JPH06343382A - 魚体のエラ処理装置 - Google Patents

魚体のエラ処理装置

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JPH06343382A
JPH06343382A JP14167193A JP14167193A JPH06343382A JP H06343382 A JPH06343382 A JP H06343382A JP 14167193 A JP14167193 A JP 14167193A JP 14167193 A JP14167193 A JP 14167193A JP H06343382 A JPH06343382 A JP H06343382A
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fish
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cutter
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秀雄 山下
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好尚 高橋
Sadao Takahashi
定男 高橋
Nobuyuki Toda
信幸 戸田
Sadayuki Takahara
貞行 高原
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TOHOKU SHISUKON KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エラ処理作業性を向上させるとともに、魚体
によって異なるエラの形態に合わせてエラを切断できる
ようにし、エラ以外の部分に傷をつけることなく、しか
も確実にエラを切断できるようにして、商品価値を向上
させる。 【構成】 魚体1の一側がわを支持する魚体支持手段3
0と、魚体支持手段30に対して魚体1を押える魚体押
え手段40と、押えられた魚体1の他側がわのエラ蓋2
を起こすエラ蓋起し手段50と、起こされたエラ蓋側か
ら魚体内にカッタ81を挿入し移動させてエラ4を切断
するエラ切断手段80と、エラ切断手段80を制御する
制御部200とを備え、制御部200の移動径路所出手
段203によってエラ情報入手手段100が入手した魚
体1のエラ4に関するエラ情報に基づいてカッタの移動
径路を所出し、移動径路指示手段201によりこの移動
径路をエラ切断手段80のカッタ移動機構82に指示し
て、魚体1のエラの形態に合わせてエラを切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚体のエラ処理装置に
係り、特に、魚体の種類や大きさ等に合わせて魚体のエ
ラ(鰓)を切断する魚体のエラ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、魚体として、例えば、鮭の例で
説明すると、鮭を荒巻に加工する場合、例えば人手によ
って、鮭の魚体を開腹し、卵巣,内蔵,メフン,エラを
取って水洗いし、塩をまぶして軽く圧力をかけ、冷蔵す
るようにしている。この加工において、特にエラを除く
のは、エラは腐敗し易いので、魚体の保存性を良くする
ためである。人手によりエラを除く作業は、エラ蓋を開
き、主として、マキリといわれる刃物を差し込んでこれ
をエラの外側に沿って回転させ上下の接続部を切り離し
体外に取出す。
【0003】ところで、近年、これらの人手による作業
は、過酷で煩雑になっていることから、自動化の研究開
発が進められてきており、エラ処理においても、いくつ
かの開発例があり、従来、例えば、特開昭51−100
98号公報に掲載された魚体のエラ処理装置がある。
【0004】この魚体のエラ処理装置は、図19に示す
ように、魚体1のエラ蓋2を予め僅かに開き、頭部3を
上にしてこの開いたエラ蓋2をレール状のガイド10に
引っ掛けるとともに、尾側を支持ガイド11に支持し、
押圧体12で頭部3を押し下げてエラ蓋2を大きく開
き、エラ蓋2の一側面をパッド13で保持し、他側面が
わから回転刃14を回転させて体内に挿入し、この回転
刃14によってエラ4を切断するとともに、遠心力で切
断したエラ4を落下させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の魚体のエラ処理装置にあっては、装置に魚体1を装
着する前にエラ蓋2を予め僅かに開いてレール状のガイ
ド10に引っ掛けなければならないので、それだけ、作
業が煩雑になっているという問題があった。また、エラ
4を切断する際は、魚体頭部3を押し下げるが、魚体1
の大きさや形状等が異なると、下がる寸法も異なるの
で、回転刃14に対するエラ4の位置が一定にならない
ことになり、そのため、回転刃14に対するエラ4の位
置がずれた場合には、回転刃14でエラ4を切断した際
に、エラ4以外の部分に傷をつけ、商品価値を低下させ
てしまうという問題があった。また、魚体1の大きさや
形状等が異なると、エラ4の大きさ等も異なるので、エ
ラ4の切断が不十分になって切断できない部分が残った
りし、確実に切断できないという問題もあった。
【0006】本発明は上記の問題点に鑑みて為されたも
ので、魚体の装着後にエラ蓋を開けるようにして、作業
性を向上させるとともに、魚体によって異なるエラの大
