JPH06339600A - 女性用アウターウェアの成形装置 - Google Patents

女性用アウターウェアの成形装置

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JPH06339600A
JPH06339600A JP3058714A JP5871491A JPH06339600A JP H06339600 A JPH06339600 A JP H06339600A JP 3058714 A JP3058714 A JP 3058714A JP 5871491 A JP5871491 A JP 5871491A JP H06339600 A JPH06339600 A JP H06339600A
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Reinhold Kempelmann
ケムペルマン ラインホルト
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F73/00Apparatus for smoothing or removing creases from garments or other textile articles by formers, cores, stretchers, or internal frames, with the application of heat or steam 

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Corsets Or Brassieres (AREA)
  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 女性用アウターウエアの成形装置ないしその
胸部を、既製服の広範囲の寸法に、バスト区域の女性の
体形を考慮に入れて、簡単に適応できるようにする。 【構成】 バスト成形部17,18ないしその成形片1
9を、仮想直立中心平面21に対して直角方向に、かつ
またこの中心平面と平行な平面内で調節可能にする。こ
れによって、バスト成形部17,18ないしその成形片
19が任意に3次元的に調節可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気及び熱気を用いて
ブラウスやジャケット等の特に女性用のアウターウェア
を成形する装置であって、アウターウェアを成形体に着
せかけることができ、この成形体の上部が、調節可能の
肩支持体とバスト成形部を有する胸部である形式のもの
に関する。
【0002】
【従来技術】この種の装置は、既製服産業においては、
アウターウェアの仕上げ処理用に用いられるが、衣服の
化学洗浄のさいにも用いられる。衣服を着せかける成形
体は、通例、処理室内に配置されているか、ないしは処
理室内へ走入可能である。
【0003】この種の装置の一例はDE−PS35 3
1 954に示されている。この公知実施例では、衣料
の下縁部区域(へり)が、へり保持装置内に固定され
る。胸部は成形体の直立支柱に取付けられている。
【0004】この種の装置ないしはこの装置の胸部構成
の別の公知例は、DE−GM7341 695に示され
ている。この場合、胸部の側部が、はさみ状の調節伝動
機構を介して、不動の胸部中央部に対し側方へ変位可能
である。この胸部は、それにより幅が拡大又は縮小され
る。側部の上方区域は調節可能な肩部分である。
【0005】女性用アウターウェアに形を付与するた
め、胸部の調節可能の側部にはバスト成形部が備えられ
ている。これらの成形部は、側部の一定の相対位置に配
置されている。
【0006】これら公知の成形装置ないし胸部は、アウ
ターウェアの種々の(既製服)寸法に適合しうる範囲が
限られている。特に、女性の体形を考慮に入れて種々の
寸法に胸部を最適適合させることができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記の点を前提とし
て、本発明の根底をなす課題は、女性用アウターウェア
ないしその胸部を成形する装置を、女性の胸部の体形を
含めて簡単に衣服の種々の(既製服)寸法に適合できる
ようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は次のようにすることにより解決された。すなわち、
少なくともバスト成形部ないしその成形片を、アウター
ウェアの種々の(既製服)寸法に適合させるために、胸
部の仮想直立中心平面に対し直角方向にも、この中心平
