JPH06340724A - カルボキシル基を含む共重合体、その製造方法およびそれを含む水性系 - Google Patents

カルボキシル基を含む共重合体、その製造方法およびそれを含む水性系

Info

Publication number
JPH06340724A
JPH06340724A JP3205933A JP20593391A JPH06340724A JP H06340724 A JPH06340724 A JP H06340724A JP 3205933 A JP3205933 A JP 3205933A JP 20593391 A JP20593391 A JP 20593391A JP H06340724 A JPH06340724 A JP H06340724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
weight
copolymer
formula
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3205933A
Other languages
English (en)
Inventor
Markus A Schafheutle
マルクス・アレクザンデル・シヤフホイトレ
Paul G Becker
パウル・ゲルハルト・ベツケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPH06340724A publication Critical patent/JPH06340724A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/04Acids; Metal salts or ammonium salts thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 増粘すべきラテックスエマルションの粘度を
上昇させ同時に増粘したラテックスエマルション中のミ
クロゲルの非ニュートン特性を保持することができる共
重合体を提供する。 【構成】 モノエチレン性不飽和単量体(I)および/
または多不飽和単量体(II)および/またはウレタン
基を含む単量体(III)〔但し、式(I)中、2つの
基R1 およびR2 のうちの1つだけがエチレン性不飽和
であり、一方、式(II)中、両方の基R5 およびR6
がエチレン性不飽和である。〕から誘導される単位
(a)および/または(b)および/または(c)を特
に含む増粘剤作用を有するカルボキシル基を含む共重合
体。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】増粘剤として使用され得る多数の重合体は
すでに知られている。実質的に3つの群、すなわち変性
天然多糖類、例えばセルロース、ポリウレタンブロック
共重合体およびポリアクリラートの間で区別をつけるこ
とができる。
【0002】ポリウレタンブロック共重合体は加水分解
に対する高い耐性および水溶液中で大凡のニュートン粘
度を有する。しかしながら、該共重合体は、非常に低い
剪断勾配で過度に低い粘度であるという欠点を有し、こ
れは、水で稀釈できるエマルションペイントが容易に分
離することを意味する。さらに、未乾燥塗膜は高い表面
の品質を有せず、そして厚い塗膜が流れる傾向がある。
【0003】ポリアクリラート増粘剤は、同時にミクロ
ゲルである高分子電解質である。水溶液の中で、該増粘
剤は非ニュートン挙動を示し、これは、その溶液が低い
剪断勾配で高い粘度をそして高い剪断勾配で低い粘度を
有することを意味する。しかしながら、該増粘剤の欠点
は多数のカルボキシル基である。カルボキシル基は完成
した塗膜の耐水性に悪影響を及ぼす。
【0004】ヨーロッパ特許出願公開第121230号
に記載されているような、親水性および同時に両親媒性
の側鎖の導入は、カルボキシル基の数を減少し従って耐
水性を上昇させる。両親媒性側鎖は、重合性化合物およ
び非イオン性界面活性剤のエステルからなる。当該側鎖
は、0〜30重量%の量でポリアクリレートに共重合さ
れる。
【0005】ヨーロッパ特許出願公開第173109号
は、OHを末端基とする界面活性剤を、エステルの形で
ではなく、その代わりとしてウレタン結合を介して、重
合体主鎖に結合することによって、加水分解に対するポ
リアクリラートの耐性を改善する方法を開示している。
【0006】本発明者は今や両親媒性を有しそしてウレ
タン基を含む付加的な短い側鎖を場合により含むブロッ
クコポリウレタン側鎖を増粘剤ポリアクリラートに導入
することが、増粘すべきラテックスエマルションの粘度
を上昇させてそして同時に増粘したラテックスエマルシ
ョン中のミクロゲルの非ニュートン特性を保持すること
を見出した。
【0007】それ故、本発明は水性系で増粘剤作用を有
する、カルボキシル基を含む共重合体であって、少なく
とも43mgKOH/gの酸価を有し、そして、カルボ
キシル基を含む単量体から誘導される単位に加えて、場
合により両親媒性基を含む非イオン性単量体から、そし
て場合により架橋用単量体から誘導される単位をも含む
共重合体において、当該共重合体がさらに (a)式(I)
【0008】
【化8】 〔式中、R1 およびR2 は、互いに無関係に、場合によ
りヘテロ原子もしくはヘテロ原子を含む基をも含む3〜
25個の炭素原子を有する飽和炭化水素基、または場合
によりヘテロ原子もしくはヘテロ原子を含む基を含む1
5個までの炭素原子を有するモノエチレン性不飽和炭化
水素基であり、但し、2つの基R1 およびR2 の1つは
モノエチレン性不飽和であり、R3 は場合によりヘテロ
原子もしくはヘテロ原子を含む基を含む2〜30個の炭
素原子を含む二価の飽和炭化水素基、好ましくは2〜2
5個の炭素原子を有するアルキレン基、6〜12個の炭
素原子を有するアリーレン基または6〜30個の炭素原
子を有するアリールアルキリデン基であり、Aは
【0009】
【化9】 で表される基(但し、R4 は(C1 〜C6 )−アルキル
基、好ましくはメチル基であり、そしてpは2〜30
0、好ましくは10〜100の数であり、そしてqは0
〜300、好ましくは0〜10の数である。)であり、
