JPH0634191Y2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JPH0634191Y2
JPH0634191Y2 JP1989042904U JP4290489U JPH0634191Y2 JP H0634191 Y2 JPH0634191 Y2 JP H0634191Y2 JP 1989042904 U JP1989042904 U JP 1989042904U JP 4290489 U JP4290489 U JP 4290489U JP H0634191 Y2 JPH0634191 Y2 JP H0634191Y2
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JP
Japan
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vehicle
ultrasonic wave
window glass
ultrasonic
wave receiving
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Inventor
恒徳 矢野
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株式会社本田ロック
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車室の窓ガラスの破壊を検出するための車
両用盗難防止装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の盗難防止装置としては、例えば特開昭57
-123489号公報、実開昭55-161647号公報に記載されてい
るようなものが知られている。これによると、車体の窓
ガラスの破壊時に発生する衝撃音を車内に設けたマイク
ロホンから成る検出手段により検出し、該検出手段が作
動したとき警報手段を作動させるようにしたものが開示
されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、かかる従来技術の構成によると、検出手
段は通常の集音用マイクロホンから成るので、検出され
る衝撃音は専ら可聴周波数帯域(特に低周波領域)の音
波であり、窓ガラスの破壊音のみならず車外の騒音例え
ば接近した他車のクラクシヨン音や広報者からの拡声音
等をも検出してしまい、警報手段の誤動作を生じさせ易
く、実用に即しないという問題がある。前記実開昭55-1
61647号公報の場合のように、たとえ閾値となる所定の
音量レベルを設定しても前記破壊音以外の音を検出する
可能性はある。
なお、かかる問題を解決すべく、例えば特公昭38-23364
号公報に記載されるように、空車時に車室内に向けて常
時超音波を発生させる送信器を設け、窓ガラスの破壊に
伴う該超音波の変化状態を受信器にて検出するようにし
た技術も開示されているが、かかる従来技術の構成で
は、超音波の送信器及び受信器を必要とするため夫々の
温度特性に見合った温度補償回路を設ける必要があった
り、あるいは温度変化による超音波の変動に対応した閾
値を有する回路構成の検出手段を設けたりする必要があ
る等構成が複雑となり、コスト高となることや、送信器
は少なくとも空車中は常時超音波発信状態に置く必要が
あるので、省電力の面(具体的にはエンジン停止時にお
ける車載バッテリの過放電)から好ましくない。
この考案は、かかる従来の課題を解決べくなされたもの
であり、超音波を用いることによりいずれかの窓ガラス
の破壊検出を誤作動なく、しかも、簡易にかつ省電力で
行えるようにした車両用盗難防止装置を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、請求項1の考案は、車内の所定
箇所に取付けられ、車体に配設された窓ガラスの破壊行
為により発生する超音波を検出する超音波受波部と、該
検出された超音波の信号レベルが所定の大きさを超えた
とき作動する警報部とを設けたことを特徴とする。
請求項2の考案は、請求項1の考案において、超音波受
波部は、前記車体の左右に配設された窓ガラスの各々に
対応した前記超音波を検出すべく区分されていることを
特徴とする。
(作用) 請求項1の構成では、窓ガラスが不法侵入等を目的とし
て破壊されると、その破壊に伴って発生する超音波を超
音波受波部が検出し、該検出された超音波の信号レベル
が所定のレベルを超えていると警報部が作動する。
また、請求項2の構成では、超音波受波部は、車体の左
右に配設された窓ガラス毎に区分されているから、超音
波の受信精度が向上する。
(実施例) 第1図はこの考案を4ドアタイプの自動車に適用した一
実施例を示すものであり、車室内の例えばルーフ1には
車体の左右側に区分して配置された一対の超音波受波部
2、3が設けられており、両超音波受波部2、3は例え
ば受信用超音波セラミックマイクから構成される。そし
て、一方の受波部2は車体の左半分側、特に左フロント
窓ガラス4及び左リア窓ガラス5からの超音波に対して
指向性を有するものであり、他方の受波部3は車体の右
半分側、特に右フロント窓ガラス6及び右リア窓ガラス
7からの超音波に対して指向性を有するものである。
