JPH06340506A - 蔬菜の生長を刺激するための方法および組成物 - Google Patents

蔬菜の生長を刺激するための方法および組成物

Info

Publication number
JPH06340506A
JPH06340506A JP3157195A JP15719591A JPH06340506A JP H06340506 A JPH06340506 A JP H06340506A JP 3157195 A JP3157195 A JP 3157195A JP 15719591 A JP15719591 A JP 15719591A JP H06340506 A JPH06340506 A JP H06340506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
growth
menadione
stimulating
histidine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3157195A
Other languages
English (en)
Inventor
Enrico Bruschi
エンリコ・ブルシ
Stefano Bonati
ステファノ・ボナーティ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Luigi Stoppani SpA
Original Assignee
Luigi Stoppani SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Luigi Stoppani SpA filed Critical Luigi Stoppani SpA
Publication of JPH06340506A publication Critical patent/JPH06340506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N41/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a sulfur atom bound to a hetero atom
    • A01N41/02Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a sulfur atom bound to a hetero atom containing a sulfur-to-oxygen double bond
    • A01N41/04Sulfonic acids; Derivatives thereof

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 蔬菜農産物の生長を刺激しかつ調節するため
の方法および組成物、さらに特定的には特定のビタミン
化合物またはアミノ酸を伴う亜硫酸水素塩として、ビタ
ミンK3、またはメナジオンの付加物によって蔬菜の生
長を刺激するための方法および組成物を提供する。 【構成】 植物、園芸生産物および蔬菜の生長および成
熟を刺激するための方法であって、農業に許容可能な1
つまたはそれ以上の固形または液体の、有機的なまたは
非有機的な賦形剤の形で、メナジオン亜硫酸水素塩の少
なくとも1つの付加物およびニコチンアミド、ニコチン
酸、チアミン、p−アミノ安息香酸、トリプトファン、
ヒスチジン、アデニンから選択された化合物を含む組成
物で、前記野菜への全体的もしくは部分的なおよび/ま
たはそれらの栽培培地への処理を行う方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は一般に蔬菜農産物の生長を刺激
しかつ調節するための方法および組成物に関するもので
ある。さらに特定的には、発明は、特定のビタミン化合
物またはアミノ酸を伴う亜硫酸水素塩として、ビタミン
K3、またはメナジオンの付加物によって蔬菜の生長を
刺激するための方法および組成物に関するものである。
【0002】「生長」という語は、蔬菜の発芽および実
生長からそれらの成熟および根生長までの、蔬菜のどの
ようなタイプの発達をも説明することがここでは意図さ
れる。
【0003】植物生産を増加し、より早い収穫期間を実
現し、それらの成熟をスピードアップするが、しかしま
たそれらの品質を変えることなく維持するような、植物
の生長のスピードアップの可能性から派生する利点を見
ることは容易である。
【0004】この分野での技術者は、達成されるべき上
記の結果を許容する技術に大変関心を有しており、現在
異なった活性素の応用に関して、多くの研究および実験
が活発に行なわれている。