きさ,形状や位置等のエラの形態に合わせて、エラを切
断できるようにし、エラ以外の部分に傷をつけることな
く、しかも確実にエラを切断できるようにして、商品価
値を向上させるようにする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、魚体を支持する魚体支
持手段と、魚体支持手段に対して魚体を押える魚体押え
手段と、押えられた魚体のエラ蓋を起こすエラ蓋起し手
段と、起こされたエラ蓋側から魚体内にカッタを挿入し
移動させてエラを切断するエラ切断手段と、エラ切断手
段のカッタの移動を制御する制御部とを備えたものであ
る。
【0008】また、上記エラ切断手段は、上記制御部か
らの指示に基づいてカッタを移動させるカッタ移動機構
を備え、上記制御部はエラ切断手段のカッタ移動機構に
カッタの移動径路を指示する移動径路指示手段を備えた
ことが有効である。
【0009】そしてまた、上記魚体のエラに関するエラ
情報を入手するエラ情報入手手段を備え、上記制御部
は、エラ情報入手手段が入手したエラ情報に基づいてカ
ッタの移動径路を所出する移動径路所出手段を備えたこ
とが有効である。
【0010】また、上記エラ蓋起し手段の基準位置を検
出する基準位置検出手段を備え、上記制御部は、基準位
置検出手段の検出結果に基づいてエラ切断手段のカッタ
の切出し原点位置を算出する切出し原点位置算出手段
と、エラ切断手段のカッタ移動機構に指示を与えて切出
し原点位置算出手段が算出した切出し原点位置にカッタ
を位置させる切出し原点位置制御手段とを備えたことが
有効である。
【0011】必要に応じ、上記エラ情報入手手段は、エ
ラ情報としての魚体の幅を計測する幅計測部と、エラ情
報としての魚体の頭長を計測する頭長計測部とを備えた
構成としている。
【0012】また、必要に応じ、上記制御部は、エラ情
報に対応したカッタの移動径路を定めた複数の移動径路
パタンを記憶する移動径路パタン記憶手段を備え、上記
移動径路所出手段はエラ情報入手手段が入手したエラ情
報に対応する移動径路パタンを上記移動径路パタン記憶
手段に記憶した複数の移動径路パタンから選択し上記移
動径路指示手段が指示する移動径路とする選択機能を備
えた構成としている。
【0013】更に、必要に応じ、上記エラ蓋起し手段
は、魚体の胴側から頭側に移動させられてエラ蓋外縁に
係合する係合片と、該係合片を魚体の胴側から頭側に移
動させる係合片移動機構とを備えた構成としている。
【0014】また、必要に応じ、上記エラ蓋起し手段
は、エラ蓋外縁に係合した係合片をエラ蓋を起こす方向
に回転させる係合片回転機構を備えた構成としている。
【0015】そしてまた、必要に応じ、上記エラ蓋起し
手段は、係合片を魚体に対して近接離間させ指示された
位置に保持する近接離間機構を備え、上記制御部は、エ
ラ情報入手手段が入手したエラ情報に基づいて近接離間
機構の係合片の保持位置を指示する係合片保持位置指示
手段を備えた構成としている。
【0016】また、上記エラ蓋起し手段のエラ蓋起しに
先だって、魚体の先端を魚体支持手段側に押圧してエラ
蓋を起こすエラ蓋起し補助機構を備えたことが有効であ
る。
【0017】更に、上記エラ切断手段は、カッタを往復
振動させる往復振動駆動機構を備えたことが有効であ
る。
【0018】また、必要に応じ、エラ情報入手手段は、
魚体を撮像するカメラからの画像データをエラ情報とす
ることが有効である。
【0019】
【作用】上記のように構成された魚体のエラ処理装置に
よれば、魚体を処理するときは、魚体の一側がわが魚体
支持手段に支持され、魚体押え手段により魚体支持手段
に対して魚体が押えられる。そして、エラ蓋起し手段に
より、押えられた魚体の他側がわのエラ蓋が起こされ、
エラ切断手段によって、起こされたエラ蓋側から魚体内
にカッタが挿入され移動させられ、エラが切断されてい
く。この場合、制御部によりエラ切断手段のカッタの移
動が制御されるので、魚体によってエラの大きさ,形状
や位置等のエラの形態が異なっていても、エラの形態に
合わせて、エラを切断できるようになる。
【0020】
【実施例】以下添付図面に基づいて、本発明の実施例に
係る魚体のエラ処理装置について詳細に説明する。図1
乃至図3に示すように、実施例に係る魚体のエラ処理装
置の基本的構成は、基台20と、魚体1の一側がわを支
持する魚体支持手段30と、魚体支持手段30に対して
魚体1を押える魚体押え手段40と、押えられた魚体1
の他側がわのエラ蓋2を起こすエラ蓋起し手段50と、
カッタ81を移動させてエラ4を切断するエラ切断手段
80と、エラ切断手段80のカッタ81の移動径路を制
御する制御部200とを備えている。
【0021】基台20は、図2に示すように、前側にテ
ーブル21を備え、カバー22で覆われた処理部23を
備えている。制御部200は処理部23の上部に設けら
れている。24は処理部23の前面に設けられ内部を覗
く覗窓25が設けられた扉である。
【0022】魚体支持手段30は、図2及び図3に示す
ように、魚体1の一側がわが接して滑降する支持板31
を備えている。支持板31の側部には魚体1の左右への
離脱を規制する側壁32が設けられている。支持板31
は基台20の前側テーブル21から基台20裏側へ向け
て基台20に傾斜して設けられている。26は基台20
の前側テーブル21に設けられ、支持板31へ魚体1を
投入する投入口である。27は基台20裏面に設けら
