSを検出する基準位置検出用のMR素子グルー
プのMR素子が配置され、そのMR素子に対し、n±
(λ/2)の位置にダミーの磁気抵抗効果素子を配置させ
ると、例えば、電源に対して直列に接続される連続磁気
信号トラックの磁気信号NSを検出する複数のMR素子
グループのMR素子は、基準位置用のMR素子とダミー
のMR素子により、同様なパターン構成となるため、例
えば、一方のMR素子が基準位置検出のための連続磁気
信号トラックの磁気信号を検出するMR素子グループの
MR素子に影響されると、他方のMR素子は、ダミーの
磁気抵抗効果素子により補償するように動作する。それ
によって、連続磁気信号トラックの磁気信号を検出する
複数のMR素子グループの各MR素子は、磁気的にバラ
ンスし、また、ダミーの磁気抵抗効果素子に通電するこ
とにより、温度的にもバランスするようになるので、出
力波形に含まれる偶数高調波を低減でき、温度に対する
オフセット変化も補償することが出来る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。図1は、連続磁気信号トラック(以下、INCトラック
と呼ぶ)の磁気信号を検出する複数のMR素子グループ
(以下、INCセンサグループと呼ぶ)の中に連続磁気信号
トラックの磁気信号を検出する基準位置検出用のMR素
子グループ(以下、Zセンサグループと呼ぶ)のMR素子
とダミー磁気抵抗効果素子(以下、ダミーセンサと呼ぶ)
が配置された一例であり、INCトラックに対向している
部分の磁気記録媒体1と磁気センサ2の展開図を示した
ものである。磁気記録媒体1は、例えば、アルミニウム
等の非磁性体の表面に磁性材料などを塗布して作られた
ものである。この磁気記録媒体1の表面には、記録ピッ
チλの磁気信号が連続して配置されている。また、この
磁気記録媒体1に対向して磁気センサ2が配置されてい
る。この磁気センサ2は、INCセンサグループのMR素
子R1、R2、R3及びR4とZセンサグループのMR素子
RZ3及びダミーセンサを有している。INCセンサグルー
プのMR素子R1、R2、R3及びR4は、所定の間隔でコ
の字状に折り返された折り返しパターンで構成され、そ
れぞれのMR素子R1、R2、R3及びR4は、記録ピッチ
λに対して、λ/2の間隔で配置されている。また、M
R素子RZ3は、MR素子R2の内側に配置されており、
後述するが、ZセンサグループのMR素子RZ1、RZ2及
びRZ4(後述するので図示せず)と組み合わされてブリッ
ジ接続される。さらに、INCセンサグループのMR素子
R1、R2、R3及びR4は、R1とR2及びR4とR3がそれ
ぞれ電源に対して直列に接続される。従って、MR素子
R1とR2は、それぞれダミーセンサとZセンサグループ
のMR素子RZ3により、磁気的なバランスが保たれ同じ
感度で動作するようになる。すなわち、ダミーセンサ
は、ZセンサグループのMR素子と同一のMR素子を使
用し、MR素子R2とMR素子RZ3の配置関係及びMR
素子RZ3の折り返しパターンの形状を同じくしているの
で、磁気記録媒体1の記録ピッチλごとの磁界によっ
て、MR素子R1及びR2の抵抗は同じ変化を示し、MR
素子R1とMR素子R2で得られる出力には、第2高調波
(偶数高調波)を含まない出力波形が得られる。以下、こ
れらの動作波形例を図2〜図11を用いて説明する。
【0011】図2は、回転型位置検出装置の基本的な構
成図を示したものである。3は、磁気ドラムであり、回
転軸4に取り付けられて回転できるようにしてある。磁
気ドラム3は、磁気記録媒体1を有し、表面に記録ピッ
チλの磁気信号NSが連続して記録してある。また、前
記磁気ドラム3の磁気記録媒体1に対向して磁気センサ
