JPH06342006A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH06342006A
JPH06342006A JP13200493A JP13200493A JPH06342006A JP H06342006 A JPH06342006 A JP H06342006A JP 13200493 A JP13200493 A JP 13200493A JP 13200493 A JP13200493 A JP 13200493A JP H06342006 A JPH06342006 A JP H06342006A
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thin film
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acceleration
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Natsuko Ito
奈津子 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 質量部と支持部とこれらをつなぐ薄膜部から
構成された加速度センサにおいて、高感度化、小型化を
達成する。 【構成】 質量部1と支持部2とこれらをつなぐ薄膜部
3から構成される加速度センサにおいて、質量部と薄膜
部の少なくとも一部分が加速度検出方向に重なり合う構
造を持つ。これにより、質量部の質量減少を抑えて薄膜
部を長く形成でき、高感度化を達成できる。また、質量
部と支持部の間隙は薄膜部の長さに制限されず小さく形
成することができ、加速度センサの小型化が達成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速度による薄膜部の
たわみを検出する加速度センサの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の加速度センサの形状の一例を、図
10(A)に上面図、図10(B)に図10(A)のA
−A′で加速度センサを切断した斜視図を示す。加速度
センサは、質量部1と、厚肉部の支持部2と、これらを
つなぐ薄膜部3から構成されており、加速度の大きさに
応じた質量部1の変位量を測定して加速度を測定する。
変位量は、変位に伴う薄膜部3の変形を、薄膜部3上に
形成したピエゾ抵抗4の抵抗値変化を検出することによ
り測定する。また、質量部1に電極を形成して可動電極
とし、この可動電極に対向する固定電極を形成して、こ
れらの電極間の静電容量の変化を検出して変位量を測定
する方法も知られている。
【0003】従来の加速度センサの形状では、質量部1
と薄膜部3が検出加速度方向に垂直な加速度センサ面で
平面的に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】加速度センサを高感度
化するために、わずかな加速度によっても質量部1が大
きく変位するようにする必要がある。そのために、質量
部1と支持部2間の距離ができる限り長くなるよう薄膜
部3を形成するのが一つの方法である。従来の加速度セ
ンサ形状では、質量部1と薄膜部3が、検出加速度方向
に垂直な加速度センサ面で平面的に配置されているため
に、薄膜部3を長く形成するには以下の問題が生じた。
すなわち、薄膜部3の長さが増大すれば、質量部1の体
積が減少し、或いは、加速センサ全体の面積が増大し、
結果的に高感度化、小型化が図れなかった。
【0005】本発明の目的は、小型で高感度な加速度セ
ンサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、質量部と支持
部とこれらをつなぐ薄膜部から構成される加速度センサ
において、質量部と薄膜部の少なくとも一部分が加速度
検出方向に重なり合う構造を持つことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、従来構造では薄膜部の周囲の加速度
検出方向に存在した空間にも質量部を形成するので質量
部の体積を増加できる。したがって、質量部の質量減少
を抑えて薄膜部を長く形成でき、高感度化を達成でき
る。
【0008】また、本発明によれば、質量部と支持部の
間隙は薄膜部の長さに制限されず小さく形成することが
でき、加速度センサの小型化が達成できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】図1は、加速度センサの第1実施例であ
り、(A)は上面図、(B)は(A)のA−A′で加速
度センサを切断した斜視図である。この加速度センサ
は、質量部1と支持部2とこれらをつなぐ薄膜部3から
構成され、検出加速度主軸方向で質量部1と薄膜部3の
少なくとも一部分が重なり合う構造を持っている。
【0011】図1(A)において、紙面と垂直方向が加
