JPH0634110U - 複合型消音器 - Google Patents

複合型消音器

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JPH0634110U
JPH0634110U JP5138393U JP5138393U JPH0634110U JP H0634110 U JPH0634110 U JP H0634110U JP 5138393 U JP5138393 U JP 5138393U JP 5138393 U JP5138393 U JP 5138393U JP H0634110 U JPH0634110 U JP H0634110U
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JP5138393U
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秀彦 堀部
勇太 臼井
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株式会社土屋製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消音器のケーシングをダクト側の基端部材と
先端部材とに分割し、両部材で段差を設けた仕切板を挟
持させることにより、ケーシングを複合型消音器とする
とともに、段差を変更するのみで簡単に種々の消音特性
を得る。 【構成】 ダクト1に筒状の基端部材3を設け、有底筒
状の先端部材5とフランジ4、6で接合してケーシング
8を形成する。フランジ4、5に段差9を有する仕切板
7を挟持させ開口2、10により複合型消音器を形成す
る。仕切板7の段差9を変更するのみで種々の消音特性
が得られ、フランジが他の部材に干捗する場合もフラン
ジの位置を変更し段差で調整して所要の消音特性を得
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は内燃機関の吸気系や排気系その他のエアダクトに装着される複合型 消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ケーシングの内部を開口を有する仕切板で区切り、ケーシングの内部を 前記開口で直列に連なる二つの共鳴用空室として、消音すべき周波数に二つのピ ークを設けることにより消音音域を拡張した複合型消音器が知られている。
【0003】 このような消音器は図6に示すように多くの場合合成樹脂でエアダクト20と 一体に成形された筒状の基端部材21と有底筒状の先端部材22とを接合してケ ーシング23を形成し、両者の接合部分のフランジ24、25に平坦な仕切板2 6を挟持させたものである。エアダクト20の側壁には開口27、仕切板26に は開口28が設けられ、ケーシング23に形成された空室29、30を直列にエ アダクト20内に連通させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来の複合型消音器は、平坦な仕切板26をフランジ24、25に挟持 させているので、所要の消音特性に対し空室29、30の容積が定まると、フラ ンジ24、25の位置すなわちエアダクト20の側壁からの距離も定まる。ケー シング23の空室29、30の容積配分を変更して消音特性を変更したい場合は 、フランジの位置を変えるために基端部材21、先端部材22という大型の主要 部材二つの形状を変更しなければならないから、種々の消音特性の変更に対応す るのに部材の種類が多くなり、製造経費や部品管理の面で手間がかかり不経済で ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この考案の複合型消音器は、エアダクトの側壁に設けた開口の周りに設けられ た合成樹脂から成り先端が開放する基端部材と、合成樹脂から成り開放端を有す る容器状の先端部材と、周縁近傍に段差に囲まれた中央部に開口を設けた仕切板 とでなり、仕切板の周縁を基端部材の開放端と先端部材の開放端とに挟持させ接 合したものである。
【0006】
【作用】
上記構成の複合型消音器は仕切板で区分された二つの空室により消音周波数に 二つのピークを持つ。この消音器を設定するにあたり、基端部材や先端部材の形 状を変更しないで、仕切板の段差寸法を変更することにより簡単にケーシング内 の二つの容積配分を変更することができる。またこの仕切板の段差は仕切板の振 動に対する剛性を高める。
【0007】
【実施例】
