JPH0634107A - ボイラのNOx 抑制式空燃比制御方法 - Google Patents

ボイラのNOx 抑制式空燃比制御方法

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Publication number
JPH0634107A
JPH0634107A JP19197792A JP19197792A JPH0634107A JP H0634107 A JPH0634107 A JP H0634107A JP 19197792 A JP19197792 A JP 19197792A JP 19197792 A JP19197792 A JP 19197792A JP H0634107 A JPH0634107 A JP H0634107A
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JP
Japan
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boiler
exhaust gas
flow rate
fuel ratio
air
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19197792A
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English (en)
Inventor
Kenji Katsuki
謙二 香月
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイラの排ガスNOx 濃度を所定値以下にす
る空燃比制御方法。 【構成】 ボイラへの投入燃料流量に応じて同ボイラの
出口の排ガス酸素濃度が所定の設定値となるよう同ボイ
ラへの全空気流量を制御する空燃比制御方法において、
上記ボイラの出口の排ガスNOx 濃度信号13Sを予め
定められた設定器8の出力と比較し、同出口排ガスのN
x 濃度が同設定値を越えたとき、同設定値になるよう
ボイラへの全空気流量を乗算器7を介して調節するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボイラのNOx 抑制式空
燃比制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図3により説明する。ボイラの
燃料流量信号1Sは第1の関数発生器3を経て減算器
4,および第2関数発生器6を経て乗算器7へそれぞれ
送られる。またボイラの出口の排ガス酸素濃度信号2S
は減算器4,P1制御器5を経て乗算器7へ送られる。
【0003】以上において、第2の関数発生器6は、ボ
イラの負荷に対応した燃料流量信号1Sを受ける。そし
て入力信号に応じて予めプログラムされているボイラへ
の燃料流量に応じたボイラへの最適空気流量,すなわ
ち、基本空気流量信号6Sを出力する。また第1の関数
発生器3も同様に、ボイラへの燃料流量に応じた、ボイ
ラの最適燃焼後の排ガス酸素濃度を酸素濃度設定信号3
Sとして出力する。減算器4では酸素濃度設定信号3S
とボイラの出口の計測された酸素濃度信号2Sとが入力
され、その偏差信号がP1制御器5へ送られる。P1制
御器では、入力の偏差信号が少くなるようボイラへの空
気流量修正信号を出力する。乗算器7では、基本空気流
量信号に空気流量修正信号が掛けられ、ボイラへの空気
流量を調節するための空気流量操作信号7Sとして出力
される。
【0004】上記のようにボイラの空燃比制御は、通常
蒸気発生のために投入される燃料量の指令値に対応し
て、排ガス中の残存酸素濃度が決められた値となるよう
に、全空気流量指令値を増減するために行なわれてい
た。すなわち、NOx の発生を抑制する方法は特にとら
れてはいない。
【0005】一方、NOx の発生を抑制するための方法
として従来用いられている方法は、OFA( Over Fir
e Air)を増加する、二段燃焼方式(図4(b))とG
R(Gas Recirculation)を増加する排ガス混合燃焼方
式(図4(c))である。しかしこれらの方法はいずれ
も各負荷での整定状態において、NOx 発生量が小さく
なるように対応する操作端位置を定めておき、負荷変化
に対しては、その定められた位置に操作端を動かすとい
う先行制御を行なっているに過ぎない。このため、燃料
性状の変化など測定できない変化による影響や、負荷変
化時における燃焼おくれなどによる影響によってNOx
発生量が非常に大きくなった場合、これを自動的に抑制
することができなかった。
【0006】発電用ボイラでは、このように、燃焼にお
いて発生したNOx をそのまま排ガスとして出すことが
ないように、排ガス煙道途中に、アンモニア注入による
NO x 低減を行なうための脱硝装置が設けられることが
多い。しかしアンモニア注入による脱硝反応の速度が遅
いため、脱硝制御が難しいこと、およびアンモニア注入
量はそのまま運転コストの上昇となるという問題があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の二段燃焼方
式や排ガス混合燃焼方式では、負荷変化に対しては先行
制御を行なっているため、燃焼外乱によってNOx 発生
量が非常に大きくなってもそれを抑える動作は行なわれ
ない。
【0008】また、排ガス煙道途中に設置された脱硝装
置による方法は、アンモニア注入による脱硝反応の速度
が遅く制御が難しいこと、およびアンモニア注入量はそ
のまま運転コストの上昇となるという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すため次の手段を講ずる。
【0010】すなわち、ボイラへの投入燃料流量に応じ
て同ボイラの出口の排ガス酸素濃度が所定の設定値にな
るよう同ボイラへの全空気流量を制御する空燃比制御方
法において、上記ボイラの出口の排ガスNOx 濃度を予
め定められた設定値と比較し、同排ガスNOx 濃度が同
設定値を越えたとき、同設定値になるよう上記ボイラへ
