JPH04344549A - 計算機システムにおけるページ割り当て方式 - Google Patents
計算機システムにおけるページ割り当て方式Info
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- JPH04344549A JPH04344549A JP3144203A JP14420391A JPH04344549A JP H04344549 A JPH04344549 A JP H04344549A JP 3144203 A JP3144203 A JP 3144203A JP 14420391 A JP14420391 A JP 14420391A JP H04344549 A JPH04344549 A JP H04344549A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 17
- 239000000284 extract Substances 0.000 abstract description 5
- 230000004044 response Effects 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリをページという
単位に分割して管理するページング機構を有する計算機
システムに関し、特に各種の処理を行う処理プログラム
から要求されたメモリ量分の仮想空間のページをその処
理プログラムに割り当てるページ割り当て方式に関する
。
単位に分割して管理するページング機構を有する計算機
システムに関し、特に各種の処理を行う処理プログラム
から要求されたメモリ量分の仮想空間のページをその処
理プログラムに割り当てるページ割り当て方式に関する
。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の計算機システムにおいて
は、仮想空間を一定サイズのページに分割し、各種の処
理を行う処理プログラムからメモリ割り当て要求があっ
た場合、要求されたメモリ量分の仮想空間のページをそ
の処理プログラムに割り当てるようにしていた。
は、仮想空間を一定サイズのページに分割し、各種の処
理を行う処理プログラムからメモリ割り当て要求があっ
た場合、要求されたメモリ量分の仮想空間のページをそ
の処理プログラムに割り当てるようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のページ
割り当て方式では、ページサイズが固定であるため、ペ
ージサイズが数キロバイト（ＫＢ）と小さければ問題に
ならないが、数メガバイト（ＭＢ）と大きくなると、処
理プログラムのメモリ要求量が小さいとき、ページの使
用効率が極端に悪くなる。
割り当て方式では、ページサイズが固定であるため、ペ
ージサイズが数キロバイト（ＫＢ）と小さければ問題に
ならないが、数メガバイト（ＭＢ）と大きくなると、処
理プログラムのメモリ要求量が小さいとき、ページの使
用効率が極端に悪くなる。
【０００４】また、処理プログラムに割り当てるメモリ
の一部に対し、書き込み禁止の属性を設定したい場合に
は、保護属性の設定の単位がページであるため、書き込
み禁止の属性を設定するメモリは別のページとして割り
当てる必要があり、更にページの使用効率が低下する。
の一部に対し、書き込み禁止の属性を設定したい場合に
は、保護属性の設定の単位がページであるため、書き込
み禁止の属性を設定するメモリは別のページとして割り
当てる必要があり、更にページの使用効率が低下する。
【０００５】なお、従来、ページの使用効率を重視する
場合、書き込み禁止のメモリと書き込み可能なメモリと
で同一ページを割り当て、ページの保護属性を書き込み
可能な属性として設定することが行われているが、この
ような方法ではメモリの保護が充分でないことは言うま
でもない。
場合、書き込み禁止のメモリと書き込み可能なメモリと
で同一ページを割り当て、ページの保護属性を書き込み
可能な属性として設定することが行われているが、この
ような方法ではメモリの保護が充分でないことは言うま
