JPH0633964U - フラットバーの清掃装置 - Google Patents

フラットバーの清掃装置

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JPH0633964U
JPH0633964U JP7396992U JP7396992U JPH0633964U JP H0633964 U JPH0633964 U JP H0633964U JP 7396992 U JP7396992 U JP 7396992U JP 7396992 U JP7396992 U JP 7396992U JP H0633964 U JPH0633964 U JP H0633964U
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JP
Japan
Prior art keywords
flat bar
suction
dust
suction duct
flat
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Pending
Application number
JP7396992U
Other languages
English (en)
Inventor
旦元 山本
伸司 加藤
高志 草野
Original Assignee
豊和工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梳綿機のフラットバー背面に風綿、塵埃等が
堆積しないようにする。 【構成】 フラットバー3のループ内側にフラットバー
3の全長にわたる吸引スロット10aを備えた吸引ダク
ト10を風綿等の回収箱16と接続して配設する。吸引
ダクト10にフラットバー3の背面に向け圧空を吹き出
すエアノズル12を設け、フラットバー3背面に堆積し
た風綿等をエアノズル12からの圧空で吹き飛ばし、こ
れらの風綿等を吸引ダクト10の吸引作用によって吸引
ダクト10に吸い込んで回収箱16に回収する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は梳綿機のカードシリンダとフラットとの間で梳綿作用が行われる際の フラットバー背面に堆積した風綿、塵埃等の掃除をする清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の梳綿機の清掃装置としては例えば、特開平2−154014号公報にカ ードの回転フラット機構として開示されたものがあり、これは吸引口を備えたサ クション装置をフラットの描く閉ループ内の、カードシリンダが清掃装置に向か う折り返し箇所、又はカードシリンダの前方折り返し箇所に設け、フラットによ って運ばれてループ内に到達した風綿、塵埃等を吸い込むようにしたものである 。このサクション装置はフラットの全長にわたって延在するサクションチューブ であり、吸引口としてのその吸引スロットもフラット全長にわたって延在し、サ クションチューブの一端に吸引源を接続した構成にしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のカードの回転フラット機構では吸引スロットを通じて吸入される気 流はこれと同時に適用されるサクションチューブへの吸引と組合わされてサクシ ョンチューブ内に螺旋状の流れを発生させてチューブの壁面を清掃すると共に気 流と一緒に運ばれる風綿や塵埃等を常に運動させサクションチューブに沿って吸 引源の方向に流れるようにしている。しかし清掃装置が備えてあるにも関わらず 吸引気流だけではフラット背面に付着しようとする葉カス、細かい粒子の塵埃な どを完全に除去することはできず、その結果フラット背面に僅かな風綿等の付着 が生じ、これらの風綿が引掛り成長して極端な場合には梳綿機に損傷を与えたり 又、カーディング作用を受けたフリースに混入して後工程に悪影響を及ぼす問題 が発生することがあった。そこで本考案は回転フラットのループ内側の清掃装置 を複雑化することなく簡単な手段を付加することによって、フラット背面に風綿 、塵埃等が付着しないようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は作動時に閉ループを描いて循環し、カードシ リンダとの間でカーディング作用を行うフラットバーのループ内側に、フラット バーの略全長にわたる吸引スロットを有し、風綿等の回収箱に接続された吸引ダ クトを配設して成るフラットバーの清掃装置において、吸引ダクトと対応して、 フラットバー背面に指向する圧空を吹き出すエアノズルを設け、フラットバー背 面の風綿等をエアノズルからの圧空で吹き飛ばして吸引回収することを特徴とす る。
【0005】
【作用】
循環するフラットバーが吸引ダクト位置にくるとノズルからフラットバー背面 全長にわたって吹きつける圧空によってフラットバー背面に堆積しようとする風 綿等を飛散させる。風綿等は同時に吸引ダクトからの吸引作用によって発生する 気流の流れと相共なって吸引ダクトに吸い込まれ風綿回収箱に回収される。こう してフラットバー背面への堆積風綿等はなくなり、また、仮に風綿付着が生じて も、圧空によりこれを除去するので、長期間にわたって掃除をしなくてもよい。
【0006】
【実施例】
図1に示す梳綿機1のカードシリンダ2は矢印Aの方向に回転し、カードシリ ンダ2上部のフラットバー3との間でカーディング作用が行われるようになって いる。多数のフラットバー3はチェン5によって両端が連結されている。このチ ェン5に支持されたフラットバー3は周知のようにチェン駆動軸6を介して駆動 されるチェンスプロケット7によって矢印B方向に回動され、カーディング作動 時にカードシリンダ2上部で閉ループを描く循環運動をするようになっている。
【0007】 各フラットバー3は細かいワイヤを支持した針布8を備えておりチェン5の下 側走行経路Uにおいては針布8はワイヤ側をカードシリンダ2の方向に向けてい る。一方チェン5の上側走行経路Tにおいては針布8はワイヤ側を外側上方に向 けている。フラットバー3とカードシリンダ2との間で行われるカーディング作 用の結果、繊維の或るものは塵埃と共にフラットバー3の針布8に引掛けられ、 フラットバー3上に集積されたこれらの繊維は図示しないコームによって掻き取 られ清掃される。又一部のものは下側走行経路Uのフラットバー3上の背面に落 下し堆積する。
【0008】 次に上側走行経路Tのフラットバー3下側には図2に示すようにフラットバー 3全巾にわたって細長い吸引ダクト10が設けられている。吸引ダクト10のフ ラットバー3側上部には全巾にわたった吸引スロット10aを備えその上面がフ ラットバー3の走行経路に沿って平行になるように先端を少し両側に曲げて先端 部を形成したシールリブ10bにしてある。シールリブ10bとフラットバー3 のリブ3aの先端面3bとがわずかな隙間を保つようにした位置に吸引ダクト1 0は取付けてある。そしてループ上を循環してきたフラットバー3が吸引ダクト 10と対向する位置にくると、前後のフラットバー3と吸引ダクト10とで背面 を囲う気流の通路が形成される。
【0009】 次に吸引ダクト10の巾方向側壁面の一方にはエアノズル12がフラットバー 3の背面に向けて取付けられ、エアノズル12からの圧空が背面全体に吹きつけ られるようにしてありコンプレッサを備えた圧空源13からの圧空をパイプ14 を介して供給するようにしてある。又このエアノズル12からの圧空風量は吸引 ダクト10の吸引風量よりも少なくし背面に付着した塵埃等を除去するに必要な だけの風量に設定するのが望ましい。又、他方の側壁面には吸引用の接続口15 が設けられ風綿等の回収箱16にダクト18を介して接続している。この回収箱 16内には風綿、塵埃等を集積する集積室19とフィルタ20を通してきれいな 空気を吸引、排出するブロアモータ21を備えている。又、エアノズルの圧空源 は、ブローモータの排気流を利用しても良い。
【0010】 次に前記による作用を説明する。循環するフラットバー3がカードシリンダ2 との間でカーディング作用を行って上側走行経路Tの吸引ダクト10上にきたと き、すなわち前後のフラットバー3の先端面3bが吸引ダクト10両側のシール リブ10bに跨った状態になったとき、その先端面3bとシールリブ10bとの 隙間が最も小さくなる。この位置においてフラットバー3の背面全体にわたって エアノズル12から圧空を吹き付け、フラットバー3の背面に付着した風綿等を 接続15に向けて飛散させる。風綿等は同時に吸引ダクト10からの吸引作用に よって発生する気流と相共なって吸引ダクト10内に吸い込まれ回収箱16内の 集積室19内に回収される。このようにして風綿等は完全にエアノズルの圧空で 飛散させるようにしてあるのでフラットバー背面に堆積することはない。
【0011】 尚この考案は前記実施例に限定されるものでなく図3に示すようにエアノズル 12を吸引ダクト10Aの両側壁面に取付け、各エアノズル12間の中間に設け た吸引用の接続口15Aから風綿等を吸い込むようにしても同じ効果が得られる 。又エアノズルの設置位置はエアノズルからの圧空がフラットバー背面全長にわ たって吹き付けることができる場所であれば吸引ダクト以外の場所であってもよ い。又、エアノズルからのブローは、間欠あるいは連続いずれでも良い。
【0012】
【考案の効果】
前記の構成による本考案のフラットバー清掃装置では、カードシリンダとの間 でカーディング作用を行うフラットバーのループ内側にフラットバー背面に指向 する圧空を吹き出すエアノズルを設け、フラットバー背面に付着した風綿等を飛 散させ、吸引回収するようにしたので風綿等の引掛りによる梳綿機の損傷がなく 、又フリースに混入することもないので、良品質の製品を生産することができる 。そして、簡単な装置を付加するだけで更に効果的な清掃ができ風綿等の堆積も なく掃除周期が長くなり省人化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸引ダクトとフラットバーの関係を示す説明図
である。
【図2】本考案のフラットバーの清掃装置の概略図であ
る。
【図3】他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 梳綿機、 2 カードシリンダ、 3 フラットバ
ー、10 吸引ダクト、 10a 吸引スロット、 1
2 エアノズル、13 圧空源、 15 接続口、 1
6 回収箱