れ、処理後の魚体1が支持板31を滑降して排出される
排出口である。投入口26の内側には支持板31へ向け
て水を雨滴状に噴出する水噴出ノズル28が設けられて
いる。29は水噴出ノズル28に水を送給する水送給管
路である。
【0023】魚体支持手段30において、33はストッ
パである。このストッパ33は、図4に示すように、魚
体1の頭部3の頂部側を押える頂部側押え片34と、頭
部3の顎側を押える顎側押え片35とを備え、各押え片
34,35は支持板31下部の左右に夫々回動可能に設
けられ、回動により支持板31上に進出して魚体1の頭
部3を挾持して押え魚体1を支持板31上に停止させる
ストッパ位置A、及び、回動により支持板31上から退
出して魚体1を排出口27へ滑降可能にする解除位置B
の2位置に位置させられる。36は各押え片34,35
をストッパ位置A及び解除位置Bの2位置にリンク機構
37を介して駆動するエアシリンダである。図3に示す
ように、38はストッパ33の前位に設けられ魚体1の
頭部3をストッパ33に導くガイドである。
【0024】魚体押え手段40は、図3及び図5に示す
ように、支持板31を跨いで設けられ支持板31上の魚
体1を支持板31に押圧する押圧体41を備えている。
押圧体41は魚体1の曲面に沿って当接する遊動可能な
ガイド体42を有している。押圧体41の両端部は進退
動可能に支持板31の両側に設けられた一対のロッド4
3に遊動可能に支持されている。44はL字状のリンク
であり、中央が回動軸45に固定され、一端部がロッド
43の下端に係止され、この回動軸45を中心に回動さ
せられてロッド43を上下動させるものである。46は
スプリング47を介してリンク44の他端を押引してリ
ンク44を回動させるエアシリンダである。スプリング
47はエアシリンダ46のピストンロッドに介装され押
圧体41の押圧力を緩衝するためのものである。
【0025】エラ蓋起し手段50は、図6(a)(b)
(c),図7及び図8(a)(b)(c)に示すよう
に、魚体1の胴側から頭側に移動させられてエラ蓋2の
外縁に係合する係合片51と、該係合片51を魚体1の
胴側から頭側に移動させる係合片移動機構54とを備え
ている。係合片51は、図7に示すように、板状の本体
52と、本体52の左右に内側へ折れ曲がって一体に設
けられエラ蓋2の外縁を引っ掛ける一対のフック53と
を備えて構成されている。
【0026】係合片移動機構54は、係合片51の本体
52が一端に固定される第一シャフト55と、該第一シ
ャフト55をその軸線を中心に回動可能に保持するホル
ダ56と、第一シャフト55の軸線に直角な軸線を有し
該軸線を中心に回動可能に設けられるとともに先端部に
上記ホルダ56が固定され、回動によりホルダ56を介
して第一シャフト55を揺動させる第二シャフト57
と、第二シャフト57から突設されたアーム体58を引
張り第二シャフト57及び第一シャフト55を介して係
合片51を係合方向R1 に常時付勢するスプリング59
と、進出してアーム体58をスプリング59の付勢力に
抗して押圧し第二シャフト57及び第一シャフト55を
介して係合片51を非係合方向R2 に移動させるエアシ
リンダ60とを備えている。そして、エアシリンダ60
は、常時は進出しており、進出位置から後退したとき、
第二シャフト57を支点として第一シャフト55が回動
し、係合片51が魚体1の胴側から頭側に移動させられ
る。スプリング59は、エラ蓋2を損傷しない程度の弾
性力で係合片51をエラ蓋2の縁部に付勢して停止させ
るものである。
【0027】エラ蓋起し手段50において、61はシャ
フト57に突設されたホルダ62bに設けられた係合片
回転機構であり、エラ蓋2の外縁に係合した係合片51
を第一シャフト55を支点にエラ蓋2を起こす方向に回
転させるものである。この係合片回転機構61は、上記
の第一シャフト55と、第一シャフト55に突設された
突設体62を進出して押圧し後退して押圧解除するエア
シリンダ63と、エラ蓋2を起こす方向に突設体62を
付勢しエアシリンダ63の後退時に第一シャフト55を
回動させてエラ蓋2を起こすスプリング62aとを備え
て構成されている。スプリング62aは、エラ蓋2を損
傷しない程度の弾性力で最大限に起こすよう、係合片5
1を付勢するものである。
【0028】また、エラ蓋起し手段50において、64
は近接離間機構であって、係合片51を魚体1に対して
近接離間させ、係合片51が魚体1の表面に沿って移動
しうる後述の制御部200から指示された位置に位置決
めするものである。この近接離間機構64は,図6
(c)に示すように、上記第一シャフト55と、ホルダ
56と、第二シャフト57と、第二シャフト57に突出
された突出体65を介して第二シャフト57を軸方向に
段階的(実施例では4段階)に進退動させて係合片51
を魚体1に対して近接離間させる多段エアシリンダ66
とを備えて構成されている。
【0029】図1,図3,図9及び図10(a)(b)
に示すように、70は上記エラ蓋起し手段50のエラ蓋
起しに先だって、魚体1の頭部3の先端3aを支持板3
1側に押圧してエラ蓋2を僅かに起こすエラ蓋起し補助
機構である。このエラ蓋起し補助機構70は、図9に示
すように、魚体1の先端を押圧する押圧片71と、押圧
片71を進退可能に支持する支持アーム72と、押圧片
71を進出方向に付勢するスプリング73と、支持アー
ム72を支持する支持シャフト74と、支持シャフト7