そしてrは0〜10の数、好ましくは0または1であ
る。〕で表される、ウレタン基を含むモノエチレン性不
飽和(マクロ)単量体、および/または (b)式(II)
【0010】
【化10】 〔式中、R3 、Aおよびrは式(I)で定義した通りで
あり、そしてR5 およびR6 は、互いに無関係に、それ
ぞれ、場合によりヘテロ原子もしくはヘテロ原子を含む
基を含む3〜15個の炭素原子を有するモノエチレン性
不飽和炭化水素基である。〕で表される、ウレタン基を
含む多不飽和(マクロ)単量体、および/または (c)式(III)
【0011】
【化11】 〔式中、R3 は式(I)で定義した通りであり、R7
8 およびR9 は、互いに無関係に、水素原子または
(C1 〜C6 )−アルキル基、好ましくはメチル基であ
り、そしてR10は3〜25個、好ましくは6〜18個の
炭素原子を有する脂肪族もしくは脂環式の基、6〜12
個、好ましくは6個の炭素原子を有するアリール基、ま
たは7〜20個、好ましくは7〜15個の炭素原子を有
するアリールアルキル基である。〕で表される、ウレタ
ン基を含む単量体から誘導される単位を含むことを特徴
とする、前記共重合体に関する。
【0012】さらに、本発明は当該共重合体の製造方法
にそして当該共重合体を含む水性系、特にペイント塗料
に関する。
【0013】本発明による共重合体は好ましくは43〜
180mgKOH/gの酸価を有し、そして、20℃か
つpH2で1.5〜100mPas、好ましくは1.5
〜20mPasの粘度を有する水性分散体(30%)を
提供する。
【0014】上記式(I)において、2つの基R1 およ
びR2 の1つは好ましくは3〜25個の炭素原子を有す
るアルキル基であり、同時に、もう一方の基は式(I
V)または(V)
【0015】
【化12】
【0016】
【化13】 〔但し、式(IV)中、R11は水素原子または(C1
6 )−アルキル基、好ましくはメチル基である。〕で
表される。
【0017】単位(a)および(b)になる上記式
(I)および(II)の(マクロ)単量体は、例えば、
式 OCN−R3 −NCO 〔式中R3 は上で定義した通りである。〕で表されるジ
イソシアナートを、式 HO−A−H 〔式中Aは上で定義した通りである。〕で表されるポリ
(アルキレン)グリコールと、そして式
【0018】
【化14】
【0019】
【外1】 =R1 、R2 、R5 および/またはR6 ;上記参照のこ
と)で表されるモノイソシアナートと、適当な混合比で
反応させることにより製造され得る。このモノイソシア
ナートの種類に応じて、モノエチレン性不飽和化合物
(I)またはジエチレン性不飽和化合物(II)または
対応する混合物が得られる。
【0020】ウレタン基を含む式(III)で表される
単量体は、例えば、式R10NCOで表されるモノイソシ
アナートと式
【0021】
【化15】 で表されるモノエチレン性不飽和のOHを末端基とする
化合物とを反応させることにより得られ得る。
【0022】本発明の好適な実施態様において、当該共
重合体はさらに、単位(a)、(b)および/または
(c)に加えて、 (d)少なくとも1つのカルボキシル基を含みかつ3〜
14個の炭素原子を有するモノエチレン性不飽和単量体
から誘導される単位 (e)モノエチレン性不飽和カルボン酸、好ましくはモ
ノカルボン酸と、(C1〜C25)−アルコール、好まし
くは(C1 〜C8 )−アルコールとのエステルから誘導
される単位、 (f)一般式(VI)
【0023】
【化16】 〔式中、A、R7 、R8 およびR9 は式(I)で定義し
た通りであり、そしてR12は水素原子または場合により
ヘテロ原子もしくはヘテロ原子を含む基をも含む1〜3
0個の炭素原子を有する炭化水素基、好ましくは場合に
より部分的にもしくは完全にフッ素化されることができ
る(C2 〜C20)−アルキル基、フェニル基または(C
7 〜C42)−アルキルフェニル基である。〕で表される
両親媒性の、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸エス
テル (g)場合により、(a)および(c)と異なる、ウレ
タン基を含むモノエチレン性不飽和単量体から誘導され
る単位、 (h)場合により、(a)および(c)〜(g)と異な
る別のモノエチレン性不飽和単量体、好ましくはビニル
エステル、ビニル芳香族化合物、不飽和ニトリル、不飽
和スルホン酸またはそれらの誘導体から誘導される単
位、 (i)場合により、(b)と異なるポリエチレン性不飽
和化合物から誘導される単位、そして (j)場合により、分子量調節剤から誘導される単位を
含む。
【0024】単位(d)は好ましくはモノエチレン性不
飽和(C3 〜C5 )−モノカルボン酸、モノエチレン性
不飽和(C4 〜C6 )−ジカルボン酸またはそれらと脂
肪族(C1 〜C8 )−アルコールとのモノエステル、あ
るいはこれらの単量体の混合物、特にメタクリル酸、ア
クリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、モノア
ルキルマレアート、モノアルキルフマラート、イタコン
酸またはそれらの混合物である。特に好ましいのは、ア
クリル酸および/またはメタクリル酸(=(メタ)アク
リル酸)およびクロトン酸である。
【0025】単位(e)になる化合物の例としては、不
飽和モノ−およびジカルボン酸とアルコールとのエステ
ル、例えばアクリル酸およびメタクリル酸エステル、例
えばエチルアクリラート、ドデシル(メタ)アクリラー
トおよびラウリル(メタ)アクリラート、(C1
8 )−アルコールとのクロン酸エステル、例えばメチ
ルクロトナートおよび2−エチルヘキシルクロトナー
ト、または(C1 〜C8 )−アルコールとのマレイン酸
またはイタコン酸エステル、例えばジメチルマレアー
ト、ジブチルマレアート、ジ−2−エチルヘキシルマレ
アートおよびジメチルイタコナート、またはジオールま
たはトリオール、例えばエチレングリコール、1,4−
ブテンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセロ
ールおよびトリメチロールプロパンとの(メタ)アクリ
