JPS5919780Y2 - 圧力脈動減衰器 - Google Patents

圧力脈動減衰器

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JPS5919780Y2
JPS5919780Y2 JP1975102784U JP10278475U JPS5919780Y2 JP S5919780 Y2 JPS5919780 Y2 JP S5919780Y2 JP 1975102784 U JP1975102784 U JP 1975102784U JP 10278475 U JP10278475 U JP 10278475U JP S5919780 Y2 JPS5919780 Y2 JP S5919780Y2
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tube
attenuator
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JP1975102784U
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JPS5216005U (ja
Inventor
隆久 平野
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は全密閉形圧縮機、小形ニアコンテ゛イショナ、
パッケージドエアコンデイショナ等に使用される冷凍装
置用圧力脈動減衰器に係る。
第1図は冷凍装置の構成概略図で、電動圧縮機1′にて
吐出された冷媒ガスは配管3′を通り凝縮器4′、配管
5′、細管もしくは膨張弁6′、冷却器7′を介して、
配管8′によ゛り電動圧縮機1′に吸入される。
一般に、電動圧縮機1′内部に吸入、吐出側に圧力脈動
減衰器を取付け、電動圧縮機騒音、配管3’、 8’及
び熱交換器4’、 7’より発生する2次騒音を低下さ
せるが、電動圧縮機1′内部の減衰器は形状、大きさに
大きな制限が課せられ、特に吐出側圧力脈動は吸入側よ
り大きく、配管3′の脈動は所定のレベルまで低減でき
ない場合が多い。
このため、配管3′途中に補助圧力脈動減衰器2′を取
付けることがしばしば行われ、この補助圧力脈動減衰器
2′は一般に空胴形のものが用いられる。
空胴形減衰器の基本的構造は第2図に示すごとく、管の
断面積をSl、S2と変化させることにより圧力波(入
射波)Piを反射させ、その反射波Prと新たに進入し
てくる入射波Piとを干渉させて、減衰させるものであ
る。
従って、空胴形減衰器の減衰特性は第3図に示すように
、逆位相の反射波と入射波が生じたとき減衰効果は最大
となるが、反射波と入射波が同位相の場合には減衰効果
は無く、逆に増巾される(即ち、減衰量は負となる)。
空胴形減衰器の基本は前記のごとく管断面積を急激に変
えることにあり、実際の空胴形減衰器の構成は千差万別
であるが、代表的基本モデルは第4図のa−二段空胴形
b挿入管付空胴形、C側面入出力空胴形、d二段空胴形
、e挿入管付二段空胴形であり、上記各モデルを適宜組
み合せることにより、実際の減衰器が作られる。
即ち、周知の空胴形減衰器は入力管、出力管の径(断面
積S1)と空胴部の径(断面積S2)の比、即ち拡張化
上により減衰量が決まり、また空胴部長さ1により減衰
周波数が決まる。
圧力脈動は低周波成分が大きく、このため空胴形減衰器
は空胴部長さlの大きなものが必要となる。
さらに、冷凍装置の冷媒通路には上記空胴形減衰器のほ
か、抵抗形減衰器が使用されることがある。
この抵抗形減衰器の動作原理は、減衰器を絞り、急拡大
、急縮小、急激な曲げ等を組合せて作り、圧力波がこれ
らの各要素を通過する際に生じる摩擦により、圧力波エ
ネルギーを熱エネルギーに交換させて減衰させるもので
ある。
上記のごとく、従来では空胴形減衰器または抵椀形減衰
器が使用されていたが、下記の欠点がある。
(イ)空胴形減衰器では減衰効果のない周波数が存在す
る。
(ロ)電動圧縮機内部の減衰器により圧力脈動はがなり
減衰しており、補助減衰器の効果として数dBの脈動低
下があれば、熱交換器等を加振し音を発生させないレベ
ルまで低下するが、一般に10dB以上の減衰効果があ
れば、必要以上の圧力損失がある。
(ハ)空胴形減衰器の拡張比が比較的大きいため、圧力
損失が大きい。
また、抵抗形減衰器ではその動作特性から圧力損失は非
常に大きい。
に)空胴形減衰器では低周波を減衰させるのに、空胴部
長さを大きくする必要があり、このため減衰器が大きく
なり価格が高価になる。
また、従来の補助減衰器の大きさでは、電動圧縮器内に
設置することが不可能である。
本考案は周波数に依存せずに数dBの平坦な減衰効果を
有し、圧力損失が小さく、小形低コストの冷凍装置用圧
力脈動減衰器を提案することを目的とし、(イ)広い周
波数範囲にわたって数dBの平坦な脈動減衰効果を有し
