JPH0633958U - 錫めっき層迅速溶解試験片保持具 - Google Patents
錫めっき層迅速溶解試験片保持具Info
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- JPH0633958U JPH0633958U JP7059792U JP7059792U JPH0633958U JP H0633958 U JPH0633958 U JP H0633958U JP 7059792 U JP7059792 U JP 7059792U JP 7059792 U JP7059792 U JP 7059792U JP H0633958 U JPH0633958 U JP H0633958U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブリキ板錫めっき層を迅速に酸溶解する。
【構成】 試験片立て1に設けられたスリット2に試験
片4を挿入すると白金板3と試験片4とが接触する。 【効果】 酸水溶液中で、錫の溶解が速く且つ均一に行
われ、試験片脱着操作の容易さと相まって溶解作業に要
する時間が短縮される。
片4を挿入すると白金板3と試験片4とが接触する。 【効果】 酸水溶液中で、錫の溶解が速く且つ均一に行
われ、試験片脱着操作の容易さと相まって溶解作業に要
する時間が短縮される。
Description
【0001】
ブリキ板のSnめっき層の品質試験において、錫めっき層を速やかに溶解する 試験片保持具に関する。
【0002】
ブリキ板の品質試験において、めっき層を溶解し溶解液について或いは溶解剥 離後の鋼素地について調べることが多々ある。溶解液について調べる場合、めっ き層を水溶液化するとその後の調査に便利であり又溶解操作自体も簡便であるこ とが多い。
【0003】 このため、従来、硫酸や塩酸等の無機酸水溶液をビーカに入れ、これに試験片 を浸漬して溶解剥離することが行われていた。例えば、JIS−H−8501に よる付着量の測定では、2規定の塩酸を用い定電流で溶解する。但し、付着量測 定では、溶解量を錫のイオン化電気量で測定するので、装置や操作が複雑になる 。溶解そのものを目的とする場合は、一般に複雑化を避けて浸漬するだけで行う ことが多い。
【0004】
めっき層の溶解を伴う調査の種類は多く、日常これに供される試験片の数は多 い。しかも、調査結果を早く得るためには、素早く溶解する必要があった。 ブリキ板を塩酸や硫酸などの無機酸水溶液に浸漬すると、表面の錫は酸水溶液 中の水素イオンと電子を与え、自らは錫イオンとなって表層から溶解していく。 このようにして、錫めっき層を溶解してめっき層中に微量に含まれる他の元素を 調べたり、或いはめっき層を除いて残った鋼板素地について調べたりすることが 度々行われる。
【0005】 例えば、錫めっき層に施されたクロメート処理皮膜のクロム含有量を測定する ことは、日常の検査として頻繁に行われる。この場合、錫めっき層の溶解に数分 を要するが、この時間は迅速に測定結果を得るという観点及び作業性の観点から は一分でも縮まることが望ましい。
【0006】 しかしながら、化学反応を促進する加熱がヒュームの発生を促進するので、そ の対策を講ずると、溶解装置や操作が複雑となり作業性を損ない、溶解作業に要 する時間を短縮することが困難であるとの問題があった。 このような問題を解決するためにこの考案はなされたもので、簡単な装置と操 作によって酸溶解作業時間を短縮することを目的とするものである。
【0007】
この目的を達成するための手段は、試験片が接するように試験片保持具に白金 を取り付けためっき層溶解装置であって、この試験片保持具は上下方向にスリッ トを設けた二枚の板からなる試験片立てを有する錫めっき層迅速溶解試験片保持 具である。
【0008】
酸水溶液のような電解質溶液の中で、白金のように貴なる金属とこれよりも卑 なる金属である錫が接すると、貴なる白金がカソードになり卑なる錫がアノード となって電池が形成される。即ち、錫のイオン化が容易となり錫の溶解が促進さ れる。したがって、白金は純粋な金属でなくても、白金・ロウジウムなどの合金 又白金でなくても金やパラジウムのように錫よりも貴なる金属であれば、同じよ うな効果が得られる。白金や白金ロジウムは熱電対や抵抗線など身近に使用され ているので入手し易い。
【0009】 溶解中は酸水溶液中に試験片保持具を置き、これに試験片を保持させるが、溶 解時間が短縮されてくると、保持具への試験片の着脱が作業性に影響する比率が 高まる。
【0010】 試験片保持具の試験片立てが上下方向にスリットを設けた二枚の板であると、 試験片を上から下ろす単純操作で挿入することができ、試験片を取り出す場合も 真っ直ぐ上方に取り出せるので、液の滴下などにより周囲を汚染することが避け られる。したがって、装置には汚染や危険を防止するための余分な付帯設備が不 要で、且つ作業は容易で簡単な動作の組み合わせで遂行される。
【0011】
錫めっき層溶解試験片保持具を作製し、溶解に要する作業時間を調べた。 用いた試験片保持具の一例を図1に示す。(a)図は側面図、(b)図は正面図 である。1は試験片立てで、上下方向にスリット2が設けられている。3は白金 で、幅約4mmの薄い白金板を、試験片4をスリットに挿入したときその両端近 くで接触するように、各一本ずつ取り付けた。