でもない。
【０００６】そこで本発明の目的は、適切なメモリ保護
が可能で且つページの使用効率も高めることができる計
算機システムにおけるページ割り当て方式を提供するこ
とにある。
が可能で且つページの使用効率も高めることができる計
算機システムにおけるページ割り当て方式を提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、メモリをページという単位に分割して管
理するページング機構を有する計算機システムにおける
ページ割り当て方式において、ページサイズを決定する
ページサイズ決定手段と、ページを割り当てるページ割
り当て手段と、ページの保護属性を設定するページ保護
属性設定手段と、処理プログラムから受け取ったメモリ
割り当て要求から保護属性別のメモリ要求量を抽出する
メモリ割り当て制御手段と、このメモリ割り当て制御手
段で抽出された保護属性別のメモリ要求量毎に、仮想空
間の割り当て、前記ページサイズ決定手段によるページ
サイズの決定、この決定されたページサイズに基づく前
記ページ割り当て手段によるページの割り当て、および
、この割り当てたページに対する前記ページ保護属性設
定手段による保護属性の設定を行う仮想空間制御手段と
を有している。
成するために、メモリをページという単位に分割して管
理するページング機構を有する計算機システムにおける
ページ割り当て方式において、ページサイズを決定する
ページサイズ決定手段と、ページを割り当てるページ割
り当て手段と、ページの保護属性を設定するページ保護
属性設定手段と、処理プログラムから受け取ったメモリ
割り当て要求から保護属性別のメモリ要求量を抽出する
メモリ割り当て制御手段と、このメモリ割り当て制御手
段で抽出された保護属性別のメモリ要求量毎に、仮想空
間の割り当て、前記ページサイズ決定手段によるページ
サイズの決定、この決定されたページサイズに基づく前
記ページ割り当て手段によるページの割り当て、および
、この割り当てたページに対する前記ページ保護属性設
定手段による保護属性の設定を行う仮想空間制御手段と
を有している。
【０００８】
【作用】本発明の計算機システムにおけるページ割り当
て方式においては、各種の処理を行う処理プログラムか
らメモリ割り当て要求があると、メモリ割り当て制御手
段がそのメモリ割り当て要求から保護属性別のメモリ要
求量を抽出し、次いで、仮想空間制御手段が、その抽出
された保護属性別のメモリ要求量毎に、仮想空間の割り
当て、ページサイズ決定手段による、予め定められた複
数種のページサイズと前記メモリ要求量との比較による
適切なページサイズの決定、この決定されたページサイ
ズに基づくページ割り当て手段によるページの割り当て
、および、この割り当てたページに対するページ保護属
性設定手段による保護属性の設定を行う。
て方式においては、各種の処理を行う処理プログラムか
らメモリ割り当て要求があると、メモリ割り当て制御手
段がそのメモリ割り当て要求から保護属性別のメモリ要
求量を抽出し、次いで、仮想空間制御手段が、その抽出
された保護属性別のメモリ要求量毎に、仮想空間の割り
当て、ページサイズ決定手段による、予め定められた複
数種のページサイズと前記メモリ要求量との比較による
適切なページサイズの決定、この決定されたページサイ
ズに基づくページ割り当て手段によるページの割り当て
、および、この割り当てたページに対するページ保護属
性設定手段による保護属性の設定を行う。
【０００９】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【００１０】図１を参照すると、本発明の一実施例のペ
ージ割り当て方式は、与えられたメモリ量と予め設定さ
れた複数種のページサイズとに基づいてページサイズを
決定するページサイズ決定手段４と、ページの割り当て
要求を受けてページを割り当てるページ割り当て手段５
と、ページの保護属性設定要求を受けてページの保護属
性を設定するページ保護属性設定手段６と、各種の処理
を行う処理プログラム１からのメモリ割り当て要求を受
