JPH06342735A - 積層型セラミックチップコンデンサ - Google Patents

積層型セラミックチップコンデンサ

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JPH06342735A
JPH06342735A JP15435593A JP15435593A JPH06342735A JP H06342735 A JPH06342735 A JP H06342735A JP 15435593 A JP15435593 A JP 15435593A JP 15435593 A JP15435593 A JP 15435593A JP H06342735 A JPH06342735 A JP H06342735A
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mol
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multilayer ceramic
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友宏 嵐
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陽 佐藤
Yukie Nakano
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容量の温度特性であるX7R特性を満足する
ことができ、かつ、直流電界下での容量の経時変化が小
さく、絶縁抵抗IRの加速寿命が長く、直流バイアス特
性が良好な積層型セラミックチップコンデンサを提供す
る。 【構成】 BaTiO3 100モルに対し、MgO:
0.1〜3モル、Y23 :1モル超5モル以下、Ba
O+CaO:2〜12モル(BaOまたはCaO=0を
含む)、SiO2 :2〜12モルの組成比の誘電体層を
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層型セラミックチッ
プコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】積層型セラミックチップコンデンサは、
小型、大容量、高信頼性の電子部品として広く利用され
ており、1台の電子機器の中で使用される個数も多数に
のぼる。近年、機器の小型・高性能化にともない、積層
型セラミックチップコンデンサに対する更なる小型、大
容量、低価格、高信頼性化への要求はますます厳しくな
っている。
【0003】積層型セラミックチップコンデンサは通
常、内部電極層用のペーストと誘電体層用のペーストと
をシート法や印刷法等により積層し、一体同時焼成して
製造される。
【0004】内部電極層の導電材には、一般にPdやP
d合金が用いられているが、Pdは高価であるため、比
較的安価なNiやNi合金等の卑金属が使用されつつあ
る。内部電極層の導電材として卑金属を用いる場合、大
気中で焼成を行なうと内部電極層が酸化してしまうた
め、誘電体層と内部電極層との同時焼成を、還元性雰囲
気中で行なう必要がある。しかし、還元性雰囲気中で焼
成すると、誘電体層が還元され、比抵抗が低くなってし
まうため、非還元性の誘電体材料が提案されている。
【0005】しかし、非還元性の誘電体材料を用いた積
層型セラミックチップコンデンサは、絶縁抵抗IRの寿
命が短くなり、信頼性が低いという問題がある。
【0006】また、誘電体を直流電界にさらすと、比誘
電率εs が経時的に低下するという問題が生じる。チッ
プコンデンサを小型、大容量化するために誘電体層の厚
みを薄くすると、直流電圧を印加したときの誘電体層に
かかる電界が強くなるため、比誘電率εs の経時変化、
すなわち容量の経時変化が著しく大きくなってしまう。
【0007】さらに、コンデンサには直流バイアス特性
が良好であることも要求される。直流バイアス特性と
は、チップコンデンサに交流電界とこれに重畳する直流
成分とが印加されたときの容量の変化率を表わすもの
で、印加される直流電界が大きくなると、一般に容量の
低下がみられる。この特性が不十分であると、通常の使
用時に直流電界が印加されたとき、容量が著しく低下し
て規格の容量に満たなくなってしまう、という問題が生
じる。
【0008】ところで、EIA規格に定められたX7R
特性と呼ばれる規格では、容量の変化率が、−55℃か
ら125℃の間で±15%以内(基準温度25℃)と定
められている。
【0009】X7R特性を満足する誘電体材料として
は、例えば特開昭61−36170号公報に示されるB
aTiO3 +SrTiO3 +MnO系の組成が知られて
いる。しかし、このものは、直流電界下における容量の
経時変化が大きく、例えば40℃で50V の直流電界を
1000時間印加すると、容量の変化率が−10〜−3
