JP2010096475A - 装填装置及び機関銃ユニット - Google Patents

装填装置及び機関銃ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2010096475A
JP2010096475A JP2008270235A JP2008270235A JP2010096475A JP 2010096475 A JP2010096475 A JP 2010096475A JP 2008270235 A JP2008270235 A JP 2008270235A JP 2008270235 A JP2008270235 A JP 2008270235A JP 2010096475 A JP2010096475 A JP 2010096475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine gun
bullet
motor
housing
loading device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008270235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5102173B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Otsuka
康洋 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2008270235A priority Critical patent/JP5102173B2/ja
Publication of JP2010096475A publication Critical patent/JP2010096475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5102173B2 publication Critical patent/JP5102173B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Toys (AREA)

Abstract

【課題】装填装置の操作性を高くすることができ、連続的に作動させることができる。
【解決手段】操作部によって遠隔操作が行われる機関銃に取り付けられる。筐体51と、筐体51内に配設され、前記操作部の装填操作要素を操作することによって駆動されるモータ53と、前記筐体51内に配設され、前記モータ53から伝達された回転の回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部と、前記直進運動を前記機関銃の槓桿ハンドルに伝達する伝達部材とを有する。射手が装填操作要素を操作し、モータ53を駆動すると、駆動することによって発生させられた運動方向変換部の直進運動が機関銃の槓桿ハンドルに伝達されるので、発射薬が爆発せず、不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした弾を機関銃の尾筒から排出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、装填装置及び機関銃ユニットに関するものである。
従来、機関銃は銃身及び該銃身の後方に配設された尾筒を備え、給弾機構によって尾筒に弾が連続的に装填されるようになっている。そして、弾は、発射薬が詰められた薬莢及び該薬莢の前端に取り付けられた弾頭から成り、薬室にセットされた弾の雷管部が叩かれると、発射薬が点火されて爆発し、爆発の衝撃で弾頭が薬莢から離れ、銃身を通って銃口から発射される。
前記尾筒には、弾より後方に遊底が進退自在に配設され、該遊底が前記弾薬の爆発によって生じたガスの圧力で後退させられると、前記薬莢が尾筒から排出されるとともに、新しい弾が装填される。そして、後退させられた遊底は、復座ばねの付勢力によって前進させられ、新しい弾を薬室に送り、セットするとともに、新しい弾の雷管部を叩く。その結果、新しい弾の発射薬が点火されて爆発し、再び弾頭が銃口から発射される。
ところで、機関銃を直接操作するのは危険であるので、例えば、装甲車のキャビン外に機関銃を配設し、キャビン内でジョイスティック等の操作部を操作することによって、離れた箇所で機関銃の遠隔操作を行うことができるようになっている。この種の機関銃においては、発射薬が爆発せず、弾が不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした場合、槓桿ハンドルを操作して遊底を後退させて、不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした弾を尾筒から排出する必要があるが、そのために射手がキャビン外に出るのは危険である。
そこで、前記機関銃には、遠隔操作によって槓桿ハンドルを後退させ、新しい弾を装填することができるようにした装填装置が配設される。
図2は従来の機関銃の要部を示す概念図である。
図に示されるように、10は機関銃、11は銃身、12は該銃身11の後方に配設された尾筒、13は槓桿ハンドル、15は装填装置である。該装填装置15は油圧シリンダ16及び連結部材17を備え、該連結部材17は、油圧シリンダ16のピストン18と前記槓桿ハンドル13とを連結する。前記油圧シリンダ16を駆動することによって、槓桿ハンドル13を矢印方向に移動させることができる。
