JP2951414B2 - アトマイズ用ガスノズル - Google Patents

アトマイズ用ガスノズル

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JP2951414B2
JP2951414B2 JP1000191A JP1000191A JP2951414B2 JP 2951414 B2 JP2951414 B2 JP 2951414B2 JP 1000191 A JP1000191 A JP 1000191A JP 1000191 A JP1000191 A JP 1000191A JP 2951414 B2 JP2951414 B2 JP 2951414B2
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gas
melt
nozzle
gas nozzle
diameter
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明典 横山
桂一 依田
勉 勝又
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Asahi Kasei Corp
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Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平均粒径の細かい粉末
を製造するために優れた特性を有するアトマイズ用ガス
ノズルを提供するものであり、しかも圧力損失が少な
く、経済的であり、金属、合金、セラミックス、有機物
のガスアトマイズによる微粉末作成に利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、アトマイズ法により微粉末を
作成することが試みられているが、微粉末を作成するた
めに、自由落下式ノズルや、超音波発生型ノズルを用い
て細かい粒子を作成することが試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記に示される公知ノ
ズル、例えば、超音波発生型ノズルでは、ガスノズル内
における圧力損失が大きく、実際の設定圧力に対して、
半分以下の有効エネルギーしか得られず、細かい粒子を
得るには至っていない。また、自由落下式ノズルでは、
融液と噴出ガスとの距離が長く、アトマイズされる前に
粘度が上がり、微粉末が得られていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討した
結果、以下に述べるアトマイズ用ガスノズルを開発する
にいたった。つまり、落下する融液を取り囲むように
の中心に対して直径3〜100mm以内にガス噴出口が
配置され、かつ落下する融液の進行方向に対して、ガス
噴出口の角度θがθ=10〜30度である。θが10度
未満であると、アトマイズガスと融液との距離が長すぎ
るため、充分なアトマイズ効果が得られず、又、θが3
0度を越えると、ガスとガスの衝突により充分なアトマ
イズ効果が得られない。好ましくは、θ=15〜24度
である。
【0005】本発明のガス噴出口は、図1に示されるよ
うに狭流部よりなるが、狭流部の長さは0.001〜1
5mmの範囲がよい。0.001mm未満では、充分な
ノズル強度が得られず、また、15mmを超えるとかえ
ってガスの圧力損出を招き、好ましくない。好ましく
は、1mm〜10mmである。ここでいう狭流部とは、
ガス噴出口の断面積に対して0.0001から10倍の
ガス流路断面積を有する部分を示す。ガス噴出口の口径
は、0.001mm〜10mmがよいが、0.001m
m未満の場合には、かえってガス圧力損失が大きく、1
0mmを超える場合には、ガスの線速度が充分得られ
ず、アトマイズ効果が低下する。好ましくは、0.1m
m〜5mmである。
【0006】本発明のガス噴出口の数は、1〜1000
000であるが、1000000を超えるほどのガス噴
出口は必要でない。また、ガス噴出口の配置は、落下す
る融液の中心に対して、ガス噴出口の位置が直径3mm
〜100mm以内に位置することがよいが、100mm
を超える場合には、融液との距離が長すぎるためアトマ
イズ効果が充分得られない。好ましくは3mm〜50m
mである。本発明のアトマイズ用ガスノズルによれば
ガス噴出口の出口部における膨張直前のガス圧力Pbが
広域部Aにおけるガス圧力Paに対してPb≧0.7P
の圧力損失となるが、広域部とは、狭流部を有するガ
ス噴出口に到達する以前にガスが通過する空間を示すも
のであり、狭流部を有するガス噴出口のガス通過可能体
積に対して、5倍以上のガス通過可能体積を有する部分
を意味する。0.7未満では、圧力損失が大きく、充分
なアトマイズ効果が得られない。また、0.7を超える
場合には、例えば1を超える場合も本発明のガスノズル
に含まれる。例えば、噴出口の先端を加熱して行う場合
も可能である。通常使用する場合には、0.7〜1.1
が好ましい。さらに、0.8〜0.99が好ましい。
【0007】本発明のガスノズルを使用する場合には、
ガス噴出口を直線に延長していって落下する融液とはじ
めて衝突する位置が、ガス噴出口出口から近いことが好
ましい。例えば、0.1〜100mmである。好ましく
は、1mm〜50mmである。さらに好ましくは、2m
m〜15mmである。
【0008】
【実施例】以下に実施例で説明する。 実施例1 図1で示されるアトマイズ用ガスノズルを用いた。ガス
噴出口1は1.2mm直径であり、18個の噴出口を有
している。ガス狭流部2の径は1.2mm、長さ4mm
である。3は広域部である。ガス噴出口1は通路4内を
落下する融液の中心部の直径8.1mm〜12mm内に
18個配置されている。ガス噴出口1の角度は、22.
5度である。Cu1000gを図2で示すようなるつぼ
5内で高周波誘導加熱コイル6を用いて加熱溶解して1
700℃まで加熱溶解した。溶解後、前記図1に示した
ガスノズルを用いて15K/Gのガス圧力(ガスノズル
入口)でるつぼ5より落下する融液をアトマイズした
(融液速度20g/秒、ガス噴出速度50g/秒)。P
a=15K/G、Pb=13K/Gであった。得られた
粉末の粒度分布は、平均粒径13ミクロンと細かかっ
た。
【0009】比較例1 図3に示されるように、実施例1と同径で同数のガス噴
出口を有する公知の超音波型ガスノズルを用いて実施例
1と同じ条件(15K/G、ガスノズル入り口)でアト
マイズした。Pa=15K/G、Pb=7K/Gであっ
た。得られた粉末の平均粒子径は、24ミクロンと大き
かった。
【0010】
【発明の効果】本発明は新規なアトマイズ用ガスノズル
を提供するものであり、このアトマイズ用ガスノズルを
用いることで、微粉末を高収率で得ることができる。し
かも高いガス圧を必要としないために、経済的でもあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のノズルの断面図である。
【図2】同使用例の断面図である。
【図3】比較例のノズルの断面図ある。
【符号の説明】
1…ガス噴出口 2…ガス狭流部 3…広域部 4…通路 5…るつぼ 6…高周波誘導加熱コイル 7…ガス噴出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−153006(JP,A) 特開 平1−188607(JP,A) 特開 平1−319608(JP,A) 特開 昭59−196958(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22F 9/08 B01J 2/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 落下する融液を取り囲む様に、その中心
    に対して直径3〜100mm以内にガスの噴出口が配置
    され、かつ落下する融液の進行方向に対して、ガスの噴
    出口の噴出角度θがθ=10〜30度であり、ガス噴出
    口の口径が0.01〜10mmであり、このガス噴出口
    を含む狭流部の長さが0.001mm〜15mmであ
    り、かつ、ガス噴出口の数が1〜1000000個であ
    ことを特徴とするアトマイズ用ガスノズル。
JP1000191A 1991-01-04 1991-01-04 アトマイズ用ガスノズル Expired - Lifetime JP2951414B2 (ja)

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JPH04235204A JPH04235204A (ja) 1992-08-24
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