JPH06341951A - 液体の分析装置 - Google Patents
液体の分析装置Info
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- JPH06341951A JPH06341951A JP5239311A JP23931193A JPH06341951A JP H06341951 A JPH06341951 A JP H06341951A JP 5239311 A JP5239311 A JP 5239311A JP 23931193 A JP23931193 A JP 23931193A JP H06341951 A JPH06341951 A JP H06341951A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 液体の成分を分析する近赤外線分析装置と、
この近赤外線分析装置へ液体を供給する試料供給装置
と、これら近赤外線分析装置と試料供給装置とを連結す
るチューブに設けられた圧力制御装置とからなる液体の
分析装置であって、圧力制御装置4を、チューブ3c内
の空気を放出する空気抜き管4dと、チューブ3c内の
流体の圧力を制御する圧力制御弁4eと、チューブ4d
内の圧力を測る圧力センサ4fとで構成し、充分に空気
の抜かれた液体を一定の圧力に保って分析に供する。 【効果】 液体から充分に空気を抜き、且つ液体の圧力
を一定にすることで分析セルの分析精度を著しく向上さ
せるができる。
この近赤外線分析装置へ液体を供給する試料供給装置
と、これら近赤外線分析装置と試料供給装置とを連結す
るチューブに設けられた圧力制御装置とからなる液体の
分析装置であって、圧力制御装置4を、チューブ3c内
の空気を放出する空気抜き管4dと、チューブ3c内の
流体の圧力を制御する圧力制御弁4eと、チューブ4d
内の圧力を測る圧力センサ4fとで構成し、充分に空気
の抜かれた液体を一定の圧力に保って分析に供する。 【効果】 液体から充分に空気を抜き、且つ液体の圧力
を一定にすることで分析セルの分析精度を著しく向上さ
せるができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、近赤外線分析装置を用
いて醤油、酒、ジュース等の液体の成分を分析する装置
に関する。
いて醤油、酒、ジュース等の液体の成分を分析する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近赤外線分析装置は液体の成分を多項目
にわたり、迅速に、簡便に分析できることから、最近広
く利用されるようになってきた。そして、能率を高める
べく、ポンプにて連続的・自動的に近赤外線分析装置へ
試料を供給する自動分析方法が普及しつつある。
にわたり、迅速に、簡便に分析できることから、最近広
く利用されるようになってきた。そして、能率を高める
べく、ポンプにて連続的・自動的に近赤外線分析装置へ
試料を供給する自動分析方法が普及しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
測定技術には、ポンプの脈動が試料の液圧を変化させ、
また試料セット時に混入する空気が作用し、近赤外線分
析装置内の分析セルの分析精度を悪化させるという不具
合がある。
測定技術には、ポンプの脈動が試料の液圧を変化させ、
また試料セット時に混入する空気が作用し、近赤外線分
析装置内の分析セルの分析精度を悪化させるという不具
合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記要望に応えるべく本
発明は、近赤外線分析装置と、試料供給装置と、供給さ
れる試料液体の圧力を一定にする圧力制御装置とから分
析装置を構成し、更に圧力制御装置を、チューブ内の空
気を放出する空気抜き管と、チューブ内の流体の圧力を
制御する圧力制御弁と、チューブ内の圧力を測る圧力セ
ンサとから構成し、これら空気抜き管、圧力制御弁及び
圧力センサを液体の流れ方向に順に配置する。
発明は、近赤外線分析装置と、試料供給装置と、供給さ
れる試料液体の圧力を一定にする圧力制御装置とから分
析装置を構成し、更に圧力制御装置を、チューブ内の空
気を放出する空気抜き管と、チューブ内の流体の圧力を
制御する圧力制御弁と、チューブ内の圧力を測る圧力セ
ンサとから構成し、これら空気抜き管、圧力制御弁及び
圧力センサを液体の流れ方向に順に配置する。
【0005】又は、試料供給装置をポンプとし、圧力制
御装置をチューブ内の空気を放出する空気抜き管とチュ