4を軸方向に進退させて押圧片71を魚体1に弾接させ
て押圧するとともに、魚体から離間させるエアシリンダ
75とを備えている。
【0030】上記エラ切断手段80は、図3,図11及
び図12(a)(b)(c)に示すように、カッタ81
と、制御部200からの指示に基づいてカッタ81を移
動させるカッタ移動機構82とを備えている。カッタ8
1は、例えば、図13に示すように、両刃タイプのもの
が用いられる。カッタ移動機構82は、基台20にベー
ス83を垂直方向(Z)に移動可能に支持し、このベー
ス83に水平方向(X,Y)にスライド可能なXテーブ
ル84及びYテーブル85を設け、また、カッタ81を
支持するカッタホルダ86を備え、このカッタホルダ8
6を支持体87に差動歯車機構90を介して連結し、こ
の支持体87をYテーブル85に垂下して回転可能に支
持している。
【0031】91はベースを垂直(Z)方向に移動させ
る駆動機構、92はXテーブル84を移動させるための
X軸モータ、93はYテーブル85を移動させるための
Yモータ、94は支持体87を回転させる回転モータ、
95は差動歯車機構90を駆動する歯車機構用モータで
ある。これにより、カッタ81は、水平方向X,Y、垂
直方向Z、回転方向R、差動歯車機構90による揺動方
向P,Qの6方向に移動可能に支持されることになる。
カッタ移動機構82において、図3に示すように、20
9は上記各モータの電源の供給制御を行なうモータドラ
イバであり、後述の制御部200によって制御される。
【0032】また、エラ切断手段80は、カッタ81を
往復振動させる往復振動駆動機構96を備えている。こ
の往復振動駆動機構96は、カッタ81を往復振動可能
にカッタホルダ86に支持し、振動用モータ97により
往復振動させるものである。
【0033】図1において、100は魚体1のエラに関
するエラ情報を入手するエラ情報入手手段である。この
エラ情報入手手段100は、エラ情報としての魚体1の
幅T(図14)を計測する幅計測部101と、エラ情報
としての魚体1の頭長L(図14)を計測する頭長計測
部103とを備えている。詳しくは、幅計測部101
は、図5に示すように、魚体押え手段40のL字状のリ
ンク44の回動軸45の回動角度を検出するロータリエ
ンコーダ102で構成され、魚体1の幅Tを角度検出に
より計測するものである。また、頭長計測部103は、
図6及び図14に示すように、鼻先部(ストッパ33の
押え片34,35が頭部3を押えたときの略中央の基準
線K(図4))と、エラ蓋2の外縁(エラ蓋2の外縁に
係合したエラ蓋起し手段50の係合片51)との間を頭
長Lとして計測するものであり、図6(c)に示すよう
に、エラ蓋起し手段50の第二シャフト57の回動角
度、即ち、係合片51の角度位置を検出するロータリエ
ンコーダ104で構成され、魚体1の頭長Lを角度検出
により計測するものである。
【0034】また、図1において、105はエラ蓋起し
手段50の基準位置を検出する基準位置検出手段であ
る。この基準位置検出手段105は、図6に示すよう
に、エラ蓋起し手段50の第二シャフト57の回動角
度、即ち係合片51の角度位置を検出する上記のロータ
リエンコーダ104で構成され、基準位置を角度検出に
より行なうものである。
【0035】次に、制御部200について説明する。図
1に示すように、制御部200において、201は移動
径路指示手段であって、エラ切断手段80のカッタ移動
機構82にカッタ81の移動径路を指示するものであ
る。202は移動径路パタン記憶手段であって、エラ情
報に対応したカッタ81の移動径路を定めた複数の移動
径路パタンを記憶するものである。203は移動径路所
出手段であって、エラ情報入手手段100が入手したエ
ラ情報に基づいてカッタ81の移動径路を所出するもの
である。詳しくは、移動径路所出手段203はエラ情報
入手手段100が入手したエラ情報に対応する移動径路
パタンを上記移動径路パタン記憶手段202に記憶した
複数の移動径路パタンから選択し上記移動径路指示手段
201が指示する移動径路とする選択機能204を備え
ている。
【0036】上記移動径路パタンは、エラ情報に対応し
た移動径路になっている。即ち、魚体1として鮭の例で
説明すると、図14及び図15に示すように、鮭のエラ
4は、下顎5及び上顎6側で本体と軟骨結合部7,8に
より結合され、更に、食道管(図示せず)を含む粘膜体
9により固定されている。これが、雄雌、大小、種によ
り、その形状が多岐複雑になっている。そのため、エラ
情報としての魚体1の幅T及び魚体1の頭長Lと、エラ
4の大きさ,位置等の形態との関係を、予め、多数の魚
体1を測定することにより、体系化し、この対応関係に
よって、例えば、数10通りの移動径路をパタンとして
作成する。
【0037】図15に示すように、基本的なカッタ81
の動きは、開けられたエラ蓋2の下顎5側から体内にカ
ッタ81を挿入()し、下顎5の軟骨結合部7へ移動
し、この軟骨結合部7を切断し()、旋回しながらエ
ラの胴側周囲の粘膜体9及び食道管を切断し(,
)、上顎6の軟骨結合部8へ移動し、上顎6の軟骨結
合部8を切断し()、元へ戻るようにして体内から抜
き出す()。この基本的な動きにおいて、魚体1の幅
T及び魚体1の頭長Lに見合ったエラ4の大きさ,位置
等のエラ4の形態に対応した多数の移動径路パタンを作
成しておくのである。
【0038】また、制御部200において、205はエ
ラ情報入手手段100が入手したエラ情報に基づいて上