2をスペーシングSP(磁気ドラム1と磁気センサ2の
間隔)離して配置してあり、磁気センサ2は、MR素子
R10とMR素子R20を有し、記録ピッチλに対してλ/
2の間隔で配置している。MR素子は、パーマロイ(N
iFe)等の強磁性体の薄膜で、蒸着、エッチング等に
より作られる。MR素子は、印加磁界によりその電気抵
抗が変化する。そこで、磁気ドラム3が回転すればMR
素子に加えられる磁界が位置によって変化し、それによ
って、MR素子の電気抵抗も変化する。従って、MR素
子の電気抵抗により、磁気ドラム3の回転位置を検出す
ることができる。
【0012】図3は、MR素子の磁界に対する特性を示
している。MR素子は、図3(イ)に示すように、磁界の
正負(+H及び−H)に関係なく、磁界の大きさの2乗に
反比例して電気抵抗が減少する。従って、MR素子に図
3(ロ)のような入力磁界Hが印加されると、図3(ロ)の
〜に対応して図3(ハ)のようにMR素子R1の電気
抵抗が変化し、1サイクルの磁界変化に対してMR素子
R1の電気抵抗の変化は2サイクルとなる。また、MR
素子R2は、MR素子R1に対し位相がλ/2ずれただけ
の同様の抵抗変化となる。このような抵抗変化を示すM
R素子R1及びR2は、図2に示したように、電源Eに対
して直列に接続され、その接続点の出力端子e0から、
図3(ニ)のような出力波形が得られる。
【0013】図4〜図6は、前述した「PROCEEDINGS O
F THE 4TH SENSOR SYMPOSIUM、1984.pp.281〜284」
の補足説明図である。図4は、磁気記録媒体1と磁気セ
ンサ2の展開図である。磁気記録媒体1には、記録ピッ
チλの磁気信号を連続配置したINCトラックTINCと1回
転に1個(場合によっては、複数個)の磁気信号を記録し
たZトラックTZを有している。この磁気記録媒体1に対
向する磁気センサ2は、INCトラックTINCに対向してM
R素子R1〜R8とMR素子RZ3及びRZ4がそれぞれ所定
の間隔で配置され、ZトラックTZに対向してMR素子R
Z1及びRZ2が所定の間隔で配置されている。これらのM
R素子R1〜R8及びRZ1〜RZ4は、図5に示す回路構成
で接続され、それぞれのMR素子の接続点の出力端子
(一般に、MR素子間は、記録ピッチλに対し、λ/2の
配置としている。)ea、ea’、eb及びeb’とez及び
ez’より、図6(イ)に示すようなINCセンサグループの
出力波形の一例として、電気角でほぼ90度位相のずれ
たブリッジ出力(ea−ea’)及び(eb−eb’)と図6
(ロ)に示すようなZセンサグループの出力波形の一例と
して、ブリッジ出力(ez−ez’)が得られる。また、図
4で示した磁気センサ2のMR素子RZ3及びRZ4は、IN
Cセンサグループに対し、それぞれ所定の間隔を持って
両側に配置し、磁気的な影響の無い構成を取っている。
【0014】一方、INCセンサグループのMR素子は、
端子数の削減及び電流密度の確保(特に、MR素子の長
さを短する必要があるとき等)のために、MR素子を折
り返して使用する場合がある。図7に、折り返しパター
ンにおける、磁気記録媒体1と磁気センサ2の展開図を
示す。尚、図7は、説明を解り易くするため、INCセン
サグループの出力を1相の例で示している。
【0015】図7のような折り返しパターンの構成とし
た場合、磁気センサ2の構成によっては、Zセンサグル
ープのMR素子RZ3をINCセンサグループのMR素子の
折り返しパターン(この例では、MR素子R2)の中に配
置しなければならない場合がある。
【0016】図8は、図7に示した磁気センサ2のINC
センサグループのMR素子R1〜R4の接続例を示したも
のである。ここで、記録ピッチλが充分広く、折り返し
