JPH0634388A - 建造物内居住者の共有料金負担配分装置 - Google Patents

建造物内居住者の共有料金負担配分装置

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JPH0634388A
JPH0634388A JP19218192A JP19218192A JPH0634388A JP H0634388 A JPH0634388 A JP H0634388A JP 19218192 A JP19218192 A JP 19218192A JP 19218192 A JP19218192 A JP 19218192A JP H0634388 A JPH0634388 A JP H0634388A
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JP
Japan
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building
amount
charge
tenant
meter
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Pending
Application number
JP19218192A
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English (en)
Inventor
Satoru Nouchi
悟 野内
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各テナントの使用量の合計と供給業者の検針
使用量とが異なつていても、全テナントへの請求金額の
合計値を供給業者の請求金額と一致させることができる
建造物内居住者の共有料金負担配分装置の提供。 【構成】 1つのビル1内の各テナントはそれぞれ電気
1〜E3、水道W1〜W3、ガスG1〜G3等を使用する。
電気E1の使用量はメータME1で測定される。同様に他
も各メータで測定される。メータ値はビル監視装置2に
取り込まれる。供給業者から料金請求があつたとき、料
金課金システム4は請求料金中の使用量に応じた料金を
各メータの合計値で除算し、この除算値に各メータの測
定値を乗算して各テナントの負担額を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物(ビル)内の複
数の居住単位(テナント)に対して、電気、水道、ガス
等の料金を、それぞれの居住単位毎でなく、全居住単位
を一括して共有料金として請求される場合、当該共有料
金の各居住単位の負担額を決定する建造物内居住者の共
有料金負担配分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、1つのビル内には複数のテナント
(会社や事務所)が同居していることが多い。これらの
テナントは、当然、電気、水道、ガス等(以下、電気等
という)を使用するが、それらの料金は徴収の煩雑を避
けるため、多くの場合当該ビル全体の使用量に対して請
求される。即ち、ビル内における電気等の供給口にメー
タが設置され、電気等はこのメータから各テナントに送
られ、これら電気等の料金は当該メータの検針値に基づ
いて1〜3カ月毎に請求される。
【0003】このような料金徴収システムにあつては、
ビル管理者は供給業者から請求された料金を各テナント
に対して適正に分配し、請求徴収しなければならない。
このため、ビル内のテナント毎に電気等の使用量を把握
すべく、ビル内にはテナント毎に電気等のメータを設置
し、ビル管理者は定期的にメータの測定値を検針し、テ
ナント毎の請求金額を計算し請求書等を作成している。
【0004】近年は、検針や計算業務を省力化するた
め、パーソナルコンピユータ等を用いて、計算や請求書
等の帳票作成を行う課金計算システムが採用されてい
る。この場合、各テナントに請求する金額のうち、室
料、共益費、駐車場使用料等のテナント毎の固定の費
用、請求書に記載するテナント名称、振込先等の情報、
基本料金の負担率、テナントの使用メータ等の従量料金
按分用の情報は、テナント情報として登録する。
【0005】ビル内に設けたメータの検針値は、ビル設
備監視装置によつて集計され、一日分または1カ月分集
計後ビル設備監視装置よりパーソナルコンピユータに通
信回線を通して伝送される。パーソナルコンピユータは
受信したメータ検針値から各テナント毎の負担金額を算
出し、あらかじめ登録しておいた従量単価に基づいて、
テナント毎に従量料金を算出する。基本料金は、電気、
水道等の種類別に全体の基本料金を登録し、テナント毎
にあらかじめ登録しておいた負担率によつて各テナント
の負担額を算出する。このようにして、請求する各項目
の金額を積算し、テナント毎の請求書と、ビル全体の請
求料金、メータ使用量等の管理帳票を自動的に作成す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電気等の料金を計算す
るためにビル監視装置が積算したメータ検針値を使用し
て従量料金を算出する使用料課金計算システムでは、次
の原因によつて供給事業者の請求金額と、計算値は一致
しない。
【0007】1.供給事業者の使用量を積算するメータ