図1に実施例を示す。内燃機関の吸入系をなすエアダクト1の側壁に開口2を 設け開口2を囲む筒状の基端部材3を合成樹脂でダクト1と一体に成形する。基 端部材3の先端には、その端面から外側方に伸びるフランジ4が形成されている 。フランジ4に対応するフランジ6を開口端に備えた容器状すなわち有底筒状の 先端部材5を合成樹脂で形成し、仕切板7の周縁をフランジ4、6で挟持してフ ランジ4、6を溶着接合し、仕切板7を内蔵したケーシング8を形成させる。仕 切板7は周縁の近傍に段差9が設けられ、段差9に囲まれた中央部分に開口10 を有する。
【0008】 ケーシング8内は仕切板7によって空室11、12に区分されそれぞれの容積 に応じてケーシング8は消音周波数が二つのピークを有する複合型消音器をなす 。この場合ダクト1の近辺にA、Bのような支障物があると従来の仕切板ではフ ランジの位置が支障物A、Bに干捗するため取付け不能であるが、この例では支 障物A、Bを避けた位置にフランジ4、6を設けることができ、消音器を所望の 位置に装着することができる。
【0009】 また例えば一点鎖線13のように仕切板7を反転させて取付け、部材形状を変 更せずに空室11、12の容積を逆転するように変更して消音特性を変化させる ことができる。また二点鎖線14に示すように仕切板の段差寸法を変更するのみ で基端部材3、先端部材5を変更することなく消音特性を変更することができる 。尚仕切板7は段差9を設けることにより単なる平板状のものより剛性が高まる ので耐振強度が大となる。
【0010】 上記の実施例の変形例として、ダクト1と基端部材3とを別部材として成形し 溶着、その他接合手段で固着するようにしてもよい。
【0011】 図2は、他の実施例を示すものであり、複合型の共鳴型消音器30は、吸気系 の一部を成し、エアフィルタ(図示せず)と機関との間に位置するエアダクト3 2を有する。機関内に吸入される吸気は、エアダクト32を流通する。エアダク ト32は、ポリプロピレンのような合成樹脂で形成され、その側壁を貫通する開 口34を有する。消音器30の本体36は、カップ状の基端部材38を有しエア ダクト32に一体化され、開口34の周囲に設けられる。基端部材38の内部は 、開口34を介してエアダクト32の内部に連通している。基端部材38は、下 側開放端部に周縁フランジ40を有し、該フランジは平坦な当接面を有する。フ ランジ40は、図2のように側外方に伸びている。基端部材38は、ポリプロピ レンのような合成樹脂から成る。容器状つまりほぼカップ状の先端部材42は、 上方の開放端に周縁フランジ44を有し、該フランジは上部平坦面を有する。フ ランジ44の上部平坦面は、基端部材38のフランジ40の下部平坦面に緊密に 当接しており、先端部材42と基端部材38により画成される室Cを形成する。 先端部材42は、ポリプロピレンのような合成樹脂で成る。
【0012】 仕切板46は、基端部材38と先端部材42との間に配置され、フランジ40 、44の近傍に位置している周縁部46aを有する。
【0013】 フランジ40、44の平坦な当接面には、溝が形成される。周縁部46aの外 周縁部は、溝内に緊密に装着され、仕切板46の大部分が、室C内に挿設される 。仕切板46は、室C内を、基端部材38により画成される第一の共鳴室48と 先端部材42により画成される第二の共鳴室50とに区画する。仕切板46は、 中央部46bを有し、該中央部はケーシング36の軸Aの向きに周縁部46aか ら離隔している。軸Aは、フランジ40、44の平坦な当接面と同一の面に対し 直角である。言い換えると、中央部46bは、前記面と距離Dだけ離隔されてい る。中央部46bは、ほぼ平坦であり、ほぼ円筒状の段差46cにより周縁部4 6aと一体化される。
【0014】 中央部46bはその中央部に、開口52が形成され、これにより第一、第二の 共鳴室48、50が相互に連通する。仕切板46は、ポリプロピレンのような合 成樹脂で成る。基端部材38と先端部材42のフランジ40、44と仕切板46 の周縁部46aとは、たがいに溶着される。
【0015】 第1円筒部34Aは、エアダクト32に一体的かつ開口34の周縁に形成され る。また、第1円筒部34Aは、第一共鳴室58内に突出している。第2円筒部 52Aは、仕切板46の中央部46bに一体的に設けられ、開口52の周縁に形 成される。第2円筒部52Aは、第二共鳴室50内に突出している。第1、第2 円筒部34A、52Aは、所望の騒音減衰特性をもつ消音器30を得るために設 けられる。
【0016】 上述した仕切板46は、他の形状の仕切板に変更可能である。図2において、 破線46Aで示す仕切板は、仕切板46からDの長さだけ離隔している。また、 一点鎖線46B、二点鎖線46Cで各々示される仕切板は、フランジ40、44 の当接面と同一面に対し、反対側に位置しており、仕切板46から各々所定長さ だけ離隔する。