け取り、受け取ったメモリ割り当て要求から保護属性別
のメモリ要求量を抽出するメモリ割り当て制御手段２と
、メモリ割り当て制御手段２で抽出された保護属性別の
メモリ要求量毎に、仮想空間の割り当て、ページサイズ
決定手段４による使用ページサイズの決定、決定された
ページサイズに基づくページ割り当て手段５によるペー
ジの割り当て、および、割り当てたページに対するペー
ジ保護属性設定手段６による保護属性の設定を行う仮想
空間制御手段３とを有している。
ージ割り当て方式は、与えられたメモリ量と予め設定さ
れた複数種のページサイズとに基づいてページサイズを
決定するページサイズ決定手段４と、ページの割り当て
要求を受けてページを割り当てるページ割り当て手段５
と、ページの保護属性設定要求を受けてページの保護属
性を設定するページ保護属性設定手段６と、各種の処理
を行う処理プログラム１からのメモリ割り当て要求を受
け取り、受け取ったメモリ割り当て要求から保護属性別
のメモリ要求量を抽出するメモリ割り当て制御手段２と
、メモリ割り当て制御手段２で抽出された保護属性別の
メモリ要求量毎に、仮想空間の割り当て、ページサイズ
決定手段４による使用ページサイズの決定、決定された
ページサイズに基づくページ割り当て手段５によるペー
ジの割り当て、および、割り当てたページに対するペー
ジ保護属性設定手段６による保護属性の設定を行う仮想
空間制御手段３とを有している。
【００１１】また、本実施例では、ページサイズとして
４ＫＢと４ＭＢとの２種類を採用している。
４ＫＢと４ＭＢとの２種類を採用している。
【００１２】更に、本実施例では、仮想空間を、図２ま
たは図３に示すように８ＭＢの固定サイズを持つ部分仮
想空間Ｐ１，Ｐ２，…，Ｐ６等に分割して使用する。そ
して、或る部分仮想空間のページサイズは４ＫＢ，別の
部分仮想空間のページサイズは４ＭＢというように、部
分仮想空間単位でページサイズを可変にする。なお、部
分仮想空間内ではページサイズは一定である。
たは図３に示すように８ＭＢの固定サイズを持つ部分仮
想空間Ｐ１，Ｐ２，…，Ｐ６等に分割して使用する。そ
して、或る部分仮想空間のページサイズは４ＫＢ，別の
部分仮想空間のページサイズは４ＭＢというように、部
分仮想空間単位でページサイズを可変にする。なお、部
分仮想空間内ではページサイズは一定である。
【００１３】次に、上述のように構成された本実施例の
動作を説明する。
動作を説明する。
【００１４】メモリ割り当て制御手段２は、各種の処理
を行う処理プログラム１からのメモリ割り当て要求を受
け取り、受け取ったメモリ割り当て要求から、メモリの
要求量およびメモリ保護属性を分類抽出し、分類した属
性別にメモリ割り当て処理を制御する。
を行う処理プログラム１からのメモリ割り当て要求を受
け取り、受け取ったメモリ割り当て要求から、メモリの
要求量およびメモリ保護属性を分類抽出し、分類した属
性別にメモリ割り当て処理を制御する。
【００１５】例えば、書き込みを禁止する８ＫＢのテキ
スト領域と書き込みを許す１０ＭＢのデータ領域とにか
かるメモリ割り当て要求を受けた場合、メモリ割り当て
制御手段２は、８ＫＢの書き込み禁止メモリと、１０Ｍ
Ｂの書き込み可能メモリに分類し、順に、メモリ割り当
て制御を行う。
スト領域と書き込みを許す１０ＭＢのデータ領域とにか
かるメモリ割り当て要求を受けた場合、メモリ割り当て
制御手段２は、８ＫＢの書き込み禁止メモリと、１０Ｍ
Ｂの書き込み可能メモリに分類し、順に、メモリ割り当
て制御を行う。
【００１６】先ず、メモリ割り当て制御手段２は、８Ｋ
Ｂの書き込み禁止メモリの割り当てを行うため、メモリ
量（８ＫＢ），保護属性（書き込み禁止）をそれぞれパ
ラメータとして、仮想空間制御手段３を呼び出す。
Ｂの書き込み禁止メモリの割り当てを行うため、メモリ
量（８ＫＢ），保護属性（書き込み禁止）をそれぞれパ
ラメータとして、仮想空間制御手段３を呼び出す。
【００１７】仮想空間制御手段３は、先ず、受け取った
８ＫＢのメモリ量をパラメータとしてページサイズ決定
手段４を呼び出す。
８ＫＢのメモリ量をパラメータとしてページサイズ決定