前記構成の機関銃10においては、発射薬が爆発せず、弾が不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした場合、射手が図示されない操作部に配設された装填ボタンを押下すると、油圧シリンダ16が駆動され、槓桿ハンドル13を後退させ、図示されない遊底を後退させることができる。したがって、不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした弾を尾筒12から排出し、新しい弾を前記尾筒12に装填することができる。
ところが、そのためには機関銃10に前記油圧シリンダ16を取り付ける必要があるので、機関銃10及び油圧シリンダ16から成る機関銃ユニットの寸法及び重量が大きくなってしまう。
また、前記油圧シリンダ16を駆動する必要があるので、槓桿ハンドル13を後退させ、新しい弾の装填を終了するまでの時間が長くなってしまい、装填装置15の操作性が低くなってしまう。
そこで、空砲の火薬を爆発させることによって、不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした弾を尾筒12から排出し、新しい弾を前記尾筒12に装填することができるようにした装填装置15が提供されている。該装填装置15においては、所定の箇所に薬室が形成され、該薬室にセットされた空砲の火薬を爆発させることによって、燃焼ガスの圧力によって不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした弾を迅速に排出し、新しい弾を尾筒12に装填することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−225176号公報
しかしながら、前記従来の装填装置においては、弾が再び不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした場合、空砲の火薬を薬室にセットし直す必要があるので、装填装置15を連続的に作動させることができない。
本発明は、前記従来の装填装置の問題点を解決して、装填装置の操作性を高くすることができ、連続的に作動させることができる装填装置及び機関銃ユニットを提供することを目的とする。
そのために、本発明の装填装置においては、操作部によって遠隔操作が行われる機関銃に取り付けられるようになっている。
そして、筐体と、該筐体内に配設され、前記操作部の装填操作要素を操作することによって駆動されるモータと、前記筐体内に配設され、前記モータから伝達された回転の回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部と、前記直進運動を前記機関銃の槓桿ハンドルに伝達する伝達部材とを有する。
本発明によれば、装填装置においては、操作部によって遠隔操作が行われる機関銃に取り付けられるようになっている。
そして、筐体と、該筐体内に配設され、前記操作部の装填操作要素を操作することによって駆動されるモータと、前記筐体内に配設され、前記モータから伝達された回転の回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部と、前記直進運動を前記機関銃の槓桿ハンドルに伝達する伝達部材とを有する。
この場合、射手が操作部の装填操作要素を操作し、モータを駆動すると、モータを駆動することによって発生させられた回転の回転運動が直進運動に変換される。その結果、直進運動が機関銃の槓桿ハンドルに伝達されるので、発射薬が爆発せず、不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした弾を機関銃の尾筒から排出することができる。
また、機関銃に油圧シリンダを取り付ける必要がないので、機関銃ユニットの寸法及び重量を小さくすることができる。
そして、モータを駆動することによって槓桿ハンドルを後退させるようになっているので、新しい弾の装填を終了するまでの時間を短くすることができ、装填装置の操作性を高くすることができる。
さらに、空砲の火薬を薬室にセットする必要がないので、装填装置を連続的に作動させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は本発明の実施の形態における機関銃ユニットの概略図である。
図において、20は機関銃であり、射手が図示されない装甲車のキャビン内でジョイスティック等の操作部を操作することによって、前記機関銃20の遠隔操作を行うことができるようになっている。
また、21は筒状の形状を有する銃身、22は該銃身21の後方に配設され、銃身21より径が大きい筒状の形状を有する尾筒、23は前記銃身21の側部に突出させて、尾筒22に沿って進退自在に配設された槓桿ハンドル、25は機関銃20の筐体に着脱自在に取り付けられた装填装置、31は装甲車のキャビン内に配設され、装填装置25の制御を行う制御部、32は、前記装填装置25の本体、すなわち、装置本体に対して前進位置と後退位置との間で進退自在に配設され、後端が前記槓桿ハンドル23と連結され、筒状体から成る伝達部材としてのアーム、33は装填装置25と制御部31とを接続するケーブルである。本実施の形態においては、装填装置25と制御部31とがケーブル33を介して接続されるが、無線で接続することもできる。前記機関銃20、装填装置25、制御部31、ケーブル33等によって機関銃ユニットが構成される。
なお、本実施の形態においては、機関銃20における銃身21側を前方とし、尾筒22側を後方とする。また、各部材が尾筒22側から銃身21側に移動することを前進とし、銃身21側から尾筒22側に移動することを後退とする。
