JPH0634297A - 回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発射用自動火器 - Google Patents

回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発射用自動火器

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JPH0634297A
JPH0634297A JP5142635A JP14263593A JPH0634297A JP H0634297 A JPH0634297 A JP H0634297A JP 5142635 A JP5142635 A JP 5142635A JP 14263593 A JP14263593 A JP 14263593A JP H0634297 A JPH0634297 A JP H0634297A
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shell
chamber
ammunition
shell chamber
firing
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JP5142635A
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English (en)
Inventor
Marc Rochelle
マルク・ロシェル
Jean-Francois Lescure
ジャン−フランソワ・レスキュール
Julien Jimenez
ジュリアン・ジメネーズ
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JIYATO IND
Giat Industries SA
Original Assignee
JIYATO IND
Giat Industries SA
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Filing date
Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41AFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
    • F41A9/00Feeding or loading of ammunition; Magazines; Guiding means for the extracting of cartridges
    • F41A9/38Loading arrangements, i.e. for bringing the ammunition into the firing position
    • F41A9/45Loading arrangements, i.e. for bringing the ammunition into the firing position the cartridge chamber or the barrel as a whole being tiltable or transversely slidable between a loading and a firing position
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41AFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
    • F41A15/00Cartridge extractors, i.e. devices for pulling cartridges or cartridge cases at least partially out of the cartridge chamber; Cartridge ejectors, i.e. devices for throwing the extracted cartridges or cartridge cases free of the gun
    • F41A15/02Cartridge extractors, i.e. devices for pulling cartridges or cartridge cases at least partially out of the cartridge chamber; Cartridge ejectors, i.e. devices for throwing the extracted cartridges or cartridge cases free of the gun for revolver-type guns, e.g. revolvers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41AFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の入子式円筒形砲弾発射自動火器
は、砲身(10)を支持するスリーブ(12)と砲尾
(16)と後部ボックス(38)とを含み、スリーブと
砲尾と後部ボックスとはビームによって相互に固定的に
連結され、本火器はさらに、砲尾と砲身の間に設けられ
て砲弾室回動軸(22)回りを回動する砲弾室(20)
と、砲尾と後部ボックスとに支持されて砲弾室に砲弾を
供給する砲弾供給手段(28,32,34)とを含む。 【効果】 火器の反動部が所定の砲弾発射姿勢に復帰す
