JPH0634254U - 半導体モジュール - Google Patents

半導体モジュール

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JPH0634254U
JPH0634254U JP7751792U JP7751792U JPH0634254U JP H0634254 U JPH0634254 U JP H0634254U JP 7751792 U JP7751792 U JP 7751792U JP 7751792 U JP7751792 U JP 7751792U JP H0634254 U JPH0634254 U JP H0634254U
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metal substrate
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豊二 安田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂封止半導体モジュールにおいて、封止樹
脂層のヒビ割れを防止して特性の向上を図る。 【構成】 電力用半導体チップ4と制御部品5を搭載
し、外部引き出し端子6を取り付けた回路基板を囲んで
樹脂封止を行うに際し、上蓋11a、側壁11b、内壁
11cの一体成形よりなり、上蓋11aに開口部11d
を有し、かつ上蓋11aの下面に微細な凹凸形状16を
形成した樹脂ケース11を用いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、同一金属基板上に電力用半導体チップと、この半導体チップを制 御する制御部品とを搭載し、樹脂封止して得られる半導体モジュールに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体モジュールとしては例えば図3の断面図に示す構造のものが知ら れている。図4はこの半導体モジュールのケース取り付け前の回路基板を示す平 面図である。図において、1は全面に絶縁層(図示せず)を有する金属基板であ り、この金属基板1上のほぼ中央部から一方端にかけて凸形状の銅回路2が接着 半田付けされ、また他方端にかけて絶縁板上に銅回路パターンを印刷した凹形状 のプリント配線板3が接着シート等によって絶縁層上に接着されている。
【0003】 そして、金属基板1の銅回路2およびプリント配線板3の必要個所にクリーム 半田を印刷し、銅回路2上に電力用半導体チップ4を、またプリント配線板3の 上に表面実装部品である抵抗、IC、コンデンサー等の制御部品5を搭載し、さ らに金属基板1上の必要個所には外部引出し端子6を搭載してからリフロー炉で 全部品の半田付けを行い、その後回路間の結線7を行って図4のような回路基板 が得られる。
【0004】 次に、回路基板の周縁および上方を上蓋11aと側壁11bおよび内壁11c を一体成形した樹脂ケース11で覆い、側壁11bを金属基板1にシリコンゴム 等の接着剤で接着する。この時、予め電力用半導体チップ4と制御部品5を囲む ように所定の位置に設けられている内壁11c、11cをも金属基板1上に接着 する。そして、ケース11の上蓋11aに設けられている開口部11dから内壁 11c、11c内にシリコンゴムを充填し、120〜150℃で加熱硬化してシ リコンゴム層12を形成する。次いで、シリコンゴム層12の上および側壁11 bと内壁11cとの間に開口部11dからエポキシ樹脂を充填し、120〜15 0℃で加熱硬化してエポキシ樹脂層13を形成することにより図3のような半導 体モジュールが得られる。なお、上記絶縁層を有する金属基板に銅回路および予 め制御部品を表面実装したプリント配線板を取り付ける代わりに、金属基板に絶 縁物を介して銅回路を配置し、この銅回路上に電力用半導体チップ、制御部品を 載置し、半田付けすることもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような半導体モジュールを得るに当たって、従来はシリ コンゴム層の上にエポキシ樹脂を充填する際に、粘度の高いエポキシ樹脂が均一 に入らず、図5に示すようにケース11の上蓋11aの下部に空気層14が生じ ることが多く、また、充填したエポキシ樹脂を加熱硬化させるときに、先に形成 したシリコンゴム層12も加熱されて膨張することがある。このため、膨張する シリコンゴム層12と空気層14との間のエポキシ樹脂層13は他の個所よりそ の厚みが薄くなり、さらに加熱硬化時にシリコンゴム層の膨張による力がエポキ シ樹脂層の薄い部分に加わってヒビ15が入るという欠点がある。
