JPH06341562A - パイロットチェック弁 - Google Patents

パイロットチェック弁

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JPH06341562A
JPH06341562A JP12950293A JP12950293A JPH06341562A JP H06341562 A JPH06341562 A JP H06341562A JP 12950293 A JP12950293 A JP 12950293A JP 12950293 A JP12950293 A JP 12950293A JP H06341562 A JPH06341562 A JP H06341562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
poppet
chamber
port
throttle
check valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP12950293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Nishiguchi
裕己 西口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP12950293A priority Critical patent/JPH06341562A/ja
Publication of JPH06341562A publication Critical patent/JPH06341562A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な加工で適切なダンパ機能を発現させるこ
とができるようにしたパイロットチェック弁を提供す
る。 【構成】ダンパ機能を生ぜしめる絞りを、ポペット3の
外周に螺旋溝31を刻設することによって実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の油圧機器分野で
利用されるパイロットチェック弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常のチェック弁は、順方向差圧に対し
てポペットをシートから離脱させて流路を開き、逆方向
差圧に対してポペットをシートにスプリング力により弾
接させて流路を塞ぐものである。パイロットチェック弁
はこのようなチェック弁構造に加えて、逆方向差圧でも
必要に応じて流路を開くことができるように、ポペット
と対向する位置にパイロットピストンを配置し、パイロ
ット圧を与えることによりそのパイロットピストンを作
動させて、ポペットを強制的に押し開きシートから離脱
させ得るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ものにおいて、パイロットピストンが作動するときには
逆方向に流体が流れることになるが、そのとき、パイロ
ットピストンに作用するパイロット圧とポペットに作用
するスプリング力とのバランスが変動し易く、ポペット
が不規則に振動するいわゆるハンチングを起こし易いと
いう問題がある。そこで、従来ではポペットの反シート
側の端面に密閉された室を形成するとともに、この室を
絞りを介して開放しておき、ポペットの作動により室に
容積変化が生じた際に前記絞りを介してその室に流体を
流出入させ、ダンパ機能を生ぜしめるようにしている。
【0004】ところが、従来はその絞りを、オリフィス
を用いて実現している。そのため、オリフィス径が加工
誤差により例えば0.1mm変化するだけでも絞り効果が
激しく変動し、ダンパ機能の性能が大きく変わってしま
う問題がある。そのために、高い加工精度が要求される
という不都合がある。その上、オリフィスを用いるため
にはバルブハウジング内に内部流路を穿設しなければな
らないが、一般にバルブハウジングにはスペース的な余
裕がなく、またオリフィスは旋盤で簡単に加工できない
ために、従来ではダンパ機能の実現に多大な困難を伴っ
ているのが実状である。
【0005】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、簡単な加工で適切なダンパ機能を発
現させることができるようにしたパイロットチェック弁
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のパイロットチェ
ック弁は、かかる目的を達成するために、ポペットの外
周に螺旋溝を刻設し、この螺旋溝を絞りとして用いるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このような構成のものであると、絞りの効果
は、螺旋溝の深さと、幅と、長さという3つの要素に依
存して決定されるものとなる。そのため、溝をある程度
長めに設定しておけば、深さや幅に対する加工誤差の影
響を無視できる程度にまで低減化することができる。し
かも、自由度が3つあるため、絞り効果の設定も自在に
行い得るものとなる。その上、ポペットの外周に溝を刻
設するだけであるから、バルブハウジングに内部流路を
設ける等の面倒な加工が一切不要になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1及び図2を
参照して説明する。
【0009】このパイロットチェック弁Vは、例えば荷
役操作のためのシリンダの駆動回路に用いられるもの
で、バルブハウジング1の内部にシート2を形成し、こ
のシート2に対して着脱可能な位置にポペット3を配設
している。すなわち、ポペット3はバルブハウジング1
に設けた筒部11内に嵌入され、その反シート側端面3
aと筒部11の内方端11aとの間にポペット3をシー
ト2に向かって弾性付勢するスプリング4が弾設されて
いる。また、バルブハウジング1には一対のポートA、
Bが開口しており、一方のポートAはポペット3のシー
ト側端面3bに連続し、他方のポートBはポペット3の
小径部外周3cに連続している。図において例えばポー
トAに油圧ポンプを接続し、他方のポートBに荷役駆動
用のシリンダを接続した場合には、ポートAが高圧、ポ
ートBが低圧になり、ポペット3に順方向の差圧が作用
して、その差圧によりポペット3の先端を軸方向に押圧
し、該ポペット3はスプリング4を圧縮しながら後退
し、シート2から離脱してポートA、B間を連通させ
る。逆に、油圧ポンプが停止した場合或いはポートAが
