JPH06342402A - メモリ管理方式 - Google Patents

メモリ管理方式

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JPH06342402A
JPH06342402A JP5152699A JP15269993A JPH06342402A JP H06342402 A JPH06342402 A JP H06342402A JP 5152699 A JP5152699 A JP 5152699A JP 15269993 A JP15269993 A JP 15269993A JP H06342402 A JPH06342402 A JP H06342402A
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健一 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 要求されたページ数分の連続した空きページ
フレームを要求元に割り当てる処理に於いて、実メモリ
に要求されたページ数分の連続した空きページフレーム
が実メモリ上に存在しない場合であっても、利用者に負
担をかけることなく、要求された空きページフレームを
割り当てられるようにする。 【構成】 空きページフレーム検索手段12は要求され
たページ数分の連続した空きページフレームを探し出せ
ない場合、(要求ページ数−1)の空きページフレーム
が連続する部分を探し出す。この探し出した部分の直後
のページフレームの属性が転送可能であれば、内容転送
手段15により上記ページフレームの内容を空きページ
フレームに転送し、要求されたページ数分の連続した空
きページフレームを生成する。各ページフレームの内容
が転送可であるか否かを示す属性は、属性記憶手段13
が要求元からの情報に基づいて属性フラグに自動的に設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は仮想記憶方式を採用した
電子計算機システムに於けるメモリ管理方式に関し、特
に、要求されたページ数分の連続した空きページフレー
ムを要求元に割り当てるメモリ管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】仮想記憶方式を採用した電子計算機シス
テムに於いては、一般的には、仮想空間上で連続してい
るページに対応する実メモリ上のページフレームは連続
している必要はない。しかし、仮想空間と実メモリとを
対応付けるページテーブル等は、連続したページフレー
ム上に配置することが必要になる。従って、ページテー
ブル等を作成する場合は、要求元は、連続した空きペー
ジフレームの割り当てを要求することになる。
【0003】このような連続した空きページフレームの
割り当てが要求された場合、従来は、実メモリの各ペー
ジフレームが空きか否かを示す状態ビットが格納されて
いるページフレームテーブルを先頭から検索し、要求さ
れたページ数分の空きページフレームが連続して存在し
ている部分を探し出し、その部分を要求元に割り当てる
ということが行なわれている。
【0004】しかし、この方式では、実メモリ上に要求
されたページ数分の連続した空きページフレームが存在
しない場合は割り当て不能となるという問題あると共
に、実メモリ上に空きページフレームが少ない場合は検
索処理に時間がかかるという問題があった。
【0005】また、この他にも、実メモリ上の或るアド
レス範囲を、連続するページフレームの割り当てを行な
う際に専用に使用する領域として管理することにより、
検索処理に要する時間を短縮させるという方式も提案さ
れている。しかし、この方式によっても、実メモリ上に
要求されたページ数分の連続した空きページフレームが
存在しない場合、割り当て不能になるという問題があ
る。
【0006】また、割り当て不能となることを防ぐため
の従来の技術として、特開平2−93962号公報に示
された実アドレス連続空きメモリ生成方式がある。
【0007】これは、実メモリ上の各ページフレームの
内容が転送可能か否かを示す属性が利用者によって設定
される属性フラグを設け、ページ要求によって要求され
たページ数分の連続したページフレームが存在しない場
合は、属性が転送可能を示しているページフレームの内
容を他の空きページフレームに転送し、要求されたペー
ジ数分の連続した空きページフレームを生成することに
より、実メモリ上に要求されたページ数分の連続した空
きページフレームが存在しない場合であっても、ページ
