JPH0772598B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0772598B2
JPH0772598B2 JP63147608A JP14760888A JPH0772598B2 JP H0772598 B2 JPH0772598 B2 JP H0772598B2 JP 63147608 A JP63147608 A JP 63147608A JP 14760888 A JP14760888 A JP 14760888A JP H0772598 B2 JPH0772598 B2 JP H0772598B2
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guide portion
pipe
connecting pipe
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tightening ring
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JP63147608A
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勉 祖母井
茂 安藤
英樹 影山
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,給湯管,給水管等の管材を接合する際に使用
される管継手に関する。
(従来の技術) 合成樹脂管,あるいは金属管内周面または金属管内周面
および外周面を合成樹脂層で被覆した複合管等を用い
て,給湯管等を配管する際に使用される管継手が,実開
昭61−22991号公報に開示されている。
該公報に開示された管継手は,円筒状の案内部を有する
継手本体の該案内部に接続管を外嵌し,該接続管に締付
けリングおよび袋ナットを外嵌して,袋ナットにより締
付けリングの端部を縮径することにより,該接続管を抜
け止めしている。継手本体における案内部の凹溝内に
は,通常,ゴム製のシール部材が介装され,該シール部
材が,該案内部の凹溝と接続管とに圧着されることによ
り,両者の間が水密にシールされる。
(発明が解決しようとする課題) このような構成の管継手は,給湯管の配管に使用される
場合には,断熱性に優れた合成樹脂により製造される。
しかし,合成樹脂製の管継手は,継手本体における案内
部の外周面にシール部材を位置決めするための凹溝が形
成されるため,その凹溝が形成された部分が薄肉にな
り,案内部の強度が低下するという問題がある。このた
め,該凹溝に接続管の一部を変形させて嵌入するべく力
が加えられた状態で接合されると,長期クリープ現象に
より該案内部が凹溝の部分から破断するおそれがある。
このため,継手本体の案内部の剛性を高めるべく,該案
内部を耐蝕性に優れた金属にて製造することが行われ
る。しかし,金属製の案内部は伝熱性が良好であるた
め,該案内部内に80〜100℃程度,あるいは100℃以上の
高温水が通流すると,その高温水の熱により,該案内部
の凹溝内に配設されたシール部材が劣化して,該シール
部材による液密性が損なわれるおそれがある。また,内
周面に合成樹脂層を有する金属補強された接続管を接続
するとこの合成樹脂層が軟化溶解し,内圧の作用により
接続管が継手からはずれてしまうことがある。
本発明は,上記従来の問題を解決するものであり,その
目的は,高温水が通流しても,接続管を確実に接合し得
ると共に,その接合部を確実に液密性にシールし得る管
継手を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の管継手は、金属層および断熱層が積層された円
筒状の案内部を有し、該案内部の外周部にシール部材が
配設された環状の凹溝が設けられた継手本体と,該継手
本体の案内部に接続管が挿入される間隔を有して同心状
に外嵌されており,該案内部の凹溝に対向して端部が位
置しかつ該端部が縮径可能である締付けリングと,該締
付けリングに外嵌され,該締付けリングの縮径可能な端
部を,該締付けリングに内嵌された接続管が変形して前
記案内部の凹溝内に嵌合するように縮径させる圧縮部材
と,を具備してなり,そのことにより,上記目的が達成
される。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明の管継手は,第1図に示すように,継手本体10
と,締付けリング20と,圧縮部材である袋ナット30とを
有する。
継手本体10は,中央部に例えば外面六角形状のナット部
