JPH06343157A - 画像信号の録画装置 - Google Patents

画像信号の録画装置

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JPH06343157A
JPH06343157A JP5131692A JP13169293A JPH06343157A JP H06343157 A JPH06343157 A JP H06343157A JP 5131692 A JP5131692 A JP 5131692A JP 13169293 A JP13169293 A JP 13169293A JP H06343157 A JPH06343157 A JP H06343157A
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JP
Japan
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recording
signal
coding
image signal
unit
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Application number
JP5131692A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Hirano
裕弘 平野
Masahiro Kageyama
昌広 影山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】画像信号を録画する第一の録画手段VRA,記
憶媒体を固体記憶素子で構成した第二の録画手段VRB
で構成し、コマンド信号MODで指示する機能に応じ
て、スイッチ9,10の接続、およびVRA,VRBで
の収録モード,再生モードの動作を選択的に組み合わせ
て動作させる。 【効果】編集,ダビング,収録途中再生,二系列並列収
録,並列再生などユーザのニーズの高い機能が実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号の録画装置に係
り、特に、編集,ダビング、二系列並列収録,二系列並
列再生,収録途中再生などの機能を実現するに好適な画
像信号の録画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用VTRなどの画像信号の録
画装置では、録画時間の長時間化,画像の高画質化,高
精細化,音声の高品質化,装置の小型化などを主眼とし
た研究開発により、性能面では著しい改善,改良が図ら
れてきた。また、テレビ番組の収録などに関しても簡単
に番組予約のできる機能を備えたものも実用化され、操
作性の面での改良も進められている。しかし、機能面か
らみると、主に収録する、あるいは再生するといった機
能しか備えておらず、ユーザのニーズが高い編集機能,
ダビング機能,収録途中再生機能(収録途中から収録済
の素材の再生も並行して同時に行う)などの機能に関し
ては、ユーザが満足できる性能での実用化までには至っ
ていない。なお、編集などの一部の機能を備えたものも
あるが、カットアウト,カトッインなどの単純な処理し
か実現できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
したユーザのニーズの高い、編集,ダビング,収録途中
再生、などの種々の機能を備えた、家庭用の画像信号の
録画装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、画像信号を記録・再生する第一の録画
手段,第二の録画手段を設けた。また、第二の録画手段
では、記憶媒体に固体記憶素子からなる蓄積メモリ媒体
を採用した。そして、コマンド信号により、第一,第二
の画録手段の動作モードを選択的に組み合わせ、収録・
再生の動作を連動して行い、ユーザのニーズの高い機能
の実現を図る。
【0005】また、第二の録画手段では、画像信号の高
能率符号化処理で情報量を圧縮した符号化データで記録
・再生を行い、蓄積メモリ媒体の容量の低減化を図る。
【0006】さらに、第一の録画手段は、従来技術のア
ナログ記録のカラーアンダ記録方式を採用し、現行の家
庭用VTRとの両立性を有する形態で実現できる。
【0007】
【作用】本発明では、画像信号を記録・再生する第一,
第二の録画手段は、コマンド信号により収録・再生の動
作を選択的に組み合わせて行う。そして、例えば、編集
やダビングでは、第一の録画手段を再生モード,第二の
録画手段を収録モードで連動して動作させることによ