【0005】メナジオールを有する非有機酸の塩、メナ
ジオールおよび類似のものを有する非有機酸のエステル
のような、ビタミンK作用を有する、メナジオンナトリ
ウム亜硫酸水素塩およびその誘導体または、関連物質は
植物の生長を刺激することが可能な物質であることは周
知である。
【0006】このタイプの生成物は、周知でありかつ市
場において見出されることが可能であるが、しかし2つ
の主な欠陥を有する、一つはそれらが比較的分解しやす
いということであり、もう一つはそれらは通常合成物を
起源とし、かつそれらの部分の分解可能性において問題
を生じるかもしれないということである。それゆえ、こ
の発明のねらいは上記に記述した安定性および無害性の
問題を解決する、蔬菜の生長を刺激しかつ制御するため
の方法および組成物を実現することである。
【0007】驚いたことに、メナジオン亜硫酸水素塩、
なんらかのビタミンおよびアミノ酸のいくつかの付加物
では、蔬菜の生長および成熟に対する刺激特性はビタミ
ンKに基づく周知の類似生成物の特性よりもかなり高
く、さらにまたそれらが天然生成物で構成されるという
点で、安定性および無害性の所望の特性を有することが
気づかれてきた。
【0008】さらに特定的に、発明は、ニコチンアミ
ド、チアミン、p−アミノ安息香酸、トリプトファン、
ヒスチジン、アデニンおよびニコチン酸の範囲内から選
択される化合物を伴うメナジオン亜硫酸水素塩の少なく
とも1つの付加物を含む組成物を、蔬菜の少なくとも一
部分におよび/またはそれらの生長培地において与える
ことを特徴とする、蔬菜の生長を刺激しかつ制御するた
めの方法を提供する。
【0009】発明は、ニコチンアミド、チアミン、p−
アミノ安息香酸(P.A.B.A.)、トリプトファ
ン、ヒスチジン、アデニンおよびニコチン酸の範囲内か
ら選択される化合物を伴うメナジオン亜硫酸水素塩の少
なくとも1つの付加物を含むことを特徴とする、蔬菜の
生長を刺激しかつ制御するための組成物をまた提供す
る。
【0010】生長刺激の驚くべき効果はおそらく付加物
を形成しかつビタミンK3の活性を刺激することを増加
するビタミン化合物およびアミノ酸を伴う、メナジオン
亜硫酸水素塩の相乗作用によるものである。
【0011】発明に従う前述の組成物の刺激および抑制
の効果の総量は、付加物の低レベルの溶解度のために、
蔬菜によるそれらの吸収レベルが非常に低くなるだろう
という推測を考慮するとき、さらに驚くべきものであ
る。
【0012】発明に従う組成物の活性素を、単独でまた
は互いに混合して、作りあげられる付加物は、家畜飼料
に対して付加的なものとして当該技術において周知であ
り、かつ出願人の名前におけるイタリアの特許第109
7391号および対応のイギリスの特許第GB2025
976号の目的である。前記化合物の合成および評価に
関する情報に対して参照はこれらの特許により行なわ
れ、化合物の最も重要な特性は以下に簡潔に記載され
る。
【0013】メナジオンニコチン酸亜硫酸水素塩 ニコチンアミドを有するメナジオン亜硫酸水素塩の付加
物であり、Kビタミン活性およびPPビタミン活性化合
物を有する、明確に規定される化学化合物。
【0014】 基本組成 : C17166 2 S 分子量 : 376.39 メナジオン : 質量あたり 45.74% ニコチンアミド : 質量あたり 32.44% 溶解度 : 25℃で100mlにつき 1.5gメナジオンチアミン亜硫酸水素塩 チアミンを有するメナジオン亜硫酸水素塩の付加物であ
り、Kビタミン活性およびB1ビタミン活性を有する、
明確に規定される化学化合物。
【0015】 基本組成 : C23271 4 6 2 分子量 : 555.17 メナジオン : 質量あたり 44.57% チアミン : 質量あたり 43.66% 溶解度 : 25℃で100mlあたり 6.0g メナジオンp−アミノ安息香酸亜硫酸水素塩 基本組成 : C18177 NS 分子量 : 391.4 メナジオン : 質量あたり 43.99% P.A.B.A.: 質量あたり 35.03% 溶解度 : 25℃で100mlあたり 5.5g メナジオンヒスチジン亜硫酸水素塩 基本組成 : C17193 7 S 分子量 : 409.08 メナジオン : 質量あたり 42.09% ヒスチジン : 質量あたり 37.92% 溶解度 : 25℃で100mlあたり 1.5g メナジオンアデニン亜硫酸水素塩 基本組成 : C16155 5 S 分子量 : 389.06 メナジオン : 質量あたり 44.25% アデニン : 質量あたり 34.73% 溶解度 : 25℃で100mlあたり 0.7g メナジオンニコチン酸亜硫酸水素塩 基本組成 : C17157 NS 分子量 : 377.07 メナジオン : 質量あたり 45.66% ニコチン酸 : 質量あたり 32.64% 溶解度 : 25℃で100mlあたり 15g メナジオントリプトファン亜硫酸水素塩 基本組成 : C22222 7 S 分子量 : 458.51 メナジオン : 質量あたり 37.55% トリプトファン : 質量あたり 44.53% 溶解度 : 25℃で100mlあたり 1.7g これらの付加物のいくつかは飼料添加剤として商業的に