面に平行又は斜めに延びる平面内でも調節可能にし、そ
うすることによってバスト成形体ないし成形片が上下運
動でき、かつバスト成形体ないし成形片の間隔を相互
に、かつ平面に対し直角方向に変えることができるよう
にしたのである。
【0009】本発明は、したがって、次の認識を基礎と
している。すなわち、女性用の衣服を大小の寸法に適合
させる場合には、肩(肩支持体)のみを調節し、適合さ
せるだけでは十分ではなく、むしろ、形態付与の品質に
とって重要な意味をもつのは、バストの区域でバスト成
形部を適合させて衣服を成形することだとする認識であ
る。すなわち、本発明によれば、バスト成形部は、胸部
サイズの調整時にバストのサイズを拡大又は縮小する意
味で前後に動かされる(胸部の仮想中心平面に対して直
角方向の運動)のみではなく、バスト成形部相互の間隔
も変えられれば、肩ないし肩支持体に対してバスト成形
部の高さも変えることができる。したがって、重点は、
バスト成形部を互いに交差する3平面内で調節すること
にあり、要するに、バスト成形部の位置が3次元で調節
可能にすることにある。
【0010】本発明による別の提案は、バスト成形部を
調節することによって、幅が広い場合、すなわち衣服が
大きい場合、バスト成形部は、大きいバストのシミュレ
ーション位置へ前進するのみでなく、この運動に応じ
て、強制的に成形部の相互間隔も広くされ、成形部の高
さも変化せしめられるのである。衣服が、より小さい
(幅が狭い)場合は、成形部は後方へ戻され、相互の間
隔が狭くされ、高さが高くされる。
【0011】本発明の装置の別の有利な構成によれば、
バスト成形部ないし成形片が、直立中心平面に対して斜
めに延びる調節平面内でだけ調節可能である。このよう
にすると、バスト成形部が調節平面内を上下運動するさ
い、調節平面が斜めであるため自動的に、かつまたは同
時に、中心平面に対するバスト成形部の間隔が変化せし
められる。この2次元の調節に加えて、成形部の第3次
元での調節が、調節平面での成形部相互間隔を変えるこ
とにより行われる。
【0012】この調節を可能にするため、本発明によれ
ば、バスト成形部に別個の(機械式)調節伝動機構が配
属されている。この伝動機構は、有利には肩ないし肩支
持体用の調節伝動機構と連結しておくことができる。こ
うすることにより、肩支持体を調節することによって、
これに同調した類似の、バスト成形部の3次元での調節
が生ぜしめられる。この調節伝動機構の有利な構成によ
れば、バスト成形部の間隔を一定の値だけ拡大すると、
一定の値だけ前進し、かつ下降するようになっており、
またその逆も可能である。加えて、この調節伝動機構
に、成形部の前進後退運動及び(又は)上下運動のさい
の間隔変更の比を有利には無段階的に変更できる機能を
与えることも考えられる。あるいは又、バスト成形部と
バスト成形部用調節伝動機構とを、他の調節可能な胸部
部分から独立させて、別個の独立した調節部材(レバ
ー,ハンドグリップ等)を介して調節するようにするこ
ともできる。
【0013】本発明の更に別の提案によれば、胸部の中
央区域に成形薄板製のバスト部材が備えられ、これがバ
スト成形部と一緒に上下動できるようにされている。こ
の有利には屈折せしめられているバスト部材は、バスト
成形部の間の区域の繊維品カバーを支えるのに役立って
いる。
【0014】本発明の更に別の提案は、バスト成形部用
の調節伝動機構に、無段階的に作用する摩擦ロック(摩
擦ブレーキ)を配属しておくことである。この摩擦ロッ
クは、有利にはばね力を負荷された調節ねじから成って
いる。この調節ねじは、調節伝動機構を操作すると、ク
ランプ板のスリット内で相対運動を行う。この摩擦ロッ
クないし調節可能な調節ねじにより、調節伝動機構内の
締付け力が調節され、それによって、調節可能の部材の
その時々の所望の位置が自動的には変更できなくなる。
【0015】本発明の更に別の特徴によれば、肩支持体
の角度位置を変更することができる。そのための別個の
調節伝動機構が備えられている。この機構は、肩支持体
と結合され、別個の操作部材(ハンドグリップ)により
調節可能である。
【0016】本発明の更に別の特徴は、調節伝動機構の
構造である。この構造によって胸部の可動部材を無段階
的に調節することができる。更に、調節伝動機構が自己
ロック式に構成されているので、部材のその時々の位置
が自動的にロックされる。
【0017】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面につき詳説す
る。