の幅Wが広く設定できる場合には、MR素子R2とMR
素子RZ3の間での磁気的な影響は問題とならないが、記
録ピッチλが数百μmと短い場合には、MR素子R2と
MR素子RZ3のそれぞれの間隔が狭くなり、電源Eに直
列に接続されるMR素子R1とMR素子R2の磁気的なバ
ランスが崩れ、出力端子eaの波形には偶数調波が乗っ
てしまう。この様子を図9を用いて説明する。
【0017】図9は、図7で示した磁気記録媒体1が移
動した場合の、INCセンサグループのMR素子R1、R
2、R3及びR4の抵抗変化を示したものである。MR素
子R1は、図3で示したように記録ピッチλの間で、1
サイクルの抵抗変化を示す。また、この抵抗変化は、M
R素子の飽和の影響などで、第2高調波が含まれた波形
となる。従って、MR素子R1の抵抗変化は、図示のよ
うに基本波成分Rf1と第2高調波成分Rh1に分けること
ができる。また、MR素子R2は、MR素子R1に対し
て、λ/2の配置としているので、MR素子R1の抵抗変
化に対して、電気角で180度位相がずれた同様な抵抗
変化となる。同様にMR素子R3及びR4も図示のような
抵抗変化を示す。ここで、MR素子R2の抵抗変化に着
目すると、ZセンサグループのMR素子RZ3の影響によ
り、MR素子R2は、他のMR素子R1、R3及びR4に比
べ、磁気記録媒体1の磁気信号に感応し易くなり、MR
素子の磁気飽和が増加し、第2高調波が増加してしま
う。このため、図8に示したMR素子R1とR2による出
力eaには、図9に示したように第2高調波が残ってし
まう。これに対し、MR素子R4とR3は、どちらも同じ
磁界の影響を受けるので、その出力ea’では、第2高
調波が打ち消された出力電圧が得られる。そこで、これ
らの出力電圧eaとea’によるブリッジ出力を見ると、
先に示した出力eaに残っている第2高調波の影響によ
り、第2高調波が含まれてしまう。このように、出力電
圧に第2高調波が含まれてしまうと、図10に示すよう
に上下非対称の波形eaとなってしまい、波形整形した
後のパルス波形Eaは、ONの時の幅とOFFの時のパ
ルス幅(通常は、T1≒T2となる。)がずれてしまう。こ
のような波形の基では、移動体の位置信号として誤差が
生じ、高精度な位置制御や速度制御等ができなくなって
しまう。また、出力電圧を正弦波信号等のアナログ信号
として用いる場合においても、同様に位置(角度)信号等
の誤差要因となり、高精度な位置制御や速度制御などが
できない。
【0018】図11は、正弦波出力におけるスペーシン
グに対するセンサ出力と第2高調波の関係を示したもの
である。センサ出力は、スペーシングに対し最大値を持
つ特性となる。一般に、磁気センサはセンサ出力が最大
となる付近(最適スペーシングと呼ぶ)に設定し、磁気ド
ラム等の偏芯などによるセンサ出力振幅の変動を抑制す
る効果を狙っている。一方、センサ出力ea及びea’の
基本波に対する第2高調波の比は、図示のようにセンサ
出力eaの特性がスペーシングに対し大きく変化し、最
適スペーシング付近で最大となり、センサ出力ea’の
特性に比し、5倍の値となっている。これが、図7及び
図8に示したZセンサグループのMR素子RZ3による磁
気的アンバランスのために生じるものある。従って、こ
の磁気的アンバランスを打ち消すようにダミーセンサを
配置させたのが、本発明の図1である。
【0019】図12は、他の実施例を示したものであ
り、ダミーセンサをINCセンサグループのMR素子R3に
配置させている。このような配置とした場合、電源に直
列に接続したMR素子R4とR3の接続点で得られる出力
電圧ea’は、図7のようになり、MR素子R1とR2の
接続点から得られる出力電圧eaに対し、180度位相
