JPH0934939A - 契約管理システム及び図面管理システム及びエネルギー管理装置 - Google Patents

契約管理システム及び図面管理システム及びエネルギー管理装置

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JPH0934939A
JPH0934939A JP18012795A JP18012795A JPH0934939A JP H0934939 A JPH0934939 A JP H0934939A JP 18012795 A JP18012795 A JP 18012795A JP 18012795 A JP18012795 A JP 18012795A JP H0934939 A JPH0934939 A JP H0934939A
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meter
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energy
tenant
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JP18012795A
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English (en)
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Kazuo Ida
一男 井田
Koji Nakagawa
光二 中川
Kazuhiro Hayashi
和博 林
Kotaro Sawabe
光太郎 澤部
Hiroyuki Kume
宏行 久米
Manabu Kaizu
学 海津
Masahiro Takahashi
正弘 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Estate Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Estate Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テナントが使用するエネルギーの課金処理
や、契約の際の契約図の出図を契約情報の入力と連動さ
せて自動的に行い、さらに、長期的なデータの蓄積を行
うことによって、エネルギー使用量の評価・分析も行え
るシステムを提供する。 【構成】 従来からある検針手段30、集計手段60、
課金手段70に加えて、契約情報から異動情報を抽出す
る異動情報抽出手段50やメータ検定管理手段12、端
子管理手段13を備え、より正確な課金処理を行うと共
に、運用面できめ細かい対応を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビル等に入居するテ
ナントの電気、ガス、水道等のメータを集中管理し、検
針を行った結果を基に集計処理を行うシステムに関する
ものである。特に、入退居の契約情報と連動して検針処
理、集計処理を行うシステムに関するものである。ま
た、使用量および使用料金の集計を任意の時点で行うシ
ステムに関するものである。また、ビル管理の目的で、
エネルギーの使用量を設定区分ごとに集計を行い、必要
に応じて使用量の按分を行うシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図85は、従来行われている課金処理を
説明するためのもので、30は電気、ガス、水道等のメ
ータを検針する検針手段、60aは検針結果を集計する
集計手段、70は集計結果に基づいてそれを金額に換算
する課金手段である。図86は、課金情報の表示の一例
であり、例えばメータ番号、前回検針値、今回検針値等
が記載されており、検針値の差を求めることにより当期
間の使用量が求められそれを基に料金が算出されるとい
う状態になっている。従来、テナントへの課金システム
として、テナントが使用するエネルギーを測定するメー
タを貸付区画毎に登録し、メータから自動測定し、テナ
ント毎に集計する方式として、特開平4−142465
号公報に示された「電気料金計算処理装置」、特開昭6
4−88216号公報に示された「測定値管理装置」等
がある。特に特開昭64−88216号公報に示された
「測定値管理装置」は、テナントの入退去にともない変
化する集計情報をキー入力により変更して設定し、プロ
グラム等を変更することなく自動的に最新の集計単位に
合わせて集計処理を行うものである。
【0003】図87は、この測定値管理装置を説明する
全体構成図である。図において、910はビルであり、
この例では3階建てでフロア901から906の構成と
なっている。集計を行なう項目としては各フロア901
から906毎に電気料金、ガス料金、水道料金等となっ
ている。それぞれのフロアには図示はされていないが、
電力量計、ガスメータ、水道メータ等の測定器が設置さ
れている。この測定器から出力される測定信号はライン
911を通って測定値管理装置912に送られる。91
3から922は測定値管理装置912の構成部分であ
る。また918はキーボード、924はプリンタであ
る。測定値管理装置912には、測定値を記録する測定
値メモリ916として測定値がフロア毎に記憶されるよ
うにメモリエリア916−1から916−6が形成され
ている。すなわちフロア901用のメモリエリア916
−1にはフロア901における電気料金、ガス料金、水
道料金等が記録されるようになっている。項目設定メモ
リ917には集計項目別の各フロアの組合せが設定され
ている。例えばAという借用者がフロア901から90
3を借用し、Bという借用者がフロア904を借用し、
さらにCという借用者がフロア905及び906を借用
していれば、第1の集計項目としてフロア901,90
2,903が設定され、第2の集計項目としてフロア9
04が設定され、第3の集計項目としてフロア905及
び906が設定される。集計処理が行われるときには、
この項目設定メモリ917を参照して正しく借用者毎の
合計値を算出することになる。これらの集計項目の設定
は借用者が変更するたびに、すなわち契約変更が発生す
る都度、キーボード918からキー入力され項目設定メ
モリ917に設定されるようになっている。
【0004】また、集計処理は通常一か月等の期間を定
めて行われるが、期間途中で任意に集計を行えるものと
して、特開平5−54038号公報に示された「テナン
ト課金状況モニター装置」がある。この装置を図88を
用いて説明する。図において、930はテナント先に設
けられたテナント端末であり、931は課金状況のモニ
ター処理手段である。また、30は検針手段であり、使
用量メータを検針し、その結果を使用量管理ファイル9
32に記録する。933は定期データ処理手段で、使用
量管理ファイル932のデータから定期的な、例えば月
毎の使用料金を算出し請求書を発行する。具体的には基
準となる一定の日時(例えば各月末日)に検針手段30
により使用量メータから使用量累積値を入力し、前回入
力され保存されている使用量累積値と減算を行ない月毎
の使用量を求める。ここで求められた使用量に対応する
料金を請求書に出力し発行する。931は課金状況のモ
ニター処理手段でテナント端末930から課金状況の表
示要求がなされると、検針手段30と使用量管理ファイ
ル932のデータから、前回の締日から現時点までの課
金状況を算出し、その算出した結果をテナント端末93
0に表示する。このようにこの技術はテナントが各種使
用料金を任意の時点で確認でき、計画的に管理、使用で
きることを目的としているものである。
【0005】このようにテナントへの課金を効率よく行
うために、例えば区画毎にメータを設置してメータから
自動測定を行い、テナント毎に集計をするというシステ
ムは幾つかみられるが、運用面でとらえると、例えば計
量メータを検針するのは設備保全部門の担当であり、検
針された結果から使用量を集計するのは管理部門が行な
い、課金情報はさらに営業管理部門が担当するというふ
うに1つの課金処理という業務が複数の部門にまたがっ
ている。このため1つのテナントの契約が発生すると営
業管理部門で契約情報等を入力し、契約書等を発行した
後で、そのテナントの入居日に正しく検針を開始するた
めには、営業管理部門から紙で受け渡された契約情報を
基に、設備保全部門で契約情報の区番からメータの貸付
区番を参照し、その区画の検針のためにどのメータを使
用すればよいかを調べ、実際に検針を開始する日にメー
タが正しく作動するように人手によって検針手段や集計
手段を管理する必要があった。また、営業管理部門で契
約情報が入力されているのにもかかわらず、再び設備保
全部門で同じテナントの契約に関する情報を入力すると
いうようなことが発生していた。
【0006】また、検索結果のシンボルの図面上の位置
がわかるように、シンボルを色替えして表示し、画面上
に表示した色で出図する従来の技術として、特開平5−
20326号公報に開示された「ビル管理システムの警
報画面選択方式」がある。
【0007】図89は、この従来例の画面選択処理を示
す図である。また、図90はこの従来例の機能ブロック
図である。この方式は、処理部961、表示部962、
操作部963、記憶部964、入出力部965から構成
されている。記憶部964には、あらかじめ画面選択情
報が記憶されている。
【0008】次に動作について説明する。処理部に警報
発生信号951が入力されると、その警報に対応する図
形画面の頁と座標を記憶部の図形索引ファイル953か
ら図形索引テーブル955に転送する。次に、警報リス
ト編集処理952が警報リストアップ画面954の表示
を行う。この画面には複数の警報が同時に表示されるた
め、オペレータは重要度、緊急度に応じた対策を行う。
図形画面の情報を調べたい場合、操作部963で、警報
リストアップ画面から、調べたいポイントを選択する。
処理部はポイント選択により図形表示処理957が図形
索引テーブル955を参照し、引数に対応した図形画面
の頁と座標を読み出し、該当する図形画面を表示する。
その際、任意に選ばれるデータの部位を色分け、または
フリッカ等の表示モードにより区別して示すものであ
る。この従来例は、警報リストアップ画面により、同時
に複数の設備の警報を表示しながらも、関連する任意の
図形画面を速やかに選択表示できることによって、警報
発生時の迅速な対応を可能とするものである。以上のよ
うに、この従来例は、ビル管理システムで監視する多様
な情報を表示部の容量制限上分割して表示する際に画面
選択を容易にすることを目的としており、あらかじめ登
録されている図面情報に対して任意の検索を行う機能は
提供されていない。
【0009】また、従来からビル入居テナントとの契約
に使われる図面は、平面図上に貸付する区画を示してお
り、図面を出図して、条件にあう区画を探してマーカー
により、色づけして、図面を作成していた。
【0010】以上述べてきたように、テナントへの課金
を目的として集計を行なうシステムは多数みられるが、
ビルの効率的な運営、または損失管理を目的としたシス