の全空気流量を調節するようにした。
【0011】
【作用】上記手段により、ボイラの出口排ガスのNOx
濃度が予め定められた設定値と比較される。次に同出口
の排ガスNOx 濃度が同設定値を越えたとき、同設定値
になるよう、ボイラへの全空気流量が調節される。
【0012】すなわち、NOx 濃度が設定値を越えたと
き、ボイラへの全空気流量が小さくなるよう調節され
る。すると空燃比が減少して、NOx 濃度が減少し設定
値に維持される。
【0013】このようにして、NOx 濃度がフィードバ
ック制御され、常に設定値以下に保たれる。
【0014】
【実施例】
(1) 本発明の第1実施例を図1,図4(a)により
説明する。なお、従来例で説明した部分は同一の番号を
つけ説明を省略し、この発明に関する部分を主体に説明
する。
【0015】図1にて、減算器4の出力は加算器12を
経てP1調節器5へ送られる。ボイラの出口の排ガスN
x 濃度信号13Sは減算器9に減算入力される。NO
x 濃度設定器8の出力は減算器9に加算入力される。減
算器9の出力はゲイン乗算器10,上下限制限器11を
順次経て加算器12へ送られる。
【0016】以上において、NOx 濃度設定器8はボイ
ラが良好な状態で運転したとき発生するNOx 濃度また
はそれ以下の予め定められた設定値(動作開始設定値)
を出力する。減算器9でボイラの出口の排ガスNOx
度信号13Sと比較され、NOx 濃度が通常より増加す
ると、その増加分が出力される。またこの出力はゲイン
乗算器10で所定のゲインが掛けられ、上下限制限器1
1で過大な信号が抑制されて加算器12へ送られる。加
算器12で減算器4からの偏差信号に加えられP1制御
器5へ送られる。このとき、上下限制限器11からの信
号は空燃比を減少する符号で加算されている。
【0017】図4(a)に示すようにボイラは、特性
上、空燃比が減少するとNOx 濃度が減少する。従って
P1制御器5は入力信号から空気量を減らすような修正
制御信号を出力し乗算器7へ送る。乗算器7で関数発生
器6からの基本空気流量信号に修正制御信号が掛けら
れ、空気流量操作信号7Sとして出力される。
【0018】このようにして、NOx 発生量が設定値を
上まわった場合、空燃比が引き下げられ、その結果とし
て過剰空気流量が減ってNOx が低下する。この方法は
NO x 値をフィードバックして直接に発生NOx を抑え
ることになるため、従来の先行制御のみの場合に比べて
外乱によるNOx 上昇を抑えることができる。また、発
生段階でのNOx 抑制ができる。従って脱硝装置でのア
ンモニア消費量も減すことができる。
【0019】また空燃比が下がることによって、排ガス
2 値が下がり、O2 値の方には、一時的に制御偏差が
出るが、多少のO2 値の低下は燃焼の不安定を招かない
限り問題ではない。上下限制限器11によりNOx 制御
系からの修正量が過大にならないようになっている。 (2) 本発明の第2実施例を図2により説明する。な
お、上記で説明した部分は説明を省略し、この発明に関
する部分を主体に説明す。
【0020】P1制御器5の出力は加算器12aを経て
乗算器7へ送られる。また減算器9の出力はゲイン乗算
器10a,上下限制限器11aを順次経て加算器12a
へ送られる。
【0021】以上において、上下限制限器11aから、
NOx 濃度が設定値を越えた分に相当して、空燃比を減
少させる修正信号が出力され、加算器12aへ送られ
る。加算器12aでP1制御器5からの空気流量修正信
号に加算され乗算器7へ送られる。以下第1実施例とほ
ぼ同様に作用する。また効果もほぼ同様である。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
排ガスのNOx 値をフィードバックして、空燃比を減ら
し直接的に燃焼過程での発生NOx を抑えることにな
る。そのため従来の二段燃焼や排ガス混合燃焼における
先行制御のみの方法に比べて、外乱によるNOx 上昇を
抑えることができる。また発生段階でのNOx 抑制がで
きるため、脱硝装置でのアンモニア消費量も減らすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成ブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例の構成ブロック図である。
【図3】従来例の構成ブロック図である。
【図4】本発明および従来例の作用説明図である。
【符号の説明】
3,6 関数発生器 4,9 減算器 5 P1又は1 制御器 7 乗算器 8 設定器 10,10a ゲイン乗算器 11,11a 上下限制限器 12,12a 加算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラへの投入燃料流量に応じて同ボイ
    ラの出口の排ガス酸素濃度が所定の設定値になるよう同
    ボイラへの全空気流量を制御する空燃比制御方法におい
    て、上記ボイラの出口の排ガスNOx 濃度を予め定めら
    れた設定値と比較し、同排ガスNOx 濃度が同設定値を
    越えたとき、同設定値になるよう上記ボイラへの全空気
    流量を調節するようにしたことを特徴とするボイラのN
    x 抑制式空燃比制御方法。
JP19197792A 1992-07-20 1992-07-20 ボイラのNOx 抑制式空燃比制御方法 Withdrawn JPH0634107A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009186072A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Kobe Steel Ltd 低NOx燃焼制御方法および還元処理物の製造方法

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Legal Events

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Effective date: 19991005