11を有し,該ナット部11の一端面には円筒状の案内部12
が設けられ,他端面に管状の接続部13が設けられてい
る。案内部12は接続すべき接続管50内に嵌合され得るよ
うに,該接続管50の内径より若干小さい外径を有し,ナ
ット部11と連結されている。該案内部12は,内周部が金
属層12aとなっており,外周部が,例えば耐熱性樹脂で
なる断熱層12bとなっている。該断熱層12bの先端近傍部
外周面には,環状の凹溝12cが全周にわたって設けられ
ている。そして,該凹溝12c内にゴム等の弾性材でなる
環状のシール部材40が嵌合されている。
接続部13は,案内部12よりも若干大きい内径および外径
を有し,ナット部11内を介して案内部12内に連通してい
る。該接続部13の外周面には,バルブ等の機器と接続さ
れるように,ねじ溝が形成されている。
該継手本体10は,例えば,接続部13,ナット部11,および
案内部12の金属層12aが銅合金,アルミニウム等の金属
により一体的に形成されており,案内部12外周部の断熱
層12bのみが耐熱性樹脂製となっている。該断熱層12bに
は,例えば,ポリエーテルイミド,ポリサルフォン,ポ
リエーテルサルフォン,ポリエーテルエーテルケトン等
の耐熱製樹脂が好適に用いられるが,このようなものに
限らず,低熱伝導率の素材が使用され得る。
締付けリング20は,継手本体10のナット部11に外嵌され
た鍔部21と,継手本体10の案内部12とは所定の間隙を有
して外嵌されるように該鍔部21の一端面に設けられた円
筒状の縮径部22と,を有する。鍔部21は,継手本体10の
ナット部11外周面に密着する内周面を有し,またその外
周面は,スパナ等の締付け工具が係止し得るように,例
えば六角形状になっている。
円筒状の縮径部22の先端は,継手本体10の案内部12外周
面に設けられた凹溝12c内のシール部材40に対向してい
る。該縮径部22は,先端部に軸線方向に延びる複数の切
欠き部22aが周方向に適当な間隔をあけて配設されてお
り,該先端部が外部から加わる内方への圧力にて縮径さ
れ得る。該縮径部22の外周には,切欠き部22aが形成さ
れ先端部を除いて,ねじ溝22bが設けられている。該縮
径部22の内径は,継手本体10の案内部12に外嵌される接
続管50の外径よりも若干大きくされている。
袋ナット30は,内部に円筒空間を有する角筒状をしてい
る。その内周面の一側部には,前記締付けリング20の縮
径部22外周面に設けられたねじ溝22bと螺合するねじ溝3
1が形成されており,該ねじ溝31が縮径部22のねじ溝22b
に螺合している。該袋ナット30は,該ねじ溝31に連続す
る内周面の中央部が,ねじ溝31から離れるに連れて徐々
に縮径するテーパ面32となっており該テーパ面32が前記
縮径部22の先端に当接し得る。袋ナット30のねじ溝31が
形成された一側部とは反対側の側部内周面33は,該テー
パ面32に連続しており,その内径は一定で,締付けリン
グ20の縮径部22外径よりも若干小さくなっている。
このような構成の管継手による接続管の接続は次のよう
に行われる。締付けリング20の縮径部22外周面のねじ溝
22bに袋ナット30のねじ溝31を緩く螺合させた状態で,
第2図に示すように,該袋ナット30を通して,締付けリ
ング20の縮径部22と継手本体10の案内部12の間隙内に接
続管50を挿入する。そして,接続管50の端面を継手本体
10のナット部11端面に突き当てる。
このような状態で,袋ナット30を回転させて,該袋ナッ
ト30を締付けリング20の鍔部21に接近するように,縮径
部22に対してねじ送りする。袋ナット30がねじ送りされ
ると,該袋ナット30の内周面中央部のテーパ面32が縮径
部22の先端に当接し,さらに袋ナット30が回転して同方
向にねじ送りされると,切欠き部22aが設けられた縮径
部22先端部が該テーパ面32により縮径される。これによ
り,該縮径部22先端は接続管50の外周面を全周にわたっ
て内方へ押圧し,該接続管50の一部を変形させて凹状に
窪ます。接続管50の窪んだ部分は,継手本体10における
案内部12の凹溝12c内に配設されたシール部材40に当接
して,該シール部材40を案内部12の断熱層12bに押圧す
る。これにより,接続管50は,その窪んだ部分が,締付
けリング20の縮径部22と継手本体10の案内部12とにより
挟持され,締付けリング20の縮径部22から抜け止めされ
る。このとき,継手本体10の案内部12は内周側部分が金
属層12aとなっているため,縮径部22により案内部12の
凹溝12c内に高荷重がかかっても,該案内部12は破損す
