JP2528333B2 - 液体の噴霧方法 - Google Patents
液体の噴霧方法Info
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- JP2528333B2 JP2528333B2 JP62238416A JP23841687A JP2528333B2 JP 2528333 B2 JP2528333 B2 JP 2528333B2 JP 62238416 A JP62238416 A JP 62238416A JP 23841687 A JP23841687 A JP 23841687A JP 2528333 B2 JP2528333 B2 JP 2528333B2
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- Japan
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- gas
- liquid
- nozzle
- container
- spray
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B7/00—Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
- B05B7/24—Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with means, e.g. a container, for supplying liquid or other fluent material to a discharge device
- B05B7/2402—Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising containers fixed to the discharge device
- B05B7/2405—Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising containers fixed to the discharge device using an atomising fluid as carrying fluid for feeding, e.g. by suction or pressure, a carried liquid from the container to the nozzle
- B05B7/2435—Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising containers fixed to the discharge device using an atomising fluid as carrying fluid for feeding, e.g. by suction or pressure, a carried liquid from the container to the nozzle the carried liquid and the main stream of atomising fluid being brought together by parallel conduits placed one inside the other
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、粉末焼結材料やクリームハンダ,センサ
などに必要な粉末を溶融物から製造する粉末製造の場合
や、高温物体をスプレー冷却する時に必要な液体の噴霧
化の場合等、液体を噴霧化する液体の噴霧方法に関す
る。
などに必要な粉末を溶融物から製造する粉末製造の場合
や、高温物体をスプレー冷却する時に必要な液体の噴霧
化の場合等、液体を噴霧化する液体の噴霧方法に関す
る。
従来、液体をガスにより噴霧化する方法としては、第
5図,第6図および第7図に示す方法がある。
5図,第6図および第7図に示す方法がある。
すなわち、第5図は、金属粉末の製造方法として一般
的に利用されているガスアトマイズ法であり、容器
(1)内の液体(2)を、容器(1)の底部のノズル
(3)から重力により流出させ、流出した液体流(4)
に両側のノズル(5)から高速ガスジエツトを作用さ
せ、流体(2)を噴霧化するものである。
的に利用されているガスアトマイズ法であり、容器
(1)内の液体(2)を、容器(1)の底部のノズル
(3)から重力により流出させ、流出した液体流(4)
に両側のノズル(5)から高速ガスジエツトを作用さ
せ、流体(2)を噴霧化するものである。
つぎに、第6図は、いわゆる霧吹きの原理を利用した
ガスアトマイズ法であり、容器(6)の液体(7)中に
吸引管(8)の下端を浸漬し、吸引管(8)の上端をガ
ス管(9)に開口し、ガス管(9)内のガス流により液
体(7)を吸引し、液体(7)を噴霧化するものであ
る。
ガスアトマイズ法であり、容器(6)の液体(7)中に
吸引管(8)の下端を浸漬し、吸引管(8)の上端をガ
ス管(9)に開口し、ガス管(9)内のガス流により液
体(7)を吸引し、液体(7)を噴霧化するものであ
る。
また、第7図は、ガス管(10)からの高速ガスジエツ
ト中に、液体管(11)からの液体(12)を強制的に送り
込み、液体(12)を噴霧化する2流体ノズルによるガス
アトマイズ法である。
ト中に、液体管(11)からの液体(12)を強制的に送り
込み、液体(12)を噴霧化する2流体ノズルによるガス
アトマイズ法である。
ところで、第5図に示す方法の場合、両側のノズル
(5)の位置,角度を微細に調整する必要があり、調整
が完全でないと、流滴とガスの混合物の流れ,すなわち
噴霧流の方向が一定にならず、調整が困難である。さら