入手可能であり、たとえば、メナジオンニコチンアミド
亜硫酸水素塩はカービスト(Kavist)(登録商
標)の名前の下で販売されている。
【0016】前にも述べたように、前記付加物は単独で
または互いに混合して組成物で存在することが可能であ
り、組成物は微量栄養元素として作用する1つまたはそ
れ以上のキレート化した微量元素をまた好ましくは含
む。非限定的な例として前記キレートはMg、Co、N
i、およびFeを伴うEDTAの化合物である。発明に
従う組成物は、プロテイン、ポリおよびオリゴペプチド
ならびにアミノ酸を含むアミノ酸プールを好ましくはま
た含み、それは動物または蔬菜起源のライゼートから通
常得られかつ栄養素として作用するように使用される。
【0017】組成物は、たとえそれら(キレート、ライ
ゼート等)と結合される、付加物および化合物だけを含
むことも可能であるが、しかし好ましくは、たとえば、
クレー、ベントナイト、ジカレイト(Dicalit
e)、グランドピート、水等のような、農業において許
容可能でありかつ通常使用される1つまたはそれ以上の
固形のまたは液体の、有機的なまたは非有機的な付形剤
および担体をまた含む。
【0018】好ましくは、作用および適用に対して組成
物に協同する物質が、散布、懸濁、湿潤および浸透を促
進するためにまた含まれる。たとえば、これらの協同剤
は、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、アラ
ビアゴム、ゼラチンおよびカゼインのような界面活性
剤、親水性コロイドであってもよい。
【0019】発明に従う組成物は、排他的にではなく、
以下のような広範囲の蔬菜において効果的であることが
示されてきた。
【0020】穀類:イネ、コムギ、トウモロコシ、オー
トムギ、オオムギ豆類 :ソラマメ、エンドウおよびダイズ蔬菜類 :トマト、エッグプランツ(ナス)、アーティチ
ョーク、キャロット(ニンジン)、ズッキーキ(カボチ
ャ)、ペパー(トウガラシ)、ガーリック(ニンニ
ク)、ポテト(ジャガイモ)、オニオン(タマネギ)花卉類 :チューリップ、カーネーション、ローズ(バ
ラ)果樹および果実類 :アップル(リンゴ)、ペア(セイヨ
ウナシ)、シトラスフルーツ(柑橘類)、ピーチ(モ
モ)、グレープ(ブドウ)、キーウィ 組成物は、蔬菜のある部分にまたは蔬菜全体に、蔬菜の
生長のあらゆる段階において与えられることが可能であ
り、かつ粉末、顆粒、粒剤、分散剤、乳剤または溶液の
ような周知の形態をとる。
【0021】組成物は、種子の段階において付加物の溶
液内に種子を液浸する、またはたとえば種子ペレットに
使用されるのと類似の、組成物の適当な製剤で種子を覆
うのに適用されることもまた可能である。
【0022】さらに発明のねらいは、発明に従う組成物
で処理される、すなわち、前記組成物で少なくとも部分
的に覆われる、たとえば種子、若枝および同様のものの
ような、発芽および/または繁殖蔬菜物である。
【0023】組成物は、果実の開花または発達の間、既
に発達した植物体の葉部および果実の上に、もしくは発
達段階における植物苗条の上にさらに噴霧されてもよ
く、または植物体が栽培されている水耕栽培に、土壌自
体にもしくは他のどのような栽培培地にさらに与えられ
てもよい。
【0024】この発明の目的である組成物の投与は、周
知でありまたは熟練した技術者によって測定するのが容
易であるやり方で、処理される植物の種、処理される植
物の部分、生長段階、季節および環境条件によって決ま
る。
【0025】通常前記組成物は活性成分が25〜25,
000g/ヘクタールに及ぶ範囲内で与えられる。
【0026】溶液または乳剤で与えられるなら、活性成
分の濃度は、一般に溶液または乳剤の0.001g/リ
ットル〜10g/リットルに及ぶかなり広い範囲内で変
化し得る。
【0027】この発明において記述される組成物を用い
て処理された植物体の生長は処理されていない植物体に
比較して大幅にスピードアップされる。特に、牧草およ
び穀類においては、成熟における促進が得られ、さらに
単位(年)当りの産出量の10〜15%の増加が得られ
た。
【0028】例1 1.0部のメナジオンニコチンアミド亜硫酸水素塩、
0.5部の界面活性剤および98.5部のベントナイト