ここで、前記両超音波受波部2、3は、通常の車内設置
状態では、車内からの超音波の発生はなく、また、車外
からの超音波は窓ガラスあるいは車体外板にて遮蔽され
るので、いずれの場合も超音波の受信状態になることは
ない。他方、窓ガラスの破壊行為、例えば投石行為、ア
イスピック、銃、鉄パイプ、等を用いた殴打、穿孔行
為、あるいは適宜の手段を用いた強い殴打行為により、
該窓ガラスの全部または一部が破壊されあるいは亀裂等
が生じると、可聴音以外に超音波が発生し、前記両受波
部2、3の少なくとも一つは該超音波を受信する。
第2図は前記両超音波受波部2、3にて受信された超音
波の信号を処理する回路の一例を示すものであり、両受
波部2、3の出力は増幅器8にて増幅され、その増幅さ
れた出力は通常の回路素子から成る検波回路9にて検波
され、該検波出力は検出回路10にて所定の閾値レベルと
の比較が行われ、検出回路10の検出出力は出力端子11か
ら得られ、該出力端子11に警報器(例えばホーンの吹
鳴、ヘッドライトの点灯等の報知を行うべく構成された
回路)を接続することにより、窓ガラス破壊時の警報が
行える。
第3図は上記のように構成された超音波の処理回路の作
動を説明するタイミングチャートであり、例えば右フロ
ント窓ガラス6の破壊により超音波が発生し、受波部3
から検出出力Srが得られると(第3図(a))、これが
増幅器8にて増幅信号Saとなり(第3図(b))、検波
回路9におけるその検波出力Skが定常信号レベルLoより
もハイレベルな閾値レベルLsを超えると(第3図
(c))、検出回路10からその超えた分に応じたパルス
幅Pを有する検出出力Shが検出回路10から得られる(第
3図(d))。そして、該検出出力Shにより警報器12が
作動し当該自動車の異常を報知する。この場合、閾値レ
ベルLsは少なくとも定常信号レベルLoを超えていればよ
く、特に厳格な値に設定される必要はない。換言すれ
ば、両受波部2、3の温度変動による影響(温度補償)
については特段の考慮を払う必要はない。
なお、本実施例では超音波信号の受信精度を向上させる
べく二つの受波部2、3を設けたが、この考案は一つの
受波部だけでも成立する。
(考案の効果) 以上のように請求項1の考案によれば、車内の所定箇所
に取付けられ、車体に配設された窓ガラスの破壊行為に
より発生する超音波を検出する超音波受波部と、該検出
された超音波の信号レベルが所定の大きさを超えたとき
作動する警報部とを設ける構成としたので、超音波を用
いることにより車体に配設されたいずれかの窓ガラスの
破壊状態の警報を誤作動なく行え、しかも超音波の受信
手段のみを必要とし、超音波の発信手段を設ける必要が
ないから、超音波の信号処理に特有な温度補償回路の省
略や閾値レベルの設定の簡易化が可能となり、コスト低
廉化に貢献できる。さらに、超音波の発信手段が不要で
あることから省電力の構成が可能であり、電源としての
車載バッテリの過放電を防止できる。
請求項2の考案によれば、請求項1の考案において、前
記超音波受波部が、車体の左右に配設された窓ガラスの
各々に対応した前記超音波を検出すべく区分されている
ので、請求項1の考案の効果に加え、窓ガラスの破壊検
出の精度をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を自動車に適用した場合に
おける平面図、第2図は第1図に示す実施例の超音波信
号の処理回路の構成を示すブロック図、第3図は該実施
例の作動を示すタイミングチャートである。 2、3……超音波受波部、4、5、6、7……窓ガラ
ス、10……検出回路、12……警報器(警報部)。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車内の所定箇所に取付けられ、車体に配設
    された窓ガラスの破壊行為により発生する超音波を検出
    する超音波受波部と、該検出された超音波の信号レベル
    が所定の大きさを超えたとき作動する警報部とを設けた
    ことを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】前記超音波受波部は、前記車体の左右に配
    設された窓ガラスの各々に対応した前記超音波を検出す
    べく区分されている請求項1記載の車両用盗難防止装
    置。
JP1989042904U 1989-04-11 1989-04-11 車両用盗難防止装置 Expired - Fee Related JPH0634191Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006236322A (ja) * 2005-01-27 2006-09-07 Alteco Inc 防犯用警報装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61161477A (ja) * 1985-01-10 1986-07-22 Fujitsu Ten Ltd 車両用センサ装置
JPH075062B2 (ja) * 1985-01-24 1995-01-25 富士通テン株式会社 自動車用盗難防止装置

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