JPH06340904A - 溶融金属から金属粒子を製造する方法 - Google Patents
溶融金属から金属粒子を製造する方法Info
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- JPH06340904A JPH06340904A JP32388691A JP32388691A JPH06340904A JP H06340904 A JPH06340904 A JP H06340904A JP 32388691 A JP32388691 A JP 32388691A JP 32388691 A JP32388691 A JP 32388691A JP H06340904 A JPH06340904 A JP H06340904A
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- B22F9/02—Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes
- B22F9/06—Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes starting from liquid material
- B22F9/08—Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes starting from liquid material by casting, e.g. through sieves or in water, by atomising or spraying
- B22F9/082—Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes starting from liquid material by casting, e.g. through sieves or in water, by atomising or spraying atomising using a fluid
Abstract
(57)【要約】
【目的】 放出ノズル内での凝固や目詰まりを起こすこ
となく、微細金属粒子を製造する。 【構成】 溶融金属を放出ノズル１０から放出して金属
ジェット流１２を形成する。放出ノズル１０下流側の霧
化領域２２で、ノズル装置１８により流体２０を金属ジ
ェット流１２’に向かわせて作用させ、金属を霧化して
粒子とする。放出ノズル１０と霧化領域２２との間で、
金属ジェット流１２を電磁界Ｈに通し、金属ジェット流
１２の断面を変化させる。特に、断面を減少させること
により非常に微細な粒子スペクトルを得ることができ
る。
となく、微細金属粒子を製造する。 【構成】 溶融金属を放出ノズル１０から放出して金属
ジェット流１２を形成する。放出ノズル１０下流側の霧
化領域２２で、ノズル装置１８により流体２０を金属ジ
ェット流１２’に向かわせて作用させ、金属を霧化して
粒子とする。放出ノズル１０と霧化領域２２との間で、
金属ジェット流１２を電磁界Ｈに通し、金属ジェット流
１２の断面を変化させる。特に、断面を減少させること
により非常に微細な粒子スペクトルを得ることができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属から金属粒子
を製造する方法に関する。
を製造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】溶融金属から金属粒子を製造するのに、
溶融金属をジェット流(jet)として放出ノズルから放出
するという方法がある。放出ノズル下流側でジェット流
は霧化領域を通り、ノズル装置により金属ジェット流に
向けられた流体の作用を受けて霧化し、所要の金属粒子
となる。
溶融金属をジェット流(jet)として放出ノズルから放出
するという方法がある。放出ノズル下流側でジェット流
は霧化領域を通り、ノズル装置により金属ジェット流に
向けられた流体の作用を受けて霧化し、所要の金属粒子
となる。
【０００３】この種の方法で造られる金属粒子の粒径分
