JPH06339154A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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Publication number
JPH06339154A
JPH06339154A JP5127210A JP12721093A JPH06339154A JP H06339154 A JPH06339154 A JP H06339154A JP 5127210 A JP5127210 A JP 5127210A JP 12721093 A JP12721093 A JP 12721093A JP H06339154 A JPH06339154 A JP H06339154A
Authority
JP
Japan
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character
singing
pulse
image
song
Prior art date
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Pending
Application number
JP5127210A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ishii
聡 石井
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH06339154A publication Critical patent/JPH06339154A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】表示文字を強調すると共に、外光強度に拘らず
に文字の認識を容易とする。 【構成】発生器5よりカラオケ文字データDCAに基づ
き、文字パルスPCAと歌唱後パルスPAFを出力する。メ
モリ8で歌唱前パルスPBEの読み出しタイミングを制御
し、奇数及び偶数のフィールドの歌唱前の文字表示位置
を、夫々文字が画面の前方に認識されるための左眼及び
右眼の画像位置とする。メモリ8からの歌唱前パルスP
BE′と歌唱後パルスPAFを加算したパルスPADでスイッ
チ3を制御する。文字信号(歌唱前レベルVB>歌唱後
レベルVC)の挿入されたビデオ信号SVoutで歌唱前の
文字が左眼及び右眼の画像位置にある画像を交互に表示
し、偏光フィルタを用いて左眼及び右眼で交互に観察す
る。歌唱前の文字部分が画面の前方に高輝度で認識され
る。レベルVBは外光照度が高くなる程大きくなり、歌
唱前の文字のコントラストが増加し、外光に影響されず
に文字認識が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば背景画像にカ
ラオケ文字をスーパーインポーズする画像表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図15は、例えばCD−Gソフトより再
生されるカラオケ文字信号を背景画像用のビデオ信号に
挿入して背景画像にカラオケ文字をスーパーインポーズ
するための信号処理装置を示している。
【0003】図において、1は背景画像を表示するため
のビデオ信号SVが供給される入力端子である。入力端
子1に供給されるビデオ信号SVはビデオクランプ回路
2に供給される。クランプ回路2にはクランプレベルと
しての電圧VAが供給され、ペデスタルレベルが電圧VA
となるようにクランプ処理される。クランプ回路2でク
ランプ処理されたビデオ信号SVaは切換スイッチ3の
L側の固定端子に供給される。図16Aはビデオ信号S
Vaを示しており、HDは水平同期信号、CBはカラー
バーストである。
【0004】また、4はCD−Gソフトより再生される
カラオケ文字データDCAが供給される入力端子である。
入力端子4に供給される文字データDCAは文字信号発生
器5に供給される。
【0005】入力端子1に供給されるビデオ信号SVは
同期分離回路6に供給される。この同期分離回路6では
ビデオ信号SVより水平同期信号HDおよび垂直同期信
号VDが分離されると共に、水平同期信号HDに同期し
たクロックCKが形成される。同期分離回路6より出力
される同期信号HD,VDおよびクロックCKは文字信
号発生器5に供給される。
【0006】文字信号発生器5では文字データDCAに基
づいてカラオケ文字画面を構成する各ピクセル(表示可
能な最小画素)のデータが得られ、画像メモリを構成す