次に、前記構成の機関銃20の動作について説明する。
図4は本発明の実施の形態における機関銃の初期状態を示す断面図、図5は本発明の実施の形態における機関銃を発射待機状態に置くための動作を示す断面図、図6は本発明の実施の形態におけるオープンボルト型の機関銃の発射待機状態を示す断面図、図7は本発明の実施の形態におけるクローズボルト型の機関銃の発射待機状態を示す断面図、図8は本発明の実施の形態における発射サイクルを示す断面図である。なお、図4〜8は機関銃を上方から見た状態を示す。
図において、20は機関銃、21は銃身、22は該銃身21の後方に配設された尾筒、23は機関銃20の長手方向において前進位置と後退位置との間で進退自在に配設された槓桿ハンドル23である。
前記銃身21は、基部、すなわち、尾筒22側の端部に配設された薬室24、及び該薬室24と連通させて形成され、薬室24から銃身21内を前方に延びる銃腔26を備え、該銃腔26の前端に銃口27が形成される。また、尾筒22は、内部に、前進位置と後退位置との間で進退自在に配設された遊底28、及び該遊底28の後端面と尾筒22の後端の底面との間に延在させて配設された付勢部材としての復座ばね29を備え、該復座ばね29は所定の付勢力によって前方に向けて付勢され、遊底28を押す。該遊底28の所定の箇所には係止部30が形成され、該係止部30と槓桿ハンドル23とが係止自在、本実施の形態においては、当接自在に配設される。
また、36は弾列であり、該弾列36は、複数の弾37を並列に並べ、連結部材としての図示されないリンクによって連結することによって形成され、図示されない給弾機構によって尾筒22に供給される。前記弾37は、発射薬が詰められた薬莢43、及び該薬莢43の前端に取り付けられた弾頭44から成り、薬莢43の後端に図示されない雷管が配設される。
次に、前記機関銃20を発射させるための動作について説明する。
まず、機関銃20の初期状態において、図4に示されるように、遊底28は前進位置に置かれ、槓桿ハンドル23と係止部30とが当接させられる。
続いて、射手が、前記キャビン内で操作部を操作し、前記装填装置25(図3)を動作させることによってアーム32を前進位置から後退させると、槓桿ハンドル23は前進位置から後退させられる。このとき、前記槓桿ハンドル23と当接させられている遊底28が、復座ばね29の付勢力に抗して前進位置から後退させられ、図5に示されるように、尾筒22内の後退位置に置かれる。また、前記遊底28の後退に伴って、給弾機構は、前記弾列36における先頭の弾37を尾筒22内の所定の発射待機位置S1にセットする。
ところで、前記機関銃20は、発射待機状態の差により、オープンボルト型及びクローズボルト型の二つの型に分類される。
オープンボルト型の機関銃20において、遊底28は、後退位置に置かれると、待機装置としての図示されない係止部材によって係止させられ、後退位置で停止させられる。また、射手が操作部を操作し、前記装填装置25を動作させることによってアーム32を前進させると、図6に示されるように、槓桿ハンドル23は前進位置に戻される。このようにして、機関銃20は発射待機状態に置かれる。なお、機関銃20の機構上は、装填装置25を動作させることなく、射手が直接槓桿ハンドル23を把持し、後退させることによって、手動で遊底28を後退位置に置き、機関銃20を発射待機状態に置き、弾37を尾筒22に装填することができる。
これに対して、クローズボルト型の機関銃20においては、遊底28が後退位置に置かれたときに、該遊底28を係止させる係止部材が配設されてない。したがって、遊底28は、後退位置で停止させられることはなく、射手が操作部を操作し、前記装填装置25を動作させることによってアーム32を前進させると、図7に示されるように、槓桿ハンドル23は復座ばね29の付勢力によって前進位置に戻り、遊底28は前進して、前進位置に置かれる。このようにして、機関銃20は発射待機状態に置かれる。なお、これに伴って、発射待機位置S1に置かれていた弾37は前記遊底28によって押され、薬室24にセットされる。
次に、発射サイクルについて説明する。
前記オープンボルト型の機関銃20の発射待機状態においては、射手が操作部を操作して機関銃20の図示されない制御部(前記制御部31とは独立させて配設される。)に発射指示を送ると、制御部は、図示されないソレノイド、及び該ソレノイドの駆動装置によってトリガ装置(発射機構)を作動させる。その結果、前記係止部材による遊底28の係止が解除され、該遊底28が、復座ばね29の付勢力で前進させられ、弾37の雷管部を叩く。そして、弾37の発射薬が点火されて爆発し、弾頭44が銃腔26を通り、図8の(a)に示されるように銃口27から発射される。
また、弾37の発射薬が点火されて爆発すると、図8の(b)に示されるように、遊底28が爆発によって生じたガスの圧力により矢印方向に後退させられ、前記薬莢43が薬室24から取り出され、尾筒22から排出される。また、前記遊底28の後退に伴って、給弾機構は、前記弾列36における先頭の弾37を尾筒22内の所定の発射待機位置S1にセットする。
そして、図8の(c)及び(d)に示されるように、後退させられた遊底28が、復座ばね29の付勢力によって矢印方向に前進させられ、尾筒22に装填された新しい弾37を薬室24にセットし、雷管部を叩くと、新しい弾37の発射薬が点火されて爆発し、再び弾頭44が銃口27から発射される。
また、クローズボルト型の機関銃20の発射待機状態においては、射手が操作部を操作して機関銃20の前記制御部に発射指示を送ると、制御部はソレノイド及び該ソレノイドの駆動装置によってトリガ装置(発射機構)を作動させる。その結果、薬室24にセットされた弾37の雷管部が叩かれ、弾37の発射薬が点火されて爆発し、弾頭44が銃腔26を通り、図8の(a)に示されるように銃口27から発射される。