フレームの割り当てを行なえるようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した方式
は、利用者が属性フラグに転送可能か否かを示す属性を
設定しなければならなかったため、利用者の負担が大き
くなるという問題があると共に、設定誤りが発生しやす
いという問題がある。また、上記した方式によっても、
実メモリ上の空きページフレームが少ない場合は、検索
処理に時間がかかるという問題がある。
【0009】本発明の目的は、属性フラグの設定を自動
的に行なえ、且つ検索処理に要する時間を短縮させるこ
とができるメモリ管理方式を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、(A)実メモリ上の各ページフレームそれぞ
れに対してその内容が転送可能か否かを示す属性が設定
される属性フラグと、ページ要求によって要求されたペ
ージ数分の空きページフレームが前記実メモリ上に連続
して存在していない場合、前記属性フラグに設定されて
いる属性が転送可能を示しているページフレームの内容
を空きページフレームに転送することにより、前記ペー
ジ要求によって要求されたページ数分の連続した空きペ
ージフレームを確保する内容転送手段と、ページテーブ
ルの内容を変更することにより、前記内容転送手段によ
り内容を転送したページフレームが割り当てられていた
仮想空間に、転送先のページフレームを割り当てるペー
ジテーブル変更手段とを備えた電子計算機システムに於
いて、前記ページ要求により要求元に割り当てたページ
フレームの属性を、前記要求元からの情報に従って前記
属性フラグに設定する属性記憶手段を設けたものであ
る。
【0011】また、本発明は、内容転送手段によっても
要求されたページ数分の連続した空きページフレームを
確保できない場合に対処するため、(A)の構成に加
え、(B)空きページフレームが存在しないことによ
り、前記内容転送手段による転送を実行できない場合、
前記属性フラグに設定されている属性が転送可能を示し
ているページフレームの内容をスワップアウトすること
により、前記ページ要求によって要求されたページ数分
の連続する空きページフレームを確保するスワップアウ
ト手段を設け、前記ページテーブル変更手段は、前記ペ
ージテーブルの内容を変更することにより、前記内容転
送手段により内容を転送したページフレームが割り当て
られていた仮想空間に、転送先のページフレームを割り
当て、前記スワップアウト手段により内容がスワップア
ウトされたページフレームに割り当てられていた仮想空
間をページフレームの割り当てが行なわれていない仮想
空間とするようにしたものである。
【0012】更に、本発明は、要求されたページ数分の
連続した空きページフレームの割り当て処理を高速に行
なえるようにするため、(B)の構成に加え、(C)予
め定められたページ数分の空きページフレームが連続
し、それ以上の空きページフレームは連続していない前
記実メモリ上の領域を定期的に探し出す非連続域検出手
段を設け、前記内容転送手段は、ページ要求によって要
求されたページ数分の空きページフレームが前記実メモ
リ上に連続して存在していない場合は前記属性フラグに
設定されている属性が転送可能を示しているページフレ
ームの内容を空きページフレームに転送することによ
り、前記ページ要求によって要求されたページ数分の連
続する空きページフレームを確保し、前記非連続域検出
手段が検出した領域の直後のページフレームの属性が転
送可能である場合はそのページフレームの内容を空きペ
ージフレームに転送するようにしたものである。
【0013】
【作用】(A)の構成に於いては、内容転送手段が、要
求元からの情報に基づいて属性フラグに各ページフレー
ムの内容が転送可能か否かを示す属性を自動的に設定す
る。
【0014】要求元からのページ要求によって要求され
たページ数分の空きページフレームが実メモリ上に連続
して存在していない場合は、内容転送手段によって属性
フラグに設定されている属性が転送可能を示しているペ
ージフレームの内容を空きページフレームに転送するこ
とにより、要求されたページ数分の連続した空きページ
フレームを確保する。
【0015】また、内容転送手段による転送が行なわれ
た場合は、ページテーブル変更手段によってページテー
ブルの内容を変更する。
【0016】また、(B)の構成に於いては、空きペー
ジフレームが存在しないことにより、内容転送手段によ
る転送を実行できない場合、スワップアウト手段が属性
フラグに設定されている属性が転送可能を示しているペ
ージフレームの内容をスワップアウトする。
【0017】更に、(C)の構成に於いては、定期的に