【0018】図面には、女性用アウターウェアを処理す
るための成形体の上方部分、すなわち胸部10が示され
ている。胸部10は直立した支柱11に組付けられてい
る。支柱11は有利には4角管である。胸部10には、
処理されるアウターウェア、たとえばブラウス、ジャケ
ットなどが着せかけられる。成形体ないし胸部は、衣服
を着せて処理室(図示せず)へ走入される。処理室内で
蒸気又は熱気がアウターウェアに作用する結果、胸部1
0により決められた形が衣服に定着する。
【0019】図面に略示した胸部は、通例、成形薄板製
の上部成形体12から成り、この成形体12が支柱11
と不動かつ変位不能に結合されている。成形体12は、
上方部が頚部のはじめの個所に移行している。
【0020】成形体12は、両側に肩支持体13,14
が続いている。これらの肩支持体13,14は、アウタ
ーウェア(図示せず)用の、上部支持面(15)を形成
している。この支持面(15)は斜めに下降し、湾曲し
ている。胸部10は、外側が繊維材料製のカバー16で
取囲まれている。このカバーは蒸気及び熱気を透過でき
る。カバー16は、下部はからげて、支柱11に結合さ
れている。
【0021】女性のバストを構成するため、胸部10は
特別なバスト成形部17,18を有している。これらの
成形部17,18は、この場合、球欠形の成形片19か
ら成っている。この成形片19は、有利には、金属製又
はプラスチック製の椀状の中空体の形状を有しており、
カバー16の内側に密接し、カバーを外方へ椀状に突出
させている。この形状が衣料に付与される。
【0022】バスト成形部17,18は(別個の)機械
式調節伝動機構20を介して調節可能である。バスト成
形部17,18がこのように動くことで、被処理衣料の
種々の寸法に胸部10を適合させることができる。この
ため、寸法の異なる衣料を処理するたびに胸部10を交
換する必要が全くなくなるか、もしくは少なくなる。
【0023】バスト成形部17,18用の調節伝動機構
20は、成形部17,18ないしはその成形片19が複
数方向(“3次元”)に可動となるように構成されてい
る。女性の体形に合うようにするために、バスト成形部
17,18は、成形片19の間隔を調節でき、加えて上
下動可能であり、更に特別に重要な点は、仮想中心平面
21に対し直角方向に可動な点である。この直角方向の
運動方向は、成形片19と支柱11との間隔を変えるこ
とによっても決定できる。図には、アウターウエアの寸
法が大きい場合と小さい場合それぞれの2つの極限位置
が示してある。大きい場合の位置は、破線で示した位置
である。
【0024】調節伝動機構20は、この実施例の場合、
各成形片19に配属された旋回可能の支持アーム22,
23から成っている。これらのアーム22,23は、共
通の旋回支承部24内で旋回可能に互いに結合されてい
る。旋回支承部24は定置されており、この例では控え
25を介して支柱11と不動に結合されている。成形片
19は、したがって、旋回支承部24を中心として円弧
状の運動を行なう。
【0025】支持アーム22,23の旋回運動は、連結
棒26,27を介して生ぜしめられる。これらの連結棒
は、中央区域で支持アーム22,23と旋回可能に結合
され、引張り力又は押圧力を受けるようになっている。
これによって、支持アーム22,23の旋回が、一方又
は他方の方向に行なわれる。側面図で見られるように、
折曲げられている連結棒26,27は、共通の支承片2
8と連結されている。この支承片28は、調節運動を行
なうため上下運動可能である。この上下運動は、相応に
運動可能な2個の操作ロッド29,30を介して行なわ
れる。これらのロッド29,30は支承片28の横に取
付けられ、胸部10の上端(首のつけ根部分)へ延びて
いる。この場合、操作ロッド29,30は、連結片31
に接続されている。この連結片31は、上下運動可能で
ある。この運動は胸部から上方へ突出した押し棒32を
介して行なわれる。この押し棒32は、ハンドグリップ
として構成しておくか、ないしは上下運動を行なうため
手で握ることができるようにしておく。
【0026】バスト成形部17,18の運動は、この実
施例の場合、肩支持体13,14の調節運動に接続され
る。肩支持体13,14は、衣料の種々の寸法に適合す
るように走出走入が可能であり、しかもこの走出入は、
これら肩支持体の外方へ降下する所定の傾斜に従って行
なわれる。図示の実施例の場合、この運動は、実線で示
した位置から破線で示した位置までの範囲で行なわれ
る。
【0027】肩支持体13,14のこれらの調節運動を
行なうために、各肩支持体13,14には操作アーム3