るフィールドメモリ(図示せず)に格納される。この場
合、フィールドメモリに格納されるデータは、例えば文
字部分に対応してハイレベルとなり、一方その他の部分
に対応してローレベルとなるデータである。
【0007】文字信号発生器5のフィールドメモリに格
納されるカラオケ文字画面のデータは同期信号HD,V
Dに同期して読み出され、この文字信号発生器5より出
力されるデータは文字パルスPCAとして切換スイッチ3
に供給される。図16Bは文字パルスPCAを示してい
る。切換スイッチ3のH側の固定端子には電圧VBが供
給される。この電圧VBのレベルは例えば信号レベルの
100%に設定されている。
【0008】切換スイッチ3は、文字パルスPCAがハイ
レベルであるときはH側に接続され、一方文字パルスP
CAがローレベルであるときはL側に接続される。これに
より、カラオケ文字画面の文字部分では切換スイッチ3
がH側に接続されるため、切換スイッチ3からはクラン
プ処理されたビデオ信号SVaにカラオケ文字信号(白
レベル信号VB)が挿入されたビデオ信号SVoutが出力
され、このビデオ信号SVoutは出力端子7に導出され
る。図16Cはビデオ信号SVoutを示している。
【0009】このビデオ信号SVoutを図示しないモニ
タに供給することで、ビデオ信号SVによる背景画像に
カラオケ文字がスーパーインポーズされた画像が表示さ
れる。例えば、ビデオ信号SVによる背景画像が図17
Aに示すようであり、カラオケ文字画面が同図Bに示す
ようであるとき、スーパーインポーズ画像は同図Cに示
すようになる。なお、図17においては、図面を簡単に
するため文字部分を黒色で示しているが実際には白レベ
ルで表示されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように図15の信
号処理装置で形成されるビデオ信号SVoutによって背
景画像にカラオケ文字がスーパーインポーズされた画像
を表示することができる。この場合、カラオケ文字は白
レベルで表示されて背景画像と区別できるようにされて
いるが、ユーザによるカラオケ文字の認識をさらに容易
とするため、従来背景画像に対してカラオケ文字をより
強調して表示することが要望されている。
【0011】ところで、図18は、陰極線管の画面上の
表示画像より出力される像光と、画面に入射される外光
の反射光との関係を示している。図において、LEは表
示画像より出力される像光、LIは陰極線管の画面に入
射される外光、LRは陰極線管の画面で反射される外光
LIの反射光である。
【0012】陰極線管の画面に室内の照明器具や窓等か
らの光、すなわち外光LIが入射するときは、外光LI
の照度が高くなるにつれて、像光LEに対する反射光L
Rの影響が大きくなってカラオケ文字の認識が困難とな
っていく。
【0013】そこで、この発明では、背景画像にスーパ
ーインポーズされる文字を強調して表示できると共に、
画面に入射される外光の照度が高くなっても画面上に表
示される文字を容易に認識できる画像表示装置を提供す
るものである
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、文字が画面
の前方または後方に認識されるための左眼および右眼の
画像位置に文字の一部の表示位置を所定周期毎に交互に
移動させる表示位置移動手段と、文字の一部と他部の表
示輝度を異ならせる表示状態制御手段と、外光の照度を
検出する照度検出手段と、文字の一部の表示輝度を照度
検出手段の検出出力に基づいて調整する輝度調整手段
と、文字の一部の表示位置が左眼および右眼の画像位置
にある画像を選択的に取り出す画像選択手段とを備える
ものである。
【0015】
【作用】この発明においては、画像選択手段より選択的
に取り出される文字の一部の表示位置が左眼および右眼
の画像位置にある画像を、それぞれ左眼および右眼で観
察すると、文字の一部が画面の前方または後方に認識さ
れると共に、この文字の一部が他部の表示輝度と異なっ
て認識される。そのため、背景画像に対して文字の一部
が強調され、ユーザの認識が容易となる。例えば、文字
がカラオケ文字の場合には、歌唱前の文字部分を画面の
前方または後方に高輝度で、歌唱後の文字部分を画面上
に低輝度で認識させることができ、歌唱前後の境界(歌
唱ポイント)が明確となる。
【0016】また、外光の照度に応じて文字の一部の表
示輝度が調整される。そのため、外光の照度が高くなる
程文字の一部のコントラストが上がり、外光の照度が高
くなっても画面上に表示される文字の一部の認識が容易