がずれた波形となる。従って、出力電圧eaとea’によ
るブリッジ出力は、お互いの差動出力となるため、基本
波成分efaとefa’は、足し合わされ、第2高調波成分
ehaとeha’は、逆相で打ち消されるように動作する。
すなわち、図1のものが電源に直列に接続したMR素子
間で補償したのに対して、図12のものは、第2高調波
をセンサ出力のブリッジ間で補償する構成となってい
る。
【0020】図13は、図12に示した磁気センサ2に
配置されたMR素子R1、R2、R3及びR4の接続図の一
例を示したものである。
【0021】図14は、他の一実施例であり、ダミーセ
ンサをブッリジを構成する全部のMR素子R1、R3及び
R4の折り返しパターンの中に配置し、それぞれのMR
素子が同じ磁界の影響を受けるように構成させたもので
ある。このように構成させても当然のこと、第2高調波
を補償でき、電源Eに直列に接続したMR素子と更に、
ブリッジ間の両方で補償できるのでより高精度な出力を
得る場合に有効である。
【0022】図15は、図14に示した磁気センサ2に
配置されたMR素子R1、R2、R3及びR4の接続図の一
例を示したものである。
【0023】以上説明した例では、センサ出力として1
相出力のものについて述べたが、2相出力においても同
様の考えで、ダミーセンサを配置することにより、第2
高調波(偶数高調波)を補償した高精度な2相出力を得る
ことができる。
【0024】図16は、2相出力の一実施例を示したも
のである。この例は、図14に示した他の一実施例のも
のを2相出力のものに適用したもので、MR素子R1、
R3、R4、R5、R6、及びR8の折り返しパターンの中
にダミーセンサを配置しており、MR素子R1、R2、R
3及びR4で1相の出力を得て、MR素子R5、R6、R7
及びR8でもう1相の出力を得るように構成している。
この2相の出力は、ほぼ電気角で90度の位相差を持っ
ており、移動体の移動方向の判別や2相出力のそれぞれ
の立ち上がり及び立ち下がりエッジを検出して分解能向
上等に用いられる。
【0025】図17は、図16に示した磁気センサ2に
配置されたMR素子R1、R2、R3、R4、R5、R6、R
7及びR8の接続図の一例を示したものである。
【0026】図18は、2相出力における他の一実施例
を示したものである。この例は、図16に示したものに
おいて、特に、記録ピッチλが小さくて、INCセンサグ
ループのそれぞれのMR素子R1、R2、R3、R4、R
5、R6、R7及びR8の間隔が狭く、お互いに磁気的な影
響を与える場合に有効である。すなわち、MR素子R1
〜R8において、例えば、MR素子R1とR5、R5とR
2、R2とR6…と言う具合にお互い向かい合った素子同
士は、同じような磁界(磁気記録媒体からの磁界に対し
て)の影響を受けるが、MR素子R1及びR8について
は、それぞれ外側の素子が他の素子に比べ、磁界の影響
が小さくなってしまう。そこで、ダミーセンサをそれぞ
れの外側に配置させ、全部のMR素子が磁気的にバラン
スするように構成させたものである。
【0027】図19は、図18に示した磁気センサ2に
配置されたMR素子R1、R2、R3、R4、R5、R6、R
7及びR8の接続図の一例を示したものである。
【0028】以上説明した例では、INCセンサグループ
のMR素子を折り返しパターンで述べてきたが、図20
に示すように折り返しパターンで無い場合でも、同様な
効果を得ることが出来る。すなわち、INCセンサグルー
プに配置されるZセンサグループのMR素子RZ3及びRZ
4を図示のように配置させた場合、ダミーセンサをそれ
ぞれ図示のように、MR素子R3とRZ3及びMR素子R6
とRZ4の間隔と同じ間隔で配置させ、各MR素子が感じ