手段４を呼び出す。
【００１８】ページサイズ決定手段４は、受け取ったメ
モリ量（８ＫＢ）と、システムで採用するページサイズ
４ＫＢ，４ＭＢとに基づき、今回のメモリ量（８ＫＢ）
に適するページサイズを決定する。今の場合、要求サイ
ズが８ＫＢと小さいので、小さい側のページサイズ４Ｋ
Ｂに決定し、この決定したページサイズを仮想空間制御
手段３に通知する。
モリ量（８ＫＢ）と、システムで採用するページサイズ
４ＫＢ，４ＭＢとに基づき、今回のメモリ量（８ＫＢ）
に適するページサイズを決定する。今の場合、要求サイ
ズが８ＫＢと小さいので、小さい側のページサイズ４Ｋ
Ｂに決定し、この決定したページサイズを仮想空間制御
手段３に通知する。
【００１９】次に、仮想空間制御手段３は、上記決定さ
れた４ＫＢのページサイズで使用する部分仮想空間の割
り当てを行う。この割り当ては、４ＫＢのページサイズ
に設定された部分仮想空間が既に存在し且つその部分仮
想空間に今回のメモリ要求量に見合う空きページが存在
すれば、その部分仮想空間を割り当て、そのような部分
仮想空間が存在しない場合には空きの部分仮想空間を割
り当てる。従って、今、仮想空間の何れの部分仮想空間
も未割り当てであるとすると、仮想空間制御手段３は仮
想空間を構成する８ＭＢの固定サイズの部分仮想空間の
中から空きの部分仮想空間１個を今回の８ＫＢの書き込
み禁止メモリのために割り当てる。例えば、図２の部分
仮想空間Ｐ３を割り当てる。
れた４ＫＢのページサイズで使用する部分仮想空間の割
り当てを行う。この割り当ては、４ＫＢのページサイズ
に設定された部分仮想空間が既に存在し且つその部分仮
想空間に今回のメモリ要求量に見合う空きページが存在
すれば、その部分仮想空間を割り当て、そのような部分
仮想空間が存在しない場合には空きの部分仮想空間を割
り当てる。従って、今、仮想空間の何れの部分仮想空間
も未割り当てであるとすると、仮想空間制御手段３は仮
想空間を構成する８ＭＢの固定サイズの部分仮想空間の
中から空きの部分仮想空間１個を今回の８ＫＢの書き込
み禁止メモリのために割り当てる。例えば、図２の部分
仮想空間Ｐ３を割り当てる。
【００２０】次に仮想空間制御手段３は、上記の如く割
り当てた図２の部分仮想空間Ｐ３のページサイズを４Ｋ
Ｂに設定する。即ち、仮想アドレスを絶対アドレスに変
換する際に使用する部分仮想空間Ｐ３対応のレジスタ（
図示せず）のページフラグにページサイズが４ＫＢであ
る旨を設定する。なお、既に４ＫＢのページサイズに設
定された部分仮想空間を使用する場合にはこの処理は省
略される。
り当てた図２の部分仮想空間Ｐ３のページサイズを４Ｋ
Ｂに設定する。即ち、仮想アドレスを絶対アドレスに変
換する際に使用する部分仮想空間Ｐ３対応のレジスタ（
図示せず）のページフラグにページサイズが４ＫＢであ
る旨を設定する。なお、既に４ＫＢのページサイズに設
定された部分仮想空間を使用する場合にはこの処理は省
略される。
【００２１】次に仮想空間制御手段３は、ページ割り当
て手段５に対し、部分仮想空間Ｐ３から４ＫＢのページ
を２ページ分割り当てる要求を行う。
て手段５に対し、部分仮想空間Ｐ３から４ＫＢのページ
を２ページ分割り当てる要求を行う。
【００２２】ページ割り当て手段５は、この要求を受け
て、図２に示すように、部分仮想空間Ｐ３から各々４Ｋ
Ｂの２個のページＳＰ１，ＳＰ２を割り当てる。
て、図２に示すように、部分仮想空間Ｐ３から各々４Ｋ
Ｂの２個のページＳＰ１，ＳＰ２を割り当てる。
【００２３】ページの割り当てが終了すると、仮想空間
制御手段３は、メモリ割り当て制御手段２から受け取っ
た書き込み禁止の属性を設定するために、保護属性（書
き込み禁止），ページＳＰ１，ＳＰ２の指定情報をパラ
メータとしてページ保護属性設定手段６を呼び出す。
制御手段３は、メモリ割り当て制御手段２から受け取っ
た書き込み禁止の属性を設定するために、保護属性（書
き込み禁止），ページＳＰ１，ＳＰ２の指定情報をパラ
メータとしてページ保護属性設定手段６を呼び出す。
【００２４】ページ保護属性設定手段６は、これに応答