となる。例えば、文字がカラオケ文字の場合には、外光
の照度が高くなる程歌唱前の文字部分の表示輝度が高く
なり、外光の照度が高くなっても反射光に影響されずに
カラオケ文字の歌唱前の文字部分の認識が容易となる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例においては、カラオケ文字
の歌唱前の文字部分が画面の前方または後方に認識され
るようにすると共に、カラオケ文字の歌唱前の文字部分
を歌唱後の文字部分より高輝度で認識されるようにし、
さらにカラオケ文字の歌唱前の文字部分の表示輝度が外
光照度が高くなる程高輝度となるようにするものであ
る。
【0018】まず、図11を使用して、本例で利用され
る立体視像の原理について説明する。基準面RFから2
dだけ離れた位置にある観察者の視点より基準面RFか
ら前方にdだけ離れた位置の空中物体OBを見た場合を
考える。左眼ELから見える基準面RFでの像面は観察
者からみて基準面RFの右端からDLの位置より幅WL
となる。一方、右眼ERから見える基準面RFでの像面
は観察者からみて基準面RFの右端からDRの位置より
幅WRとなる。図12AおよびBは、それぞれ基準面R
Fにおける左眼画像および右眼画像を示している。ただ
し、空中物体OBは円形であるものとする。
【0019】以上のことより、観察者の左眼ELで基準
面RFに図12Aに示すような左眼画像を観察でき、観
察者の右眼ERで基準面RFに同図Bに示すような右眼
画像を観察できれば、基準面RFから前方にdだけ離れ
た位置に空中物体OBを認識できることになる。ここ
で、周知のように眼には残像効果があるため、左眼EL
で左眼画像を観察することと右眼ERで右眼画像を観察
することとを所定周期、例えば1フィールド期間(1/
60秒)毎に交互に行なっても(図13参照)、同様に
基準面RFから前方にdだけ離れた位置に空中物体OB
を認識することが可能となる。
【0020】次に、実施例について説明する。図1は、
実施例における信号処理装置を示している。この図1に
おいて、図15と対応する部分には同一符号を付し、そ
の詳細説明は省略する。
【0021】図において、文字信号発生器5より出力さ
れる文字パルスPCAはアンド回路15に供給される。ま
た文字信号発生器5からは、歌唱後の文字部分に対応し
てハイレベルとなる歌唱後パルスPAFが出力される。こ
の歌唱後パルスPAFはインバータ16に供給され、この
インバータ16より出力される反転された歌唱後パルス
PAF′はアンド回路15に供給される。アンド回路15
からは文字パルスPCAより歌唱後の文字部分が除かれた
パルス(以下、「歌唱前パルス」という)PBEが出力さ
れてキャラクタメモリ8に供給される。
【0022】メモリ8は1ビットラインメモリ(DRA
M)で構成される。このメモリ8の書き込み、読み出し
の動作はメモリコントローラ9で制御される。コントロ
ーラ9には、同期分離回路6より同期信号HD,VDが
供給される他に、フレームパルスFP(奇数フィールド
でハイレベル、偶数フィールドでローレベル)が供給さ
れる。
【0023】メモリ8では、1フィールド毎に歌唱前パ
ルスPBEの読み出しタイミングが制御され、奇数フィー
ルドおよび偶数フィールドで歌唱前パルスPBEに関連し
て表示される歌唱前の文字部分の表示位置が、それぞれ
文字が画面の前方(図11の空中物体OBの位置参照)
に認識されるための左眼画像位置および右眼画像位置と
なるようにされる(図11のWL,WRの幅部分参
照)。
【0024】メモリ8で出力タイミングが制御された歌
唱前パルスPBE′はオア回路17に供給される。このオ
ア回路17には上述した文字信号発生器5より出力され
る歌唱後パルスPAFも供給される。そのため、オア回路
17からは歌唱前パルスPBE′と歌唱後パルスPAFが加
算され、その加算パルスPAD(PBE′+PAF)が切換ス
イッチ3に制御信号として供給される。
【0025】また、インバータ16より出力される歌唱
後パルスPAF′はオア回路18に供給されると共に、こ
のオア回路18にはオア回路17より出力される加算パ
ルスPADがインバータ19を介して供給される。このオ
ア回路18からは歌唱後パルスPAFのハイレベル期間
(歌唱前パルスPBE′もハイレベルとなる期間を除く)
に対応してローレベルとなる輝度制御パルスPLCが出力
され、この輝度制御パルスPLCは切換スイッチ20に供
給される。切換スイッチ20のL側の固定端子には電圧
VCが供給される。切換スイッチ20のH側の固定端子
には後述するように電圧VBが供給され、そのL側の固