る前であっても砲弾室に装填された砲弾を発射する浮動
発射を可能とし、それにより火器の発射効率を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中口径砲(medium cal
ibre cannon )等の、回動式砲弾室(swinging chambe
r)を有する入子式円筒形砲弾(telescoped sylindrica
l rounds )発射用自動火器に関する。
【0002】
【従来の技術】入子式円筒形砲弾は1970年代の初期
から知られ、それ以前の弾薬(ammunition )に比べてよ
り軽量でコンパクトであるという利点を持つ。投射体
(projectile)は断面積が一定の円筒形のケース内に完
全に収められるので、一発分の砲弾を火器の砲弾室の一
端部から軸方向に装填すると、それにより発射済み砲弾
の空のケースが砲弾室の他端部から排出され、空のケー
スを排出するための機構を簡略化することができる。
【0003】米国特許第4357857号は入子式円筒
形砲弾発射用自動火器を開示する。その火器において
は、砲身と砲尾の間に設けられる砲弾室が砲身の軸と平
行な軸回りに回動可能に支持され、砲弾室は、砲身と軸
方向において並ぶ砲弾発射位置と、砲身および砲尾から
角度的にずれていて新たな砲弾を受け取りまた発射済み
の砲弾の空のケースを放出するための砲弾装填位置の間
を回動によって移動することができる。
【0004】上記火器において、砲弾室の砲弾発射位置
と砲弾装填位置の間の角変位つまり回動と、砲弾室への
新たな砲弾の装填および砲弾室からの発射済み砲弾の空
ケースの放出とは、砲弾の発射に伴う反動を利用して行
われる。従って、火器の動作は砲弾の動作に依存する
が、火器の動作には相当の加速と衝撃を伴い、種々の機
構に深刻な影響を及ぼす。また、この火器の場合、砲弾
を装填するために必要な動きの殆ど全てが砲弾室の移動
によるが、砲弾室は極めて重い部材なので、その移動に
は大量のエネルギを消費し、大きな衝撃を生じさせる。
さらに、砲弾室に装填された砲弾は火器の反動部(reco
il portions )が所定の砲弾発射姿勢(battery positi
on)に復帰するまでは発射することができないので、砲
弾発射効率が限定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、回動
式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発射用自動火器であ
って上記問題点を解決する火器を提供することである。
本発明の他の目的は、上記型式の自動火器であって、
“浮動発射(floating firing )”、すなわち、火器の
反動部が所定の砲弾発射姿勢に復帰する前であっても砲
弾室に装填された砲弾を発射することが可能であり、そ
れにより砲弾の発射効率を高める火器を提供することで
ある。本発明の他の目的は、上記型式の自動火器であっ
て、その動作が砲弾の動作に依存しない火器を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
中口径砲等の、回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾
発射用自動火器であって、砲尾と砲身の間に設けられて
砲身と平行な砲弾室回動軸回りを回動することにより砲
弾装填位置と砲弾発射位置の間を移動する砲弾室と、砲
弾室を砲弾装填位置と砲弾発射位置の間で移動させるた
めの砲弾室移動手段と、砲弾室に砲弾を供給する砲弾供
給手段とを含み、前記砲尾と前記砲身と前記砲弾室回動
軸とが剛性の構造体に固定的に支持され、その剛性構造
体がさらに前記砲弾供給手段と、その砲弾供給手段と前
記砲弾室移動手段の両方のための電動モータ手段とを支
持し、前記砲弾供給手段が、前記砲弾室の後方側に設け
られてその砲弾室が前記砲弾装填位置にあるときに砲弾
室と軸方向において並び、且つ、前期砲弾室がその砲弾
装填位置にある間に1発分の砲弾を砲弾供給位置からそ
の砲弾室へ軸方向に並進移動させる砲弾移動手段を含
み、その砲弾室の後方側端から1発分の砲弾が挿入され
ることにより発射済みの砲弾の空のケースが砲弾室の前
方側端から排出されることを特徴とする回動式砲弾室を
有する入子式円筒形砲弾発射用自動火器を提供する。
【0007】
【作用および効果】このように本発明によれば、火器の
動作は電動モータの動力を利用しておこなわれるので、
動作サイクルが極めて規則的であり、砲弾の動作と無関
係である。また、砲弾室の移動は砲弾発射位置と砲弾装
填位置の間の往復回動運動に限定される。さらに、砲弾
供給手段が電動モータによって駆動されて砲弾を軸方向
に移動させ、それら砲弾を一発ずつ砲弾室に挿入する。
このように、電動モータによって駆動されるべき部材の
慣性が極めて小さいので、砲弾の発射効率が改善され
る。
【0008】好適には、前記砲弾室回動軸が前記電動モ
ータ手段によってそれ自身の軸線の回りで回転し、その
砲弾室回動軸と前記砲弾室とが、砲弾室回動軸の回転運
動を砲弾室の前記砲弾装填位置と前記砲弾発射位置の間
の往復運動に変換する伝達手段を介して連結される。
【0009】また、好適には、前記伝達手段は、第一
に、前記剛性構造体によって前記砲弾室回動軸と平行に
並進移動可能に支持された砲弾室キャリジを含み、その
砲弾室キャリジは、砲弾室キャリジによって支持されか
つ砲弾室回動軸の螺旋溝と係合する第一の係合ホイール
を介して、砲弾室回動軸の回転によって砲弾室回動軸と
