JPH0633918B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH0633918B2
JPH0633918B2 JP62264884A JP26488487A JPH0633918B2 JP H0633918 B2 JPH0633918 B2 JP H0633918B2 JP 62264884 A JP62264884 A JP 62264884A JP 26488487 A JP26488487 A JP 26488487A JP H0633918 B2 JPH0633918 B2 JP H0633918B2
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JP
Japan
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muffler
resonance frequency
compressor
refrigerator
evaporator
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JP62264884A
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Inventor
義弘 石橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、冷蔵庫に係わり、特に冷蔵庫の運転中に発
生するマフラーの共鳴音の防止に関するものである。
[従来の技術] 第6図は例えば実開昭58−54053号公報に示され
た周知の冷蔵庫の冷媒回路図である。図において、(1)
は圧縮機で、凝縮器(2)、絞り部(3)および蒸発器(4)と
ともにこれらは直列に接続し周知の冷媒回路を構成して
いる。(5)は液冷媒をためるためのアキュムレータ、(6)
は圧縮機から蒸発器へ高温の油や冷媒が停止中に逆流す
るのを防止するためのマフラーで、前記アキュムレータ
とともに前記圧縮機(1)と蒸発器(4)との間に配設されて
いる。(7)はこのマフラーと圧縮機(1)をつなぐ吸入管で
ある。
次に動作について説明する。
圧縮機(1)で圧縮された冷媒は凝縮器(2)で凝縮し、絞り
部(3)にて減圧され、蒸発器(4)で蒸発して冷凍サイクル
を形成する。また外気温の変化により冷媒循環量が変化
するため、余った冷媒はアキュムレータ(5)にためられ
る。さらに圧縮機が停止すると、高低圧の圧力差によ
り、高圧の冷媒ガスと油が圧縮機(1)から逆流し、マフ
ラー(6)にたまる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の冷蔵庫は以上のように構成されているので、運転
中の圧縮機の圧力脈動による加振成分の内、マフラーの
共鳴により共鳴周波数近傍の成分が増幅され、これが振
動として配管を伝わり、冷蔵庫のキャビネットから騒音
として大気中に放射されてしまうという問題点があっ
た。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、マフラーの共鳴音の出ない冷蔵庫を得ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る冷蔵庫はマフラーと圧縮機の間に、マフ
ラーの1次共鳴周波数の3分の2の周波数を1次共鳴周
波数とする2次マフラーを配設し、マフラーと2次マフ
ラーをつなぐ配管をマフラーの1次共鳴周波数における
半波長の正の整数倍の長さに設定したものである。
[作用] この発明における冷蔵庫は、2つのマフラーによって互
いに相手のマフラーの共鳴によって増幅されるマフラー
の共鳴周波数近傍の周波数成分の圧力脈動波を減衰させ
るとともに、両マフラーが共鳴する時の境界条件がくず
されて両マフラー自身の共鳴周波数そのものにおける共
鳴現象の発生防止を図り、両マフラーの共鳴周波数にお
ける音およびその近傍の音の発生を防止できる。
[実施例] 次にこの発明の一実施例を図について説明する。
第1図において、(1)は圧縮機、(2)は凝縮器、(3)は絞
り部、(4)は蒸発器で、これらは順次直列に接続して冷
媒回路を構成している。(5)は液冷媒を溜めるアキュム
レータ、(6)は高温の冷凍機油が前記圧縮機(1)から蒸発
器(4)へ戻るのを防止するためのマフラーで、アキュム
レータ(5)とともに圧縮機(1)と蒸発器(4)との間に配設
されている。(9)はこのマフラーの1次共鳴周波数の2/3
の1次共鳴周波数をもつ2次マフラーで、前記圧縮機
(1)とマフラー(6)との間をマフラー(6)の1次共鳴周波
数における半波長の正の整数倍の長さの吸入管(7)で接
続されている。
そして、これらマフラー(6)、2次マフラー(9)は、円筒
形で、かつ両端面が軸心に対し直角になっている場合
は、2次マフラー(9)の1次共鳴周波数をマフラー(6)の
1次共鳴周波数fの2/3にするためには第3図に示す
透過損失と周波数の関係のグラフに示すようにその周波