と、ビル内に設けたメータとの誤差。
【0008】2.供給事業者とビル監視装置とでは、検
針する日時が異なる。したがつて、使用量が一致せず、
供給事業者と同じ計算式を用いても、全テナントへの請
求金額の合計とは一致しない。
【0009】このため、従来の使用料課金計算システム
では、供給事業者の請求使用量を入力し、ビル設備監視
装置の検針値合計と比較して、その差分を各テナントに
分配し、全テナントへの請求金額の合計が供給事業者の
請求金額とほぼ一致するよう調整している。
【0010】しかし、例えば電気料金の場合は、使用量
が契約値を越えた場合や力率が低かつた場合などに掛か
る追徴金があるため、請求使用量のみを入力する方法で
は、調整が困難である。また、例えば地域冷暖房で冷温
水の供給を受ける場合、従量単価が変動する場合があ
り、請求金額の計算のたびに従量単価を再入力しなけれ
ばならない。
【0011】このように従来の計算方法では、全テナン
トへの請求金額の合計値を供給事業者の請求金額と一致
させる方法は適切とはいえず、ある程度見切つた仕様と
なつている。
【0012】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、全テナントへの請求金額の合計値を供給事
業者の請求金額と一致させることができる使用料課金計
算システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、建造物内に複数居住単位が存在し、それ
ら各居住単位全体に対する共有料金が請求されるものに
おいて、前記各居住単位毎に、かつ、前記共有料金の種
別毎に当該共有料金徴収対象の使用量を計測する計測器
を設けるとともに、各共有料金徴収対象毎に、請求され
た前記共有料金のうちの実際の使用量に対応する料金を
前記各計測器の合計計測値で除算する従量単価演算手
段、およびこの従量単価演算手段で得られた従量単価に
前記各居住単位毎の各計測器の計測値を乗算する居住単
位負担額演算手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】ある共有料金徴収対象、例えば電気の共有料金
が請求されると、この請求された共有料金から基本料金
を減算して使用量に対応する料金(従量分料金)を算出
し、この料金を各居住単位の各計測器(電力メータ)の
計測値を合計した値で除算して従量単価を演算する。次
に、各居住者毎に、その計測器の計測値を前記従量単価
に乗算して各居住単位の負担額を決定する。これによ
り、たとえビルのメータの検針値と供給業者の検針値と
が異なつていても、算出された料金の合計、即ち、各テ
ナントの従量料金の負担額の合計は、ビルの従量料金に
一致する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は、本発明の実施例に係る建造物内居住者の
共有料金負担配分装置のブロツク図である。ビル1にお
いては、各入居テナント毎に電気(E1〜E3)、水道
(W1〜W3)、熱量(G1〜G3)の使用量を計測する各
種パルスメータME1〜ME3,MW1〜MW3,MG1〜MG3
設置され、通信回線T1を介して、ビル監視装置2と接
続される。なお、上記符号に付された数字は各テナント
の番号を示す。
【0016】ビル監視装置2は、通信回線T2を介して
料金課金計算システム4(詳細は後述する)と接続され
ている。電気、水道、熱量の各テナントの使用量は、各
パルスメータによつて計測され、通信回線T1を介して
ビル監視装置2に逐次伝送される。ビル監視装置2で
は、伝送された使用量を1ケ月分積算し、料金計算シス
テム4へ通信回線T2を介して伝送する。
【0017】図2は図1に示す料金計算システム4の構
成図を示す。料金計算システム4は、データ処理装置4
1、計算結果や登録データを表示する表示装置42、デ
ータの入力や修正等を行うキーボード43、およびデー
タ処理装置41の処理結果である請求書等の帳票を印字
する印字装置44で構成されている。
【0018】データ処理装置41は、磁気デイスク装置
51,52を備え、磁気デイスク装置51には計算処理
ソフトと固定データを格納した磁気デイスク61が、ま
た、磁気デイスク装置52にはビル監視装置2から通信
回線T2を介して受信した各パルスメータの1ケ月間の
計測値とテナント毎に計算された請求金額のデータが格
納される磁気デイスク62がセツトされる。
【0019】図3は料金計算システム4の動作を示すフ
ローチヤートである。ここで、料金計算システム4の機
能の選択は、表示装置42の画面表示に従つて、キーボ
ード43を操作して行う。また、本実施例では、各月毎
にテナントの料金を計算し集計するものとする。
【0020】まず、料金計算システム4はビル監視装置
2に対して、各メータの先月の積算値の送信要求を発信
し、ビル監視装置2は、送信要求に答えて、各メータの
先月1ケ月間の積算値を伝送し、データ処理装置41は
受信した積算値を磁気デイスク装置52にセツトした磁
気デイスク62に書き込む(手順S1)。
【0021】次に、キーボード43より請求額入力機能
を選択し、表示装置42の画面表示に従つて、供給事業
者より発行された請求書記載の金額を入力する(手順S
2)。この金額入力後、各テナントが負担すべき料金の
計算処理を実行する。この計算処理は、まず、計算処理