記エラ蓋起し手段50の近接離間機構64の係合片51
の保持位置を指示する係合片保持位置指示手段である。
詳しくは、エラ情報入手手段100の幅計測部101の
ロータリエンコーダ102が計測した回動角度に基づい
て、この回動角度(魚体1の幅T)に対応した位置に係
合片51が位置するように、近接離間機構64の多段エ
アシリンダ66の進出位置を指示するものである。
【0039】206は上記基準位置検出手段105の検
出結果に基づいてエラ切断手段80のカッタ81の切出
し原点位置を算出する切出し原点位置算出手段、207
はエラ切断手段80のカッタ移動機構82に指示を与え
て切出し原点位置算出手段206が算出した切出し原点
位置にカッタ81を位置させる切出し原点位置制御手段
である。
【0040】制御部200の各手段は、マイクロコンピ
ュータのCPU等の機能によって実現される。また、図
3において、211は魚体1の頭部3がストッパ33の
位置に位置したことを検知するとともに、一連の処理が
完了して魚体1が排出されたことを検知する検知機であ
る。制御部200は、この検知機211の検知により、
魚体1に対する一連の処理を開始する。更に、図3にお
いて、208は上記各エアシリンダのエア管路に介装さ
れエアの供給停止を行なう電磁弁を収容した電磁弁ボッ
クスである。制御部200は、上記電磁弁及び上記モー
タドライバ209を制御する。また、図2において、2
10は操作部であり、装置の運転停止ボタンや異常を知
らせるランプ類等を備えている。
【0041】次に、実施例に係る魚体のエラ処理装置の
作用を、魚体1として鮭を処理する場合について、図1
6に示すフローチャートに従って説明する。この場合、
制御部200の移動径路パタン記憶手段202には、予
め、例えば、数10通りの移動径路パタンを記憶させて
おく。
【0042】先ず、魚体1を支持板31に接する側を一
定(実施例では魚体1の左側)にして投入口26から投
入する(16−1)。この場合、水噴出ノズル28から
水が噴射されているので、この水が、支持板31上に流
れており、そのため、魚体1が容易に支持板31上を滑
降していく。また、この水の噴射により、支持板31等
の血糊等が洗い流される。支持板31上を滑降した魚体
1は、その頭部3がガイド38に案内されて、ストッパ
位置Aに位置させられたストッパ33に衝止し、頂部側
押え片34及び顎側押え片35によって挾持されて停止
させられる。停止させられた魚体1の頭部3は、検知機
211によって検知される(16−2)。
【0043】検知機211の検知があると(16−2Y
ES)、先ず、魚体押え手段40のエアシリンダ46が
進出し、図5に示すように、リンク44を介して押圧体
41を下げ、支持板31上の魚体1を支持板31に押圧
する(16−3)。この場合、押圧体41のガイド体4
2が魚体1の曲面に沿って当接するので、魚体1が確実
に保持されて押圧される。また、エアシリンダ46のピ
ストンロッドには押圧体41の押圧力緩衝用のスプリン
グ47が介装されているので、魚体1を押圧しすぎるこ
とがなく、適正な押圧力で押えることができる。
【0044】更に、この場合、エラ情報入手手段100
の幅計測部101により、エラ情報としての魚体1の幅
Tが計測される(16−4)。即ち、図5に示すよう
に、ロータリエンコーダ102で、魚体押え手段40の
リンク44の回動軸45の回動角度を検出する。これに
より、制御部200は、係合片保持位置指示手段205
において、上記幅計測部101のロータリエンコーダ1
02が計測した回動角度に基づいて、エラ蓋起し手段5
0の近接離間機構64の多段エアシリンダ66の進出位
置を指示する。
【0045】次に、エラ蓋起し補助機構70が駆動され
る(16−5)。この場合、図9及び図10(a)
(b)に示すように、エアシリンダ75が進出し、押圧
片71が魚体1の先端を支持板31側に押圧する。これ
により、魚体1のエラ蓋2にモーメントが作用するの
で、エラ蓋2が僅かに起こされる。
【0046】その後、エラ蓋起し手段50が駆動され、
係合片51が魚体1のエラ蓋2の外縁に係合させられる
(16−6)。図6及び図8(a)に示すように、先
ず、係合片保持位置指示手段205の指示に基づいて、
近接離間機構64の多段エアシリンダ66が指示された
進出位置に位置させられ、これにより、係合片51が魚
体1の幅Tに対応した位置、即ち、係合片51が魚体1
の表面に沿って移動しうる位置に位置決めされる。この
状態で、図6及び図8(b)に示すように、係合片移動
機構54のエアシリンダ60が後退させられ、スプリン
グ59の付勢力によって、係合片51が魚体1の胴側か
ら頭側に移動させられ、エラ蓋2の外縁に係合させられ
る。この場合、エラ蓋2はエラ蓋起し補助機構70によ
って予め僅かに起こされており、係合片51は確実にエ
ラ蓋2の外縁に引っ掛けられる。
【0047】この状態において、図6に示すように、エ
ラ情報入手手段100の頭長計測部103により、エラ
情報としての魚体1の頭長Lが計測される(16−
7)。即ち、ロータリエンコーダ104によって、図1
4に示すように、鼻先部(ストッパ33の押え片が頭部
3を押えたときの略中央の基準線K)と、エラ蓋2の外
縁(エラ蓋2の外縁に係合したエラ蓋起し手段50の係
合片51)との間の頭長Lが、第二シャフト57の角度
位置として計測される。また、これと同時に、基準位置
検出手段105によって、エラ蓋起し手段50の基準位