、補助減衰器として非常に有効なものとする。
(ロ)従来の空胴形減衰器の圧力波の干渉による減衰、
または抵抗形の摩擦による減衰という観点ではなく、管
端開口の音響管の圧力波の反射特性(低周波はど伝達し
ない)、及びベンド等の急激な曲り部の圧力波の伝達特
性(高周波はど伝達しない)に着目し、上記二つの特性
を組合せ発揮するようにしたものである。
以下、本考案を第5図ないし第10図に示された実施例
に基いて説明する。
第1の実施例(第5図、第6図参照)。
第5図は本考案による圧力脈動減衰器の側面図、第6図
は第5図のA−A断面矢視図で、本考案の1実施例を示
す。
これら図面において、10は圧力波の入力管、11は圧
力波の出力管で、これらは筐体(カバー)12の内部に
突出して管端を開口しており、且つ上記入力管10と出
力管11は各軸心間の距離11を有し、また各々の管端
間は距離12だけ離れて、筐体12内に挿入されている
上記各軸心間の距離11は少くとも(人力管径+出力管
径)72以上とし、また上記各管端間の距離12は必要
減衰量により決定する。
前記筐体12は単に1個の管をつぶすことにより内部に
1つの部屋(容積13)をもつ1個の部材に形成されて
おり、単に入力管端と出力管端とを同時に包み覆うだけ
の大きさのものであり、本考案の筐体内容積13は一般
の空胴形減衰器と比べ極めて小さく、従って本考案の減
衰器の寸法は非常に小さいものである(この立後で説明
する第2、第3の実施例の筐体も同じである)。
例えば、一般の空胴形減衰器の拡張比がm−筐体断面積
S2/圧力波入力管断面積もしくは圧力波出力管断面積
51−8〜10以上であるのに比べ、上記本考案の場合
はm=2.4〜2.5程度であり、非常に小さいもので
ある。
作用の説明。
周知のごとく、管端が開口している管では、低周波はど
圧力波の反射係数が大きく、従って圧力波の低周波成分
はど管より外部へ伝達し難く、バイパスフィルターとし
て働く。
また直角ベンドのごとく、圧力波の進行方向を急激に変
化させると、圧力波の高周波成分はと反射され、従って
圧力波の高周波成分はど、次の部分へ伝達され難くく、
ローパスフィルターとして働くことは公知の事実である
本考案の圧力脈動減衰器は上記実施例のように構成する
ため、電動圧縮機気筒(図示せず)より伝播される圧力
波は、入力管10の開口端で低周波はど反射され、筐体
12の内部13に伝達され難くく、従って出力管11へ
伝達される低周波成分は減衰される。
′また、筐体12の内部で13では、直角ベンドのごと
く入力管10より圧力伝播方向を急激に曲げるため、筐
体12の内容積13が小さいにも拘らず、高周波成分を
出力管11へ伝達させ難くい。
第2の実施例(第7図、第8図参照)。
第7図は側面図、第8図はB−B断面矢視図で、10は
入力管、11 a、 11 bは出力管、12は筐体、
13は筐体12の内部容積を示す。
従来、冷凍装置が大きくなると、凝縮器(第1図の4′
)内の配管を複数とし、冷凍ガスを分配しているが、こ
の実施例の圧力脈動減衰器を分配器として流用すること
により、分配と圧力脈動低減の両者が同時に行い得られ
る。
このように、入力管、出力管が複数でも作用効果は変ら
ない。
この実施例の場合も入力、出力管の各軸心間の距離、入
力管端と出力管端間の距離は第1実施例の場合と同様に
決定する。
第3の実施例(第9図、第10図参照)。
第9図は側面図、第10図はC−C断面矢視図で、10
0は圧力波の入力管、101は圧力波の出力管で、これ
らは筐体102の内部103で管端を開口しており、且
つ入力管100と出力管101の軸心は距離11だけ離
し、また入力管100 (又は出力管101)は筐体1
02の内壁と1′2だけ離して開口し、筐体内103に
挿入固着されている。
筐体102は前実施例と同じく、入力管100と出力管
101を単に覆うもので管をつぶして製作される。
なお、入力管100と出力管101の軸心間の距離1□
は前記のごとく第1実施例で述べた値に設定され、入力
または出力管端と筐体102壁までの距離1′2ハ11
〜211ノ値とし、少くとも0.85 r (rは入力
管100もしくは出力管101の半径)以上とり、見か
け上の管端が筐体内103に存在するようにする。
開口端は、音響理論ではその端が0.851”だけプラ
スした位置となることは公知であり、1′2はこの開口
端補正0.85 r以上とするのである。
即ち、1’2> 0.85 rを満足するように1′2
を小さくする方向で決め、また11は必要減衰量より決
めれば良く、従って筐体内容積103は一般の空胴形減
衰器と比べて極めて小さくなり、減衰器は小型となる。
第11図は本考案圧力脈動減衰器の実験結果の一例を示
す曲線図で、曲線aは曲線すの場合より入力管、出力管
の管端間の距離12が短かい(減衰器が小型)場合を示
し、数dBの圧力脈動減衰が広い周波数領域にわたって
生じているのが認められ、補助脈動減衰器として極めて