を行う月をキーボード43より入力し、指定する(手順
3)。このような「月」の指定は、磁気デイスク62
が各メータの積算値を各月別に12ケ月分格納するよう
になつているためであり、計算処理の先頭に行う。
【0022】以下の計算処理は、磁気デイスク61に書
き込まれた処理ソフトにより、順次実行される処理であ
り、電気料金計算を例示して説明する。最初に磁気デイ
スク62から、手順S2で入力された当月の請求額を読
み出し、その額から磁気デイスク61に格納されている
固定データ中の電気基本料金を減算し、従量部分の電気
料金MBを算出する(手順S4)。次に、磁気デイスク
62の当月の各テナントの電気の積算値を読み出してそ
れらの合計値を算出し、手順S4で算出した従量分料金
MBを当該合計値で除算して当月の従量単価UNを算出
する(手順S5)。
【0023】次に、各テナントの負担額の決定を行う。
このため、各テナントに番号を付し、これらの番号をn
で表す。まず、n=1として第1番目のテナントを定め
(手順S6)、そのテナントの電力メータの計測値(使
用量)STを取り出し(手順S7)、この使用量ST
に、手順S5で算出した従量単価UNを乗算することに
より、第1番目のテナントの負担額BTを決定する(手
順S8)。次いで、そのときの番号nと全テナントの数
とを比較して全テナントの負担額決定が終了したか否か
を判断する(手順S9)。番号nが全テナント数未満の
場合には全テナントの負担額決定が終了していないと判
断し、番号nの数を1つ増やして(手順S10)、手順S
7以下の処理を繰り返す。このようにして決定された各
テナントの電気料金負担額は、磁気デイスク62に書き
込まれる。なお、電気料金以外の他の共有料金に対して
も同様の手段で負担額決定が実施される。
【0024】このように、本実施例では、供給業者の請
求料金のうちの使用量に応じた料金を各テナントの使用
量の合計で除算して従量単価を算出し、各テナントの使
用量に当該従量単価を乗算して各テナントの負担額を決
定するようにしたので、各テナントの使用量の合計と供
給業者の検針使用量とが異なつていても、全テナントへ
の請求金額の合計値を供給業者の請求金額と一致させる
ことができる。
【0025】なお、上記実施例の説明では、従量単価に
テナント使用量を乗算する例について説明したが、各テ
ナント毎に、その全テナント使用量に対する使用量の比
を、従量分料金に乗算してもよいのは当然であり、上記
実施例の演算と実質的に同一である。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、供給業
者の請求料金のうちの使用量に応じた料金を各居住単位
の計測器測定値の合計で除算して従量単価を算出し、各
居住単位の使用量に当該従量単価を乗算して各居住単位
の負担額を決定するようにしたので、各居住単位の計測
器測定値の合計と供給業者の検針使用量とが異なつてい
ても、全居住単位への請求金額の合計値を供給業者の請
求金額と一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る建造物内居住者の共有料
金負担配分装置のブロツク図である。
【図2】図1に示す料金計算システムの構成図である。
【図3】図2に示す料金計算システムの動作を説明する
フローチヤートである。
【符号の説明】
1 ビル 2 ビル監視装置 E1〜E3 電気 W1〜W3 水道 G1〜G3 ガス ME1〜ME3、MW1〜MW3、MG1〜MG3 メータ 4 料金課金計算システム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物内に複数居住単位が存在し、それ
    ら各居住単位全体に対する共有料金が請求されるものに
    おいて、前記各居住単位毎に、かつ、前記共有料金の種
    別毎に当該共有料金徴収対象の使用量を計測する計測器
    を設けるとともに、各共有料金徴収対象毎に、請求され
    た前記共有料金のうちの実際の使用量に対応する料金を
    前記各計測器の合計計測値で除算する従量単価演算手
    段、およびこの従量単価演算手段で得られた従量単価に
    前記各居住単位毎の各計測器の計測値を乗算する居住単
    位負担額演算手段を設けたことを特徴とする建造物内居
    住者の共有料金負担配分装置。
JP19218192A 1992-07-20 1992-07-20 建造物内居住者の共有料金負担配分装置 Pending JPH0634388A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013009589A (ja) * 2007-02-02 2013-01-10 Aztech Associates Inc ユーティリティ監視装置、その監視システム、その監視方法、ユーティリティ監視用可搬型コンピュータ装置、ユーティリティ監視用ソフトウェア及びユーティリティ監視用携帯電話
US9852486B2 (en) 2007-02-02 2017-12-26 Aztech Associates Inc. Utility monitoring device, system and method

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