置が検出される(16−7)。即ち、上記ロータリエン
コーダ104によって、係合片51の基準位置が角度位
置として計測される。
【0048】制御部200においては、移動径路所出手
段203が、上記エラ情報入手手段100が入手したエ
ラ情報、即ち、幅T及び頭長Lに係る角度データに基づ
いて、幅T及び頭長Lに係る角度データに対応する移動
径路パタンを、移動径路パタン記憶手段202に記憶し
た複数の移動径路パタンから選択機能204により選択
し、上記移動径路指示手段201が指示する移動径路と
する(16−8)。また、切出し原点位置算出手段20
6が基準位置検出手段105の検出結果に基づいてエラ
切断手段80のカッタ81の切出し原点位置を算出する
(16−8)。
【0049】そして、エラ蓋起し手段50の係合片回転
機構61が駆動され、エラ蓋2が起こされる(16−
9)。この場合、図6及び図8(c)に示すように、エ
アシリンダ63が後退し、スプリング62aの付勢力に
よって第一シャフト55を介して係合片51が回動させ
られ、この係合片51の回転によって、エラ蓋2の外縁
が持ち上げられエラ蓋2が大きく起こされる。そしてま
た、この状態において、エラ切断手段80のカッタ移動
機構82が駆動される。先ず、制御部200の切出し原
点位置制御手段207の指示により、カッタ移動機構8
2が駆動され、カッタ81が切出し原点位置算出手段2
06が算出した切出し原点位置に位置決めされる(16
−10)。
【0050】次に、制御部200の移動径路指示手段2
01から、カッタ81の移動径路が指示され、カッタ移
動機構82は、この指示された移動径路に従ってカッタ
81を移動させ,エラを切断する(16−11)。ま
た、エラ切断手段80の往復振動駆動機構96によっ
て、カッタ81が往復振動させられる。これにより、カ
ッタ81は、振動しながら、水平方向X,Y、垂直方向
Z、回転方向R、差動歯車機構90による揺動方向P,
Qの6方向に、指示された移動径路に従って移動させら
れ、図15に示すように、開けられたエラ蓋2の下顎5
側から体内に挿入され()、下顎5の軟骨結合部7へ
移動させられて軟骨結合部7を切断し()、旋回させ
られてエラの胴側周囲の粘膜体9及び食道管を切断し
(,)、上顎6の軟骨結合部8へ移動させられて上
顎6の軟骨結合部8を切断し()、元へ戻るようにし
て体内から抜き出される()。
【0051】この場合、カッタ81の移動径路は、現在
エラ4が切断されている魚体1の幅T及び魚体1の頭長
Lに見合ったエラ4の大きさ,位置等のエラ4の形態に
対応した移動径路になっているので、エラ4以外の部分
を切断してしまうことがなく、また、エラ4の切り残し
もなくなり、確実にエラ4のみが切断される。また、エ
ラ蓋起し手段50が、エラ蓋2を開けているので、カッ
タ81によりエラ蓋2を損傷することもなくなる。ま
た、カッタ81は、往復振動駆動機構96によって往復
振動させられているので、エラ4を刃の往復スライド動
作により切断することができ、この点でも、確実に切断
が行なわれる。
【0052】このようにして、切断が終了したならば、
エラ切断手段80,エラ蓋起し手段50,エラ蓋起し補
助機構70,魚体押え手段40が元位置に復帰させられ
る(16−12)。その後、魚体支持手段30のストッ
パ33が解除位置Bに位置させられ、これにより、スト
ッパ33の頂部側押え片34及び顎側押え片35が支持
板31上から退出するので、魚体1は支持板31を滑降
して排出口27から排出されていく(16−13)。そ
して、検知機211が魚体1の排出を検知すると(16
−14)、魚体支持手段30のストッパ33がストッパ
位置Aに位置させられ終了する。排出された魚体1は、
エラ4が切断されているので、手作業等により、容易に
エラが取り除かれる。
【0053】一つの魚体1の処理が終了したならば、次
の魚体1を投入口26から投入する。この場合、魚体1
の雄雌、大小、種により、エラの形態が種々に異なって
いても、魚体1の幅T及び魚体1の頭長Lに見合ったエ
ラの大きさ,位置等のエラの形態に対応した移動径路で
カッタ81が移動させられるので、上記と同様にエラ以
外の部分を切断してしまうことがなく、また、エラの切
り残しもなくなり、確実にエラのみが切断される。ま
た、魚体1を投入口26から投入するだけで、エラが切
断されるので、作業性が大幅に向上させられる。
【0054】尚、エラ蓋起し手段50は、上記実施例に
限らず、例えば、エラ蓋2を吸盤で吸着して起こすよう
にし、あるいは、針で突き刺して起こすようにし、ある
いはまた、下から押しあげて起こすようにするもの等、
適宜変更して差し支えない。また、エラ蓋起し手段50
の、係合片51は、上述したものに限らず、例えば、図
17(a)に示すように、線状体を折り曲げて作成した
鉤針状の係合片51a、あるいは、図17(b)に示す
ように、板を折り曲げた係合片51b等、適宜変更して
差し支えない。更に、カッタ81は、上述したものに限
らず、例えば、図18(a)に示すように、片刃のカッ
タ81a、図18(b)に示すように、両鋸刃状のカッ
タ81b、図18(c)に示すように、片鋸刃状のカッ
タ81c、図18(d)に示すように、波形刃状のカッ
タ81d、図18(e)に示すように、片刃及び片鋸刃
の複合カッタ81e等適宜変更して差し支えない。ま
た、魚体1の幅T及び魚体1の頭長Lの計測は、ロータ
リーエンコーダ102,104に限らず、例えば、直接