布をとりわけ左右するのは、放出ノズルの開口断面、溶
融金属を放出ノズルから放出するときの圧力、放出ノズ
ルに対するノズル装置の配置、等のパラメータであり、
これらを調節することによって金属粒子の粒径分布即ち
粒度（granulometry）を所望に応じて調節することが可
能である。これに関連して考慮する必要があるのは、放
出ノズルから放出される金属と、金属ジェット流に作用
すべくノズル装置を通って放出される流体との比であ
る。非常に細かい金属粒子を造るためには、単位時間当
たりに放出ノズルから放出される金属の量、即ち金属流
量を減らさねばならない。従来は、断面の小さい放出ノ
ズルを選ぶことによって金属流量を所望に応じて減らす
という手段をとってきた。
布をとりわけ左右するのは、放出ノズルの開口断面、溶
融金属を放出ノズルから放出するときの圧力、放出ノズ
ルに対するノズル装置の配置、等のパラメータであり、
これらを調節することによって金属粒子の粒径分布即ち
粒度（granulometry）を所望に応じて調節することが可
能である。これに関連して考慮する必要があるのは、放
出ノズルから放出される金属と、金属ジェット流に作用
すべくノズル装置を通って放出される流体との比であ
る。非常に細かい金属粒子を造るためには、単位時間当
たりに放出ノズルから放出される金属の量、即ち金属流
量を減らさねばならない。従来は、断面の小さい放出ノ
ズルを選ぶことによって金属流量を所望に応じて減らす
という手段をとってきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放出ノ
ズル断面を小さくするのも限界があって、あまり小さく
しすぎると溶融金属が重力の作用だけでは放出ノズルを
通ることができなくなるし、放出ノズルの下流側に配す
る霧化ノズル装置による吸引効果をもってしても放出ノ
ズル内を通らなくなってしまう。又、放出ノズル断面が
小さいと、金属流が放出ノズル内で凝固して目詰まりが
生じて全く使えなくなってしまうこともあり得る。更に
は又、異物や、酸化物スラグ等の溶融金属成分による目
詰まりの恐れもある。
ズル断面を小さくするのも限界があって、あまり小さく
しすぎると溶融金属が重力の作用だけでは放出ノズルを
通ることができなくなるし、放出ノズルの下流側に配す
る霧化ノズル装置による吸引効果をもってしても放出ノ
ズル内を通らなくなってしまう。又、放出ノズル断面が
小さいと、金属流が放出ノズル内で凝固して目詰まりが
生じて全く使えなくなってしまうこともあり得る。更に
は又、異物や、酸化物スラグ等の溶融金属成分による目
詰まりの恐れもある。
【０００５】本発明の目的は、上記した従来技術のもつ
欠点を解消することのできる、溶融金属から金属粒子を
製造する方法を提供することである。
欠点を解消することのできる、溶融金属から金属粒子を
製造する方法を提供することである。
【０００６】本発明の別の目的は、非常に細かい粒寸法
スペクトル等，所望の粒スペクトルの金属粒子を容易に
製造できる、溶融金属から金属粒子を製造する方法を提
供することである。
スペクトル等，所望の粒スペクトルの金属粒子を容易に
製造できる、溶融金属から金属粒子を製造する方法を提
供することである。
【０００７】本発明の更に又別の目的は、簡単且つ信頼
性のある作業手順で広範な範囲の粒子寸法を有する上質
粒子を提供できる、溶融金属から金属粒子を製造する方
法を提供することである。
性のある作業手順で広範な範囲の粒子寸法を有する上質
粒子を提供できる、溶融金属から金属粒子を製造する方
法を提供することである。
【０００８】本発明の更に更に又別の目的は、簡単且つ
信頼性のある作業装置を使って実施できる、溶融金属か
ら金属粒子を製造する方法を提供することである。
信頼性のある作業装置を使って実施できる、溶融金属か
ら金属粒子を製造する方法を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記そ
の他の目的は、溶融金属を放出ノズルから放出して金属
ジェット流を形成し、放出ノズル下流側で霧化領域のノ
