JPH0634278Y2 - 把手付き壜 - Google Patents
把手付き壜Info
- Publication number
- JPH0634278Y2 JPH0634278Y2 JP10808788U JP10808788U JPH0634278Y2 JP H0634278 Y2 JPH0634278 Y2 JP H0634278Y2 JP 10808788 U JP10808788 U JP 10808788U JP 10808788 U JP10808788 U JP 10808788U JP H0634278 Y2 JPH0634278 Y2 JP H0634278Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engaging
- outer diameter
- ridge
- groove
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、持ち運び用の把手付き壜に係る。
「従来の技術」 例えば、2.5lを越えるような大形壜では液体を収容した
把手付きとする場合が多い。この場合、把手を壜体と一
体に一部品で形成することが考えられるが、硝子壜の場
合は加工が面倒であり、また、合成樹脂製壜の場合は、
壜形が複雑化するので成形上好ましくなく、しかも取付
け部の強度に不安が残るので、把手を別体とし、これを
壜体に取付け固定する手段が採用されている。
把手付きとする場合が多い。この場合、把手を壜体と一
体に一部品で形成することが考えられるが、硝子壜の場
合は加工が面倒であり、また、合成樹脂製壜の場合は、
壜形が複雑化するので成形上好ましくなく、しかも取付
け部の強度に不安が残るので、把手を別体とし、これを
壜体に取付け固定する手段が採用されている。
「考案が解決しようとする課題」 上記別体の把手を通常の壜形の壜体に取付ける場合、把
手を取付け用の嵌合筒付きとして合成樹脂材で成形形成
し、樹脂材の持つ弾性を利用して嵌合筒を強制的に壜体
口頸部に押込み嵌合し、この嵌合状態を、嵌合筒内面と
口頸部外面とに形成した係合手段により保持するよう形
成することが知られている。しかし、この係合手段は径
年により係合が次第に弛み、扱いによっては把手が外れ
る懸念があり、このため弛み外れを防止する押え部材が
必要となり、その分構造、組み立てが複雑化する。
手を取付け用の嵌合筒付きとして合成樹脂材で成形形成
し、樹脂材の持つ弾性を利用して嵌合筒を強制的に壜体
口頸部に押込み嵌合し、この嵌合状態を、嵌合筒内面と
口頸部外面とに形成した係合手段により保持するよう形
成することが知られている。しかし、この係合手段は径
年により係合が次第に弛み、扱いによっては把手が外れ
る懸念があり、このため弛み外れを防止する押え部材が
必要となり、その分構造、組み立てが複雑化する。
本案は、緩み外れを防止する押え部材を必要とせずに確
実に把手を取付けることができる把手付き壜を得るにあ
る。
実に把手を取付けることができる把手付き壜を得るにあ
る。
「課題を解決するための手段」 胴部上端から、下部を大外径部2aとしかつ上部を小外径
部2bとした口頸部2を起立すると共に、その小外径部2b
の下部外面に係合突条3を周設して、該係合突条下面と
大外径部2a上端の上向き段部4上面との間に係合凹溝5
を形成し、また、上記大外径部2aの上半後部外面に、上
面を係合凹溝5へ開口させた上拡がりの係合溝6を形成
し、該係合溝上方の係合突条3部分を切欠いた壜体1
と、上記係合突条3下方の口頸部2部分外面に、後部を
切り離した弾性変形可能な取付け用嵌合筒9を嵌合させ
ると共に、該取付け用嵌合筒上端に付設した内向きフラ
ンジ10を上記係合凹溝5内へ嵌合させ、また、その内向
きフランジ10上面を上記係合突条3下面へ、かつ取付け
用嵌合筒9の切り離し端部両側内面から取付け用嵌合筒
中心方向へ突設した係合縦条11,11下端部分を上記係合
溝6の左右両側壁6a,6a下端へ、それぞれ係合させ、更
に、取付け用嵌合筒9の切り離し端部両側外面から突設