非連続域検出手段が、予め定められているページ数分の
空きページフレームは連続しているが、それ以上の空き
ページフレームは連続していない実メモリ上の領域を探
す。
【0018】内容転送手段は、非連続域検出手段が検出
した領域の次のページフレームの属性が転送可能である
場合はそのページフレームの内容を空きページフレーム
に転送する。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、メモリ割り当て部1と、実メモリ2と、二次記憶装
置3と、二次記憶制御手段4と、定期監視手段5と、ペ
ージテーブル6とを有している。
【0021】メモリ割り当て部1は、空きページ検索手
段11と、空きページフレーム検索手段12と、属性記
憶手段13と、属性判定手段14と、内容転送手段15
と、ページテーブル変更手段16と、スワップアウト依
頼手段17と、非連続域検出手段18とを有している。
【0022】空きページ検索手段11は、要求されたペ
ージ数分の連続した空きページを検索する機能を有す
る。
【0023】空きページフレーム検索手段12は、要求
されたページ数分の連続した空きページフレームを検索
する機能や、属性記憶手段13,属性判定手段14,内
容転送手段15,ページテーブル変更手段16,スワッ
プアウト依頼手段17に対して指示を与える機能等を有
する。
【0024】属性記憶手段13は、実メモリ2の各ペー
ジフレームの内容が転送可能か否かを示す属性を、属性
フラグ(図示せず)に設定する機能を有する。
【0025】属性判定手段14は、空きページフレーム
検索手段12或いは非連続域検出手段18によって指示
されたページフレームの属性を判定する機能を有する。
【0026】内容転送手段15は、空きページフレーム
検索手段12或いは非連続域検出手段18によって指示
されたページフレームの内容を、他の空きページフレー
ムに転送する機能を有する。
【0027】ページテーブル変更手段16は、空きペー
ジフレーム検索手段12或いは非連続域検出手段18の
指示に従ってページテーブル6の内容を変更する機能を
有する。
【0028】スワップアウト依頼手段17は、空きペー
ジフレーム検索手段12或いは非連続域検出手段18に
よって指示されたページフレームのスワップアウトを二
次記憶制御手段4に依頼する機能を有する。
【0029】非連続域検出手段18は、予め定められた
ページ数分の空きページフレームが連続し、それ以上の
空きページフレームは連続していない実メモリ2上の領
域を探し出す機能や、属性判定手段14,内容転送手段
15,ページテーブル変更手段16,スワップアウト依
頼手段17に対して指示を与える機能を有する。
【0030】図2は、実メモリ2上のページフレーム2
a,2b,…の仮想空間7への割り当てを示す図であ
り、実メモリ2と、ページテーブル6と、仮想空間7
と、属性フラグ21とが示されている。
【0031】ページテーブル6は、仮想空間7の各ペー
ジ71,72,…に対応するエントリ61,62,…を
有し、各エントリ61,62,…にはページ71,7
2,…に割り当てられているページフレーム2i,2
d,…のアドレス,各ページ71,72,…が使用中か
否かを示す情報等が格納される。また、属性フラグ21
は、実メモリ2の各ページフレーム2a,2b,…に対
応するエントリ21a,21b,…を有し、各エントリ
21a,21b,…には、対応するページフレーム2
a,2b,…の内容が転送可能か否かを示す属性が設定
される。尚、属性フラグ21は、例えば、実メモリ2上
に設けられるものである。
【0032】図3,図4は空きページフレーム検索手段
12の処理例を示す流れ図、図5は内容転送手段15の
処理例を示す流れ図、図6は非連続域検出手段18の処
理例を示す流れ図であり、以下各図を参照して本実施例
の動作を説明する。
【0033】ページテーブルを作成する場合等、連続し
た空きページフレームが必要になる場合、要求元は、連
続した空きページフレームの割り当て要求であることを
示す情報,割り当てを要求するページ数,そのページフ
レームの内容をスワップアウトしても良いか否かを示す
情報を含むページ要求をメモリ割り当て部1に対して出
力する。
【0034】メモリ割り当て部1内の空きページ検索手
段11は、上記したページ要求が与えられると、ページ
テーブル6を検索し、要求されたページ数分の連続した
空きページを探し出す。
【0035】要求されたページ数分の連続した空きペー
ジを探し出すと、空きページ検索手段11は、空きペー
ジフレーム検索手段12に、探し出した空きページを示
す情報及び要求元からのページ要求を渡す。