る磁界の影響を同じくして、磁気的にバランスさせる構
成としている。
【0029】図21は、図20における他の一実施例で
ある。図18に示したものと同様の効果を得るようにし
たものである。すなわち、INCセンサグループのMR素
子R1及びR8の外側に配置させると共に、MR素子RZ3
とR4あるいはR5とRZ4とほぼ同じ間隔としている。従
って、INCセンサグループの各MR素子R1、R2、R3、
R4、R5、R6、R7及びR8は、ダミーセンサとZセンサ
グループのMR素子RZ3、RZ4により、それぞれが対称
なパターン構成となり、各MR素子が磁気記録媒体1の
磁気信号に対し、同じように感応するように動作するた
め、各MR素子の第2高調波は同じ大きさとなり、第2
高調波を逆位相で打ち消すことが出来る。
【0030】一方、以上述べたダミーセンサの処理につ
いては、単に、磁気的バランスのみを考慮する場合に
は、図22に示すように電気的な接続をしなくてもよ
い。
【0031】また、図23のようにダミーセンサをそれ
ぞれ、どちらか(正極あるいは負極)の電源に接続すれ
ば、磁気的なバランスが良くなると共に、新たに外部か
らの電気的ノイズに対して強くなる効果も得られる。
【0032】更に、図23のようにダミーセンサを電源
に対して直列に接続して、通電すれば、各MR素子R1
〜R8は、ZセンサグループのMR素子の発熱による温度
の影響と同じ発熱の影響を受けるため、温度のバランス
が良くなり、図23に示した効果の他に、新たに温度に
対するオフセットの変化を小さくできる効果が得られ
る。
【0033】以上述べたダミーセンサの効果を図25に
示す。図25は、ダミーセンサが有る時と無い時のセン
サ出力の基本波に対する第2高調波の比を、スペーシン
グに対して示したものである。このように、本発明のよ
うにダミーセンサを入れたものは、ダミーセンサの無い
ものに比して、最適スペーシングで約1/10以下に第
2高調波を低減でき、より高精度な位置センサを提供で
きることがわかる。
【0034】また、移動体としては、以上説明した回転
型のものもあるが、図26に示す直線運動の位置検出装
置としても良い。1は磁気記録媒体で、2は、磁気セン
サである。これらの動作は、図2に示したものと全く同
じであり、磁気センサ2あるいは磁気記録媒体1が矢印
の方向に移動して、磁気センサ2と磁気記録媒体1の相
対位置が変われば、MR素子R1〜R8に印加される磁界
が変化し、図3に示したような原理で出力が得られの
で、直線運動の位置を検出することが出来る。
【0035】本発明を使用した応用例の一実施例を図2
7と図28により説明する。図27は、制御用モータに
本発明を応用した例で、5は、制御モータで、軸4には
磁気記録媒体1を持った磁気ドラム3を取り付けてい
る。磁気ドラム3の磁気記録媒体1には2つの磁気トラ
ックを設け、INCトラックTINC用とZトラックTZ用とし
て用いている。これに対向して、磁気センサ2を支持台
6を介して固定している。この磁気センサ2には、MR
素子RがINCセンサ用としてINCトラックTINCに、ま
た、Zセンサ用としてZトラックTZ及びINCトラックTIN
Cに配置されている。このような構成なので、図2で説
明したように動作し、制御モータ5の位置を高精度に検
出することが出来る。
【0036】図28は、制御モータの制御ブロック図の
一例を示す。制御モータMは、モータ軸を介して位置検
出装置P.Sを接続しており、位置検出装置P.Sの出力
は、位置制御部P.Cと速度制御部S.Cに入力されてい
る。位置制御部P.Cには位置指令が外部から与えら
れ、位置検出装置P.Sの出力と比較し、その差に応じ
た出力を速度制御部S.Cに与えている。速度制御部S.