して図２のページＳＰ１，ＳＰ２の２ページの保護属性
を書き込み禁止とする設定を行う。即ち、仮想アドレス
を絶対アドレスに変換する際に使用するページＳＰ１，
ＳＰ２対応の各ページテーブル（図示せず）に書き込み
禁止である旨を設定する。
して図２のページＳＰ１，ＳＰ２の２ページの保護属性
を書き込み禁止とする設定を行う。即ち、仮想アドレス
を絶対アドレスに変換する際に使用するページＳＰ１，
ＳＰ２対応の各ページテーブル（図示せず）に書き込み
禁止である旨を設定する。
【００２５】以上の処理が終了すると、仮想空間制御手
段３は、メモリ割り当て制御手段２に対して処理の終了
を通知する。
段３は、メモリ割り当て制御手段２に対して処理の終了
を通知する。
【００２６】次にメモリ割り当て制御手段２は、１０Ｍ
Ｂの書き込み可能メモリの割り当てを行うために、メモ
リ量（１０ＭＢ），保護属性（書き込み可能）をそれぞ
れパラメータとして仮想空間制御手段３を呼び出す。
Ｂの書き込み可能メモリの割り当てを行うために、メモ
リ量（１０ＭＢ），保護属性（書き込み可能）をそれぞ
れパラメータとして仮想空間制御手段３を呼び出す。
【００２７】仮想空間制御手段３は、先ず、受け取った
１０ＭＢのメモリ量をパラメータとしてページサイズ決
定手段４を呼び出す。
１０ＭＢのメモリ量をパラメータとしてページサイズ決
定手段４を呼び出す。
【００２８】ページサイズ決定手段４は、受け取ったメ
モリ量（１０ＭＢ）と、システムで採用するページサイ
ズ４ＫＢ，４ＭＢとに基づき、今回のメモリ量（１０Ｍ
Ｂ）に適するページサイズを決定する。今の場合、要求
サイズが１０ＭＢと大きいので、大きい側のページサイ
ズ４ＭＢに決定し、この決定したページサイズを仮想空
間制御手段３に通知する。
モリ量（１０ＭＢ）と、システムで採用するページサイ
ズ４ＫＢ，４ＭＢとに基づき、今回のメモリ量（１０Ｍ
Ｂ）に適するページサイズを決定する。今の場合、要求
サイズが１０ＭＢと大きいので、大きい側のページサイ
ズ４ＭＢに決定し、この決定したページサイズを仮想空
間制御手段３に通知する。
【００２９】次に、仮想空間制御手段３は、上記決定さ
れた４ＭＢのページサイズで使用する部分仮想空間の割
り当てを行う。この割り当ては、４ＭＢのページサイズ
に設定された部分仮想空間が既に存在し且つその部分仮
想空間に今回のメモリ要求量に見合う空きページが存在
すれば、その部分仮想空間を割り当て、そのような部分
仮想空間が存在しない場合には空きの部分仮想空間を割
り当てる。従って、今、仮想空間に４ＭＢのページサイ
ズに設定された部分仮想空間が１つも存在していないと
すると、仮想空間制御手段３は仮想空間を構成する８Ｍ
Ｂの固定サイズの部分仮想空間の中から空きの部分仮想
空間２個を今回の１０ＭＢの書き込み可能メモリのため
に割り当てる。例えば、図３の部分仮想空間Ｐ５，Ｐ６
を割り当てる。
れた４ＭＢのページサイズで使用する部分仮想空間の割
り当てを行う。この割り当ては、４ＭＢのページサイズ
に設定された部分仮想空間が既に存在し且つその部分仮
想空間に今回のメモリ要求量に見合う空きページが存在
すれば、その部分仮想空間を割り当て、そのような部分
仮想空間が存在しない場合には空きの部分仮想空間を割
り当てる。従って、今、仮想空間に４ＭＢのページサイ
ズに設定された部分仮想空間が１つも存在していないと
すると、仮想空間制御手段３は仮想空間を構成する８Ｍ
Ｂの固定サイズの部分仮想空間の中から空きの部分仮想
空間２個を今回の１０ＭＢの書き込み可能メモリのため
に割り当てる。例えば、図３の部分仮想空間Ｐ５，Ｐ６
を割り当てる。
【００３０】次に仮想空間制御手段３は、上記の如く割
り当てた図３の部分仮想空間Ｐ５，Ｐ６のページサイズ
を４ＭＢに設定する。即ち、仮想アドレスを絶対アドレ
スに変換する際に使用する部分仮想空間Ｐ５，Ｐ６対応
の各レジスタ（図示せず）のページフラグにページサイ
ズが４ＭＢである旨を設定する。なお、既に４ＭＢのペ
ージサイズに設定された部分仮想空間を使用する場合に
はこの処理は省略される。
り当てた図３の部分仮想空間Ｐ５，Ｐ６のページサイズ