テムは存在しなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の課金システムに
は、メータ検針値を計測し、使用量を把握し、通常の期
間毎の請求書を発行するという請求書発行業務に留まっ
ており、例えば、メータの不具合により使用量が誤って
計算されても、それを検出することができなかった。
【0012】また、装置の処理能力等のシステムの制約
から、管理できる対象テナント数、請求先数にも制限が
あった。このため、ビル管理という面からみると、中小
規模ビルに適用できるシステムしかなかった。
【0013】また、従来はテナントとの契約や請求処理
は営業管理部門が行ない、計量メータを検針するのは設
備保全部門が行ない、検針された結果から使用量を集計
するのは管理部門が行なうというように、課金処理とい
う一つの業務が複数の部門にまたがっており、業務処理
が分断されてしまっていた。そのため、同じ契約情報を
複数部門で入力し、管理するという無駄が生じていた。
【0014】また、課金目的だけでなく、ビル管理やエ
ネルギーの効率管理を行なうシステムは存在しなかっ
た。
【0015】また、契約に伴い、顧客に提示する契約図
を色替えして出図するシステムは存在しなかった。
【0016】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、テナントが使用するエネ
ルギーの課金処理をテナントの入居から退去にわたっ
て、総合的にシステム化することを目的としている。1
度入力したデータを活用し、契約に関わる事務処理を連
動させて行なうことを目的としている。
【0017】また、長期的なデータの蓄積を行なうこと
によって、検針されたデータをその蓄積されたデータと
比較し、チェックできる手段を備えることにより、信頼
性の高いシステムを提供することを目的としている。
【0018】さらに、長期的なデータの蓄積を行なうこ
とによって、エネルギー使用量の評価・分析も行なえる
システムを提供することを目的としている。
【0019】また、大規模ビルにおいて、多数のメータ
を効率よく管理し、運用のさまざまな要求に答えられる
システムを提供することを目的としている。
【0020】また、登録された図面のデータベースから
任意の検索を行い、検索された結果を色替えして表示で
きるシステムを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る契約管理
システムは、以下の要素を有する。 (a)建物の区割を区割情報として登録する区割情報登
録手段、(b)上記区割に対応するエネルギーの計量メ
ータを登録するメータ情報登録手段、(c)上記エネル
ギーの計量メータを検針し、検針結果を登録する検針手
段、(d)テナントが使用する建物の区割と使用開始時
を含む契約情報を登録する契約情報登録手段、(e)契
約情報登録手段により登録された契約情報から期間途中
に登録された情報をテナント異動情報として抽出する異
動情報抽出手段、(f)上記区割情報に基づいて、上記
契約情報の建物の区割から上記テナントが使用する計量
メータを判定し、検針手段による検針結果からテナント
が使用するエネルギーの使用量を定期的に集計するとと
もに、テナント異動情報が存在する場合には、テナント
異動情報に従った使用量の集計をする集計手段、(g)
上記集計手段による集計結果からテナントに対して請求
書を発行する課金手段。
【0022】請求項2に係る契約管理システムは、請求
項1記載のものにおいて、上記メータ情報登録手段は、
登録されたメータ情報を期間途中に変更するためのメー
タ異動情報を入力するメータ異動情報入力手段を備え、
上記集計手段は、テナント異動情報とメータ異動情報を
利用して使用量を集計することを特徴とするものであ
る。
【0023】請求項3に係る契約管理システムは、請求
項1記載のものにおいて、上記検針手段は、計量メータ
を接続する端子を備え、上記メータ情報登録手段は、計
量メータを接続する端子と、端子に接続する計量メータ
を登録して管理する端子管理手段を供えたことを特徴と
するものである。
【0024】請求項4に係る契約管理システムは、請求
項1記載のものにおいて、上記集計手段は、以前に集計
した結果を集計履歴として記憶し、集計された集計結果
を集計履歴と比較して集計結果を検査し、異常がある場
合に、集計履歴と集計結果を出力することを特徴とする
ものである。
【0025】請求項5に係る契約管理システムは、請求
項1記載のものにおいて、さらに、検針手段による検針
結果、異動情報抽出手段により抽出された抽出結果及び
集計手段による集計結果を出力する結果出力手段と、そ
の結果を修正する修正手段と、修正履歴を記憶する修正
履歴採取手段を備えたことを特徴とするものである。
【0026】請求項6に係る契約管理システムは、請求
項1記載のものにおいて、さらに、定期外の指定された
時期に上記検針手段と集計手段を動作させ、特定のテナ
ントに対して期間途中の集計処理を行なう期間途中集計
手段を備えたことを特徴とするものである。
【0027】請求項7に係る契約管理システムは、請求
項1記載のものにおいて、上記メータ情報登録手段は、
計量メータの検定番号及び認可期間を管理するメータ検
定管理手段を備えたことを特徴とするものである。
【0028】請求項8に係る図面管理システムは、以下
の要素を有する。 (a)建物の図面に対してシンボルとそのシンボルに対
応する表示色を登録する図面データベース、(b)テナ
ントが使用する建物の区割を含む契約情報を登録する契
約情報登録手段、(c)上記契約情報に含まれた建物の
区割を上記建物の図面に対応したシンボルとし、上記図
面データベースに登録された表示色を用いて上記図面デ
ータベースに登録された図面を出力する色替え出力手
段。
【0029】請求項9に係るエネルギー管理装置は、以
下の要素を有する。 (a)エネルギーの計量メータに対して、そのエネルギ
ーを使用する設備の設備区分と、そのエネルギーを使用
する用途の用途区分を登録する登録手段、(b)上記エ
ネルギーの計量メータを検針し、検針結果を登録する検
針手段、(c)上記検針手段による検針結果からエネル
ギーの使用量を計算し、上記設備区分及び用途区分ごと
に使用量を積算する積算手段、(d)エネルギーの実使
用量と上記積算手段による使用量の総和との間に差があ
る場合に、所定の基準を用いてその差を各設備区分に按
分する按分手段。
【0030】請求項10に係るエネルギー管理装置は、
請求項9記載のものにおいて、上記登録手段は、各計量
メータに対して、積算条件を指定する計算根拠付手段を
備えたことを特徴とするものである。
【0031】請求項11に係るエネルギー管理装置は、
請求項9記載のものにおいて、上記按分手段は、上記設
備区分から経理処理のための仕訳区分を作成し、仕訳区
分に対して、差を按分することを特徴とするものであ
る。
【0032】
【作用】この発明における契約管理システムは、テナン
トが使用するエネルギーの課金処理をテナントの入居か
ら退去にわたって、総合的にシステム化したものであ
る。テナントに対して課金処理を行なう場合、従来はテ
ナントとの契約や請求処理は営業管理部門が行ない、計
量メータを検針するのは設備保全部門が行ない、検針さ
れた結果から使用量を集計するのは管理部門が行なうと
いうように、課金処理という一つの業務が複数の部門に
またがっており、業務処理が分断されてしまっていた。
それに対し、この発明は、あらかじめ建物の区割と計量
メータを対応させて登録しておき、契約情報から得られ
る建物の区割に基づいてテナントが使用する計量メータ
を判定し、集計することにより課金処理を行なうもので
ある。すなわち、契約情報が入力されることにより、そ
のテナントが使用する計量メータが自動的に判別できる
とともに、自動検針を行なうことにより、集計処理を行
なう点がこの発明の大きな特徴である。特に、新たに入
居するテナント、あるいは、退去するテナントの契約情
報が月途中で入った場合にも、テナント異動情報として
管理され、テナント異動情報に従った集計処理が行なわ
れる。その際、集計処理のために新たに、契約情報が入
力される必要はなく、営業管理部門が保持している契約
情報をそのまま利用して集計処理を行なう。
【0033】また、この発明においては、計量メータの
新設、撤去、取換え等の異動情報をメータ異動情報とし
て管理し、前述したテナント異動情報とメータ異動情報
の両者に従った使用量を算出する。
【0034】また、この発明においては、計量メータを
接続する端子を登録し、その端子に接続する計量メータ
を登録する。その登録に従い、計量メータの新設、撤
去、取換えの作業を行なう。
【0035】また、この発明においては、課金処理が請
求業務を伴うことを考慮してデータの信頼性を高めるた
めに、以前に集計した集計結果を集計履歴として記憶し
ておき、新たに算出された集計結果と比較することによ
り、集計データの正当性をチェックしている。
【0036】また、この発明においては、オペレータの
チェックを仰ぐために、検針結果、異動情報抽出結果、
集計結果を出力する。さらには、データを修正したい場
合の修正手段を備えている。また、これらの修正履歴を
記憶することにより、オペレータがマニュアルで修正し
た場合、その履歴のトレースを提供する。
【0037】また、この発明においては、テナントから
の経理処理等の要求により、通常の集計日以外の期間途
中において集計処理を行なう必要がある場合、期間途中
集計手段により特定のテナントに対して指定された時期
までの集計を行う。
【0038】また、この発明においては、メータ検定管
理手段が計量メータを管理することにより、計量メータ
の検定時期や交換時期に関する情報を提供する。
【0039】また、この発明に係る図面管理システムに
おいては、あらかじめ図面データベースに区割とその区
割に対応する表示色を登録しておき、契約情報に含まれ
た建物の区割からそのテナントが使用する区割を平面図
上で着色して出力し、契約書に添付する貸付図の出力を
自動的に行う。また、契約時以外においても、貸付情報
を着色して出力する。
【0040】この発明に係るエネルギー管理装置におい
ては、エネルギーの供給会社から請求される実使用量
と、施設内に分散して配置された計量メータの合計値が
一致しない場合に、その差を自動的に按分して割り振る
ものである。
【0041】また、この発明においては、各計量メータ
に対して積算比率や加減算等の積算条件を指定する計算
根拠付手段を備え、指定された積算条件に従って各計量
メータごとにきめ細かな積算を行なう。
【0042】また、この発明においては、按分手段が経
理処理のための仕訳区分を作成し経理処理のための仕訳
区分に基づいて、按分作業を行なう。このため経理処理
に使用可能な結果が得られる。
【0043】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明における契約管理システム
の構成を示す図である。1bは営業管理部門であり、テ
ナントコード・入退去日・入退去区番等のテナント契約
情報を管理している。1aは技術部門であり、建物のフ
ロア平面を区割定義し管理番号を付けている。この管理
番号を以降、区番と呼ぶ。技術部門では平面図情報をこ