平行な並進移動としての直線往復移動をし、第二に、前
記砲弾室に固定されかつ前記砲弾室キャリジの傾斜溝と
係合する第二の係合ホイールを含む。
【0010】砲弾室を移動させるための上記手段によっ
て、砲弾室の移動の加速度を調節することができるの
で、移動の末端での停止時に生ずる衝撃を低減すること
ができる。
【0011】さらに、好適には、前記砲弾室はその軸方
向の各端部に円形のカラーを有し、その両カラーが、砲
弾室が前記砲弾発射位置にあるときに前記砲身を支持す
るスリーブと前記砲尾の各々に設けられた係合溝とそれ
ぞれ係合する。
【0012】上記両カラーが砲身支持スリーブおよび砲
尾の対応する係合溝とそれぞれ係合することによって、
砲弾発射位置にあるときの砲弾室はスリーブと砲尾の両
方に連結されるので、従来型の火器には一般に採用され
ていた砲尾ボックス(breechbox)が不要となり、その
結果、本火器の重量は相当程度低減される。
【0013】また、好適には、前記砲弾供給手段は、前
記剛性構造体によって並進移動可能に支持された挿入キ
ャリジを含み、その挿入キャリジは、前記砲弾室が前記
砲弾装填位置にあるときに砲弾室の後方の砲弾供給位置
から1発分の砲弾を移動させその砲弾を軸方向の並進移
動により砲弾室に挿入するために直線往復移動可能が可
能であり、また、その挿入キャリジが前記電動モータ手
段によって回転する長手の送りネジの螺旋溝と係合する
係合ホイールを有する。
【0014】上記構成により、砲弾室への挿入のための
砲弾の移動の全過程においてその移動の加速度を調節す
ることが可能となり、特に、その移動の末端において加
速度を低減することができるので、砲弾の装填が容易と
なり、また、装填が極めて規則的となる。
【0015】また、好適には、前記砲弾供給手段は、所
定数の砲弾を保持しかつ前記剛性構造体によって前記砲
弾室の後方で長手の軸回りに回転可能に支持された砲弾
保持スターを含み、その砲弾保持スターは、前記砲弾装
填位置にあるときの砲弾室の軸線上の所定位置に各砲弾
を供給する。
【0016】本火器において、砲尾と砲身、回転式砲弾
室および砲弾供給手段はすべて反動部の一部としての共
通の剛性構造体上に支持されているので、反動部が砲弾
発射姿勢に復帰する前であっても砲弾を発射する浮動発
射が可能であり、それにより高い効率で砲弾を発射する
ことができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
詳細に説明する。それにより本発明の他の特徴、詳細、
利点がより明確に理解されるであろう。図1および図2
は、本発明の火器の主要な手段を示す。
【0018】砲身10の後方側端は、スリーブ支持体1
4に支持された砲身支持スリーブ12に固定されてい
る。スリーブ支持体14は砲尾16に、底部ビーム18
と長手方向のスライド部材54(図3,図4)とを介し
て、固定的に連結されている。スライド部材54は、回
動式砲弾室20の回動(後述)のために砲弾室キャリジ
52を移動させるためのガイド手段に対応している。
【0019】回動式砲弾室20は砲身10の後方側端と
砲尾16の間に設けられた円筒形の部材であり、その軸
方向に貫通する穴の直径と長さは、発射されるべき砲弾
の直径と長さよりそれぞれわずかずつ大きくされてい
る。砲弾室20は砲身10と平行に延びる長手の軸22
の軸線回りに回動する。砲弾室回動軸22の軸方向の両
端部は砲尾16とスリーブ支持体14にそれぞれ支持さ
れている。砲弾室回動軸22の前方側端は回転駆動歯車
24を支持し、回転駆動歯車24は、砲身10および砲
身支持スリーブ12の下方に設けられた電動モータ26
の出力軸に歯車列を介して連結されている。
【0020】砲尾16の後方には砲弾供給手段が設けら
れている。砲弾供給手段は主要な要素として砲弾保持ス
ター28と挿入キャリジ32と送り螺子34とを含む。
砲弾保持スター28は砲身10と平行に延びる回転軸3
0によって支持されている。挿入キャリジ32は送り螺
子34の回転によって、砲身10と平行な往復直線運動
をする。送り螺子34の前方側端は回転駆動歯車36を
支持し、回転駆動歯車36は電動モータ26の出力軸に
歯車列を介して連結されている。
【0021】砲弾保持スター28の回転軸30と送り螺
子34の軸とは各々その軸方向両端部で砲尾16と後部
伝達/制御ボックス38とによって支持されている。後
部ボックス38は砲尾16に、長手の底部ビーム40
と、挿入キャリジ32をガイドする(後述)ための長手
のスライド部材90とを介して、固定的に連結されてい
る。撃鉄装置(striker system)42が砲身10の軸線
上において後部ボックス38と砲尾16の間に設けられ
ている。撃鉄装置42の軸方向の移動は後部ボックス3
8によって制御される。後部ボックス38はまた、引き
金(trigger )を制御するための電磁石44を支持す
る。
【0022】以下、回動式砲弾室20とそれを移動させ
るための砲弾室移動手段と砲弾供給手段の諸特徴を、図
3以下の図面を参照しながら詳細に説明する。もっと
も、既に明らかなように、砲身支持スリーブ12と砲尾
16と後部ボックス38とはそれぞれ一つの剛性構造体
の各部を構成し、その剛性構造体が、回動式砲弾室20
と砲弾室移動手段を、砲弾供給手段、電動モータ26、
それと関係する歯車群とともに支持している。砲弾が発
射されると、剛性構造体の全体が反動によって移動し、
やがて元の砲弾発射姿勢(battery position)に復帰す
る。
【0023】先ず図3〜図7を参照して回動砲弾室2
0と砲弾室移動手段の各々の構成を詳細に説明する。