した一対の握り部12,12内面を相互に当接させた把手部
材8とで形成した。
部2bとした口頸部2を起立すると共に、その小外径部2b
の下部外面に係合突条3を周設して、該係合突条下面と
大外径部2a上端の上向き段部4上面との間に係合凹溝5
を形成し、また、上記大外径部2aの上半後部外面に、上
面を係合凹溝5へ開口させた上拡がりの係合溝6を形成
し、該係合溝上方の係合突条3部分を切欠いた壜体1
と、上記係合突条3下方の口頸部2部分外面に、後部を
切り離した弾性変形可能な取付け用嵌合筒9を嵌合させ
ると共に、該取付け用嵌合筒上端に付設した内向きフラ
ンジ10を上記係合凹溝5内へ嵌合させ、また、その内向
きフランジ10上面を上記係合突条3下面へ、かつ取付け
用嵌合筒9の切り離し端部両側内面から取付け用嵌合筒
中心方向へ突設した係合縦条11,11下端部分を上記係合
溝6の左右両側壁6a,6a下端へ、それぞれ係合させ、更
に、取付け用嵌合筒9の切り離し端部両側外面から突設
した一対の握り部12,12内面を相互に当接させた把手部
材8とで形成した。
「作用」 上記において、取付け用嵌合筒9は後部を切り離した拡
開変形可能なものであり、把手部材8は、その取付け用
嵌合筒9を係合突条3下方の口頸部2部分外面に押込み
嵌合して取り付ける。
開変形可能なものであり、把手部材8は、その取付け用
嵌合筒9を係合突条3下方の口頸部2部分外面に押込み
嵌合して取り付ける。
即ち、先ず幾分拡開状態にある取付け用嵌合筒9を口頸
部2外面へ浅く嵌合させる。該状態では、第3図aが想
像線で示すように、取付け用嵌合筒9の切り離し端部両
側内面に付設した係合縦条11,11下端が係合溝6の左右
両側壁6a,6a下部に当接し、かつ、取付け用嵌合筒9上
端に付設した内向きフランジ10は係合突条3上方へ位置
している。
部2外面へ浅く嵌合させる。該状態では、第3図aが想
像線で示すように、取付け用嵌合筒9の切り離し端部両
側内面に付設した係合縦条11,11下端が係合溝6の左右
両側壁6a,6a下部に当接し、かつ、取付け用嵌合筒9上
端に付設した内向きフランジ10は係合突条3上方へ位置
している。
上記状態から取付け用嵌合筒9を下方へ押下げると、係
合縦条11,11が係合溝6の側壁6a,6aに添って下降して、
それ等係合縦条11,11内面間の間隙が次第に狭まり、第
3図bが想像線で示すように、係合縦条11,11下端が、
両側壁6a,6a間の間隔が最も狭い係合溝6下端まで押下
げられたとき、内向きフランジ10が係合突条3を強制乗
越えして該係合突条下面に係合し、かつ取付け用嵌合筒
9の切り離し端部両側外面から突設した一対の握り部1
2,12内面が相互に当接する。
合縦条11,11が係合溝6の側壁6a,6aに添って下降して、
それ等係合縦条11,11内面間の間隙が次第に狭まり、第
3図bが想像線で示すように、係合縦条11,11下端が、
両側壁6a,6a間の間隔が最も狭い係合溝6下端まで押下
げられたとき、内向きフランジ10が係合突条3を強制乗
越えして該係合突条下面に係合し、かつ取付け用嵌合筒
9の切り離し端部両側外面から突設した一対の握り部1
2,12内面が相互に当接する。
「実施例」 以下図面を参照して一実施例を説明する。
1は壜体であり、該壜体は、胴部上端から、下部を大外
径部2aとしかつ上部を小外径部2bとした口頸部2を起立
すると共に、その小外径部2bの下部外面に係合突条3を
周設して、該係合突条下面と大外径部2a上端の上向き段
部4上面との間に係合凹溝5を形成し、また、上記大外
径部2aの上半後部外面に、上面を係合凹溝5へ開口させ
かつ左右両側壁6a,6aを傾斜面とした上拡がりの係合溝
6を形成し、該係合溝上方の係合突条3部分を切欠いて
いる。この壜体1は硝子製でも、合成樹脂製でもよい。
径部2aとしかつ上部を小外径部2bとした口頸部2を起立
すると共に、その小外径部2bの下部外面に係合突条3を
周設して、該係合突条下面と大外径部2a上端の上向き段
部4上面との間に係合凹溝5を形成し、また、上記大外
径部2aの上半後部外面に、上面を係合凹溝5へ開口させ