の区番をもとに管理している。1cは設備保全部門であ
り、メータ番号・メータ接続端子・計量区番(そのメー
タがエネルギーを計量すべく割り当てられている区番)
等のメータ情報を管理している。設備保全部門はまた、
各現場に設置されている現場計量メータが接続されてい
る自動検針装置も管理下においている。1dはデータベ
ースを有するサーバであり、前述した平面図情報、テナ
ント契約情報、メータ情報等が記録されている。1eは
ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、各部門
1a〜1cに設置してある端末(クライアント)とサー
バ1dを結んでいる。
【0044】この実施例においては、使用量集計期間を
1カ月として説明する。また、このシステムにおいて
は、メータ番号と区番を対応付けて、あらかじめメータ
情報として登録しておくものとする。図2は、テナント
入居時の処理フローを図に表したものである。まず、営
業管理部門において、入居するテナント、入居日、入居
区番等契約情報が登録される。契約情報が登録されると
契約書類が作成され、契約日、契約区番、契約期間等が
記載された契約書と平面図上の貸付区番を色替えして自
動出図した契約図が出力される。この自動出図の機能に
ついては、後述する別の実施例で述べる。契約情報が登
録されると、契約書類の作成と並行して課金処理や検針
処理を開始させるための異動情報の抽出が行なわれる。
異動情報には区番、メータ番号、エネルギー種別、使用
開始日、使用テナント名等を含んでいる。メータ番号は
あらかじめメータ情報が登録されているので、区番から
参照できる。このようにして、一度営業部門で入力され
た契約情報を設備保全部門でも利用することができ、再
び検針処理のために入力することが不要になる。
【0045】また、この契約管理システムでは、メータ
の自動検針を行っている。図3は、自動検針処理を説明
する図である。このシステムでは、1日に1度、例え
ば、毎正時に、接続されている全メータの指針値をデー
タベースに登録している。このデータを集計処理に利用
し、またデータの精度を高めるためのチェックにも活用
している。
【0046】図4は、月次集計処理を説明するためのプ
ロセスフローを表した図である。月次集計開始リクエス
トが発生すると、S1の異動整理において、当月発生し
た入居、退去あるいはメータ交換等の異動情報を整理
し、異動情報一覧を作成する。異動情報一覧について内
容を確認し、OKであれば異動情報の承認を行なう。異
動情報の承認後、S2のメータ集計において各メータ毎
の指針値から使用量の集計を行なう。その後、チェック
リスト、及びメータ別集計結果一覧が出力される。この
チェックリストは集計結果がおかしな所をシステムが自
動的にピックアップするもので、前月の使用量との比
較、前年同月との比較、または偏差検査などの方法でチ
ェックを行っている。内容を確認後、必要であれば一部
手修正を行い、OKであることを確認して承認を行な
う。メータ毎の使用量の承認後S3において合計集計を
行なう。合計集計はテナント毎のメータを集計し、検針
表及び検針集計表を作成するもので検針表にはテナント
コード、エネルギー種別毎のメータ指針値及び使用量を
印刷し、テナントに配布する。また、検針集計表はメー
タ別集計結果をテナント毎に年次集計するものである。
これについても内容の確認を行い、承認を行ったのちに
S4の請求書発行処理を実行する。
【0047】図5は、期間途中集計処理の手順を示す流
れ図である。この契約管理システムにおいて、通常の期
間集計だけではなく、顧客の任意の要望により期間途中
集計も行っている。これは例えばテナントの決算の都合
等にあわせるため、年度末あるいは半期末等の任意の日
付で検針締切を行なうものである。営業管理部門におい
て、テナント名や締切日、区番等の締切日変更連絡書を
基に連絡情報が入力されると、S10において締日変更
情報登録が行われ、S11の異動情報展開では入力され
た区番からその区番を計量するメータ等を検索する作業
を行なう。次のS11において異動情報整理を行い、異
動情報一覧を出力するが、S11において今回の期間途
中集計の対象となるメータを選択して出力するというこ
と以外は前述した図4のS1の処理と同様である。ま
た、これ以降の処理は図4のS2以降と同様であるので
説明は省略する。
【0048】図6は、この契約管理システムを操作する
ためのメニュー画面である。このメニューでは月次テナ
ント課金作業、異動情報管理作業、検針情報関連作業、
期間途中集計作業、課金スケジュール作業、履歴情報管
理、メータ台帳作業という各機能に別れており、オペレ
ータは自分が操作したい機能を選択することによって次
の画面(サブメニュー)を開くことができる。
【0049】図7は、この発明の構成を示すブロック図
である。図において、11はエネルギーの計量メータに
対応するメータ情報、10はメータ情報11を登録する
メータ情報登録手段、12はメータ検定管理手段、13
は端子管理手段、21は建物の区割を示す区割情報、2
0は区割情報21を登録する区割情報登録手段である。
41は契約情報、51は異動情報、31は検針データ、
61は使用量集計結果、71は課金手段70により発行
される請求書情報である。
【0050】次に動作について説明する。検針手段30
は各メータから指針値を読み込み、集計手段60は前回
のメータ読み込み時の指針値から当月の使用量を算出す
る。課金手段はその使用量を換金計算し、各テナント毎
の請求書を発行する。
【0051】図8から図12は実施例1で用いられる各
情報のフォーマットを示す図である。図8は、メータ情
報のフォーマットを示す図である。101はビルコー
ド、102はメータ番号、103は貸付区番、104は
エネルギー種別、105は設備区分、106は用途区分
である。図9は、区割情報のフォーマットを示す図であ
る。110は用途、111は階数、112は位置、11
3は場所記号、114は場所No、115は場所名称、
116は区番である。図10は、契約情報のフォーマッ
トを示す図であり、120は区番、121はビル識別、
122は貸付面積、123は図面コード、124は図面
名称、125はテナントコード、126はテナントコー
ド125に対応するテナント名称、127は入居日、1
28は退去日である。図11は、この発明の異動情報抽
出手段で抽出される異動情報のフォーマットを示す図で
ある。130は異動情報自身の登録番号、131は異動
区分コードであり、今回発生した異動が入居、退去等ど
ういう種類のものであるかを示している。132はビル
コード、133は異動日、134は異動日指針値であ
る。135は貸付区番、136はテナントコード、13
7は請求コード区分、138は検針表区分、139は使
用開始年月日、140は使用終了年月日である。請求コ
ード区分137、検針表区分138は図10には図示し
ていないが、テナントの指示により、契約情報の一部と
して入力されるものである。図12は、検針データのフ
ォーマットを示す図であり、メータを識別できるメータ
番号141と検針手段が検針したメータ指針値144等
から構成されている。図13は、集計手段が集計した使
用量集計結果のフォーマットを示す図である。150は
ビルコード、151はメータ番号、152は比較使用量
1、153は偏差1、154は比較使用量2、155は
偏差2である。比較使用量1と偏差1は前月の使用量に
対応しており、比較使用量2と偏差2は前年同月の使用
量に対応している。156は前回指針値であり、157
は今回指針値である。158は同月使用量、159は指
針値異常フラグ、160は当月使用量異常フラグであ
る。このフォーマットが示すように前回指針値と今回指
針値の差から当月使用量を算出するだけではなく、前月
や前年同月の値を保持してチェックに使用できる。
【0052】また、図14はこの契約管理システムで管
理する異動情報の種類を示す図である。170はテナン
ト異動情報であり、テナントとの契約に伴って発生する
ものである。具体的には、メータ使用開始171、メー
タ使用終了172、メータ集計173、区番変更174
の種類がある。180はメータ異動情報であり、テナン
トとの契約が関連する場合もあるが、主に工事等を伴う
ものである。具体的には、メータ新設181、メータ取
替182、メータ撤去183の3種類がある。
【0053】テナントが新たに入居した場合について具
体的に説明する。図15は、営業管理部門でテナント入
退去情報を入力する画面を示す図である。入居するビル
を示すビルコード、入居、退去等の契約区分を示す処理
コード、テナント毎に設定され、テナントを識別するテ
ナントコード、入退去日、区番等の項目がある。入退去
日については処理コードが入居であれば入居日、退去で
あれば退去日を示すことが自動的に判断できるので、画
面上は1つの項目で兼用できる。このようにして入居を
知らせる契約情報が営業管理部門で入力される。前述し
たように、この実施例においては、1カ月を集計の単位
としているので、月途中での入居、退去等の異動があっ
た場合には図7に示した異動情報抽出手段50が契約情
報の抽出を行い、自動的に異動情報51を生成する。同
様にテナントの退去の場合にも、異動情報が生成され
る。この場合には、契約情報の日付、すなわち退去日が
異動情報の使用終了年月日となる。
【0054】また、異動情報には請求口座区分137を
持っており、テナントが複数の引き落としのための口座
を登録してある場合に、どのメータについてはどの請求
口座から引き落とすかを任意に設定することができる。
検針表区分138は、集計手段が使用量集計結果をまと
め、課金手段が請求書を発行する際の使用量確認のため
の検針表をあらかじめテナントの指定により複数出力す
る場合に、どの検針表にそのメータの検針結果を表示す
るかを指定する区分である。このように、メータ情報に
付加される情報を契約情報から取り出して、集計手段、
課金手段に受け渡すことにより、より付加価値の高い課
金処理を行なうことが可能となり、テナントのさまざま
な要望に応えることができる。
【0055】以上のように、あらかじめ貸付する区割と
その区割に対応するエネルギーの計量メータが対応して
すでに設置済みである場合には、自動的に生成されるテ
ナント異動情報を利用することによって課金処理が自動
的に行われる。
【0056】次に、工事等を伴うメータ異動について説
明する。メータ異動については、新設、取替、撤去があ
るが、例えば1つの区画をテナントの要請で2つに区切
って使用し、請求も分けて行うような場合にはメータの
増設が必要である。これをメータの新設と呼ぶ。また、
テナントが入れ替わることにより、複数のメータでの検
針が不要となった場合にはメータの撤去が必要となる。
これらのメータの異動は、人の判断が必要なので、テナ
ント異動情報のような自動抽出ではなく、メータ異動情
報の入力を行なう。
【0057】図16は、メータ異動情報入力作業のメニ
ュー画面である。このような画面から用意されている機
能を選択し、その機能を実行する画面を表示させる。例
えば「メータ新設」という作業区分を選択すると、図1
7のメータ新設画面が表示される。この画面には、ビル
コード、メータ番号、エネルギー種別、貸付区番、新設