定端子には電圧VCが供給される。ここで、電圧VCは信
号レベルの50%に設定される。
【0026】切換スイッチ20は輝度制御パルスPLCが
ハイレベルであるときはH側に接続され、輝度制御パル
スPLCがローレベルであるときはL側に接続される。切
換スイッチ20の出力信号は切換スイッチ3のH側の固
定端子に供給される。切換スイッチ3は、加算パルスP
ADがハイレベルであるときはH側に接続され、ローレベ
ルであるときはL側に接続される。
【0027】これにより、カラオケ文字画面の文字部分
では切換スイッチ3がH側に接続されるため、切換スイ
ッチ3からはクランプ処理されたビデオ信号SVaにカ
ラオケ文字信号(歌唱前の文字部分は電圧VB、歌唱後
の文字部分は電圧VC)が挿入されたビデオ信号SVout
が出力され、このビデオ信号SVoutは出力端子7に導
出される。
【0028】また、21は照度検出手段としての光量セ
ンサであり、この光量センサ21からは外光照度に応じ
た出力信号SDが得られる(図2に実線で図示)。な
お、外光照度がある照度LSTより高くなると、光量セン
サ21は飽和状態となるため、外光照度に応じた出力信
号SDは得られなくなる。
【0029】光量センサ4の出力信号SDは照度補正回
路22に供給される。この照度補正回路22には電圧調
整器23よりクリップ電圧VBが供給される。照度補正
回路22では、出力信号SDのうちクリップ電圧VB以下
の部分は照度に関係せずに電圧VBとされる(図2に一
点鎖線で図示)。なお、電圧VBに対応する照度をLBと
する。
【0030】照度補正回路22の出力信号SDCは基準キ
ャラクタ輝度調整回路24に供給される。この輝度調整
回路24にはクリップ電圧VBが供給されると共に、電
圧調整器25よりキャラクタ電圧VLが供給される。こ
のキャラクタ電圧VLは、上述したカラオケ文字信号の
歌唱前の文字部分の電圧VBの最低レベルとなり、例え
ば歌唱後の文字部分の電圧VCより大きな所定電圧範囲
内で可変調整される。
【0031】輝度調整回路24では、照度補正回路22
の出力信号SDCのうち電圧VBの部分が電圧VLとされ
る。図3の実線は輝度調整回路24の出力信号SDC′を
示しており、キャラクタ電圧VLを調整することで同図
破線の範囲で平行移動して変化したものとなる。なお、
VLmaxはキャラクタ電圧VLの最大電圧、VLminはキャ
ラクタ電圧VLの最低電圧である。
【0032】輝度調整回路24の出力信号SDC′は補正
アンプ26に供給される。この補正アンプ26には電圧
調整器25よりキャラクタ電圧VLが供給されると共
に、電圧調整器27よりゲイン制御電圧VGが供給され
る。補正アンプ26では、図4に示すようにキャラクタ
電圧VLを基準にゲイン制御電圧VGによって高照度部分
のレベルが調整される。図4の破線は変化範囲を示して
いる。補正アンプ26では、ゲイン制御電圧VGを調整
することで、キャラクタ電圧VLのレベルに拘らずに輝
度調整回路24の出力信号SDC′の高照度部分における
最大レベルが120IRE相当電圧Vmaxとなるように
調整される。120IREは映像信号の最大レベルであ
る。図5の実線は補正アンプ26の出力信号VBを示し
ており、同図破線は変化範囲を示している。補正アンプ
26の出力信号VBは切換スイッチ20のH側に供給さ
れる。
【0033】本例は以上のように構成され、その他は図
15の例と同様に構成される。
【0034】本例において、文字信号発生器5より出力
される文字パルスPCAおよび歌唱後パルスPAFが図6B
およびCに示すようであるとき、インバータ16より出
力される反転された歌唱後パルスPAF′は同図Dに示す
ようになり、アンド回路15より出力される歌唱前パル
スPBEは同図Eに示すようなる。
【0035】コントローラ9によるメモリ8の各ライン
の読み出し開始タイミングが奇数(ODD)および偶数
(EVEN)のフィールドでそれぞれ同図Fに示すよう
に制御され、それぞれのフィールドでメモリ8より同図
Gに示すタイミングで歌唱前パルスPBE′が出力され
る。奇数および偶数のフィールドの読み出しタイミング
の時間差はTDR−TDLとなる。図6Aは水平同期信号H
Dを示している。
【0036】そして、奇数および偶数の各フィールドで
オア回路17より出力される加算パルスPADは、同図H
に示すように歌唱後パルスPAFと出力タイミングが制御
された歌唱前パルスPBE′とを加算したものとなる。ま
た、オア回路18より出力される輝度制御パルスPLCは
同図Iに示すように歌唱後パルスPAFのハイレベル期間