速度検出方向である。質量部1は印加された加速度の大
きさに応じて変位し、変位に伴い薄膜部3はたわむ。従
来は質量部1と支持部2の間隙と等しい長さの薄膜部3
しか形成できなかったが、本発明では質量部1と支持部
2の間隙の長さと質量部1の長さの和とほぼ等しい長さ
の薄膜部3を同一面積内に形成できる。
【0012】図2は、加速度センサの第2実施例であ
る。(A)は上面図、(B)は(A)のA−A′で加速
度センサを切断した斜視図である。図1の加速度センサ
と同様に、質量部1と支持部2とこれらをつなぐ薄膜部
3から構成され、検出加速度主軸方向で質量部1と薄膜
部3の少なくとも一部分が重なり合う構造を持ってい
る。
【0013】さらに本実施例では、加速度検出方向と垂
直な加速度センサ面内で、薄膜部3の長手方向と垂直な
方向の幅が広く形成されているため、雑音となる検出方
向以外の加速度成分による質量部1の変位が小さく抑え
され、一軸感度が向上する。
【0014】図3は、加速度センサの第3実施例であ
る。(A)は上面図、(B)は(A)のA−A′で加速
度センサを切断した斜視図である。前記実施例と同様
に、質量部1と支持部2とこれらをつなぐ薄膜部3から
構成され、検出加速度主軸方向で質量部1と薄膜部3の
少なくとも一部分が重なり合う構造を持っている。
【0015】本実施例では、さらに、薄膜部3の周囲に
わずかな間隙を保って質量部1を形成しており、質量部
1と薄膜部3の表面が等しい高さを持つ。したがって、
質量部1の体積効率を上げ、感度の向上を図ることがで
きる。また、質量部1の面積が大きいため、効率のよい
制動が得られる。
【0016】図4は、加速度センサの第4実施例であ
り、(A)は上面図、(B)は(A)のA−A′で加速
度センサを切断した斜視図である。前記実施例と同様
に、質量部1と支持部2とこれらをつなぐ薄膜部3から
構成され、検出加速度主軸方向で質量部1と薄膜部3の
少なくとも一部分が重なり合う構造を持っている。
【0017】本実施例では、さらに、加速度検出方向と
垂直な加速度センサ面内で、複数の薄膜部3が平行に形
成されているため、雑音となる検出方向以外の加速度成
分による質量部1の変位が小さく抑えられ、一軸感度が
向上する。この場合も第3実施例と同様に、質量部と薄
膜部の高さを等しく形成して、さらに質量部1の体積効
率を上げることが可能である。
【0018】図5は、加速度センサの第5実施例であ
る。(A)は上面図、(B)は(A)のA−A′で加速
度センサを切断した斜視図である。前記実施例と同様
に、質量部1と支持部2とこれらをつなぐ薄膜部3から
構成され、検出加速度主軸方向で質量部1と薄膜部3の
少なくとも一部分が重なり合う構造を持っている。
【0019】本実施例は、さらに、加速度センサ面に垂
直な加速度が印加された場合に、対向する複数の薄膜部
3がねじれの位置関係にあってたわむような形状であ
る。そのため、雑音となる検出方向以外の加速度成分に
よる質量部1の変位が小さく抑えられ、一軸感度が向上
する。
【0020】図6は、加速度センサの第6実施例であ
り、(A)は上面図、(B)は(A)のA−A′で加速
度センサを切断した斜視図である。前記実施例と同様
に、質量部1と支持部2とこれらをつなぐ薄膜部3から
構成され、検出加速度主軸方向で質量部1と薄膜部3の
少なくとも一部分が重なり合う構造を持っている。
【0021】本実施例は、対向する薄膜部3を3本以上
形成したことにより、検出方向以外の加速度成分に対す
る感度がさらに減少し、一軸感度が向上する。
【0022】図7は、加速度センサの第7実施例であ
り、(A)は上面図、(B)は(A)のA−A′で加速
度センサを切断した斜視図である。本実施例は、第5実
施例の対向する薄膜部3を加速度センサ面内で90°回
転した方向にも形成したものである。そのため、加速度
センサ面に平行な全ての加速度成分に対し一様な感度低
減効果が得られるため、一軸感度の向上に大きな効果が
ある。
【0023】図8は、加速度センサの第8実施例であ
る。(A)は上面図、(B)は(A)のA−A′で加速
度センサを切断した斜視図である。本実施例では、加速
度の大きさに応じた質量部1の変位量を、変位に伴う薄
膜部3のたわみを薄膜部3上に形成したピエゾ抵抗4の
抵抗値変化を検出することにより測定する。ピエゾ抵抗
4は、最も応力の加わる薄膜部3と支持部2の接合部表
面に形成することにより、効率よく変位を検出すること
ができる。
【0024】図9は、加速度センサの第9実施例であ
る。(A)は上面図、(B)は(A)のA−A′で加速
度センサを切断した斜視図である。本実施例では、質量
部1に電極を形成して可動電極51とし、この可動電極
51に対向する位置に支持部2に対して固定された電極
を形成して固定電極52とする。加速度の大きさに応じ
た質量部1の変位量を、これらの電極間の静電容量の変
化を検出することにより測定する。
【0025】以上の各実施例で述べた加速度センサの質