を４ＭＢに設定する。即ち、仮想アドレスを絶対アドレ
スに変換する際に使用する部分仮想空間Ｐ５，Ｐ６対応
の各レジスタ（図示せず）のページフラグにページサイ
ズが４ＭＢである旨を設定する。なお、既に４ＭＢのペ
ージサイズに設定された部分仮想空間を使用する場合に
はこの処理は省略される。
【００３１】次に仮想空間制御手段３は、ページ割り当
て手段５に対し、部分仮想空間Ｐ５，Ｐ６から４ＭＢの
ページを３ページ分割り当てる要求を行う。
て手段５に対し、部分仮想空間Ｐ５，Ｐ６から４ＭＢの
ページを３ページ分割り当てる要求を行う。
【００３２】ページ割り当て手段５は、この要求を受け
て、図３に示すように、部分仮想空間Ｐ５，Ｐ６から各
々４ＭＢの３個のページＬＰ１，ＬＰ２，ＬＰ３を割り
当てる。
て、図３に示すように、部分仮想空間Ｐ５，Ｐ６から各
々４ＭＢの３個のページＬＰ１，ＬＰ２，ＬＰ３を割り
当てる。
【００３３】ページの割り当てが終了すると、仮想空間
制御手段３は、メモリ割り当て制御手段２から受け取っ
た書き込み可能の属性を設定するために、保護属性（書
き込み可能），ページＬＰ１，ＬＰ２，ＬＰ３の指定情
報をパラメータとしてページ保護属性設定手段６を呼び
出す。
制御手段３は、メモリ割り当て制御手段２から受け取っ
た書き込み可能の属性を設定するために、保護属性（書
き込み可能），ページＬＰ１，ＬＰ２，ＬＰ３の指定情
報をパラメータとしてページ保護属性設定手段６を呼び
出す。
【００３４】ページ保護属性設定手段６は、これに応答
して図３のページＬＰ１，ＬＰ２，ＬＰ３の３ページの
保護属性を書き込み可能とする設定を行う。即ち、仮想
アドレスを絶対アドレスに変換する際に使用するページ
ＬＰ１，ＬＰ２，ＬＰ３対応の各ページテーブル（図示
せず）に書き込み可能である旨を設定する。
して図３のページＬＰ１，ＬＰ２，ＬＰ３の３ページの
保護属性を書き込み可能とする設定を行う。即ち、仮想
アドレスを絶対アドレスに変換する際に使用するページ
ＬＰ１，ＬＰ２，ＬＰ３対応の各ページテーブル（図示
せず）に書き込み可能である旨を設定する。
【００３５】以上の処理が終了すると、仮想空間制御手
段３は、メモリ割り当て制御手段２に対して処理の終了
を通知する。
段３は、メモリ割り当て制御手段２に対して処理の終了
を通知する。
【００３６】以上のようにして、本実施例では、処理プ
ログラム１のメモリ要求量に適したページサイズでペー
ジの割り当てが行われる。
ログラム１のメモリ要求量に適したページサイズでペー
ジの割り当てが行われる。
【００３７】なお、本発明では仮想空間内に異なるペー
ジサイズが混在しているので、仮想アドレスから絶対ア
ドレスへの変換は例えば以下のようにして行われる。
ジサイズが混在しているので、仮想アドレスから絶対ア
ドレスへの変換は例えば以下のようにして行われる。
【００３８】先ず、アドレス変換機構（図示せず。なお
、これはハードウェアであるかソフトウェアであるかを
問わない）は、仮想アドレスに対応する部分仮想空間Ｐ
ｉ（（ｉは１〜ｎの整数）に対応するレジスタのページ
フラグを参照する。ページフラグがページサイズ＝４Ｋ
Ｂである旨を示しているならば、仮想アドレスを４Ｋで
除算することによりページナンバを得、余りをページ内
相対アドレスとする。そして、ページナンバに対応する
ページテーブル（図示せず）を使用してアドレス変換を
行う。また、上記のページフラグがページサイズ＝４Ｍ
Ｂである旨を示しているならば、仮想アドレスを４Ｍで
除算することによりページナンバを得、余りをページ内
相対アドレスとする。そして、ページナンバに対応する
ページテーブル（図示せず）を使用してアドレス変換を
行うものである。
、これはハードウェアであるかソフトウェアであるかを
問わない）は、仮想アドレスに対応する部分仮想空間Ｐ
ｉ（（ｉは１〜ｎの整数）に対応するレジスタのページ
フラグを参照する。ページフラグがページサイズ＝４Ｋ
Ｂである旨を示しているならば、仮想アドレスを４Ｋで
除算することによりページナンバを得、余りをページ内
相対アドレスとする。そして、ページナンバに対応する