有効な装置であることが確認された。
なお、上記実施例は人力管と出力管の軸心が同一平面上
にある場合を示しているが、本考案においてはこれに限
定せず、圧力波の伝達方向を人、出力管の間で急激に曲
け゛るようにしても良い。
要するに、本考案は上記各実施例について説明したよう
に、入力管と出力管か゛各軸心を一致させず且つ管端間
に距離をおき、単に1個の管をつぶし1部品として形成
された筐体内部の1つの部屋内に開口して突出挿入され
、同筐体の断面積S2と入力管もしくは出力管の断面積
S1の比で表わされる拡張比を2.5以下としたことを
特徴とする冷凍装置用圧力脈動減衰器である。
即ち、本考案においては実施例の作用の説明で述べたよ
うに、 i 管端が開口しているため低周波はど圧力波の反射係
数が大きく、従って圧力波の低周波成分はど管より外部
へ伝達しにくく、よってバイパスフィルターとしての作
用を有すると共に、直角ベンドのように圧力波の進行方
向を急激に変化させ、圧力波の高周波成分はど反射され
て次の部分へ伝達されにくいので、ローパスフィルター
としての作用も兼ねており、従って従来の空胴形減衰器
では減衰効果なしの周波数があるのに対し、本考案では
減衰量の平坦な周波数特性を有する。
ii また、本考案は容管の軸心間に適当な間隔を有
し、各々の管端間も必要減衰量により決定される距離を
有してなるので、筐体内容積が一般の空胴形減衰器等に
比べ極めて小さいため拡張比が小さい。
即ち従来のものの拡張比が8〜10以上であるのに対し
、本考案のものでは拡張比は2.5以下(数dBの減衰
に充分な値)の小さい値であるので、圧力損失も非常に
小さくなり、減衰器の大きさを極めて小さくすることが
出来る。
iii また、本考案の圧力脈動減衰器は圧力波の人
出する入力管、出力管の軸心を僅かにずらせるだけのス
ペースがあれば良いので、極めて小形で電動圧縮機内へ
の設置も可能であり、且つまた製作費も一般の補助減衰
器に比べ極めて安価である。
iv また、本考案においては筐体内に挿入する入力
管、出力管の軸心間の距離、及び管端間の距離を予め適
宜な寸法を決めることにより、脈動の減衰量及び圧力損
失をある範囲内で任意に制動することが可能である。
■ また、圧力脈動により2次騒音が発生している冷凍
装置において、本考案圧力脈動減衰器を取付けるには配
管を切断し軸心をずらさせ、これらを覆う筐体を付ける
だけで良いので、極めて現場的対策として用いることが
可能である。
vi また、筐体は単に1個の管をつぶすことにより
内部に1つの小部屋をもつ1個の部材であり、本考案の
部材はこの筐体のほかに人力管、出力管だけであるので
、コストが非常に安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷凍装置の構成概略図、第2図は空胴形減衰器
の基本的構造の説明図、第3図は空胴形減衰器の減衰特
性線図、第4図は一般空胴形減衰器の代表的基本構造の
例示図、第5図乃至第10図は本考案の実施例を示し、
第5図は第1の実施例の側面図、第6図は第5図のA−
A線に沿い切断し矢視方向に見た縦断面図、第7図は第
2の実施例の側面図、第8図は第7図のB−B線に沿っ
た矢視方向縦断面図、第9図は第3の実施例の側面図、
第10図は第9図のC−C線に沿った矢視方向縦断面図
、第11図は本考案装置による圧力脈動減衰量を示すた
めの実験結果の曲線図である。 図において、10.100・・・・・・入力管、11.
11 a、 11b、 101・・・・・・出力管、1
2.102・・・・・・筐体、11・・曲容管の軸心間
の距離、12・・・・・・各管間の距離、1′2・・・
・・・入力管100の筐体102内壁との距離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力管と出力管が各軸心を一致させず且つ管端間に距離
    をおき、単に1個の管をつぶし1部品として形成された
    筐体内部の1つの部屋内に開口して突出挿入され、同筐
    体の断面積と入力管もしくは出力管の断面積の比で表わ
    される拡張比を2.5以下としたことを特徴とする冷凍
    装置用圧力脈動減衰器。
JP1975102784U 1975-07-24 1975-07-24 圧力脈動減衰器 Expired JPS5919780Y2 (ja)

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JPS5216005U JPS5216005U (ja) 1977-02-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003214588A (ja) * 2002-01-18 2003-07-30 Denso Corp 配管構造

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