日等の項目がある。これらの項目を入力後、左上の「台
帳入力」を指定すると、メータ台帳入力画面が表示され
る。図18にメータ台帳入力画面を示す。この画面から
メータ毎のより詳細な情報を入力することができる。
【0058】図18に示す画面にはメータ設置場所、使
用区分、メーカ種別、用途コード、形式、計器番号、製
造年月日などメータの詳細な情報の他にメータ有効期
限、PT比、PT有効期限、PT番号、CT比、CT有
効期限、CT番号などが入力できるようになっている。
PTはパワートランスの略で計器用変圧器、CTはカレ
ントトランスの略で計器用変流器のことである。課金の
基礎となる計量を行なうメータ、CT、PTなどを用い
る場合、自治体等の検定、許可を受けたものしか使用で
きないという制約がある。そのためにこの契約管理シス
テムでは各メータ毎にそのメータ、CT、PT等の許可
期間、検定番号等をすべて台帳に登録しておき、管理を
行っている。これにより許可期間の期限切れ等を事前に
管理者が把握することができる。
【0059】また、図16に示したメータ異動情報入力
作業のメニュー画面において「メータ取替」を選択する
と図19に示すようなメータ取替画面が表示される。
【0060】また、「メータ撤去」を選択すると図20
に示すようなメータ撤去画面が表示される。特にこの画
面では個別フラグという項目を設けており、例えば”
0”は通常の期間集計、すなわち、この実施例では通常
月次集計を表しており、”1”は通常の期間以外の集
計、つまり個別月途中集計を表している。テナントが期
間途中で退去する際に、通常の処理の締日に請求を行え
ば良い場合は”0”を入力し、実際に退去する日の翌日
に個別に請求を行なう場合は”1”を入力する。個別フ
ラグの値によって指定された締日に自動的に集計処理、
課金処理が行われる。このように個別フラグというパラ
メータを受け渡すことによって、前述したテナントの決
算期等の理由ばかりではなく、テナントが期間途中で退
去をする場合にも期間途中集計手段を利用することがで
きる。
【0061】図21、図22はメータ使用開始画面、メ
ータ使用終了画面である。前述したように、これらの情
報はテナント異動情報として、契約情報から抽出生成さ
れるが、図21、図22のような画面に表示させて確認
することができ、また必要に応じて修正も行なうことが
できる。さらに運用によっては新規入力を可能にしても
かまわない。
【0062】図23は、区番変更画面である。メータの
区番変更とはメータの計量対象区番に変更があった場合
に行われるもので、メータの物理的な撤去、新設は行わ
ないがいままで設置していた区番で、対象メータの撤去
異動データを作り、新しく設置される区番に対応する新
設異動データを作るものである。したがって、1つのメ
ータに対して貸付区番の異なる撤去異動データと新設異
動データができることになる。また、メータ異動情報と
して、登録されている異動データを一覧表示させて確認
することができる。図24は異動情報を画面に表示させ
た例であるが、印刷して出力してもかまわない。実際の
運用ではいずれかの形で出力されたものに対して承認を
行なう。
【0063】図25は、メータ毎の集計を行った際に出
力されたチェックリストの一例である。この図では、今
回の指針値と前回の指針値及びそれらから算出される使
用量と、あらかじめ設定した比較使用量との偏差を求め
て出力している。偏差は以下の式で算出される。 (今回指針値−前回指針値)÷比較使用量×100 すでに図13で述べたように、この契約管理システムで
は使用量集計結果の中に、前月と前年同月の2つのデー
タを保有している。そのためにチェックリストを出力す
る際に前月と比較するか、あるいは前年同月と比較する
のかを任意に選択指定することができる。また、偏差に
ついても正常ではないかもしれないという判断を行なう
基準をプラス、マイナスそれぞれの値についてあらかじ
め設定しておくことができる。図26は、メータ別集計
結果一覧を印刷したものである。このようにしてメータ
毎の使用量を確認し承認を行なう。
【0064】次に、検針したメータ情報の修正が必要な
場合の操作について図27、図28を用いて説明する。
図27は、修正したいメータのデータを呼び出すための
メータ番号入力画面である。この画面で自分が呼び出し
たいメータ番号を入力して実行を選択すると、そのメー
タ番号の情報を図28のように表示する。この画面では
指針値に関するデータのみの修正が可能であり、画面上
では四角い枠で囲まれた項目となっている。それ以外の
項目についてはこの画面では表示のみとなっているので
変更はできない。
【0065】この契約管理システムにおいては、課金ス
ケジュールの作成も行なう。メニュー画面には、課金ス
ケジュール作業として「当年計画表」、「翌年計画表」
という機能が設定されており、2年分のスケジュールを
管理することができる。図6に示したメニュー画面か
ら、例えば当年計画表という機能を選択すると、図29
のような当年課金スケジュール画面が表示される。画面
の左側には処理すべき年月が設定されており、それに対
応する検針日、その検針に間に合うように処理される異
動データ入力締切日、設備保全部門から営業管理部門に
データを受け渡すデータ転送日などが12カ月分設定さ
れ、1画面で確認することができる。このスケジュール
に関しては年度毎に一括して決定されているが、もし変
更があれば、すでに処理が完了した月、あるいは処理中
である月を除いては修正を行なうことができる。また、
この画面上に用意されている翌年という機能を選択する
と、同一のレイアウトで翌年課金スケジュール画面を表
示させることができる。画面の内容については図29と
同様であるので説明は省略する。以上のようにこの契約
管理システムにおいては、常に2年分の課金スケジュー
ルを保持しており、随時確認及び必要があれば変更を行
なうことができる。
【0066】次に、この契約管理システムが有する履歴
情報処理について図を用いて説明する。このシステムで
は、営業管理部門との契約情報のやりとり、及び検針手
段との検針データのやり取りの受信履歴を持っている。
また、この契約管理システムの中でオペレータが処理し
たすべての作業の履歴も持っている。すでに図6で示し
たメニュー画面から履歴情報管理からのサブメニューの
機能を選択すると、図30に示すような履歴情報処理の
メニュー画面が表示される。処理履歴情報については、
検針データ収集、修正、使用量チェック履歴、月次課金
処理履歴、月途中課金処理履歴、検針メータ台帳処理履
歴、スケジュール管理履歴というふうにグループ分けし
て記録されている。また、受信履歴情報に関しては、検
針データ、契約情報の2つにグループ分けされている。
この中から任意のグループを選択し、また、そのグルー
プに対して表示すべき日時を指定することによって、履
歴の一覧を表示させることができる。図31に履歴情報
表示画面の一例を示す。このように、もしメータ指針値
等の値を修正した場合にも、後でさかのぼってその修正
を再確認することができるため、顧客であるテナントに
対してより誤りのない、信頼性の高い課金処理を行なう
ことができる。
【0067】メータの設置には端子が必要である。メー
タは需要に応じて新設、撤去を自由に行えるが、端子は
あらかじめビル建造時に配管等が行われるため、ビルの
使用開始時にはすべての端子が準備済みであり、新たに
追加するということは通常ありえない。特に、大規模な
ビルにおいて契約処理から課金処理をスムーズに遂行す
るためにはすべての端子を一元的に管理し、メータの新
設等の要望が発生したとき、どの端子が空いているか、
利用可能であるかを速やかに検索できることが必要であ
る。この契約管理システムにおいては、空き端子管理を
行なうことができる。
【0068】図6に示したメニュー画面からメータ台帳
作業のサブメニューの機能を選択すると、図32のメー
タ台帳作業のサブメニュー画面が表示される。この画面
からすでに設置されているメータに対する検索を行なう
こともできるし、新たなメータの設置を行なうことがで
きる端子の検索も可能である。例えば、検針メータの検
索を行なう場合、全件を対象として特定のテナントコー
ドのメータのみを検索したり、特定の貸付区番に設置さ
れているメータの検索を行なうこともできる。また、す
でにメータ検定管理について述べたが、例えばメータ有
効期限を選択し、その右側の年月の欄に任意の数字を入
力して検索を行えば、その期間に有効期限が切れるメー
タのみを選び出すことも可能である。ここで、なんらか
の条件で検索されたメータの一覧表示された画面の例を
図33に示す。ここでは、画面表示の例を示しているが
印刷したものでかまわない。また、この図33に示すよ
うなメータの一覧から特定のメータを選択してより詳細
な情報を表示させることもできる。これは画面に表示さ
せてもよいが、ここでは印刷された例を図34に示す。
図35は空き端子検索を行った場合の検索結果一覧表で
ある。この契約管理システムではこのようにした検索し
た結果をそのまま業者に対する工事指示書として印刷さ
せることができる。図36に課金用メータ工事指示書の
一例を示す。このようにしてどのテナントがどの区番を
使用し、その区番のエネルギーの使用量を計測するメー
タをどの端子に接続すればよいかを自動的に指示し書面
でその指示を正確に伝えることができる。
【0069】また、この契約管理システムでは、期間集
計処理、期間途中集計処理の進行状態によってステータ
スを管理しており、そのステータスによって、データが
不用意に変更されないように保護している。あるステー
タスが許可されていない操作をオペレータが行おうとし
た場合には、警告画面が表示され、オペレータにその操
作が許可されていない誤操作であることを知らせる。こ
のようにステータス管理を行なうことによって、誤った
操作を防止し、データの破壊を防ぎ、より精度の高い課
金処理を行なうことが可能となる。図37にこのシステ
ムで管理しているステータスの例を示す。
【0070】以上のようにこの実施例においては、営業
管理部門が登録した契約情報から設備保全部門が運用を
行なう課金処理に必要な異動情報を抽出し、検針手段、
集計手段、課金手段がその情報を利用して課金処理を行
なう契約管理システムについて説明した。
【0071】また、この実施例において、この契約管理
システムが提供するチェックの方法は、前月、前年同月
との使用量の比較であったが、過去数カ月間、例えば6
カ月または12カ月間の使用量の最大値、最小値の範囲
を超えたものを異常と判断してもよい。また、使用量を
日毎のグラフを作成して比較する方法でもよい。特にオ
フィス用途で使用するテナントは休日の使用量が少ない
ことが予想されるため、日毎のグラフを作成する際に、
曜日合わせを行って同じ曜日での比較を行えばより正確
なチェックができる。
【0072】実施例2.この実施例では、あらかじめ建
物の図面に対してシンボルとそのシンボルに対応する表
示色を図面データベースに登録しておき、必要に応じて
任意の検索を行い、検索されたシンボルを色替えして表
示する図面管理システムについて説明する。図38は、
この図面データベース内の図面情報を扱う上での分類を
示した図である。図面は平面図と系統図にまず分類さ