数fの場合の半波長の1.5倍の長さに設定すればよい
が、実際に冷媒回路の途中の吸入管(7)(8)に接続させる
ためにはマフラーの両端部を第2図に示すように絞り加
工で形成しテーパー状となる。
従って、テーパー部を端部に有するマフラーの透過損失
TLは入射波圧力Aiと透過波圧力Aoのエネルギー比
であるので次の算式により求められる。
ここでAi/Aoは ここで:円筒部長さ、e:テーパー部長さ k=ω/a、ω:角周波数 a:音速 m=S/S、S:出入口部断面積 S:円筒部断面積 であるから、従って透過損失TLをdBで表示すると、 となるため、これをマフラー(6)と2次マフラー(9)につ
いて計算した結果を、この発明による実施例に採用した
マフラーの具体的寸法は次のようになる。
すなわち、マフラー(6)は=17mm、e=20mm、S
=1379mm2、S=22.5mm2、であり音速150m/Sで約1430
Hzの1次共鳴周波数をもつので、ほぼマフラー(6)の2/3
となっている。
次に作用について説明する。圧縮機(1)が運転すると冷
媒ガスが圧縮され、凝縮器(2)で凝縮し、絞り部(3)で減
圧され蒸発器(4)で蒸発して冷凍サイクルを形成する
が、この時、圧縮機の高圧ガスや油が低圧側にもれるこ
とにより吸入管内に高周波の圧力波が伝わる。この圧力
波は2次マフラー(9)内で、この2次マフラー(9)の透過
損失により2次マフラー(9)の共鳴周波数の近傍を除き
減衰し、吸入管(7)に伝わり、マフラー(6)へ伝わる。マ
フラー(6)は2次マフラーの1.5倍の1次共鳴周波数
を持つため、2次マフラー(9)の共鳴周波数近傍におけ
るマフラー(6)の透過損失が大きく、このためここで2
次マフラーの共鳴周波数近傍の周波数成分の圧力波が減
衰されるのでキャビネットを加振する力が減り、2次マ
フラー(9)の共鳴によって共鳴周波数近傍の音が大きく
出ることがなくなる。また上記したようにマフラー(6)
にはマフラー(6)の共鳴周波数近傍の成分が2次マフラ
ー(9)で減衰されてから伝えられるためマフラー(6)の共
鳴によって増幅されるマフラー(6)の共鳴周波数近傍の
音も大きく出ることがなくなる。さらに、マフラー(6)
と2次マフラー(9)との間の吸入管(7)の長さをマフラー
(6)の1次共鳴周波数の半波長の正の整数倍としてある
ため、2次マフラー(9)と吸入管(7)との境界条件の違い
が定在波を形成させないので上記効果を更に大きくする
ものである。
なお、第4図は従来の冷蔵庫とこの発明による2次マフ
ラー(9)を備えた冷凍回路を有する冷蔵庫実機により比
較試験した結果を示すもので、音圧レベルが、従来装置
で突出した部分(イ)がこの発明による装置では点線で示
すように平坦部となり、マフラー(6)の共鳴音が出なく
なっていることを示している。
[発明の効果] 以上のように、この発明によればマフラーと圧縮機の間
にマフラーの2/3の1次共鳴周波数をもつマフラーと独
立した2次マフラーを配設し、マフラーと2次マフラー
をつなぐ配管をマフラーの1次共鳴周波数の半波長の正
の整数倍の長さに設定したので、2つのマフラーによっ
て、互いに相手のマフラーの共鳴によって増幅されるマ
フラー共鳴周波数近傍の周波数成分の圧力波を減衰させ
るとともに、両マフラーが共鳴するときの境界条件をく
ずされて、両マフラー自身の共鳴周波数そのものにおけ
る共鳴現象の発生を防止することができ、マフラーの共
鳴音が出ない冷蔵庫が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による冷蔵庫の冷媒回路
図、第2図はマフラーの説明図、第3図は透過損失と周
波数の関係線図、第4図は従来装置とこの発明による冷
蔵庫の比較線図、第5図は第1図の要部拡大断面図、第
6図は従来の冷蔵庫の冷媒回路図である。 (1)は圧縮機、(2)は凝縮器、(3)は絞り部、(4)は蒸発
器、(5)はアキュムレータ、(6)はマフラー、(7)(8)は吸
入管、(9)は2次マフラーである。 なお、図中同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、凝縮器、絞り部および蒸発器を順
    次直列に接続するとともに前記蒸発器と圧縮機との間に
    アキュムレータとマフラーを接続した冷凍サイクルを備
    えた冷蔵庫において、前記マフラーと圧縮機の間に前記
    マフラーの1次共鳴周波数の2/3の共鳴周波数を1次共
    鳴周波数とする前記マフラーと独立した2次マフラーを
    配設し、 かつ、前記マフラーと前記2次マフラーをつなぐ配管
    を、前記マフラーの1次共鳴周波数における半波長の正
    の整数倍の長さに設定したことを特徴とする冷蔵庫。
JP62264884A 1987-10-20 1987-10-20 冷蔵庫 Expired - Lifetime JPH0633918B2 (ja)

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