かつ左右両側壁6a,6aを傾斜面とした上拡がりの係合溝
6を形成し、該係合溝上方の係合突条3部分を切欠いて
いる。この壜体1は硝子製でも、合成樹脂製でもよい。
8は合成樹脂製の把手部材であり、該把手部材は、既述
係合突条3下方の口頸部2部分外面に、後部を切り離し
た弾性変形可能な取付け用嵌合筒9を嵌合させると共
に、該取付け用嵌合筒上端に付設した内向きフランジ10
を既述係合凹溝5内へ嵌合させ、また、その内向きフラ
ンジ10上面を既述係合突条3下面へ、かつ取付け用嵌合
筒9の切り離し端部両側上部内面から取付け用嵌合筒中
心方向へ突設した係合縦条11,11下端部分を既述係合溝
6の左右両側壁6a,6a下端へ、それぞれ係合させ、更
に、取付け用嵌合筒9の切り離し端部両側外面から突設
した一対の握り部12,12内面を相互に当接させている。
係合突条3下方の口頸部2部分外面に、後部を切り離し
た弾性変形可能な取付け用嵌合筒9を嵌合させると共
に、該取付け用嵌合筒上端に付設した内向きフランジ10
を既述係合凹溝5内へ嵌合させ、また、その内向きフラ
ンジ10上面を既述係合突条3下面へ、かつ取付け用嵌合
筒9の切り離し端部両側上部内面から取付け用嵌合筒中
心方向へ突設した係合縦条11,11下端部分を既述係合溝
6の左右両側壁6a,6a下端へ、それぞれ係合させ、更
に、取付け用嵌合筒9の切り離し端部両側外面から突設
した一対の握り部12,12内面を相互に当接させている。
「考案の効果」 本案は上記構成とするものであり、口頸部2の小外径部
2b下部外面に係合突条3を周設して、該係合突条下面と
口頸部2の大外径部2a上端の上向き段部4上面との間に
係合凹溝5を形成し、また、大外径部2aの上半後部外面
に、上面を係合凹溝5へ開口させた上拡がりの係合溝6
を形成し、該係合溝上方の係合突条3部分を切欠いた壜
体1と、係合突条3下方の口頸部2部分外面に、後部を
切り離した弾性変形可能な取付け用嵌合筒9を嵌合させ
ると共に、該取付け用嵌合筒上端に付設した内向きフラ
ンジ10を係合凹溝5内へ嵌合させ、また、その内向きフ
ランジ10上面を係合突条3下面へ、かつ取付け用嵌合筒
9の切り離し端部両側内面から取付け用嵌合筒中心方向
へ突設した係合縦条11,11の下端部分を係合溝6の左右
両側壁6a,6a下端へ、それぞれ係合させた把手部材8と
で壜を形成したから、口頸部2外面へ浅く嵌合させた取
付け用嵌合筒9を押下げることで、該取付け用嵌合筒を
拡開変形させて内向きフランジ10を係合凹溝5内へ嵌合
させることができ、よって、把手部材8を壜体口頸部2
へ容易に取付けることができ、また、内向きフランジ10
上面を係合突条3下面へ、かつ取付け用嵌合筒9の切り
離し端部両側内面に付設した係合縦条11,11の下端部分
を係合溝6の左右両側壁6a,6a下端へ、それぞれ係合さ
せたから、口頸部2外面に嵌合させた取付け用嵌合筒9
が拡開変形するのを阻止することができ、よって、把手
部材8の取付けが確実であり、更に、従来品のように把
手固定用の押え部材を用いないことから、構造及び組み
立てが簡略化し、廉価に形成することができる。
2b下部外面に係合突条3を周設して、該係合突条下面と
口頸部2の大外径部2a上端の上向き段部4上面との間に
係合凹溝5を形成し、また、大外径部2aの上半後部外面
に、上面を係合凹溝5へ開口させた上拡がりの係合溝6
を形成し、該係合溝上方の係合突条3部分を切欠いた壜
体1と、係合突条3下方の口頸部2部分外面に、後部を
切り離した弾性変形可能な取付け用嵌合筒9を嵌合させ
ると共に、該取付け用嵌合筒上端に付設した内向きフラ
ンジ10を係合凹溝5内へ嵌合させ、また、その内向きフ
ランジ10上面を係合突条3下面へ、かつ取付け用嵌合筒
9の切り離し端部両側内面から取付け用嵌合筒中心方向
へ突設した係合縦条11,11の下端部分を係合溝6の左右
両側壁6a,6a下端へ、それぞれ係合させた把手部材8と
で壜を形成したから、口頸部2外面へ浅く嵌合させた取
付け用嵌合筒9を押下げることで、該取付け用嵌合筒を
拡開変形させて内向きフランジ10を係合凹溝5内へ嵌合
させることができ、よって、把手部材8を壜体口頸部2