れ、平面図はさらに高層階と低層階に分類される。図3
9は、この図面データベースを含む契約管理システムに
おける台帳の構成を示したものであり、設備台帳、建物
台帳、テナント台帳、系統設備台帳、テナント設備台帳
の5種類で構成されている。1枚の図面は複数のレイヤ
の重ね合わせで構成されており、このレイヤを設備を置
く場所と背景図を置く場所に使用している。また、この
システムでは台帳が複数あるために、そのそれぞれの台
帳に対応する設備をレイヤ毎に分類して配置している。
図40は、この図面のレイヤの分類を1枚にまとめた構
成図である。システムを操作するオペレータはこれらの
レイヤを意識する必要はないが、1つの図面がこれらの
レイヤの重ね合わせで構成されていることは、このシス
テムの重要な要素である。図41は、このシステムで使
用されているシンボルの一例を示すものであり、(a)
は設備台帳と設備を表すシンボルである。(b)は建物
台帳と区画を表すシンボルである。図42の(c)はテ
ナント台帳と区画を表すシンボルの一例である。(d)
は系統設備台帳と設備間を結ぶシンボルの例である。
(e)はテナント設備台帳と設備を表すシンボルの例で
ある。図43は、設備台帳上の分類の構成を示すもので
ある。設備台帳は以下のように大きく分類されている。
電気設備、中央監視設備、通信情報設備、昇降機設備、
熱源設備、空調設備、衛生設備、消火設備、防災設備、
防犯設備、駐車場設備、建築付帯設備、上記以外のその
他の設備である。また、図44は系統図の構成を示すも
のであり、前述した図43の分類と対応しているので、
項目の説明は省略する。
【0073】この図面データベースでは図面を管理する
ためにコード化を行っている。図45にそのコードの体
系を示す一番左の1桁目は図面の種類を示し、Hは平面
図、Kは系統図を示している。右側の3桁は各階を管理
するための平面図の場合には階が入っており、例えば地
下1階はB1となっている。また、系統図の場合にはビ
ル全体を通じて管理する必要があるため、各設備系統図
毎にシーケンス番号が振られており、001から999
の範囲となっている。図46は、前述したレイヤをより
具体的に説明するための図である。この実施例において
はレイヤは1から99まで用意されており、台帳の種別
及び設備分類に依存し、図46に示したような番号がそ
れぞれ対応している。例えば、背景図はレイヤ99に記
憶されている。実際の図面の操作はレイヤ単位に行なう
ことができ、また、レイヤ単位に出図を行なうこともで
きる。また、画面表示をする際に特定のレイヤを見えな
い状態にするなど表示/非表示の選択も可能である。図
47は、台帳と図面情報の関連図であり、このシステム
の中で台帳と図面がどのように関連づけられているか説
明するものである。(a)は台帳の属性構成であり、台
帳のキーとなる基本コード、その台帳で管理されている
基本情報、その台帳に対応する図面情報からなってい
る。(b)は図面情報の構造であり、基本コードと複数
の図番からなっている。図番1は平面図を示しており、
それ以外の図番は系統図を示している。すなわち、それ
ぞれの図面は台帳に対応する基本コードを1つだけ持っ
ているが、台帳側から見ると1つの基本コードに対して
複数の図番を持つことになる。図48は、図面情報の階
層を示す構造図である。図面情報は登録図用図庫、設備
シンボル図、メニューデータからなり、登録図用図庫は
平面図(低層階)、平面図(高層階)、系統図に分かれ
ている。また、設備シンボル図は、台帳の構成及び設備
の分類体系に対応してグループ分けされている。このよ
うにグループ分けされたファイルがサーバ上の図面デー
タベースに記憶されている。
【0074】契約図を作成する場合を例にとって具体的
に説明する。ビルなどにテナントが入居する場合、契約
が成立すると契約書の発行と共に、建物の平面図にその
顧客に貸し付けする区画に色付けしたものを契約図とし
て渡す。従来はこの契約図はあらかじめ用意されている
平面図に人手によって色付けをして契約図として利用し
ていた。契約が発生した場合にそれを管理するのは営業
管理部門である。営業管理部門では実施例1において述
べたように図10に示したような契約情報を入力する。
契約情報には区番が含まれており、また、前述した図面
データベースには建物の区割りがシンボルとして1つの
レイヤに登録されており、それに対応する表示色もあら
かじめ登録されているものとする。営業管理部門で契約
情報が入力されると、LAN(ローカルエリアネットワ
ーク)を通じてその情報が送られ、設備保全部門で受信
されて保存されている。図49は、貸付契約図を印刷す
る指示を出す画面の一例である。この画面で契約図出図
指示を選択すると、図50に示したような画面が表示さ
れる。この画面でLAN(ローカルエリアネットワー
ク)を通じて受信され、まだ印刷されていない図面があ
るかどうかを確認し、印刷の指示を行なうことができ
る。例えば、ある顧客に対して区番501に対して入居
契約が成立すると、図51に示したような契約図が出図
される。その際に受け渡される区番によってどの区割り
がシンボルとして選択されたかがわかり、あらかじめ色
が登録されているレイヤを表示に設定して印刷を行な
う。以上のようにこの実施例では、営業管理部門で入力
された契約情報に対応して自動的に契約図を印刷する図
面管理システムについて説明した。
【0075】また、この図面管理システムにおいては、
台帳を検索して検索結果のシンボルを色替えして表示ま
たは印刷することができる。図52は、設備台帳のフォ
ーマットを示す図である。基本コードとして、201用
途、202設置階数表示、203設置場所表示、204
機器記号、205連番、206設備名称、207設備所
有者という項目がある。また、それ以外に設置情報、製
造情報、納入情報、保守情報などが各項目に分けて登録
されている。図53は、設備台帳の構成機器詳細情報、
履歴情報のフォーマットを示す図である。251機器名
称、252形式、253メーカ、254メーカ部所名、
255型番、256製作年月、257機械寿命、258
オーバホール費用が構成機器詳細情報である。履歴情報
は故障情報、改修繕工事情報にグループ分けされてお
り、改修繕工事情報は改修、修繕、工事の情報である。
例えば、故障情報として261種別、262故障異常発
生日時、263故障異常復旧日時、264故障内容、2
65原因などがあり、261種別はコード化されてお
り、例えば1は故障、2は異常、3は改修繕というふう
になっている。例えば、設備台帳に対して20階に配置
されている空調設備という条件を与えて検索を行い、画
面上で表示を確認した後に印刷を行ったり、特定のメー
カの防災設備を検索して、どこに配置されているかを色
替えして表示させたり、また、故障情報の履歴を検索し
て故障の多い設備を指定して色替え印刷を行ったりする
ことができる。図54、図55、図56は建物台帳のフ
ォーマットを示す図である。例えば、基本コードとして
は、図56に示すように、361用途、362階数、3
63位置、364場所記号、365場所Noなどの項目
がある。18階にある給湯室の位置を表示させて確認し
たい場合には、階数362、場所記号364を条件とし
て選択し、検索を行なうことができる。また、平面図ば
かりでなくビル全体を示す系統図についても検索を行な
うことができる。図57は、系統設備台帳のフォーマッ
トを示す図であり、基本コードとしては401用途、4
02系統設備区分、403系統区分、404連番という
項目がある。図58は、系統設備台帳の履歴情報のフォ
ーマットを示す図である。図53に示した設備台帳と同
様に故障情報、改修繕工事情報の2つの区分に分けて項
目を設定しており、これらの情報から故障の多い系統設
備を検索して系統図を画面に表示させ必要に応じて印刷
を行なうこともできる。また、系統設備台帳は図59に
示すような接続情報も持っており、例えば、駐車場設備
の電気系統の元はどこかを検索して、系統図を表示さ
せ、検索したシンボルの色替えをすることができる。以
上のようにこの実施例では、図面に対してシンボルと、
そのシンボルに対応する表示色を登録する図面データベ
ースと、その図面データベースに関連する台帳を用い
て、台帳から検索を行い、検索されたデータに関連する
図面データベースのシンボルを色替えして図面を出力す
る図面管理システムについて説明した。
【0076】実施例3.複数のテナントが入居するビル
において、テナントが使用するエネルギーの検針を行
い、使用量を集計し、テナント毎に請求書を発行すると
いう業務は必須である。自動検針や自動集計も従来さま
ざまな方法で行われている。一方、ビル内で使用される
総エネルギーは、全テナントの使用量の総計とは一致し
ないのが通例である。その理由は例えば共有スペースで
の使用量等があるが、それ以外にもビル内でのロスが発
生している場合がある。具体的には、例えば送電ロスや
トランス損失等が原因となっている。つまり、ビル自体
にも燃費の善し悪しがあり、エネルギー使用量データを
蓄積し、それを分析することで省エネルギー対策等より
良いビル管理を行なうことができる。この実施例では、
大規模なビル、特にオフィス、ショッピング、ホテル等
の機能を持つ複合用途ビルのエネルギー管理装置につい
て説明する。
【0077】ビル内にて利用されるエネルギーの種類と
しては、電気、上水、ガス、蒸気、冷水、中水などがあ
る。保全管理者としてはビルの維持管理上、個々のエネ
ルギー毎に使用量の把握を行なう必要がある。更に、個
々のエネルギー量の把握を行なう際、分類された内訳区
分毎に仕訳集計することで、内訳区分毎のエネルギー使
用量を把握すると共に、異状判断、傾向予測等に役立て
る。また、複合用途を目的としたビルでは、オフィス、
ショッピング、ホテル等の分類方法もあるため、設備区
分毎の使用量分類だけでなく、用途区分毎の使用量分類
も合わせて実施する必要がある。
【0078】この実施例では、エネルギー量の内訳区分
として、「設備区分」と「用途区分」を用いる。図60
は、エネルギー量の内訳区分を表にまとめたものであ
る。「用途区分」はビルが同じである限り、エネルギー
の種別毎にその内訳項目が変わることはない。よって、
「用途区分」は全エネルギー種別で共通の内訳項目にて
仕訳集計を実施する。具体的には複合用途、オフィス、
ショッピング、ホテル、駐車場などがある。「設備区
分」はエネルギー種別毎にその内訳項目が異なるため、
エネルギー種別毎に、「設備区分」を設定し、それに従
い集計する。例えば、電力量の「設備区分」はテナント
取立分、共用部照明、空調動力、昇降機、一般動力、通
信施設などがある。また、水道量の場合にはテナント取
立分、共用部使用分、外構使用分、清掃用という「設備
区分」となる。
【0079】このエネルギー管理装置の目的は、複合用
途ビル内で使用されるさまざまなエネルギーをその種別
毎に仕訳し、集計した仕訳区分別エネルギー計算書を作
成することにある。そのためにはさまざまな条件をあら
かじめ設定、定義しておく必要があるが、図61を用い
てその設定、提示作業の流れについて説明する。まず、
S601において、計量メータ情報の登録を行なう。計
量メータ情報の登録とは、ビル管理を行なうシステムに