は粉末製剤を得るために混合される。
【0029】例2 2.0部のメナジオンニコチンアミド亜硫酸水素塩、
0.1部のCoキレート、0.2部のFeキレート、
0.1部のMnキレート、0.1部のNiキレート、
2.5部のアミノ酸プールは粉末製剤を得るために95
部のベントナイトと混合される。
【0030】例3 この発明において述べられる組成物および表1において
述べられる粉末希釈剤は、粉末製剤を得るために示され
た割合で混合される。
【0031】
【表1】
【0032】例4 1エーカーの1/400000に計量のノイバウア(N
eubauer)容器に、500gの土、3gの肥料
(N−P2 5 −K2 O(6:7:7))および例3の
表1Aと同様に用意され、予め確立された量の粉末製剤
を含む混合物が設置された。
【0033】容器の各々には、発芽促進タイプの、イネ
科植物種子20粒ずつを播種し、それらすべてを温室内
25℃において15日間設置した。
【0034】例3において粉末製剤で処理されなかった
サンプルと比較することにより生長における可能ないか
なる変化をも調査することにより試験が行なわれた。
【0035】調査は茎部および主根部で行ない、かつ平
均生長は無処理植物を基準にして求めた。
【0036】得られた結果は表2に示される。
【0037】
【表2】
【0038】表2からわかるように、この発明の粉末製
剤で処理された、苗条、根および植物体の生長は促進さ
れた。
【0039】例5 直径20mmの試験管を10ppm濃度の活性素を有す
るメナジオンチアミン亜硫酸水素塩の溶液で満たした。
主根を1mmまで切断した、第2の出葉段階における数
本のイネ科植物を、茎の周りを脱脂綿で固定し、かつ各
溶液の水面下1cmに種子が維持される方法で、試験管
内に浸漬させた。
【0040】3,300ルックスでの連続照射下、30
℃において6日間苗条を生長させた後、幼根の長さを測
定しかつその平均を無処理のものを基準として算出し
た。
【0041】結果は表3に示したとおりである。
【0042】
【表3】
【0043】表3からわかるように、メナジオンチアミ
ン亜硫酸水素塩の溶液を用いた処理は苗条の生長を促進
する。
【0044】例6 30x60x5cmの寸法の実生苗床は、例3の表1F
における粉末製剤をそれぞれ4gおよび8g添加した実
生苗床土で充填される。
【0045】実生苗床の各々に、アルボリオ(Arbo
rio)タイプの未製精のイネ科種子を210g播種
し、かつ種子を土で覆った。
【0046】32℃において2日間で苗条は表面から出
芽し、25℃においてさらに2日間で緑色化させ、かつ
さらに温室内でハードニングさせた。
【0047】21日後苗条の茎部を調査かつ関連のデー
タを表4に示した。同一日に、集団につき4本の苗条を
0.02m2 に相当する鉢内に移植させ、かつ移植後伸
長を増大させるため、25℃/17℃の日中/夜間の高
温度範囲および17℃/12℃の日中/夜間の低温度範
囲に維持されるバイオトロン内に配置させ、苗条は生長
の総量を検定するために調査した。
【0048】高温度領域におよび境界低温度領域におけ
る伸長テストにより得られたデータは次に示した表5お
よび6において要約される。
【0049】
【表4】
【0050】表4におけるデータに従って、粉末製剤で
処理した苗条は草丈は高くないが、しかし根数が増加し
かつ地上部の乾物重が増大する。
【0051】
【表5】
【0052】表5におけるデータから、未熟根の生長に
おける増加が認められかつそれらの最大長は無処理の根
と比較して増加が認められた。
【0053】
【表6】
【0054】表6におけるデータから、無処理の新芽か
ら発達した未熟根の数はちょうど4.4であり、一方処
理した新芽から発達した未熟根の数は7または9で、そ
れは高温度条件下において観測された数に近い。
【0055】これらのデータは、この発明の生長調節物
質による処理が低温度における根の発達および伸長を刺
激するのに効果的であることを示している。
【0056】例7 比較に基づいた圃場試験は、土地の隣接しない2つのプ
ロットの間で行なわれ、各々は1/1000ヘクタール
の表面面積を有する。
【0057】活性素500g/ヘクタールの適切な濃度
で、例3の表1Fと同様の、メナジオンニコチンアミド
亜硫酸水素塩の水懸濁液をメロン栽培において均一に分
配した。
【0058】第1の開花前処理 活性素の投与量:0.5kg/ヘクタール 処理の終了時には、開花の増加および生長状態の改良
が、緑色のより濃い色調および葉の活発な広がりととも
に、処理プロットにおいて示された。
【0059】第2の処理 活性素の投与量:0.8kg/ヘクタール このような処理はメロンが直径して約10cmに達した
とき行なわれた。