ーブ内の圧力を測る圧力センサとから構成し、これらポ
ンプ、空気抜き管び圧力センサを液体の流れ方向に順に
配置する。
御装置をチューブ内の空気を放出する空気抜き管とチュ
ーブ内の圧力を測る圧力センサとから構成し、これらポ
ンプ、空気抜き管び圧力センサを液体の流れ方向に順に
配置する。
【0006】
【作用】充分に空気の抜かれた液体を圧力センサの圧力
信号が一定になるように圧力制御弁にて制御する。
信号が一定になるように圧力制御弁にて制御する。
【0007】または、ポンプで加圧した流体から充分に
空気を抜き、その液体を圧力センサの圧力信号が一定に
なるようにポンプの回転数制御にて制御する。そして試
料供給装置で供給する試料供給装置の圧力を圧力制御装
置にて一定にしつつ、近赤外線分析装置にて成分分析を
実施する。
空気を抜き、その液体を圧力センサの圧力信号が一定に
なるようにポンプの回転数制御にて制御する。そして試
料供給装置で供給する試料供給装置の圧力を圧力制御装
置にて一定にしつつ、近赤外線分析装置にて成分分析を
実施する。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面及び表に基
づいて説明する。図1は本発明に係る液体の分析装置構
成図であり、液体の分析装置1は、大きく、液体の成分
を分析する近赤外線分析装置2と、この近赤外線分析装
置2へ液体を供給・停止する試料供給装置3と、液体の
圧力を一定に制御する圧力制御装置4とからなる。
づいて説明する。図1は本発明に係る液体の分析装置構
成図であり、液体の分析装置1は、大きく、液体の成分
を分析する近赤外線分析装置2と、この近赤外線分析装
置2へ液体を供給・停止する試料供給装置3と、液体の
圧力を一定に制御する圧力制御装置4とからなる。
【0009】更に、液体の分析装置1には、前記試料供
給装置3に接続して試料液体を提供する自動サンプラ5
と、1サイクル毎に近赤外線分析装置2と試料供給装置
3とを清掃する洗浄装置6とが、また試料供給装置3の
途中には試料液体を一定の温度に保つ恒温装置7が夫々
付加されている。試料供給装置3は、チューブポンプ3
aと、このチューブポンプ3aから放射状に延設される
チューブ3b,3c,3d,3eとからなる。
給装置3に接続して試料液体を提供する自動サンプラ5
と、1サイクル毎に近赤外線分析装置2と試料供給装置
3とを清掃する洗浄装置6とが、また試料供給装置3の
途中には試料液体を一定の温度に保つ恒温装置7が夫々
付加されている。試料供給装置3は、チューブポンプ3
aと、このチューブポンプ3aから放射状に延設される
チューブ3b,3c,3d,3eとからなる。
【0010】図2は本発明に係るチューブポンプの構造
説明図であり、チューブポンプ3aは、回転ローラ3f
…にて可撓性チューブ3g,3hを扱(しご)くが如く
して流体を一方向へ移動させる周知のポンプである。
説明図であり、チューブポンプ3aは、回転ローラ3f
…にて可撓性チューブ3g,3hを扱(しご)くが如く
して流体を一方向へ移動させる周知のポンプである。
【0011】図1に戻ってチューブ3cの途中には、コ
イル状に形成した熱交換部3iが介設され、熱交換部3
iは恒温装置7の恒温槽7aに収容されている。
イル状に形成した熱交換部3iが介設され、熱交換部3
iは恒温装置7の恒温槽7aに収容されている。
【0012】図3は本発明の圧力制御装置の原理図であ
り、圧力制御装置4はチューブ3cに流れ方向に沿っ
て、空気抜き管4dと、圧力制御弁4eと、圧力センサ
4fとを介設してなる。
り、圧力制御装置4はチューブ3cに流れ方向に沿っ
て、空気抜き管4dと、圧力制御弁4eと、圧力センサ
4fとを介設してなる。
【0013】再度図1に戻って自動サンプラ5は、試料
液体を収容する試験管状のカラム5a,5bを起立し移
動させるターンテーブル5cと、このターンテーブル5
cを間欠回動させるサンプラ制御函5dとからなり、複
数のカラム5a,5b…を分析スケジュールに合せて前
記チューブ3b端に臨ませる。
液体を収容する試験管状のカラム5a,5bを起立し移
動させるターンテーブル5cと、このターンテーブル5
cを間欠回動させるサンプラ制御函5dとからなり、複
数のカラム5a,5b…を分析スケジュールに合せて前
記チューブ3b端に臨ませる。
【0014】洗浄装置6は、洗浄液タンク6aと、この
タンク6a中に差し込まれるチューブ6bと、このチュ
ーブ6bの途中に介設され、洗浄液を圧送するチューブ
ポンプ6cとからなる。チューブポンプ6cは前記した
チューブポンプ3aと同構造である。チューブ6bの先