おけるエネルギー仕訳集計の対象となる現場計量メータ
の番号を「メータ台帳」として登録することであり、登
録の際、仕訳集計、検索に必要となる項目を付加してい
く。具体的には、図62に示すような項目であるが、例
えば、システムが管理するビルを識別するためのビルコ
ード、電力、水道などのエネルギー種別、メータ1台毎
を識別するためのメータ区分、メータ番号、前述した内
訳区分である「設備区分」、「用途区分」などの項目と
それらのコードに対応した名称からなっている。また、
このエネルギー管理装置においては、仮想メータという
考え方を導入している。仮想メータとはその名の通り実
在しないメータであり集計計算上割り付けたメータであ
る。その仮想メータについても図62に上げたような項
目を設定する必要がある。
【0080】次に、図61のS602において「内訳区
分別エネルギー計算書」の内訳区分定義を行なう。内訳
区分定義は、図63に示すようなマトリクス表に対して
縦に「設備区分」を展開し、横に「用途区分」を展開
し、各項目を定義していくものである。通常の単館オフ
ィスビルでは、内訳の項目として「設備区分」別に仕訳
すればエネルギーの使用量に関する傾向を把握すること
ができるが、複合用途ビルではオフィス、ショッピン
グ、ホテル等の分類があるため、「用途区分」という内
訳項目を設け、「設備区分」+「用途区分」という内訳
項目に従い、エネルギー使用量の仕訳を実施する。図6
3において、600は縦に展開された「設備区分」の中
から1つを選択し、横に展開された「用途区分」の中か
ら1つを選択した場合に限定される1つのエリアであ
り、これを”セル”と呼ぶ。
【0081】次のステップとして図61のS603にお
いて、計量メータと内訳区分の対応づけを行なう。図6
4は内訳区分毎のメータ登録を説明する図である。図6
4(a)は実メータの登録を行なう部分である。すでに
述べたように1つのセルは1設備区分、1用途区分に対
応している。そのセルに対してどのメータの使用量を計
算するかを指定するのがここで行なう作業である。1つ
のセルに対して図64の(a),(b),(c)に示す
3つの形の情報が定義される。 (1)図63の1セルに対し該当する計量メータ番号を
「メータ台帳」より捜し出し、1メータ毎にその番号を
設定する。 (2)設定されたメータの使用量をそのセルに対し、加
算するか、減算するかの識別を1メータ毎に設定する。 (3)設定されたメータの使用量をそのセルに対し、加
算/減算する場合の演算比率を1メータ毎に設定する。 (4)1セルに該当するメータ番号が複数存在する場合
には、そのメータ数分上記作業を繰り返す。
【0082】次に、図64(b)に示した仮想メータ情
報の登録について説明する。図65は、現場メータの取
付け例を示す図である。まず、照明電力を計量するメー
タaがあり、そこから3つの系統に分岐しており、その
内訳はオフィス部に対応するメータb、ショッピングに
対応するメータc、それ以外の共用部分となっている。
それぞれのメータはaが1000kwhの使用量、bが
100kwhの使用量、cが200kwhの使用量を示
しており、それ以外の共用部分についてはメータは取り
付けられていないものとする。図66は、図65に示し
たような配置のメータの使用量集計結果を「内訳区分別
エネルギー計算書」としてマトリクスに展開したもので
ある。図67、図68、図69は図66に示した「内訳
区分別エネルギー計算書」のそれぞれのセルに対する項
目定義の内訳である。例えば、「設備区分」がテナン
ト、「用途区分」がオフィスの使用量は図66ではc0
202に記載されることになるが、その内訳について図
67を用いて説明する。図67(a)に示すように「設
備区分」テナント、「用途区分」オフィスに対応するメ
ータは複数登録されており、例えば、b−001,b−
002,b−003などがあり、各メータの使用量の合
計が実メータ値小計100となる。また、このセルに対
応する仮想メータとしては図67(b)に示すように何
も登録されておらず、その使用量の合計は0となる。そ
れにより図67(c)に示すように図66のセルc02
02に記載されるエネルギー使用量は100となる。同
様に、図66の「設備区分」テナント、「用途区分」シ
ョッピングに対応するセルc0203の内訳は図68に
示される。図68(a)には複数の実メータが登録され
ており、それらの使用量の合計は、実メータ小計200
である。また、仮想メータは図68(b)に示すように
何も登録されておらず、仮想メータ値小計は0となる。
そのため、図68(c)に示すように実メータ値小計と
仮想メータ値小計を合計すると200となり、その値が
図66のc0203に記載される。また、図67(c)
の実メータ値小計には仮想メータ番号bが定義されてお
り、図68(c)の実メータ値小計には仮想メータ番号
cが定義されている。図66の「設備区分」共用部使用
分、「用途区分」複合用途に対応するセルc0101の
内訳については図69に定義されているが、図69
(a)に示すようにメータは実際には1台しか設置され
ておらず、使用量は1000であるので実メータ値小計
も1000となる。また、図69(b)にはこのセルに
対応する仮想メータが2台定義されている。1台は仮想
メータbであり、そのセルに対しての演算比率は1であ
り、加算するか減算するかの識別が−と登録されている
ので、使用量は図67(c)の実メータ値小計100が
代入され、使用量は−100となる。同様に、仮想メー
タ番号Cについても比率は1.0であり、加算、減算の
指示は−であるので、図68(c)の実メータ値小計2
00が代入され、使用量は−200となる。これらの合
計が仮想メータ値小計として計算され−300となる。
図69(c)に示すように実メータ値小計1000に仮
想メータ値小計−300が計算されるので合計は700
となり、その値が図66のセルc0101に代入され
る。
【0083】このようにして図66の「内訳区分別エネ
ルギー計算書」の全てのセルが計算され、縦横の合計を
とることによって計算書が完成する。これが図61のS
604「内訳区分別エネルギー計算書」の作成に該当す
る。この場合の仮想メータ番号の割付をマトリクスに表
したものを図70に示す。この仮想メータ番号のセルへ
の割付はすでに説明した図61のS601計量メータ情
報の登録においてあらかじめ完了しているものとする。
【0084】また、図61のS605からS607は以
上のようにして作成した「内訳区分別エネルギー計算
書」を会計処理の必要に合わせて、別の区分で集計し直
すものである。S605の「仕訳区分別エネルギー計算
書」の定義について説明する。図71に示す部分を各エ
ネルギー毎の「仕訳区分」と呼ぶ。「仕訳区分」は「エ
ネルギー量使用内訳計算書」によって得られた結果を元
に、更にもう一段集計を加えるための項目区分を定義し
たものである。ビルの維持管理上のエネルギー集計デー
タとしては「内訳区分別エネルギー計算書」が完成すれ
ば十分であるが、前記における「内訳区分」の項目では
経理上かえって細かすぎる。そこで「仕訳区分」は、経
理上の仕訳方法を意識したかたちでの項目定義になって
いる。仕訳項目の定義方法としては、内訳項目の定義方
法と同様に「仕訳区分」外部コードに該当項目を定義す
ることで実施されるが、「仕訳区分別エネルギー計算
書」は「内訳区分別エネルギー計算書」の場合と異なり
図71に示すとおり固定的に項目情報をかかえる形とな
る。
【0085】次にS606の「内訳区分」と「仕訳区
分」の対応づけについて説明する。図71の1つの「仕
訳区分」毎に、図72の(a),(b),(c)3つの
情報が対応づけて設定される。1つの「仕訳区分」に
は、複数の「内訳区分」を登録できる。登録の手順は以
下の通りである。 (1)図71の「仕訳区分」に対し該当する内訳区分項
目を捜し出し、1内訳区分毎にその項目を設定する。 (2)設定された「内訳区分」の使用量をその「仕訳区
分」に対し、加算するか、減算するかの識別を「内訳区
分」毎に設定する。 (3)設定された「内訳区分」の使用量をその「仕訳区
分」に対し、加算/減算する場合の演算比率を「内訳区
分」毎に設定する。 (4)1「仕訳区分」に該当する「内訳区分」項目が複
数存在する場合には、その「内訳区分」数分上記作業を
繰り返す。
【0086】次に図73、図74、図75を用いて、補
正情報の登録について説明する。基本的な設定、登録作
業は「内訳区分」の登録と同様であり、図73は補正情
報の取り扱いを説明するための「内訳区分別エネルギー
計算書」の一例である。「設備区分」の合計511は8
70であるが、その内訳を「用途区分」別に見ると複合
用途300、オフィス30、ショップ40、駐車場50
0となっている。このような「内訳区分別エネルギー計
算書」を用いて共用部使用分という1つの「設備区分」
を経理上の「仕訳区分」として共用部照明、ガレージ用
に分離するための補正情報の登録方法を図74、図75
に示す。図74(a)において「仕訳区分」共用部照明
の「内訳区分」には共用部使用分が登録され、計算され
る比率は1.0であり、加算するか減算するかの識別は
+であり、使用量は870であるので小計は870とな
る。また、図74(b)は「仕訳区分」共用部照明に対
する補正分の登録である。「設備区分」共用部使用分の
行の中で「用途区分」駐車場のセルの使用量をどのよう
に計算するかを指定するものであり、比率は1.0、加
算減算の指定は−であるので補正分小計は−500であ
る。次に、図74(c)において「仕訳区分」共用部照
明の合計を算出するが、内訳区分小計が870、補正分
小計が−500であるので370となる。図75は、
「仕訳区分」ガレージ用のセルに対する登録であり、
「内訳区分」として駐車場が登録され、計算される比率
は1.0、加算減算の指定は+であり、使用量は500
であるので、内訳区分小計は500となる。また、図7
5(b)において「仕訳区分」ガレージ用に対する補正
分は何も登録されていないので補正分小計は0となる。
その結果(c)において「仕訳区分」ガレージ用の合計
値は500となる。「内訳区分別エネルギー計算書」に
おける「仕訳区分」に対し設定された内訳区分使用量を
全て合計してしまうと、図73上の520の部分の使用
量が重複して集計されてしまうことになる。そこで、
「仕訳区分」に対する「内訳区分」の割付が完了した時
点で重複している部分の補正情報を設定する必要があ
る。
【0087】S607の調整エネルギー量按分内訳計算
書の作成について説明する。「内訳区分別エネルギー計
算書」、および「仕訳区分別エネルギー計算書」の項目
定義が完了すると、エネルギー使用量の集計が開始され
る。しかし、建物内の全子メータの使用量を合計した値
は、各エネルギー会社からの供給量(請求値)と一致し
ないのが常である。その理由は、メータ誤差(精度)、
供給、分配損失(トランス損失、送電ロス、放熱、吸
熱、蒸発等)などである。式で表すと、 エネルギー会社供給量−ビル内使用量総合計=α となる。この差分(α)を経理上の整合性をとるため、
個々の仕訳項目に対し配分(按分)するという作業が必
要になる。
【0088】図76(a)に調整エネルギー量算出の手
順を示す。S701はエネルギー差分値の算出であり、