【0060】無処理栽培に比較して、高温および灌漑変
化のストレス効果により大きな抵抗性が示された。
【0061】混合物で処理したプロットでは、成熟が無
処理プロットよりも10日間早く達成された。
【0062】官能特性の改良、特に糖含量の改良および
果肉のより望ましい構造が示された。
【0063】例8 圃場試験は飼料栽培の隣接しないプロットにおいて行な
われた。
【0064】薬用牧草および多植物牧草地 プロットの1つを、0.7kg/ヘクタールの活性素の
投与量で、メナジオンニコチンアミド亜硫酸水素塩を含
む水溶液の均一な分配で処理した。
【0065】処理はたった1回で、茎部が10〜15c
mの長さにおいて行なわれた。 芝生 投与量:0.5kg/ヘクタール 処理は地温が18℃になり始めから毎20日間行なわれ
た。
【0066】一般に、処理の後、第1に刈り取った飼料
では、牧草植物の全般的および特定的な発達において増
加が見られ、より早い成熟(開花)がみられ、開花の1
0%の刈り入れが無処理プロットより5日間早く行なわ
れた。
【0067】増加量は牧草の各キンタルに対して牧草単
位の10%にあたることが示された。
【0068】例9 数本の切片にしたキクの茎を、24時間、1ppm、1
0ppmおよび100ppmの活性素濃度でそれぞれ、
メナジオンヒスチジン亜硫酸水素塩付加物の溶液内に浸
漬させ、かつその後バーミキュライトに固定させかつ2
5℃における温室内で14日間設置した、キクの発根シ
ステムをその後調査し、かつ同一物の平均生長をメナジ
オンヒスチジン亜硫酸水素塩付加物で処理していないキ
クを基準にしたデータと比較して算出した。
【0069】以下の表は実験のデータを示している。
【0070】
【表7】
【0071】表7に示されるように、メナジオンヒスチ
ジン亜硫酸水素塩を用いた処理はキクの根の生長を促進
させる。
【0072】例10 10x30x20cmに計量しかつ1000gの土を含
む容器に、いくつかのトマト種子を播種し、10ppm
および100ppmの活性素濃度でそれぞれ、メナジオ
ンニコチンアミド亜硫酸水素塩付加物を含む80ccの
溶液を土の上に散布し、その後種子を余分な土で覆っ
た。
【0073】トマトは25℃における温室内で28日間
生育させた。この期間の終了時には、果実の質量を計測
し、かつ異なったサンプル間での生長比を得るために、
メナジオンニコチンアミド亜硫酸水素塩付加物で処理し
ていない他のトマトと比較した。
【0074】結果は次の表8に示される。
【0075】
【表8】
【0076】例11 圃場試験は大豆栽培に供される隣接しないプロットにお
いて行なわれた。
【0077】1つのプロットを、活性素の投与量0.7
kg/ヘクタールで、メナジオンニチコンアミド亜硫酸
水素塩の均一な分配により処理した。
【0078】処理は播種時および32日後に行なった。
発芽および生長促進において増加が示された。
【0079】生産終了時には、緑色物および種子におけ
る両方で増加が見られたことが判明した。
【0080】例12 一連の試験は、活性素としてMnb(メナジオンニコチ
ンアミド亜硫酸水素塩)を使用して、ズッキーキ(カボ
チャ)、エッグプランツ(ナス)、ペパー(トウガラ
シ)、ガーリック(ニンニク)、オニオン(タマネ
ギ)、ポテト(ジャガイモ)およびキャロット(ニンジ
ン)のような異なった園芸作物において実施された。
【0081】園芸生産物の全体的に6/10%の質量増
加が無処理の生産物と比較することにより示された。
【0082】しかし、最大の利点は全体的な収穫促進期
間であり、無処理の蔬菜に比べて10日間であった。
【0083】
【表9】
【0084】例13 圃場試験はビート(サトウダイコン)栽培に供される土
地の隣接しない2つのプロットにおいて行なわれた。
【0085】播種40日後の第1の処理 表面処理:20mq、植物体処理:13/mq 処理は、活性素の投与量123g/ヘクタールで、メナ
ジオンニコチンアミド亜硫酸水素塩の水溶液を用いて行
なった。
【0086】播種(約)70日後の第2の処理 処理は、活性素の投与量123g/ヘクタールで、メナ
ジオンニコチンアミド亜硫酸水素を用いて行なった。
【0087】処理は約160の植物体において行なっ
た。一般に、緑色部分および葉部分の発達が顕著であ
り、かつ無処理の植物体に比較して根の重量における増
加が顕著であった。
【0088】例14 5x30x20cmに計量の容器に、2000gのふる
いがけした土を充填させかつ活性素濃度10、50、1
00ppmの各々で、メナジオンヒスチジン亜硫酸水素
塩の150ccの溶液をそれぞれ散布した。
【0089】ある容器に、いくつかの赤色根品種(スカ
ーレットグロブ(SCARLETGLOBE)、インカ(INCA)、レ