3,34が配置されている。操作アーム33,34は、
一方では肩支持体13,14に、他方では連結片31
に、それぞれリンク結合している。したがって、この連
結片31の上下運動によって、操作アーム33,34は
拡がったり、すぼまったりし、これにより肩支持体1
3,14も相応に走入走出運動を行なう。肩支持体1
3,14とバスト成形部17,18は、操作アーム3
3,34用の接続部材である共通の連結片31と操作ロ
ッド29,30とにより、それぞれ同時に一緒に調節さ
れる。この場合、肩幅と、バストの形状及び寸法との関
係が考慮される。
【0028】バスト成形部17,18ないし成形片19
を中心平面21と直角方向に調節するには、種々の解決
策がある。図示の実施例の場合、この重要な調節機能
は、調節伝動機構20を相応に配置することにより達成
される。この機構は、斜めの平面内に、言いかえると、
中心平面21ないし直立の支柱11に対し鋭角をなして
延びる調節平面53内に配置されている。調節可能の部
材、すなわち、とりわけ支持アーム22,23が、同じ
く調節平面53内を調節可能である。そのさい、アーム
と中心平面21との間隔は下方へ大きくされる。この結
果、成形片19の下方への運動(同時に外方への運動で
もある)のさい、自動的に中心平面21ないし支柱11
からの間隔を拡げる運動が生じる。要するにバストが大
きくされる。中心平面21に対する支持アーム22,2
3の運動平面ないしは調節平面53の傾斜により、成形
片19が行なう直角方向の調節運動の量が決定される。
【0029】図示の胸部10の別の特徴は、肩支持体1
3,14が旋回によりその角度位置を変更可能な点であ
る。これにより、肩支持体13,14の傾斜を衣料の相
応の形状に適合させることができる。
【0030】このような調節運動を行なうために、別個
の旋回伝動機構35が備えてある。この機構は、同じく
胸部10内に配置されており、実質的に、それぞれ1つ
の肩支持体13,14に配属された旋回ロッド36,3
7から成っている。これらのロッド36,37は、一方
の端部が肩支持体13,14の、支柱11から離れた先
端区域にリンク結合され、他方の端部は、止め部材38
に取付けられている。止め部材38は、支柱の前の中央
のところを上下運動できるように配置されている。この
止め部材38の上下運動により、旋回ロッド36,37
を介して肩支持体13,14の角度調節が行なわれる。
【0031】止め部材38は、この実施例の場合、調節
ロッド39の下端部に配置されている。調節ロッド39
は、直立姿勢で胸部10の内部を延び、首のつけ根区域
から胸部10の外へ出ている。調節ロッド39の操作
は、ハンドグリップの上下運動により行なわれ、肩支持
体13,14の角度位置が変更される。
【0032】前述の操作部材、すなわち押し棒32と調
節ロッド39は、この場合、共通の保持部、すなわち案
内片41内に支承されている。この案内片41は、胸部
10の上部、すなわち首のつけ根部分に位置している。
案内片41は定置されており、保持ラグ42を介して支
柱11の上端と結合されている。
【0033】水平方向の案内片41は、押し棒32と調
節ロッド39のための貫通穴を有している。調節伝動機
構20は自己ロック式に構成されている。
【0034】前部区域で胸部10に最適の形状を付与す
るために、バスト片43が中央に配置されている。この
バスト片43は、成形された薄板であり、ほぼバスト成
形部17,18ないし成形片19の高さで鈍角をなして
曲げられている。このため、斜め方向に延びる上方の脚
44と、ほぼ垂直方向の下方の脚45とが形成されてい
る。カバー16は、バスト片43の中央区域にに密着し
ている。
【0035】バスト片43は、バスト成形部17,18
と一緒に上下運動可能である。成形部17,18が下方
位値(図2の破線位置)にあるときには、バスト片43
も下方の位置に来る。成形部17,18が上方位置へ移
動すると、バスト片43も同じように上方位置へ動く。
この位置では、脚44の上部は成形体12の下方に来
る。
【0036】バスト片43は、中心平面21に対して直
角方向にも動くので、下方位置では中心平面21からの
間隔も大きくなる。支柱11からの間隔も同じように変
化する。
【0037】バスト片43は、図示の実施例では、バス
ト成形部17の調節伝動機構20と結合されている。斜
めの調節平面53内を調節部材が可動であるため、バス
ト片43も“3次元”の運動を行なう。
【0038】この目的のため、バスト片43の内側に保
持部、すなわち止め板46が配置してある。この止め板