続いて、オープンボルト型の機関銃20と同様に、弾37の発射薬が点火されて爆発すると、図8の(b)に示されるように、遊底28が爆発によって生じたガスの圧力により矢印方向に後退させられ、前記薬莢43が薬室24から取り出され、尾筒22から排出される。また、前記遊底28の後退に伴って、給弾機構は、前記弾列36における先頭の弾37を尾筒22内の所定の発射待機位置S1にセットする。
そして、図8の(c)及び(d)に示されるように、後退させられた遊底28が、復座ばね29の付勢力によって矢印方向に前進させられ、尾筒22に装填された新しい弾37を薬室24にセットし、雷管部を叩くと、新しい弾37の発射薬が点火されて爆発し、再び弾頭44が銃口27から発射される。
ところで、前記構成の機関銃20においては、発射薬が爆発せず、弾37が不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした場合、射手が前記操作部に配設された装填操作要素としての装填ボタンを操作すると、装填装置25が駆動され、槓桿ハンドル23を後退させ、遊底28を後退させることができる。したがって、発射薬が爆発せず、不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした弾37を尾筒22から排出し、新しい弾37を前記尾筒22に装填することができる。
次に、前記装填装置25について説明する。
図1は本発明の実施の形態における装填装置の断面図である。
図において、25は装填装置、32はアーム、51は筐体であり、該筐体51の前端の近傍に前記ケーブル33(図3)を接続するための端子52が配設される。
前記筐体51内には、装填用の駆動部としてのモータ53、該モータ53の出力軸54に連結され、モータ53の回転を減速する減速機55、位置検出部としてのリミットスイッチ57、断続装置としての電磁クラッチ58、運動方向変換部としてのボールねじ59等の各要素が配設され、該各要素によって作動部61が構成される。なお、電磁クラッチ58はモータ53の回転を前記ボールねじ59に選択的に伝達する。
ボールねじ59は、筐体51に対して回転自在に支持された第1の変換要素としてのボールねじ軸63、及び該ボールねじ軸63と螺合させられ、筐体51に対して回転不能に、かつ、軸方向に移動自在に配設された第2の変換要素としてのボールナット64を備える。前記減速機55によって減速された回転がボールねじ軸63に伝達されると、ボールねじ59は、ボールねじ軸63の回転運動をボールナット64の直進運動に変換し、該ボールナット64を進退させる。
前記アーム32は、後端においてボールナット64と連結され、該ボールナット64が筐体51内において進退させられるのに伴って、筐体51に対して抜差しされる。なお、アーム32は筒状体から成るので、ボールねじ軸63は回転しながらアーム32内を進退させられる。したがって、前記ボールねじ63を前記アーム32とは別の位置において進退させる必要がないので、装填装置25の構造を簡素化することができるだけでなく、装填装置25を小型化することができる。なお、前記アーム32のストロークは、機関銃20の仕様に応じて制御部31によって設定される。
ところで、前記構成の装填装置25は、前記オープンボルト型の機関銃20及び前記クローズボルト型の機関銃20のいずれにも搭載することができるようになっているので、前記電磁クラッチ58を備える。
すなわち、オープンボルト型の機関銃20においては、発射待機状態で遊底28が尾筒22内の後退位置に置かれるので、前記遊底28が後退位置に置かれた後、槓桿ハンドル23を急速に前進位置に戻す必要がない。そこで、電磁クラッチ58は常時係合させられ、減速機55とボールねじ軸63とが連結される。そして、モータ53を逆方向に駆動することによって、ボールねじ軸63を逆方向に回転させ、遊底28、槓桿ハンドル23及びアーム32を前進させることができる。
これに対して、前記クローズボルト型の機関銃20においては、発射待機状態で遊底28が尾筒22内の前進位置に置かれるので、前記遊底28が後退位置に置かれた後、槓桿ハンドル23を急速に前進位置に戻す必要がある。そこで、遊底28が後退位置に置かれた後、電磁クラッチ58が解放され、減速機55とボールねじ軸63との連結が解除される。
この場合、ボールねじ軸63を空転させることができ、モータ53及び出力軸54の慣性がボールねじ軸63に加わらない。したがって、復座ばね29の付勢力によって、ボールねじ軸63を逆方向に回転させ、遊底28、槓桿ハンドル23及びアーム32を急速に前進させることができる。なお、ボールねじ軸63は、負荷側、本実施の形態においては槓桿ハンドル23側から推力を受けたときに、容易に回転させることができるように、ねじのピッチ、リード等が設定される。
次に、前記構成の装填装置25の制御装置について説明する。
図9は本発明の実施の形態における装填装置の制御ブロック図である。