【0024】砲尾16とスリーブ支持体14の間に設け
られた砲弾室回動軸22は、螺旋溝48を有する送り螺
子46を支持する。送り螺子46の螺旋溝48は砲弾室
キャリジ52の底部係合ホイール50と係合している。
砲弾室キャリジ52は、スリーブ支持体14と砲尾16
とを固定的に連結する長手のスライド部材54にガイド
されることによって移動することができる。砲弾室キャ
リジ52とそれをガイドするスライド部材54は砲弾室
回動軸22と砲弾室20の間に設けられている。砲弾室
20の形は略円筒形であり、回動部材56内に固定され
ている。回動部材56はその軸方向両端部に2本の平行
アーム58を有している。2本のアーム58は、砲弾室
回動軸22の軸方向両端部に砲弾室20を連結する回動
支持部として作用する。回動部材56の底面は底部係合
ホイール60を支持している。底部係合ホイール60は
砲弾室キャリジ52の上面に設けられた傾斜溝62と係
合している。傾斜溝62の第一の端部64と第二の端部
66はそれぞれ回動式砲弾室20の砲弾装填位置と砲弾
発射位置に対応する。
【0025】砲弾室回動軸22は、本火器の発射動作サ
イクル毎にちょうど1回転する。砲弾室回動軸22の回
転によって送り螺子46が回転し、その結果、送り螺子
46と係合する砲弾室キャリジ52の底部係合ホイール
50を介して、砲弾室回動軸22の回転運動がスライド
部材54によってガイドされた砲弾室キャリジ52の直
線往復運動に変換される。砲弾室キャリジ52の直線運
動はさらに、砲弾室キャリジ52の傾斜溝62と係合し
た回動部材56の底部係合ホイール60を介して、砲弾
室20による図3の砲弾装填位置と図4の砲弾発射位置
の間の往復運動に変換される。さらに詳しく説明する
と、砲弾室キャリジ52がその最前進位置にあるときに
は、回動部材56の底部係合ホイール60が傾斜溝62
の第一の端部64と係合し、従って砲弾室20は砲弾装
填位置にある。他方、砲弾室キャリジ52がその最後退
位置にあるときには、回動部材56の底部係合ホイール
60が傾斜溝62の第二の端部66と係合し、砲弾室2
0は砲弾発射位置にある。
【0026】砲弾室20はその軸方向の各端部に円形の
カラー68(図5)を有している。2つのカラー68
は、スリーブ12と砲尾16の各々の一端部にカラー6
8と相補的な形状に形成された係合溝70(図8,図
9)と係合することができる。図8に示す砲身支持スリ
ーブ12の斜視図から明らかなように、各係合溝70は
円形カラー68の180度分に対応して形成され、その
端には2つの平行なガイドランプ72が設けられてい
る。図9に示すように、砲弾室20が砲弾発射位置にあ
るとき、砲弾室20の軸方向の各端部は、砲身支持スリ
ーブ12と砲尾16の対応する2つの平行ガイドランプ
72の間に係合する。
【0027】砲弾室20が砲弾発射位置にあるときには
その軸方向両端部の円形カラー68が砲身支持スリーブ
12と砲尾16のそれぞれの係合溝70と係合すること
により砲尾16と砲弾室20と砲身支持スリーブ12と
が互いに連結され、その状態で砲弾が発射される。従っ
て、従来の火器に用いられるような砲尾ボックス(bree
ch box)を設ける必要がない。その状態で砲弾が発射さ
れた場合、牽引力(traction forces )を受けるのは砲
弾室20である。
【0028】また図8に図示するように、砲身支持スリ
ーブ12にはその円筒形の壁の厚みを貫通して長溝74
が形成されている。長溝74は砲身支持スリーブ12の
後方側端からその前方側端近くまで延びて、砲弾室20
が砲弾装填位置にあるとき砲弾室20の前方側端から排
出された発射済み砲弾の空のカートリジケース80を受
け取る。そのような構成によれば、砲弾室20が砲弾装
填位置と砲弾発射位置の間を移動するために必要な変位
角は、砲弾室20の砲弾保持貫通穴が砲身10の後方側
端との対向状態から完全にずれるのに必要な角度を越え
ないから、砲弾室20の変位角をおよそ30度に限定す
ることができ、それにより発射効率を高めることができ
る。
【0029】さらに、図10と図11に概略的に示すよ
うに、発射済みの砲弾の空のケース80を、砲身支持ス
リーブ12の長溝74と部分的に係合するケース排出位
置から、長溝74から離れてケース放出シュート(図示
せず)と並ぶケース放出位置へ移動させるケース放出ア
ーム76が設けられる。
【0030】ケース放出アーム76はその中央付近で、
スリーブ支持体14によって支持された長手の軸78回
りに回動可能とされており、その上端部が砲弾室20か
ら排出された空のケース80の下部と当接可能であり、
他方、その下端部にはスロット82が形成され、スロッ
ト82が砲弾室20を支持するフレーム部材56の一方
のアーム58に設けられたフィンガ84と係合してい
る。図10において、砲弾室20は砲弾装填位置にあ
り、ケース放出アーム76の上端部は、砲弾室20から
排出されてその前方側端で支持キャリジ86と当接して
いる空のケース80の下部に当接している。支持キャリ
ジ86は往復直線運動(後述)による移動が可能であ
る。その状態において、空のケース80は砲身支持スリ
ーブ12の長溝74によっても支持されている。砲弾室
20が砲弾装填位置から図11に示す砲弾発射位置に移
動するとき、スロット82と係合したフィンガ84を有
するアーム58が回動し、それによりケース放出アーム
76が軸78を中心として図において時計方向に回動し
て空のケース80をケース放出位置に移動させる。
【0031】ケース放出位置においては、空のケース8
0の前方側端は支持キャリジ86との当接から開放され