Cでは、その値と位置検出装置P.Sの出力と比較し、
その差に応じた出力を電流指令または電圧指令としてモ
ータに与えモータを駆動する。このように動作するの
で、モータを高精度に制御出来る。
【0037】尚、以上の説明に用いた磁気記録媒体は、
非磁性体に磁性塗料を塗布したものであったが、樹脂等
と磁性材をバインドした、プラスチックマグネットのよ
うなものを使用いても良い。この場合、磁気記録媒体表
面の研磨、切削加工等が容易になり、作業効率が向上す
る効果が得られる。
【0038】更に、磁気抵抗効果素子は、強磁性体磁気
抵抗効果素子あるいは半導体磁気抵抗効果素子のいずれ
でも同様の動作をするので、どちらでも同じ効果が得ら
れる。また、前記磁気抵抗効果素子と同様な動作をする
磁電変換素子を使用しても、同じ効果が得られることは
言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、INCトラックに対向す
るZセンサグループのMR素子に対し、nを整数とし
て、n±(λ/2)の位置に、ダミーのMR素子を配置す
ることにより、INCセンサグループの各MR素子は、磁
気的にバランスするので第2高調波を低減でき、高精度
な位置検出装置を提供することが出来る効果が得られ
る。
【0040】また、ダミーのMR素子を電源に接続する
ことにより、外来ノイズに対して誤動作しなくなり、信
頼性の向上が図れる効果も得られる。
【0041】さらに、ダミーのMR素子を電源に接続し
て通電することにより、INCセンサグループの各MR素
子は、温度的にバランスするので、温度の対するオフセ
ットの変化を補償できる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すインクリメンタル部の
磁気記録媒体と磁気センサの展開図である。
【図2】磁気抵抗効果素子を用いた回転型位置検出装置
の基本構成図である。
【図3】磁気抵抗効果素子の基本動作説明図である。
【図4】基準位置検出付き位置検出装置の基本構成を示
す磁気記録媒体と磁気センサの展開図である。
【図5】図4に示した磁気抵抗効果素子の接続回路図で
ある。
【図6】図5に示した接続回路の出力波形例図である。
【図7】折り返しパターンにおけるダミーのMR素子が
無い例を示したインクリメンタル部の磁気記録媒体と磁
気センサの展開図である。
【図8】図7に示した磁気抵抗効果素子の接続回路図で
ある。
【図9】図8に示した接続回路の出力波形例図である。
【図10】図9に示した出力波形の波形整形後のパルス
波形例図である。
【図11】図8に示した接続回路の出力波形の特性例図
である。
【図12】本発明の他の実施例を示すインクリメンタル
部の磁気記録媒体と磁気センサの展開図である。
【図13】図12に示した磁気抵抗効果素子の接続回路
図である。
【図14】本発明のその他の一実施例を示すインクリメ
ンタル部の磁気記録媒体と磁気センサの展開図である。
【図15】図14に示した磁気抵抗効果素子の接続回路
図である。
【図16】2相出力の例における本発明の他の一実施例
を示すインクリメンタル部の磁気記録媒体と磁気センサ
の展開図である。
【図17】図16に示した磁気抵抗効果素子の接続回路
図である。
【図18】2相出力の例における本発明のその他の一実
施例を示すインクリメンタル部の磁気記録媒体と磁気セ
ンサの展開図である。
【図19】図18に示した磁気抵抗効果素子の接続回路
図である。
【図20】ストレートパターンにおける本発明の他の一
実施例を示すインクリメンタル部の磁気記録媒体と磁気
センサの展開図である。
【図21】同じくストレートパターンにおける本発明の
他の一実施例を示すインクリメンタル部の磁気記録媒体
と磁気センサの展開図である。
【図22】ダミーの磁気抵抗効果素子の接続例を示す接
続回路図である。
【図23】同じくダミーの磁気抵抗効果素子の接続例を
示す接続回路図である。
【図24】同じくダミーの磁気抵抗効果素子の接続例を
示す接続回路図である。
【図25】本発明を用いた位置検出装置の特性例を示す
図である。
【図26】本発明を直線運動する位置検出装置に用いた
他の実施例を示す図である。
【図27】本発明を制御用モータに用いた他の実施例を
示す図である。
【図28】制御モータの制御ブロック図である。
【符号の説明】
1…磁気記録媒体、2…磁気センサ、R…磁気抵抗効果
素子、λ…記録ピッチλ、3…磁気ドラム、4…軸、S
P…スペーシング、E…電源、e…出力端子、Rf…抵
抗変化の基本波成分、Rh…抵抗変化の高調波成分、ef
…出力電圧の基本波成分、eh…出力電圧の高調波成
分、Ea…パルス出力、T1…パルス出力のオン時の幅、