は、斜めの調節平面53内を上下動可能の、調節伝動装
置20の部材、すなわち、図示の実施例では支承片28
と結合されている。支承片28は、また保持ラグ47を
介して支柱11に取付けられている。保持ラグ47は斜
めに曲げられた支持脚48を有し、この支持脚が調節伝
動機構20の運動平面内に、ないしは調節平面53と平
行に延びている。
【0039】支持脚48は、摩擦ロック49ないし摩擦
ブレーキの一部である。この摩擦ブレーキにより調節伝
動機構20の操作時に作用する締付け力を調節可能であ
る。更に、摩擦ロック49は、バスト成形部17,18
並びにバスト片43を安定的な位置に無段階的に調節す
ることができる。
【0040】支持脚48は、摩擦ロック49の一部とし
てスリット50を有し、このスリットが支承片28の運
動方向に延びている。調節ねじ51は、スリット50内
を可動であり、ばね52の負荷に抗して調節可能であ
る。支持脚48の一方の側には滑り板が密接しており、
他方の側には支承片28が密接している。調節ねじ51
は、そのねじボルト部分が支承片28を貫通し、支承片
28を支持脚48の下側へ押付けている。既述の形式で
支承片28をずらせたり調節運動させる場合、支持脚4
8に対して摩擦が生じる。この摩擦は、調節可能で、バ
スト成形部17,18及びバスト片43をそれぞれの位
置に固定させる。
【0041】図示の実施例の変化形として、バスト成形
部17,18の操作用に、肩支持体13,14の調節と
は無関係に操作可能な調節伝動機構を備えるようにする
ことができる。その場合には、たとえば連結片31を単
数又は複数の操作ロッド29,30の接続にのみ役立つ
ようにし、かつ相応の操作用ハンドグリップを有するよ
うにすることができる。その場合、肩支持体13,14
ないし操作アーム33,34には、独立して運動可能の
ハンドグリップ付き連結片を配属しておく。この解決策
の場合には、したがって、胸部10からは2個又は旋回
伝動機構35を含めれば3個のハンドグリップが突出す
ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】胸部の前面図である。
【図2】図1に示した胸部の側面図である。
【図3】調節伝動機構の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
10 胸部、 11 支柱、 12 成形体、 13,
14 肩支持体、 15 支持面、 16 カバー、
17,18 バスト成形部、 19 成形片、20 調
節伝動機構、 21 中心平面、 22,23 支持ア
ーム、 24旋回支承部、 25 控え、 26,27
連結棒、 28 支承片、 29,30 操作ロッ
ド、 31 連結片、 32 押し棒、 33,34
操作アーム、 35 旋回伝動機構、 36,37 旋
回ロッド、 38 止め部材、39 調節ロッド、 4
0 ハンドグリップ、 41 案内片、 42 支持ラ
グ、 43 バスト片、 44,45 脚、 46 止
め板、 47 保持ラグ、 48 支持脚、 49 摩
擦ロック、 50 スリット、 51 調節ねじ、 5
2 ばね、 53 調節平面
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】支持脚48は、摩擦ロック49の一部とし
てスリット50を有し、このスリットが支承片28の運
動方向に延びている。調節ねじ51は、スリット50内
を可動であり、ばね52の負荷に抗して調節可能であ
る。支持脚48の一方の側には滑り板54が密接してお
り、他方の側には支承片28が密接している。調節ねじ
51は、そのねじボルト部分が支承片28を貫通し、支
承片28を支持脚48の下側へ押付けている。既述の形
式で支承片28をずらせたり調節運動させる場合、支持
脚48に対して摩擦が生じる。この摩擦は、調節可能
で、バスト成形部17,18及びバスト片43をそれぞ
れの位置に固定させる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10 胸部、 11 支柱、 12 成形体、 13,
14 肩支持体、 15 支持面、 16 カバー、
17,18 バスト成形部、 19 成形片、20 調
節伝動機構、 21 中心平面、 22,23 支持ア
ーム、 24旋回支承部、 25 控え、 26,27
連結棒、 28 支承片、 29,30 操作ロッ
ド、 31 連結片、 32 押し棒、 33,34
操作アーム、 35 旋回伝動機構、 36,37 旋
回ロッド、 38 止め部材、39 調節ロッド、 4