ており、従って支持キャリジ86は後方側に移動する
(後述)ことが可能である。
【0032】次に、図12以下の図面を参照して、砲弾
供給手段の構成および動作を説明する。
【0033】図12に示す例において、軸30に支持さ
れた砲弾保持スター28は4発の入子式円筒形砲弾88
を保持している。砲弾保持スター28が5分の1回転す
る毎にそれに保持された砲弾88が一個ずつ挿入キャリ
ジ32と対向する位置である下端位置に導かれる。その
下端位置で砲弾は砲弾装填位置にある砲弾室20と軸方
向において並ぶ。
【0034】挿入キャリジ32は2本の長手のスライド
部材90によって直線移動をするようにガイドされる。
スライド部材90は後部ボックス38を砲尾16に固定
的に連結する。挿入キャリジ32は砲弾保持スター28
と送り螺子34の間に設けられる。
【0035】送り螺子34は段付きの螺旋溝92(図
1,図2)を有する。螺旋溝92は、垂直方向において
重なった係合ホイール94とスライド子96の両方と係
合する。係合ホイール94とスライド子96は共に挿入
キャリジ32の下面に固定されている。係合ホイール9
4は螺旋溝92の幅の広い浅い部分と係合する。他方、
スライド子96は螺旋溝92の幅の狭い深い部分と係合
し、それにより、送り螺子34が回転するときに係合ホ
イール94が送り螺子34の螺旋溝92の交差部(inte
rsections )を容易に通過させることができる。螺子3
4の螺旋山は、送り螺子34が所定の一方向に連続的に
回転するときに挿入キャリジ32が前後に移動するよう
に交差部を含んでいるからである。送り螺子34の回転
速度は、回動式砲弾室20を回動させる際の砲弾室回動
軸22の回転速度の3倍である。
【0036】挿入キャリジ32が後方側末端位置から前
方へ移動し始めると、それはまず砲弾保持スター28に
保持された砲弾88の後方側端に当接し、次いでその砲
弾88を前方に押し出し、砲弾88をそのとき砲弾装填
位置にある砲弾室20に挿入する。
【0037】挿入キャリジ32は、図10および図11
を参照して既述した支持キャリジ86に、剛性ロッド9
8とラッチ支持体100(図13以下参照)とによって
連結されている。支持キャリジ86は2本の平行な長手
のロッド102にガイドされることによりその上を並進
移動することができる。長ロッド102は軸方向両端部
で砲身維持スリーブ12とスリーブ支持体14とによっ
て支持されている(図1)。
【0038】挿入キャリジ32は、ラッチ支持体100
に形成された長スロット101と係合する横側タブ部1
04を含む。横側タブ部104と係合した長スロット1
01は、挿入キャリジ32がラッチ支持体100に対し
て限定された所定長さだけ軸方向に相対移動することを
許容する。ローラまたはボール等のラッチ部材106
が、ラッチ支持体100の小さな横断溝107と前記剛
性構造体の長溝108とに係合し、長溝108の両端位
置にはそれぞれラッチペグ110が設けられ、ラッチペ
グ110がスプリングによってラッチ支持体100のノ
ッチ112と係合する方向に付勢されてラッチ支持体1
00を位置決めするようにされている。挿入キャリジ3
2の横側タブ部104は2本の平行な横断溝114を有
し、横断溝114にラッチ部材106が部分的に係合す
ることにより挿入キャリジ32とラッチ支持体100を
一体化することができる。
【0039】次に砲弾供給手段の動作を図13以下を参
照して説明する。図13において、砲弾室20は砲弾装
填位置にあり、挿入キャリジ32および、砲弾保持スタ
ー28に保持された砲弾88と軸方向において並ぶ。砲
弾室20は発射後の空のケース80を保持しており、支
持キャリジ86は砲弾室20の前方側端面の数ミリ前方
にあり、挿入キャリジ32は砲弾室20に装填されるべ
き砲弾88の数ミリ後方にある。
【0040】図13および図14に示す位置において、
ラッチ部材106は挿入キャリジ32の横側タブ部10
4の2本の横断溝114の何れとも係合しておらず、従
って挿入キャリジ32はラッチ支持体100の移動を伴
うことなく前方に小さく移動することができ、それによ
り、動作上必要として設けられた各遊隙を解消すること
ができる。それらの遊隙とは、挿入キャリジ32の前方
側端と砲弾88の後方側端の間の遊隙、砲弾88の前方
側端と砲弾室20の後方側端の間の遊隙、および砲弾室
20の前方側端と保持キャリジ86の間の遊隙をいう。
図15および図16に示すように、挿入キャリジ32の
前方への小さな移動の間、ラッチ支持体100は、その
ノッチ112と係合したラッチペグ110によってラッ
チされて移動しない。
【0041】上記の遊隙が解消されて挿入キャリジ32
の横側タブ部104がラッチ支持体100の長スロット
101の前方側端に当接すると直ぐに、ラッチ部材10
6は長溝108にガイドされて横側タブ部104の一方
の横断溝114と係合し、それにより、挿入キャリジ3
2とラッチ支持体100とを一体化する。さらに、ラッ
チ支持体100は挿入キャリジ32の移動に伴って前方
へ移動し、一方のラッチペグ110の付勢スプリングを
圧縮しながらそのラッチペグ110との係合から脱す
る。
【0042】図17〜図20に示すように、挿入キャリ
ジ32はさらに前進を続けて砲弾88を砲弾室20に挿
入する。挿入された砲弾88は砲弾室20から空のケー
ス80を押し出し、押し出された空のケース80は砲身
支持スリーブ12に形成された直線状の長溝74(図
8)内に保持される。そのとき、ケース放出アーム76
(図10)の上端部が空のケース80と当接する。その
