JPH0640594Y2 - 紡機における落綿排出装置 - Google Patents

紡機における落綿排出装置

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JPH0640594Y2
JPH0640594Y2 JP8055889U JP8055889U JPH0640594Y2 JP H0640594 Y2 JPH0640594 Y2 JP H0640594Y2 JP 8055889 U JP8055889 U JP 8055889U JP 8055889 U JP8055889 U JP 8055889U JP H0640594 Y2 JPH0640594 Y2 JP H0640594Y2
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JP
Japan
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cotton
sweeping tool
sweeping
tool
machine base
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JP8055889U
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JPH0322071U (ja
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忠夫 松本
弘治 堀田
昭男 川嶋
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Daiwabo Co Ltd
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Daiwabo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は紡機における落綿排出装置、詳しくは往復移動
する掃き寄せ具を備え、一方に掃き寄せられた落綿を反
転させるための湾曲板を具備した落綿排出装置に関する
ものである。
(従来技術とその課題) 紡機、例えば梳綿機における落綿排出装置としては従来
から種々なものが提案され、その代表例として第7図に
示しているように、機台の下方にエンドレスベルト(2
0)を張設し、このエンドレスベルト(20)を矢印方向
に低速に回動させてエンドレスベルト(20)上に落下し
た落綿を順次機台外に排出するようになしたもの、ある
いは第8図に示しているように機台下の前後に送気要素
(21)と吸気要素(22)を配して機台下に矢印方向の空
気流を形成させ、この空気流によって落綿を吸気要素側
に移動させるようになしたものが挙げられる。
ところが前者のエンドレスベルトを用いた装置はベルト
の長さが可成り大きいためベルトの片寄りが生じやす
く、一旦片寄り回動が生じるとその修正が極めて困難で
ある。また後者の空気流を用いる装置は、機台下に落綿
が常に均等に落下している場合には有効であるがテーカ
ーインアンダーケーシンクやシリンダーアンダーケーシ
ングからの落綿は多くの場合塊状となって落下し、この
塊状をなした落綿に真直ぐに吸気要素側に向かって吹き
動かすことは至難であって、吹き動かされずに機台の両
側に滞留することがしばしば生じる。
かかる不都合を改善するため、実開昭59-65372号公報に
みられるように落綿量の多いテーカーインローラ下には
短尺なエンドレスベルトを用い、落綿量の少ないシリン
ダ下とドッファ下には別の落綿除去手段を用いた落綿除
去装置が提案され、そしてシリンダ下とドッファ下の落
綿除去手段として正逆回転可能なモータと、このモータ
によって回動されるワイヤおよび該ワイヤに止着された
掃き寄せ部材とからなる掃き寄せタイプが例示されてい
る。しかしながらこの装置においては、テーカーイン下
のエンドレスベルトと、シリンダ下とドッファ下の落綿
除去手段と、吸引除去手段の3つの要素を必要とし、し
たがって装置の設備費が嵩むという難点がある。また同
公報に例示されているようにワイヤに掃き寄せ部材を止
着し、ワイヤを回動させて掃き寄せ部材により機台下の
落綿を排出するといういわゆる掃き寄せタイプにあって
は、掃き寄せ部材を往復動させると機台下の前側と後側