に、ノズル(5)の位置,角度の調整のための構造が複
雑であり、設備コストが大きい。その上、噴霧化のため
のガス量が大きく、不活性ガスを使用する時、さらにコ
ストが高い。とくに、金属粉末の製造の場合、チヤンバ
の直径を大にする必要があり、その点からもコストが大
になる。
(5)の位置,角度を微細に調整する必要があり、調整
が完全でないと、流滴とガスの混合物の流れ,すなわち
噴霧流の方向が一定にならず、調整が困難である。さら
に、ノズル(5)の位置,角度の調整のための構造が複
雑であり、設備コストが大きい。その上、噴霧化のため
のガス量が大きく、不活性ガスを使用する時、さらにコ
ストが高い。とくに、金属粉末の製造の場合、チヤンバ
の直径を大にする必要があり、その点からもコストが大
になる。
つぎに、第6図に示す方法の場合、ガス流に吸引され
た液体(7)のみが噴霧化されるため、ガスの消費量が
きわめて大である。とくに、金属粉末の製造の場合、構
造が複雑になり、実用化し難い。
た液体(7)のみが噴霧化されるため、ガスの消費量が
きわめて大である。とくに、金属粉末の製造の場合、構
造が複雑になり、実用化し難い。
また、第7図に示す方法の場合、液体(12)をポンプ
などにより強制的に移送しなければならないという欠点
がある。
などにより強制的に移送しなければならないという欠点
がある。
この発明は、前記の諸点に留意してなされたものであ
る。
る。
前記問題点を解決するための手段を、以下に説明す
る。
る。
この発明の液体の噴霧方法は、液体中に浸漬したガス
用ノズルから加圧ガスを噴出し、前記ガスノズルの近傍
の噴霧用ノズルから前記液体と前記加圧ガスとを噴出
し、前記液体を噴霧化するという技術的手段を講じてい
る。
用ノズルから加圧ガスを噴出し、前記ガスノズルの近傍
の噴霧用ノズルから前記液体と前記加圧ガスとを噴出
し、前記液体を噴霧化するという技術的手段を講じてい
る。
したがつて、この発明によると、ガス用ノズルからの
加圧ガスが噴霧用ノズルから高速ガスとなつて流出する
ことにより、その近傍の液体が吸引され、噴霧用ノズル
から噴出し、ガス流によるせん断力,ガスの急膨張,乱
流現象などにより液体が効果的に噴霧化され、かつ、噴
霧流の方向,広がり角度が安定しており、しかも、液体
を強制的に移送させる必要もなく、金属粉末の製造や高
温物体の冷却に適し、とくに、従来の方法では有効に生
かされていなかつたガスの急膨張効果が、この発明の方
法では生かされ、噴霧効果が向上し、技術的課題が解決
される。
加圧ガスが噴霧用ノズルから高速ガスとなつて流出する
ことにより、その近傍の液体が吸引され、噴霧用ノズル
から噴出し、ガス流によるせん断力,ガスの急膨張,乱
流現象などにより液体が効果的に噴霧化され、かつ、噴
霧流の方向,広がり角度が安定しており、しかも、液体
を強制的に移送させる必要もなく、金属粉末の製造や高
温物体の冷却に適し、とくに、従来の方法では有効に生
かされていなかつたガスの急膨張効果が、この発明の方
法では生かされ、噴霧効果が向上し、技術的課題が解決
される。
つぎに、この発明をその実施例を示した第1図ないし
第4図とともに、詳細に説明する。
第4図とともに、詳細に説明する。
まず、1実施例を示した第1図について説明する。
同図において、(13)は容器、(14)は容器(13)の
底部に形成された噴霧用ノズル、(15)は容器(13)に
収容された液体、(16)は容器(13)内に導入されたガ
ス管、(17)はガス管(16)の先端に設けられ噴霧用ノ
ズル(14)の近傍の液体(15)中に浸漬したガス用ノズ
ルである。
底部に形成された噴霧用ノズル、(15)は容器(13)に
収容された液体、(16)は容器(13)内に導入されたガ
ス管、(17)はガス管(16)の先端に設けられ噴霧用ノ
ズル(14)の近傍の液体(15)中に浸漬したガス用ノズ
ルである。
そして、ガス用ノズル(17)から加圧ガスを噴霧用ノ
ズル(14)に向け噴出すると、ガス用ノズル(17)の近
傍の液体(15)が吸引され、噴霧用ノズル(14)から液
体(15)が効果的に噴霧化される。
ズル(14)に向け噴出すると、ガス用ノズル(17)の近
傍の液体(15)が吸引され、噴霧用ノズル(14)から液
体(15)が効果的に噴霧化される。
つぎに、実験結果について説明する。
液体(15)として水を用い、噴霧用ノズル(14)の内
径が約2〜3mm、ガス用ノズル(17)の内径が0.5〜1.5m
m、ガス用ノズル(17)の先端と噴霧用ノズル(14),
すなわち容器(13)の底面との距離1〜1.5mmで、ガス
管(16)に0.1〜0.5MPaの圧縮空気を流した結果、微細
な液滴を含む噴霧流が得られた。
径が約2〜3mm、ガス用ノズル(17)の内径が0.5〜1.5m
m、ガス用ノズル(17)の先端と噴霧用ノズル(14),
すなわち容器(13)の底面との距離1〜1.5mmで、ガス
管(16)に0.1〜0.5MPaの圧縮空気を流した結果、微細
な液滴を含む噴霧流が得られた。
なお、噴霧用ノズル(14)の内径は、ガス用ノズル
(17)の内径より1〜2mm大きいことが望ましく、ま
た、ガス用ノズル(17)の先端と噴霧用ノズル(14)間
の距離は、小さ過ぎるとガスのみが流出し、大き過ぎる
と霧化されない水が流出する。
(17)の内径より1〜2mm大きいことが望ましく、ま
た、ガス用ノズル(17)の先端と噴霧用ノズル(14)間
の距離は、小さ過ぎるとガスのみが流出し、大き過ぎる
と霧化されない水が流出する。
つぎに、他の実施例を示した第2図について説明す
る。
る。
同図において、第1図と異なる点は、容器(13)の外
側に容器(13)を介して液体(15)を加熱するヒータ
(18)を設けた点である。
側に容器(13)を介して液体(15)を加熱するヒータ
(18)を設けた点である。
つぎに、実験結果について説明する。
液体(15)として溶融鉛を用い、噴霧用ノズル(14)