ケース排出移動の間、支持キャリジ86も長ロッド10
2上を前方に移動するので、空のケース80の前方側端
と支持キャリジ86の当接は維持される。
【0043】図21および図22に示すように、挿入キ
ャリジ32の移動ストロークの前方側末端位置において
挿入キャリジ32の前方側端は砲弾室20に少し入り込
むので、空のケース80の長手寸法に製造公差、環境条
件の変化、発射条件の変化等によるばらつきが生じてい
たとしても空のケース80は砲弾室20から確実に排出
される。
【0044】上記前方側末端位置において、ラッチ部材
106は挿入キャリジ32の横側タブ部104の長溝1
14との係合から脱し、ラッチ支持体100が他方のラ
ッチペグ110によってラッチされて移動不可とされ、
挿入キャリジ32はラッチ支持体100との一体状態か
ら脱する(図22)。
【0045】図23および図24に示すように、次いで
挿入キャリジ32が小さく後方へ移動すると挿入キャリ
ジ32は砲弾室20から離れる。そのとき、ラッチ支持
体100は移動せず、従って、支持キャリジ86も後方
に移動しない。他方、空のケース80はケース放出アー
ム76(図11)の作用によってケース排出位置からケ
ース放出位置に移動し、支持キャリジ86の後方の通路
が開放される。それと同時に砲弾室20は砲弾発射位置
に移動し、その結果、砲弾88は撃鉄装置42および砲
身10と軸方向において並ぶ。
【0046】上記移動の間に、砲弾88は、砲弾室20
の前方に設けられた較正カム(calibrating cam )11
6によって砲弾室20内において正しく再位置決めされ
る。砲弾室20が砲弾発射位置にあるとき、挿入キャリ
ジ32は、その横側タブ部104の長溝114と係合し
たラッチ部材106によってラッチ支持体100と再び
一体化され、挿入キャリジ32とラッチ支持体100と
支持キャリジ86とは図13および図14に示すそれら
の後方側末端位置に復帰することが可能とされる。
【0047】本実施例の火器の作動は以下のように要約
することができる。 1. 本火器の砲弾発射準備状態において、砲弾室20
は砲弾装填位置にあり、砲弾室20を移動させるための
砲弾室キャリジ52はその最前進位置にあり、挿入キャ
リジ32はその後方側末端位置にあり、砲弾保持スター
28に保持された砲弾88は砲弾室20へ挿入可能な状
態にあり、そして、後部ボックス38に設けられた引き
金/遅れ発射安全装置が本火器を構成する全ての部材の
移動を禁止している。
【0048】2. 砲弾発射サイクルの開始により、後
部ボックス38に関係する電磁石44が引き金/遅れ発
射安全装置を解除し、電動モータ26が駆動されて、砲
弾室回動軸22および送り螺子34を回転させる。挿入
キャリジ32が砲弾88を砲弾室20に挿入すると、砲
弾室20からは発射済み砲弾の空のケース80が排出さ
れてケース放出位置に導かれる。
【0049】3. 砲弾室キャリジ52の後退によって
砲弾室20が砲身10と一線上で並ぶ砲弾発射位置に移
動すると、砲弾室キャリジ52による砲弾室20の移動
を一旦停止し、砲弾室20内に保持された砲弾88を後
部ボックス38による制御の下で発射する。砲弾室20
が砲弾発射位置の直前まで移動したとき、挿入キャリジ
32の後方への移動を開始する。
【0050】4. 遅れ発射安全装置は、発射装置(fi
ring system )の誤作動時、砲弾の発射失敗時、あるい
は、本火器の反動を妨げて遅れ発射(late fire )の可
能性を生じさせるあらゆる事象の発生時に使用される。
その安全装置は、砲弾室20が砲身10と一線上で並ん
だままの状態で、後部ボックス38内および本火器全体
のすべての動きを即座に禁止することができる。また、
タイマが電動モータ26への電気供給を遮断する。やが
て別のタイマが遅れ発射安全装置の解除を許容すると、
電動モータ26に再び電気が供給されて、本火器は砲弾
発射準備状態に復帰する。
【0051】5. 砲弾88の発射後、砲弾室回動軸2
2を回転させて砲弾室キャリジ52を前方に復帰させ、
それにより砲弾室20を砲弾装填位置に移動させる。挿
入キャリジ32の後方への移動終了後、砲弾保持スター
28を1回転の何分の1か回転させて、新たな砲弾88
を砲弾室20と一線上に並ぶ位置に移動させる。
【0052】6. その後、砲弾発射動作を停止すべき
との判断がなされたときは、電磁石44はもはや励磁さ
れず、引き金/遅れ発射安全装置は本火器を砲弾発射準
備状態にロックし、電動モータ26への電気の供給を絶
つ。
【0053】7. それとは逆に、砲弾発射動作を継続
すべきときは、電磁石44を励磁して引き金/遅れ発射
安全装置を解除し、新たな砲弾88を砲弾室20に装填
し、以下上記の工程を行う。
【0054】以上の記載から明らかなように、本発明の
火器は、反動部の砲弾発射姿勢への復帰を待つことなく
砲弾を発射する浮動発射(floating firing )をおこな
うことができるので、極めて高い発射効率で砲弾を連続
発射することができる。その際、弾倉(magazine)から
砲弾保持スター28への砲弾の供給は、本火器の反動動
作および砲弾発射姿勢への復帰動作に伴って自動的に作
動する手段により従来の態様で行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の火器の部分縦断面略図であって、その
回動式砲弾室が砲弾装填位置にある状態を示す図であ
る。
【図2】図1に対応する図であって、回動式砲弾室が砲
弾発射位置にある状態を示す図である。
【図3】図1のA−A断面を拡大して示す略図であり、