に落綿が集められることになる。
本考案は上記した掃き寄せタイプの問題点が改善された
落綿排出装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案による落綿排出装置は、例えば梳綿機において第
1図および第2図に示しているように、機台下の幅方向
に延びる掃き寄せ具(1)がワイヤやロープ(2)の正
逆回動によって前後方向に往復移動するようになした落
綿排出装置において、この掃き寄せ具の最前進位置に、
最前進位置に達した掃き寄せ具(1)の下側に下端部
(3A)が位置しこの最前進位置の掃き寄せ具(1)の後
部側上方に上端部(3B)が位置する円弧状湾曲板(3)
を設け、掃き寄せ具(1)の前進時に掃き寄せられた落
綿(4)を該湾曲板(3)の曲面に沿って押し上げたの
ち該掃き寄せ具(1)の後方に反転落下させるようにな
したものである。
湾曲板(3)は機台下の前方幅方向に配設され、機台下
の中央において前後方向に延びるベースプレート(5)
に支持されている。そしてこの湾曲板(3)は梳綿機に
おいてはドッファ(D)の下方に設け、反転された落綿
を機台の後部側に排出するようになすことが望ましい。
(作用) 機台下前方の湾曲板(3)の下端部(3A)上に停止して
いる状態から適宜の手段、例えば正逆回転可能なモータ
(M)を起動させて掃き寄せ具(1)を後方に移動させ
ると、梳綿機の場合においてはドッファ(D)の下、シ
リンダ(C)の下、およびテーカーインローラ(T)の
下の落綿を順次機台の後部側に掃き寄せて機台後部のク
ロスレール(R)の下方の隙間(S)に向かって押し進
める。そして該掃き寄せ具(1)が最後方位置に達する
と図示せざるリミットスイッチが作動し、制御部(図示
せず)においてモータ(M)の回転が切り替えられて掃
き寄せ具(1)が前方に向かって移動され、掃き残した
落綿と掃き寄せ具(1)が最後方位置に達するまでに落
下した落綿とを前方に向かって押し進め、掃き寄せ具
(1)が最前進位置に達した時点において図示せざるリ
ミットスイッチが作動してモータ(M)の回転が停止さ
れ、もしくはモータ(M)NO回転が切り替えられて掃き
寄せ具(1)は停止、もしくは後方に向かって移動さ
れ、掃き寄せ具(1)によって押し進められた落綿は湾
曲板(3)の曲面に向かって押し付けられた該湾曲板
(3)の曲面に沿って集積される。そしてこの集積され
た落綿はその後間欠的にもしくは連続的に往復動する掃
き寄せ具(1)が最前進位置に達する都度に順次該湾曲
板(3)の曲面に沿って押し上げられ、押し上げられた
落綿の先端部が輪湾曲板(3)の上方に達すると第2図
に示しているようにその先端部の落綿を掃き寄せ具
(1)の後側(テーカインローラ側)に落下させ、落下
した落綿を掃き寄せ具(1)の次の移動時に後方に向か
って移送させる。
(実施例) 第1図は本考案装置を梳綿機に適用した実施例を略示し
ているもであって、(D)はドッファ、(C)はシリン
ダ、そして(T)はテーカインローラである。
本考案は梳綿機の機台下の基礎面(10)上において機台
下の幅方向に延びる掃き寄せ具(1)がワイヤやロープ
(2)の正逆回動によって前後方向に往復動するように
なした落綿排出装置において、該掃き寄せ具(1)最前
進位置に、最前進位置に達した該掃き寄せ具(1)の下
側に下端部(3A)が位置しこの最前進位置の掃き寄せ具
(1)の後部側上方に上端部(3B)が位置する円弧状湾
曲板(3)を設けてなる。
本実施例においては、第3図に示しているように、上記
湾曲板(3)は基礎面(10)上長手方向中央部に配設さ
れるベースプレート(5)の前部分に固定されている。
また掃き寄せ具(1)を往復動させるロープ(2)の大
部分は断面方形のケース(6)によってカバーされ、該
ケース(6)の両側面には下端部分が上記ベースプレー
ト(5)上に圧接され上端部分が該ケース(6)の側面
に止着された弾性シール板(7)が設けられている。そ
して掃き寄せ具(1)はベースプレート(5)とケース
(6)との間において移動する下側のロープ(2A)に固
定されたスライダ(8)にチャンネル状の金具(9)を
介して取り付けられている。このチャンネル状の金具
(9)は第4図に示しているように、上記スライダ
(8)に固定された部分(11)と、該ベースプレート
(5)とシール板(7)との間を通って該シール板