ページテーブル（図示せず）を使用してアドレス変換を
行う。また、上記のページフラグがページサイズ＝４Ｍ
Ｂである旨を示しているならば、仮想アドレスを４Ｍで
除算することによりページナンバを得、余りをページ内
相対アドレスとする。そして、ページナンバに対応する
ページテーブル（図示せず）を使用してアドレス変換を
行うものである。
【００３９】以上の実施例は４ＫＢと４ＭＢの２種のペ
ージサイズを採用したが、採用するページサイズの値と
その種類数はこれだけに限定されないことは勿論のこと
である。
ージサイズを採用したが、採用するページサイズの値と
その種類数はこれだけに限定されないことは勿論のこと
である。
【００４０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ページ
サイズを可変とし、処理プログラムからのメモリ割り当
て要求時にそのメモリ要求量に適したページサイズを決
定してそのページサイズのページを割り当てるようにし
たので、ページの使用効率が良くなるという効果がある
。
サイズを可変とし、処理プログラムからのメモリ割り当
て要求時にそのメモリ要求量に適したページサイズを決
定してそのページサイズのページを割り当てるようにし
たので、ページの使用効率が良くなるという効果がある
。
【００４１】また、メモリに対して保護属性を設定する
場合も、保護属性別のメモリ要求量毎にページサイズを
決定してそのページサイズのページを割り当てるので、
ページの使用効率を低下させることなく、適切な保護属
性の設定すなわち適切なメモリ保護が可能になる。
場合も、保護属性別のメモリ要求量毎にページサイズを
決定してそのページサイズのページを割り当てるので、
ページの使用効率を低下させることなく、適切な保護属
性の設定すなわち適切なメモリ保護が可能になる。
【図１】本発明の一実施例の構成図である。
【図２】４ＫＢのページ２個（ＳＰ１，ＳＰ２）を４Ｋ
Ｂのページサイズに設定された部分仮想空間Ｐ３から割
り当てた様子を示す図である。
Ｂのページサイズに設定された部分仮想空間Ｐ３から割
り当てた様子を示す図である。
【図３】４ＫＢのページ２個（ＳＰ１，ＳＰ２）を４Ｋ
Ｂのページサイズに設定された部分仮想空間Ｐ３から割
り当て、４ＭＢのページ３個（ＬＰ１，ＬＰ２，ＬＰ３
）を４ＭＢのページサイズに設定された部分仮想空間Ｐ
５，Ｐ６から割り当てた様子を示す図である。
Ｂのページサイズに設定された部分仮想空間Ｐ３から割
り当て、４ＭＢのページ３個（ＬＰ１，ＬＰ２，ＬＰ３
）を４ＭＢのページサイズに設定された部分仮想空間Ｐ
５，Ｐ６から割り当てた様子を示す図である。
１…処理プログラム
２…メモリ割り当て制御手段
３…仮想空間制御手段
４…ページサイズ決定手段
５…ページ割り当て手段
６…ページ保護属性設定手段
Claims (2)
- 【請求項１】 メモリをページという単位に分割して
管理するページング機構を有する計算機システムにおけ
るページ割り当て方式において、ページサイズを決定す
るページサイズ決定手段と、ページを割り当てるページ
割り当て手段と、ページの保護属性を設定するページ保
護属性設定手段と、処理プログラムから受け取ったメモ
リ割り当て要求から保護属性別のメモリ要求量を抽出す
るメモリ割り当て制御手段と、該メモリ割り当て制御手
段で抽出された保護属性別のメモリ要求量毎に、仮想空
間の割り当て、前記ページサイズ決定手段によるページ
サイズの決定、該決定されたページサイズに基づく前記
ページ割り当て手段によるページの割り当て、および、
該割り当てたページに対する前記ページ保護属性設定手
段による保護属性の設定を行う仮想空間制御手段とを含
むことを特徴とする計算機システムにおけるページ割り
当て方式。 - 【請求項２】 仮想空間を固定サイズの複数の部分仮
想空間に分割し、各々の部分仮想空間内でのページサイ
ズは一定とし、部分仮想空間単位でページサイズの変更
を可能にした構成を有する請求項１記載の計算機システ