図において、31は制御部、61は作動部、71は前記制御部31とケーブル70を介して接続された操作部である。本実施の形態においては、制御部31と操作部71とがケーブル70を介して接続されるが、無線で接続することもできる。前記制御部31は、演算装置としてのCPU72、該CPU72から送られた指令値に基づいてモータ53の電流制御を行い、モータ53を駆動するモータドライバ73、該モータドライバ73の回転量を算出するためのパルスカウンタ74、電磁クラッチ58を断続する電磁クラッチ駆動リレー75等を備え、前記作動部61は、モータ53、該モータ53の回転に伴って、検出パルスを出力するエンコーダ76、電磁クラッチ58、リミットスイッチ57等を備える。前記パルスカウンタ74は、前記エンコーダ76によって出力された検出パルスをカウントし、カウント値を制御部31に送る。該制御部31は、カウント値を読み込み、該カウント値に基づいてモータ53の回転量及び回転速度を検出したり、アーム32の移動量を検出したりする。
前記構成の制御装置において、射手が、操作部71を操作して機関銃20の電源を投入すると、CPU72の図示されない初期化処理手段(初期化処理部)は、初期化処理を行い、モータ53を逆方向に駆動して、ボールねじ軸63を逆方向に回転させ、ボールナット64を前進させ、該ボールナット64の前進位置でリミットスイッチ57が動作し、ボールナット64を検出すると、モータ53の駆動を停止させる。
このとき、前記初期化処理手段は、パルスカウンタ74をリセットし(カウント値を零にする。)、モータ53の前進位置を検出する。
そして、オープンボルト型の機関銃20においては、弾37が不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした場合、射手が前記操作部71に配設された装填ボタン78を押下すると、CPU72の図示されない装填処理手段(装填処理部)は、装填処理を行い、モータ53を駆動することよってボールナット64を回転させ、アーム32を後退させ、槓桿ハンドル23及び遊底28を後退させる。これに伴って、不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした弾37を尾筒22から排出することができる。
このとき、アーム32の後退量が所定の値に到達すると、前記装填処理手段は、モータ53を逆方向に駆動してアーム32を前進させ、槓桿ハンドル23及び遊底28を前進させる。
一方、クローズボルト型の機関銃20においては、弾37が不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした場合、射手が、前記装填ボタン78を押下すると、前記装填処理手段は、モータ53を駆動してボールナット64を回転させ、アーム32を後退させ、槓桿ハンドル23及び遊底28を後退させる。これに伴って、発射薬が爆発せず、不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした弾37を尾筒22から排出することができる。
このとき、新しい弾37が尾筒22に装填されると、前記装填処理手段は、電磁クラッチ58を解放し、減速機55とボールねじ軸63との連結を解除する。したがって、復座ばね29の付勢力によって、アーム32は前進させられ、槓桿ハンドル23及び遊底28が前進させられる。
このように、本実施の形態においては、発射薬が爆発せず、弾37が不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした場合、遊底28が後退させられるので、弾37を尾筒22から排出することができる。
しかも、電磁クラッチ58を断続することができるので、オープンボルト型の機関銃20及びクローズボルト型の機関銃20のいずれにも、装填装置25を取り付けることができる。
また、槓桿ハンドル23のストロークに対応させて前記アーム32のストロークを設定することができるので、各種の機関銃に装填装置25を取り付けることができる。
さらに、機関銃20に油圧シリンダを取り付ける必要がないので、機関銃ユニットの寸法及び重量を小さくすることができる。
また、モータ53を駆動することによって槓桿ハンドル23を後退させるようになっているので、新しい弾37の装填が終了するまでの時間を短くすることができ、装填装置25の操作性を高くすることができる。
そして、空砲の火薬をセットする必要がないので、装填装置25を連続的に作動させることができる。
本実施の形態においては、遊底28を後退位置に置くだけで、不発になったり、給弾機構に引っ掛かったりした弾37を尾筒22から排出することができるようになっているが、遊底28を後退位置と前進位置との間で往復させることによって弾37を尾筒22から排出することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における装填装置の断面図である。 従来の機関銃の要部を示す概念図である。 本発明の実施の形態における機関銃ユニットの概略図である。 本発明の実施の形態における機関銃の初期状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態における機関銃を発射待機状態に置くための動作を示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるオープンボルト型の機関銃の発射待機状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるクローズボルト型の機関銃の発射待機状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態における発射サイクルを示す断面図である。 本発明の実施の形態における装填装置の制御ブロック図である。
符号の説明
10、20 機関銃
13、23 槓桿ハンドル
15、25 装填装置
32 アーム
51 筐体
53 モータ
59 ボールねじ
63 ボールねじ軸
64 ボールナット
71 操作部
78 装填ボタン