回動式砲弾室が砲弾装填位置にある状態を示す図であ
る。
【図4】図3に対応する図であって、回動式砲弾室が砲
弾発射位置にある状態を示す図である。
【図5】砲弾室とその支持体とその回動軸(螺子)とを
示す斜視略図である。
【図6】砲弾室を移動させるキャリジの平面略図であ
る。
【図7】図6の砲弾室キャリジの側面略図である。
【図8】砲身を支持するスリーブを拡大して示す斜視略
図である。
【図9】砲弾室が砲尾と砲身支持スリーブとに保持され
た状態を示す軸方向断面部分略図である。
【図10】図11と伴に、発射済み砲弾の空のケースを
放出するための放出アームとその作動の仕方を示す略図
である。
【図11】図10と伴に、発射済み砲弾の空のケースを
放出するための放出アームとその作動の態様を示す略図
である。
【図12】図1のB−B断面を拡大して示す略図であ
る。
【図13】図15,図17,図19,図21,図23と
伴に、砲弾供給手段の作動の仕方を示す平面図である。
【図14】図13の砲弾供給手段を部分的に拡大して示
す図である。
【図15】図13,図17,図19,図21,図23と
伴に、砲弾供給手段の作動の仕方を示す平面図である。
【図16】図15の砲弾供給手段を部分的に拡大して示
す図である。
【図17】図13,図15,図19,図21,図23と
伴に、砲弾供給手段の作動の仕方を示す平面図である。
【図18】図17の砲弾供給手段を部分的に拡大して示
す図である。
【図19】図13,図15,図17,図21,図23と
伴に、砲弾供給手段の作動の仕方を示す平面図である。
【図20】図19の砲弾供給手段を部分的に拡大して示
す図である。
【図21】図13,図15,図17,図19,図23と
伴に、砲弾供給手段の作動の仕方を示す平面図である。
【図22】図21の砲弾供給手段を部分的に拡大して示
す図である。
【図23】図13,図15,図17,図19,図21と
伴に、砲弾供給手段の作動の仕方を示す平面図である。
【図24】図23の砲弾供給手段を部分的に拡大して示
す図である。
【符号の説明】
10 砲身 16 砲尾 20 砲弾室 22 砲弾室回動軸 26 電動モータ 28 砲弾保持スター 30 回転軸 32 挿入キャリジ 34 送り螺子 48 螺旋溝 50 係合ホイール 52 砲弾室キャリジ 58 平行アーム 60 係合ホイール 62 傾斜溝 68 円形カラー 70 係合溝 74 長溝 76 ケース放出アーム 78 アーム回動軸 80 砲弾の空のケース 86 支持キャリジ 88 砲弾 92 螺旋溝 94 係合ホイール 98 剛性ロッド 100 ラッチ支持体 106 ラッチ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジュリアン・ジメネーズ フランス国 18000 ブールジュ リュ・ デュ・コロネル・フィユー 1

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中口径砲等の、回動式砲弾室を有する入
    子式円筒形砲弾発射用自動火器であって、砲尾(16)
    と砲身(10)の間に設けられて砲身と平行な砲弾室回
    動軸(22)回りを回動することにより砲弾装填位置と
    砲弾発射位置の間を移動する砲弾室(20)と、砲弾室
    を砲弾装填位置と砲弾発射位置の間で移動させるための
    砲弾室移動手段と、砲弾室に砲弾を供給する砲弾供給手
    段とを含み、 前記砲尾(16)と前記砲身(10)と前記砲弾室回動
    軸(22)とが剛性の構造体に固定的に支持され、その
    剛性構造体がさらに前記砲弾供給手段(28,32,3
    4)と、その砲弾供給手段と前記砲弾室移動手段の両方
    のための電動モータ手段(26)とを支持し、 前記砲弾供給手段が、前記砲弾室(20)の後方側に設
    けられて該砲弾室が前記砲弾装填位置にあるときに砲弾
    室と軸方向において並び、且つ、該砲弾室が該砲弾装填
    位置にある間に1発分の砲弾(88)を砲弾供給位置か
    ら該砲弾室へ軸方向に並進移動させる砲弾移動手段(3
    2)を含み、該砲弾室の後方側端から1発分の砲弾が挿
    入されることにより発射済みの砲弾の空のケース(8
    0)が砲弾室の前方側端から排出されることを特徴とす
    る回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発射用自動火
    器。
  2. 【請求項2】 前記砲弾室回動軸(22)が前記電動モ
    ータ手段(26)によってそれ自身の軸線の回りで回転
    し、その砲弾室回動軸と前記砲弾室(20)とが、該砲
    弾室回動軸の回転運動を該砲弾室の前記砲弾装填位置と
    前記砲弾発射位置の間の往復運動に変換する伝達手段
    (50,52,60)を介して連結される請求項1の回
    動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発射用自動火器。
  3. 【請求項3】 前記伝達手段が、第一に、前記剛性構造
    体によって前記砲弾室回動軸(22)と平行に並進移動
    可能に支持された砲弾室キャリジ(52)を含み、その
    砲弾室キャリジが、該砲弾室キャリジによって支持され
    かつ該砲弾室回動軸の螺旋溝(48)と係合する第一の
    係合ホイール(50)を介して、該砲弾室回動軸の回転
    によって該砲弾室回動軸と平行な並進移動としての直線
    往復移動をし、第二に、前記砲弾室(20)に固定され