各エネルギー会社からの供給量(請求値)を入力(設
定)し、供給量(請求値)と使用量総合計の差分値を算
出する。S702は按分率の設定である。按分方法に
は、使用率按分、固定率按分の2通りがあり、図76
(b)に示すような画面で選択を行なう。使用率按分に
ついて図77を用いて説明する。使用率按分は使用量の
合計値に対する仕訳項目毎の使用率を按分率として設定
し、差分値をその按分率によって配分する方法である。
例えば、図77に示すように仕訳項目Aの使用量が20
であり、Bの使用量が30であり、Cの使用量が50で
あるとき、それぞれの値を合計使用量100で割って按
分率を求めるので、按分率はそれぞれ0.2,0.3,
0.5となる。なお、この場合の按分率はシステムによ
り自動的に算出される。また、固定率按分とは仕訳項目
毎にあらかじめ設定された按分率に従い差分値を配分す
る方法であり、例えば、図78に示すように仕訳項目A
の按分率は0.7、Bは0.1、Cは0.2というよう
に合計が1.0になるようにオペレータによりマニュア
ルに設定する。この2通りのうちいずれかの按分方法を
選択し、更に最終調整仕訳項目の設定、按分対象仕訳項
目の設定を行なう。S703は調整エネルギー量の算出
であり、各仕訳項目毎に設定された按分率に従い、差分
値を配分(按分)する。
【0089】このエネルギー管理装置において、取り入
れている発電機使用量の考え方について説明する。エネ
ルギーの中でも電力は非常に重要な役割を持つことか
ら、停電時の対策として自家用発電機を設置しているビ
ルが多い。停電時に発電機を運転し、電力を供給した場
合、現場のメータは通常電力を供給されている場合と同
様に、その使用量に応じて指針値をかえて(回転して)
しまう。すると、電力会社からの供給量に対する使用量
の仕訳計算結果に誤差を生じることになる。よって、電
力量の場合に限って、エネルギーの使用量差分を算出す
る際、使用量総合計より発電機使用量を減算してやる必
要がある。 電力会社供給量−(使用量電力料総合計−発電機使用
量) 按分計算書を作成する際、発電機使用量に関しても仕訳
項目毎に、その使用量を配分(按分)してやる必要があ
る。手順、および方法については調整電力量の按分方法
と全く同様にして実施する。よって、電力については、
按分計算を2度行なう必要がある。以下、「調整電力量
按分内訳計算書」作成の流れについて図を用いて説明す
る。
【0090】図79は調整電力量按分内訳計算書であ
り、エネルギー差分値の算出が行われている状態であ
る。まず使用量合計は昇降機用6000、共用部照明4
000、ガレージ用5500、テナント電灯1000、
テナント動力1000、その他1200であり、合計は
18700となる。また、決定電力量は20000であ
り、これは電力会社からの供給量、すなわち請求書に記
載されている電力量である。また発電機使用量は700
であるので、上で述べた計算式にこれらの値を代入する
と調整電力量は、 (20000−(18700−700)) という式が成り立ち、調整電力量2000が求められ
る。図80は、図79で示した調整電力量按分内訳計算
書に按分率の設定を指示したものである。ここでは、按
分方式は使用率按分を用いることとする。按分率という
セルに○が入っているものが按分対象項目であり、テナ
ント使用量についてはテナント毎に設置されたメータか
ら算出された請求値と同一でなければならないので、按
分項目とは設定されない。また、Lastと設定してあ
るのは最終調整項目であり、合計が1.0になるための
微調整をここでは共用部照明という「仕訳区分」で行な
うことを示している。図81は、自動的に計算された按
分率が定義されている調整電力量按分内訳計算書であ
る。すでに述べたように使用率按分の場合にはシステム
が自動的に合計値に対する各「仕訳区分」の構成比を算
出し、それを按分率として設定する。「仕訳区分」共用
部照明の按分率の欄にLと表示されているのは最終調整
項目であることを示している。また、図82は発電機使
用量を計算した調整電力量按分内訳計算書であり、例え
ば、「仕訳区分」昇降機用は発電機使用量700に対し
て按分率0.3をかけて算出するので210となる。ま
た、図83は同様に調整電力量の按分値を算出したもの
である。このようにして決定電力量を算出する全ての要
素が計算されると、「仕訳区分」毎に横計をとりそれぞ
れの決定電力量とする。最終的な調整電力量按分内訳計
算書を図84に示す。以上のように、電力については按
分計算を2度行い、「仕訳区分」毎の最終的な電力量が
決定される。
【0091】次に、エネルギー量収集、集計の考え方に
ついて説明する。ここでは、保全事務処理管理として収
集処理、集計処理に必要な各種設定作業が全て完了して
いることを前提に、通常期間毎に定例にて実施される収
集、集計処理の流れについて記す。 (1)エネルギー使用量は基本的に1回/月、月がわり
時に前月度分を収集、集計する。 (2)「仕訳区分」、「内訳区分」「メータ」、「按分
条件」等の設定項目に異動を生じた場合。 (ア)前月度分に関しては再計算の後、出力(表示、印
字)を可能とする。 (イ)前々月度以前の集計値に関しては、設定項目に異
動、および再計算は不可とする。 また、この実施例において各「仕訳区分」毎の使用量集
計結果を人の判断によって修正可能としても良い。その
場合でも、修正後は自動再計算ができるものとする。こ
のように人の判断による修正を行なうことによって、よ
りきめ細かい集計を行なうことができる。
【0092】以上のようにこの実施例によれば、発電機
使用時の電力量按分処理を自動演算することができる。
【0093】また、エネルギーのビル内計測総合計とエ
ネルギー供給会社からの請求値との差分を算出し、経理
上の規則に従って、各「仕訳区分」毎に差分按分を自動
的に行なう。
【0094】更にまた、各エネルギーの搬送ロス分を自
動集計し、各「仕訳区分」の用途使用量に従い、差分按
分を自動的に行なう。
【0095】また、メータのグループ化や仕訳項目の変
更が容易に実施でき、変更後の再計算も容易である。
【0096】更に、集計結果の長期保存により、エネル
ギー使用量分析と将来の使用量予測も行える。
【0097】また、細分化された内訳区分毎のエネルギ
ー使用量把握が可能なため、省エネルギー対策が出しや
すい。
【0098】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、テナ
ントの契約情報に基づいて計量メータの検針、集計、請
求処理を統合的に行なうことができ、課金処理の省力化
を図ることができる。特に、テナントが期間途中で入退
去した場合においても、テナントへの課金処理を正しく
行なうことができる。
【0099】また、この発明においては、テナントの異
動以外に計量メータの異動情報を抽出するようにしたの
で、テナントの異動情報とメータの異動情報を合わせて
自動的に課金処理を行なうことができる。
【0100】また、この発明によれば、計量メータを接
続する端子を管理するようにしたので、計量メータの設
置や撤去を間違いなく行なうことができる。
【0101】また、この発明によれば、集計結果と履歴
を比較して集計データを検査するようにしたので、集計
データの信頼性を高め、結果として課金処理の誤集計や
誤処理をなくすことができる。
【0102】また、この発明によれば、オペレータがマ
ニュアルにより修正した場合は、履歴を採取しているの
で、データの修正作業をトレースすることができる。
【0103】また、この発明によれば、月途中の集計処
理を行なうことができるので、特定のテナントや特定の
時期に合わせて特別な集計処理を行なえる。従って、テ
ナントの期末処理や経理処理に対して柔軟に対応したシ
ステムを提供することができる。
【0104】また、この発明によれば、メータの検定管
理を行なうため計量メータの検定時期や交換時期をあら
かじめ予測することができる。
【0105】また、この発明によれば、契約情報が入力
された場合に貸付図を着色して出力することができる。
【0106】また、この発明によれば、エネルギー供給
会社からの実際の使用量と計量メータによる使用量との
総和との間に差が生ずる場合でも自動的にその差を割り
振ることが可能になる。また、積算するために、設備区
分と用途区分に別けてそれぞれ積算しているため、エネ
ルギーの使用量を設備区分と用途区分に応じて分析する
ことが可能になる。
【0107】また、この発明によれば、計量メータごと
に積算条件を指定できるため、きめ細かな積算処理を行
なうことができる。
【0108】また、この発明によれば、経理上の規則に
従って各仕訳区分ごとに按分処理を行なうことができ、
得られた結果を経理処理に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例における契約管理システム
の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施例におけるテナント入居時の
処理フローの流れ図である。
【図3】 この発明の実施例における自動検針処理を示
す図である。
【図4】 この発明の実施例における月次集計処理の流
れ図である。
【図5】 この発明の実施例における期間途中集計処理
の流れ図である。
【図6】 この発明の実施例におけるメニュー画面を示
す図である。
【図7】 この発明の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施例で用いる情報のフォーマッ
トを示す図である。
【図9】 この発明の実施例で用いる情報のフォーマッ
トを示す図である。
【図10】 この発明の実施例で用いる情報のフォーマ
ットを示す図である。
【図11】 この発明の実施例で用いる情報のフォーマ
ットを示す図である。
【図12】 この発明の実施例で用いる情報のフォーマ
ットを示す図である。
【図13】 この発明の実施例における集計手段が集計
した使用量集計結果のフォーマットを示す図である。
【図14】 この発明の契約管理システムで使用する異
動情報の種類を示す図である。
【図15】 この発明の実施例における入力画面を示す
図である。
【図16】 この発明の実施例におけるメータ異動情報
入力作業のメニュー画面を示す図である。
【図17】 この発明の実施例におけるメータ新設画面
を示す図である。
【図18】 この発明の実施例における入力画面を示す
図である。
【図19】 この発明の実施例におけるメータ取替画面
を示す図である。
【図20】 この発明の実施例におけるメータ撤去画面
を示す図である。
【図21】 この発明の実施例におけるメータ使用開始
画面を示す図である。
【図22】 この発明の実施例におけるメータ使用終了
画面を示す図である。
【図23】 この発明の実施例における区番変更画面を
示す図である。
【図24】 この発明の実施例における異動情報表示画
面の例を示す図である。
【図25】 この発明の実施例におけるチェックリスト
を示す図である。
【図26】 この発明の実施例におけるメータ別集計結
果一覧を印刷した例を示す図である。
【図27】 この発明の実施例におけるメータ番号入力
画面を示す図である。
【図28】 この発明の実施例におけるメータ情報表示