端6dはカラム5a…の近傍に開口し、チューブ3bの
基端3lと接続可能にある。即ち、チューブ3bの基端
3lは、可撓性に豊み矢印Aの如く揺動自在であって、
例えば揺動シリンダユニットの如き切換機構3mによっ
てカラム5a開口とチューブ6bの先端6dとの一方へ
自由に連結し得る。図中8はコントローラであり、この
コントローラ8は、近赤外線分析装置2、試料供給装置
3と、これらに連動する切換機構3m、サンプラ制御函
5d、チューブポンプ6cを包括して制御する。
タンク6a中に差し込まれるチューブ6bと、このチュ
ーブ6bの途中に介設され、洗浄液を圧送するチューブ
ポンプ6cとからなる。チューブポンプ6cは前記した
チューブポンプ3aと同構造である。チューブ6bの先
端6dはカラム5a…の近傍に開口し、チューブ3bの
基端3lと接続可能にある。即ち、チューブ3bの基端
3lは、可撓性に豊み矢印Aの如く揺動自在であって、
例えば揺動シリンダユニットの如き切換機構3mによっ
てカラム5a開口とチューブ6bの先端6dとの一方へ
自由に連結し得る。図中8はコントローラであり、この
コントローラ8は、近赤外線分析装置2、試料供給装置
3と、これらに連動する切換機構3m、サンプラ制御函
5d、チューブポンプ6cを包括して制御する。
【0015】以上の構成からなる液体の分析装置1の作
用を以下に説明する。図1にて先ず、切換機構3mにて
チューブ3bの基端3lを洗浄装置6の先端6dに連結
し、チューブポンプ3a,6cを作動し、洗浄液タンク
6a内の洗浄液をチューブ6bを介してチューブ3b→
チューブポンプ3a→チューブ3c→熱交換部3i→圧
力制御装置4→チューブ3c→近赤外線分析装置2→チ
ューブ3d→チューブポンプ3a→チューブ3eの順路
にて流通せしめこれらを十分に洗浄する。ポンプ3a,
6cを停止し、切換機構3mにてチューブ3bの基端3
lをカラム5aにつなぎ替える。ポンプ3aを再動させ
ることにより、カラム5a内の試料液体はチューブ3b
→ポンプ3a→チューブ3cを介して近赤外線分析装置
2に送り込まれる。チューブ3cの途中において、試料
液体は、先ず熱交換部3iにて所定の温度に変換され一
定温に保たれる。
用を以下に説明する。図1にて先ず、切換機構3mにて
チューブ3bの基端3lを洗浄装置6の先端6dに連結
し、チューブポンプ3a,6cを作動し、洗浄液タンク
6a内の洗浄液をチューブ6bを介してチューブ3b→
チューブポンプ3a→チューブ3c→熱交換部3i→圧
力制御装置4→チューブ3c→近赤外線分析装置2→チ
ューブ3d→チューブポンプ3a→チューブ3eの順路
にて流通せしめこれらを十分に洗浄する。ポンプ3a,
6cを停止し、切換機構3mにてチューブ3bの基端3
lをカラム5aにつなぎ替える。ポンプ3aを再動させ
ることにより、カラム5a内の試料液体はチューブ3b
→ポンプ3a→チューブ3cを介して近赤外線分析装置
2に送り込まれる。チューブ3cの途中において、試料
液体は、先ず熱交換部3iにて所定の温度に変換され一
定温に保たれる。
【0016】次いで、試料液体は、図3の圧力制御装置
4を通る。圧力制御装置4では、空気抜き管4dはチュ
ーブ3cから垂直に十分高く起立し、液体中の空気のみ
を上方へ放出する。
4を通る。圧力制御装置4では、空気抜き管4dはチュ
ーブ3cから垂直に十分高く起立し、液体中の空気のみ
を上方へ放出する。
【0017】圧力制御弁4eは、圧力センサ4fの圧力
信号を圧力コントローラ4gに入力し、圧力コントロー
ラ4gにて目標圧力値と比較し、圧力コントローラ4g
は実圧力値をこの目標圧力値に合せるべく圧力制御弁4
eを開閉する。即ち、上記した圧力制御装置4は極めて
簡単な構造であって、均圧と空気抜き作用を為す。この
状態で近赤外線分析装置2は試料液体分析を実施する。
信号を圧力コントローラ4gに入力し、圧力コントロー
ラ4gにて目標圧力値と比較し、圧力コントローラ4g
は実圧力値をこの目標圧力値に合せるべく圧力制御弁4
eを開閉する。即ち、上記した圧力制御装置4は極めて
簡単な構造であって、均圧と空気抜き作用を為す。この
状態で近赤外線分析装置2は試料液体分析を実施する。
【0018】分析後、図1の切換装置3mにてチューブ
3bの基端3lをカラム5aから外し、チューブ6bの
先端6dへつなぎかえる。チューブポンプ3a,6cを
起動し、チューブポンプ3a、チューブ3b,3c、近
赤外線分析装置2を洗浄する。サンプラ制御函5dにて
ターンテーブル5cを1ピッチ回転させる。チューブ3
bの基端3lをカラム5bに接続して、カラム5aと同
