JPH0634084A - 継 手 - Google Patents

継 手

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JPH0634084A
JPH0634084A JP18356692A JP18356692A JPH0634084A JP H0634084 A JPH0634084 A JP H0634084A JP 18356692 A JP18356692 A JP 18356692A JP 18356692 A JP18356692 A JP 18356692A JP H0634084 A JPH0634084 A JP H0634084A
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ring
tube
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male screw
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Terumi Hanada
晃美 花田
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Sanyo Materials Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水漏れの発生がなく、且つ、耐食性、耐熱
性、耐圧性に優れ、耐久寿命が長く、更には、構造が簡
単で、配管用のステンレスチューブと同質の材料で作ら
れ且つステンレスチューブとの連結が容易なステンレス
チューブ配管用の継手の提供。 【構成】 連結すべき小径のステンレスチューブを挿通
可能なボア部と、他端側において形成された雌ねじ部
と、ボア部と雌ねじ部との間に形成された前記チューブ
のフレア部を受ける環状傾斜面とを内側に有する連結具
と、内端に段部を有し、外周面に前記連結具の雌ねじ部
に螺合する雄ねじ部を有する継手本体と、前記継手本体
の段部に嵌められ、前記継手本体と連結具とが締め付け
られるとき段部の面とチューブのフレア部に圧接するO
−リングとからなる継手。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給水・給湯に使用され
る配管のチューブ用の継手に関し、更に詳しくは、耐候
性を有するO−リングを使用した呼称 8乃至22mm程度の
小径のステンレスチューブ用の継手に関する。
【0002】
【従来の技術】建築設備の給湯又は給水配管の配管材料
としては、鉛、銅、鋼等が使用されていた。これらの配
管材料は腐食し易いため、配管の寿命が短く、又、水質
を悪化させるため飲料水を供給するための配管としては
不適当であった。このような鉛管等の抱える耐食性等の
問題点を解決すべくステンレスチューブが提案されてい
る。
【0003】ステンレスチューブのような配管は、耐久
寿命に優れ且つ水質を悪化させないという利点に加え、
可撓性であるため継手無しで床下等に自在に配管するこ
とが可能であるといった利点も有する。このようなステ
ンレスチューブと給湯器或いは蛇口等との接合は、溶接
接合(例えば、突き合わせ溶接式、フランジ溶接式、ハ
ウジング式)又はメカニカル接合(例えば、締め付け
式、袋ナット締め付け式、拡管袋ナット式)によって行
われている。
【0004】メカニカル接合の場合、何れの方法を採っ
た場合であっても、ステンレスチューブと蛇口等との接
合部分の継手は真鍮鋳造品であり、また、合成ゴム製の
シール用パッキンやリン脱酸銅製のスリーブが使用され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、真鍮及
びリン脱酸銅は、高い熱伝導性及び膨張率を有するため
温水用の配管継手に使用した場合、膨張による水漏れが
発生し易くなるという問題を有する。又、合成ゴムのパ
ッキンは、耐食性及び耐熱性に劣るため頻繁な交換が必
要となるという問題があった。
【0006】一方、耐食性に優れるステンレス材料で継
手を形成することも提案されているが、この場合も、接
合部分での水漏れが問題となる。又、このような継手に
は、17.5Kg/cm2程度の圧力に耐える耐圧性も求められ
る。上記問題点に鑑み本発明は、水漏れの発生がなく、
且つ、耐食性、耐熱性、耐圧性に優れ、耐久寿命が長
く、更には、簡単な構造で、ステンレスチューブとの接
合が容易なステンレスチューブ配管用の継手を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、連結すべき小径ステンレスチューブを挿通
可能なボア部と、他端側において形成された雌ねじ部
と、ボア部と雌ねじ部との間に形成された前記チューブ
のフレア部を受ける環状傾斜面とを内側に有する連結具
と、内端に段部を有し、外周面に前記連結具の雌ねじ部
に螺合する雄ねじ部を有する継手本体と、前記継手本体
の段部に嵌められ、前記継手本体と連結具とが締め付け
られるとき段部の面とチューブのフレア部に圧接するO
−リングとからなる継手を提供する。
【0008】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、段部にO−
リングを嵌めた継手本体と連結具とが互いに締め付けら
れると、O−リングは継手本体と連結具との間で圧接さ
れる。即ち、O−リングは連結具の内側に形成された傾
斜面上に配置されたチューブのフレア面によって継手本
体の段部に押圧され、O−リングは、連結されるチュー
ブのフレア部と1点で、更に、継手本体の段部と2点で
接触しつつ、継手本体とチューブとの間をシールするこ
とになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を添付した図1
乃至図2に従って詳細に説明する。図1は、第1実施例
の継手を組立てた状態で示す、一部分を断面図とした側
面図である。本実施例の継手1は、貫通ボアを有する継
手本体2と、六角形の袋ナット(連結具)3と、O−リ
ング4とから構成される。継手本体2及び袋ナット3は
SUS304鋼等のステンレス材で形成されているのが
望ましい。
【0010】袋ナット3には、小径のステンレスチュー
ブ5を受入れるボア32が形成され、袋ナット3の一端
部内周には、雌ねじ31が切ってある。袋ナット32の
内部には、雌ねじ部31とボア32との間に、例えば45
°の環状傾斜面33が形成されていて、ステンレスチュ
ーブ5のフレア部51を受入れるようになっている。継
手本体2は、外周中間部が六角形に形成され、その外周
