JPH063436Y2 - オルゴ−ル - Google Patents

オルゴ−ル

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JPH063436Y2
JPH063436Y2 JP6075887U JP6075887U JPH063436Y2 JP H063436 Y2 JPH063436 Y2 JP H063436Y2 JP 6075887 U JP6075887 U JP 6075887U JP 6075887 U JP6075887 U JP 6075887U JP H063436 Y2 JPH063436 Y2 JP H063436Y2
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JP
Japan
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shaft
support frame
support
music box
gear train
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JP6075887U
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JPS63168490U (ja
Inventor
靖雄 中森
Original Assignee
有限会社三陽
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、オルゴール機構の駆動歯車と連動し、調速機
構体を回転させる歯車列の組込み作業が正しく容易にで
き、かつ歯車列の組込み状態が強いゼンマイと接合され
た場合にも強固に確定するように改良したオルゴールに
関するものである。
【従来の技術】
オルゴール機構の駆動歯車と調速機構体の間には、ゼン
マイの解弾による駆動力を調速機構体に伝達する複数の
歯車からなる歯車列が介在されている。これら歯車列
は、一方の端において、ドラム等に固定されてゼンマイ
軸の歯車と噛み合う駆動歯車と、そして、他方の端にお
いて、調速機構体のウォーム軸とに噛み合っている。こ
の歯車列は、オルゴールの基盤とは別個に形成した支持
枠に連動歯車、連動歯車に噛み合う中間歯車、中間歯車
に噛み合うウォーム軸を回転自在に軸架して、予めユニ
ット化された1個の組立装置体として構成されている。
このユニット化した歯車列のオルゴール機構に対する組
付けは、駆動歯車と支持枠側の連動歯車が噛み合うよう
にして、支持枠を基盤上に固定することにより果たされ
る。
【考案が解決しようとする問題点】
支持枠に歯車列を組付けてユニット化する作業は、各々
の歯車を順を追って支持枠に取付けるため、個人差と工
程数の関係で作業能率は極めて悪い。また、歯車列を支
持枠に組付けた後で、該支持枠に調速機構体のブレーキ
ドラムを取付ける作業が必要であって、その製作には熟
練と同時にかなりの手間が要求され、更にまた、大量生
産するときにはユニット化した歯車列の在庫量も大きく
なり、生産性が悪くてコスト高になるといった問題があ
る。
【問題点を解決するための手段】
本考案は上記の問題を解決したものであって、その目的
は、ゼンマイの解弾による駆動力を調速機構に伝達する
歯車列を簡単且つ短時間に組み込むことができると共
に、強いゼンマイと接合された場合にも歯車列の軸を押
さえている合成樹脂製の支持枠が変形しないように構成
したオルゴールを提供することである。 本考案は、ゼンマイの解弾による駆動力を複数の歯車か
らなる歯車列を介して調速機構に伝達し、この調速機構
によりオルゴールの鳴奏速度を調節するオルゴールであ
って、各歯車の軸は、ダイカスト製の基盤に一体的に形
成された上に向って解放する軸支部によって回転自在に
支えられていると共に、これらの軸支部から飛び出ない
ように、合成樹脂製の支持枠の一部に形成された軸押え
部によって抑制されており、そして、合成樹脂製の支持
枠は、歯車列のための軸支部近傍で且つ該支持枠の押え
部が持ち上がるの防止し得る2ケ所を含む合計3ケ所
で、ダイカスト製の基盤に固定されていることを特徴と
する。 しかして、本考案の上記目的は基盤上に組付けたオルゴ
ール機構の駆動歯車と調速機構体との間に歯車列を設
け、駆動歯車の回転を調速機構体に伝達するオルゴール
において、基盤上には歯車列を構成する各歯車の軸と調
速機構体のウォーム軸の下端部をそれぞれ支承する軸支