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動時に閉ループを描いて循環し、カー
    ドシリンダとの間でカーディング作用を行うフラットバ
    ーのループ内側に、フラットバーの略全長にわたる吸引
    スロットを有し、風綿等の回収箱に接続された吸引ダク
    トを配設して成るフラットバーの清掃装置において、吸
    引ダクトと対応して、フラットバー背面に指向する圧空
    を吹き出すエアノズルを設け、フラットバー背面の風綿
    等をエアノズルからの圧空で吹き飛ばして吸引回収する
    ことを特徴とするフラットバーの清掃装置。
JP7396992U 1992-09-29 1992-09-29 フラットバーの清掃装置 Pending JPH0633964U (ja)

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JP7396992U JPH0633964U (ja) 1992-09-29 1992-09-29 フラットバーの清掃装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7396992U JPH0633964U (ja) 1992-09-29 1992-09-29 フラットバーの清掃装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0633964U true JPH0633964U (ja) 1994-05-06

Family

ID=13533421

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JP7396992U Pending JPH0633964U (ja) 1992-09-29 1992-09-29 フラットバーの清掃装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5182029A (en) * 1975-01-08 1976-07-19 Toyoda Automatic Loom Works Somenkino furatsutosochini okeru seijosochi
JPS6250576A (ja) * 1985-06-06 1987-03-05 フエルコ アンテルナシヨナル ユジン ドウ フエル−ル ドウ バ−テイマンソシエテ ア レスポンサビリテ リミテ 複動式植設クレモンボルト

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5182029A (en) * 1975-01-08 1976-07-19 Toyoda Automatic Loom Works Somenkino furatsutosochini okeru seijosochi
JPS6250576A (ja) * 1985-06-06 1987-03-05 フエルコ アンテルナシヨナル ユジン ドウ フエル−ル ドウ バ−テイマンソシエテ ア レスポンサビリテ リミテ 複動式植設クレモンボルト

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