様の順にてカラム5b内の試料液体の分析を実施する。
以上に述べた作動の全ては、コントローラ8の制御指令
によって自動で為される。
3bの基端3lをカラム5aから外し、チューブ6bの
先端6dへつなぎかえる。チューブポンプ3a,6cを
起動し、チューブポンプ3a、チューブ3b,3c、近
赤外線分析装置2を洗浄する。サンプラ制御函5dにて
ターンテーブル5cを1ピッチ回転させる。チューブ3
bの基端3lをカラム5bに接続して、カラム5aと同
様の順にてカラム5b内の試料液体の分析を実施する。
以上に述べた作動の全ては、コントローラ8の制御指令
によって自動で為される。
【0019】次に上記した液体の分析装置1による分析
方法が如何に有効であるか、実験データを基に説明す
る。実験は試料としては濃口醤油を用いた。本発明法に
ついては、圧力制御装置4の制御圧力を固定し、チュー
ブ3cの圧力を15mmAqに維持し、繰り返し分析し
てそれらの平均、標準偏差を算出した。一方、対照法に
ついては、圧力制御装置4の制御圧力を種々変化させ、
チューブ3cの圧力を13,15,18,20,22m
mAqに設定し、それらの夫々について繰り返し分析し
てそれらの平均、標準偏差を算出した。実験結果を表1
に示す。
方法が如何に有効であるか、実験データを基に説明す
る。実験は試料としては濃口醤油を用いた。本発明法に
ついては、圧力制御装置4の制御圧力を固定し、チュー
ブ3cの圧力を15mmAqに維持し、繰り返し分析し
てそれらの平均、標準偏差を算出した。一方、対照法に
ついては、圧力制御装置4の制御圧力を種々変化させ、
チューブ3cの圧力を13,15,18,20,22m
mAqに設定し、それらの夫々について繰り返し分析し
てそれらの平均、標準偏差を算出した。実験結果を表1
に示す。
【0020】
【表1】
【0021】なお近赤外線分析装置2による各成分の定
量は、(財)日本醤油研究所編「しょうゆ分析法」に記
載の常用法と対比して作成した検量線に基づいて行なっ
た。すなわち常用法としては窒素にはケルダール法を、
アルコールにはガスクロマトグラフィーを、乳酸および
グルタミン酸には酵素法を、食塩にはモール法をそれぞ
れ用いた。そして生醤油および火入れ済の醤油につい
て、245点を2回ずつ近赤外線分析装置により測定
し、各成分について数1に示す重回帰式および重回帰係
数を得た。表1の分析値は該重回帰式を基に算出したも
のである。
量は、(財)日本醤油研究所編「しょうゆ分析法」に記
載の常用法と対比して作成した検量線に基づいて行なっ
た。すなわち常用法としては窒素にはケルダール法を、
アルコールにはガスクロマトグラフィーを、乳酸および
グルタミン酸には酵素法を、食塩にはモール法をそれぞ
れ用いた。そして生醤油および火入れ済の醤油につい
て、245点を2回ずつ近赤外線分析装置により測定
し、各成分について数1に示す重回帰式および重回帰係
数を得た。表1の分析値は該重回帰式を基に算出したも
のである。
【0022】
【数1】
【0023】また、表2は本発明法によって、酒類およ
び果汁のアルコールおよび還元糖についてそれぞれ10
回ずつ繰り返し分析結果を示す。
び果汁のアルコールおよび還元糖についてそれぞれ10
回ずつ繰り返し分析結果を示す。
【0024】
【表2】
【0025】前記表1より明らかな如く、本発明装置に
よる方が分析値にバラツキがなく安定した結果が得られ
ることがわかる。また、本発明は、醤油、ワイン、清
酒、ブドウ果汁の他、ウィスキー、ビールなどの酒類、
ミカン、リンゴ等ジュース類、さらに牛乳などの成分分
析に有効である。
よる方が分析値にバラツキがなく安定した結果が得られ
ることがわかる。また、本発明は、醤油、ワイン、清
酒、ブドウ果汁の他、ウィスキー、ビールなどの酒類、
ミカン、リンゴ等ジュース類、さらに牛乳などの成分分
析に有効である。
【0026】尚、本発明の圧力制御装置4は、要は近赤
外線分析装置2内の試料液体の圧力を分析タイミングに
おいて一定に維持するものであればよく、例えば図4に
示す装置を採用してもよい。図4は本発明の圧力制御装
置の別実施例の原理図であり、圧力制御装置4は、図3
の圧力制御弁4eを廃し、図1のチューブポンプ3aを
チューブポンプ3nとチューブポンプ3pに置き換えた
ものである。
外線分析装置2内の試料液体の圧力を分析タイミングに
おいて一定に維持するものであればよく、例えば図4に
示す装置を採用してもよい。図4は本発明の圧力制御装
置の別実施例の原理図であり、圧力制御装置4は、図3
の圧力制御弁4eを廃し、図1のチューブポンプ3aを