0%程度となってしまい、X7R特性を満足することが
できなくなる。
【0010】また、この他、非還元性の誘電体磁器組成
物としては、特開昭57−71866号公報に開示され
ているBaTiO3 +MnO+MgO、特開昭61−2
50905号公報に開示されている(Ba1-x Srx
O)a Ti1-y Zry2 +α((1−z)MnO+z
CoO)+β((1−t)A25 +tL23 )+w
SiO2 (ただし、A=Nb,Ta,V、L=Yまたは
希土類元素)、特開平2−83256号公報に開示され
ているチタン酸バリウムにガラス状態のBaαCa1-α
SiO3 を添加したものなどが挙げられる。しかし、こ
れらのいずれの誘電体磁器組成物も、容量の温度特性が
良好で、直流電界下での容量の経時変化が少なく、直流
バイアス特性が良好であり、絶縁抵抗の加速寿命が長い
という特性の全てを満足することはできなかった。例え
ば、特開昭61−250905号公報および特開平2−
83256号公報にそれぞれ開示されているものでは、
絶縁抵抗の加速寿命が短い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情からなされたものであり、容量の温度特性であるX7
R特性を満足することができ、かつ、直流電界下での容
量の経時変化が小さく、、絶縁抵抗IRの加速寿命が長
く、直流バイアス特性が良好な積層型セラミックチップ
コンデンサを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(5)の本発明により達成される。 (1)誘電体層と内部電極層とが交互に積層された構成
のコンデンサチップ体を有する積層型セラミックチップ
コンデンサであって、前記誘電体層が、主成分としてチ
タン酸バリウムを、副成分として酸化マグネシウムと、
酸化イットリウムと、酸化バリウムおよび酸化カルシウ
ムから選択される少なくとも1種と、酸化ケイ素とを含
有し、チタン酸バリウムをBaTiO3 に、酸化マグネ
シウムをMgOに、酸化イットリウムをY23 に、酸
化バリウムをBaOに、酸化カルシウムをCaOに、酸
化ケイ素をSiO2 にそれぞれ換算したとき、BaTi
3 100モルに対する比率がMgO:0.1〜3モ
ル、Y23 :1モル超5モル以下、BaO+CaO:
2〜12モル、SiO2 :2〜12モルであることを特
徴とする積層型セラミックチップコンデンサ。 (2)前記誘電体層が副成分として酸化マンガンを含有
し、この酸化マンガンをMnOに換算したとき、BaT
iO3 100モルに対するMnOの比率が0.5モル以
下である上記(1)に記載の積層型セラミックチップコ
ンデンサ。 (3)前記内部電極層に含まれる導電材が、Niまたは
Ni合金である上記(1)または(2)に記載の積層型
セラミックチップコンデンサ。 (4)酸素分圧が10-8〜10-12 気圧である雰囲気中
で、1200〜1400℃の温度範囲内にて焼成された
上記(3)に記載の積層型セラミックチップコンデン
サ。 (5)焼成後に、酸素分圧が10-6気圧以上の雰囲気中
で1100℃以下の温度範囲内にてアニールされた上記
(3)または(4)に記載の積層型セラミックチップコ
ンデンサ。
【0013】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0014】[積層型セラミックチップコンデンサ]本
発明の積層型セラミックチップコンデンサの構成例の断
面図を、図1に示す。
【0015】図1に示されるように、本発明の積層型セ
ラミックチップコンデンサ1は、誘電体層2と内部電極
層3とが交互に積層された構成のコンデンサチップ体1
0を有し、このコンデンサチップ体10表面に、内部電
極層3と導通する外部電極4を有する。コンデンサチッ
プ体10の形状に特に制限はないが、通常、直方体状と
される。また、その寸法にも特に制限はなく、用途に応
じて適当な寸法とすればよいが、通常、(1.0〜5.
6mm)×(0.5〜5.0mm)×(0.5〜1.9mm)
程度である。内部電極層3は、その端面がコンデンサチ
ップ体10の対向する2表面に交互に露出するように積
層され、外部電極4は、コンデンサチップ体10の前記
対向する2表面に形成され、所定のコンデンサ回路を構
成する。
【0016】<誘電体層2>誘電体層2は、主成分とし
てチタン酸バリウム、副成分として酸化マグネシウム
と、酸化イットリウムと、酸化バリウムおよび酸化カル
シウムから選択される少なくとも1種と、酸化ケイ素と
を含有する。チタン酸バリウムをBaTiO3に、酸化
マグネシウムをMgOに、酸化イットリウムをY23
に、酸化バリウムをBaOに、酸化カルシウムをCaO
に、酸化ケイ素をSiO2 にそれぞれ換算したとき、誘
電体層中における各化合物の比率は、BaTiO3 10
0モルに対しMgO:0.1〜3モル、好ましくは0.