【0012】 試験片は#100ブリキであったが、白金を用いない従来の方法で5分を要し た溶解作業時間が、この装置を用いることによって20秒に短縮した。この場合 、めっき面全体にわたって均一に溶解が進むことが観察された。溶解速度が大き くなったことに加え溶解の均一化が溶解所要時間を大幅に短縮したものと考えら れる。
【0013】 又、試験片の脱着に際しては、電解のための通電操作や通電部の保護操作が不 要のため、スリットへの挿入と引上げの操作のみで済み、極めて簡単に且つ素早 くこれを行うことができた。
【0014】 なお、一つの試験片立てに複数のスリットを設けて同時に複数の試験片を処理 してもよい。又、白金は板状でなく線状でもよい。細い線の場合は複数本用い、 めっき層表面積に対してある程度の白金表面積(例えば、1%程度)があると溶 解の均一性がよい。 更に、この考案は、錫以外の金属の溶解に対しても効果を奏し、例えば、亜鉛 やアルミニウム、銅、クロム、ニッケル等の溶解も促進される。
【0015】
この考案によれば、めっき層を溶解する際に用いる試験片保持具の試験片立て にスリットが設けられ、そのスリットに試験片を上から挿入すると試験片と白金 とが接触するようになっている。このため、簡単な操作で試験片が脱着出来ると ともに、めっき層の溶解速度が大きく且つ均一で溶解作業時間が大幅に短縮され る。これによって、調査結果が早く得られるとともに作業能率の向上がもたらさ れた効果は大きい。
【図1】この考案の一実施例である錫めっき層溶解試験
片保持具で、(a)図は側面図、(b)図は正面図であ
る。
片保持具で、(a)図は側面図、(b)図は正面図であ
る。
1 試験片立 2 スリット 3 白金 4 試験片。
Claims (1)
- 【請求項1】 試験片を挿入するように上下方向にスリ
ットを設けた二枚の板からなる試験片立てを有する試験
片保持具に、挿入された試験片が電気的に接するように
白金を取り付けたことを特徴とする錫めっき層迅速溶解
試験片保持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992070597U JP2594369Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 錫めっき層迅速無電解溶解試験片保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992070597U JP2594369Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 錫めっき層迅速無電解溶解試験片保持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633958U true JPH0633958U (ja) | 1994-05-06 |
| JP2594369Y2 JP2594369Y2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=13436140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992070597U Expired - Lifetime JP2594369Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 錫めっき層迅速無電解溶解試験片保持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2594369Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007198797A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Hitachi High-Technologies Corp | 定量分析装置及び定量分析方法 |
| JP2022072594A (ja) * | 2020-10-30 | 2022-05-17 | Jfeスチール株式会社 | 鋼中水素分析用サンプルの作製方法、鋼中水素分析方法、鋼板の拡散性水素による脆性劣化の予測方法及び鋼板の検査成績証明方法 |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP1992070597U patent/JP2594369Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007198797A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Hitachi High-Technologies Corp | 定量分析装置及び定量分析方法 |
| JP2022072594A (ja) * | 2020-10-30 | 2022-05-17 | Jfeスチール株式会社 | 鋼中水素分析用サンプルの作製方法、鋼中水素分析方法、鋼板の拡散性水素による脆性劣化の予測方法及び鋼板の検査成績証明方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2594369Y2 (ja) | 1999-04-26 |
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