チューブポンプ3nとチューブポンプ3pに置き換えた
ものである。
【0027】即ち、試料液体の空気は空気抜き管4dで
抜かれ、圧力センサ4fでモニタされ、圧力コントロー
ラ4gの作用にてチューブポンプ3nの回転数を高めて
昇圧する如くする。試料供給装置3はチューブポンプに
限らずギヤーポンプ、ベーンポンプ、タービンポンプな
ど使用可能である。そして、複数の圧力制御装置4…を
チューブ3c、チューブ3dに介設してもよい。
抜かれ、圧力センサ4fでモニタされ、圧力コントロー
ラ4gの作用にてチューブポンプ3nの回転数を高めて
昇圧する如くする。試料供給装置3はチューブポンプに
限らずギヤーポンプ、ベーンポンプ、タービンポンプな
ど使用可能である。そして、複数の圧力制御装置4…を
チューブ3c、チューブ3dに介設してもよい。
【0028】また、圧力変動を除く方法として、分析タ
イミング前にチューブポンプ3aを停止させるなどして
近赤外線分析装置2内の液体を静止させ、もって圧力を
静定させるものも有効である。
イミング前にチューブポンプ3aを停止させるなどして
近赤外線分析装置2内の液体を静止させ、もって圧力を
静定させるものも有効である。
【0029】
【発明の効果】以上に述べた如く本発明は、近赤外線分
析装置と、試料供給装置と、供給される試料液体の圧力
を一定にする圧力制御とから分析装置を構成し、更に圧
力制御装置を、チューブ内の空気を放出する空気抜き管
と、チューブ内の流体の圧力を制御する圧力制御弁と、
チューブ内の圧力を測る圧力センサとから構成し、これ
ら空気抜き管、圧力制御弁及び圧力センサを液体の流れ
方向に順に配置して、液体から充分に空気を抜き、且つ
液体の圧力を一定にすることで分析セルの分析精度を著
しく向上させることに成功した。
析装置と、試料供給装置と、供給される試料液体の圧力
を一定にする圧力制御とから分析装置を構成し、更に圧
力制御装置を、チューブ内の空気を放出する空気抜き管
と、チューブ内の流体の圧力を制御する圧力制御弁と、
チューブ内の圧力を測る圧力センサとから構成し、これ
ら空気抜き管、圧力制御弁及び圧力センサを液体の流れ
方向に順に配置して、液体から充分に空気を抜き、且つ
液体の圧力を一定にすることで分析セルの分析精度を著
しく向上させることに成功した。
【0030】又は、試料供給装置をポンプとし、圧力制
御装置をチューブ内の空気を放出する空気抜き管とチュ
ーブ内の圧力を測る圧力センサとから構成し、これらポ
ンプ、空気抜き管び圧力センサを液体の流れ方向に順に
配置して、ポンプで加圧した流体から充分に空気を抜
き、その液体を圧力センサの圧力信号が一定になるよう
にポンプの回転数制御にて制御したので、分析セルの分
析精度を著しく向上させることに成功した。
御装置をチューブ内の空気を放出する空気抜き管とチュ
ーブ内の圧力を測る圧力センサとから構成し、これらポ
ンプ、空気抜き管び圧力センサを液体の流れ方向に順に
配置して、ポンプで加圧した流体から充分に空気を抜
き、その液体を圧力センサの圧力信号が一定になるよう
にポンプの回転数制御にて制御したので、分析セルの分
析精度を著しく向上させることに成功した。
【図1】本発明に係る流体の分析装置の構成図
【図2】本発明に係るチューブポンプの構造説明図
【図3】本発明に係る圧力制御装置の原理図
【図4】本発明の圧力制御装置の別実施例の原理図
1…液体の分析装置、2…近赤外線分析装置、3…試料
供給装置(ポンプ)、4…圧力制御装置、4d…空気抜
き管、4e…圧力制御弁、4f…圧力センサ、4g…圧
力コントローラ。
供給装置(ポンプ)、4…圧力制御装置、4d…空気抜
き管、4e…圧力制御弁、4f…圧力センサ、4g…圧
力コントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 剛 神奈川県川崎市多摩区菅仙谷3−1−28− 203
Claims (2)
- 【請求項1】 液体の成分を分析する近赤外線分析装置
と、この近赤外線分析装置へ液体を供給する試料供給装
置と、これら近赤外線分析装置と試料供給装置とを連結
するチューブに設けられた圧力制御装置とからなる液体
の分析装置であって、前記圧力制御装置は、前記チュー
ブ内の空気を放出する空気抜き管と、チューブ内の流体
の圧力を制御する圧力制御弁と、チューブ内の圧力を測
る圧力センサとからなり、これら空気抜き管、圧力制御
弁及び圧力センサが液体の流れ方向に順に配置され、充
分に空気の抜かれた液体を圧力センサの圧力信号が一定
になるように圧力制御弁にて制御することを特徴とした