ル酸モノエステル、または末端エポキシドとのエステル
が挙げられる。好ましくは、低級(メタ)アクリル酸エ
ステル、例えば、メチル、エチル、イソプロピル、イソ
ブチル、t−ブチルおよびn−ブチルエステルが挙げら
れる。特に好ましいのは、メチルおよびエチルエステル
である。
【0026】単位(f)になる上記式(VI)の化合物
は、ヨーロッパ特許出願公開第121230号(これに
ついては言及されている)に開示されている。好ましい
代表例は、この式(VI)〔式中R7 、R8 およびR9
は、互いに無関係に、水素原子またはメチル基であり、
A中のqは0であり、A中のpは2〜50であり、そし
てR11は次のように定義される:n−またはイソ(C2
〜C30)−アルキル基、好ましくは(C12〜C20)−ア
ルキル基、特に(C16〜C18)−アルキル基、例えば、
n−またはイソオクチル基、n−またはイソデシル基、
n−またはイソドデシル基、n−またはイソヘキサデシ
ル基、n−またはイソオクタデシル基、またはこれらの
基の混合物、従って、例えば10個のエチレンオキシド
単位および1つのC12−アルキル基を含むまたは20個
のエチレンオキシド単位および1つのイソオクチル基を
含むまたは50個のエチレンオキシド単位および1つの
18−アルキル基含むクロトン酸エステルが形成され
得、あるいはn−またはイソ−(C4 〜C12)−アルキ
ル基、好ましくはn−またはイソ−(C8 −または
9 )−アルキル基を含むモノアルキルフェニル基、例
えば、イソオクチルフェニル基またはイソノニルフェニ
ル基、この場合、例えば、5個のエチレンオキシド単位
および1つのイソオクチルフェニル基を含むまたは11
個のエチレンオキシド単位および1つのイソノニルフェ
ニル基を含むクロトン酸エステルが形成され得、あるい
はn−またはイソ(C4 〜C12)−アルキル基を含むジ
アルキルフェニル基、例えば、ジイソブチルフェニル
基、ジイソオクチルフェニル基またはジイソノニルフェ
ニル基、この場合、例えば、20個のエチレンオキシド
単位および1つのジイソブチルフェニル基を含むまたは
50個のエチレンオキシド単位および1つのジイソオク
チルフェニル基を含むまたは80個のエチレンオキシド
単位および1つのジイソノニルフェニル基を含むクロト
ン酸エステルが形成され得、あるいはn−またはイソ−
(C4 〜C12)−アルキル基を含むトリアルキルフェニ
ル基、例えば、トリイソブチルフェニル基、トリイソオ
クチルフェニル基またはトリイソノニルフェニル基、こ
の場合、例えば、11個のエチレンオキシド単位および
1つのトリイソブチルフェニル基を含むまたは23個の
エチレンオキシド単位および1つのトリイソノニルフェ
ニル基または50個のエチレンオキシド単位および1つ
のトリイソオクチルフェニル基を含むクロトン酸エステ
ルが形成され得る。〕によって表される。
【0027】もちろん、別の単量体の場合と同じよう
に、再び当該単量体の混合物を使用することがここでも
可能であるが、使用され得る化合物が一般に例えばオキ
シエチル化の程度またはその分子量分布に関してある分
布幅を有し得る工業銘柄の先駆物質から製造されること
を考慮にいれなければならない。
【0028】 単位(g)になる好適な代表例は、次の反応生成物 α)両親媒性または非両親媒性のいずれかを有する一価
アルコールを有する、モノエチレン性不飽和モノイソシ
アナート、例えばイソシアナトエチル(メタ)アクリラ
ートまたはm−イソシアナトイソプロピル−α−メチル
スチレン、 β)ジイソシアナート基を含むOH官能性モノエチレン
性不飽和アルキルエステルと両親媒性または非両親媒性
を有する一価アルコールとの反応生成物、または γ)これらの反応生成物の混合物である。
【0029】α)の化合物は、例えば、ヨーロッパ特許
出願公開第173109号(これについては言及されて
いる)に開示されている。挙げられている両親媒性アル
コールは、特に、エチレンオキシド−プロピレンオキシ
ドブロック共重合体(ポリエチレンプロピレングリコー
ル)またはオキシエチル化アルコールまたはフェノール
であり、その際両親媒性アルコールは好ましくは式(V
II)
【0030】
【化17】 〔式中R12およびAは式(VI)で定義した通りであ
る。〕で表される。
【0031】非両親媒性アルコールは、例えば、エチレ
ンオキシドポリマー(ポリエチレングリコール)または
2 〜C20−アルコールである。
【0032】β)のOH官能性モノエチレン性不飽和ア
ルキルエステルは好ましくは式(VIII)
【0033】
【化18】 〔式中R7 、R8 およびR9 は式(VI)で定義した通
りであり、そしてR13は2〜10個の炭素原子、好まし
くは2〜6個の炭素原子を有する二価の炭化水素基、好
ましくは脂肪族の性質を有するものである。〕で表され
る。
【0034】β)に挙げたジイソシアナートは、ポリウ
レタンまたはペイント部門からの既知の化合物、例えば
脂肪族、脂環式または芳香族ジイソシアナートである。
ジイソシアナートは好ましくは式 R3 (NCO)2 〔式中R3 は式(I)で定義した通りである。〕で表さ
れる。好ましく使用されるこのようなジイソシアナート
の例は、テトラメチレンジイソシアナート、ヘキサメチ
レンジイソシアナート、ドデカメチレンジイソシアナー
ト、1,4−ジイソシアナトシクロヘキサン、3−イソ
シアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシ
ルイソシアナート(イソホロンジイソシアナート)、
4,4’−ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン、
4,4’−ジイソシアナト−2,2−ジシクロヘキシル
プロパン、1,4−ジイソシアナトベンゼン、2,4−
および2,6−ジイソシアナトトルエンまたはこれらの
異性体の混合物、4’−および2,4’−ジイソシアナ
トジフェニルメタン、4,4’−ジイソシアナト−2,
2−ジフェニルプロパン、m−およびp−キシリレンジ
イソシアナート、およびこれらの化合物からなる混合物
である。
【0035】単位(h)になる化合物のうち、次のもの
が好ましくは適している:(C1 〜C12)−カルボン