画面の例を示す図である。
【図29】 この発明の実施例における当年課金スケジ
ュール画面を示す図である。
【図30】 この発明の実施例における履歴情報処理の
メニュー画面を示す図である。
【図31】 この発明の実施例における履歴情報表示画
面の一例を示す図である。
【図32】 この発明の実施例におけるメータ台帳作業
のサブメニューの画面の一例を示す図である。
【図33】 この発明の実施例における検索結果の表示
画面を示す図である。
【図34】 この発明の実施例におけるメータの詳細な
情報を表示した例を示す図である。
【図35】 この発明の実施例における空き端子検索を
行った検索結果を示す図である。
【図36】 この発明の実施例における課金用メータ工
事指示書の一例を示す図である。
【図37】 この発明の実施例におけるステータスの例
を示す図である。
【図38】 この発明の図面情報を扱う上での分類を示
す図である。
【図39】 この発明の図面情報を構成する上での分類
を示す図である。
【図40】 この発明の実施例で使用する台帳の一例を
示す図である。
【図41】 この発明の台帳とシンボルの例を示す図で
ある。
【図42】 この発明の台帳とシンボルの例を示す図で
ある。
【図43】 この発明の実施例の設備台帳上の分類の構
成を示す図である。
【図44】 この発明の実施例の系統図の構成を示す図
である。
【図45】 この発明の図面情報のコードを説明する図
である。
【図46】 この発明の実施例のレイヤの構成図であ
る。
【図47】 この発明の実施例の台帳と図面情報の関連
図である。
【図48】 この発明の実施例の図面情報の階層を示す
構造図である。
【図49】 この発明の実施例の画面を示す図である。
【図50】 この発明の実施例の画面を示す図である。
【図51】 この発明の実施例の契約図である。
【図52】 この発明の実施例の設備台帳のフォーマッ
トを示す図である。
【図53】 この発明の実施例の設備台帳のフォーマッ
トを示す図である。
【図54】 この発明の実施例の建物台帳のフォーマッ
トを示す図である。
【図55】 この発明の実施例の建物台帳のフォーマッ
トを示す図である。
【図56】 この発明の実施例の建物台帳のフォーマッ
トを示す図である。
【図57】 この発明の実施例の系統設備台帳のフォー
マットを示す図である。
【図58】 この発明の実施例の系統設備台帳のフォー
マットを示す図である。
【図59】 この発明の実施例の系統設備台帳のフォー
マットを示す図である。
【図60】 この発明の実施例における内訳区分を示す
図である。
【図61】 この発明の仕訳区分別エネルギー計算書を
作成する流れ図である。
【図62】 この発明の実施例で使用するメータ台帳の
項目を示す図である。
【図63】 この発明の内訳区分別エネルギー計算書を
表す図である。
【図64】 この発明の内訳区分毎のメータ登録を説明
する図である。
【図65】 この発明の現場メータ取り付け例を示す図
である。
【図66】 この発明の内訳区分別エネルギー計算書を
表す図である。
【図67】 この発明の計量メータと内訳区分の対応付
けを説明する図である。
【図68】 この発明の計量メータと内訳区分の対応付
けを説明する図である。
【図69】 この発明の計量メータと内訳区分の対応付
けを説明する図である。
【図70】 この発明の仮想メータ番号割付を表す図で
ある。
【図71】 この発明の仕訳区分別エネルギー計算書を
表す図である。
【図72】 この発明の内訳区分と仕訳区分の対応付け
を説明する図である。
【図73】 この発明の内訳区分別エネルギー計算書を
表す図である。
【図74】 この発明の内訳区分と仕訳区分の対応付け
を説明する図である。
【図75】 この発明の内訳区分と仕訳区分の対応付け
を説明する図である。
【図76】 この発明の調整エネルギー量按分内訳計算
書の作成を説明する図である。
【図77】 この発明の使用率按分の使用例を示す図で
ある。
【図78】 この発明の固定率按分の使用例を示す図で
ある。
【図79】 この発明の調整電力量按分内訳計算書の作
成過程を表す図である。
【図80】 この発明の調整電力量按分内訳計算書の作
成過程を表す図である。
【図81】 この発明の調整電力量按分内訳計算書の作
成過程を表す図である。
【図82】 この発明の調整電力量按分内訳計算書の作
成過程を表す図である。
【図83】 この発明の調整電力量按分内訳計算書の作
成過程を表す図である。
【図84】 この発明の調整電力量按分内訳計算書の作
成過程を表す図である。
【図85】 従来の課金システムを説明する図である。
【図86】 従来の課金システムを説明する図である。
【図87】 従来の検針、集計を行う装置を説明する図
である。
【図88】 従来の課金状況モニター装置の構成図であ
る。
【図89】 従来の画面選択処理を示す図である。
【図90】 従来の画面選択処理の機能ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1a 技術部門、1b 営業管理部門、1c 設備保全
部門、1d サーバ、1e LAN(ローカルエリアネ
ットワーク)、10 メータ情報登録手段、11 メー
タ情報、12 メータ検定管理手段、13 端子管理手
段、20 区割情報登録手段、21 区割情報、30
検針手段、31 検針データ、40 契約情報登録手
段、41 契約情報、50 異動情報抽出手段、51
異動情報、60a,60b 集計手段、61 使用量集
計結果、70 課金手段、71 請求書情報。
フロントページの続き (72)発明者 林 和博 東京都千代田区丸の内二丁目4番1号 三 菱地所株式会社内 (72)発明者 澤部 光太郎 東京都千代田区丸の内二丁目4番1号 三 菱地所株式会社内 (72)発明者 久米 宏行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 海津 学 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高橋 正弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有する契約管理システム (a)建物の区割を区割情報として登録する区割情報登
    録手段、(b)上記区割に対応するエネルギーの計量メ
    ータを登録するメータ情報登録手段、(c)上記エネル
    ギーの計量メータを検針し、検針結果を登録する検針手
    段、(d)テナントが使用する建物の区割と使用開始終
    了等の異動情報を含む契約情報を登録する契約情報登録
    手段、(e)契約情報登録手段により登録された契約情
    報から期間途中に登録された情報をテナント異動情報と
    して抽出する異動情報抽出手段、(f)上記区割情報に
    基づいて、上記契約情報の建物の区割から上記テナント
    が使用する計量メータを判定し、検針手段による検針結
    果からテナントが使用するエネルギーの使用量を定期的
    に集計するとともに、テナント異動情報が存在する場合
    には、テナント異動情報に従った使用量の集計をする集
    計手段、(g)上記集計手段による集計結果からテナン
    トに対して請求書を発行する課金手段。
  2. 【請求項2】 上記メータ情報登録手段は、登録された
    メータ情報を期間途中に変更するためのメータ異動情報
    を入力するメータ異動情報入力手段を備え、上記集計手
    段は、テナント異動情報とメータ異動情報を利用して使
    用量を集計することを特徴とする請求項1記載の契約管
    理システム。
  3. 【請求項3】 上記検針手段は、計量メータを接続する
    端子を備え、上記メータ情報登録手段は、計量メータを
    接続する端子と、端子に接続する計量メータを登録して
    管理する端子管理手段を供えたことを特徴とする請求項
    1記載の契約管理システム。
  4. 【請求項4】 上記集計手段は、以前に集計した結果を
    集計履歴として記憶し、集計された集計結果を集計履歴
    と比較して集計結果を検査し、異常がある場合に、集計
    履歴と集計結果を出力することを特徴とする請求項1記
    載の契約管理システム。
  5. 【請求項5】 上記契約管理システムは、さらに、検針
    手段による検針結果、異動情報抽出手段により抽出され
    た抽出結果及び集計手段による集計結果を出力する結果
    出力手段と、その結果を修正する修正手段と、修正履歴
    を記憶する修正履歴採取手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の契約管理システム。
  6. 【請求項6】 上記契約管理システムは、さらに、定期
    外の指定された時期に上記検針手段と集計手段を動作さ
    せ、特定のテナントに対して期間途中の集計処理を行な
    う期間途中集計手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の契約管理システム。
  7. 【請求項7】 上記メータ情報登録手段は、計量メータ
    の検定番号及び認可期間を管理するメータ検定管理手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の契約管理シス
    テム。
  8. 【請求項8】 以下の要素を有する図面管理システム (a)建物の図面に対してシンボルとそのシンボルに対
    応する表示色を登録する図面データベース、(b)テナ
    ントが使用する建物の区割を含む契約情報を登録する契
    約情報登録手段、(c)上記契約情報に含まれた建物の
    区割を上記建物の図面に対応したシンボルとし、上記図
    面データベースに登録された表示色を用いて上記図面デ
    ータベースに登録された図面を出力する色替え出力手
    段。
  9. 【請求項9】 以下の要素を有するエネルギー管理装置 (a)エネルギーの計量メータに対して、そのエネルギ
    ーを使用する設備の設備区分と、そのエネルギーを使用
    する用途の用途区分を登録する登録手段、(b)上記エ
    ネルギーの計量メータを検針し、検針結果を登録する検
    針手段、(c)上記検針手段による検針結果からエネル
    ギーの使用量を計算し、上記設備区分及び用途区分ごと
    に使用量を積算する積算手段、(d)エネルギーの実使
    用量と上記積算手段による使用量の総和との間に差があ
    る場合に、所定の基準を用いてその差を各設備区分に按
    分する按分手段。
  10. 【請求項10】 上記登録手段は、各計量メータに対し
    て、積算条件を指定する計算根拠付手段を備えたことを
    特徴とする請求項9記載のエネルギー管理装置。
  11. 【請求項11】 上記按分手段は、上記設備区分から経
    理処理のための仕訳区分を作成し、仕訳区分に対して、
    差を按分することを特徴とする請求項9記載のエネルギ
    ー管理装置。
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