JPS6332324B2 - - Google Patents

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JPS6332324B2
JPS6332324B2 JP60054297A JP5429785A JPS6332324B2 JP S6332324 B2 JPS6332324 B2 JP S6332324B2 JP 60054297 A JP60054297 A JP 60054297A JP 5429785 A JP5429785 A JP 5429785A JP S6332324 B2 JPS6332324 B2 JP S6332324B2
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JP
Japan
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menadiol
hydrochloride
amino
methyl
disulfate
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JP60054297A
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English (en)
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JPS61215305A (ja
Inventor
Yasuo Iioi
Yoshori Saito
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Tomoe Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
Tomoe Kagaku Kogyo KK
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は植物生長調節剤に関する。 〔従来の技術〕 植物の生長を促進することにより収穫時期を早
めたり、収量を高めたりすることは経済的に極め
て有利である。このような目的で従来、種々の植
物生長調節剤が提案されている(例えば昭和41年
10月農業技術協会発行、山田登著「作物のケミカ
ルコントロール」)。しかし、植物生長調節剤とし
ては、人畜に害のない安全性の高いものが望まし
いわけである。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は安全性の高い植物生長調節剤を提供す
るという問題を解決したものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者は、先に植物生長調節剤の開発を医
薬、食品添加物、飼料添加物などの安全性の評価
がはつきりしているものの中から求めるという立
場から研究を重ね、メナジオン重亜硫酸塩付加物
を有効成分として含有することを特徴とする植物
生長調節剤を発明した(特願昭58−179430号)。 その後、さらに研究を続けた結果、メナジオン
重亜硫酸塩付加物のみならず、他の水溶性ビタミ
ンK誘導体にもその効果があることを見出し、本
発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、メナジオールジリン酸エ
ステルテトラナトリウム、メナジオールジ硫酸エ
ステルジナトリウム、メナジオールジ硫酸エステ
ルジカリウム、メナジオールジアセテート、メナ
ジオールジニコチン酸エステル塩酸塩、メナジオ
ールビス(トリメチルアンモニウムアセテート)
ジクロライド、メナジオールビスグルコシドテト
ラアセテート、4−アミノ−2−メチル−1−ナ
フトール塩酸塩、4−アミノ−3−メチル−1−
ナフトール塩酸塩及び1,4−ジアミノ−2−メ
チルナフタレン塩酸塩からなる群より選ばれた少
なくとも1種の化合物を有効成分として含有する
ことを特徴とする植物生長調節剤である。 以下、本発明について詳細に説明する。 上記化合物は各々以下に示す構造式を有する。 上記水溶性ビタミンK誘導体は文献記載の製造
法にしたがつて容易に製造することができる。 すなわち、メナジオールジリン酸エステルテト
ラナトリウム、メナジオールジ硫酸エステルジナ
トリウム、メナジオールジ硫酸エステルジカリウ
ムはFieser、J.Am.Chem.Soc.、62、228(1940)
に記載の方法により、メナジオールジアセテート
はSah et al、Ber.73、762(1940)に記載の方法
により、メナジオールジニコチン酸エステル塩酸
塩は米国特許第2428253号明細書に記載の方法に
より、メナジオールビス(トリメチルアンモニウ
ムアセテート)ジクロライドは米国特許第
2372655号明細書に記載の方法により、メナジオ
ールビスグルコシドテトラアセテートは米国特許
第2336890号明細書に記載の方法により、4−ア
ミノ−2−メチル−1−ナフトール塩酸塩はSeh
et al、Ber.74、552(1941)に記載の方法により、
4−アミノ−3−メチル−1−ナフトール塩酸塩
はBaker et al、J.Am.Chem.Soc.64 2659
(1942)に記載の方法により、1,4−ジアミノ
−2−メチルナフタレン塩酸塩はH.Veldstra et
al、Rec.Trav.Chim.62、75(1943)、Baker et
al、J.Am.Chem.Soc.、64、2657、2661(1942)に
記載の方法により製造することができる。 上記水溶性ビタミンK誘導体を実際に用いると
きは、これをそのままで使用することもできる
が、農薬製剤に用いられる適当な固体担体、液体
担体、乳化分散剤等を用いて、粒剤、粉剤、乳
剤、水和剤、錠剤、油剤、噴霧剤等の任意の剤型
にして適用することができる。 さらに、使用目的に応じて他の無機塩、無機肥
料、有機肥料、殺虫剤、殺菌剤、除草剤等を含有
させ、又は併用することもできる。 上記水溶性ビタミンK誘導体は応汎な植物の生
長調節に適用できる。その植物の具体例として
は、例えばイネ、ムギ、エンドウ、ジヤガイモ、
サツマイモ、トウモロコシなど一般作物;キユウ