り、これらの機能が実現できる。また、第一,第二の録
画手段を収録モード、あるいは再生モードで連動して動
作させ、画像信号の二系列並列収録,二系列並列再生の
機能が実現できる。さらに、第二の録画手段では固体記
憶素子からなる蓄積メモリ媒体で記憶媒体を構成するた
め、それぞれ独立した形態で、収録の動作・再生の動作
が並行して行える。このため、番組収録の途中から、収
録動作を継続しながら、収録した番組を始めから再生す
る動作も併せて行う、収録途中再生機能が実現できる。
【0008】また、第二の録画手段には、ディジタル記
録方式を採用し、高能率符号化により情報量を数十分の
一に圧縮した符号化データで記録するため、蓄積メモリ
媒体の容量も実用上支障がない範囲内で実現できる。そ
して、この媒体はDCフリー,エラーフリーの特性を備
え、駆動機構部もないため、安定した動作の記録・再生
ができる。
【0009】さらに、第一の録画手段に、現行の家庭用
VTRと同一のアナログ記録のカラーアンダ記録方式を
用いることで、既存の家庭用VTRとの両立性が実現で
きる。
【0010】また、第一の録画手段は、第二の録画手段
と同一形態で構成し、双方をいずれもディジタル記録方
式で記録・再生を行い、ダビングによる画質劣化がな
く、従来の家庭用VTRでは実現困難な高品質の画像を
録画することもできる。
【0011】
【実施例】本発明の第一の実施例を、図1に示すブロッ
ク図により説明する。これは、既存の家庭用VTRとの
両立性を備えて、ユーザのニーズの高い機能を実現する
に好適なものである。
【0012】同図の点線枠で示す第一の録画手段VR
A,第二の録画手段VRB,スイッチ9,10、および
機能制御部11で構成する。そして、コマンド信号MO
Dにより、制御信号CTでスイッチ9,10の端子a,
b,cを選択して接続し、所定の機能を実現する。
【0013】図2に各種機能における動作形態を示す。
同図(a)の編集機能,(b)のダビング機能では、ス
イッチ9は端子aに接続し、第一の録画手段VRAを再
生モード,第二の録画手段VRBを収録モードでそれぞ
れ動作させる。また、同図(c)の二系列並列収録や並
列再生の機能では、スイッチ9は端子c,スイッチ10
は端子bに接続し、第一,第二の録画手段VRA,VR
Bを収録モード、あるいは再生モードで動作させる。一
方、同図(d)に示す収録途中再生機能では、スイッチ
9,10は端子bに接続し、第一の録画手段VRAを収
録モード,第二の録画手段VRBは収録・再生併用モー
ドで動作させる。なお、通常の収録・再生では、既存の
家庭用VTRとの両立性が必要な場合には第一の録画手
段VRA,高品質な画像で録画が必要な場合には第二の録
画手段VRBで行う。
【0014】さて、第一の録画手段VRAは、記録信号
処理部1,記憶媒体2,再生信号処理部3で構成する。
画像信号VS1(例えばNTSCテレビジョン信号)
は、記録信号処理部1に入力し、YC分離による輝度信
号と色信号の分離,輝度信号の低搬送波FM変調,色信
号の周波数低域変換などの信号処理を行い、現行の家庭
用VTRと同一の信号フォーマットの記録信号S1を生
成する。そして、収録モードでは、この信号をカセット
テープ等の記憶媒体2に記録する。また、再生モードで
記憶媒体2から再生した再生信号S2は、再生信号処理
部3に入力し、輝度信号のFM復調,色信号の周波数逆
変換,輝度信号と色信号の多重などの信号処理を行い、
画像信号V01を再生する。
【0015】一方、第二の録画手段VRBは、画像前処
理部4,画像符号化部5,蓄積メモリ媒体6,画像復号
化部7,画像後処理部8で構成する。スイッチ9の出力
信号S3は、画像前処理部4に入力し、ディジタル化,
フレーム合成,ブロック分割などの信号処理を行い、符
号化フォーマットの信号CS、およびPCM符号の信号
PSを生成する。画像符号化部5では、例えば、離散コ
サイン変換行列による直交変換符号化,動き補償のフレ
ーム間予測符号化,ハフマン符号化などの組み合わせに
よる高能率符号化の処理を行い、符号化信号S4を生成
する。そして、収録モードでは、固体記憶素子で構成し
た蓄積メモリ媒体6に、この信号を記録する。また、再
生モードで蓄積メモリ媒体6より再生した再生信号S5
は、画像復号化部7に入力し、所定の復号化処理を行
い、符号化フォーマットの信号CS,PCM符号の信号
PSに復号する。そして、画像後処理部8では、フレー
ム再生,画像フォーマット変換,アナログ化などの信号
処理を行い、画像信号V02を再生する。なお、この第
二の録画手段VRBは、記憶媒体を蓄積メモリ媒体で構