5〜2.0モル、Y23 :1モル超5モル以下、好ま
しくは1.1〜3.5モル、BaO+CaO:2〜12
モル、好ましくは2〜6モル、SiO2 :2〜12モ
ル、好ましくは2〜6モル、である。
【0017】各酸化物の酸化状態は特に限定されず、各
酸化物を構成する金属元素の含有量が上記範囲であれば
よい。
【0018】なお、誘電体層2には他の化合物が含まれ
ていてもよいが、酸化コバルトは容量変化率を増大させ
るので実質的に含まれないことが好ましい。
【0019】上記各副成分の含有量の限定理由は下記の
とおりである。
【0020】酸化マグネシウムの含有量が前記範囲未満
であると、容量の温度特性を所望の範囲とすることがで
きない。酸化マグネシウムの含有量が前記範囲を超える
と、焼結性が急激に悪化し、緻密化が不十分となってI
R加速寿命が低下し、また、高い比誘電率が得られな
い。
【0021】酸化イットリウムは、IR加速寿命を向上
させる効果を有し、直流バイアス特性も向上させる。酸
化イットリウムの含有量が1モル以下となると直流バイ
アス特性が不十分となる。酸化イットリウムの含有量が
前記範囲を超えると比誘電率が低下し、また、焼結性が
低下して緻密化が不十分となる。
【0022】BaO+CaOの含有量が前記範囲未満で
あると、直流電界印加時の容量の経時変化が大きくな
り、また、IR加速寿命が不十分となり、また、容量の
温度特性を所望の範囲とすることができない。含有量が
前記範囲を超えると、IR加速寿命が不十分となり、ま
た、比誘電率の急激な低下が起こる。また、SiO2
含有量が前記範囲未満であると焼結性が低下して緻密化
が不十分となり、前記範囲を超えると初期絶縁抵抗が低
くなりすぎる。
【0023】誘電体層中には、上記各化合物に加え酸化
マンガンが含有されていてもよい。酸化マンガンは誘電
体層を緻密化する作用とIR加速寿命を向上させる作用
をもつが、含有量が多すぎると直流電界印加時の容量の
経時変化を小さくすることが困難となる。MnOに換算
したときの酸化マンガンの含有量は、BaTiO3 10
0モルに対し好ましくは0.5モル以下、より好ましく
は0.3モル以下であり、十分な効果を得るためには
0.01モル以上添加することが好ましい。
【0024】また、誘電体層中には、酸化アルミニウム
が含有されていてもよい。酸化アルミニウムは比較的低
温での焼結を可能にする作用をもつ。Al23 に換算
したときの酸化アルミニウムの含有量は、誘電体材料全
体の1重量%以下とすることが好ましい。酸化アルミニ
ウムの含有量が多すぎると比誘電率が著しく低下してし
まい、同時にIR加速寿命も短くなってしまう。
【0025】本発明において誘電体層は、いわゆるコア
−シェル構造となっている。すなわち、ペロブスカイト
構造を有する高誘電率相の結晶粒(コア)の周囲を低誘
電率相の結晶粒界(シェル)が取り囲む構造となってい
る。コアには、通常、BaO、TiO2 、MnO、Ca
Oなどが含まれ、シェルには、通常、CaO、TiO
2 、BaO、SiO2 、MnO、MgO、Y23 など
が含まれる。
【0026】誘電体層の平均結晶粒径は特に限定されな
いが、上記組成とすることにより微細な結晶粒が得ら
れ、通常、平均結晶粒径は0.2〜0.7μm 程度とな
る。また、シェルの平均幅は、0.02〜0.2μm 程
度である。
【0027】誘電体層のキュリー温度は、適用される規
格に応じて組成を選択することにより適宜設定すること
ができるが、一般に85℃以上、通常、120〜135
℃程度とする。
【0028】誘電体層の一層あたりの厚さは、50μm
以下、さらには20μm 程度以下とする。厚さの下限は
0.5μm 程度である。本発明は、このような薄層化し
た誘電体層を有する積層型セラミックチップコンデンサ
の容量の経時変化防止に有効である。なお、誘電体層の
積層数は、通常、2〜300程度とする。
【0029】<内部電極層3>内部電極層3に含有され
る導電材は特に限定されないが、誘電体層2構成材料が
耐還元性を有するため、卑金属を用いることができる。
導電材として用いる卑金属としては、NiまたはNi合
金が好ましい。Ni合金としては、Mn、Cr、Coお
よびAlから選択される1種以上の元素とNiとの合金