(歌唱前パルスPBE′のハイレベル期間を除く)に対応
してローレベルとなる。切換スイッチ20ではカラオケ
文字の歌唱前の文字部分に対応するカラオケ文字信号と
してVBが選択され、歌唱後の文字部分に対応するカラ
オケ文字信号としてVCが選択される。そのため、切換
スイッチ3よりそれぞれのフィールドで出力されるビデ
オ信号SVoutは、同図Jに示すようにクランプ処理さ
れたビデオ信号SVaに加算パルスPADに対応したカラ
オケ文字信号(歌唱前の文字部分は電圧VB、歌唱後の
文字部分は電圧VC)が付加されたものとなる。
【0037】図6における時間TDL,TDRは、それぞれ
図11における距離DL,DRに対応している。したが
って、奇数フィールドではカラオケ文字の歌唱前の文字
部分の表示位置が左眼画像位置となると共に、歌唱前の
文字部分の表示輝度が歌唱後の文字部分の表示輝度より
高くなる画像(左眼画像)を表示するビデオ信号SVou
tが出力され、一方偶数フィールドではカラオケ文字の
歌唱前の文字部分の表示位置が右眼画像位置となると共
に、歌唱前の文字部分の表示輝度が歌唱後の文字部分の
表示輝度より高くなる画像(右眼画像)を表示するビデ
オ信号SVoutが得られる。なお、奇数および偶数のフ
ィールドのビデオ信号SVoutによる左眼画像および右
眼画像では、カラオケ文字の歌唱後の文字部分は同一位
置に表示される。
【0038】例えば、ビデオ信号SVによる背景画像が
図7Aに示すようであり、文字パルスPCAによるカラオ
ケ文字画面が同図Bに示すようであるとき、奇数および
偶数のフィールドの加算パルスPADによるカラオケ文字
画面は同図CおよびDに示すようになる。つまり、歌唱
後の文字部分「あい」は奇数および偶数のフィールドで
同一位置に表示され、一方歌唱前の文字部分「うえお」
は奇数および偶数のフィールドでそれぞれ左眼画像位置
および右眼画像位置に表示される。そのため、奇数フィ
ールドのビデオ信号SVoutによるスーパーインポーズ
画像(左眼画像)は同図Eに示すようになり、偶数フィ
ールドのビデオ信号SVoutによるスーパーインポーズ
画像(右眼画像)は同図Fに示すようになる。
【0039】このスーパーインポーズ画像で、歌唱前の
文字部分「あい」の表示輝度は高く、歌唱前の文字部分
「うえお」の表示輝度は低くなる。なお、図7において
は、図面を簡単にするため文字部分を黒色で示している
が実際には白レベルで表示される。
【0040】また本例では、図8に示すように、図1の
信号処理装置の出力端子7に得られるビデオ信号SVou
tが供給されるカラー陰極線管11の前面に画像選択手
段を構成する偏光フィルタ12が配設される。この偏光
フィルタ12は、図9Bに示すように水平方向に延びる
フィルタ部12Lおよび12Rが垂直方向に交互に配さ
れてなるものである。これらフィルタ部12Lおよび1
2Rの偏光面はそれぞれ互いに直交している。フィルタ
部12Lは陰極線管11の奇数フィールド走査線(図9
Aに実線図示)に対向して設けられ、フィルタ部12R
は陰極線管11の偶数フィールド走査線(同図Aに破線
図示)に対向して設けられる(同図C参照)。
【0041】また、観察者の左眼ELおよび右眼ERの
前面には、それぞれ画像選択手段を構成する左眼用偏光
フィルタ13Lおよび右眼用偏光フィルタ13Rが配設
される。偏光フィルタ13Lの偏光面は偏光フィルタ1
2のフィルタ部12Lと同一の偏光面を有し(図9図D
参照)、偏光フィルタ13Rの偏光面は偏光フィルタ1
2のフィルタ部12Rと同一の偏光面を有するものであ
る(図9E参照)。
【0042】したがって、観察者の左眼ELには偏光フ
ィルタ12のフィルタ部12Lを通して得られる陰極線
管11の奇数フィールド走査線による像光(偏光)のみ
が偏光フィルタ13Lを通して入射され(図9F参
照)、観察者の左眼は陰極線管11の奇数フィールド走
査線による画像、すなわち左眼画像(図7C参照)のみ
を観察できる。一方、観察者の右眼ERには偏光フィル
タ12のフィルタ部12Rを通して得られる陰極線管1
1の偶数フィールド走査線による像光(偏光)のみが偏
光フィルタ13Rを通して入射され(図9G参照)、観
察者の右眼は陰極線管11の偶数フィールド走査線によ
る画像、すなわち右眼画像(図7D参照)のみを観察で
きる。
【0043】このように本例において、観察者は左眼E
Lおよび右眼ERでそれぞれ1フィールド周期毎に交互
に左眼画像および右眼画像を観察できる。上述したよう
に左眼画像はカラオケ文字の歌唱前の文字部分の表示位
置が左眼画像位置となっており、右眼画像はカラオケ文