リ、ナス、トマト、ハクサイ、ネギ、レタス、ホ
ウレンソウ、ダイコン、ゴボウ、ニンジンなどの
蔬菜;キク、カーネーシヨン、クロツカスなどの
花卉植物;杉、ヒノキなどの樹木;芝生;ミカ
ン、リンゴ、ナシ、モモ、ブドウなどの果樹など
が挙げられる。 上記水溶性ビタミンK誘導体は、植物の生育の
種々の段階に適用することができる。その適用に
あたつては、該化合物を種子処理又は植物の生育
土壌に適用してもよく、苗段階、開花段階、又は
結実段階などにおける植物に直接適用してもよ
く、あるいは植物の発育の1段階以上において植
物に順次適用してもよい。 次に、その使用量としては、正確な投与量は処
理される植物の種類、適用される特定の植物部分
または生育地、植物の発育段階、適用の方法、お
よび種々の他の要因により左右されるので、これ
らにより適当量を選んで使用する。また処理濃度
としては、かなり広い範囲で変えることができる
が、一般に0.001〜100000ppm、好ましくは0.01
〜5000ppmの濃度が用いられる。 〔発明の効果〕 本発明の植物生長調節剤はビタミンKの水溶性
誘導体であるので安全性が高く、そしてこれを植
物に使用すると、無処理のものに比較し、発育促
進が認められ、特に根群の発達と生体重量の増加
が著しく、これらの現象は早期収穫及び収量増加
に寄与するものである。例えばイネなどの移植植
物に適用した場合、発根及び活着性を促進するた
め、高く安定した収穫を得ることにつながる。特
に、低温条件下でその効果が著しいことは、昨今
の“異常気象”といわれている寒冷化現象に対抗
する強い苗をつくりうることで注目に値する。 〔実施例〕 以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの例により制限され
るものではない。 実施例 1 メナジオールジリン酸エステルテトラナトリウ
ム2部、ケイソウ土40部、及びタルク58部をよく
混合して粉剤を得た。 実施例 2 4−アミノ−2−メチル−1−ナフトール塩酸
塩5部及び水95部を混合して液剤を得た。 実施例 3 メナジオールジアセテート10部、クレー88部、
及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部
をよく混合して水和剤を得た。 実施例 4〜7 第1表に記載の各化合物と第1表に記載の固体
担体とを第1表に記載の混合割合でよく混合して
粉剤を得た。
【表】 実施例 8 1/10000アールのノイバウエルポツトに土壌500
g、及び実施例1に記載のようにして調製した粉
剤の所定量を混合してつめ、これにイネ催芽種子
を20粒播種し、25℃のガラス室内で15日間生育さ
せた。各区2連で実施し、草丈及び主根長を測定
し、対無処理区比を求めた。その結果を第2表に
示す。
【表】 第2表より、実施例1に記載の粉剤処理区で
は、イネの地上部及び地下部の生育が明らかに促
進されていることがわかる。 実施例 9〜13 1/5000アールのワグネルポツトに、第3表に記
載の化合物の1ppm水溶液3を入れ、PHを5.0に
調整後、液面上に浮き網を浮かべ、その上にイネ
催芽種子(品種:日本晴)40粒を播種したのち、
25℃のガラス室内で6日間生育させ、苗丈及び主
根長を測定し、対無処理区比を求めた。その結果
を第3表に示す。
【表】 cmである。
第3表より、第3表に記載の化合物処理区で
は、イネの地上部及び地下部の生育が明らかに促
進されることがわかる。 実施例 14 14cmφ×5cmのポツトにクレハ園芸培土500g
を入れ、これに実施例2に記載のようにして調製
した液剤を500倍及び5000倍に希釈してそれぞれ
30c.c.を土壌潅注処理したのち、大根(冬どり大蔵
大根)の種子を20粒播種後、覆土し、25℃のガラ
ス室内で12日間生育させ、地上部重を測定し、対
無処理区比を求めた。その結果を第4表に示す。
【表】 である。
第4表より、実施例2に記載の液剤で処理する
と、大根の地上部の生育促進効果があることが明
らかに認められる。 実施例 15 5×15×10cmのシードリングケースにクレハ園
芸培土500gを入れ、これに有効成分濃度10ppm
及び100ppmの4−アミノ−3−メチル−1−メ
フトール塩酸塩水溶液30c.c.を土壌潅注処理後、ホ
ウレンソウ(平安日吉丸)の種子15粒を播種し、
覆土後、25℃のガラス室内で28日間生育させ、地
上部重を測定し、対無処理区比を求めた。その結
果を第5表に示す。
【表】 である。
第5表より、4−アミノ−3−メチル−1−ナ
フトール塩酸塩水溶液で処理すると、ホウレンソ
ウの地上部重が増加することが明らかに認められ
る。 実施例 16 5×15×10cmのシードリングケースにクレハ園
芸培土500gを入れ、これに有効成分濃度10ppm、
100ppmのメナジオールジニコチン酸エステル塩
酸塩水溶液30c.c.を土壌潅注処理後、白菜(大関白
菜)の種子15粒を播種し、覆土後、25℃のガラス
室内で14日間生育させ、地上部重を測定し、対無
処理区比を求めた。その結果を第6表に示す。
【表】 である。
第6表より、メナジオールジニコチン酸エステ
ル塩酸塩水溶液で処理すると、白菜の地上部の生
育が促進されることが明らかに認められる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 メナジオールジリン酸エステルテトラナトリ
    ウム、メナジオールジ硫酸エステルジナトリウ
    ム、メナジオールジ硫酸エステルジカリウム、メ
    ナジオールジアセテート、メナジオールジニコチ
    ン酸エステル塩酸塩、メナジオールビス(トリメ
    チルアンモニウムアセテート)ジクロライド、メ
    ナジオールビスグルコシドテトラアセテート、4
    −アミノ−2−メチル−1−ナフトール塩酸塩、
    4−アミノ−3−メチル−1−ナトフール塩酸塩
    及び1,4−ジアミノ−2−メチルナフタレン塩
    酸塩からなる群より選ばれた少なくとも1種の化
    合物を有効成分として含有することを特徴とする
    植物生長調節剤。
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