ズル装置により金属ジェット流に向かう流体を作用させ
て金属ジェット流を霧化し金属粒子とする、溶融金属か
ら金属粒子を製造する方法により達成される。放出ノズ
ルと霧化領域との間で金属ジェット流を電磁界に通し、
その断面を放出ノズルによって決まる初期断面に較べて
変化させる。
の他の目的は、溶融金属を放出ノズルから放出して金属
ジェット流を形成し、放出ノズル下流側で霧化領域のノ
ズル装置により金属ジェット流に向かう流体を作用させ
て金属ジェット流を霧化し金属粒子とする、溶融金属か
ら金属粒子を製造する方法により達成される。放出ノズ
ルと霧化領域との間で金属ジェット流を電磁界に通し、
その断面を放出ノズルによって決まる初期断面に較べて
変化させる。
【００１０】本発明の好適特徴によれば、金属ジェット
流を放出ノズル下流側の電磁界装置により生じさせた電
磁界により加速することにより、絞り込まれた（即ち、
断面を減少させられた）金属ジェット流の速度を、絞り
込まれた金属ジェット流に対する放出ノズルの断面比に
相応するように、放出ノズルを出た金属ジェット流の速
度よりも大きくすることができる。
流を放出ノズル下流側の電磁界装置により生じさせた電
磁界により加速することにより、絞り込まれた（即ち、
断面を減少させられた）金属ジェット流の速度を、絞り
込まれた金属ジェット流に対する放出ノズルの断面比に
相応するように、放出ノズルを出た金属ジェット流の速
度よりも大きくすることができる。
【００１１】本発明の別の好適特徴によれば、電磁界装
置で生じさせた電磁界により金属ジェット流に影響を与
えて、金属ジェット流の放出ノズル内面隣接部分が金属
ジェット流中心部分よりも速度が遅くなるようにするこ
とも可能である。
置で生じさせた電磁界により金属ジェット流に影響を与
えて、金属ジェット流の放出ノズル内面隣接部分が金属
ジェット流中心部分よりも速度が遅くなるようにするこ
とも可能である。
【００１２】何れの場合も、結果として生じるのは絞り
込まれた金属ジェット流、即ち、放出ノズル放出口の断
面に較べて小さな断面をもつ金属ジェット流である。
込まれた金属ジェット流、即ち、放出ノズル放出口の断
面に較べて小さな断面をもつ金属ジェット流である。
【００１３】放出ノズル放出口の断面形状は、丸形、角
型、楕円型又はその他の中実又はリング型断面等、適宜
でよい。
型、楕円型又はその他の中実又はリング型断面等、適宜
でよい。
【００１４】本発明の更なる特徴によれば、所定の初期
断面で放出ノズルを出た金属ジェット流に、電磁界によ
り影響を与えて、絞り込み金属ジェット流の周長に対す
る断面積の比を増加させることも可能である。これを達
成するのは、例えば、丸い断面を有する金属ジェット流
を霧化領域を通る前に電磁界の作用で変形させて浅い楕
円形断面を持つようすることができる。このような方法
段階を持つことにより、一つには霧化用流体が作用でき
る金属ジェット流の面寸法が増加し、一つには霧化用流
体により金属ジェット流を分散させるのに必要な浸透深
さが減少する。これら２つの効果は本発明の目的達成に
貢献する。
断面で放出ノズルを出た金属ジェット流に、電磁界によ
り影響を与えて、絞り込み金属ジェット流の周長に対す
る断面積の比を増加させることも可能である。これを達
成するのは、例えば、丸い断面を有する金属ジェット流
を霧化領域を通る前に電磁界の作用で変形させて浅い楕
円形断面を持つようすることができる。このような方法
段階を持つことにより、一つには霧化用流体が作用でき
る金属ジェット流の面寸法が増加し、一つには霧化用流
体により金属ジェット流を分散させるのに必要な浸透深
さが減少する。これら２つの効果は本発明の目的達成に
貢献する。
【００１５】本発明の更なる利便な特徴によれば、放出
ノズルの径は約５〜２０ｍｍ、好ましくは８〜１０ｍｍ
であり、放出ノズル下流で金属ジェット流は約０．５〜
４ｍｍ、好ましくは１〜２ｍｍの直線径(linear diamet
er)を持つ断面に絞り込まれる。
ノズルの径は約５〜２０ｍｍ、好ましくは８〜１０ｍｍ
であり、放出ノズル下流で金属ジェット流は約０．５〜
４ｍｍ、好ましくは１〜２ｍｍの直線径(linear diamet