成することで、収録モード,再生モードの動作を並行し
て行うことも可能である。
【0016】また、機能制御部11では、コマンド信号
MODに応じて、スイッチ9,10の接続の制御信号C
T、ならびに、録画手段VRA,VRBの動作を制御す
る録画制御信号VRCTを生成する。そして、録画手段
VRA,VRBでは、この録画制御信号VRCTにより
所定のモードの収録・再生動作を行う。
【0017】図3は記録信号処理部1の一実施例のブロ
ック図で、従来技術と同様な構成で実現する。画像信号
VS1(NTSCテレビジョン信号)はYC分離部12
に入力し、輝度信号Yと色信号Cに分離する。エンファ
シス部13では、輝度信号の高域成分を強調し、再生時
でのSN比の向上を図る。FM変調部14は輝度信号の
FM変調を行い、HPF15で所定の周波数帯域の成分
を抽出する。色信号Cは、周波数低域変換部16で、振
幅変調操作で低域の周波数の信号に変換し、LPF17
で所定の周波数帯域の成分を抽出する。加算部18では
両者の信号を合成し、記録アンプ部19で増幅し、現行
の家庭用VTRと同一な信号フォーマットの記録信号S
1を生成する。
【0018】図4は、再生信号処理部3の一実施例のブ
ロック図である。再生信号S2は、再生アンプ部20で
増幅し、HPF15でFM輝度信号成分,LPF17で
低域変換色信号成分を抽出する。等化部21では波形等
化の処理,FM復調部22ではFM復調の処理を行い、
LPF23で所定の周波数帯域の成分を抽出し、デエン
ファシス部24で高域成分のゲインを抑圧し、輝度信号
Yを復調する。一方、周波数変換部25では振幅変調操
作でもとの周波数帯域の信号に変換し、BPF26で所定の
周波数帯域の成分を抽出して、色信号Cを復調する。そ
して、加算部18で両者の信号を合成し、画像信号V0
1を再生する。
【0019】つぎに、画像前処理部4,画像後処理部8
について、まず、図5により信号処理の概要を説明す
る。画像信号(NTSCテレビジョン信号)は、一枚の
画像(フレーム画像)をインタレース走査の第一フィー
ルド,第二フィールドの信号で構成する。一方、高能率
符号化ではフレーム画像の信号を符号化する。このた
め、前処理部では第一,第二フィールドの信号を合成し
てフレーム画像を生成するフレーム合成,後処理部では
フレーム画像からインタレース走査の第一,第二フィー
ルドの信号を生成するフィールド再生の処理を行う。ま
た、高能率符号化では、フレーム画像をマクロブロック
の領域に分割し、各マクロブロックを例えば、8×8画
素のブロックの輝度信号Y0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,色差
信号Cr ,Cb で構成し、ブロック単位に符号化を行
う。そこで、前処理部ではブロック信号系列を生成する
ブロック分割,後処理部ではフレーム画像を再生するフ
レーム再生の処理を行う。
【0020】図6は、画像前処理部4の一実施例のブロ
ック図である。入力信号S3は、AD変換部27で色副
搬送波fscの、例えば、四倍の周波数で標本化し、ディ
ジタルの信号に変換する。YC分離部28では、例え
ば、水平・垂直の二次元の分離特性で輝度信号Yと色信
号Cに分離する。色復調部29は、色副搬送波fscで同
期検波を行い、色差信号Cr ,Cb を復調する。フレー
ム合成部30では、インタレース走査の第一,第二フィ
ールドの信号を合成して、フレーム画像の信号を生成す
る。図5に示す様に、色差信号は水平・垂直の双方で標
本点を1/2に間引いた信号でブロックを構成する。こ
のため、サブサンプル部31では標本点の間引き処理を
行う。そして、ブロック系列生成部32ではブロックの
並び換え処理を行い、各マクロブロック毎に輝度信号Y
0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,色差信号Cr ,Cb のブロック
信号系列で構成した符号化フォーマットの信号CSを生
成する。なお、高能率符号化を行わずにPCM符号の信
号で記録する場合もあるため、AD変換部27の出力信
号でPCM符号の信号PSを生成する。
【0021】図7は、画像後処理部8の一実施例のブロ
ック図である。符号化フォーマットの信号CSは、ブロ
ック系列分配部33で、輝度信号,色差信号のブロック
の信号にそれぞれ分離する。補間部34は標本点の補間
処理を行い、もとの標本化構造の信号に復号する。画像
フォーマット変換部35では、各マクロブロックを所定
の領域に配置してフレーム画像を生成するフレーム再
生、もとのインタレース走査の信号に変換するフィール
ド再生の処理を行う。色変調部36では、色差信号