変位を測定する差動トランス型等のものを用いても良く
適宜変更して差し支えない。
【0055】更に、上記実施例において、制御部200
の移動径路所出手段203は、カッタ81の移動径路パ
タンを選択するようにしているが、必ずしもこれに限定
されるものではなく、エラ情報に基づいて、移動径路を
算出するように構成しても良く適宜変更して差し支えな
い。また、エラ情報入手手段100は、魚体1を撮像す
るカメラからの画像データをエラ情報とする構成のもの
も含む。例えば、画像データにより、エラ蓋2の外縁と
頭部3の先端を検出して頭長Lを算出する等である。ま
た、魚体支持手段30や魚体押え手段40も上述したも
のに限らず適宜変更して差し支えない。
【0056】また、上記実施例では、魚体1として、鮭
について説明したが、必ずしもこれに限定されず、鮭以
外のあらゆる種類の魚体に適用できることは勿論であ
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る魚体
のエラ処理装置によれば、エラ蓋を起こすエラ蓋起し手
段を設けたので、従来のように装置に魚体を装着する前
にエラ蓋を予め起こす必要がなく、魚体を魚体支持手段
に支持して魚体押え手段により押えるだけで、エラ蓋を
開けることができ、それだけ、エラ処理作業性が向上す
る。また、エラ切断手段のカッタの移動を制御する制御
部を備えたので、魚体によって異なるエラの大きさ,形
状や位置等のエラの形態に合わせて、エラを切断できる
ようにすることができ、そのため、エラ以外の部分に傷
をつけることなく、しかも、確実にエラを切断できるよ
うすることができることから、頭付きの魚体の商品価値
を大幅に向上させることができる。また、従来の回転刃
のようにエラ切片が飛散してしまう事態を抑止できる。
【0058】また、制御部がエラ情報入手手段が入手し
たエラ情報に基づいてカッタの移動径路を所出する移動
径路所出手段を備えた場合には、処理する魚体ごとにそ
のエラの形態に合わせた移動径路の自動設定ができ、そ
れだけ、処理効率が向上するとともに、魚体ごとの確実
な対応をとることができる。
【0059】また、エラ蓋起し手段のエラ蓋起しに先だ
って、魚体の先端を魚体支持手段側に押圧してエラ蓋を
起こすエラ蓋起し補助機構を備えた場合には、予めエラ
を起こすので、それだけ、エラ蓋起し手段のエラ蓋起し
を確実に行なうことができる。
【0060】更に、エラ切断手段がカッタを往復振動さ
せる往復振動駆動機構を備えた場合には、カッタに往復
のスライド動作を行なわせることができ、より一層確実
にエラの切断を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る魚体のエラ処理装置の構
成を示す図である。
【図2】本発明の実施例に係る魚体のエラ処理装置の外
観を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係る魚体のエラ処理装置を示
す斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係る魚体支持手段の要部を示
す図である。
【図5】本発明の実施例に係る魚体押え手段を示す正面
図(a),A視側面図(b)及びB視側面図(c)であ
る。
【図6】本発明の実施例に係るエラ蓋起し手段を示す平
面図(a),側面図(b)及び正面図(c)である。
【図7】本発明の実施例に係るエラ蓋起し手段の係合片
を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施例に係るエラ蓋起し手段の係合片
の動作を示す工程図である。
【図9】本発明の実施例に係るエラ蓋起し補助機構を示
す図である。
【図10】本発明の実施例に係るエラ蓋起し補助機構の
動作を示す工程図である。
【図11】本発明の実施例に係るエラ切断手段を示す斜
視図である。
【図12】本発明の実施例に係るエラ切断手段の要部を
示す平面図(a),側面図(b)及び正面図(c)であ
る。
【図13】本発明の実施例に係るエラ切断手段のカッタ
を示す図である。
【図14】魚体としての鮭を示す正面図(a)及び底面
図(b)である。
【図15】魚体としての鮭の頭部の状態及びカッタの移
動径路の一例を示す図である。
【図16】本発明の実施例に係る魚体のエラ処理装置の
処理工程を示すフローチャートである。
【図17】エラ蓋起し手段の係合片の他の例を示す斜視
図である。
【図18】エラ切断手段のカッタの他の例を示す図であ
る。
【図19】従来の魚体のエラ処理装置の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 魚体 2 エラ蓋 3 頭部 4 エラ 5 下顎 6 上顎 7,8 軟骨結合部 9 粘膜体 20 基台 26 投入口 27 排出口 30 魚体支持手段 31 支持板 33 ストッパ A ストッパ位置 B 解除位置 40 魚体押え手段 41 押圧体 42 ガイド体 50 エラ蓋起し手段 51 係合片 54 係合片移動機構 61 係合片回転機構 64 近接離間機構 70 エラ蓋起し補助機構 80 エラ切断手段 81 カッタ 82 カッタ移動機構 90 差動歯車機構 96 往復振動駆動機構 100 エラ情報入手手段 T 幅 L 頭長 101 幅計測部 102 ロータリエンコーダ 103 頭長計測部 104 ロータリエンコーダ 105 基準位置検出手段 200 制御部 201 移動径路指示手段 202 移動径路パタン記憶手段 203 移動径路所出手段 204 選択機能 205 係合片保持位置指示手段 206 切出し原点位置算出手段 207 切出し原点位置制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 好尚 岩手県花巻市下根子535番地 (72)発明者 高橋 定男 岩手県花巻市諏訪115−7 (72)発明者 戸田 信幸 岩手県北上市立花4−75 (72)発明者 高原 貞行 岩手県花巻市南万丁目1412