    かつ前記砲弾室キャリジの傾斜溝(62)と係合する第
    二の係合ホイール(60)を含む請求項2の回動式砲弾
    室を有する入子式円筒形砲弾発射用自動火器。
  4. 【請求項4】 前記砲弾室(20)の軸方向両端部が前
    記砲弾室回動軸(22)回りで回動する2本の平行アー
    ム(58)によって支持され、前記砲弾室キャリジ(5
    2)が該砲弾室と該砲弾室回動軸の間に設けられる請求
    項3の回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発射用自
    動火器。
  5. 【請求項5】 前記砲弾室(20)がその軸方向の各端
    部に円形のカラー(68)を有し、その両カラーが、該
    砲弾室が前記砲弾発射位置にあるときに前記砲身(1
    0)を支持するスリーブ(12)と前記砲尾(16)の
    各々に設けられた係合溝(70)とそれぞれ係合する請
    求項1〜4の何れかの回動式砲弾室を有する入子式円筒
    形砲弾発射用自動火器。
  6. 【請求項6】 前記砲身支持スリーブ(12)の壁に、
    その後方側端から長手方向に部分的に延びる長溝(7
    4)が形成され、その長溝が、前記砲弾室(20)が前
    記砲弾装填位置にあるときに該砲弾室から排出された前
    記発射済み砲弾の空のケース(80)を保持する請求項
    5の回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発射用自動
    火器。
  7. 【請求項7】 ケース放出アーム(76)が前記剛性構
    造体によって長手の軸(78)回りで回動可能に支持さ
    れ、そのケース放出アームの上端が前記砲弾室(20)
    から排出された砲弾の空のケース(80)と当接可能で
    あり、そのケース放出アームの下端が砲弾室支持アーム
    (58)に連結され、該砲弾室が前記砲弾装填位置から
    前記砲弾発射位置へ移動するときにケース放出アームの
    上端が砲弾の空のケースと当接してそれをケース放出位
    置に移動させる請求項6の回動式砲弾室を有する入子式
    円筒形砲弾発射用自動火器。
  8. 【請求項8】 前記砲弾室(20)から排出された砲弾
    の空のケース(80)の軸方向の移動が、前記剛性構造
    体によって並進移動可能に支持されかつその空のケース
    の前方側端に当接支持する当接支持部を有する支持キャ
    リジ(86)によって制限され、その支持キャリジが前
    記砲弾供給手段によって駆動されて直線往復移動をする
    請求項6または請求項7の回動式砲弾室を有する入子式
    円筒形砲弾発射用自動火器。
  9. 【請求項9】 前記砲弾供給手段が、前記剛性構造体に
    よって並進移動可能に支持された挿入キャリジ(32)
    を含み、その挿入キャリジが、前記砲弾室(20)が前
    記砲弾装填位置にあるときに該砲弾室の後方の砲弾供給
    位置から1発分の砲弾(88)を移動させその砲弾を軸
    方向の並進移動により該砲弾室に挿入するための直線往
    復移動が可能であり、また、その挿入キャリジが前記電
    動モータ手段(26)によって回転する長手の送りネジ
    (34)の螺旋溝(92)と係合する係合ホイール(9
    4)を有する請求項1〜8の何れかの回動式砲弾室を有
    する入子式円筒形砲弾発射用自動火器。
  10. 【請求項10】 前記挿入キャリジ(32)が、剛性の
    ロッド(98)と、設計上設けられた遊隙を解消するた
    めの遊隙除去手段(100,106)とを介して、前記
    支持キャリジ(86)に連結される、請求項8に従属す
    る請求項9の回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発
    射用自動火器。
  11. 【請求項11】 前記砲弾供給手段が、所定数の砲弾を
    保持しかつ前記剛性構造体によって前記砲弾室(20)
    の後方で長手の軸(30)回りに回転可能に支持された
    砲弾保持スター(28)を含み、その砲弾保持スター
    (28)が、前記砲弾装填位置にあるときの該砲弾室の
    軸線上の所定位置に各砲弾を供給する請求項1〜10の
    何れかの回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発射用
    自動火器。
  12. 【請求項12】 前記砲弾装填位置と前記砲弾発射位置
    の間の前記砲弾室(20)の回動角度が約30度である
    請求項1〜11の何れかの回動式砲弾室を有する入子式
    円筒形砲弾発射用自動火器。
  13. 【請求項13】 浮動状態での効率的な発射が可能であ
    って、前記剛性構造体が所定の砲弾発射姿勢に復帰する
    前であっても砲弾を発射することが可能な請求項1〜1
    2の何れかの回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発
    射用自動火器。
JP5142635A 1992-05-22 1993-05-21 回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発射用自動火器 Pending JPH0634297A (ja)

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