r ,Cb を色副搬送波fscで直交振幅変調して色信号
Cを生成する。多重部37では、輝度信号Yと色信号C
の多重、同期信号など所定の信号の付加を行う。スイッ
チ38は、選択信号SLにより、高能率符号化した信号
の再生では端子a,PCM符号の信号の再生では端子b
に接続し、その出力信号をDA変換部39でアナログの
信号に変換して、画像信号V02を再生する。
【0022】つぎに、画像符号化部5,画像復号化部7
を図8ないし図10に示す実施例により説明する。
【0023】図8は、離散コサイン変換行列による直交
変換符号化,ハフマン符号化を組み合わせた高能率符号
化に好適なものである。
【0024】同図(a)の符号化部では、符号化フォー
マットの信号CSはDCT演算部40に入力し、各ブロ
ックY0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Cr ,Cb の信号に対し
て八行八列の離散コサイン変換行列の行列演算を行い、
変換係数の信号系列Saを生成する。量子化部41では
量子化処理を行い、固定長符号化の信号系列Sbを生成
する。ハフマン符号化部42では、発生確率の高い符号
には符号長の短かい符号を割り当てる可変長符号化処理
を行い、符号化データ信号系列Scを生成する。スイッ
チ43は、選択信号SLで、高能率符号化した信号で記
録する場合は端子a,PCM符号の信号で記録する場合
は端子bに接続する。パケット化部44では、符号化デ
ータ信号系列Scを、例えば、数十バイトを単位にパケ
ット化し、識別コードIDを付加して、蓄積メモリ媒体
に記録する符号化信号S4を生成する。制御部45で
は、識別コード、および蓄積メモリ媒体への記録の制御
信号WCを生成する。
【0025】同図(b)の復号化部では、再生信号S5
をデパケット化部46に入力し、識別コードを検出して
デパケット化の処理を行い、符号化データ信号系列を復
号する。また、制御部50では、蓄積メモリ媒体からの
再生に必要な制御信号RCを生成する。ハフマン復号化
部47では固定長符号の信号系列Sbへの変換を行う。
逆量子化部48では逆量子化処理で変換係数の信号系列
Saに復号する。そして、IDCT演算部49では離散
コサイン変換逆行列による行列演算を行い、符号化フォ
ーマットの信号CSを復号する。
【0026】図9は、サブナイキスト標本化,離散コサ
イン変換行列による直交変換符号化,ハフマン符号化を
組み合わせた高能率符号化に好適なものである。
【0027】同図(a)の符号化部では、符号化フォー
マットの信号CSはサブナイキスト標本化部51に入力
し、例えば同図(c)に示す様なサブナイキスト標本化
を行い、標本点を半分に間引き処理した信号Sdを生成
する。DCT演算部40では離散コサイン変換行列によ
る行列演算で、変換係数の信号系列Saを生成する。量
子化部41は変換係数の量子化処理を行い、固定長符号
の信号系列Sbを生成する。ハフマン符号化部42では
発生確率の高い符号には符号長の短かい符号を割り当て
る可変長符号化の処理を行い、符号化データ信号系列S
cを生成する。スイッチ43は、選択信号SLで、符号
化データ信号系列Scを記録する場合は端子a,PCM
符号の信号PSを記録する場合には端子bに接続する。
パケット化部44では、例えば、数十バイトを単位とし
たパケット化処理を行い、識別コードIDを付加して、
蓄積メモリ媒体に記録する符号化信号S4を生成する。
制御部45では、識別コード、および蓄積メモリ媒体へ
の記録の制御信号WCを生成する。
【0028】同図(b)の復号化部では、再生信号S5
はデパケット化部46で識別コードを検出してデパケッ
ト化の処理を行い、符号化データ信号系列に復号する。
また、制御部50では、蓄積メモリ媒体からの再生の制
御信号RCを生成する。ハフマン復号化部47では固定
長符号の信号系列Sbに復号する。逆量子化部48では
逆量子化処理で変換係数の信号系列Saに復号する。I
DCT演算部49では離散コサイン変換逆行列による行
列演算を行い、サブナイキスト標本化した信号に復号す
る。サブナイキスト復号化部52ではサブナイキスト標
本化で抜けた標本点の信号を補間処理で再生し、符号化
フォーマットの信号CSを復号する。また、PCM符号
の信号PSは、デパケット化部46の出力で生成する。
【0029】図10は、動き補償のフレーム間予測符号
化,離散コサイン変換行列による直交変換符号化,ハフ
マン符号化を組み合わせた高能率符号化に好適なもので
ある。この符号化では、同図(c)に示す様に、Iピク
チャ,Pピクチャの二種類の符号化モードをもつ。Iピ