【0036】これにより、空きページフレーム検索手段
12は、図3の流れ図に示す処理を開始し、先ず、要求
されたページ数分の連続する空きページフレームを検索
する(ステップS1)。この検索は、例えば、各ページ
フレームに有効なページが格納されているか否かを示し
ているページフレームテーブル(図示せず)に基づいて
行なう。
【0037】そして、要求されたページ数分の連続した
空きページフレームを探し出せた場合 (ステップS2が
YES)は、空きページフレーム検索手段12は、ペー
ジテーブル変更手段16に、空きページ検索手段11が
探し出したページ及び要求元に割り当てるページフレー
ム(ステップS1で検索することにより探し出した空き
ページフレーム)を示す情報を渡す (ステップS3)。
【0038】これにより、ページテーブル変更手段16
は、ページテーブル6の内容を変更し、空きページ検索
手段11が探し出したページと、要求元に割り当てるペ
ージフレームとの対応付けを行なう。
【0039】次いで、空きページフレーム検索手段12
は、空きページ検索手段11を介して要求元に、空きペ
ージ検索手段11が探し出した空きページを示す情報を
渡す(ステップS4)。これにより、要求元に、空きペ
ージフレーム検索手段12がステップS1で探し出した
ページフレームが間接的に割り当てられることになる。
【0040】その後、空きページフレーム検索手段12
は、要求元からのページ要求に含まれているスワップア
ウトが可であるか否かを示す情報が、スワップアウト可
を示している場合(ステップS5がYES)は、属性記
憶手段13に転送可及び要求元に割り当てたページフレ
ームを示す情報を渡し (ステップS6)、スワップアウ
ト不可を示している場合は、属性記憶手段13に転送不
可及び要求元に割り当てたページフレームを示す情報を
渡す (ステップS7)。
【0041】属性記憶手段13は、空きページフレーム
検索手段12から転送可及びページフレームを示す情報
が送られてきた場合は、属性フラグ21の各エントリ2
1a,21b,…の内、上記ページフレームに対応する
エントリに転送可を示す属性を設定する。また、空きペ
ージフレーム検索手段12から転送不可及びページフレ
ームを示す情報が送られてきた場合は、属性フラグ21
の各エントリ21a,21b,…の内、上記ページフレ
ームに対応するエントリに転送不可を示す属性を設定す
る。
【0042】次に、要求元から要求されたページ数分の
連続した空きページフレームを探し出せなかった場合
(ステップS2がNO)の動作を説明する。尚、以下の
説明に於いては、要求元から要求されたページ数は4ペ
ージであるとする。
【0043】空きページフレーム検索手段12は、要求
されたページ数分の連続した空きページフレームを探し
出せなかった場合、nに要求されたページ数「4」をセ
ットし (ステップS8)、更に、nから「1」を減算し
た値「3」を新たなnの値とし (ステップS9)、nが
「0」になったか否かを判断する (ステップS10)。
【0044】そして、n=0になった場合 (ステップS
10がYES)は要求元に割り当て不能を通知する (ス
テップS13)。また、n=0にならなかった場合は、
nページ分の連続する空きページフレーム(この場合
は、3ページ分の連続する空きページフレーム)を検索
する (ステップS11)。
【0045】この場合、n=3であるので、ステップS
11の処理が行なわれることになる。
【0046】そして、3ページ分の連続した空きページ
フレームを探し出すと (ステップS12がYES)、空
きページフレーム検索手段12は、属性判定手段14を
用いて内容を転送しようとするページフレームの属性
(ステップS11で探し出した最後の空きページフレー
ムの次のページフレームの属性)を調べる (図4ステッ
プS14)。
【0047】今、例えば、ステップS11で探し出した
3ページ分の連続した空きページフレームが図2に示す
ページフレーム2a,2b,2cであるとすると、空き
ページフレーム検索手段12は、属性判定手段14を用
いてページフレーム2dの属性を調べることになる。
尚、属性判定手段14は、ページフレーム2dと対応す
る属性フラグ21のエントリ21dを参照することによ
り、ページフレーム2dの属性を調べるものである。
【0048】そして、ページフレーム2dの属性が転送
不可である場合 (ステップS15がNO)は、空きペー
ジフレーム検索手段12は3ページ分の連続した空きペ
ージフレームの検索を再開し (ステップS20)、転送
可である場合 (ステップS15がYES)は、転送元の