T2…パルス出力のオフ時の幅、5…制御用モータ、6
…支持台。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 文男 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体または固定体に取り付けられた、磁
    気信号NSを記録した磁気記録媒体と固定体または移動
    体に取り付けられた、磁気抵抗効果素子により構成した
    磁気センサとにより、前記移動体の位置及び基準位置等
    の他の位置を検出する位置検出装置において、 前記磁気記録媒体は、少なくとも1つのトラックに記録
    ピッチλの磁気信号NSを連続配置したものと、他の少
    なくとも1つのトラックに他の磁気信号グループを配置
    した複数の磁気信号トラックを有し、前記磁気センサ
    は、前記連続信号を検出する複数の磁気抵抗効果素子グ
    ループと前記他の磁気信号を検出する他の磁気抵抗効果
    素子グループで構成され、連続磁気信号トラックと他の
    磁気信号トラックに配置された他の磁気抵抗効果素子グ
    ループの磁気抵抗効果素子により、前記他の磁気信号グ
    ループの磁気信号を検出するように構成すると共に、前
    記他の磁気抵抗効果素子グループの磁気抵抗効果素子と
    同一構成のダミーの磁気抵抗効果素子を前記連続信号を
    検出する複数の磁気抵抗効果素子グループに配置し、前
    記連続信号を検出する複数の磁気抵抗効果素子グループ
    で得られる出力の偶数高調波を低減させることを特徴と
    した位置検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記連続磁気信号を配
    置した磁気信号トラックに対向する他の磁気抵抗効果素
    子グループの磁気抵抗効果素子に対し、nを整数とし
    て、n±(λ/2)の位置に、前記ダミーの磁気抵抗効果
    素子を配置したことを特徴とする位置検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記ダミーの磁気抵抗
    効果素子を前記他の磁気抵抗効果素子グループの磁気抵
    抗効果素子が前記複数の磁気抵抗効果素子グループの磁
    気抵抗効果素子に隣合わない全ての磁気抵抗効果素子の
    近傍に配置させたことを特徴とする位置検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記ダミーの磁気抵抗
    効果素子を前記複数の磁気抵抗効果素子グループの磁気
    抵抗効果素子の両側に配置させたことを特徴とする位置
    検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記ダミーの磁気抵抗
    効果素子の構成を、前記複数の磁気抵抗効果素子グルー
    プの磁気抵抗効果素子に配置された前記他の磁気抵抗効
    果素子グループの磁気抵抗効果素子のピッチ及びパター
    ンと同じ配置としたことを特徴とする位置検出装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記複数の磁気抵抗効
    果素子グループの磁気抵抗効果素子は、折り返しパター
    ンで構成され、少なくとも1つの折り返しパターンの内
    側には他の磁気抵抗効果素子グループの磁気抵抗効果素
    子が配置され、その折り返しパターンと電源に対して直
    列に接続される前記複数の磁気抵抗効果素子グループの
    磁気抵抗効果素子の折り返しパターンの内側にダミーの
    磁気抵抗効果素子を配置させたことを特徴とする位置検
    出装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記複数の磁気抵抗効
    果素子グループの磁気抵抗効果素子は、折り返しパター
    ンで構成され、少なくとも1つの折り返しパターンの内
    側には他の磁気抵抗効果素子グループの磁気抵抗効果素
    子が配置され、他の磁気抵抗効果素子グループの磁気抵
    抗効果素子が配置された前記折り返しパターンの磁気抵
    抗効果素子とブリッジ構成される他方の、電源に対して
    直列に接続された前記折り返しパターンの磁気抵抗効果
    素子の一方にダミーの磁気抵抗効果素子を配置し、且
    つ、前記他の磁気抵抗効果素子グループの磁気抵抗効果
    素子が配置された折り返しパターンの磁気抵抗効果素子
    と前記ダミーの磁気抵抗効果素子が配置された折り返し
    パターンの磁気抵抗効果素子の電源を同じ極性(正極あ