クチャではフレーム画像の信号,Pピクチャでは前フレ
ーム画像から動き補償で予測した予測信号と現フレーム
画像との予測誤差信号を、それぞれ離散コサイン変換行
列による直交変換符号化,ハフマン符号化する。
【0030】同図(a)の符号化部では、スイッチ54
は符号化モードがIピクチャでは端子aに接続して符号
化フォーマットの信号CS,Pピクチャでは端子bに接
続してMC予測符号化部53で抽出した予測誤差信号P
Eを出力する。DCT演算部40では離散コサイン変換
行列による行列演算を行い、変換係数の信号系列Saを
生成する。量子化部41は変換係数の量子化処理を行
い、固定長符号の信号系列Sbを生成する。ハフマン符
号化部42では、発生確率の高い符号には短かい符号長
の符号を割り当てる可変長符号化を行い、符号化データ
信号系列Scを生成する。一方、MC予測符号化部53
では、動き補償のフレーム間予測符号化の処理を行う。
すなわち、固定長符号の信号系列Sbを所定の復号化処
理して復号したフレーム画像を動きベクトル情報で動き
補償の信号処理を行い予測信号を生成する。そして、符
号化フォーマットの信号CSとの減算を行い、予測誤差
信号PEを抽出する。スイッチ43は、選択信号SLに
より、符号化データ信号系列Scの記録では端子a,P
CM符号の信号PSの記録では端子bに接続する。パケ
ット化部44は、例えば、数十バイトを単位とするパケ
ット化処理を行い、識別コードIDを付加して、蓄積メ
モリ媒体に記録する符号化信号S4を生成する。制御部
45は、識別コード、および蓄積メモリ媒体への記録の
制御信号WCを生成する。
【0031】同図(b)の復号化部では、再生信号S5
は、デパケット化部46で識別コードを検出してデパケ
ット化の処理を行い、符号化データ信号系列に復号す
る。また、制御部50では、蓄積メモリ媒体からの再生
の制御信号RCを生成する。ハフマン復号化部47は固
定長符号の信号系列Sbへの復号を行う。逆量子化部4
8では逆量子化処理により変換係数の信号系列Saを復
号する。IDCT演算部49では離散コサイン変換逆行
列による行列演算を行う。この出力には、符号化モード
がIピクチャでは符号化フォーマットの信号系列,Pピ
クチャでは予測誤差信号PEが得られる。一方、MC予
測復号化部56では、復号した符号化フォーマットの信
号系列CSに対して動きベクトル情報で動き補償の信号
処理を行い、予測信号を再生する。そして、予測誤差信
号に加算して、符号化フォーマットの信号系列CS′を
生成する。スイッチ55は、符号化モードがIピクチャ
では端子a,Pピクチャでは端子bに接続し、復号した
信号系列CSを出力する。また、デパケット化部46の
出力で、PCM符号の信号PSをつくる。
【0032】つぎに、蓄積メモリ媒体6の一構成例を図
11に示す。入力インタフェイスの入力バッファ部5
7,出力インタフェイスの出力バッファ部60,メモリ
セル群部59,書き込み動作の制御信号類を生成するW
T制御部,読み出し動作の制御信号類を生成するRD制
御部61で構成する。メモリセル群部59は、固体記憶
素子のメモリセルの集積体で構成し、WTCT信号,R
DCT信号で指定したアドレスのメモリセルに信号の書
き込み,読み出しの動作を行う。また、入力バッファ部
57,出力バッファ部60では、ラッチ、およびメモリ
セル群部59とのI/O制御の処理を行う。この入力の
符号化信号S4,出力の再生信号S5は、例えば、バイ
ト単位のパラレルデータで行う。また、WT制御部5
8,RD制御部61は、外部から供給する制御信号W
C,RCをもとに、書き込み動作制御信号類WTCT,
読み出し動作制御信号類RDCTを生成する。
【0033】この様に、本実施例によれば、既存の家庭
用VTRとの両立性を備えて、ユーーザのニーズの高い
機能を実現する画像信号の録画装置ができる。
【0034】つぎに、本発明の第二の実施例を、図12
に示すブロック図により説明する。これは、ディジタル
記録方式による録画を行うに好適なものである。
【0035】同図の点線枠で示す第一の録画手段VR
A,第二の録画手段VRB,スイッチ9,10,機能制
御部11で構成し、コマンド信号MODにより制御信号
CTでスイッチ9,10の端子の接続を制御して、図2
に示した各種機能を実現する。本実施例と第一の実施例
との相違は、第一の録画手段をディジタル記録方式で行
うことである。すなわち、画像前処理部4,記録符号化
部62,記憶媒体63,再生復号化部64,画像後処理
部8で構成し、高能率符号化した符号化データの信号を
ディジタル記録方式により記録・再生を行う。