0 ハンドグリップ、 41 案内片、 42 支持ラ
グ、 43 バスト片、 44,45 脚、 46 止
め板、 47 保持ラグ、 48 支持脚、 49 摩
擦ロック、 50 スリット、 51 調節ねじ、 5
2 ばね、 53 調節平面、 54 滑り板
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラインホルト ケムペルマン ドイツ連邦共和国 バート ザルツフレン 1 エルフェアディサー シュトラーセ 7

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 女性用アウターウェアを蒸気又は熱気で
    成形する装置であって、アウターウェアを成形体に着せ
    かけることができ、この成形体の上部が調節可能の肩支
    持体とバスト成形部とを有する胸部をなす形式のものに
    おいて、少なくともバスト成形部(17,18)ないし
    この成形部の成形片(19)が、アウターウェアの種々
    の(既製服)寸法に合わせるため、胸部(10)の仮想
    直立中心平面(21)に対し直角方向にも、また中心平
    面(21)に対して平行又は斜めの方向に延びる平面内
    でも調節可能であり、このようにすることによりバスト
    成形部(17,18)ないし成形片(19)が上下動可
    能となり、またバスト成形部(17,18)ないし成形
    片(19)の間隔を相互に、かつ中心平面(21)に対
    し直角方向に変更可能であることを特徴とする、女性用
    アウターウェアの成形装置。
  2. 【請求項2】 バスト成形部(17,18)ないし成形
    片(19)が、その上下運動に応じて中心平面21との
    間隔を変えることを特徴とする請求項1記載の成形装
    置。
  3. 【請求項3】 バスト成形部(17,18)ないし成形
    片(19)が、直立中心平面(21)に対し斜めに延び
    る調節平面(53)内で調節可能であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の成形装置。
  4. 【請求項4】 バスト成形部(17,18)が、別個の
    調節伝動機構(20)を介して調節可能であることを特
    徴とする請求項1から3までのいずれか1項記載の成形
    装置。
  5. 【請求項5】 調節伝動機構(20)の構成により、バ
    スト成形部(17,18)ないし成形片(19)が、中
    心平面(20)から離れた位置に来ると、成形部の相互
    間隔も、肩支持体(13,14)に対する成形部の間隔
    も、同じように広くなることを特徴とする請求項4記載
    の成形装置。
  6. 【請求項6】 バスト成形部(17,18)ないし成形
    片(19)が、斜めの調節平面内を調節伝動機構(2
    0)により運動せしめられるさい、この運動が、同時
    に、直立中心平面(21)からのバスト成形部(17,
    18)ないし成形片(19)の間隔を変化させることを
    特徴とする請求項1から5までのいずれか1項記載の成
    形装置。
  7. 【請求項7】 バスト成形部(17,18)用の調節伝
    動機構(20)が、肩支持体(13,14)を移動させ
    るための調節伝動機構(操作アーム)(33,34)と
    接続されていることを特徴とする請求項1から6までの
    いずれか1項記載の成形装置。
  8. 【請求項8】 肩支持体(13,14)の移動用及び調
    節伝動機構(20)の操作用の共通の操作部材(32)
    が備えられていることを特徴とする請求項1から7まで
    のいずれか1項記載の成形装置。
  9. 【請求項9】 バスト成形部(17,18)の成形片
    (19)が、旋回可能の支持アーム(22,23)のと
    ころに配置されており、これらのアーム(22,23)
    が、共通の中央旋回支承部(24)内で旋回可能に連結
    されており、しかも旋回支承部(24)が、固定的に構
    成されており、特に控え(25)を介して支柱(11)
    と連結されていることを特徴とする請求項1から8まで
    のいずれか1項記載の成形装置。
  10. 【請求項10】 支持アーム(22,23)が、斜めに位
    置する調節平面(53)内に延び、この平面内で連結部
    材(26,27)を介して操作可能であり、連結棒(2
    6,27)が上下運動可能な操作ロッド(29,30)