er)を持つ断面に絞り込まれる。
【００１６】放出ノズルも大きな直線断面寸法(linear
cross-sectional dimension)のものとすることができ
る。同様なことが、絞り込まれた金属ジェット流の直線
寸法にもあてはまる。この寸法とはもっぱら大きさの等
級を示すことを意図したもので、決して本発明に用いら
れる寸法を明確に制限するものではない。
cross-sectional dimension)のものとすることができ
る。同様なことが、絞り込まれた金属ジェット流の直線
寸法にもあてはまる。この寸法とはもっぱら大きさの等
級を示すことを意図したもので、決して本発明に用いら
れる寸法を明確に制限するものではない。
【００１７】絞り込まれた金属ジェット流は霧化領域
で、例えば空気又は不活性ガス等のガス状流体の作用を
受けることが可能である。その他のガス状流体を使うこ
とも可能である。
で、例えば空気又は不活性ガス等のガス状流体の作用を
受けることが可能である。その他のガス状流体を使うこ
とも可能である。
【００１８】絞り込まれた金属ジェット流は霧化領域
で、液体の作用を受けることが可能である。
で、液体の作用を受けることが可能である。
【００１９】本発明の方法は、金属特性を有するあらゆ
る金属に使うことができ、金属ジェット流の形で放出ノ
ズルから出た溶融金属を放出ノズル下流側近傍に配した
電磁界装置により生じる電磁界により絞り込むことがで
き、電磁界装置はいわば無形の金型を構成する。従っ
て、電磁界装置又はそれにより生じる電磁界は、通過す
る溶融金属の層ジェット流に対して相応する絞り込み効
果を生み出す適宜の寸法及び向きを持つものでなければ
ならない。使用する溶融金属は、例えばアルミニウム、
銅であるが、既に述べたように、その他の金属を使うこ
とも可能である。
る金属に使うことができ、金属ジェット流の形で放出ノ
ズルから出た溶融金属を放出ノズル下流側近傍に配した
電磁界装置により生じる電磁界により絞り込むことがで
き、電磁界装置はいわば無形の金型を構成する。従っ
て、電磁界装置又はそれにより生じる電磁界は、通過す
る溶融金属の層ジェット流に対して相応する絞り込み効
果を生み出す適宜の寸法及び向きを持つものでなければ
ならない。使用する溶融金属は、例えばアルミニウム、
銅であるが、既に述べたように、その他の金属を使うこ
とも可能である。
【００２０】
【作用】本発明によれば、後述するように、比較的大き
な放出断面を有する放出ノズルを使用することができる
ので、溶融金属を放出ノズルに通すのに何等問題がな
く、放出ノズル内での凝固や目詰まりの危険もない。従
って、溶融金属は放出ノズルを直線ジェット流の形で出
て、重力作用により、下方を向く。本発明の方法が特に
有益なのは非常に微細な粒寸法スペクトルの金属粒子を
製造できることで、その理由は、金属ジェット流が放出
ノズルから霧化領域に向かうにつれて金属ジェット流に
働く電磁界の作用により、金属ジェット流の断面変化、
特に断面減少が起きて、ノズル装置を流れる霧化流体に
関して金属ジェット流の流量が相応して小さくなるから
で、本発明の方法は優れた生産性を発揮する。
な放出断面を有する放出ノズルを使用することができる
ので、溶融金属を放出ノズルに通すのに何等問題がな
く、放出ノズル内での凝固や目詰まりの危険もない。従
って、溶融金属は放出ノズルを直線ジェット流の形で出
て、重力作用により、下方を向く。本発明の方法が特に
有益なのは非常に微細な粒寸法スペクトルの金属粒子を
製造できることで、その理由は、金属ジェット流が放出
ノズルから霧化領域に向かうにつれて金属ジェット流に
働く電磁界の作用により、金属ジェット流の断面変化、
特に断面減少が起きて、ノズル装置を流れる霧化流体に
関して金属ジェット流の流量が相応して小さくなるから
で、本発明の方法は優れた生産性を発揮する。
【００２１】
【実施例】次に、本発明の溶融金属から金属粒子を製造
する方法の実施例を詳細に説明する。
する方法の実施例を詳細に説明する。
【００２２】図１に示したのは本発明の溶融金属から金
属粒子を製造する方法を実施する装置の実施例である。