【0036】図13は、この記録符号化部62の一実施
例のブロック図である。符号化フォーマットの信号CS
は、画像符号化部5に入力し、第一の実施例と同様な高
能率符号化の処理を行い、符号化信号S4を生成する。
シャフリング分配部65では、再生時に時間的に連続し
て発生するバースト誤りが画面内で分散して画質劣化が
少なくなる様に、符号化信号の発生順序と記録符号の順
序を入れ換えるシャフリング処理を行う。また、複数の
チャネルに分配して、チャネル当りのビットレートを低
減する。検査符号付加部66では、ビット誤り,バース
ト誤りの双方を効率的に訂正するため、誤り訂正符号の
検査点符号を付加する。チャネル符号化部67では、記
憶媒体で発生する直流遮断の影響を避けるため、直流平
衡のとれた符号への変換などの処理を行い、記録符号S
11,…,S1N(Nはチャネル数を示す)を生成す
る。そして、カセットテープ等の記憶媒体63にこの信
号を記録する。
【0037】図14は再生復号化部64の一実施例のブ
ロック図である。再生符号S21,…,S2Nはチャネ
ル復号化部68に入力し、もとの符号に変換する。符号
誤り訂正部69では、ビット誤り,バースト誤りの訂正
を行う。統合デシャフリング部70では、複数チャネル
のデータを統合し、デシャフリング処理で、もとの発生
順序の再生信号S5に復号する。そして画像復号化部7
では所定の復号化処理を行い、符号化フォーマットの信
号CSに復号する。
【0038】本実施例におけるその他のブロック部で
は、第一の実施例のものと同様にして実現できるので、
説明は省略する。
【0039】つぎに、本発明の第三の実施例を、図15
に示すブロック図で説明する。本実施例においても第二
の実施例と同様にディジタル記録方式で録画するが、記
憶媒体に固体記憶素子で構成する蓄積メモリ媒体を使用
して駆動機構部をなくし、装置の小型化を図るに好適な
ものである。
【0040】同図の点線枠で示す第一の録画手段VR
A,第二の録画手段VRB,スイッチ9,10,機能制
御部11で構成し、コマンド信号MODにより制御信号
CTでスイッチ9,10の端子の接続を制御し、図2に
示した各種機能を実現する。
【0041】第一の録画手段VRAは、画像前処理部
4,画像符号化部5,蓄積メモリ媒体6,画像復号化部
7,画像後処理部8で構成し、高能率符号化処理した符
号化信号を、固体記憶素子からなる蓄積メモリ媒体に記
録・再生する。
【0042】本実施例における動作、および各ブロック
部については、第一の実施例と同様にして実現できるた
め、説明は省略する。
【0043】以上、第二,第三の実施例によれば、高品
質な画像の録画を行い、併せてユーザのニーズの高い機
能を実現する画像信号の録画装置ができる。
【0044】なお、第一ないし第三の実施例において、
編集機能では、第一の録画手段VRAを再生モード,第
二の録画手段VRBを収録・再生モードで動作させ、V
RA,VRBの再生信号の混合比を変化させて生成した
画像信号をVRBに収録する処理を行うことで、フェー
ドアウト,フェードインなどの高度な編集操作を実現す
ることもできる。
【0045】つぎに、本発明の第四の実施例を、図16
に示すブロック図により説明する。これは、主に収録途
中再生機能を実現するに好適なものである。
【0046】画像前処理部4,画像符号化部5,蓄積メ
モリ媒体6,画像復号化部7,画像後処理部8で構成
し、第一ないし第三の実施例に示した第二の録画手段V
RBと同様、高能率符号化処理した符号化信号を記録・
再生する。そして、コマンド信号MODで機能制御部1
1は録画制御信号VRCTを生成し、収録途中再生機能
では、収録・再生モードで動作を行い、その機能を実現
する。
【0047】なお、本実施例における各ブロック部は、
第一の実施例と同様にして実現できるので、説明は省略
する。
【0048】以上、本実施例によれば、高品質な画像の
録画を行い、併せて収録途中再生機能を実現する画像信
号の録画装置ができる。
【0049】なお、一般に、画像信号の高能率符号化に
割り当てる所要ビットレートは、記憶媒体の容量および
録画時間により定まる。また、本実施例で示した高能率
符号化による圧縮効率は、第一の実施例(図8),第二
の実施例(図9),第三の実施例(図10)の順に高く
なる。したがって、これらの高能率符号化のうちの所要
ビットレートを満足するもので画像符号化部,復号化部
は構成すればよい。
【0050】また、本発明は、実施例に述べた高能率化
符号化の他、種々の符号化技術を組み合わせた高能率符
号化に対しても適用することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、収録・再生の他に、ユ