るおそれがない。
縮径部22先端が縮径されて接続管50の一部が窪むと,該
シール部材40は,凹溝12cと接続管50内周面との両者に
液密状に密着され,接続管50と案内部12との間を液密に
シールする。
本発明の管継手に接続管50が接続されると,接続管50内
および該継手本体内に例えば高温水が通流される。この
高温水により,案内部12の内周側部分の金属層12aが高
温になるが,該金属層12aの熱は,断熱層12bによりシー
ル部材40に伝達されず,該シール部材40は劣化するおそ
れがない。その結果,該シール部材40は,案内部12と接
続管50との間を長期にわたって安定的に液密状にシール
し得る。
なお,上記実施例では接続管とバルブ等の機器とを連結
する管継手について説明したが,接続管同士を連結する
管継手にも本発明は適用できる。第3図は,接続管同士
を連結するエルボー型管継手の実施例を示す一部分破断
側面図である。本実施例の管継手は,継手本体10が,直
角状に屈曲された接続管部14と該接続管部14の各端部に
装着された一対のナット部11および11と,各ナット部11
に設けられた一対の案内部12および12とを有する。そし
て,該継手本体10は,各案内部12の内周側部分のみが金
属層12aとなっており,他の部分は,耐熱性樹脂にて構
成されている。該継手本体10の各ナット部11にはそれぞ
れ締付けリング20が装着され,各締付けリング20に袋ナ
ット30が装着される構成は前記実施例と同様である。
第1図の本発明の管継手において,案内部12の外周部の
断熱層12bを,熱伝導率が0.3kcal/m2・hr・℃,厚さ1.5
mmのポリエーテルイミド樹脂製とし,該案内部12内周部
の金属層12aを熱伝導率が100kcal/m2・hr・℃の銅合金
として,第2図に示すように接続管を接続した状態で,
所定温度の高温水を通流させ,該継手本体の表面の温度
を測定したところ,表1の結果が得られた。比較のため
に,継手本体10の案内部12の全てが銅合金(熱伝導率が
100kcal/m2・hr・℃)の管継手を用いて,同様の測定を
した。その結果を表1に併記する。
また,上述した本発明の管継手に130℃の水蒸気を所定
時間通流させて,その水密性を調べた。その結果,水蒸
気を480時間にわたって通流させた後も,40kg/cm2以上
の高水圧をかけても,本発明の管継手は漏水が生じなか
った。比較のために,上述した銅合金製の継手本体を有
する管継手を用いて実験したところ,水蒸気を120時間
にわたって通流させた後には,10kg/cm2の水圧で漏水が
生じ,水蒸気を480時間にわたって通流させた後には5kg
/cm2の水圧で漏水が生じた。その結果を表2に併記す
る。
(発明の効果) 本発明の管継手は,このように,継手本体における案内
部が金属層と断熱層が積層された円筒状をしているた
め,該案内部にかかる荷重は金属層により支持される。
その結果,接続管を抜け止めするべく該案内部に荷重が
かかっても,該案内部は破損するおそれがない。また,
該案内部は断熱層を有しているため,内部を高温水が通
流しても該案内部に外嵌されるシール部材が熱により劣
化されるおそれがなく,長期にわたって液密状態が保持
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の管継手の一例を示す一部破断側面図,
第2図はその管継手に接続管を接続した状態の一部破断
側面図,第3図は本発明の他の実施例の管継手の一部破
断側面図である。 10…継手本体,11…ナット部,12…案内部,12a…金属層,1
2b…断熱層,13…接続部,20…締付けリング,22…縮径部,
22a…切欠き部,30…袋ナット,32…テーパ面,40…シール
部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属層および断熱層が積層された円筒状の
    案内部を有し,該案内部の外周部にシール部材が配設さ
    れた環状の凹溝が設けられた継手本体と, 該継手本体の案内部に接続管が挿入される間隔を有して
    同心状に外嵌されており,該案内部の凹溝に対向して端
    部が位置しかつ該端部が縮径可能である締付けリング
    と, 該締付けリングに外嵌され,該締付けリングの縮径可能
    な端部を,該締付けリングに内嵌された接続管が変形し
    て前記案内部の凹溝内に嵌合するように縮径させる圧縮
    部材と, を具備する管継手。
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