酸、例えば酢酸、プロピオン酸、2−エチルヘキサン
酸、Versatic酸9、Versatic酸10およびラウリル酸の
ビニルエステル、さらにビニルエーテル、不飽和芳香族
化合物、例えばスチレンまたはビニルトルエン、不飽和
ニトリル、例えば(メタ)アクリロニトリル、または不
飽和アミド、例えば(メタ)アクリルアミドおよびN−
メチロール(メタ)アクリルアミド、および対応するエ
ーテル、例えばN−メチロール(メタ)アクリルアミド
メチルまたはブチルエーテル、ヒドロキシエチルまたは
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、2−t−
ブチルアミノエチルメタクリルアミド、N,N−ジメチ
ルアミノエチルメタクリルアミド、または不飽和スルホ
ン酸、好ましくはエチレンスルホン酸またはアクリルア
ミドプロパンスルホン酸、または好ましくはそれらの
塩、特にアルカリ金属またはアンモニウム塩。
【0036】単位(i)になるポリエチレン性不飽和化
合物は一般に2つまたは3つの二重結合を有する。ここ
に挙げ得る例は、ジアリルフタラート、ジアリルマレア
ート、ジビニルベンゼン、エタンジオールジ(メタ)ア
クリラート、ブタンジオールジ(メタ)アクリラート、
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリラート、ペンタエチ
トリトールトリアクリラート、トリメチロールプロパン
トリアクリラート、テトラエチレングリコールジアクリ
ラート、トリプロピレングリコールジアクリラート、ト
リメチロールプロパントリメタクリラート、テトラアリ
ルオキシエタンおよびN,N’−メチレンビス(メタ)
アクリルアミドである。
【0037】単位(j)になる、共重合体の鎖末端での
調節剤は、遊離基移動特性を有するいかなる化合物でも
よい。これらの例は、好ましくはメルカプタン(一官能
性および多官能性)、例えば、n−およびt−ドデシル
メルカプタン、テトラキスメルカプトアセチルペンタエ
リトリトール、チオグリコール酸などである。しかしな
がら、調節剤として別の化合物、例えばトルエン、トリ
クロロブロモメタンおよびテトラクロロメタンを使用す
ることもできる。
【0038】本発明による共重合体中のこれらの単位
(a)〜(j)の量は比較的広範囲の中で変えられ得
る。一般に、この量は(a)0〜30重量%、好ましく
は0〜10重量%、(b)0〜20重量%、好ましくは
0〜8重量%、(c)0〜30重量%、好ましくは0〜
10重量%であり、その際、これらの3つの単位の中の
1つの量は0であってはならず、(d)1〜55重量
%、好ましくは3〜30重量%、(e)30〜85重量
%、好ましくは30〜60重量%、(f)0〜30重量
%、好ましくは0〜10重量%、(g)0〜60重量
%、好ましくは0〜20重量%、(h)0〜40重量
%、好ましくは0〜35重量%、(i)0〜20重量
%、好ましくは0〜10重量%であり、その際、(b)
および(i)の全量は20重量%、好ましくは10重量
%を越えてはならず、そして(j)0〜5重量%、好ま
しくは0〜2重量%である。これらの百分率の各々は共
重合体に基づく。
【0039】本発明による共重合体は、例えば、慣用の
ラジカル開始溶液共重合により慣用の溶剤中でまたは慣
用の乳化共重合により水性媒体中で製造され得る。乳化
共重合により製造する場合、結果として生じる分散体の
固形分は好ましくは10〜55重量%である。好ましい
製造方法は乳化共重合である。
【0040】好ましい乳化共重合の場合、(a)、
(b)および/または(c)、(d)および(e)およ
び、所望により、(f)〜(j)に対応する化合物がそ
れぞれの量で水性相中で、通常50〜100℃、好まし
くは75〜100℃の温度で、慣用の開始剤の存在下に
そして好ましくは適当な乳化剤の存在下に共重合され
る。単量体の全量に対して通常0.01〜2重量%の量
で使用される適当な開始剤の例は、過硫酸アルカリ金属
またはアンモニウムである。
【0041】単量体を乳化するためにそしてエマルショ
ンを安定化するために使用され得る乳化剤は、慣用のイ
オノゲンおよび非イオノゲン乳化剤である。適当なアニ
オン乳化剤の例は、アルキル硫酸塩(alkyl sulfates)、
アルキルアリール硫酸塩(alkylaryl sulfates)、アルキ
ルアリールスルホン酸塩、アルキル−またはアルキルア
リールポリグリコールエーテル硫酸(ether sulfates)の
アルカリ金属および/またはアンモニウム塩である。こ
こで挙げ得る非イオノゲン乳化剤の例は、エチル化脂肪
アルコールまたはオキシエチル化アルキルフェノールで
ある。乳化剤の量は一般に単量体の全量に対して0.3
〜5重量%である。
【0042】必要であれば、本発明による増粘剤は、結
果として生じる水性エマルションまたは溶液から慣用の
方法により、例えば噴霧乾燥により単離され得る。
【0043】個々の単量体の種類と量を選択する場合、
特に次のことに注意すべきである:(b)および/また
は(i)に対応する架橋剤はしばしば増粘剤の容量(cap
acity)を上げまたは水性系において本発明による共重合
体の流動学的性質に正の効果を与えそしてそれ故本発明
において好ましく使用される。
【0044】共重合の間に(j)に対応する分子量調節
剤を使用すると、より低い分子量の共重合体になる。こ
のような共重合体の水溶液の粘度は従って未調節の生成
物と比べて下がる。このようにして、高い低剪断粘度と
低い高剪断粘度との間の必要な平衡を、特定の適用系の
ために、適切に調節する可能性が改善され得る。
【0045】本発明による共重合体の増粘剤の容量は、
(さらに)イオン性または非イオン性乳化剤を水性系
に、特に共重合体の遊離酸の中和が完了する完了する前
に、しかしこれが完了した後でも、添加することにより
さらに変更され得る。分散固体を含む水性系を増粘する
ために、例えば0.01〜5重量%(固体に基づいて)
の本発明による共重合体が増粘剤として使用される場
合、なお添加できる乳化剤量の有利な範囲は0.01〜
10重量%(固体に基づいて)にある。
【0046】本発明による共重合体は好ましくは増粘剤
として、部分的にまたは完全に塩基で中和されており、