量部1は、支持部2と薄膜部3と共にシリコンの三次元
加工により一体で形成してもよい。また、薄膜部3と質
量部1が別々に形成され、接着された構造としてもよ
い。質量部1の材質はシリコンである必要はなく、はん
だや金属、樹脂を用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は質量部と
支持部とこれらをつなぐ薄膜部から構成される加速度セ
ンサにおいて、質量部と薄膜部の少なくとも一部分が加
速度検出方向に重なり合う構造を持つため、質量部の質
量減少を抑えて薄膜部を長く形成でき、高感度化を達成
できる。また、質量部と支持部の間隙は薄膜部の長さに
制限されず小さく形成することができ、加速度センサの
小型化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例で、図1(A)は上面図、
図1(B)は図1(A)内のA−A′で加速度センサを
切断した斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例で、図2(A)は上面図、
図2(B)は図2(A)内のA−A′で加速度センサを
切断した斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例で、図3(A)は上面図、
図3(B)は図3(A)内のA−A′で加速度センサを
切断した斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例で、図4(A)は上面図、
図4(B)は図4(A)内のA−A′で加速度センサを
切断した斜視図である。
【図5】本発明の第5実施例で、図5(A)は上面図、
図5(B)は図5(A)内のA−A′で加速度センサを
切断した斜視図である。
【図6】本発明の第6実施例で、図6(A)は上面図、
図6(B)は図6(A)内のA−A′で加速度センサを
切断した斜視図である。
【図7】本発明の第7実施例で、図7(A)は上面図、
図7(B)は図7(A)内のA−A′で加速度センサを
切断した斜視図である。
【図8】本発明の第8実施例で、図8(A)は上面図、
図8(B)は図8(A)内のA−A′で加速度センサを
切断した斜視図である。
【図9】本発明の第9実施例で、図9(A)は上面図、
図9(B)は図9(A)内のA−A′で加速度センサを
切断した斜視図である。
【図10】従来の加速度センサの一例であり、図10
(A)は上面図、図10(B)は図10(A)内のA−
A′で加速度センサを切断した斜視図である。
【符号の説明】
1 質量部 2 支持部 3 薄膜部 4 ピエゾ抵抗 51 可動電極 52 固定電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】質量部と支持部とこれらをつなぐ薄膜部か
    ら構成され、検出加速度主軸方向で質量部と薄膜部の少
    なくとも一部分が重なり合う構造を持つことを特徴とす
    る加速度センサ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の加速度センサにおいて、加
    速度センサ面に垂直な加速度が印加された場合に、複数
    の薄膜部が平行を保ってたわむような位置関係にあるこ
    とを特徴とする加速度センサ。
  3. 【請求項3】請求項1記載の加速度センサにおいて、加
    速度センサ面に垂直な加速度が印加された場合に、複数
    の薄膜部がねじれの位置関係にあってたわむことを特徴
    とする加速度センサ。
  4. 【請求項4】請求項1記載の加速度センサにおいて、薄
    膜部と支持部の接合部表面にピエゾ抵抗を形成したこと
    を特徴とする加速度センサ。
  5. 【請求項5】請求項1記載の加速度センサにおいて、質
    量部を可動電極部とし、前記可動電極部に対向する少な
    くとも1つの固定電極を形成したことを特徴とする加速
    度センサ。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5999356A (ja) * 1982-11-09 1984-06-08 テキサス・インスツルメンツ・インコ−ポレイテツド 半導体加速度計
JPH0394168A (ja) * 1989-09-07 1991-04-18 Hitachi Ltd 半導体容量式加速度センサとその製造方法
JPH0484725A (ja) * 1990-07-27 1992-03-18 Wako:Kk 物理量を検出するセンサの製造方法
JP3115862U (ja) * 2005-08-18 2005-11-17 トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社 キャミソール

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