液体の分析装置。 - 【請求項2】 液体の成分を分析する近赤外線分析装置
と、この近赤外線分析装置へ液体を供給する試料供給装
置と、これら近赤外線分析装置と試料供給装置とを連結
するチューブに設けられた圧力制御装置とからなる液体
の分析装置であって、前記試料供給装置はポンプとさ
れ、また前記圧力制御装置は前記チューブ内の空気を放
出する空気抜き管とチューブ内の圧力を測る圧力センサ
とからなり、これらポンプ、空気抜き管および圧力セン
サが液体の流れ方向に順に配置され、ポンプで加圧した
流体から充分に空気を抜き、その液体を圧力センサの圧
力信号が一定になるようにポンプの回転数制御にて制御
することを特徴とした液体の分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23931193A JP2597075B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 液体の分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23931193A JP2597075B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 液体の分析装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29082887A Division JPH0638068B2 (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | 液体の分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06341951A true JPH06341951A (ja) | 1994-12-13 |
JP2597075B2 JP2597075B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=17042832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23931193A Expired - Fee Related JP2597075B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 液体の分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597075B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006300743A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Shizuoka Prefecture | 複数のセンサを利用した化学物質検出装置 |
JP2006317433A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-11-24 | Fujifilm Holdings Corp | 送液装置及びその送液方法並びに全反射減衰を利用した測定装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5965746A (ja) * | 1982-10-07 | 1984-04-14 | Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd | 液サンプリング方法及び装置 |
JPS5972019A (ja) * | 1982-10-18 | 1984-04-23 | Hanshin Electric Co Ltd | 流量−電圧変換装置 |
JPS6013150A (ja) * | 1983-06-30 | 1985-01-23 | 塩野 輝之 | 土台防湿用マツト |
JPS6223815A (ja) * | 1985-05-24 | 1987-01-31 | ボ−ルズ・フルイデイクス・コ−ポレ−シヨン | 空気分配制御装置および方法 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP23931193A patent/JP2597075B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2597075B2 (ja) | 1997-04-02 |
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