Claims (5)

  1. 操作部によって遠隔操作が行われる機関銃に取り付けられた装填装置において、
    (a)筐体と、
    (b)該筐体内に配設され、前記操作部の装填操作要素を操作することによって駆動されるモータと、
    (c)前記筐体内に配設され、前記モータから伝達された回転の回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部と、
    (d)前記直進運動を前記機関銃の槓桿ハンドルに伝達する伝達部材とを有することを特徴とする装填装置。
  2. 前記運動方向変換部は、第1、第2の変換要素を備え、第1の変換要素に伝達された回転の回転運動を直進運動に変換し、該直進運動を第2の変換要素に伝達する請求項1に記載の装填装置。
  3. (a)前記伝達部材は筒状体から成り、
    (b)前記第2の変換要素は前記伝達部材内を進退させられる請求項2に記載の装填装置。
  4. 前記モータの回転を前記運動方向変換部に選択的に伝達する断続装置を有する請求項1に記載の装填装置。
  5. (a)操作部と、
    (b)該操作部によって遠隔操作が行われ、槓桿ハンドルを備えた機関銃と、
    (c)該機関銃に取り付けられた筐体と、
    (d)該筐体内に配設され、前記操作部の装填操作要素を操作することによって駆動されるモータと、
    (e)前記筐体内に配設され、前記モータから伝達された回転の回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部と、
    (f)前記直進運動を前記槓桿ハンドルに伝達する伝達部材とを有することを特徴とする機関銃ユニット。
JP2008270235A 2008-10-20 2008-10-20 装填装置及び機関銃ユニット Active JP5102173B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008270235A JP5102173B2 (ja) 2008-10-20 2008-10-20 装填装置及び機関銃ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008270235A JP5102173B2 (ja) 2008-10-20 2008-10-20 装填装置及び機関銃ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010096475A true JP2010096475A (ja) 2010-04-30
JP5102173B2 JP5102173B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=42258288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008270235A Active JP5102173B2 (ja) 2008-10-20 2008-10-20 装填装置及び機関銃ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5102173B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019168193A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 住友重機械工業株式会社 機関銃