放出ノズル１０は一部を示してあり、放出口附近を部分
断面で表わしてある。放出ノズル１０が、矢印ｖ１で示
す速度で金属ジェット流１２を放出する。放出ノズル１
０下流側に放出ノズル１０と共軸に配した電磁界装置１
４は金属ジェット流１２を流通させる通路１６を有す
る。電磁界装置１４の通路１６には電磁界Ｈを生じさせ
る。電磁界Ｈが放出ノズル１０から出た金属ジェット流
１２の断面を減少させ、つまり、絞り込んで絞り込み金
属ジェット流１２’を形成する。図面では放出ノズル１
０の断面をＱで表わし、絞り込み金属ジェット流１２’
の断面をｑで表わしている。断面ｑを放出ノズル１０の
断面Ｑに相似とする、例えば丸い断面Ｑを絞り込みして
丸い断面ｑとすることができる。しかし、断面ｑを大断
面Ｑと異なる形とすることもでき、例えば丸い断面Ｑを
楕円形断面ｑとすることも可能である。これに関連し
て、好ましくはｑ＜Ｑである。絞り込み金属ジェット流
１２’の速度ｖ２は金属ジェット流１２が放出ノズル１
０を出る時の速度ｖ１よりも、絞り込み金属ジェット流
１２’の断面ｑに対する放出ノズル１０の断面Ｑの比に
応じて、大きい。絞り込み金属ジェット流１２’の速度
ｖ２は金属ジェット流１２の速度ｖ１が矢印ｖ１で示さ
れているのと同様に矢印で図面に示されている。
属粒子を製造する方法を実施する装置の実施例である。
放出ノズル１０は一部を示してあり、放出口附近を部分
断面で表わしてある。放出ノズル１０が、矢印ｖ１で示
す速度で金属ジェット流１２を放出する。放出ノズル１
０下流側に放出ノズル１０と共軸に配した電磁界装置１
４は金属ジェット流１２を流通させる通路１６を有す
る。電磁界装置１４の通路１６には電磁界Ｈを生じさせ
る。電磁界Ｈが放出ノズル１０から出た金属ジェット流
１２の断面を減少させ、つまり、絞り込んで絞り込み金
属ジェット流１２’を形成する。図面では放出ノズル１
０の断面をＱで表わし、絞り込み金属ジェット流１２’
の断面をｑで表わしている。断面ｑを放出ノズル１０の
断面Ｑに相似とする、例えば丸い断面Ｑを絞り込みして
丸い断面ｑとすることができる。しかし、断面ｑを大断
面Ｑと異なる形とすることもでき、例えば丸い断面Ｑを
楕円形断面ｑとすることも可能である。これに関連し
て、好ましくはｑ＜Ｑである。絞り込み金属ジェット流
１２’の速度ｖ２は金属ジェット流１２が放出ノズル１
０を出る時の速度ｖ１よりも、絞り込み金属ジェット流
１２’の断面ｑに対する放出ノズル１０の断面Ｑの比に
応じて、大きい。絞り込み金属ジェット流１２’の速度
ｖ２は金属ジェット流１２の速度ｖ１が矢印ｖ１で示さ
れているのと同様に矢印で図面に示されている。
【００２３】電磁界装置１４の下流側に配するのがノズ
ル装置１８で、図示の構成では、絞り込み金属ジェット
流１２’の方に向いた第１及び第２のノズルで構成され
ている。ノズル装置１８は流体２０を絞り込み金属ジェ
ット流１２’に向け、矢印で示した流体２０が絞り込み
流体ジェット流１２’に作用し、絞り込み流体ジェット
流１２’が霧化して、ノズル装置１８で造られる霧化領
域２２内で金属粒子を形成する。そのようにして霧化に
より製造された金属粒子を次いで冷却域（参照番号２４
で略示）内で冷却し、そして適宜収集する。
ル装置１８で、図示の構成では、絞り込み金属ジェット
流１２’の方に向いた第１及び第２のノズルで構成され
ている。ノズル装置１８は流体２０を絞り込み金属ジェ
ット流１２’に向け、矢印で示した流体２０が絞り込み
流体ジェット流１２’に作用し、絞り込み流体ジェット
流１２’が霧化して、ノズル装置１８で造られる霧化領
域２２内で金属粒子を形成する。そのようにして霧化に
より製造された金属粒子を次いで冷却域（参照番号２４
で略示）内で冷却し、そして適宜収集する。
【００２４】従って、電子界装置１４は、放出ノズル１
０から出た金属ジェット流１２を適宜に絞り込むための
無形の金型として働く。絞り込んだ金属ジェット流１２
は、その後、ノズル装置１８から出た流体２０の作用に
より霧化領域で霧化する。
０から出た金属ジェット流１２を適宜に絞り込むための
無形の金型として働く。絞り込んだ金属ジェット流１２