部を設ける一方、調速機構体のブレーキドラムとして形
成されている下向きの凹面部を備えた合成樹脂製の支持
枠を別に設けて、この支持枠の凹面部両側には下方へ向
かってL字状に折り曲がった支持脚部と固定脚部をそれ
ぞれ連設すると共に、該支持脚部と固定脚部の下端部に
はそれぞれ固定部を設け、この両固定部と支持脚部の着
け根部近くに装着した固定ピンとによって支持枠を基盤
上に3点支持の形で固定すると同時に、該支持脚部に設
けた軸押え部と固定部によって上記軸支部に支承された
各歯車の軸をそれぞれ回転自在に押え込み、また上記軸
支部に下端部が支承されたウォーム軸の上端部を上記凹
面部によって回転自在に支持して構成したオルゴールに
より達成される。
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付図面を参照しながら説明
する。 オルゴールのダイカスト製の基盤1上には、従来のドラ
ム型オルゴールと同様にゼンマイ箱2、ドラム3、振動
板4の固定台5等を備えたオルゴール機構を設けてあ
り、固定台5はドラム3の支持部6と共に基盤1上に一
体に形成されている。また、基盤1上には、ゼンマイ箱
2上に収容されたゼンマイ(図示せず)の解弾による回
転力を後述する調速機構体に伝達する歯車列、即ち、ド
ラム3に固定された駆動歯車7と連動して回転する連動
歯車8,9、中間歯車10、11を回転自在に支承する
ための軸支部13,14,15,16を設けてある。連
動歯車8,9の軸支部13,14と中間歯車10,11
の軸支部15,16はダイカスト製の基盤1上に一体的
に突設した突堤部18,19と突堤部20,21上にそ
れぞれ溝として形成されている。一方、ウォーム軸12
の軸支部17は基盤1上に穿設した盲孔として形成され
ている。 また、上記ウォーム軸12の上端部12a側には、抵抗
片22と遠心力によって拡開する制動片23とから成る
このウォーム軸12を含む調速機構体24を設けてあ
る。 なお、連動歯車8と9及び中間歯車10と11はそれぞ
れ一体成形されており、中間歯車10,11の軸の一端
を支承する側の突堤部20は頂面部20aが後述する支
持枠30に設けた支持脚部を固定する受け座に形成さ
れ、該帳面部20aにはカシメ用の止め軸25が突設さ
れている。また、基盤1上には支持枠30に設けた固定
脚部を固定する位置決め用の嵌合部26と、この嵌合部
26に近接させてカシメ用の止め軸27が突設されてい
る。図中、28は連動歯車8,9の軸、29は中間歯車
10,11の軸である。 上記支持枠30は合成樹脂製であって、調速機構体24
のブレーキドラムとして形成された下向きの凹面部31
を備えており、この凹面部31の一側部には下方へ向か
ってL字状に折り曲がった支持脚部32が、また他側部
には支持脚部32と直交する部分に位置させて下方へ向
かってL字状に折り曲がった固定脚部33がそれぞれ連
設されている。支持脚部32側には連動歯車8,9の軸
支部13,14と対応させて軸押え部34,35を設け
ると共に、支持脚部32の下端部は前述した突堤部20
の頂面部20aに対応させて該頂面部20aと接合でき
る固定部36に形成されており、この固定部36には止
め軸25が嵌入する嵌合穴36aを設けてある。また、
支持脚部32の水平板部32a上には、固定ピン37を
挿着する挿着孔38が穿設されている。一方、固定脚部
33の下端部は前述した基盤1上の嵌合部26と止め軸
27によって挾着される固定部39に形成されており、
この固定部39には上記止め軸27が嵌入する嵌合穴3
9aを設けてある。 なお、凹面部31の内面には中心部にウォーム軸12の
上端部12aを支持する盲孔状の軸受部31aを設けて
ある。 以上の構成によれば、基盤1上の各軸支部13,14,
15,16によって連動歯車8,9、中間歯車10,1
1をそれぞれ支承し、支持枠30を支持脚部32と固定
脚部33の両固定部36,39及び挿着孔38に挿着し
た固定ピン37により基盤1上に合計3ケ所で固定す
る。また、第3図に示す如く支持脚部32の軸押え部3
4,35は連動歯車8,9の軸28を、また第4図に示
す如く支持脚部32の軸押え部を兼ねる固定部36によ
って中間歯車10,11の軸29の一端をそれぞれ回転
自在に押え込んでいる。ゼンマイ箱2に入れられるゼン
マイが強いものであると、その駆動力も大きくなる。こ
の場合、連動歯車8,9及び中間歯車10,11の軸は
軸支部13〜16から飛び出ようとする。支持枠30が