    と結合されていることを特徴とする請求項1から9まで
    のいずれか1項記載の成形装置。
  11. 【請求項11】 操作ロッド(29,30)が、手で操
    作可能な部材、特に胸部(10)から突出する押し棒
    (32)と連結されていることを特徴とする請求項1か
    ら10までのいずれか1項記載の成形装置。
  12. 【請求項12】 肩支持体(13,14)用の操作伝動
    機構、特に操作アーム(33,34)が、調節伝動機構
    (20)用の操作部材、すなわち押し棒(32)と、有
    利には、操作ロッド(29,30)及び操作アーム(3
    3,34)用の共通の連結片(31)を介して、連結さ
    れていることを特徴とする請求項1から11までのいず
    れか1項記載の成形装置。
  13. 【請求項13】 連結棒(26,27)が、成形片(1
    9)の保持アーム(22,23)を操作するため、保持
    アーム(22,23)と平行に、斜めの調節平面(5
    3)内に延びており、かつまた、有利には操作ロッド
    (29,30)が、同じように、中心平面(21)に対
    し斜めに延びる平面内に、調節平面(53)と平行に配
    置されていることを特徴とする請求項1から12までの
    いずれか1項記載の成形装置。
  14. 【請求項14】 バスト成形部(17,18)及び(又
    は)肩支持体(13,14)を操作する押し棒(32)
    が、滑り支承部、有利には案内片(41)内に保持され
    ており、この案内片(41)が支柱(11)と結合さ
    れ、押し棒(32)用の貫通口を有することを特徴とす
    る請求項1から13までのいずれか1項記載の成形装
    置。
  15. 【請求項15】 特に成形薄板製の中央の胸部片(4
    3)が、バスト成形部(17,18)と一緒に、斜め方
    向の平面内、特に調節平面内を、又は調節平面と平行に
    上下運動可能であることを特徴とする請求項1から14
    までのいずれか1項記載の成形装置。
  16. 【請求項16】 胸部片(43)が、ほぼバスト成形部
    (17,18)の高さのところで鈍角をなして屈折して
    おり、これにより、斜め方向の上方脚部(44)と、ほ
    ぼ直立している下方脚部(45)が形成されていること
    を特徴とする請求項1から15までのいずれか1項記載
    の成形装置。
  17. 【請求項17】 胸部片(43)が止め板(46)を介
    して調節伝動機構と結合されていることを特徴とする請
    求項1から16までのいずれか1項記載の成形装置。
  18. 【請求項18】 バスト成形部(17,18)用の、場
    合によっては胸部片(43)用の調節伝動機構(20)
    が、摩擦力を調節可能の摩擦ロック(摩擦ブレーキ)
    (49)、特に、ばね負荷された固定用ねじないし調節
    ねじ(51)を、クランプ板(支持脚)(48)のスリ
    ット(50)内に備えていることを特徴とする請求項1
    から17までのいずれか1項記載の成形装置。
  19. 【請求項19】 調節ねじ(51)が支承片(28)の
    区域に配置され、この支承片(28)を弾性的に支持脚
    (48)に対して押付け、しかも支持脚(48)が、運
    動方向に沿った、保持ラグ(49)の一部であり、保持
    ラグ(49)が不動に取付けられていることを特徴とす
    る請求項18記載の成形装置。
  20. 【請求項20】 肩支持体(13,14)が、別個の旋
    回伝動機構(35)を介して旋回方向に調節可能である
    ことを特徴とする請求項1から19までのいずれか1項
    記載の成形装置。
  21. 【請求項21】 肩支持体(13,14)が、その外側
    端区域に作用する旋回ロッド(36,37)を介して旋
    回可能であり、これらの旋回ロッド(36,37)が、
    ほぼ中央の上下運動可能の調節ロッド(39)のところ
    に配置されていることを特徴とする請求項15記載の成
    形装置。
  22. 【請求項22】 調節ロッド(39)が、胸部(10)
    から突出しているハンドグリップ(40)を介して操作
    可能であり、特に、共通の案内片(41)を貫通して案
    内されていることを特徴とする請求項16記載の成形装
    置。
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