そして水溶性または水中コロイド分散性の形で、水性系
を増粘しそしてそれに特定の流動学的性質を与えるため
に使用される。本発明による共重合体は好ましくはその
遊離酸の形で水不溶性生成物であるが、塩基との塩、特
にアルカリ金属、アンモニウムまたはアミン塩は水に可
溶性であって透明な溶液を与えまたはコロイド形で水に
分散性である。共重合体を増粘剤として使用する場合、
共重合体を、例えば、増粘すべき水性系と、適当な溶剤
の低粘度溶液としてまたは低粘度水性共重合体分散体と
してまず混合し、そして、結果として生じる混合物を、
例えば、その中に存在する全ての顔料およびペイント成
分を含めて、塩基の添加によって部分的または完全に中
和しまたは弱アルカリ性に調整し、例えば、pH5〜1
0.5、特に7〜9.5にする。しかしながら、本共重
合体は好ましくは水性ペーストとして増粘すべき水性系
と混合される。
【0047】本発明による共重合体に好適な適用領域
は、分散水性系、例えば、好ましくは、水性の金属粉下
引塗料(metallic base coats) 、エマルションペイン
ト、光沢エマルションペイント、織物捺染ペーストおよ
び紙印刷ペースト、さらに作物保護および有害生物制御
のための殺生活性成分分散体、液体肥料、エマルション
クリーナー、剥離用ペースト、氷結防止剤または化粧品
の増粘および粘度調整である。本発明による共重合体の
さらに興味深い用途は、繊維工業においてアルカリ性溶
液(liquor)によって容易に洗い落とすことができるサイ
ズ剤またはサイズ剤成分としてである。
【0048】本発明による共重合体の使用量は臨界的で
ない。しかしながら、増粘剤として使用する場合、使用
量は好ましくは増粘すべき水性系に対して0.01〜5
重量%の共重合体の範囲にある。
【0049】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いてさらに詳細に
説明する。
【0050】実施例1 1.1 ウレタン基を含む界面活性の単量体(a)およ
びウレタン基を含む二官能性架橋剤(b)(−>式
(I)/(II)中のr=0)の混合物としての合成 ポリエチレングリコール200(分子量200)28
5.1gを100〜110℃で窒素流中で乾燥しそし
て、2時間後、60℃に冷却した。ステアリルイソシア
ナート425.3gとm−イソシアナトイソプロピル−
α−メチルスチレン289.6gとの混合物を30分間
にわたって配量した。温度を再び100℃に上げそして
この混合物をこの温度でイソシアナートをもはや滴定し
得なくなるまで攪拌した。より高い分子量(200〜1
000)のポリエチレングリコールをこの手順に類似し
て反応した。
【0051】1.2 ウレタン基を含みかつ1つより多
い疎水基を含む界面活性の単量体(a)およびウレタン
基を含む二官能性架橋剤(b)(式(I)/(II)中
のr≠0)の合成 741.3gのポリエチレングリコール1000を10
0〜110℃で窒素流中で乾燥しそして2時間後60℃
に冷却した。ヘキサメチレンジイソシアナート65.4
gを5分間にわたって添加した。温度を100℃に上げ
そしてイソシアナートをもはや滴定し得なくなるまでそ
こで保った。この混合物を再度60℃に冷却しそしてス
テアリルイソシアナート115gとm−イソシアナトイ
ソプロピル−α−メチルスチレン78.3gとの混合物
を30分間にわたって配量した。この反応混合物を、イ
ソシアナートをもはや滴定し得なくなるまで100℃で
攪拌した。
【0052】1.3 ウレタン基を含む非両親媒性単量
体(c)の合成 2−ヒドロキシエチルメタクリラート1000gを60
℃に加温し、そしてフェニルイソシアナート915.3
gを配量した。この混合物を、イソシアナートをもはや
滴定し得なくなるまで60℃で攪拌した。
【0053】1.4 本発明による共重合体の調製 試料1 実施例1.1による単量体44.5gを、分子量100
0のポリエチレングリコール(−>(a)+(b))、
メタクリル酸(−>(d))132.7gおよびエチル
アクリラート(−>(e))152.5gを用いて、H
ostapal(登録商標)BV(アルキルアリールポ
リグリコールエーテル硫酸塩、ナトリウム塩)2.5g
および水186gの溶液中で乳化した。このエマルショ
ンの10%を、水50ml中ペルオクソ二硫酸アンモニ
ウム0.8gからなる溶液の16mlとともに、水52
2g中HostapalBV2.5gからなる溶液に8
0℃で添加した。添加20分後、残りの単量体エマルシ
ョンおよび残りの開始剤溶液を、2時間にわたって並行
して配量した。2.5時間の後反応の後、この分散体を
KG0/400フィルタープレートを通して濾過した。
続いて塩基を用いて部分的にまたは完全に中和すること
により増粘剤溶液が得られた。
【0054】試料2〜9 試料1の場合と同じ方法で、類似の乳化重合によって、
表1にそれぞれ載せた単量体成分と量から試料2〜9を
同様にエマルション形に調製した。その際、場合により
使用された架橋剤(−>(i))は、単量体の全モル量
に対して示された量で、それぞれ単量体混合物と混合さ
れた。試料9は比較のために用いた。
【0055】表1は、それぞれの共重合体溶液(1%固
体;アンモニアで中和)の低いおよび高い剪断勾配での
粘度をも示す。試料9との比較は、本発明による共重合
体の場合における驚くべき改善を示す。
【0056】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/00 103 G

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性系において増粘剤作用を有する、カ
    ルボキシル基を含む共重合体であって、少なくとも43
    mgKOH/gの酸価を有し、そして、カルボキシル基
    を含む単量体から誘導される単位に加えて、場合により
    界面活性基を含む非イオン性単量体から、そして場合に
    より架橋用単量体から誘導される単位をも含む共重合体
    において、当該共重合体がさらに (a)式(I) 【化1】 〔式中、R1 およびR2 は、互いに無関係に、場合によ
    りヘテロ原子もしくはヘテロ原子を含む基をも含む3〜