【0017】 図3は、さらに他の実施例を示すものであり、消音器30のケーシング36と エアダクト32に連結する、円筒首部54の構造以外は、図1の実施例のものと 同様である。基端部38は、容器状に形成され、上壁38aがエアダクト32か ら離隔するように配設される。上壁38aには、エアダクト32の開口34に対 面する、開口38bが設けられる。円筒首部54は、基端部材38の上壁38a とエアダクト32とに一体的に連結するように配置され、開口34、38bの周 りに位置している。円筒首部54は、所定の騒音減衰特性をもつ消音器を得るた めに設けられる。
【0018】 図4、図5は、さらに他の実施例を示すものであり、エアダクト32は、ほぼ S字状に曲げられている。容器状の基端部材38は、その上隅部に切り欠き38 cを有し、ここにエアダクト32の開口34が装着され、基端部材38とエアダ クト32との間の気密を保つ。このため、基端部材38とエアダクト32とは、 相互に溶着され連結される。当然ながら、基端部材38とエアダクト32とは、 他の固定部材(エンジンの一部)に強固に支持される。したがって、基端部材3 8がエアダクト32から外れるのが阻止される。この実施例のものは、図2の実 施例のものと同様に、円筒部に一体的に形成される。また、仕切板46の周縁部 46aの外周縁部は、基端部材38のフランジ40の平坦面にのみ設けられた溝 (数字なし)内に装着され、溝は、仕切板46の外周縁部が未だ溝内に装着され ていない状態下の室C内で溶融する。仕切板46の外周縁部は、先端部材42と 基端部材38のフランジ40、44間に配置される。
【0019】 以上の実施例において、消音器30は、内燃機関の吸気系に用いられ吸気音を 減衰させるものとして説明してきたが、たとえばエアコンプレッサなどの他の装 置の吸気系に用いることができ、また、耐熱性合成樹脂製の消音器とすることに より内燃機関の排気系に用いられ、排気音を減衰させることもできる。さらに、 消音器30は、先端部材42と基端部材38とを強固に連結するための、フラン ジ40、44を有するものとして説明したが、たとえば基端部材38または、先 端部材42の側壁が部厚い場合にはフランジ40、44のうちの少なくとも一方 を取り除くこともできる。
【0020】
【考案の効果】
この考案の複合式消音器は仕切板に段差を設けることににより、仕切板の中央 部分の位置を簡単に変更することができるから仕切板の段差変更という簡便な措 置のみで種々の消音特性を有する複合型消音器を得ることができる。また、仕切 板の段差は仕切板の剛性を高めるので耐振強度が大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す断面図。
【図2】他の実施例を示す断面図。
【図3】他の実施例を示す断面図。
【図4】他の実施例を示す断面図。
【図5】図4のE−E断面図。
【図6】従来の複合型消音器の断面図。
【符号の説明】
1 エアダクト 2、10 開口 3 基端部材 4、6 フランジ 5 先端部材 7 仕切板 9 段差 11、12 空室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアダクトの側壁に設けた開口の周りに
    設けられた合成樹脂から成り先端が開放する基端部材
    と、合成樹脂から成り開放端を有する容器状の先端部材
    と、周縁近傍に段差に囲まれた中央部に開口を設けた仕
    切板とでなり、仕切板の周縁を基端部材の開放端と先端
    部材の開放端とに挟持させ接合してなる複合型消音器。
JP1993051383U 1992-08-31 1993-08-27 複合型消音器 Expired - Fee Related JP2587943Y2 (ja)

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JP6673592 1992-08-31
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JPH0634110U true JPH0634110U (ja) 1994-05-06
JP2587943Y2 JP2587943Y2 (ja) 1998-12-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008231956A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Daikyo Nishikawa Kk 吸音構造体

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