は、その後、ノズル装置１８から出た流体２０の作用に
より霧化領域で霧化する。
【００２５】金属ジェット流１２に、放出ノズル１０内
で電磁界Ｈによる影響を与えて、金属ジェット流１２の
放出ノズル内面隣接部分が金属ジェット流１２中心部分
よりも速度が遅くなるようにすることができる。
で電磁界Ｈによる影響を与えて、金属ジェット流１２の
放出ノズル内面隣接部分が金属ジェット流１２中心部分
よりも速度が遅くなるようにすることができる。
【００２６】放出ノズルを出た金属ジェット流１２に、
電磁界により影響を与えて、絞り込み金属ジェット流１
２’の周長に対する断面積の比を増加させることも可能
である。
電磁界により影響を与えて、絞り込み金属ジェット流１
２’の周長に対する断面積の比を増加させることも可能
である。
【００２７】典型的には、放出ノズル１０は約５〜２０
ｍｍ、好ましくは約８〜１０ｍｍとすることができ、金
属ジェット流は約０．５〜４ｍｍ、好ましくは約１〜２
ｍｍの直線寸法(linear dimension)を持つ断面に絞り込
むことができる。
ｍｍ、好ましくは約８〜１０ｍｍとすることができ、金
属ジェット流は約０．５〜４ｍｍ、好ましくは約１〜２
ｍｍの直線寸法(linear dimension)を持つ断面に絞り込
むことができる。
【００２８】以上は、本発明の原理による方法を単に例
示の形で示したものであり、本発明はそれに限定される
ことなく、本発明の範囲内で種々変更を加えることがで
きるのは勿論である。
示の形で示したものであり、本発明はそれに限定される
ことなく、本発明の範囲内で種々変更を加えることがで
きるのは勿論である。
【００２９】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の溶融
金属から金属粒子を製造する方法によれば、比較的大き
な放出断面を有する放出ノズルを使用することができる
ので、溶融金属を放出ノズルに通すのに何等問題がな
く、放出ノズル内での凝固や目詰まりの危険もない、優
れた生産性を有する非常に細かい粒寸法スペクトル等，
所望の粒スペクトルの金属粒子を容易に製造できる、簡
単且つ信頼性のある作業手順で広範な範囲の粒子寸法を
有する上質粒子を提供できしかも簡単且つ信頼性のある
作業装置を使って実施できる、等優れた効果を発揮す
る。
金属から金属粒子を製造する方法によれば、比較的大き
な放出断面を有する放出ノズルを使用することができる
ので、溶融金属を放出ノズルに通すのに何等問題がな
く、放出ノズル内での凝固や目詰まりの危険もない、優
れた生産性を有する非常に細かい粒寸法スペクトル等，
所望の粒スペクトルの金属粒子を容易に製造できる、簡
単且つ信頼性のある作業手順で広範な範囲の粒子寸法を
有する上質粒子を提供できしかも簡単且つ信頼性のある
作業装置を使って実施できる、等優れた効果を発揮す
る。
【図１】本発明の溶融金属から金属粒子を製造する方法
を実施する装置の一例を概略的に示す図である。
を実施する装置の一例を概略的に示す図である。
１０ 放出ノズル １２ 金属ジェット流 １４ 電磁界装置 １８ ノズル装置 ２０ 流体 ２２ 霧化領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591070509 エッカルト−ヴェルケ シュタンダルト ブロンツェプルファー−ヴェルケ カール エッカルト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コムパニー ＥＣＫＡＲＴ−ＷＥＲＫＥ ＳＴＡＮＤＡ ＲＤ ＢＲＯＮＺＥＰＵＬＶＥＲ−ＷＥＲ ＫＥ ＣＡＲＬ ＥＣＫＡＲＴ ＧＥＳＥ ＬＬＳＣＨＡＦＴ ＭＩＴ ＢＥＳＣＨＲ ＡＮＫＴＥＲ ＨＡＦＴＵＮＧ ＆ ＣＯ ＭＰＡＧＮＩＥ ドイツ国 8510 フュールト カイザーシ ュトラーセ 30 (72)発明者 ゲオルク ライフ ドイツ国 8561 フォーラ アーテルショ ーフェン 56
Claims (15)
- 【請求項１】 放出ノズルで断面が決まる金属ジェット
流の形で放出ノズルから溶融金属を放出し、放出ノズル
下流側の霧化領域でノズル装置により流体を金属ジェッ