ッドフォーシング(RED FORCING )、チャーリーベル
(CHERRY BELLE)およびサッカ(SAXA))の30粒の種
子を播種し、かつ他の容器には、いくつかの白色根品種
(イシクル(ICICLE)およびサマークロス(SUMMER CRO
SS))の種子を播種した。その後種子を土で覆われた。
【0090】容器は22℃における温室内で38日間設
置させた。この期間の終了時には、根の質量を計測し、
かつ異なったサンプルの間での生長比を得るため、メナ
ジオンヒスチジン亜硫酸水素塩化合物を用いて処理して
いない他の根の質量と比較した。
【0091】データは表10および11に示される。
【0092】
【表10】
【0093】
【表11】
【0094】表10および11に示されるデータから、
メナジオンヒスチジン亜硫酸水素塩付加物を用いた処理
が根重を増加することが示されるであろう。
【0095】例15 5x20x10cmに計測の容器に、メナジオンアデニ
ン亜硫酸水素塩をそれぞれ10および100ppm含
む、100ccの溶液を散布した、700gの土を充填
した。
【0096】容器の各々に20粒ホウレンソウ種子を播
種しかつ土で覆った。容器は25℃における温室内で2
5日間設置させた。この期間の終了時には、異なったサ
ンプル間での生長比を得るためにホウレンソウの地上部
質量を計測した。
【0097】データは表12に示される。
【0098】
【表12】
【0099】表12に示されるデータから、メナジオン
アデニン亜硫酸水素塩を用いた処理はホウレンソウ地上
部の質量を増加させることが示されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 25/12 9159−4H 25/30 9159−4H //(A01N 41/04 43:40) (A01N 41/04 43:54) (A01N 41/04 37:44) (A01N 41/04 43:38) (A01N 41/04 43:50) (A01N 41/04 43:90)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニコチンアミド、チアミン、p−アミノ
    安息香酸、トリプトファン、ヒスチジン、アデニン、ニ
    コチン酸の範囲内から選択された化合物を伴う少なくと
    も1つのメナジオン亜硫酸水素塩付加物を含む組成物
    を、蔬菜の少なくとも部分においておよび/またはそれ
    らの栽培培地において与えることを特徴とする、前記植
    物の生長の刺激および制御のための方法。
  2. 【請求項2】 1つまたはそれ以上の微量栄養元素、お
    よび/またはポリペプチドおよびオリゴペプチドならび
    にアミノ酸を含むアミノ酸プールを備える、組成物を使
    用することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 25〜25x103 g/ヘクタールの範
    囲内のある量の活性素において栽培培地に前記組成物を
    与えることを特徴とする、請求項1または2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 10-3〜10g/リットルの範囲内の活
    性素の濃度で、溶液および/または乳剤の形態において
    前記組成物を使用することを特徴とする、請求項1ない
    し3の1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 ニコチンアミド、チアミン、p−アミノ
    安息香酸、トリプトファン、ヒスチジン、アデニン、ニ
    コチン酸の範囲内から選択される化合物を伴う少なくと
    も1つのメナジオン亜硫酸水素塩付加物を含むことを特
    徴とする、蔬菜の生長の刺激および制御のための組成
    物。
  6. 【請求項6】 1つまたはそれ以上のキレート微量栄養
    元素を含むことを特徴とする、請求項5に記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】 ポリペプチドおよび/またはオリゴペプ
    チドならびにアミノ酸を含むアミノ酸プールをさらに備
    えることを特徴とする、請求項5または6に記載の組成
    物。
  8. 【請求項8】 1つまたはそれ以上の固形または液体
    の、有機的なまたは非有機的な賦形剤、ならびにクレ
    ー、ベントナイト、ジカレイト、グランドターフ、水お
    よび類似のもののような、農業において許容可能な担体
    を含むことを特徴とする、請求項5ないし7の1つに記
    載の組成物。