が好ましく、合金中のNi含有量は95重量%以上であ
ることが好ましい。
【0030】なお、NiまたはNi合金中には、P等の
各種微量成分が0.1重量%程度以下含まれていてもよ
い。
【0031】内部電極層の厚さは用途等に応じて適宜決
定すればよいが、通常、0.5〜5μm 、特に0.5〜
2.5μm 程度であることが好ましい。
【0032】<外部電極4>外部電極4に含有される導
電材は特に限定されないが、本発明では安価なNi、C
uや、これらの合金を用いることができる。
【0033】外部電極の厚さは用途等に応じて適宜決定
されればよいが、通常、10〜50μm 程度であること
が好ましい。
【0034】[積層型セラミックチップコンデンサの製
造方法]本発明の積層型セラミックチップコンデンサ
は、ペーストを用いた通常の印刷法やシート法によりグ
リーンチップを作製し、これを焼成した後、外部電極を
印刷ないし転写して焼成することにより製造される。
【0035】<誘電体層用ペースト>誘電体層用ペース
トは、誘電体原料と有機ビヒクルとを混練して製造され
る。
【0036】誘電体原料には、上記した複合酸化物や酸
化物の混合物を用いることができるが、その他、焼成に
より上記した複合酸化物や酸化物となる各種化合物、例
えば、炭酸塩、シュウ酸塩、硝酸塩、水酸化物、有機金
属化合物等から適宜選択し、混合して用いることができ
る。誘電体原料中の各化合物の含有量は、焼成後に上記
した誘電体層の組成となるように決定すればよい。
【0037】誘電体原料は、通常、平均粒子径0.1〜
3μm 程度の粉末として用いられる。
【0038】有機ビヒクルとは、バインダを有機溶剤中
に溶解したものである。有機ビヒクルに用いるバインダ
は特に限定されず、エチルセルロース等の通常の各種バ
インダから適宜選択すればよい。また、用いる有機溶剤
も特に限定されず、印刷法やシート法など、利用する方
法に応じて、テルピネオール、ブチルカルビトール、ア
セトン、トルエン等の各種有機溶剤から適宜選択すれば
よい。
【0039】<内部電極層用ペースト>内部電極層用ペ
ーストは、上記した各種導電性金属や合金からなる導電
材、あるいは焼成後に上記した導電材となる各種酸化
物、有機金属化合物、レジネート等と、上記した有機ビ
ヒクルとを混練して調製する。
【0040】<外部電極用ペースト>外部電極用ペース
トは、上記した内部電極層用ペーストと同様にして調製
すればよい。
【0041】<有機ビヒクル含有量>上記した各ペース
ト中の有機ビヒクルの含有量に特に制限はなく、通常の
含有量、例えば、バインダは1〜5重量%程度、溶剤は
10〜50重量%程度とすればよい。また、各ペースト
中には、必要に応じて各種分散剤、可塑剤、誘電体、絶
縁体等から選択される添加物が含有されていてもよい。
これらの総含有量は、10重量%以下とすることが好ま
しい。
【0042】<グリーンチップ作製>印刷法を用いる場
合、誘電体層用ペーストおよび内部電極層用ペースト
を、PET等の基板上に積層印刷し、所定形状に切断し
た後、基板から剥離してグリーンチップとする。
【0043】また、シート法を用いる場合、誘電体層用
ペーストを用いてグリーンシートを形成し、この上に内
部電極層用ペーストを印刷した後、これらを積層してグ
リーンチップとする。
【0044】<脱バインダ処理>焼成前に行なわれる脱
バインダ処理は、通常の条件で行えばよいが、内部電極
層の導電材にNiやNi合金等の卑金属を用いる場合、
特に下記の条件で行うことが好ましい。 昇温速度:5〜300℃/時間、特に10〜100℃/
時間 保持温度:200〜400℃、特に250〜300℃ 温度保持時間:0.5〜24時間、特に5〜20時間 雰囲気:空気中
【0045】<焼成>グリーンチップ焼成時の雰囲気
は、内部電極層用ペースト中の導電材の種類に応じて適
宜決定されればよいが、導電材としてNiやNi合金等
の卑金属を用いる場合、焼成雰囲気中の酸素分圧は、1
-8〜10-12 気圧とすることが好ましい。酸素分圧が
前記範囲未満であると、内部電極層の導電材が異常焼結
を起こし、途切れてしまうことがある。また、酸素分圧
が前記範囲を超えると、内部電極層が酸化する傾向にあ
る。
【0046】また、焼成時の保持温度は、1100〜1