ページフレーム2dを示す情報を渡して内容転送手段1
5を起動する (ステップS16)。
【0049】内容転送手段15は、起動されると、図5
の流れ図に示す処理を開始し、先ず、内容を転送するこ
とが指示されたページフレームの数と同数の空きページ
フレームを検索する (ステップS31)。この場合、転
送元のページフレームはページフレーム2dだけである
ので、空きページフレーム検索手段12は空きページフ
レームを1つ検索することになる。
【0050】そして、検索が成功した場合 (ステップS
32がYES)は、転送元のページフレーム2dの内容
を探し出した空きページフレーム(例えば、ページフレ
ーム2hとする)に転送し (ステップS33)、その
後、空きページフレーム検索手段12に転送成功を通知
すると共に、転送先のページフレーム2hを示す情報を
送る (ステップS34)。
【0051】また、転送先とする空きページフレームの
検索に失敗した場合 (ステップS32がNO)は、内容
転送手段15は、空きページフレーム検索手段12に転
送不能を通知する (ステップS35)。
【0052】空きページフレーム検索手段12は、内容
転送手段15から転送成功及び転送先のページフレーム
2hを示す情報が送られてくると(図4ステップS17
がYES)、ページテーブル変更手段16に、転送元の
ページフレーム2d,転送先のページフレーム2hを示
す情報を渡す (ステップS21)。
【0053】ページテーブル変更手段16は、転送元の
ページフレーム2d,転送先のページフレーム2hを示
す情報が送られてくると、ページテーブル6のエントリ
62にページフレーム2hのアドレスを書き込むことに
より、転送元のページフレーム2dに割り当てられてい
た仮想空間のページ72に、転送先のページフレーム2
hを割り当てる。
【0054】ステップS21の処理が終了すると、空き
ページフレーム検索手段12は、要求元からのページ要
求に応答して空きページ検索手段11が探し出した4ペ
ージ分の空きページ(ページ76〜79とする)及び要
求元に割り当てるページフレーム2a〜2dを示す情報
をページテーブル変更手段16に渡す (図3ステップS
3)。
【0055】これにより、ページテーブル変更手段16
は、ページ76〜79に対応するページテーブル6のエ
ントリ66〜69に、ページフレーム2a〜2dのアド
レスを書き込むことにより、仮想空間7のページ76〜
79にページフレーム2a〜2dを割り当てる。
【0056】以下、空きページフレーム検索手段12
は、前記したステップS4〜S7の処理を行なう。
【0057】次に、内容転送手段15による転送が失敗
した場合(図4ステップS17がNOの場合)の動作を
説明する。
【0058】空きページフレーム検索手段12は、内容
転送手段15から転送不能が通知されると、転送元のペ
ージフレーム2dを示す情報を渡してスワップアウト依
頼手段17を起動する (ステップS18)。
【0059】スワップアウト依頼手段17は、起動され
ると、二次記憶制御手段4にページフレーム2dの内容
をスワップアウトすることを要求し、二次記憶制御手段
4はこれにより、ページフレーム2dの内容を二次記憶
装置3にスワップアウトする。
【0060】その後、空きページフレーム検索手段12
は、ページテーブル変更手段16に転送元のページフレ
ーム2dを示す情報を渡す (ステップS19)。
【0061】これにより、ページテーブル変更手段16
は、ページフレーム2dが割り当てられていたページ7
2に対応するページテーブル6のエントリ62の内容を
書き替え、ページ72にページフレームが割り当てられ
ていないことを表示する。
【0062】次に、3ページ分の連続した空きページフ
レームを探し出せなかった場合 (ステップS12がN
O)の動作を説明する。
【0063】空きページフレーム検索手段12は、3ペ
ージ分の連続した空きページフレームを探し出せなかっ
た場合 (ステップS12がNO)は、ステップS9の処
理を行なって新たなnの値を「2」とし、今度は2ペー
ジ分の連続した空きページフレームの検索を行なう (ス
テップS11)。そして、2ページ分の連続した空きペ
ージフレームを検索できた場合は、前述したと同様の処
理を行ない、失敗した場合は、更に、ページ数を示すn
の値を1減らし、前述したと同様の処理を行なう。
【0064】次に、非連続域検出手段18によって定期
的に行なわれる連続した空きページフレームの生成処理
について説明する。
【0065】非連続域検出手段18は、定期監視手段5
によって定期的に起動され、図6の流れ図に示す処理を
行なう。
【0066】非連続域検出手段18は、定期監視手段5