ト流に向けて作用させることにより金属ジェット流を霧
化し金属粒子とする、溶融金属から金属粒子を製造する
方法において、放出ノズルと霧化領域との間で金属ジェ
ット流を電磁界装置の電磁界に通し、放出ノズルによっ
て決まる金属ジェット流の初期断面に較べて金属ジェッ
ト流の断面を変えることを特徴とする溶融金属から金属
粒子を製造する方法。 - 【請求項２】 ジェット流の断面を電磁界により初期断
面よりも減らす、請求項１に記載の溶融金属から金属粒
子を製造する方法。 - 【請求項３】 金属ジェット流を放出ノズル下流側の電
磁界により加速して、絞り込まれた金属ジェット流の速
度を放出ノズルから出た金属ジェット流の速度よりも、
絞り込まれた金属ジェット流に対する放出ノズルの断面
比に応じて、大きくする、請求項１に記載の溶融金属か
ら金属粒子を製造する方法。 - 【請求項４】 電磁界により金属ジェット流に影響を与
えて、金属ジェット流の放出ノズル内面隣接部分が金属
ジェット流中心部分よりも速度が遅くなるようにする、
請求項１に記載の溶融金属から金属粒子を製造する方
法。 - 【請求項５】 放出ノズルによって決まる初期断面で放
出ノズルを出た金属ジェット流に、電磁界により影響を
与えて、絞り込み金属ジェット流の周長に対する断面積
の比を増加させる、請求項１に記載の溶融金属から金属
粒子を製造する方法。 - 【請求項６】 放出ノズル径を約５〜２０ｍｍとし、金
属ジェット流を直線寸法で約０．５〜４ｍｍの断面に絞
り込む、請求項１に記載の溶融金属から金属粒子を製造
する方法。 - 【請求項７】 放出ノズル径を約８〜１０ｍｍとする、
請求項６に記載の溶融金属から金属粒子を製造する方
法。 - 【請求項８】 直線寸法を約１〜２ｍｍとする、請求項
６に記載の溶融金属から金属粒子を製造する方法。 - 【請求項９】 流体をガス状流体とする、請求項１に記
載の溶融金属から金属粒子を製造する方法。 - 【請求項１０】 流体を空気とする、請求項９に記載の
溶融金属から金属粒子を製造する方法。 - 【請求項１１】 流体を不活性ガスとする、請求項９に
記載の溶融金属から金属粒子を製造する方法。 - 【請求項１２】 流体を液体とする、請求項１に記載の
溶融金属から金属粒子を製造する方法。 - 【請求項１３】 金属をアルミニウムとする、請求項１
に記載の溶融金属から金属粒子を製造する方法。 - 【請求項１４】 金属を銅とする、請求項１に記載の溶
融金属から金属粒子を製造する方法。 - 【請求項１５】 放出ノズルで断面が決まる金属ジェッ
ト流の形で放出ノズルから溶融金属を放出し、放出ノズ
ル下流側で金属ジェット流を電磁界に通し、放出ノズル
によって決まる金属ジェット流の初期断面に較べ金属ジ
ェット流の断面を減らし、電磁界下流側の霧化領域で金
属ジェット流に流体を作用させて金属ジェット流を霧化
し、粒子とすることを特徴とする溶融金属から金属粒子
を製造する方法。
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| DE4036670.7 | 1991-02-20 |
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|---|---|
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| JP (1) | JPH06340904A (ja) |
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Cited By (1)
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-
1991
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- 1991-11-12 JP JP32388691A patent/JPH06340904A/ja active Pending
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