の径が2mm、ガス用ノズル(17)の径が1mm、ガス用ノズ
ル(17)と噴霧用ノズル(14)間の距離が1.5mm、ガス
としてアルゴンガスを用い、ガス圧が2MPaの場合、平均
粒径が約100μmの比較的均一な粉末が得られた。
の径が2mm、ガス用ノズル(17)の径が1mm、ガス用ノズ
ル(17)と噴霧用ノズル(14)間の距離が1.5mm、ガス
としてアルゴンガスを用い、ガス圧が2MPaの場合、平均
粒径が約100μmの比較的均一な粉末が得られた。
この場合、ガスの消費量は第1図のガスアトマイズ法
より少なかつた。
より少なかつた。
また、ガス圧をさらに大きくしたり、あるいは減圧チ
ヤンバ内に噴霧することにより、より細かな粉末が得ら
れた。
ヤンバ内に噴霧することにより、より細かな粉末が得ら
れた。
つぎに、さらに他の実施例を示した第3図および第4
図について説明する。
図について説明する。
前記第1図および第2図は、ガス用ノズル(17)から
加圧ガスを下方へ向け噴出するものであるが、第3図に
示すように、容器(13)の側壁に噴霧用ノズル(14)を
形成し、ガス用ノズル(17)から加圧ガスを側方へ向け
噴出するようにしてもよい。
加圧ガスを下方へ向け噴出するものであるが、第3図に
示すように、容器(13)の側壁に噴霧用ノズル(14)を
形成し、ガス用ノズル(17)から加圧ガスを側方へ向け
噴出するようにしてもよい。
また、第4図に示すように、容器(13)を断面L形に
し、下側の容器(13)の上壁に噴霧用ノズル(14)を形
成し、ガス用ノズル(17)から加圧ガスを上方へ向け噴
出するようにしてもよい。
し、下側の容器(13)の上壁に噴霧用ノズル(14)を形
成し、ガス用ノズル(17)から加圧ガスを上方へ向け噴
出するようにしてもよい。
以上のように、この発明の液体の噴霧方法によると、
液体(15)中にガス用ノズル(17)を浸漬し、ガス用ノ
ズル(17)から加圧ガスを噴出するとともに、ガス用ノ
ズル(17)の近傍に設けた噴霧用ノズル(14)から、液
体と高速ガスとを噴出するようにしたため、従来のよう
なガスノズルの位置,角度の調整が不要であり、構造が
きわめて簡単であり、かつ、液体をポンプなどで強制的
に移送させる必要もなく、その上、ガスの急膨張効果な
どによりガス消費量が少なく、均一な噴霧化を実現でき
る。とくに、低融点合金粉末の製造を低コストで実現で
きる。
液体(15)中にガス用ノズル(17)を浸漬し、ガス用ノ
ズル(17)から加圧ガスを噴出するとともに、ガス用ノ
ズル(17)の近傍に設けた噴霧用ノズル(14)から、液
体と高速ガスとを噴出するようにしたため、従来のよう
なガスノズルの位置,角度の調整が不要であり、構造が
きわめて簡単であり、かつ、液体をポンプなどで強制的
に移送させる必要もなく、その上、ガスの急膨張効果な
どによりガス消費量が少なく、均一な噴霧化を実現でき
る。とくに、低融点合金粉末の製造を低コストで実現で
きる。
図面は液体の噴霧方法を示す断面であり、第1図ないし
第4図はそれぞれこの発明の実施例であり、第5図ない
し第7図はそれぞれ従来例である。 (14)……噴霧用ノズル、(15)……液体、(17)……
ガス用ノズル。
第4図はそれぞれこの発明の実施例であり、第5図ない
し第7図はそれぞれ従来例である。 (14)……噴霧用ノズル、(15)……液体、(17)……
ガス用ノズル。
Claims (1)
- 【請求項1】液体中に浸漬したガス用ノズルから加圧ガ
スを噴出し、前記ガス用ノズルの近傍の噴霧用ノズルか
ら前記液体と前記加圧ガスとを噴出し、前記液体を噴霧
化することを特徴とする液体の噴霧方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62238416A JP2528333B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 液体の噴霧方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62238416A JP2528333B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 液体の噴霧方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6480460A JPS6480460A (en) | 1989-03-27 |
JP2528333B2 true JP2528333B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=17029883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62238416A Expired - Lifetime JP2528333B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 液体の噴霧方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528333B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007240101A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ミスト発生器 |
-
1987
- 1987-09-22 JP JP62238416A patent/JP2528333B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6480460A (en) | 1989-03-27 |
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