【0006】 また、このようにして得られる半導体モジュールは、これが用いられる例えば エアコンのような機器類の小型化に伴って薄型化されつつあるが、そのような薄 型半導体モジュールを機器に取り付ける際に、開口部11dに力が加わると図5 のエポキシ樹脂層13に見られるヒビ15がさらに大きくなったり、このヒビ割 れのためにエポキシ樹脂層が完全に分離することがあり、このため耐湿特性が低 下したり、外部配線用端子部材の沿面距離が短くなって耐電圧の低いものになる という問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記に鑑みて、電力用半導体チップおよび制御部品を搭載した回路 基板上を樹脂封止する際に、開口部を有する上蓋、側壁、内壁より構成され、上 蓋の下面が微細な凹凸形状を呈する樹脂ケース、或いは上蓋、側壁、内壁とより なり、上蓋に開口部を有し、この開口部の下縁に突出部を有すると共に、この突 出部の下面を含む上蓋下面に微細な凹凸形状を形成した樹脂ケースを用いるなら ば、従来の半導体モジュールの問題点を解消できることを見出したものである。
【0008】 即ち、この考案は絶縁層を有する金属基板又は絶縁基板を接着した金属基板の 上に積層した銅回路上に電力用半導体チップおよび制御部品を載置固定し、さら に一方端がケース上部外方に引き出される端子部材の他方端を上記金属基板上に 取り付けて得た回路基板を、上蓋と側壁および内壁の一体成形よりなり、上蓋に 開口部を有し、かつ上蓋の下面が微細な凹凸形状を呈する樹脂ケースで覆い、該 ケース内を樹脂封止してなる半導体モジュール、あるいは上記の回路基板を、上 蓋と側壁および内壁より構成され、上蓋に開口部を有し、かつ上蓋の開口部下縁 に突出部を有すると共に、上記突出部の下面を含む上蓋の下面が微細な凹凸形状 を呈する樹脂ケースで覆い、該ケース内を樹脂封止してなる半導体モジュールを 提供するものである。
【0009】
【作用】
この考案は、上記したように電力用半導体チップおよび制御部品を搭載した回 路基板上を樹脂封止する際に、開口部を有する上蓋、側壁、内壁より構成され、 上蓋下面に微細な凹凸形状を呈する樹脂ケースを用いるか、開口部を有する上蓋 、側壁、内壁とともに上蓋開口部下縁に突出部を有し、この突出部を含む上蓋下 面に微細な凹凸形状を呈する樹脂ケースを用いることによって、シリコンゴム層 上にエポキシ樹脂層を形成するためのエポキシ樹脂を充填する際に、エポキシ樹 脂とケース下面との接触面積を多くできること、また開口部端縁ではエポキシ樹 脂が突出部に当たって落下するので充填速度が和らげられ、この結果上蓋下面に 生ずる空気層を減ずることができ、従って空気層とシリコンゴム層間のエポキシ 樹脂層にヒビの入ることを防止することができるのである。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1および図2により詳細に説明する。尚、図中従 来例と同じ符号は同一部位を示すものである。 実施例1 図1において樹脂ケース11はケース上蓋11a、側壁11b、内壁11cか ら構成されており、上蓋11aに開口部11dを有するとともに、上蓋11aの 下面に微細な凹凸形状16が形成されている。このような構造の樹脂ケース11 を、電力用半導体チップ4および制御部品5を搭載し、外部引き出し端子6を取 り付け、回路間の結線7を行った回路基板の金属基板1外縁に側壁11bを接着 することによって取り付け、同時に内壁11cの下端も金属基板1上に接着する 。そして、内壁11c、11c内の電力用半導体チップ4および制御部品5上に ケース上蓋11aの開口部11dからシリコンゴムを充填し、加熱硬化させてシ リコンゴム層12を形成する。
【0011】 次いで、形成したシリコンゴム層12の上に開口部11dからエポキシ樹脂を 充填し、加熱硬化させてエポキシ樹脂層13を形成することにより、この考案の 半導体モジュールが得られるのであるが、樹脂ケース11の上蓋11aの下面に 微細な凹凸形状16が形成されているために、開口部11dから充填されるエポ キシ樹脂の上蓋11aの下面との接触面積を増加させることができ、エポキシ樹 脂と上蓋11aの下面との間に残る空気が分散されるので、空気層14が生じる としても、1つの空気層14は非常に小さいものとなる。この為、充填されたエ ポキシ樹脂を加熱硬化してエポキシ樹脂層13を形成する時に、シリコンゴム層 12の膨張によるエポキシ樹脂の移動が少なく、従ってたとえ空気層14とシリ コンゴム層12間のエポキシ樹脂層13が薄くてもエポキシ樹脂層にヒビ15が 入ったり、割れたりすることを防止することができるのであり、このような半導 体モジュールを機器類に取り付けるに際してもヒビ割れやエポキシ樹脂層の分離 の恐れがなく、耐湿特性が劣化したり、耐電圧の低下が生じることもない。
【0012】 実施例2 図2はこの考案の他の実施例を示すものであり、樹脂ケース11はケース上蓋 11a、側壁11b、内壁11cから構成され、上蓋11aに開口部11dを有 するとともに、上蓋11aの開口部11d下縁に突出部17が設けられている。 そして、この突出部17の下面を含む上蓋11aの下面に微細な凹凸形状16が 形成されている。このような構造の樹脂ケース11を、実施例1と同様に用いて 半導体モジュールが得られるのであるが、樹脂ケース11の上蓋11aの開口部 11d下縁に突出部17が形成されていることと、この突出部17を含む上蓋1 1aの下面に微細な凹凸形状16が形成されていることによって、この半導体モ ジュールを機器類に取り付ける際に開口部11dのエポキシ樹脂に力が加わって も、その力を突出部17で受け止めることができ、かつ上蓋11a下面に形成し た微細な凹凸形状16によるエポキシ樹脂と上蓋11a下面との接触面積の増大 によって、空気層14とシリコンゴム層12間のエポキシ樹脂層13のヒビ割れ を一層防止することができる。