ムにおけるページ割り当て方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3144203A JPH04344549A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 計算機システムにおけるページ割り当て方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3144203A JPH04344549A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 計算機システムにおけるページ割り当て方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04344549A true JPH04344549A (ja) | 1992-12-01 |
Family
ID=15356625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3144203A Pending JPH04344549A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 計算機システムにおけるページ割り当て方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04344549A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06342402A (ja) * | 1993-05-31 | 1994-12-13 | Nec Corp | メモリ管理方式 |
| JPH06348658A (ja) * | 1993-06-03 | 1994-12-22 | Nec Corp | マルチプロセッサシステムにおけるメモリ管理方式 |
| WO1995016962A1 (en) * | 1993-12-13 | 1995-06-22 | Cray Research, Inc. | Dynamic allocation of page sizes in virtual memory |
| JP2007179537A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Samsung Electronics Co Ltd | 埋め込み型システムのためのデマンドページング装置及び方法 |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3144203A patent/JPH04344549A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06342402A (ja) * | 1993-05-31 | 1994-12-13 | Nec Corp | メモリ管理方式 |
| JPH06348658A (ja) * | 1993-06-03 | 1994-12-22 | Nec Corp | マルチプロセッサシステムにおけるメモリ管理方式 |
| WO1995016962A1 (en) * | 1993-12-13 | 1995-06-22 | Cray Research, Inc. | Dynamic allocation of page sizes in virtual memory |
| US5802341A (en) * | 1993-12-13 | 1998-09-01 | Cray Research, Inc. | Method for the dynamic allocation of page sizes in virtual memory |
| JP2007179537A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Samsung Electronics Co Ltd | 埋め込み型システムのためのデマンドページング装置及び方法 |
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