400℃、特に1200〜1300℃とすることが好ま
しい。保持温度が前記範囲未満であると緻密化が不十分
であり、前記範囲を超えると直流電界印加時の容量の経
時変化が大きくなる。
【0047】上記条件以外の各種条件は、下記のように
することが好ましい。
【0048】昇温速度:50〜500℃/時間、特に2
00〜300℃/時間 温度保持時間:0.5〜8時間、特に1〜3時間 冷却速度:50〜500℃/時間、特に200〜300
℃/時間 焼成雰囲気は還元性雰囲気とすることが好ましく、雰囲
気ガスとしては、例えば、N2 とH2 との混合ガスを加
湿して用いることが好ましい。
【0049】<アニール>還元性雰囲気中で焼成した場
合、コンデンサチップ体にはアニールが施されることが
好ましい。アニールは、誘電体層を再酸化するための処
理であり、これによりIR加速寿命を著しく長くするこ
とができる。
【0050】アニール雰囲気中の酸素分圧は、10-6
圧以上、特に10-5〜10-4気圧とすることが好まし
い。酸素分圧が前記範囲未満であると誘電体層の再酸化
が困難であり、前記範囲を超えると内部電極層が酸化す
る傾向にある。
【0051】アニールの際の保持温度は、1100℃以
下、特に500〜1000℃とすることが好ましい。保
持温度が前記範囲未満であると誘電体層の酸化が不十分
となって寿命が短くなる傾向にあり、前記範囲を超える
と内部電極層が酸化し、容量が低下するだけでなく、誘
電体素地と反応してしまい、寿命も短くなる傾向にあ
る。なお、アニールは昇温および降温だけから構成して
もよい。この場合、温度保持時間は零であり、保持温度
は最高温度と同義である。
【0052】上記条件以外の各種条件は下記のようにす
ることが好ましい。
【0053】温度保持時間:0〜20時間、特に6〜1
0時間 冷却速度:50〜500℃/時間、特に100〜300
℃/時間 雰囲気用ガスには、加湿したN2 ガス等を用いることが
好ましい。
【0054】なお、上記した脱バインダ処理、焼成およ
びアニールにおいて、N2 ガスや混合ガス等を加湿する
には、例えばウェッター等を使用すればよい。この場
合、水温は5〜75℃程度が好ましい。
【0055】脱バインダ処理、焼成およびアニールは、
連続して行なっても、独立に行なってもよい。
【0056】これらを連続して行なう場合、脱バインダ
処理後、冷却せずに雰囲気を変更し、続いて焼成の際の
保持温度まで昇温して焼成を行ない、次いで冷却し、ア
ニールの保持温度に達したときに雰囲気を変更してアニ
ール行なうことが好ましい。
【0057】また、これらを独立して行なう場合、焼成
に際しては、脱バインダ処理時の保持温度までN2 ガス
あるいは加湿したN2 ガス雰囲気下で昇温した後、雰囲
気を変更してさらに昇温を続けることが好ましく、アニ
ール時の保持温度まで冷却した後は、再びN2 ガスある
いは加湿したN2 ガス雰囲気に変更して冷却を続けるこ
とが好ましい。また、アニールに際しては、N2 ガス雰
囲気下で保持温度まで昇温した後、雰囲気を変更しても
よく、アニールの全工程を加湿したN2 ガス雰囲気とし
てもよい。
【0058】<外部電極形成>上記のようにして得られ
たコンデンサチップ体に、例えばバレル研磨やサンドブ
ラストなどにより端面研磨を施し、外部電極用ペースト
を印刷ないし転写して焼成し、外部電極4を形成する。
外部電極用ペーストの焼成条件は、例えば、加湿したN
2 とH2 との混合ガス中で600〜800℃にて10分
間〜1時間程度とすることが好ましい。
【0059】そして、必要に応じ、外部電極4表面に、
めっき等により被覆層を形成する。
【0060】このようにして製造された本発明の積層型
セラミックチップコンデンサは、ハンダ付等によりプリ
ント基板上などに実装され、各種電子機器等に使用され
る。
【0061】そして、本発明の積層型セラミックチップ
コンデンサの誘電体層には、使用時に、0.02V/μm
以上、 特に0.2V/μm 以上、さらには0.5V/μm 以
上、一般に5V/μm 程度以下の直流電界と、通常、これ
に重畳する交流成分とが印加されるが、このような直流
電界を負荷しても、容量の経時変化は極めて少ないもの
である。