【0013】 尚、この考案における上蓋11a下面の微細な凹凸形状は、上蓋、側壁、内壁 よりなる樹脂ケースを一体成形にて製造するに際し、例えば使用する金型の上蓋 部分に開口部を設けるとともに、上蓋下面側の金型表面に硝酸等によるエッチン グ処理で予め微細な凹凸形状を形成させておくか、または放電加工によってその ような形状を形成させておくことによって容易に得ることができる。また、上蓋 開口部の下縁に突出部を形成する場合も、そのような形状に予め加工した金型を 用いることによって、容易に得ることができる。
【0014】 また、上記では電力用半導体チップと制御部品とを同一基板に有する回路基板 について説明してきたが、電力用半導体チップのみを有する回路基板にも適用で きることはいうまでもない。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば電力用半導体チップおよび制御部品を 搭載し、外部引き出し端子を取り付け、回路間の結線を行った回路基板を樹脂ケ ースで囲んで樹脂封止するに際して、開口部を有する上蓋の下面に微細な凹凸形 状を形成した樹脂ケース、或いは上蓋開口部の下縁に突出部を一体成形にて設け 、突出部の下面を含む上蓋下面に微細な凹凸形状を形成した樹脂ケースを用いる ことによって、封止エポキシ樹脂層におけるヒビ割れを防ぎ、特性の劣化を防止 することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の半導体モジュールの実施例を示す断
面図である。
【図2】この考案の半導体モジュールの他の実施例を示
す断面図である。
【図3】従来の半導体モジュールの断面図である。
【図4】半導体モジュールを構成する回路基板の平面図
である。
【図5】従来の半導体モジュールの拡大部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 金属基板 2 銅回路 3 プリント配線板 4 電力用半導体チップ 5 制御部品 6 外部引き出し端子 11 樹脂ケース 11a 上蓋 11b 側壁 11c 内壁 11d 開口部 12 シリコンゴム層 13 エポキシ樹脂層 14 空気層 15 ヒビ割れ部 16 微細な凹凸形状 17 突出部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁層を有する金属基板又は絶縁基板を
    接着した金属基板の上に積層した銅回路上に電力用半導
    体チップおよび制御部品を載置固定し、さらに一方端が
    ケース上部外方に引き出される端子部材の他方端を上記
    金属基板上に取り付けて得た回路基板を、上蓋と側壁お
    よび内壁の一体成形よりなり、上蓋に開口部を有し、か
    つ上蓋の下面が微細な凹凸形状を呈する樹脂ケースで覆
    い、該ケース内を樹脂封止してなる半導体モジュール。
  2. 【請求項2】 絶縁層を有する金属基板の上面一方側に
    積層した銅回路上に電力用半導体チップを載置固定し、
    他方側に予め制御部品を表面実装したプリント配線板を
    取り付け、さらに一方端がケース上部外方に引き出され
    る端子部材の他方端を上記金属基板上に取り付けて得た
    回路基板を、上蓋と側壁および内壁の一体成形よりな
    り、上蓋に開口部を有し、かつ上蓋の開口部下縁に突出
    部を有すると共に、上記突出部の下面を含む上蓋の下面
    が微細な凹凸形状を呈する樹脂ケースで覆い、該ケース
    内を樹脂封止してなる半導体モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006005029A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Fujitsu Ltd 撮像装置及びその製造方法
JP2018074074A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 富士電機株式会社 半導体装置

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JP2006005029A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Fujitsu Ltd 撮像装置及びその製造方法
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