    るいは負極)としたことを特徴とする位置検出装置。
  8. 【請求項8】請求項1において、前記複数の磁気抵抗効
    果素子グループの磁気抵抗効果素子は、折り返しパター
    ンで構成され、少なくとも1つの折り返しパターンの内
    側には他の磁気抵抗効果素子グループの磁気抵抗効果素
    子が配置され、前記他の磁気抵抗効果素子グループの磁
    気抵抗効果素子が配置されない全ての折り返しパターン
    の内側にダミーの磁気抵抗効果素子を配置させたことを
    特徴とする位置検出装置。
  9. 【請求項9】請求項1において、前記複数の磁気抵抗効
    果素子グループの磁気抵抗効果素子は、折り返しパター
    ンで構成され、少なくとも1つの折り返しパターンの内
    側には他の磁気抵抗効果素子グループの磁気抵抗効果素
    子が配置され、前記他の磁気抵抗効果素子グループの磁
    気抵抗効果素子が配置されない全ての折り返しパターン
    の内側に前記他の磁気抵抗効果素子グループの磁気抵抗
    効果素子と同じピッチ及びパターン構成のダミーの磁気
    抵抗効果素子を配置させたことを特徴とする位置検出装
    置。
  10. 【請求項10】請求項1において、ダミーの磁気抵抗効
    果素子を電源の正極あるいは負極に接続したことを特徴
    とする位置検出装置。
  11. 【請求項11】請求項1において、ダミーの磁気抵抗効
    果素子を電源に接続して通電したことを特徴とする位置
    検出装置。
  12. 【請求項12】請求項1において、複数のダミーの磁気
    抵抗効果素子を電源に対して直列に接続し、他の磁気抵
    抗効果素子グループの磁気抵抗効果素子と同等の温度分
    布を持たせたことを特徴とする位置検出装置。
  13. 【請求項13】請求項1において、連続信号を検出する
    複数の磁気抵抗効果素子で得られる正弦波出力の偶数高
    調波を低減させることを特徴とする位置検出装置。
  14. 【請求項14】請求項1において、連続信号を検出する
    複数の磁気抵抗効果素子で得られる正弦波出力の第2高
    調波を低減させることを特徴とする位置検出装置。
  15. 【請求項15】機器を駆動する制御用モータと位置を検
    出する位置検出装置を装備したものにおいて、位置を検
    出する位置検出装置として請求項1の位置検出装置を用
    いたことを特徴とするモータ制御装置。
  16. 【請求項16】機器を駆動する制御用モータと位置を検
    出する位置検出装置を装備し、前記位置検出装置の信号
    と位置指令を比較することにより、位置制御を行う装置
    において、位置を検出する位置検出装置として請求項1
    の位置検出装置を用いたことを特徴とするモータ位置制
    御装置。
  17. 【請求項17】機器を駆動する制御用モータと位置を検
    出する位置検出装置を装備し、前記位置検出装置の信号
    と速度指令を比較することにより、速度制御を行う装置
    において、位置を検出する位置検出装置として請求項1
    の位置検出装置を用いたことを特徴とするモータ速度制
    御装置。
  18. 【請求項18】移動体または固定体に取り付けられた、
    磁気信号NSを記録した磁気記録媒体と固定体または移
    動体に取り付けられた、磁電変換素子により構成した磁
    気センサとにより、前記移動体の位置及び基準位置等の
    他の位置を検出する位置検出装置において、 前記磁気記録媒体は、少なくとも1つのトラックに記録
    ピッチλの磁気信号NSを連続配置したものと、他の少
    なくとも1つのトラックに他の磁気信号グループを配置
    した複数の磁気トラックを有し、前記磁気センサは、前
    記連続信号を検出する複数の磁電変換素子グループと前
    記他の磁気信号を検出する他の磁電変換素子グループで
    構成され、連続磁気信号トラックと他の磁気信号トラッ
    クに配置された他の磁電変換素子グループの磁電変換素
    子により、前記他の磁気信号グループの磁気信号を検出
    するように構成すると共に、前記他の磁電変換素子グル
    ープの磁電変換素子と同一構成のダミーの磁電変換素子
    を前記連続信号を検出する複数の磁電変換素子グループ
    に配置し、前記連続信号を検出する複数の磁電変換素子
    グループで得られる出力の偶数高調波を低減させること
    を特徴とした位置検出装置。
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