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚体を支持する魚体支持手段と、魚体支
    持手段に対して魚体を押える魚体押え手段と、押えられ
    た魚体のエラ蓋を起こすエラ蓋起し手段と、起こされた
    エラ蓋側から魚体内にカッタを挿入し移動させてエラを
    切断するエラ切断手段と、エラ切断手段のカッタの移動
    を制御する制御部とを備えたことを特徴とする魚体のエ
    ラ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記エラ切断手段は、上記制御部からの
    指示に基づいてカッタを移動させるカッタ移動機構を備
    え、上記制御部はエラ切断手段のカッタ移動機構にカッ
    タの移動径路を指示する移動径路指示手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の魚体のエラ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記魚体のエラに関するエラ情報を入手
    するエラ情報入手手段を備え、上記制御部は、エラ情報
    入手手段が入手したエラ情報に基づいてカッタの移動径
    路を所出する移動径路所出手段を備えたことを特徴とす
    る請求項2記載の魚体のエラ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記エラ蓋起し手段の基準位置を検出す
    る基準位置検出手段を備え、上記制御部は、基準位置検
    出手段の検出結果に基づいてエラ切断手段のカッタの切
    出し原点位置を算出する切出し原点位置算出手段と、エ
    ラ切断手段のカッタ移動機構に指示を与えて切出し原点
    位置算出手段が算出した切出し原点位置にカッタを位置
    させる切出し原点位置制御手段とを備えたことを特徴と
    する請求項2または3記載の魚体のエラ処理装置。
  5. 【請求項5】 上記エラ情報入手手段は、エラ情報とし
    ての魚体の幅を計測する幅計測部と、エラ情報としての
    魚体の頭長を計測する頭長計測部とを備えたことを特徴
    とする請求項3または4記載の魚体のエラ処理装置。
  6. 【請求項6】 上記制御部は、エラ情報に対応したカッ
    タの移動径路を定めた複数の移動径路パタンを記憶する
    移動径路パタン記憶手段を備え、上記移動径路所出手段
    はエラ情報入手手段が入手したエラ情報に対応する移動
    径路パタンを上記移動径路パタン記憶手段に記憶した複
    数の移動径路パタンから選択し上記移動径路指示手段が
    指示する移動径路とする選択機能を備えたことを特徴と
    する請求項3,4または5記載の魚体のエラ処理装置。
  7. 【請求項7】 上記エラ蓋起し手段は、魚体の胴側から
    頭側に移動させられてエラ蓋外縁に係合する係合片と、
    該係合片を魚体の胴側から頭側に移動させる係合片移動
    機構とを備えたことを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5または6記載の魚体のエラ処理装置。
  8. 【請求項8】 上記エラ蓋起し手段は、エラ蓋外縁に係
    合した係合片をエラ蓋を起こす方向に回転させる係合片
    回転機構を備えたことを特徴とする請求項7記載の魚体
    のエラ処理装置。
  9. 【請求項9】 上記エラ蓋起し手段は、係合片を魚体に
    対して近接離間させ指示された位置に保持する近接離間
    機構を備え、上記制御部は、エラ情報入手手段が入手し
    たエラ情報に基づいて近接離間機構の係合片の保持位置
    を指示する係合片保持位置指示手段を備えたことを特徴
    とする請求項7または8記載の魚体のエラ処理装置。
  10. 【請求項10】 上記エラ蓋起し手段のエラ蓋起しに先
    だって、魚体の先端を魚体支持手段側に押圧してエラ蓋
    を起こすエラ蓋起し補助機構を備えたことを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載の
    魚体のエラ処理装置。
  11. 【請求項11】 上記エラ切断手段は、カッタを往復振
    動させる往復振動駆動機構を備えたことを特徴とする請
    求項1,2,3,4,5,6,7,8,9または10記
    載の魚体のエラ処理装置。
  12. 【請求項12】 エラ情報入手手段は、魚体を撮像する
    カメラからの画像データをエラ情報とすることを特徴と
    する請求項3,4,5,6,7,8,9,10または1
    1記載の魚体のエラ処理装置。
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