字の歌唱前の文字部分の表示位置が右眼画像位置となっ
ている。そのため、観察者はカラオケ文字の歌唱前の部
分を画面の前方に認識できると共に、カラオケ文字の歌
唱後の文字部分を背景画像と同様に画面上に認識できる
(図10参照)。
【0044】また、カラオケ文字の歌唱前の文字部分は
高輝度で表示されると共に、その歌唱後の文字部分は低
輝度で表示される。したがって本例によれば、カラオケ
文字の歌唱前の文字部分を画面の前方に高輝度で、歌唱
後の文字部分を画面上に低輝度で認識させることがで
き、歌唱前後の境界(歌唱ポイント)を明確にできる。
【0045】また、カラオケ文字信号の歌唱前の文字部
分の電圧VBは、図5に示すように外光照度がLBからL
STまでは外光照度が高くなるにつれて大きくなる。その
ため、外光照度が高くなるにつれて歌唱前の文字部分の
コントラストが増加するため、外光照度が高くなっても
歌唱前の文字部分の認識が容易となる利益がある。ここ
で、外光照度LBは補正開始照度となり、外光照度LST
は補正最大照度となる。
【0046】補正開始照度LBは電圧調整器23でもっ
てクリップ電圧VBを調整することで可変できる。この
補正開始照度LBは、例えば陰極線管に外光LIが入射
し、その反射光LRの影響で画像の文字部分が認識しに
くくなる最小外光照度に設定されることになる。
【0047】なお、上述せずも、図1の信号処理装置の
キャラクタメモリ8に制御信号SCを供給してメモリ8
より出力される歌唱前パルスPBE′をアンド回路15よ
り出力される歌唱前パルスPBEと同一のものとできる。
この場合には、切換スイッチ3より出力されるビデオ信
号SVoutによって図15の例と同様のスーパーインポ
ーズ画面を表示することができる。
【0048】また、上述実施例においては、カラオケ文
字の歌唱前の文字部分が画面の前方に認識できるように
したものであるが、カラオケ文字の歌唱前の文字部分が
画面の後方に認識されるものも同様に構成できる。図1
4は、その場合の立体視像の原理を示すものであり、図
11と対応する部分には同一符号を付して示している。
基準面RFからdだけ離れた位置にある観察者の視点よ
り基準面RFの後方にdだけ離れた位置の空中物体OB
を見た場合を考える。左眼ELから見える基準面RFで
の像面は観察者からみて基準面RFの右端からDLの位
置より幅WLとなる。また、右眼ERから見える基準面
RFでの像面は観察者からみて基準面RFの右端からD
Rの位置より幅WRとなる。よって、観察者の左眼EL
で基準面RFに幅WLの左眼画像を観察でき、観察者の
右眼ERで基準面RFに幅WRの右眼画像を観察できれ
ば、基準面RFから後方にdだけ離れた位置に空中物体
OBを認識できることになる。
【0049】また、上述実施例においては、カラオケ文
字の歌唱前の文字部分が画面の前方に認識できるように
したものであるが、カラオケ文字の歌唱後の文字部分を
画面の前方または後方に認識できるものも同様に構成で
きる。
【0050】また、上述実施例においては、カラオケ文
字の歌唱前の文字部分を高輝度で表示すると共に、その
歌唱後の文字部分を低輝度で表示するものを示したが、
この逆に歌唱後の文字部分を高輝度で表示すると共に、
歌唱前の文字部分を低輝度で表示することもできる。
【0051】また、上述実施例においては、背景画像に
カラオケ文字をスーパーインポーズする例を示したが、
この発明は背景画像にその他の文字をスーパーインポー
ズする場合にも同様に適用でき、その文字の一部が画面
の前方または後方に認識されると共に、文字の一部およ
び他部で表示輝度が異なるようにできる。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、文字の一部の表示位
置が左眼および右眼の画像位置にある画像(文字の一部
と他部の表示輝度が異なる)を得ると共に、それぞれの
画像を選択的に取り出すことができ、それぞれの画像を
左眼および右眼で観察することにより画面の前方または
後方に文字の一部が認識されると共に、この文字の一部
が他部の表示輝度と異なって認識されるため、背景画像
に対して文字の一部が強調され、ユーザの認識が容易と
なる等の効果がある。例えば、文字がカラオケ文字の場
合には、歌唱前の文字部分を画面の前方または後方に高
輝度で、歌唱後の文字部分を画面上に低輝度で認識させ
ることができ、歌唱前後の境界(歌唱ポイント)を明確
とできる。
【0053】また、外光の照度に応じて文字の一部の表
示輝度が調整されるため、外光の照度が高くなるにつれ