【0062】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0063】下記の各ペーストを調製した。誘電体層用ペースト 粒径0.1〜1μm のBaTiO3 、(MgCO34
・Mg(OH)2 ・5H2 O、MnCO3 、BaCO
3 、CaCO3 、SiO2 、Y23 から選択した材料
粉末をボールミルにより16時間湿式混合し、次いでス
プレードライヤーで乾燥させて、誘電体原料とした。各
粉末の混合比率を変えて、複数の誘電体原料を作製し
た。
【0064】各誘電体原料100重量部と、アクリル樹
脂4.8重量部、塩化メチレン40重量部、トリクロロ
エタン20重量部、ミネラルスピリット6重量部および
アセトン4重量部とをボールミルで混合してペースト化
した。
【0065】内部電極層用ペースト 平均粒径0.8μm のNi粒子100重量部と、有機ビ
ヒクル(エチルセルロース樹脂8重量部をブチルカルビ
トール92重量部に溶解したもの)40重量部およびブ
チルカルビトール10重量部とを3本ロールにより混練
し、ペースト化した。
【0066】外部電極用ペースト 平均粒径0.5μm のCu粒子100重量部と、有機ビ
ヒクル(エチルセルロース樹脂8重量部をブチルカルビ
トール92重量部に溶解したもの)35重量部およびブ
チルカルビトール7重量部とを混練し、ペースト化し
た。
【0067】上記各誘電体層用ペーストおよび上記内部
電極層用ペーストを用い、図1に示される構成の積層型
セラミックコンデンサを作製した。
【0068】まず、誘電体層用ペーストを用いてPET
フィルム上に厚さ20μm のグリーンシートを形成し、
この上に内部電極層用ペーストを印刷した後、PETフ
ィルムからシートを剥離した。次いで、複数枚のシート
を積層し、加圧接着してグリーンチップを得た。シート
の積層数は4層とした。
【0069】次いでグリーンチップを所定サイズに切断
し、脱バインダ処理、焼成およびアニールを下記の条件
にて連続的に行ない、コンデンサチップ体を作製した。
【0070】脱バインダ処理 昇温速度:15℃/時間 保持温度:280℃ 温度保持時間:8時間 雰囲気ガス:空気中
【0071】焼成 昇温速度:200℃/時間 保持温度:1300℃ 温度保持時間:2時間 冷却速度:300℃/時間 雰囲気ガス:加湿したN2 とH2 との混合ガス 酸素分圧:10-9気圧
【0072】アニール 保持温度:900℃ 温度保持時間:9時間 冷却速度:300℃/時間 雰囲気ガス:加湿したN2 ガス 酸素分圧:10-5気圧
【0073】なお、それぞれの雰囲気ガスの加湿にはウ
ェッターを用い、水温は35℃とした。
【0074】得られたコンデンサチップ体の端面をサン
ドブラストにて研磨した後、上記外部電極用ペーストを
前記端面に転写し、加湿したN2 +H2 雰囲気中で80
0℃にて10分間焼成して外部電極を形成し、積層型セ
ラミックチップコンデンササンプルを得た。
【0075】このようにして製造した各サンプルのサイ
ズは、3.2mm×1.6mm×0.6mmであり、誘電体層
の厚さは15μm 、内部電極層の厚さは2.5μm であ
った。
【0076】各サンプルの誘電体層の組成を、下記表1
に示す。これらの組成は、前述した基準に従って算出し
た。
【0077】各サンプルについて、下記の測定を行なっ
た。結果を表1に示す。
【0078】容量の温度特性 X7R特性:LCRメータにより、−55〜125℃に
ついて測定電圧1V で容量を測定し、容量変化率が±1
5%以内(基準温度25℃)を満足するかどうかを調べ
た。満足する場合を○、満足しない場合を×とした。
【0079】直流電界下での容量の経時変化 LCRメーターにより、測定電圧1.0V (交流)で初
期容量C0 を測定した。次いで、誘電体層の厚さ1μm
あたり1.06V の直流電界(サンプルへの印加電圧1
6V )を40℃にて100時間印加した後、無負荷状態
で室温にて24時間放置した。放置後に容量を測定し、
初期容量C0 からの変化量ΔC1 を求めて、変化率ΔC
1 /C0 を算出した。なお、放置後の容量は上記条件に
て測定した。
【0080】絶縁抵抗IRの加速寿命 220℃にて10V/μm の電界下で加速試験を行ない、
抵抗(IR)が2×105 Ω以下になるまでの時間を寿
命時間とした。