  9. 【請求項9】 界面活性剤、親水性コロイド、アルギン
    酸塩、アラビアゴム、ゼラチン、カゼインおよび類似の
    もののような、作用および適用を促進する薬剤をさらに
    含むことを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 蔬菜の生長および/または成熟の制御
    および刺激のための、請求項5ないし9の1つに記載の
    組成物の使用。
  11. 【請求項11】 蔬菜生長を刺激しかつ制御するための
    活性素として、ニコチンアミド、チアミン、p−アミノ
    安息香酸、トリプトファン、ヒスチジン、アデニンおよ
    びニコチン酸から選択される化合物を伴うメナジオン亜
    硫酸水素塩付加物の使用。
  12. 【請求項12】 請求項5ないし9の1つに記載の組成
    物で少なくとも部分的に処理されることを特徴とする、
    発芽または繁殖蔬菜物。
JP3157195A 1990-06-27 1991-06-27 蔬菜の生長を刺激するための方法および組成物 Pending JPH06340506A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT20777A/90 1990-06-27
IT02077790A IT1249004B (it) 1990-06-27 1990-06-27 Metodo e composizione per la stimolazione della crescita di vegetali

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06340506A true JPH06340506A (ja) 1994-12-13

Family

ID=11171917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3157195A Pending JPH06340506A (ja) 1990-06-27 1991-06-27 蔬菜の生長を刺激するための方法および組成物

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0465907A1 (ja)
JP (1) JPH06340506A (ja)
IT (1) IT1249004B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001288010A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Kao Corp 植物活力剤
JP2001288011A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Kao Corp 植物活力剤
JP2001316204A (ja) * 2000-04-28 2001-11-13 Kao Corp 植物活力剤
JP2013539752A (ja) * 2010-10-06 2013-10-28 コンセホ・スペリオール・デ・インベスティガシオネス・シエンティフィカス 柑橘類の最も深刻な知られた病気、すなわちカンキツグリーニング病(HLB)を引き起こすCandidatusliberibacter属の細菌の媒介生物であるキジラミTriozaerytreaeおよびDiaphorinacitriを防除するための組成物

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6020288A (en) * 1992-06-19 2000-02-01 Nonomura; Arthur M. Methods and compositions for enhancing cytochrome P450 in plants
US5846908A (en) * 1992-06-19 1998-12-08 Nonomura; Arthur M. Methods and compositions for enhancing plant growth with p-amino- or p-nitro-benzoic acids
ES2109866B1 (es) * 1995-03-15 1998-10-01 Consejo Superior Investigacion Uso de composiciones que contienen menadiona, para bioestimular el metabolismo de plantas a fin de adelantar la floracion en los cultivos de platanos.