(7)の外側に延びる下面部(12)と、該下面部(12)
の外側において逆L字状に屈折した部分(13)と、上記
ケース(6)の側面と上面に沿って延びる部分(14)と
からなり、上記掃き寄せ具(1)はこのチャンネル状の
金具(9)の逆L字状に屈折した部分(13)に取り付け
られている。したがってスライダ(8)が移動すると該
金具(9)下面部(12)は、第5図に示したごとく上記
シール板(7)を持ち上げながらベースプレート(5)
の上面に沿って移動し、それによりシール板(7)のシ
ール効果が保たれ、ロープ(2)側に綿が混入しないよ
うになっている。
なお、掃き寄せ具(1)の掃き寄せ部材(1A)として弾
性シート片を図示しているが刷子を用いてもよい。また
本考案を梳綿機に適用する場合には、第5図に示してい
るように該掃き寄せ具(1)の後方に水平方向に延びる
プレート(15)を併設しておけば、クロスレール(R)
下方の隙間(S)付近に集積された落綿をその隙間
(S)から外方に突き出すことができ、その後の落綿処
理が容易となる。
(考案の効果) このように本考案は、機台下の幅方向に延びる掃き寄せ
具(1)が機台下において前後方向に往復移動するよう
になした落綿排出装置において、この掃き寄せ具(1)
の最前進位置に、最前進位置に達した掃き寄せ具(1)
の下側に下端部(3A)が位置し最前進位置の掃き寄せ具
(1)の後部上方に上端部(3B)が位置する円弧状湾曲
板(3)が設けられてなるものであるから、掃き寄せ具
(1)によりこの湾曲板(3)に向かって掃き寄せられ
た落綿(4)はこの湾曲板(3)の曲面に沿って集積さ
れるとともに往復動する掃き寄せ具(1)が最前進位置
に達する都度に順次曲面に沿って押し上げられ、押し上
げられた落綿(4)の先端部が湾曲板(3)の上端部
(3B)に達するとその先端部の落綿は自重により掃き寄
せ具(1)の後側に落下し、掃き寄せ具(1)の次の後
方への移動時にこの落綿を後方に向かって移送すること
ができる。したがって、湾曲板(3)側に落綿が集積さ
れてもその落綿の排除作業が不要となり、後側にのみ落
綿の排出装置あるいは集積装置を設ければよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の実施例を示しているものであ
って、第1図は本考案装置を梳綿機に適用した状態の簡
略側面図、第2図は湾曲板の落綿反転作用を示す側面
図、第3図は装置全体の部分断面図、第4図は掃き寄せ
具の取り付け状態を示す断面図、第5図は第4図のA−
A線断面図、第6図は掃き寄せ具の他の実施例を示した
断面側面図、そして第7図及び第8図は従来例を略示し
た側面図である。 (1)は掃き寄せ具、(2)はロープ、(3)は湾曲
板、(3A)は湾曲板の下端部、(3B)は湾曲板の上端
部、(4)は落綿。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台下の幅方向に延びる掃き寄せ具が機台
    下において前後方向に往復移動するようになした落綿排
    出装置において、この掃き寄せ具の最前進位置に、最前
    進位置に達した掃き寄せ具下側に下端部が位置し最前進
    位置の掃き寄せ具の後部上方に上端部が位置する円弧状
    湾曲板が設けられていることを特徴とする紡機における
    落綿排出装置。
JP8055889U 1989-07-06 1989-07-06 紡機における落綿排出装置 Expired - Lifetime JPH0640594Y2 (ja)

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JP8055889U JPH0640594Y2 (ja) 1989-07-06 1989-07-06 紡機における落綿排出装置

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Publication Number Publication Date
JPH0322071U JPH0322071U (ja) 1991-03-06
JPH0640594Y2 true JPH0640594Y2 (ja) 1994-10-26

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