タンクに接続されたような場合には、ポートAが低圧、
ポートBがシリンダ負荷のため高圧になり、ポペット3
に逆方向の差圧が作用して、ポペット3はスプリング4
のみに押圧されて前進し、シート2に着座してポート
A、B間を遮断するようになっている。
【0010】また、前記ポペット3の先端側のバルブハ
ウジング1には大径な孔12が穿設してあり、その孔1
2に、先端を前記ポペット3のシート側端面3bに対峙
させてパイロットピストン5を摺動可能に嵌装してい
る。そして、このパイロットピストン5の図示しない背
面側にパイロット圧を導入し得るようにしている。すな
わち、背面側にパイロット圧が導入されると、パイロッ
トピストン5がその圧に付勢されて図中左方向に移動す
るため、ポートA、B間が逆方向差圧であってもパイロ
ットピストン5が先端5aでポペット3を強制的に押し
開き、ポートA、B間を連通させ得るようになってい
る。
【0011】ところで、このようなものにおいて、パイ
ロットピストン5が作動するとき、すなわちポートAが
低圧、ポートBが高圧の状態のとき、パイロットピスト
ン5に作用するパイロット圧とポペット3に作用するス
プリング力とのバランスが変動し易く、ポペットが不規
則に振動するいわゆるハンチングを起こし易いという問
題がある。
【0012】そこで、本実施例は、ハンチング防止のた
めに前記ポペット3の反シート側の端面3aをバルブハ
ウジング孔11及びその内方端11aにより包囲して密
閉された室6を形成し、この室6を、図2に示すように
ポペット3の外周に刻設した螺旋溝31を介して外部に
開放している。すなわち、この螺旋溝31は一端31a
が反シート側端面3aに開口して前記室6に連通し、他
端31bが小径部外周3cに開口して前記ポートB近傍
の流路に連通し得るものとなっている。そして、ポペッ
ト3の作動によって室6に容積変化が生じたときに、こ
の螺旋溝31を介して前記室6に流体を流出入させ、そ
の際に螺旋溝31が流体の通過を妨げる絞りとなるた
め、螺旋溝31が長く且つ横断面積が小さいほどポペッ
ト3の動きを効果的に抑止し、ダンパとしての役割を果
たすようになっている。
【0013】そして、本実施例のようにポペット3の外
周に螺旋溝31を設けて絞りを構成したものにおいて
は、その絞りの効果は、溝31の深さDと、幅Wと、長
さLという3つの要素により決定されるものとなる。そ
のため、溝31のピッチをある程度詰めて全長Lを比較
的長寸にしておけば、深さDや幅Wに対する加工誤差の
影響を無視できる程度にまで低減化することができ、旋
盤等を用いた簡単な加工のみで高精度のダンパ機能を容
易に実現することができる。しかも、絞り効果の設定に
あたって自由度が3つあるため、ダンパ機能の設定も自
在に行い得るものとなる。その上、ポペット3の外周に
溝を刻設するだけで作業が完了するため、バルブハウジ
ング1等に対する面倒な加工を一切不要にすることが可
能になる。
【0014】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではない。例えば、図3は本発明の他の適用対象
であるダブルパイロットチェック弁V´を示している。
このものは、図1と同様の構造からなるパイロットチェ
ック弁V1 、V2 をクロスさせて接続したものであり、
1 ポートに圧力が掛かったとき、パイロットチェック
弁V1 においてA1 →B1 は簡単に油が流れ、図示しな
いシリンダに入った油の戻り油はB2 ポートにくる。パ
イロットチェック弁V2 において通常はB2 →A2 には
油は流れないが、今A1 ポートに圧力が掛かっているの
で、それがパイロット圧となってポペットが開く。その
ため、B2 →A2 にも油は流れ、シリンダが動く。以上
はA2 ポートに圧力が掛かったときも同様である。この
ような動作を行うダブルパイロットチェック弁V´にお
いてもハンチングを起こすが、これを防ぐために各パイ
ロットチェック弁V1 、V2 を前記と同様の螺旋溝付き
のポペット構造にしておくこと等も極めて有益である。
その他の具体的な構成や、目的・用途も、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明のパイロットチェック弁は、以上
説明したように、ダンパ機能を生ぜしめるための絞り
を、ポペットの外周に刻設した螺旋溝によって実現した
ため、極めて簡単な加工で所望のダンパ機能を高精度で
実現することができるという優れた効果が奏されるもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分縦断面図。
【図2】同実施例のポペットを示す斜視図。
【図3】本発明の他の適用対象であるダブルパイロット
チェック弁の回路図。
【符号の説明】
3…ポペット 3a…反シート側端面 6…室 31…螺旋溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポペットの反シート側の端面に密閉された
    室を形成するとともに、この室を絞りを介して開放して
    おき、ポペットの作動により室に容積変化が生じた際に
    前記絞りを介してその室に流体を流出入させ、ダンパ機
    能を生ぜしめるようにしたパイロットチェック弁におい
    て、前記絞りを、ポペットの外周に刻設した螺旋溝によ
    り実現したことを特徴とするパイロットチェック弁。
JP12950293A 1993-05-31 1993-05-31 パイロットチェック弁 Pending JPH06341562A (ja)

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JP12950293A JPH06341562A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 パイロットチェック弁

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ID=15011073

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JP12950293A Pending JPH06341562A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 パイロットチェック弁

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