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106767131B (zh) * 2016-12-13 2018-05-01 南京理工大学 一种枪支电动首发装填装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54154700U (ja) * 1978-04-20 1979-10-27
JPH01126465A (ja) * 1987-11-09 1989-05-18 Asahi Seiko Kk 回転運動を直線運動に変換する機構
JPH0355496A (ja) * 1989-07-24 1991-03-11 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 飛翔体の装填装置
JPH0634297A (ja) * 1992-05-22 1994-02-08 Giat Ind 回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発射用自動火器
JP2001241888A (ja) * 2000-02-24 2001-09-07 Japan Steel Works Ltd:The 機関砲の装填方法及び装置
JP2001263991A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Japan Steel Works Ltd:The 外部駆動型機関砲の安全機構
JP2007225176A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Sumitomo Heavy Ind Ltd 装填装置及び機関銃

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54154700U (ja) * 1978-04-20 1979-10-27
JPH01126465A (ja) * 1987-11-09 1989-05-18 Asahi Seiko Kk 回転運動を直線運動に変換する機構
JPH0355496A (ja) * 1989-07-24 1991-03-11 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 飛翔体の装填装置
JPH0634297A (ja) * 1992-05-22 1994-02-08 Giat Ind 回動式砲弾室を有する入子式円筒形砲弾発射用自動火器
JP2001241888A (ja) * 2000-02-24 2001-09-07 Japan Steel Works Ltd:The 機関砲の装填方法及び装置
JP2001263991A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Japan Steel Works Ltd:The 外部駆動型機関砲の安全機構
JP2007225176A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Sumitomo Heavy Ind Ltd 装填装置及び機関銃

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019168193A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 住友重機械工業株式会社 機関銃

Also Published As

Publication number Publication date
JP5102173B2 (ja) 2012-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2744336C (en) Reciprocally-cycled, externally-actuated weapon
TWI407074B (zh) 電動空氣槍
EP1309829A2 (en) Recoil control mechanism for a weapon
EP3686543B1 (en) Electric gun with empty shooting safety suppression device
US20060207463A1 (en) Firing device
EP2019959B1 (en) Locking mechanism of a hand firearm
CN109029063B (zh) 一种连续发射轻小目标装置
JP5102173B2 (ja) 装填装置及び機関銃ユニット
TW418315B (en) Semiautomatic pistol and ammunition
US3212402A (en) Hand weapon
WO2017064806A1 (ja) 銃におけるボルトストップ緩衝装置
WO1994010523A1 (en) Lightweight grenade launcher
RU145386U1 (ru) Оружие самообороны и безгильзовый патрон к нему
RU2685493C2 (ru) Многоствольная артиллерийская система
CN218120755U (zh) 一种供弹机构及转轮式动能发射系统
KR101514188B1 (ko) 전동식 에어소프트건
JP4689494B2 (ja) 装填装置及び機関銃
CN109341410A (zh) 降低枪械后坐力感的机构
US2563721A (en) Safety unit for automatic weapons
CN117663895A (zh) 一种供弹机构及转轮式动能发射系统
RU2174663C1 (ru) Пистолет-пулемет
US3318188A (en) Hand weapon
US2750846A (en) Retractor
JP2001263991A (ja) 外部駆動型機関砲の安全機構
AU2001267128B2 (en) Recoil control mechanism for a weapon

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120927

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5102173

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150