【0081】比誘電率εs 25℃における比誘電率を測定した。
【0082】直流バイアス特性 LCRメーターにより、測定電圧1.0V (交流)で初
期容量C0 を測定した。次に、誘電体層の厚さ1μm あ
たり1.0V の直流電圧を1.0V の交流電圧に重畳し
て印加したときの容量を測定し、初期容量C0 からの変
化量ΔC2 を求めて、変化率ΔC2 /C0 を算出した。
【0083】
【表1】
【0084】表1に示される結果から、本発明の効果が
明らかである。すなわち、誘電体層の組成が本発明の範
囲内であるサンプルでは、X7R特性を満足し、かつ、
直流電界下での容量の経時変化率が極めて低く、また、
加速試験における絶縁抵抗IRの寿命が長い。そして、
1モル超のY23 の添加により、IR加速寿命が著し
く向上すると共に直流バイアス特性が著しく良好となる
ことがわかる。なお、本発明サンプルは、静電容量の温
度特性がB特性[−25〜85℃で容量変化率±10%
以内(基準温度20℃)]も満足していた。
【0085】
【発明の効果】本発明では、誘電体層を所定の組成とす
ることにより、容量の温度特性に関するX7R特性を満
足することができ、かつ、直流電界下での容量の経時変
化が小さく、絶縁抵抗IRの加速寿命が長く、直流バイ
アス特性が良好な積層型セラミックチップコンデンサを
実現することができる。従って、誘電体層の厚さを5μ
m 以下としても実用的に十分な特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層型セラミックチップコンデンサの
構成例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 積層型セラミックチップコンデンサ 10 コンデンサチップ体 2 誘電体層 3 内部電極層 4 外部電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 武史 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体層と内部電極層とが交互に積層さ
    れた構成のコンデンサチップ体を有する積層型セラミッ
    クチップコンデンサであって、 前記誘電体層が、主成分としてチタン酸バリウムを、副
    成分として酸化マグネシウムと、酸化イットリウムと、
    酸化バリウムおよび酸化カルシウムから選択される少な
    くとも1種と、酸化ケイ素とを含有し、チタン酸バリウ
    ムをBaTiO3 に、酸化マグネシウムをMgOに、酸
    化イットリウムをY23 に、酸化バリウムをBaO
    に、酸化カルシウムをCaOに、酸化ケイ素をSiO2
    にそれぞれ換算したとき、BaTiO3 100モルに対
    する比率が MgO:0.1〜3モル、 Y23 :1モル超5モル以下、 BaO+CaO:2〜12モル、 SiO2 :2〜12モル であることを特徴とする積層型セラミックチップコンデ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 前記誘電体層が副成分として酸化マンガ
    ンを含有し、この酸化マンガンをMnOに換算したと
    き、BaTiO3 100モルに対するMnOの比率が
    0.5モル以下である請求項1に記載の積層型セラミッ
    クチップコンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記内部電極層に含まれる導電材が、N
    iまたはNi合金である請求項1または2に記載の積層
    型セラミックチップコンデンサ。
  4. 【請求項4】 酸素分圧が10-8〜10-12 気圧である
    雰囲気中で、1200〜1400℃の温度範囲内にて焼
    成された請求項3に記載の積層型セラミックチップコン
    デンサ。
  5. 【請求項5】 焼成後に、酸素分圧が10-6気圧以上の
    雰囲気中で1100℃以下の温度範囲内にてアニールさ
    れた請求項3または4に記載の積層型セラミックチップ
    コンデンサ。
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