    25個の炭素原子を有する飽和炭化水素基、または場合
    によりヘテロ原子もしくはヘテロ原子を含む基を含む1
    5個までの炭素原子を有するモノエチレン性不飽和炭化
    水素基であり、但し、2つの基R1 およびR2 の1つは
    モノエチレン性不飽和であり、R3 は場合によりヘテロ
    原子もしくはヘテロ原子を含む基を含む1〜30個の炭
    素原子を含む二価の飽和炭化水素基であり、Aは 【化2】 で表される基(但し、R4 は(C1 〜C6 )−アルキル
    基であり、そしてpは2〜300の数であり、そしてq
    は0〜300の数である。)であり、そしてrは0〜1
    0の数である。〕で表される、ウレタン基を含むモノエ
    チレン性不飽和(マクロ)単量体、および/または (b)式(II) 【化3】 〔式中、R3 、Aおよびrは式(I)で定義した通りで
    あり、そしてR5 およびR6 は、互いに無関係に、それ
    ぞれ、場合によりヘテロ原子もしくはヘテロ原子を含む
    基を含む3〜15個の炭素原子を有するモノエチレン性
    不飽和炭化水素基である。〕で表される、ウレタン基を
    含む多不飽和(マクロ)単量体、および/または (c)式(III) 【化4】 〔式中、R3 は式(I)で定義した通りであり、R7
    8 およびR9 は、互いに無関係に、水素原子または
    (C1 〜C6 )−アルキル基であり、そしてR10は3〜
    25個の炭素原子を有する脂肪族もしくは脂環式の基、
    6〜12個の炭素原子を有するアリール基、または7〜
    20個の炭素原子を有するアリールアルキル基であ
    る。〕で表される、ウレタン基を含む単量体から誘導さ
    れる単位を含むことを特徴とする、前記共重合体。
  2. 【請求項2】 酸価が43〜180mgKOH/gであ
    りそして粘度(30%濃度の水性分散体:20℃、pH
    2)が1.5〜100mPasである、請求項1記載の
    共重合体。
  3. 【請求項3】 式(I)および/または(II)中、R
    3 が1〜25個の炭素原子を有するアルキレン基、6〜
    12個の炭素原子を有するアリーレン基または6〜30
    個の炭素原子を有するアリールアルキリデン基であり、
    基A中のR4がメチル基であり、pが2〜100の数で
    ありそしてqが0〜10の数である、請求項1または2
    記載の共重合体。
  4. 【請求項4】 式(I)中、2つの基、R1 およびR2
    の1つが3〜25個の炭素原子を有するアルキル基であ
    りそしてもう一方の基が式(IV)または(V) 【化5】 【化6】 〔但し、式(IV)中、R11は水素原子または(C1
    6 )−アルキル基、好ましくはメチル基である。〕で
    表される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の共重合
    体。
  5. 【請求項5】 単位(a)、(b)および/または
    (c)に加えて、 (d)少なくとも1つのカルボキシル基を含みかつ3〜
    14個の炭素原子を有するモノエチレン性不飽和単量体
    から誘導される単位 (e)モノエチレン性不飽和カルボン酸、好ましくはモ
    ノカルボン酸と、(C1〜C18)−アルコール、好まし
    くは(C1 〜C8 )−アルコールとのエステルから誘導
    される単位、 (f)一般式(VI) 【化7】 〔式中、A、R7 、R8 およびR9 は式(I)で定義し
    た通りであり、そしてR12は水素原子または場合により
    ヘテロ原子もしくはヘテロ原子を含む基をも含む1〜3
    0個の炭素原子を有する炭化水素基、好ましくは場合に
    より部分的にもしくは完全にフッ素化されることができ
    る(C2 〜C20)−アルキル基、フェニル基または(C
    7 〜C42)−アルキルフェニル基である。〕で表される
    界面活性の、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸エス
    テル (g)場合により、(a)および(c)と異なる、ウレ
    タン基を含むモノエチレン性不飽和モノマーから誘導さ
    れる単位 (h)場合により、(a)および(c)〜(g)と異な
    る別のモノエチレン性不飽和単量体、好ましくはビニル
    エステル、ビニル芳香族化合物、不飽和ニトリル、不飽
    和スルホン酸またはそれらの誘導体から誘導される単
    位、 (i)場合により、(b)と異なるポリエチレン性不飽
    和化合物から誘導される単位、そして (j)場合により、分子量調節剤から誘導される単位を
    含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の共重合体。
  6. 【請求項6】 単位(d)が、モノエチレン性不飽和
    (C3 〜C5 )−モノカルボン酸、モノエチレン性不飽
    和(C4 〜C6 )−ジカルボン酸またはそれらと脂肪族
    (C1 〜C8 )−アルコールとのモノエステル、あるい
    はこれらの単量体の混合物、好ましくはメタクリル酸、
    アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、モノ
    アルキルマレアートまたはフマラート、イタコン酸ある
    いはこれらの混合物から誘導される、請求項5記載の共
    重合体。
  7. 【請求項7】 単位(g)が、イソシアナトエチル(メ
    タ)アクリラートまたはm−イソシアナトイソプロピル
    −α−メチルスチレンと一価アルコールとの反応生成物
    から誘導される、請求項5記載の共重合体。
  8. 【請求項8】 単位(i)が、ジアリルマレアート、ジ
    ビニルベンゼン、ジアリルフタラート、ブタンジオール
    ジ(メタ)アクリラートまたはテトラアリルオキシエタ
    ンから誘導される、請求項5記載の共重合体。
  9. 【請求項9】 (a)の量が0〜30重量%、好ましく