合成樹脂製で、水平板部32aが撓み易いためである。 本考案は、歯車列のための軸支部近房であって且つ支持
枠30の軸押え部34〜36が持ち上がるのを防止し得
る2ケ所で、支持枠30を基盤1に固定しているため、
駆動歯車7と調速機構体24の間に歯車列を安定させて
組込むことができる。 この場合、固定部36,39の基盤1に対する固定は止
め軸25,27のカシメ手段によって確定する一方、固
定ピン37を基盤1に穿設した圧入孔40に圧入するこ
とによって(第6図参照)、支持枠30は3点支持の形
で基盤1上に固定され、その取付け状態は強固に安定し
て各歯車を正しい噛み合わせ状態に保持できる。 なお、図示の実施例はドラム型オルゴールであるが、本
考案は駆動歯車によって回転円盤を回転させると共に、
回転円盤に設けた突起によって各振動板と対向する爪車
を回転し、爪車により振動板を弾いて鳴奏させる回転円
盤型オルゴールに適用することもできる。
【考案の効果】
本考案は上記の如くであって、各歯車の軸を各軸支部上
に載せ基盤上に支持枠を固定することで歯車列の抜け止
めが同時に果たされる構造上の利点があり、その取付作
業は熟練を必要としないで極めて簡単にできる。更にま
た、支持枠は支持脚部と固定脚部及び固定ピンによる3
点支持の形で基盤上に固定されるため、特に、そのうち
の2ケ所は歯車列のための軸支部近房に設けられている
ため、支持枠が合成樹脂製であっても撓むことがない。
よって、その取付け状態は強固に確定して調速機構体側
の歯車列を安定させて支持することができ、ドラムの駆
動歯車側から過度な回転力による抵抗が歯車列側に作用
した場合でも、各歯車の噛み合い状態は適正に保持さ
れ、不正噛み合いが発生して破損する事故を完全に防止
できる利点があり、耐久性を著しく向上できる点と相俟
ってその実用的価値は極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は支持枠を
分離した斜視図、第2図は支持枠を背面方向から見た斜
視図、第3図は連動歯車の支持部を示す部分断面図、第
4図は中間歯車の支持部を示す部分断面図、第5図は調
速機構体の支持部を示す部分断面図、第6図は固定ピン
による支持枠の固定部を示す部分断面図である。 図中、1は基盤、7は駆動歯車、8,9は連動歯車、1
0,11は中間歯車、12はウォーム軸、13,14,
15,16,17は軸支部、24は調速機構体、28,
29は軸、30は支持枠、31は凹面部、31aは軸受
部、32は支持脚部、33は固定脚部、34,35は軸
押え部、36は固定部、37は固定ピン、39は固定部
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゼンマイの解弾による駆動力を複数の歯車
    からなる歯車列(8、9、10、11)を介して調速機
    構(24)に伝達し、この調速機構によりオルゴールの
    鳴奏速度を調節するオルゴールであって、 前記各歯車の軸(28、29)は、ダイカスト製の基盤
    (1)に一体的に形成された上に向って解放する軸支部
    (13、14、15、16)によって回転自在に支えら
    れていると共に、前記軸支部から飛び出ないように、合
    成樹脂製の支持枠(30)の一部に形成された軸押え部
    (34、35、36)によって抑制されており、そし
    て、 前記合成樹脂製の支持枠は、前記歯車列のための軸支部
    近房で且つ該支持枠の軸押え部が持ち上がるの防止し得
    る2ケ所を含む合計3ケ所で、前記ダイカスト製の基盤
    に固定されていることを特徴とするオルゴール。
JP6075887U 1987-04-23 1987-04-23 オルゴ−ル Expired - Lifetime JPH063436Y2 (ja)

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JP6075887U JPH063436Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23 オルゴ−ル

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JPS63168490U JPS63168490U (ja) 1988-11-02
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