へ容易に取付けることができ、また、内向きフランジ10
上面を係合突条3下面へ、かつ取付け用嵌合筒9の切り
離し端部両側内面に付設した係合縦条11,11の下端部分
を係合溝6の左右両側壁6a,6a下端へ、それぞれ係合さ
せたから、口頸部2外面に嵌合させた取付け用嵌合筒9
が拡開変形するのを阻止することができ、よって、把手
部材8の取付けが確実であり、更に、従来品のように把
手固定用の押え部材を用いないことから、構造及び組み
立てが簡略化し、廉価に形成することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本案壜の一実施例の分解斜視図、第2図は同
実施例の把手部材の横断面図、第3図a,bは、それぞれ
同実施例の壜体要部の背面図である。 1…壜体、8…把手部材
実施例の把手部材の横断面図、第3図a,bは、それぞれ
同実施例の壜体要部の背面図である。 1…壜体、8…把手部材
Claims (1)
- 【請求項1】胴部上端から、下部を大外径部2aとしかつ
上部を小外径部2bとした口頸部2を起立すると共に、そ
の小外径部2bの下部外面に係合突条3を周設して、該係
合突条下面と大外径部2a上端の上向き段部4上面との間
に係合凹溝5を形成し、また、上記大外径部2aの上半後
部外面に、上面を係合凹溝5へ開口させた上拡がりの係
合溝6を形成し、該係合溝上方の係合突条3部分を切欠
いた壜体1と、上記係合突条3下方の口頸部2部分外面
に、後部を切り離した弾性変形可能な取付け用嵌合筒9
を嵌合させると共に、該取付け用嵌合筒上端に付設した
内向きフランジ10を上記係合凹溝5内へ嵌合させ、ま
た、その内向きフランジ10上面を上記係合突条3下面
へ、かつ取付け用嵌合筒9の切り離し端部両側内面から
取付け用嵌合筒中心方向へ突設した係合縦条11,11下端
部分を上記係合溝6の左右両側壁6a,6a下端へ、それぞ
れ係合させ、更に、取付け用嵌合筒9の切り離し端部両
側外面から突設した一対の握り部12,12内面を相互に当
接させた把手部材8とからなる把手付き壜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10808788U JPH0634278Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 把手付き壜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10808788U JPH0634278Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 把手付き壜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0228443U JPH0228443U (ja) | 1990-02-23 |
JPH0634278Y2 true JPH0634278Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31343092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10808788U Expired - Lifetime JPH0634278Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 把手付き壜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634278Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-17 JP JP10808788U patent/JPH0634278Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0228443U (ja) | 1990-02-23 |
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