て文字の一部のコントラストが上がり、外光の照度が高
くなっても画面上に表示される文字の一部の認識が容易
となる等の効果がある。例えば、文字がカラオケ文字の
場合には、外光の照度が高くなる程歌唱前の文字部分の
表示輝度が高くなり、外光の照度が高くなっても反射光
に影響されずにカラオケ文字の歌唱前の文字部分を容易
に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像表示装置の一実施例の信号
処理装置を示すブロック図である。
【図2】光量センサ、照度補正回路の出力信号を示す図
である。
【図3】基準キャラクタ輝度調整回路の出力信号を示す
図である。
【図4】補正アンプの動作を説明するための図である。
【図5】補正アンプの出力信号を示す図である。
【図6】図1の例の信号処理を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図7】図1の例の信号処理装置より出力されるビデオ
信号による文字スーパーインポーズ画面を示す図であ
る。
【図8】この発明に係る画像表示装置の一実施例におけ
る左眼画像、右眼画像の選択手段を示す図である。
【図9】図8の例の画像選択手段を説明するための図で
ある。
【図10】カラオケ文字の認識位置を示す図である。
【図11】立体視像の原理を説明するための図である。
【図12】図11の例の基準面における左眼画像および
右眼画像の一例を示す図である。
【図13】残像効果による左眼画像および右眼画像の交
互観察を説明するための図である。
【図14】立体視像の原理を説明するための図である。
【図15】従来の画像表示装置の信号処理装置の一例を
示すブロック図である。
【図16】図15の例の信号処理を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図17】図15の例の信号処理装置より出力されるビ
デオ信号による文字スーポーインポーズ画面を示す図で
ある。
【図18】陰極線管の表示画面からの像光と外光の反射
光の関係を示す図である。
【符号の説明】
1,4 入力端子 2 ビデオクランプ回路 3,20 切換スイッチ 5 文字信号発生器 6 同期分離回路 7 出力端子 8 キャラクタメモリ 9 メモリコントローラ 11 カラー陰極線管 12 偏光フィルタ 12L,12R フィルタ部 13L 左眼用偏光フィルタ 13R 右眼用偏光フィルタ 15 アンド回路 16,19 インバータ 17,18 オア回路 21 光量センサ 22 照度補正回路 23,25,27 電圧調整器 24 基準キャラクタ輝度調整回路 26 補正アンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字が画面の前方または後方に認識され
    るための左眼および右眼の画像位置に文字の一部の表示
    位置を所定周期毎に交互に移動させる表示位置移動手段
    と、 上記文字の一部と他部の表示輝度を異ならせる表示状態
    制御手段と、 外光の照度を検出する照度検出手段と、 上記文字の一部の表示輝度を上記照度検出手段の検出出
    力に基づいて調整する輝度調整手段と、 上記文字の一部の表示位置が左眼および右眼の画像位置
    にある画像を選択的に取り出す画像選択手段とを備える
    ことを特徴とする画像表示装置。
JP5127210A 1993-05-28 1993-05-28 画像表示装置 Pending JPH06339154A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011053345A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Daiichikosho Co Ltd 歌詞文字の立体表示機能を有するカラオケシステム
JP2011053344A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Daiichikosho Co Ltd 歌詞文字の立体表示機能を有するカラオケシステム

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JP2011053345A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Daiichikosho Co Ltd 歌詞文字の立体表示機能を有するカラオケシステム
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