によって起動されると、予め定められているページ数分
(このページ数は例えばシステムジェネレーション時に
決定される)の空きページフレームは連続しているが、
それ以上の空きページフレームは連続していない実メモ
リ2上の領域を検索する (ステップS41)。
【0067】そして、実メモリ2上に上記した条件を満
たす領域が存在しなかった場合 (ステップS42がN
O)は、その処理を終了し、存在した場合 (ステップS
42がYES)は、探し出した領域の直後のページフレ
ームの属性を属性判定手段14を用いて調べる (ステッ
プS43)。
【0068】そして、属性が転送可の場合 (ステップS
44がYES)は、内容転送手段15に上記ページフレ
ームを示す情報を転送元のページフレームを示す情報と
して渡し、内容転送手段15を起動する (ステップS4
5)。
【0069】内容転送手段15は起動されると、前述し
たと同様の処理を行ない、転送元のページフレームの内
容を空きページフレームに転送できた場合は転送成功及
び転送先のページフレームを示す情報を非連続域検出手
段18に渡す。また、空きページフレームが存在しない
ため、転送が不能な場合は転送不能を非連続域検出手段
18に通知する。
【0070】非連続域検出手段18は、内容転送手段1
5から転送成功が通知された場合 (ステップS46がY
ES)は、ページテーブル変更手段16に転送元のペー
ジフレーム及び転送先のページフレームを示す情報を渡
し (ステップS50)、検索処理を再開する (ステップ
S49)。
【0071】ページテーブル変更手段16は、非連続域
検出手段18から転送元,転送先のページフレームを示
す情報が渡されると、ページテーブル6の内容を変更す
ることにより、転送元のページフレームに割り当てられ
ていた仮想空間のページに、転送先のページフレームを
割り当てる。
【0072】また、内容転送手段15から転送不能が通
知された場合 (ステップS46がNO)は、非連続域検
出手段18は、スワップアウト依頼手段17にステップ
S41で探し出した領域の直後のページフレームを示す
情報を転送元のページフレームを示す情報として渡し、
スワップアウト依頼手段17を起動する (ステップS4
7)。
【0073】これにより、スワップアウト依頼手段17
は、二次記憶制御手段4に対して転送元のページフレー
ムの内容を二次記憶装置3にスワップアウトすることを
依頼し、二次記憶制御手段4はこれに応答して転送元の
ページフレームの内容を二次記憶装置3にスワップアウ
トする。
【0074】ステップS47でスワップアウト依頼手段
17を起動させると、非連続域検出手段18は、ページ
テーブル変更手段16に、転送元のページフレームを示
す情報を渡し (ステップS48)、その後、検索を再開
する (ステップS49)。
【0075】ページテーブル変更手段16は、非連続域
検出手段18から転送元のページフレームを示す情報が
渡されると、ページテーブル6の内容を書き替えること
により、スワップアウトされたページフレーム(転送元
のページフレーム)に割り当てられていた仮想空間のペ
ージをページフレームの割り当てが行なわれていないペ
ージに変更する。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、要求元
からの情報に基づいて属性フラグに属性を設定する属性
記憶手段を備えているので、利用者が属性フラグに属性
を設定していた従来方式に比較して、利用者の負担を軽
減させることができる効果があると共に、設定誤りを無
くすことができる効果がある。
【0077】また、本発明は、空きページフレームが存
在しないことにより、内容転送手段による転送を実行で
きない場合、スワップアウト手段が属性フラグに設定さ
れている属性が転送可能を示しているページフレームの
内容をスワップアウトするものであるので、内容転送手
段で要求されたページ数分の連続した空きページフレー
ムを確保できなかった場合でも、要求されたページ数分
の空きページフレームを確保することができる効果があ
る。
【0078】更に、本発明は、定期的に非連続域検出手
段によって予め定められているページ数分の空きページ
フレームは連続しているが、それ以上の空きページフレ
ームは連続していない実メモリ上の領域を探し出し、探
し出した領域の直後のページフレームの内容を空き領域
に転送したり、或いはスワップアウトすることにより、
強制的に上記所定のページ数分の空きページフレームが
連続した領域を実メモリ上に生成するようにしているの
で、ページフレームの割り当て処理に要する時間を短縮