    は0〜10重量%であり、(b)の量が0〜20重量
    %、好ましくは0〜8重量%であり、(c)の量が0〜
    30重量%、好ましくは0〜10重量%であり、ただ
    し、これらの3つの単位の1つの量はゼロであってはな
    らず、(d)の量は1〜55重量%、好ましくは3〜3
    0重量%であり、(e)の量は30〜85重量%、好ま
    しくは30〜60重量%であり、(f)の量は0〜30
    重量%、好ましくは0〜10重量%であり、(g)の量
    は0〜60重量%、好ましくは0〜20重量%であり、
    (h)の量は0〜40重量%、好ましくは0〜35重量
    %であり、(i)の量は0〜20重量%、好ましくは0
    〜10重量%であり、但し(b)および(h)の全量は
    20重量%、好ましくは10重量%を越えてはならず、
    そして(j)の量は0〜5重量%、好ましくは0〜3重
    量%であり、その際これらの百分率はそれぞれ共重合体
    に基づいている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の
    共重合体。
  10. 【請求項10】 カルボキシル基を含む不飽和の共重合
    性単量体を、場合により分子量調節剤の存在下に、ラジ
    カル開始乳化または溶液共重合、好ましくは乳化共重合
    し、そして場合により続いて共重合体の遊離酸基を塩基
    を添加することにより部分的または完全に中和すること
    により請求項1〜9のいずれか1項に記載の共重合体を
    製造する方法において、使用される単量体が、(a)〜
    (c)そしてさらに、所望により(d)〜(i)からな
    る群からの少なくとも1つであることを特徴とする、前
    記方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    共重合体を含む水性系。
  12. 【請求項12】 共重合体の一部または全てのカルボキ
    シル基が中和されている、請求項11記載の水性系。
  13. 【請求項13】 ペイント塗料の形にある、請求項11
    または12記載の水性系。
JP3205933A 1990-08-18 1991-08-16 カルボキシル基を含む共重合体、その製造方法およびそれを含む水性系 Pending JPH06340724A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4026239A DE4026239A1 (de) 1990-08-18 1990-08-18 Carboxylgruppenhaltige copolymerisate, ihre herstellung und ihre verwendung als verdicker
DE40262391 1990-08-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06340724A true JPH06340724A (ja) 1994-12-13

Family

ID=6412524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3205933A Pending JPH06340724A (ja) 1990-08-18 1991-08-16 カルボキシル基を含む共重合体、その製造方法およびそれを含む水性系

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5109091A (ja)
EP (1) EP0472081B1 (ja)
JP (1) JPH06340724A (ja)
AT (1) ATE130013T1 (ja)
DE (2) DE4026239A1 (ja)
ES (1) ES2079006T3 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5218704A (en) * 1989-10-30 1993-06-08 Texas Instruments Real-time power conservation for portable computers
CA2136975A1 (en) * 1992-05-29 1993-12-09 Gregory D. Shay Aqueous latexes containing macromonomeres
US5294692A (en) * 1993-06-30 1994-03-15 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Associative monomers and polymers
US5639841A (en) * 1995-02-28 1997-06-17 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Polymers containing macromonomer mixtures
DE19948004B4 (de) * 1999-10-06 2006-05-11 Basf Coatings Ag Polyurethane und Pfropfmischpolymerisate auf Polyurethanbasis sowie ihre Verwendung zur Herstellung von Beschichtungsstoffen, Klebstoffen und Dichtungsmassen
DE19953446A1 (de) 1999-11-06 2001-05-17 Basf Coatings Ag Polyurethane und Pfropfmischpolymerisate auf Polyurethanbasis sowie ihre Verwendung zur Herstellung von Beschichtungsstoffen, Klebstoffen und Dichtungsmassen