AU716534B2 (en) * 1995-03-15 2000-02-24 Consejo Superior De Investigaciones Cientificas Utilization of compositions which contain menadione for the biostimulation of plant metabolism in order to induce their resistance to pathogens and pests and/or accelerate their blooming
ES2109865B1 (es) * 1995-03-15 1999-04-16 Consejo Superior Investigacion Uso de composiciones que contienen menadiona, para bioestimular el metabolismo de plantas a fin de inducir su resistencia a patogenos y plagas.
EP2796042A1 (en) * 2013-04-23 2014-10-29 Albert-Ludwigs-Universität Freiburg Compounds promoting plant growth

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL47583C (ja) * 1936-08-01
DE747961C (de) * 1941-05-09 1944-10-23 Foerderung des Pflanzenwachstums
BE503743A (ja) * 1950-06-05
JPS55500166A (ja) * 1978-03-28 1980-03-27 Michael James Sampson
IT1097391B (it) * 1978-07-21 1985-08-31 Stoppani Luigi Spa Addotti di composti vitaminici del tipo k e vitamine stabilizzanti,loro preparazione e addotti stabilizzati cosi' ottenuti
US4764201A (en) * 1985-03-18 1988-08-16 Tomoe Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Plant growth regulation

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001288010A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Kao Corp 植物活力剤
JP2001288011A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Kao Corp 植物活力剤
JP2001316204A (ja) * 2000-04-28 2001-11-13 Kao Corp 植物活力剤
JP2013539752A (ja) * 2010-10-06 2013-10-28 コンセホ・スペリオール・デ・インベスティガシオネス・シエンティフィカス 柑橘類の最も深刻な知られた病気、すなわちカンキツグリーニング病(HLB)を引き起こすCandidatusliberibacter属の細菌の媒介生物であるキジラミTriozaerytreaeおよびDiaphorinacitriを防除するための組成物

Also Published As

Publication number Publication date
IT9020777A1 (it) 1991-12-27
EP0465907A1 (en) 1992-01-15
IT1249004B (it) 1995-02-11
IT9020777A0 (ja) 1990-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4061488A (en) Plant treating mixtures and methods utilizing spores of Bacillus uniflagellatus
KR101120973B1 (ko) 식물 성장 호르몬 수준, 비율 및/또는 공동-인자를조정하여 식물의 성장 및 작물 생산성을 개선하는 방법
US4764201A (en) Plant growth regulation
JPH06340506A (ja) 蔬菜の生長を刺激するための方法および組成物
JP2005192534A (ja) 植物のストレス緩和剤および生長促進剤
Atta-Aly Soaking summer squash seeds in low concentrations of cobalt solution before sowing increased plant growth, femaleness, and fruit yield via increasing plant ethylene level
CN112889826A (zh) 一种含低分子壳寡糖的组合物、制剂及其应用
US2395446A (en) Chemicals for treating plant life
KR100395834B1 (ko) 식물뿌리의 생육촉진용 수성알칼리 제제 및 수성제제, 및 토양 또는 수경수 중의 식물뿌리의 생육촉진방법
US5116406A (en) Plant growth regulating composition
Pombo et al. The effect of paclobutrazol, daminozide, glyphosate and 2, 4-D in gel on the emergence and growth of germinated tomato seeds
Choudhri et al. Prevention of premature bolting in onions following maleic hydrazide treatment
JP6662981B2 (ja) ホウ素供給用組成物
JPS6345641B2 (ja)
KR100719940B1 (ko) 엠에스엠을 이용한 농산물 재배방법
JPH08104604A (ja) 植物用カルシウム・ホウ素栄養強化剤、並びにそれを含む液肥、葉面・果実散布剤、土壌処理剤及び種子処理剤
JPS6332324B2 (ja)
JPS62161701A (ja) 種子処理剤
Calzada et al. Productive Response of Brassica rapa L. subsp. chinensis to Application of VIUSID Agro
Zurbano et al. Growth, yield and quality of bitter gourd (Momordica charantia L.) under organic fertilization schemes
US4543119A (en) Method for promoting crop growth
CN111685124A (zh) 一种果树杀菌组合物以及应用
AT390714B (de) Pflanzenwachstumsregulierendes mittel
JP2023163672A (ja) 植物用処理組成物
KR20230095169A (ko) 철분 및 칼슘 함량을 높인 발아현미

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990629