化することが可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】仮想空間7のページと実メモリ2上のページフ
レームとのマッピングを示す図である。
【図3】空きページフレーム検索手段12の処理例を示
す流れ図である。
【図4】空きページフレーム検索手段12の処理例を示
す流れ図である。
【図5】内容転送手段15の処理例を示す流れ図であ
る。
【図6】非連続域検出手段18の処理例を示す流れ図で
ある。
【符号の説明】
1…メモリ割り当て部 2…実メモリ 3…二次記憶装置 4…二次記憶制御手段 5…定期監視手段 6…ページテーブル 11…空きページ検索手段 12…空きページフレーム検索手段 13…属性記憶手段 14…属性判定手段 15…内容転送手段 16…ページテーブル変更手段 17…スワップアウト依頼手段 18…非連続域検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実メモリ上の各ページフレームそれぞれ
    に対してその内容が転送可能か否かを示す属性が設定さ
    れる属性フラグと、 ページ要求によって要求されたページ数分の空きページ
    フレームが前記実メモリ上に連続して存在していない場
    合、前記属性フラグに設定されている属性が転送可能を
    示しているページフレームの内容を空きページフレーム
    に転送することにより、前記ページ要求によって要求さ
    れたページ数分の連続した空きページフレームを確保す
    る内容転送手段と、 ページテーブルの内容を変更することにより、前記内容
    転送手段により内容を転送したページフレームが割り当
    てられていた仮想空間に、転送先のページフレームを割
    り当てるページテーブル変更手段とを備えた電子計算機
    システムに於いて、 前記ページ要求により要求元に割り当てたページフレー
    ムの属性を、前記要求元からの情報に従って前記属性フ
    ラグに設定する属性記憶手段を備えたことを特徴とする
    メモリ管理方式。
  2. 【請求項2】 空きページフレームが存在しないことに
    より、前記内容転送手段による転送を実行できない場
    合、前記属性フラグに設定されている属性が転送可能を
    示しているページフレームの内容をスワップアウトする
    ことにより、前記ページ要求によって要求されたページ
    数分の連続する空きページフレームを確保するスワップ
    アウト手段を備え、 前記ページテーブル変更手段は、前記ページテーブルの
    内容を変更することにより、前記内容転送手段により内
    容を転送したページフレームが割り当てられていた仮想
    空間に、転送先のページフレームを割り当て、前記スワ
    ップアウト手段により内容がスワップアウトされたペー
    ジフレームに割り当てられていた仮想空間をページフレ
    ームの割り当てが行なわれていない仮想空間とすること
    を特徴とする請求項1記載のメモリ管理方式。
  3. 【請求項3】 予め定められたページ数分の空きページ
    フレームが連続し、それ以上の空きページフレームは連
    続していない前記実メモリ上の領域を定期的に探し出す
    非連続域検出手段を備え、 前記内容転送手段は、ページ要求によって要求されたペ
    ージ数分の空きページフレームが前記実メモリ上に連続
    して存在していない場合は前記属性フラグに設定されて
    いる属性が転送可能を示しているページフレームの内容
    を空きページフレームに転送することにより、前記ペー
    ジ要求によって要求されたページ数分の連続する空きペ
    ージフレームを確保し、前記非連続域検出手段が検出し
    た領域の直後のページフレームの属性が転送可能である
    場合はそのページフレームの内容を空きページフレーム
    に転送することを特徴とする請求項2記載のメモリ管理
    方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008181314A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Nec Corp メモリ割り当て方法
US9170935B2 (en) 2012-04-27 2015-10-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device

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