DE19953445A1 (de) 1999-11-06 2001-05-17 Basf Coatings Ag Selbstvernetzende Polyurethane und Pfropfmischpolymerisate auf Polyurethanbasis sowie ihre Verwendung zur Herstellung von Beschichtungsstoffen, Klebstoffen und Dichtungsmassen

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE33156E (en) * 1984-08-23 1990-01-30 Desoto, Inc. Alkali soluble latex thickeners
US4514552A (en) * 1984-08-23 1985-04-30 Desoto, Inc. Alkali soluble latex thickeners
US4600761A (en) * 1985-04-04 1986-07-15 Alco Chemical Corporation Acrylic emulsion copolymers for thickening aqueous systems and copolymerizable surfactant monomers for use therein
CS263644B1 (en) * 1986-10-16 1989-04-14 Hudecek Slavko Copolymers of acrylic or methacrylic acid or alkalic metal salts thereof

Also Published As

Publication number Publication date
ATE130013T1 (de) 1995-11-15
EP0472081A1 (de) 1992-02-26
DE4026239A1 (de) 1992-02-20
US5109091A (en) 1992-04-28
ES2079006T3 (es) 1996-01-01
EP0472081B1 (de) 1995-11-08
DE59106849D1 (de) 1995-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0296436B1 (en) Production of alkali-soluble carboxyl-functional aqueous emulsion thickeners
EP0197635B1 (en) Acrylic emulsion copolymers for thickening aqueous systems and copolymerizable surfactant monomers for use therein
EP0348565B1 (en) Polymers comprising alkali-insoluble core/alkali-soluble shell and compositions thereof
JP3455225B2 (ja) 水性自己架橋共重合体分散物の2段階製造方法およびその塗料への使用
US6683129B1 (en) Salt sensitive aqueous emulsions
JPS59184214A (ja) クロトン酸エステル含有共重合体、その製造方法およびその用途
JPH03170517A (ja) エチレン性不飽和モノマーに基づき、かつウレタン基を含有するコポリマーおよびその製造方法並びにその使用方法
EP0363719B1 (de) Organische Dispersionspolymerisate auf der Basis von ethylenisch ungesättigten Monomeren, die wasserlösliche und Vinylalkoholeinheiten mit einer Polyurethanpfropfgrundlage enthaltende Pfropfpolymerisate enthalten, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
JPH06340724A (ja) カルボキシル基を含む共重合体、その製造方法およびそれを含む水性系
US20040059022A1 (en) Aqueous resin dispersion and method for producing the same technical field
CA1192328A (en) Thermosetting cationic acrylic latex compositions containing blocked isocyanates
JPS6383102A (ja) 樹脂強化乳化重合体の製造方法
JP2003511481A (ja) 改善耐薬品性を有する水系増粘剤および分散剤
JP2001240633A (ja) 新規な共重合体
JP2986909B2 (ja) 安定な乳化重合体及びその製法
JP2003002934A (ja) 水性樹脂分散体及びその製造方法並びに用途
JPH07166143A (ja) ブチルアクリレートと(メト)アクリル酸とから形成された共重合体を基礎とする感圧接着剤分散液の製造法
US20040068043A1 (en) Aqueous resin dispersion and method for producing the same
CN115894776B (zh) 一种高色牢度印花用水性丙烯酸酯乳液及其制备方法和应用
JP2722603B2 (ja) 塗料組成物
JPH10120709A (ja) エマルジョン粒子のカルボキシル基濃度の制御方法
JP4191302B2 (ja) アニオン性水分散性被覆組成物の製造方法及び該組成物を使用した塗料用トップコート
CN115490811A (zh) 一种低起泡高耐水草坪背胶用水性胶黏剂及其制备方法
AU767612B2 (en) Aqueous polymer dispersion
JPH0674310B2 (ja) 樹脂水性分散体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001219