ーザのニーズの高い編集,ダビング,収録途中再生など
の機能を有する家庭用の画像信号の録画装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の全体ブロック図。
【図2】本発明の各種機能における動作説明図。
【図3】記録信号処理部の一実施例のブロック図。
【図4】再生信号処理部の一実施例のブロック図。
【図5】画像前処理部,後処理部における信号処理の説
明図。
【図6】画像前処理部の一実施例のブロック図。
【図7】画像後処理部の一実施例のブロック図。
【図8】画像符号化部,復号化部の第一の実施例のブロ
ック図。
【図9】画像符号化部,復号化部の第二の実施例のブロ
ック図。
【図10】画像符号化部,復号化部の第三の実施例のブ
ロック図。
【図11】蓄積メモリ媒体の一構成例のブロック図。
【図12】本発明の第二の実施例のブロック図。
【図13】記録符号化部の一実施例のブロック図。
【図14】再生復号化部の一実施例のブロック図。
【図15】本発明の第三の実施例のブロック図。
【図16】本発明の第四の実施例のブロック図。
【符号の説明】
1…記録信号処理部、2…記憶媒体、3…再生信号処理
部、4…画像前処理部、5…画像符号化部、6…蓄積メ
モリ媒体、7…画像復号化部、8…画像後処理部、9,
10…スイッチ、11…機能制御部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号の録画装置において、上記画像信
    号を記憶媒体に記録・再生する第一の録画手段、ディジ
    タルの画像信号を固体記憶素子で構成した蓄積メモリ媒
    体に記録・再生する第二の録画手段を備え、上記第一の
    録画手段および上記第二の録画手段での収録・再生の動
    作をコマンド信号により並列に、選択的に組み合わせて
    連動して行うことを特徴とする画像信号の録画装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の上記ディジタルの画像信
    号は、高能率符号化により情報量を圧縮した信号である
    画像信号の録画装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、上記第一の録
    画手段は、アナログ記録のカラーアンダ記録方式で行う
    画像信号の録画装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、上記第一の録
    画手段は、ディジタル化した画像信号を高能率符号化し
    た信号をディジタル記録方式で記録・再生する画像信号
    の録画装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、上記第一の録画手段に
    おける記憶媒体には固体記憶素子で構成した蓄積メモリ
    媒体を使用する画像信号の録画装置。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の上記高能率符号化は、離
    散コサイン変換行列による直交変換符号化,ハフマン符
    号化の組み合わせた符号化方式である画像信号の録画装
    置。
  7. 【請求項7】請求項2に記載の上記高能率符号化は、サ
    ブナイキスト標本化,離散コサイン変換行列による直交
    変換符号化,ハフマン符号化の組み合わせた符号化方式
    である画像信号の録画装置。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の上記高能率符号化は、動
    き補償フレーム間予測符号化,離散コサイン変換行列に
    よる直交変換符号化,ハフマン符号化の組み合わせた符
    号化方式である画像信号の録画装置。
  9. 【請求項9】ディジタルの画像信号を固体記憶素子で構
    成した蓄積メモリ媒体に記録・再生する録画装置におい
    て、コマンド信号により収録・再生の動作を並行してそ
    れぞれ独立に行う手段を設け、収録途中再生の機能を実
    現することを特徴とする画像信号の録画装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の上記ディジタルの画像
    信号は、高能率符号化の処理により情報量を圧縮した信
    号である画像信号の録画装置。
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