両端部には、雄ネジ部21、22がそれぞれ形成されて
いる。又、継手本体2の一方の雄ネジ部21に隣接した
継手本体2の内端面はテーパー状をなし、このテーパー
に続いて、継手本体の内端には環状の段部23が形成さ
れている。この段部23の円筒面32bは、後述する横
断面が略円形のリング状部材であるシール用のO−リン
グ4の内径とほぼ同一の直径を有する。段部23の円筒
面23bの幅はO−リング4の横断面の直径とほぼ同一
又はこれより若干大きくなっている。一方、この段部2
3の立ち上がり面即ち肩23aは、O−リング4の横断
面の直径とほぼ同一又はこれより若干大きくなってい
る。この結果、この段部23は、後述するO−リング4
を載置するに充分な寸法となっている。又、O−リング
4は、ポリテトラフルオロエチレン等の比較的剛性が高
く、耐候性に優れた物質で形成されている。O−リング
4の形状・寸法は使用状況にあわせて適宜決定されるも
のである。
【0011】継手本体2の一端側の雄ネジ部21と、袋
ナット3の雌ねじ部31とが螺合し、他端側の雄ネジ部
22は、ステンレスチューブ5を連結すべき蛇口(図示
せず)等と螺合可能になっている。継手本体2と、袋ナ
ット3とを互いに締め付けたとき、段部23上に載置さ
れたO−リング4が、図2に示すように点Aで袋ナット
3の傾斜面33上に位置するステンレスチューブ5のフ
レア部51に当接する。このとき、O−リング4と継手
本体2の段部23の円筒面23b及び肩23aとが、図
2に示されるように点B、Cで当接し、かくして、O−
リング4により継手本体2とステンレスチューブ5との
間に完全なシールを形成して、ステンレスチューブを継
手1に連結することができる。このとき、フレア部51
が傾けられて段部23に嵌められたO−リング4を押圧
するので、O−リング4はほぼ均等な力で点B、Cに圧
接される。
【0012】次に、図3に従って、本発明の他実施例の
継手1’について説明する。この第2実施例の継手1’
も上記第1の実施例の継手1と基本的には同様の構成を
有し、継手本体2’と、袋ナット3と、シール用O−リ
ング4とから構成される。図3は、継手本体2’と袋ナ
ット3とが互いに締め付けられて、継手本体2’の段部
に嵌められたO−リング4がステンレスチューブのフレ
ア部に圧接された状態を示している。第2実施例の継手
1’の上記継手1との相違点は、継手本体2’の他端部
(袋ナット3が連結される端部と反対側の端部)に雄ね
じ部ではなく雌ねじ部22’が形成されている点であ
る。この第2実施例の継手2’は、ステンレスチューブ
5が連結される蛇口等(図示せず)が、その連結部に雄
ネジ部を有している場合に使用される。
【0013】上記実施例は、単なる例示であり本発明を
何ら限定するものではなく、本発明は、特許請求の範囲
に記載された技術的事項の範囲内において種々の変更・
変形が可能となる。
【0014】
【発明の効果】上記実施例に従って詳述した本発明によ
れば、継手本体と袋ナット(連結具)とを互いに締め付
けたときには、O−リングが継手本体の段部とチューブ
のフレア部との間に3点接触状態で圧接・挟持されるた
め、O−リング部分がチューブと継手本体との間を充分
にシールし、継手が必要充分な耐圧性能を発揮する。
又、継手本体と袋ナット(連結具)との間に配置された
シール用O−リングが耐候性に優れた材質で形成されて
いるため、O−リングの腐食に起因する水漏れが発生し
にくく、継手の耐久寿命が延びる。
【0015】また、このO−リングは、高い耐熱性を有
するため、本発明の継手を給湯用の配管チューブの継手
に適用することが可能であり、このような場合でも長期
に渡り水漏れを防止することができる。更に、継手本体
及び連結具が単純な構造であり、又、シール用のO−リ
ングは標準規格のものが使用可能であるため、製造コス
トを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の継手の一部分を断面と
した側面図。
【図2】 上記第1実施例の継手の継手本体と連結具と
を互いに締め付けた状態における、O−リング部分の拡
大断面図。
【図3】 本発明の第2実施例の継手の一部分を断面と
した側面図。
【符号の説明】
1 継手 2 継手本体 3 袋ナット(連結具) 4 O−リング 5 ステンレスチューブ 21 雄ねじ部 22 雄ねじ部 23 段部 22' 雌ねじ部 31 雌ねじ部 32 ボア部 33 傾斜面 51 フレア部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結すべき小径ステンレスチューブを挿
    通可能なボア部と、他端側において形成された雌ねじ部
    と、ボア部と雌ねじ部との間に形成された前記チューブ
    のフレア部を受ける環状傾斜面とを内側に有する連結具
    と、 内端に段部を有し、外周面に前記連結具の雌ねじ部に螺
    合する雄ねじ部を有する継手本体と、 前記継手本体の段部に嵌められ、前記継手本体と連結具
    とが締め付けられるとき段部の面とチューブのフレア部
    に圧接するO−リングとからなることを特徴とする継
    手。
  2. 【請求項2】 上記段部は円筒面及び立ち上がり面とか
    らなり、円筒面の長さ及び立ち上がり面の高さがO−リ
    ングの横断面の直径とほぼ同じ大きさであることを特徴
    とする請求項1に記載の継手。
  3. 【請求項3】 上記O−リングがポリテトラフルオロエ
    チレンで形成されていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の継手。
  4. 【請求項4】 上記継手本体は他端側外周部に形成され
    た雄ネジ部を有していることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3に記載の継手。
  5. 【請求項5】 上記継手本体は他端側内周部に形成され
    た雌ネジ部を有していることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3に記載の継手。
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US5887912A (en) * 1996-04-19 1999-03-30 Three Bond Co., Ltd. Flare-type pipe joint
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